JP3176475U - 段ボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包形態から陳列ケース形態へ簡便に変形させることができ、かつ高い強度を有する段ボール箱を提供する。
【解決手段】対向する天面板及び底面板並びに対向する一対の側壁を有する四角筒状部と、上記天面板の各端縁から延出する一対の上側外フラップと、上記底面板の各端縁から延出する一対の下側外フラップと、上記各側壁の各端縁から延出する二対の内フラップとを備える段ボール箱であって、一方の上記上側外フラップの先端縁上に始点、他方の上側外フラップの先端縁上に終点を有し、上記側壁と略平行に形成される2本の第一破断誘導線10と、上記天面板の側縁上に形成される2本の第二破断誘導線11と、上記2本の第一破断誘導線に挟まれる部分よりも外側の上記天面板の端縁上に形成される4本の第三破断誘導線12とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、段ボール箱に関する。
商品輸送用の段ボール箱は、商品の輸送から陳列までの間、複数の商品をまとめて収容する容器として用いられる。このような商品を収容する段ボール箱には、JIS−Z1507のコード番号0410に分類されるいわゆるラップラウンド型段ボール箱がある。このラップラウンド型段ボール箱は、段ボール箱の組み立てと製品の梱包とを同時に行うことができるため商品輸送用によく用いられている。
商品輸送用の段ボール箱は輸送後に開封され、梱包されていた商品が段ボール箱から取り出される。取り出された商品は陳列用の棚やケースに陳列され、販売に供される。この段ボール箱からの商品の取り出し及び棚やケースへの陳列からなる商品陳列作業を簡便にするために、商品を梱包した段ボール箱をそのまま陳列用のケースとして用いることができるラップラウンド型段ボール箱が発案されている(特開平10−53242号公報参照)。この段ボール箱は、筒状部を形成する糊代部分を引き剥がすことによって、商品が梱包された梱包形態から商品が陳列された陳列ケース形態へ変形するものである。
しかしながら、上記ラップラウンド型段ボール箱においては、梱包形態から陳列ケース形態へと変形させる際に糊代部分を引き剥がす必要があることから、糊代部分の接着強度を低くする必要がある。そのため、段ボール箱の強度が低下し、重量物の梱包や商品を梱包した段ボール箱の積み重ね等に制限が生じる。一方で、段ボール箱の強度を保つために接着強度を十分に持たせると、糊代部分の引き剥がしが困難となるため、開封作業が容易ではなくなる。
特開平10−53242号公報
本考案はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、梱包形態から陳列ケース形態へ簡便に変形させることができ、かつ高い強度を有する段ボール箱の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた考案は、
対向する天面板及び底面板並びに対向する一対の側壁を有する四角筒状部と、
上記天面板の各端縁から延出する一対の上側外フラップと、
上記底面板の各端縁から延出する一対の下側外フラップと、
上記各側壁の各端縁から延出する二対の内フラップと
を備える段ボール箱であって、
一方の上記上側外フラップの先端縁上に始点、他方の上側外フラップの先端縁上に終点を有し、上記側壁と略平行に形成される2本の第一破断誘導線と、
上記天面板の側縁上に形成される2本の第二破断誘導線と、
上記2本の第一破断誘導線に挟まれる部分よりも外側の上記天面板の端縁上に形成される4本の第三破断誘導線と
を備えることを特徴とする。
当該段ボール箱は、一方の上側外フラップから他方の上側外フラップまで到達する2本の第一破断誘導線で挟まれた第一切離可能域と、この第一破断誘導線と上記第二破断誘導線と上記第三破断誘導線とで囲まれた2つの第二切離可能域とを有する。当該段ボール箱の天面板は第一切離可能域の一部と、2つの第二切離可能域から構成される。そのため、破断線を破断して第一切離可能域及び第二切離可能域を段ボール箱本体から切離することで、当該段ボール箱を梱包形態から天面板が開放された陳列ケース形態へ容易かつ確実に変形させることができる。また、当該段ボール箱は、陳列ケース形態において側壁及び下側外フラップが梱包形態と同じ状態で商品を囲繞しているため、開封後の商品の落下や位置ずれ等を防止することができる。
さらに、当該段ボール箱は、上記破断誘導線を有する点以外は通常使用されるラップラウンド型段ボール箱と同様の構造を有し、開封用のティアテープ等を備える必要がない。そのため、当該段ボール箱を形成する段ボールシートの加工が容易であり、かつ製造コストに優れる。また、通常のラップラウンド型段ボール箱と同等の強度を維持することができる。
上記第一破断誘導線が上記内フラップに重ならないとよい。このように第一破断誘導線が内フラップに重ならない、つまり、第一破断誘導線で挟まれた第一切離可能域が内フラップに重ならないようにすることによって、商品梱包時(段ボール箱組立時)に上側外フラップの全面を内フラップと接着させることができる。そのため、当該段ボール箱の強度を向上させることができる。
一方の上記第一破断誘導線と一方の上記側壁との距離と、他方の上記第一破断誘導線と他方の上記側壁との距離とが略等しいとよい。このように2本の第一破断誘導線の側壁からの距離を略等しくすることによって、第一破断誘導線で挟まれた第一切離可能域が当該段ボール箱の重心上を通り、かつ、第一切離可能域が左右(破断方向と垂直な方向)に対称な形状となるため、安定して第一切離可能域を切離することができる。結果として、当該段ボール箱の開封作業をさらに容易かつ確実にすることができる。
上記第一破断誘導線が、ミシン目加工及びハーフカット加工がされている易破断部分とミシン目加工のみがされている通常破断部分とからなるとよい。このように第一破断誘導線の一部をハーフカット加工することで、当該段ボール箱の強度を一定としたまま、第一破断誘導線の破断を容易にすることができる。結果として、当該段ボール箱の開封作業をさらに容易かつ確実にすることができる。
上記通常破断部分が、上記天面板の対角線上付近に形成されているとよい。このように天面板の対角線上を通常破断部分としてハーフカット加工を行わないことによって、天面板の対角線近傍域の強度の低下が防止されるため、天面板の耐圧を維持することができる。その結果、第一破断誘導線の破断を容易にしつつ、当該段ボール箱の強度を維持することができる。
上記上側外フラップ及び下側外フラップが略方形で、上側外フラップ又は下側外フラップの一方の端縁の中央部に切欠部を有するとよい。このように外フラップを略方形とすることで、外フラップと内フラップとを接着する面積が最大になるため、当該段ボール箱の強度を向上させることができる。また、いずれかの外フラップの一方の端縁に切欠部を形成することによって、上記第一切離可能域の切離をさらに容易かつ確実にすることができる。
なお、「上側外フラップの先端縁」とは、上側外フラップの天面板と接続される端縁と反対側の端縁を意味する。また、「破断誘導線」とは、所定の形状に沿って破断されるように切れ目が設けられた線をいい、例えば、ミシン目状の線(切断されている部分とされていない部分が交互に繰り返される線)等を挙げることができる。また、「ハーフカット加工」とは、層状構造段ボールシートにおいてライナや中芯などの一部の層のみを切断する加工をいう。
以上説明したように、本考案の段ボール箱は、梱包形態から陳列ケース形態へ簡便に変形させることができ、かつ高い強度を有する。
本考案の一実施形態に係る段ボール箱を示す展開図である。 図1の段ボール箱の梱包形態を示す斜視図である。 図1の段ボール箱の陳列ケース形態を示す斜視図である。 図1の段ボール箱の変形手順を示す第一の参考図である。 図1の段ボール箱の変形手順を示す第二の参考図である。 図1の段ボール箱の変形手順を示す第三の参考図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施形態を詳説する。
図1及び図2の段ボール箱1は、対向する天面板2及び底面板3並びに対向する左右一対の側壁4a、4bを有する四角筒状部と、上記天面板2の各端縁から延出する上側外フラップ5と、上記底面板3の各端縁から延出する下側外フラップ6と、上記各側壁4a、4bの各端縁から延出する二対の内フラップ7とを備えている。
この段ボール箱1は、封緘状態で直方体形状に形成され、均一な厚さの一枚の段ボールシートを用いて形成される。当該段ボール箱1のサイズとしては特に限定されず、内容物である商品の大きさ等を考慮して適宜設定される。なお、図1の段ボール箱1の展開図中の細線は折り目を示しており、これらの折り目には折り曲げを容易にする罫線加工が施されていることが好ましい。
天面板2及び底面板3は、同型及び同サイズの矩形形状を有している。一対の側壁4a、4bも同型及び同サイズの矩形形状を有している。また、天面板2、底面板3及び一対の側壁4a、4bは一方向の長さが等しく、これらの面壁によって直方体形状を有する四角筒状部が形成される。
上記天面板2は、一方の側縁に側壁4aが接続され、この側壁4aが接続された側と反対側の側縁に糊代部8が接続されている。また、上記底面板3の側縁には、側壁4a、4bが接続されている。当該段ボール箱1は、底面板3のみに接続されている側壁4bと天面板2とが接するように、糊代部8を底面板3のみに接続された側壁4bの内面又は外面に接着させることにより、四角筒状部を筒状に固定することができる。
当該段ボール箱1は、四角筒状部を形成した後、4つの内フラップ7を四角筒状部の内側に向かって略直角に折り込み、2つの上側外フラップ5及び2つの下側外フラップ6を内フラップ7に重なるようにそれぞれ四角筒状部の内側に向かって略直角に折り込むことで、2つの対面する側面部を形成することができる。この際、上側外フラップ5及び下側外フラップ6の内面を内フラップ7の外面に接着剤等で接着することによって、側面部が固定され、当該段ボール箱1の梱包状態が完成する。
上記各フラップは略方形に形成されている。また、上側外フラップ5及び下側外フラップ6の高さ(箱状態における上下方向長さ)は、内フラップ7の幅(箱状態における横方向長さ)の略半分であり、箱状態において上側外フラップ5の端縁と下側外フラップ6の端縁とを突き合わせて略隙間が生じないようにこれらのフラップは固定される。
当該段ボール箱1で商品Xを梱包する手順は、例えば、次のようにすることができる。まず、展開状態で底面板3の上に梱包する商品Xを載置し、天面板2、底面板3、及び側壁4a、4bの各接続辺を折り曲げ、糊代部8を底面板3のみに接続された側壁4bに接着して商品を囲繞する四角筒状部を形成する。次に、上側外フラップ5、下側外フラップ6及び内フラップ7を上述したように折り込んで側面部を形成することによって、当該段ボール箱1による商品の梱包が完成する。
段ボール箱1を形成する段ボールシートとしては、強度の高さ及び加工成形の容易さの観点から、波形に形成された中芯、この中芯の表面側に積層される表ライナ及び裏面側に積層される裏ライナを備える両面段ボールが用いられている。
当該段ボール箱1は、一方の上側外フラップ5の先端縁(箱状態において下側に位置する端縁)から他方の上側外フラップ5の先端縁までを結ぶ2本の第一破断誘導線10を備えている。この第一破断誘導線10は、展開状態において天面板2の側縁と略平行であり、箱状態において側壁4a、4bと略平行である。
第一破断誘導線10は、箱状態において内フラップ7と重ならないように、内フラップ7の端縁よりも若干中央側を通るように形成されている。そのため、2本の第一破断誘導線10に挟まれる第一切離可能域13は、内フラップ7と重なる部分を有さず、内フラップ7と接着されない。
当該段ボール箱1においては、一方の第一破断誘導線10とこれに近接する側壁4aとの距離と、他方の第一破断誘導線10とこれに近接する側壁4bとの距離とが略等しい。つまり、2本の第一破断誘導線10は、天面板2の重心からの距離が略等しくなるように形成されている。
第一破断誘導線10と第一破断誘導線10に近接する側壁4a又は4bとの距離としては、天面板2の端縁の長さ(側壁間の距離)をLとした場合に、0.15L以上0.3L以下が好ましい。第一破断誘導線10の近接する側壁4a又は4bからの距離が上記範囲未満の場合、内フラップ7と第一破断誘導線10とが重なり、第一切離可能域13の一部が内フラップ7に接着されて開封作業が容易でなくなるおそれがある。また、第一切離可能域13の切離後の上側外フラップ5の残存部分が小さくなって、当該段ボール箱1の開封後における商品の保持性能が低下するおそれがある。逆に、第一破断誘導線10の近接する側壁4a又は4bからの距離が上記範囲を超える場合、第一切離可能域13の幅が小さくなるため、第一切離可能域13の切離中に第一切離可能域13が破断して開封作業が容易に行えなくなるおそれがある。
第一破断誘導線10は、ミシン目加工及びハーフカット加工がされている易破断部分10aとミシン目加工のみがされている通常破断部分10bとからなる。具体的には、ミシン目加工とは、段ボールシートの表面から裏面に貫通した切断部(ミシン目)を一定の間隔で形成するものであり、ハーフカット加工とは、段ボールシートを構成するライナの一方をカットするものである。易破断部分10aは、ミシン目を形成し、このミシン目を繋ぐように表面又は裏面どちらかのライナをカットして形成されている。
第一破断誘導線10においては、図1に示すように、天面板2の対角線と第一破断誘導線10との交点付近の部分と、上側外フラップ5上に位置する部分が通常破断部分10bとなっている。そしてこの通常破断部分10bを除いた残りの部分は、易破断部分10aとなっている。天面板2の対角線と第一破断誘導線10との交点付近の部分における通常破断部分10bの長さとしては、例えば天面板2の側縁の長さ(上側外フラップ5間の距離)をWとした場合に、0.05W以上0.10W以下が好ましい。通常破断部分10bの長さが上記範囲未満の場合、天面板2上において易破断部分10aの占める割合が大きくなるため、天面板2の強度が低下するおそれがある。逆に、通常破断部分10bの長さが上記範囲を超える場合、第一破断誘導線10の破断の容易化が十分達成できないおそれがある。
また、当該段ボール箱1は、天面板2の側縁上に形成される2本の第二破断誘導線11を備えている。この第二破断誘導線11は、天面板2と側壁4a、4bとの接続辺及び天面板2と糊代部8との接続辺に一致し、梱包時の折り曲げ線と、開封時の破断誘導線とを兼ねている。
さらに、当該段ボール箱1は、天面板2の端縁上に部分的に形成される4本の第三破断誘導線12を備えている。この第三破断誘導線12は、天面板2において、2本の第一破断誘導線10に挟まれる第一切離可能域13よりも外側の端縁上に形成されている。このように、第三破断誘導線12は、天面板2と上側外フラップ5との接続辺の両端部に形成されており、第三破断誘導線12の長さは、第一破断誘導線10と第一破断誘導線10に近接する側壁4a又は4bとの距離に等しい。
当該段ボール箱1によれば、上述のように、2本の第一破断誘導線10で挟まれた第一切離可能域13と、第一破断誘導線10と第二破断誘導線11と2本の第三破断誘導線12とで囲まれた2つの第二切離可能域14とを有する。そのため、第一破断誘導線10を破断して第一切離可能域13を段ボール箱本体から切離し、その後左右2つの第二切離可能域14を段ボール箱本体から切離することで、当該段ボール箱を図2に示す梱包形態から、図3に示す天面板2が開放された陳列ケース形態へ容易かつ確実に変形させることができる。
なお、当該段ボール箱1は、下側外フラップ6の端縁の中央に半円状の切欠部15を有する。この切欠部15は、指を挿入可能な大きさに形成されており、第一切離可能域13の切離時に、ここに指を挿入して上側外フラップ5を把持することで第一切離可能域13をより容易に切離させることができる。
上記切欠部15の半径としては、1cm以上3cm以下が好ましい。切欠部15の半径が上記範囲未満の場合、第一切離可能域13を把持しにくくなるおそれがある。逆に、切欠部15の半径が上記範囲を超える場合、当該段ボール箱1の強度が低下するおそれがある。
次に、当該段ボール箱1の使用方法について説明する。
当該段ボール箱1は、上述したように通常のラップラウンド型段ボール箱と同様の方法で商品を梱包できる。当該段ボール箱1は、第一破断誘導線10、第二破断誘導線11及び第三破断誘導線12によって、梱包形態から陳列ケース形態へ、以下の手順で変形させることができる。
まず、切欠部15に指を挿入して第一切離可能域13を把持し、図4に示すように、第一切離可能域13を当該段ボール箱1の上方に持ち上げるようにして、一方の上側外フラップ5から反対側の上側外フラップ5に向かって第一破断誘導線10を破断していき、第一切離可能域13を上側外フラップ5及び天面板2から切離する。第一切離可能域13を切離した状態を図5に示す。次に、図6に示すように、2つの第二切離可能域14をそれぞれ切離して、天面板2を取り除く。これにより、商品Xが取り出し可能な図3に示す陳列ケース形態へと変形することができる。
当該段ボール箱1は、上述の通り、第一切離可能域13及び第二切離可能域14を切離することで梱包形態から陳列ケース形態へ容易かつ確実に変形させることができる。また、当該段ボール箱1は、陳列ケース形態において側壁4a、4b及び下側外フラップ6が梱包形態と同じ状態で商品を囲繞しているため、開封後の商品の落下や位置ずれ等を防止することができる。さらに、当該段ボール箱1は、図1の展開図に示すように、通常のラップラウンド型段ボールの一部(天面板2及び上側外フラップ5)に切込線を付与して得られるため、通常のラップラウンド型段ボール箱と同等の強度を維持することができる。さらに、当該段ボール箱1はティアテープ等を必要としないため製造コストにも優れる。
また、第一破断誘導線10が適切な間隔で配置された易破断部分10aと通常破断部分10bとからなるため、当該段ボール1は従来品と同等の強度を維持しながらも、開封作業をより容易に行うことができる。
なお、本考案の段ボール箱は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第三破断誘導線が易破断部分を有してもよい。第三破断誘導線の一部にハーフカット加工をすることによって、第二切離可能域の切離をより容易にすることができる。
また、切欠部は下側外フラップではなく、上側外フラップに形成されていてもよい。また、切欠部の代わりに破断誘導線で形成された半円状の押込部分を外フラップの端縁に設けてもよい。この押込部分は指で押すことによって破断誘導線で囲まれた部位が内側に押し込まれて外フラップに孔部が形成されるものであり、この孔部を把持することで第一切離可能域を切離することができる。
以上のように、本考案の段ボール箱は、梱包形態から陳列ケース形態へ簡便に変形させることができ、かつ高い強度を有する。そのため、商品の梱包兼陳列用段ボール箱として好適に用いることができる。
1 段ボール箱
2 天面板
3 底面板
4a、4b 側壁
5 上側外フラップ
6 下側外フラップ
7 内フラップ
8 糊代部
10 第一破断誘導線
10a 易破断部分
10b 通常破断部分
11 第二破断誘導線
12 第三破断誘導線
13 第一切離可能域
14 第二切離可能域
15 切欠部
X 商品

Claims (6)

  1. 対向する天面板及び底面板並びに対向する一対の側壁を有する四角筒状部と、
    上記天面板の各端縁から延出する一対の上側外フラップと、
    上記底面板の各端縁から延出する一対の下側外フラップと、
    上記各側壁の各端縁から延出する二対の内フラップと
    を備える段ボール箱であって、
    一方の上記上側外フラップの先端縁上に始点、他方の上側外フラップの先端縁上に終点を有し、上記側壁と略平行に形成される2本の第一破断誘導線と、
    上記天面板の側縁上に形成される2本の第二破断誘導線と、
    上記2本の第一破断誘導線に挟まれる部分よりも外側の上記天面板の端縁上に形成される4本の第三破断誘導線と
    を備えることを特徴とする段ボール箱。
  2. 上記第一破断誘導線が上記内フラップに重ならない請求項1に記載の段ボール箱。
  3. 一方の上記第一破断誘導線と一方の上記側壁との距離と、他方の上記第一破断誘導線と他方の上記側壁との距離とが略等しい請求項1又は請求項2に記載の段ボール箱。
  4. 上記第一破断誘導線が、ミシン目加工及びハーフカット加工がされている易破断部分とミシン目加工のみがされている通常破断部分とからなる請求項1、請求項2又は請求項3に記載の段ボール箱。
  5. 上記通常破断部分が、上記天面板の対角線上付近に形成されている請求項4に記載の段ボール箱。
  6. 上記上側外フラップ及び下側外フラップが略方形で、上側外フラップ又は下側外フラップの一方の端縁の中央部に切欠部を有する請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の段ボール箱。
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US9932142B2 (en) 2015-09-18 2018-04-03 Fujifilm Corporation Wraparound case

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