JP3170785U - 段ボール箱 - Google Patents

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歩 待場
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Abstract

【課題】梱包形態から陳列ケース形態へ簡便に変形させることができ、かつ商品の高い陳列効果及び取り出し性能を有する段ボール箱を提供する。
【解決手段】対向する前壁2及び後壁3並びに対向する左右一対の側壁4を有する四角筒状部と、上記前壁及び後壁の各上端縁から延出する一対の上側外フラップ5a,5bと、上記各側壁の各上端縁から延出する一対の上側内フラップ6とを備えて段ボール箱1を形成する。さらに、上記前壁2が、前記前壁における上端縁の少なくとも一部を含む領域と前壁2の上端縁から延出する上側外フラップ5a,5bとからなる部分を切離可能域12とする破断誘導線10を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、段ボール箱に関するものである。
商品輸送用の段ボール箱は、商品の輸送から陳列までの間、複数の商品をまとめて収容する容器等として用いられる。段ボール箱は、あらかじめ下側のフラップを折り込んで底部を形成した状態で、箱内部に商品等を収納した後、一対の上側内フラップと一対の上側外フラップとを順次折り込み、外フラップ同士の突き合わせ部分から左右の側壁にかけて粘着テープ等を貼着することによって封緘するのが一般的である。
このような段ボール箱は商品の輸送後に開封され、梱包されていた商品がこの段ボール箱から取り出される。取り出された商品は陳列用の棚やケースに陳列され、販売に供される。この段ボール箱からの商品の取り出し及び棚やケースへの陳列からなる商品陳列作業を簡便にするために、商品を梱包した段ボール箱をそのまま陳列用のケースとして用いることができる段ボール箱が発案されている(特開平10−129654号公報参照)。この段ボール箱は、前壁、側壁等の一部を折りたたんだりすることによって、商品が梱包された梱包形態から商品が陳列された陳列ケース形態へ変形するものである。
しかしながら、この段ボール箱においては、梱包形態から陳列ケース形態へと変形させる際に、前壁、左右一対の側壁、後壁、これらから延伸されたフラップ等をそれぞれ折りたたむ必要がある。そのため、梱包形態から陳列ケース形態へ変形させる際の手間が大きく、段ボール箱の周囲に作業スペースが必要となる。また、この段ボール箱を形成する段ボールシートの形状も複雑となる。
特開平10−129654号公報
本考案はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、梱包形態から陳列ケース形態へ簡便に変形させることができ、かつ商品の高い陳列効果及び取り出し性能を有する段ボール箱の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた考案は、
対向する前壁及び後壁並びに対向する左右一対の側壁を有する四角筒状部と、
上記前壁及び後壁の各上端縁から延出する一対の上側外フラップと、
上記各側壁の各上端縁から延出する一対の上側内フラップと
を備える段ボール箱であって、
上記前壁が、この前壁における上端縁の少なくとも一部を含む領域と前壁の上端縁から延出する上側外フラップとからなる部分を切離可能域とする破断誘導線を有することを特徴とする。
当該段ボール箱は、前壁が、この前壁における上端縁の少なくとも一部を含む領域と前壁の上端縁から延出する上側外フラップとからなる部分を切離可能域とする破断誘導線を有するため、この破断誘導線に沿って上記切離可能域を分離することができる。そのため、当該段ボール箱によれば、上記切離可能域の分離等の簡便な作業の組合せで梱包形態から陳列ケース形態へ変形させることができ、またこの変形作業に必要なスペースも小さくすることができる。
また、当該段ボール箱は、分離され展開された切離可能域に販売促進のための商品説明等を掲示することによって、この切離可能域をディスプレイ面として利用でき、商品の陳列効果を向上させることができる。
さらに、当該段ボール箱は、上記破断誘導線を有する点以外は通常使用される段ボール箱と同様の構造を有する。そのため、当該段ボール箱を形成する段ボールシートの加工が容易であり、製造コストに優れる。また、梱包形態から陳列ケース形態に変形時に箱本体から分離廃棄される部分が無く、廃棄物を生じさせない。
上記破断誘導線が、前壁の上端縁の両端を端とした弧状であるとよい。このように破断誘導線が、前壁の上端縁の両端を端とした弧状であることによって、切離可能域を前壁から容易に分離することができる。また、切離可能域の分離後の当該段ボール箱に格納された商品の陳列効果及び取り出し性能を向上させることができる。
上記破断誘導線が、中央部に前壁の上端側に凸となる湾曲部を有し、上記前壁が、破断誘導線の中点を端点とし、前壁の側縁と平行でかつ下方に形成される切込線を有するとよい。このように破断誘導線が、中央部に前壁の上端側に凸となる湾曲部を有し、前壁が、破断誘導線の中央部を端点とし、前壁の側縁と平行でかつ下方に形成される切込線を有することによって、この切込線を指で押し込むことで切離可能域を指で掴むための孔部分を作ることができ、破断誘導線を容易に破断させることができる。結果として、上記前壁から切離可能域を容易に分離させることができる。
上記前壁が、上記切込線の下端を中点とし、この切込線と垂直に形成される補助切込線をさらに有するとよい。このように前壁が、上記切込線の下端を中点とし、この切込線と垂直に形成される補助切込線をさらに有することによって、上記切込線を指で押し込む際に、この押し込み力によって、前壁が上記切込線の下端から破断することを防止することができる。
上記上側内フラップの前壁側の側縁が、後壁側への傾斜部を有しているとよい。このように上側内フラップの前壁側の側縁が、後壁側への傾斜部を有していることによって、当該段ボール箱で陳列される商品の視認性を高めて陳列効果を向上させることができる。また、当該段ボール箱の商品取り出し性能も向上させることができる。
なお、本考案において、「破断誘導線」とは、所定の形状に沿って破断されるように切れ目が設けられた線をいい、例えば、ミシン目状の線(切断されている部分とされていない部分が交互に繰り返される線)や、層状構造段ボールシートにおいてライナや中芯などの一部の層のみを切断した線等を挙げることができる。また、「切込線」とは、段ボールシートの表面から裏面まで貫通した線をいい、層状構造段ボールシートにおいては全ての層を切断した線である。
以上説明したように、本考案の段ボール箱は、梱包形態から陳列ケース形態へ簡便に変形させることができ、かつ商品の高い陳列効果及び取り出し性能を有する。
本考案の一実施形態に係る段ボール箱を示す展開図である。 図1の段ボール箱の梱包形態を示す斜視図である。 図1の段ボール箱の陳列ケース形態を示す斜視図である。 図1の段ボール箱の押込部分を示す平面図である。 図1の段ボール箱の変形手順を示す第一の参考図である。 図1の段ボール箱の変形手順を示す第二の参考図である。 図1の段ボール箱の変形手順を示す第三の参考図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施形態を詳説する。
図1及び図2の段ボール箱1は、対向する前壁2及び後壁3並びに対向する左右一対の側壁4を有する四角筒状部と、上記前壁2及び後壁3の各上端縁から延出する一対の上側外フラップ5a及び5bと、上記左右一対の側壁4の各上端縁から延出する一対の上側内フラップ6と、前壁2及び後壁3の各下端縁から延出する一対の下側外フラップ7と、左右一対の側壁4の各下端縁から延出する一対の下側内フラップ8とを備えている。
この段ボール箱1は、封緘状態で直方体形状に形成され、均一な厚さの一枚の段ボールシートを用いて形成される。当該段ボール箱1のサイズとしては特に限定されず、内容物である商品の大きさ等を考慮して適宜設定される。なお、図1の段ボール箱1の展開図中の細線は折り目を示しており、これらの折り目には折り曲げを容易にする罫線加工が施されていることが好ましい。
前壁2及び後壁3は、同型及び同サイズの矩形形状を有している。一対の側壁4も同型及び同サイズの矩形形状を有している。また、前壁2、後壁3及び一対の側壁4は等しい高さに形成されており、これらによって、直方体形状を有する四角筒状部が形成される。
上記前壁2は、一対の側縁のうち側壁4と接していない側の側縁に糊代部9を備えている。当該段ボール箱1は、この糊代部9を有することで、四角筒状部を形成する際に、当該糊代部9をもう一方の側壁4の側縁と前壁2の側縁が接するように側壁4の内面に接着させることにより、四角筒状部を筒状に固定することができる。
当該段ボール箱1は、四角筒状部を形成した後、下側内フラップ8を四角筒状部の内側に直角に折り込み、続けて下側外フラップ7を四角筒状部の内側に直角に折り込むことで底部を完成させることができる。この際、下側外フラップ7の先端縁同士が突き合わされ、この突き合わせ部分から両側壁4の下部にかけて粘着テープTを貼着させることにより段ボール箱1の底部が固定される。
段ボール箱1を形成する段ボールシートとしては、強度の高さ及び加工成形の容易さの観点から、波形に形成された中芯、この中芯の表面側に積層される表ライナ及び裏面側に積層される裏ライナを備える両面段ボールが用いられている。
当該段ボール箱1は、前壁2が破断誘導線10を有しており、この破断誘導線10と前壁2の上端縁とで囲まれた上部2a及び前壁2の上端縁から延出する上側外フラップ5aからなる切離可能域12を有している。この破断誘導線10は、前壁2上に、前壁2の上端縁の両端を端とし、前壁2の下端側に凸となる弧状に形成されている。
当該段ボール箱1によれば、上述のように、破断誘導線10が前壁2の上端縁の両端を端とし、前壁2の下端側に凸となる弧状であるため、切離可能域12が分離された陳列ケース形態において、残された前壁2の上端縁が下端側に凸となる弧状となるため、段ボール箱1の内部に格納されている商品の視認性が向上する。また、格納されている商品を取り出す時に商品を掴みやすくできるため、段ボール箱1の商品取り出し性能を向上させることができる。
上記破断誘導線10の形状としては、前壁2の中心点を通り側縁と平行な直線に対して略対称となる弧状が好ましい。さらに、格納されている商品が板状であり、当該段ボール箱1の底部から重ねて格納されている場合には、破断誘導線10の中点は前壁2の中心点よりも下側にあることが好ましい。破断誘導線10をこのような形状とすることで、段ボール箱1内の商品の数が減少した場合にも、商品を前壁2側から掴んで取り出すことができ、段ボール箱1の商品の取り出し性能を向上させることができる。また、格納されている商品が筒状や直方体形状であり、起立した状態で格納されている場合には、この破断誘導線10の中点は前壁2の中心点と略一致することが好ましい。破断誘導線10をこのような形状とすることで、商品の視認部を大きくしつつ、商品が転倒することを防止することができ、陳列効果を向上させることができる。
また、当該段ボール箱1は、前壁2に、破断誘導線10の中点を端点とし、前壁の側縁と平行でかつ下方に形成される切込線L1と、この切込線L1の下端を中点とし、この切込線L1と垂直に形成される補助切込線L2とからなる押込部分11を有している(図4参照)。
さらに、当該段ボール箱1は、上記破断誘導線10が中央部に前壁2の上端側に凸となる湾曲部10aを有している。この湾曲部10aは、具体的には円弧の一部であり、上記押込部分11を指で押す際に指先がフィットする形状を有する。
当該段ボール箱1によれば、上述のように、破断誘導線10の中点を端点とし、前壁の側縁と平行でかつ下方に形成される切込線L1と、この切込線L1の下端を中点とし、この切込線L1と垂直に形成される補助切込線L2とからなる押込部分11を有しているため、破断誘導線10の破断を容易に行うことができる。すなわち、上記押込部分12を指で押し込むと、この押込部分11を構成する切込線L1によって、大きな力を要せずに押込部分11が段ボール箱1の内側に押し込まれ、押込部分11が内側に押し込まれてできた孔部分から切離可能域12を掴むことができる。そして、破断誘導線10が前壁2の下端側に凸となる弧状を有するため、破断誘導線10の中央付近にできた上記孔部分によって切離可能域12を指で掴み、当該段ボール箱1の底部と水平になるように上方に持ち上げることによって、破断誘導線10が容易に破断することができ、切離可能域12を前壁2から分離することができる。
また、上述の切離可能域12の分離の際には、上述のように、上記破断誘導線10が中央部に前壁2の上端側に凸となる湾曲部10aを有するため、押込部分11を指で押しやすくすることができ、指先を切るなどの怪我を防止することができる。また、押込部分11の押し込み後に切離可能域12を指で掴みやすくすることができ、切離可能域12を容易に分離することができる。
さらに、補助切込線L2によって、押込部分11を指で押した時に、この押し込み力によって切込線L1の下端から前壁2が破断することを防止することができる。結果として、前壁2の破断による当該段ボール箱1の陳列効果の低下を防止することができる。
また、当該段ボール箱1によれば、切離可能域12を段ボール箱1の内側に押し込むことなく分離することができるため、段ボール箱1の容積全体に商品が充填されている状態でも切離可能域12を分離でき、かつ商品の傷付きも防止することができる。
上記押込部分11を構成する切込線L1の長さとしては、1cm以上3cm以下が好ましい。切込線L1の長さが上記範囲よりも小さいと、押込部11を指で押し込みにくくなるおそれがあり、また押し込み後に切離可能域12を掴みにくくなるおそれがある。逆に、切込線L1の長さが上記範囲よりも大きいと、陳列ケース状態における当該段ボール箱1の意匠的効果が低下し、商品の陳列効果を低下させるおそれがある。
同じく上記押込部分11を構成する補助切込線L2の長さとしては、3mm以上1cm以下が好ましい。補助切込線L2の長さが上記範囲よりも小さいと、切込線L1の下端から前壁2が破断することを防止することができないおそれがある。逆に、補助切込線L2の長さが上記範囲よりも大きいと、陳列ケース状態における当該段ボール箱1の意匠的効果が低下し、商品の陳列効果を低下させるおそれがあり、また前壁2の強度が低下するおそれがある。
さらに、当該段ボール箱1は、左右一対の側壁4の各上端縁から延出した一対の上側内フラップ6が、前壁側の側縁に後壁側への傾斜部13をそれぞれ有している。
当該段ボール箱1によれば、上述のように、左右一対の側壁4の各上端縁から延出した一対の上側内フラップ6が、前壁側の側縁に後壁側への傾斜部13をそれぞれ有しているため、陳列ケース形態においてこの上側内フラップ6が段ボール箱1の底部に対して起立された状態において、格納されている商品を視認することができる当該段ボール箱1の周囲範囲を大きくすることができる。また、側壁方向へ商品を取り出す場合に、商品が取り出しやすくなり、商品が上側内フラップ6に接触した際の商品の傷付きを防止することができる。
上記傾斜部13の形状としては、例えば、上記上側内フラップ6の前壁2側の側縁上で、側壁4の上端縁から約2分の1の位置の点と、上端縁上で、前壁2側の側縁から約3分の1の位置の点とを結ぶ形状とすることができる。この上側内フラップ6の前壁2側の側縁及び上端縁と、傾斜部13との接続部はそれぞれ滑らかな曲線とすることが好ましい。傾斜部13をこのような形状とすることで、上述のように、当該段ボール箱1の商品の陳列効果を向上させつつ商品の取り出し性能を向上させることができるとともに、陳列ケース状態で段ボール箱1の内側に折り返された切離可能域12が開かないようにこの上側内フラップ6で押さえることができる。
次に、当該段ボール箱1の使用方法について説明する。
当該段ボール箱1は、通常の段ボール箱と同様に、あらかじめ底部を形成した状態で商品を格納後、上側外フラップ5a及び5bと左右一対の側壁4の各上端縁から延出した一対の上側内フラップ6とを順次折り込み、この上側外フラップ5a及び5bの突き合わせ部分から左右一対の側壁4にかけて粘着テープTを貼着することによって封緘される。当該段ボール箱1は、前壁2に上記破断誘導線10及び押込部分11を有することによって、この梱包形態から陳列ケース形態へ、以下の手順で変形させることができる。
まず、上側外フラップ5a及び5bの突き合わせ部分を貼着している粘着テープTの左右一対の側壁4にかかる部分をカッター等を用いて上端縁に沿って切断する。次に、図5に示すように、押込部分11を指で押し、押込部分11を段ボール箱1の内部方向に押し込む。その後、押込部分11が内側に押し込まれてできた孔部分を指で掴み、切離可能域12を当該段ボール箱1の底部と水平になるように上方に持ち上げることによって破断誘導線10を破断し、切離可能域12を前壁2から分離する。そして、図6に示すように、切離可能域12及び後壁3から延出した上側外フラップ5bからなる上蓋部14を段ボール箱1の底部に対して上方に起立させる。続けて、左右一対の側壁4の各上端縁から延出した一対の上側内フラップ6を段ボール箱1の外側にそれぞれ開く。その後、図7に示すように、上蓋部14の粘着テープTで接合された上側外フラップ5aと5bの突き合わせ部分を折り線として切離可能域10を前壁2側に180度に折り返す。最後に、外側に開いた左右の上側内フラップ6を段ボール箱1の底部と垂直な角度より段ボール箱1の内側に若干傾けてそれぞれ起立させることで、折り返した切離可能域12が前壁2側に開くことを防止するストッパーを構成する。
当該段ボール箱1は、上述の通り、簡便な作業の組合せで梱包形態から陳列ケース形態へ変形させることができ、またこの変形作業に必要なスペースも小さくすることができる。特に、段ボール箱1の後方(後壁3の後側)に作業スペースを要しないため、スペースの限られる店舗内の通路や倉庫等でも容易に変形作業を行うことができる。加えて、変形時に廃棄される部位が発生しないため、変形作業時の廃棄物処理の手間も削減される。
また、当該段ボール箱1は、折り返した切離可能域12の前壁2側を向いた面に販売促進のための商品説明等を掲示することによって、商品の陳列効果を向上させることができる。
さらに、当該段ボール箱1は、図1の展開図に示すように、上記破断誘導線10、押込部分11、上側内フラップ6の傾斜部13を有する点以外は通常使用される段ボール箱と同様の構造を有する。そのため、当該段ボール箱を形成する段ボールシートの加工が容易であり、製造コストに優れる。
なお、本考案の段ボール箱は上記実施形態に限定されるものではなく、破断誘導線10は直線状であってもよい。例えば、破断誘導線10を、前壁2の左右の側縁上に両端を有し、上端縁及び下端縁に平行な水平線部と、この水平線部の両端から左右の側縁上を上端縁に向かって延伸する鉛直線部とから構成された形状としてもよい。
また、上記押込部分11が、破断誘導線10から延伸する切込線L1を複数有していてもよい。例えば、破断誘導線10の中点から前壁2の下端側に向かって放射状に形成される複数の切込線L1を有していてもよいし、破断誘導線10上の中央付近の複数の点から延伸される互いに平行な複数の切込線L1を有していてもよい。
以上のように、本考案の段ボール箱は、梱包形態から陳列ケース形態へ簡便に変形させることができ、かつ商品の高い陳列効果及び取り出し性能を有する。そのため、商品の梱包兼陳列用段ボール箱として好適に用いることができる。
1 段ボール箱
2 前壁
2a 上部
3 後壁
4 側壁
5a、5b 上側外フラップ
6 上側内フラップ
7 下側外フラップ
8 下側内フラップ
9 糊代部
10 破断誘導線
10a 湾曲部
11 押込部分
12 切離可能域
13 傾斜部
14 上蓋部
L1 切込線
L2 補助切込線
T 粘着テープ

Claims (5)

  1. 対向する前壁及び後壁並びに対向する左右一対の側壁を有する四角筒状部と、
    上記前壁及び後壁の各上端縁から延出する一対の上側外フラップと、
    上記各側壁の各上端縁から延出する一対の上側内フラップと
    を備える段ボール箱であって、
    上記前壁が、この前壁における上端縁の少なくとも一部を含む領域と前壁の上端縁から延出する上側外フラップとからなる部分を切離可能域とする破断誘導線を有することを特徴とする段ボール箱。
  2. 上記破断誘導線が、前壁の上端縁の両端を端とした弧状である請求項1に記載の段ボール箱。
  3. 上記破断誘導線が、中央部に前壁の上端側に凸となる湾曲部を有し、
    上記前壁が、破断誘導線の中点を端点とし、前壁の側縁と平行でかつ下方に形成される切込線を有する請求項1又は請求項2に記載の段ボール箱。
  4. 上記前壁が、上記切込線の下端を中点とし、この切込線と垂直に形成される補助切込線をさらに有する請求項3に記載の段ボール箱。
  5. 上記一対の上側内フラップの前壁側の側縁が、後壁側への傾斜部を有している請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の段ボール箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017105537A (ja) * 2015-11-27 2017-06-15 アステラス製薬株式会社 医薬品包装用箱

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