JP4875152B2

JP4875152B2 - 物品保持機能部を有するカートン

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Publication number: JP4875152B2
Application number: JP2009513168A
Authority: JP
Inventors: ファン，チャールズ，エフ．ホ; アンドレアコルトリ−ジョンソン，; ゴメス，ジャン−マニュエル
Original assignee: Graphic Packaging International LLC
Current assignee: Graphic Packaging International LLC
Priority date: 2006-05-31
Filing date: 2007-05-16
Publication date: 2012-02-15
Anticipated expiration: 2027-05-16
Also published as: EP2027039B1; CA2650939A1; WO2007142791A1; MX2008015127A; BRPI0712813A2; ATE460352T1; AU2007257367A1; US7475777B2; US20070278120A1; CN101484367B; NZ572396A; JP2009538798A; CA2650939C; CN101484367A; DE602007005254D1; EP2027039A1; AU2007257367B2

Description

重力送り取り出し機能部付きカートンは周知である。重力送り取り出し機能部は、一般的に、カートン内に保持される容器が重力作用下で、取り出し開口部の方へ前進するように、カートンの低い地点に配置される。重力送り取り出し機能部は一般的に、取り出し開口部と、カートン内に保持される容器との間の摩擦により、容器を保持し、容器がカートンから重力下で不注意に抜け出すのを防止する。しかしながら、従来の重力送りディスペンサは、ある一定の重い容器を保持するのに十分頑丈ではない場合がある。カートンの動き、またはカートン内での容器の移動により、容器が、ディスペンサの保持力に勝り、カートンの中から不注意に転がり出ることもある。

本発明の第１の実施形態によると、カートンは、第１のサイドパネルと、トップパネルと、第２のサイドパネルと、ボトムパネルと、第１のエンドパネルと、第２のエンドパネルと、少なくとも第１のエンドパネルに画定される保持構造部とを備える。保持構造部は、カートンが第１の端部で開かれて保持構造部が保持形態とされた際に、容器がカートンの取り出し開口部を通して不意に抜け出でしまうのを防止する妨害部を画定する複数のパネルを備える。

第１の実施形態の例示的な一態様によると、重力の作用によって容器を取り出し開口部に送り混むことができる。取り出し開口部にある容器は妨害部と当接することにより、容器は取り出し開口部で確実に保持される。それゆえ、カートンの動きやカートンの中身の移動によって、容器がカートンから完全に抜け出てしまうことはない。保持構造部を保持形態にするのと同時に取り出し開口部を形成することができ、カートンの第１のエンドパネルおよびサイドパネルから保持構造部を形成することにより、さらなる板紙領域を必要としない。

第１の実施形態の別の例示的な態様によると、妨害部を第１のエンドパネルから離間させていることにより、取り出し開口部にある容器のかなりの部分を取り出し開口部を通して延在させることができる。従って、取り出し開口部にある容器を容易に掴むことができ、カートンから引っぱり出すことができる。

本発明のさらに別の典型的態様によると、第２の取り出し部をカートンの第２の端部に画定することができる。カートンの第２の端部が開かれる際に、第２の取り出し開口部を使用してカートンから容器を引き抜いたり、および／またはカートンの第１の端部にある取り出し開口部の方へ容器を進ませるのを支援することができる。

本発明の実施形態の他の態様、機能、および詳細は、図面および添付の請求項とあわせて、以下の好ましい実施形態の詳細な説明を参照することによって、より完全に理解することができる。

慣例に基づき、図面の様々な機能部は、必ずしも原寸に比例して描写されるとは限らない。図面における様々な機能部および要素の寸法は、本発明の実施形態をより明確に図示するために、拡大または縮小される可能性がある。

本発明の第１の実施形態による、保持構造部を有するカートンを形成するために使用される、ブランクの平面図である。一部組み立てられた状態にある、図１のブランクを図示する。図１のブランクから組み立てられた、カートンの斜視図である。カートンの第１の端部を図示する。カートンの第２の端部の斜視図である。カートンの開口操作を図示する。カートンの開口操作を図示する。カートンの開口操作を図示する。保持形態における保持構造部を有する、取り出し形態でのカートンを図示する。第１のおよび第２の端部両方が開いている、カートンを図示する。

本発明の第１の実施形態は概して、例えば飲料、食料、および他の製品が入っている容器等の物品を保管し取り出すのに適するカートンに関する。カートンが取り出し形態にある際、カートンの中から物品が不注意に転がり出るのを防止する、保持構造部をカートンは含む。

本カートンの実施形態内に収納される物品は、花弁状(petaloid)のボトル容器、飲料缶、食料が入っている缶、ガラスまたはプラスティック製のボトル等の容器を含むことができる。本発明の範囲を限定する目的ではないが、図解のため、続く詳細な説明では、概して円柱状の金属容器が、カートン内に配列されているとして説明する。本明細書では、「側部」「端部」「底部」「下方」「上方」および「上部」という用語は、取り出す方向に設置された、完全に組み立てられたカートンに対して決定される方向を示す。

図１は、本発明の第１の実施形態による、カートン１９０（図３乃至図５に図示）を形成するために使用されるブランク８の平面図である。ブランク８の外側または印刷部側を、図１に図示する。ブランク８は、横方向の折り線３５で第１のサイドパネル４０に折り曲げ可能に接続されている第１のまたは内側ボトムパネル３０と、横方向の折り線４５で第１のサイドパネル４０に折り曲げ可能に接続されているトップパネル５０と、横方向の折り線５５でトップパネル５０に折り曲げ可能に接続されている第２のサイドパネル６０と、横方向の折り線６５で第２のサイドパネル６０に折り曲げ可能に接続されている第２のまたは外側ボトムパネル７０とを備える。ブランク８のパネル３０、４０、５０、６０、７０の形状は、矩形である。

第１のサイドパネル４０は、長手方向の折り線４１に沿って第１のサイドの第１のエンドフラップ４２と、長手方向の折り線４７に沿って第１のサイドの第２のエンドフラップ４８と、に折り曲げ可能に接続されている。トップパネル５０は、長手方向の折り線５１に沿って第１のトップエンドフラップ５２と、長手方向の折り線５７に沿って第２のトップエンドフラップ５８と、に折り曲げ可能に接続されている。第２のサイドパネル６０は、長手方向の折り線６１に沿って第２のサイドの第１のエンドフラップ６２と、長手方向の折り線６７に沿って第２のサイドの第２のエンドフラップ６８と、に折り曲げ可能に接続されている。外側ボトムパネル７０は、長手方向の折り線７１に沿って第１のボトムエンドフラップ７２と、長手方向の折り線７７に沿って第２のボトムエンドフラップ７８と、に折り曲げ可能に接続されている。

第１のエンドフラップ４２、５２、６２、７２は、ブランク８の第１の周縁域に沿って延在し、カートン１９０（図３乃至図５に図示）の第１の端部を閉じる。第２のエンドフラップ４８、５８、６８、７８は、ブランク８の第２の周縁域に沿って延在し、カートン１９０の第２の端部を閉じる。長手方向の折り線４１、５１、６１、７１は、同一線上の直線の折り線であるか、または線４１、５１、６１、７１のうちの１つ以上は、例えば、ブランクに厚みを持たせるため、１つ以上の場所で位置がずれてもよい。長手方向の折り線４７、５７、６７、７７もまた同一直線上にあるか、または１つ以上の線が１つ以上の場所で位置がずれていてもよい。

本発明の例示的な一態様によると、第１のおよび第２の側部保持パターン１００ａ、１００ｂおよび底部保持パターン１３０は、ブランク８の第１の周縁域に沿って形成される。保持パターン１００ａ、１００ｂ、１３０は、組み立てられたカートン１９０（図３乃至図５に図示）内で保持構造部１４０を画定する。

第１のおよび第２の側部保持パターン１００ａ、１００ｂは、構成および配置において類似しており、組み立てられたカートン１９０内で互いに整合するように配置される。第１の保持パターン１００ａの周囲は、保持パターン１００ａの上縁部の破壊線１０２ａと、線１０２ａから長手方向の折り線４１へ延在する横方向の破壊線１０４ａと、折り線４１に沿って延在する長手方向の破壊線１０６ａと、線１０６ａの端部から横方向の折り線３５へ延在する破壊曲線１０８ａと、によって画定される。横方向の折り線１１０ａ、１１２ａ、１１４ａは互いに平行であってもよく、第１の係止用突出部１１６ａと、第１の内側停止パネル部１１８ａと、第１の外側停止パネル部１２０ａと、第１の底部停止パネル部１２２ａと、を画定する。

第２の保持パターン１００ｂの周囲は、保持パターン１００ｂの上縁部の破壊線１０２ｂと、線１０２ｂから長手方向の折り線６１へ延在する横方向の破壊線１０４ｂと、折り線６１に沿って延在する長手方向の破壊線１０６ｂと、線１０６ｂの端部から横方向の折り線６５へ延在する破壊曲線１０８ｂと、によって画定される。横方向の折り線１１０ｂ、１１２ｂ、１１４ｂは互いに平行であってもよく、第２の係止用突出部１１６ｂと、第２の内側停止パネル部１１８ｂと、第２の外側停止パネル部１２０ｂと、第２の底部停止パネル部１２２ｂと、を画定する。

底部保持パターン１３０は、例えば、第１のボトムエンドフラップ７２内の開口を画定する、切り取り線１３２、１３４、１３６のパターンでありうる。切り目１３２、１３４は、長手方向の平行な切り目であってもよく、切り目１３６は、横方向、斜め方向、および長手方向のセクションを含んでもよい。代替的に、保持パターン１３０の周囲は、ブランク８に突出部(knockout)を画定する、切り取ることが可能な破壊線のパターンを備えることができる。パターン１３０の周囲は、ボトムエンドフラップ７２に配置され、摩擦係止部を提供し、係止用突出部１１６ａ、１１６ｂと相互に作用する。エンドフラップ４２は、それぞれ、線１３４、１３６と輪郭において類似し整合するように配置されるボトム縁部１３４ａおよび１３６ａを含む。同様に、エンドフラップ６２は、それぞれ、線１３４、１３６と輪郭において類似し、整合するように配置される、ボトム縁部１３４ｂおよび１３６ｂを含む。

第２のエンドディスペンサパターン８０を任意に、ブランク８の反対側の端部に含んでもよい。ディスペンサパターン８０は、カートン１９０（図３乃至図５に図示）の第２の端部を開くために除去することができるディスペンサパネル８２を画定する。ディスペンサパターン８０は、ブランク８の縁部から、およびトップパネル５０の中へ延在する破壊線８４、８６を備える。アクセスパネルまたはフラップ９２は、長手方向の折り線９０および破壊曲線８８によって画定され、使用者がディスペンサパネル８２において、カートンの開口を開始することができる開始地点を提供する。

ブランク８に形成される折り線３５、４５、５５、６５、４１、４７、６１、６７、５１、５７、７１、７７、９０、１１０ａ、１１２ａ、１１４ａ、１１０ｂ、１１２ｂ、１１４ｂは、例えば、ブランク８の折り曲げを容易にする切り込み線、切れ目の入った間隔を有する線、切れ目の入った折り線、それらの組み合わせ、または他の破壊線であってもよい。破壊線１０２ａ、１０４ａ、１０６ａ、１０８ａ、および１０２ｂ、１０４ｂ、１０６ｂ、１０８ｂによってそれぞれ画定される第１のおよび第２の側部保持パターン１００ａ、１００ｂの外周と、線８４、８６、８８によって画定されるディスペンサパターン８０の外周は、概して「引き裂き線」として特徴付けることができる。パターンの周囲の１つ以上のセクションは、例えば、切り目によって置き換えられ、カートン１９０（図３乃至図５に図示）におけるパターンの選択されたセクションの分離を容易にしてもよい。

カートン１９０を組み立てる典型的な方法を、図１乃至図３を参照の上、論じる。図１を参照すると、カートンを組み立てるために、のりまたは他の接着剤を、外側ボトムパネル７０の内側、および／または内側ボトムパネル３０の外側に塗布する。それから、外側ボトムパネル７０の内側を内側ボトムパネル３０の外側に重ね、そこに接着するように、ブランク８は横方向の折り線４５、６５に対して折り曲げられる。部分的に組み立てられたブランク８はその後、図２に図示する概して管状のスリーブ形状になるように開くことができる。

図１および図２を参照すると、エンドフラップ５８、７８は、折り線５７と７７でそれぞれ折り曲げられてカートンの開いた第２の端部（図２に図示せず）を覆い、サイドエンドフラップ４８、６８をエンドフラップ５８、７８に折り重ねることができる。サイドエンドフラップ４８、６８の内側は、エンドフラップ５８、７８の外側に接着し、カートンの第２の端部を閉じることができる。同様に、サイドエンドフラップ４２、６２の内側は、エンドフラップ５２、７２の外側に接着し、カートンの第１の端部を閉じることができる。第２のサイドの第１のエンドフラップ６２は、例えば、第１のサイドの第１のエンドフラップ４２の一部分に重なってもよく、重なり部分でフラップ４２に接着されてもよい。概して円柱状の容器Ｃ等の物品は、カートンの片方または両方の端部が、エンドフラップによって閉じられる前に、従来の手段で管状のスリーブの中へ装填されてもよい。図示した実施形態では、容器Ｃ（図８に図示）は３×４×１形態に配置されるが、他の配置も本発明の範囲内である。

図３は、略平行６面体の形状を有する、容器Ｃ（図３には図示されない）が装填された、組み立てられたカートン１９０を図示する。図４の端面図も参照すると、組み立てられたカートン１９０では、カートン１９０の第１の端部で重なっているエンドフラップ４２、５２、６２、７２は、第１のエンドパネル１５０を形成し、カートンの第２の端部にあるエンドフラップ４８、５８、６８、７８は、第２のエンドパネル１６０（図５に図示）を形成する。第１のエンドパネルでは、第１のおよび第２の側部保持パターン１００ａ、１００ｂが、カートン１９０の第１の端部で保持構造部１４０を画定するように、互いに整合される。保持パターン１００ａ、１００ｂは、保持構造部１４０の以下の要素、セクション１１６ａと１１６ｂから形成される係止用突出部１４２、セクション１１８ａと１１８ｂから形成される内側停止パネル１４４、セクション１２０ａと１２０ｂから形成される外側停止パネル１４６、およびセクション１２２ａと１２２ｂから形成される底部停止パネル１４８、を画定するように整合される。図４に示す通り、第２のサイドの第１のエンドフラップ６２は、第１のサイドの第１のエンドフラップ４２に重なり、重なった部分で接着される。

エンドフラップ４２の底縁部１３４ａ、１３６ａ、およびエンドフラップ６２の底縁部１３４ｂ、１３６ｂは概して、ボトムエンドフラップ７２で保持パターン１３０の輪郭に整合する。エンドフラップ４２、６２および底部保持パターン１３０の整列した輪郭は、第１のエンドパネル１５０で係止用開口１３８を画定する。係止用開口１３８は、以下にさらに詳細に論じるように。係止用突出部１４２を受容するような大きさおよび形状である。

カートン１９０の第１の端部を開き、カートンを取り出し形態に設置する典型的方法を、図６乃至図９を参照の上、これより以下で論じる。

図６を参照すると、第１のエンドパネル１５０は、引き裂き線１０２ａ、１０２ｂでパネルを裂くことによって、係止用突出部１４２で裂かれる。図７を参照すると、保持構造部１４０上で外側へ引っぱることによって、カートン１９０は、カートンの片側にある引き裂き線１０４ａ、１０６ａ、１０８ａに沿って、および他方の側の引き裂き線１０４ｂ、１０６ｂ、１０８ｂ（図７に図示せず）に沿って引き裂かれる。

図８は、カートン１９０の残部から離れるように枢動する、部分的に分離された保持構造部１４０を有する、カートン１９０を図示する。保持構造部１４０は、内側停止パネル１４４、外側停止パネル１４６、および係止用突出部１４２を、底部停止パネル１４８に向かって戻すように矢印Ａの方向に折り曲げ、係止用突出部１４２を係止用開口１３８内に押し込むことによって、保持される形態になるように設置される。底部保持パターン１３０が、カートンから全体的にまたは部分的に分離されて係止用開口１３８を形成する切り抜きを画定する場合、係止用突出部１４２を開口内に挿入する前、または挿入される際に、当該切り抜きを除去するようにしてもよい。

図９は、係止用突出部１４２が、係止用開口１３８に係合され、且つその中に延在する、保持形態にある保持構造部１４０を図示する。カートン１９０は、ここで、取り出し形態にあり、取り出し開口部１５５は、カートン１９０の第１の端部に残っており、そこから容器Ｃをカートン１９０から引っぱり出すことができる。折り曲げられたパネル１４４、１４６、１４８は、取り出し開口部１５５に位置する容器Ｃに当接する、概して三角形の妨害部１４９を形成する。保持構造部１４０はそれゆえ、重力によって、容器Ｃが取り出し開口部１５５の中から不意に転がり出るのを防止する。容器を上に持ち上げて、取り出し開口部１５５から離れるように、妨害部１４９の上方へ引っぱり出すことによって、保持構造部１４０を通過して、容器Ｃを引き出すことができる。妨害部１４９は、第１のパネル１５０から短い距離で離間しているので、取り出し開口部１５５にある容器Ｃの側端部のうちのかなりの部分は、第１のエンドパネル１５０を通り越して外側に延在しており、取り出しの際、掴むのに利用することができる。

図１０は、カートンの第２の端部で開かれたカートン１９０を図示する。ディスペンサパネル８２は、ディスペンサパターン８０（図１に図示）に沿って、カートン１９０を引き裂くことによって除去することができる。パネル８２が除去される際、第２の取り出し開口部１８０は残される。容器Ｃは、カートン１９０から取り出し開口部１８０を通して引き抜くことができ、また、必要な場合には、幾つかの容器のみがカートン１９０に残っている場合には、使用者は自身の手を取り出し開口部１８０の中へ挿入して、容器を取り出し開口部１５５の方へ進ませることができる。

上記の実施形態によると、容器Ｃは、重力の作用によって、取り出し開口部１５５に送り込まれることができる。容器は、保持妨害部１４９によって、カートンの取り出し開口部に確実に保持され、カートンの動きやカートンの中身の移動によってカートンから容器が完全に抜け出てしまうことはない。保持構造部１４０は、カートンの第１のエンドおよびサイドパネルから形成することができ、従って、追加的な板紙部分を必要としない。保持妨害部１４９が第１のエンドパネル１５０から離間していることにより、取り出し開口部１５５の容器を容易に把持してカートンから取り出すことができる。

上記の実施形態では、カートンは、略円柱状の金属容器を収納するものとして示されている。しかしながら、本発明によると、他のタイプの容器も、カートン内に収納することができる。ブランク８の寸法も、例えば、様々な容器の形状を収納するために変更されてもよい。さらに、本発明の原理に従って、例えば、ブランク８の大きさを調節することによって、様々な個数および配置の容器Ｃを運搬用カートン内に収容することができる。

本発明によるブランクは、例えば、コーティングされた板紙、およびボール紙、堅紙、またはカートンが概して上記のように、少なくとも機能することを可能とするのに適する特性を有する、いずれの他の材料等の、類似の材料から形成することができる。また選択されたパネル、またはパネルセクションで、１つ以上のシート状の材料によって、ブランクをラミネート加工、またはコーティングすることもできる。ブランクの内側および／または外側を、クレイコーティングでコーティングすることができる。次いで、クレイコーティングに、製品名、広告、価格コード、および他の情報または画像を印刷することができる。次に、ブランク上に印刷されたいかなる情報をも保護するために、ブランクをニスでコーティングすることができる。またブランクは、ブランクの片方、または両方の面を、例えば防湿層でコーティングすることもできる。

折り線は、それに沿って折り曲げるのを容易にする、いずれの破壊線であることができる。より具体的には、本発明の範囲を狭める目的ではないが、折り線は、折り曲げることによって形成されるような折り目、望ましい弱化線に沿って材料に破砕部分を作り出す鈍いスコアリングナイフまたは同様のもので形成されるような切り込み線、望ましい弱化線に沿って材料の中へ部分的に延在する切り込み、ならびに／もしくは材料の中に部分的におよび／または材料を完全に通り抜けて望ましい弱化線に沿って延在する一連の離間する切り込みまたは切り目、あるいはこれらの機能部のうちの様々な組み合わせを含む。

引き裂き線は、それに沿って引き裂くのを容易にすることを意図された、いずれの弱化形態でもありうる。より具体的には、本発明の範囲を狭めるものではないが、引き裂き線は、望ましい弱化線に沿って材料の中へ部分的に延在する切り込み、ならびに／もしくは材料の中に部分的におよび／または材料を完全に通り抜けて望ましい弱化線に沿って延在する一連の離間する切り込みまたは切り目、あるいはこれらの機能部のうちの様々な組み合わせを含む。より具体的な例として、１つのタイプの引き裂き線は、刻み目（例えば、材料の小さく、ややブリッジ状の一部分）が、引き裂き線を横断して、通常、材料を一時的に接続するため、隣接する切り目間で画定されるように、わずかに離間した隣接する切り目を有し、材料を完全に通り抜けて延在する、一連の離間した切り目である。刻み目は、引き裂き線に沿って引き裂く際に、切断される。

本明細書では、「パネル」は、平坦またはその他平面である必要はない。「パネル」は、例えば、複数の相互に結合した略平坦または平面のセクションを備えることができる。

上記の実施形態においては、のりによって互いに接着される１つ以上のパネルを有するように説明されている。「のり」という用語は、所定の位置に板紙のカートンパネルを固定するために、一般に使用されるあらゆる種類の接着剤を包含することを意図している。

本発明は、典型的実施形態を参照して上で論じられてきたが、請求項に記載の、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、本発明に対し、様々な追加、変形、および変更を行うことができることは、当業者によって理解されるであろう。

Claims

カートンであって、
第１のサイドパネルと、
トップパネルと、
第２のサイドパネルと、
ボトムパネルと、
前記カートンの第１の端部にある第１のエンドパネルと、
前記カートンの第２の端部にある第２のエンドパネルと、
前記カートンにおける複数の破壊線によって、少なくとも第１のエンドパネルにおいて画定される保持構造部とを備え、
前記第１のエンドパネルは複数のエンドフラップを備え、
前記複数のエンドフラップは、前記第１のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第１のサイドエンドフラップと、前記第２のサイドパネルに折り曲げ可能に接続される第２のサイドエンドフラップと、前記ボトムパネルに折り曲げ可能に接続されるボトムエンドフラップとを備え、
前記保持構造部は、前記第１のエンドパネルにおいて画定される複数の折り曲げ可能に接続される停止パネルを備え、
前記第１のサイドエンドフラップは、第１の複数の折り曲げ可能に接続される停止パネルセクションと第１の係止用突出部とを前記第１のサイドエンドフラップにおいて画定する第１の保持パターンを備え、
前記第２のサイドエンドフラップは、第２の複数の折り曲げ可能に接続される停止パネルセクションと第２の係止用突出部とを前記第２のサイドエンドフラップにおいて画定する第２の保持パターンを備え、
前記ボトムエンドフラップは係止用開口を画定するボトム保持パターンを備え、
前記複数の破壊線は、前記保持構造部の周囲の少なくとも一部を画定する引き裂き線を備え、
前記第１のサイドエンドフラップと、前記第２のサイドエンドフラップと、前記ボトムエンドフラップとが、前記第１および第２の複数の停止パネルセクションによって形成される複数の前記停止パネルと、前記第１および第２の係止用突出部によって形成される係止用突出部とを備える前記保持構造部を形成するように結合可能とされていて、
前記係止用突出部は、前記保持構造部の上端部において前記複数の停止パネルセクションに接続されており、
前記保持構造部は前記カートンの残部から部分的に分離可能であり、且つ前記係止用突出部が前記係止用開口に挿入できるように前記複数の停止パネルが折り曲げ可能である、
カートン。
前記停止パネルは互いに折り曲げ可能に接続される、請求項１に記載のカートン。
前記複数の停止パネルは、前記係止用突出部と前記係止用開口との間で、前記第１のエンドパネルに配置された少なくとも２つの折り曲げ可能に接続された停止パネルを備える、請求項１に記載のカートン。
前記複数の停止パネルは、
第１の停止パネルと、
前記第１の停止パネルの下に画定されていて、且つ前記第１の停止パネルに折り曲げ可能に接続される第２の停止パネルと、
前記第２の停止パネルの下で前記係止開口に隣接して画定されていて、且つ前記第２の停止パネルに折り曲げ可能に接続される第３の停止パネルと、を備え、
前記第１の停止パネル、前記第２の停止パネルおよび前記第３の停止パネルは折り曲げ可能とされていてそれぞれ内側停止パネル、外側停止パネルおよび底部停止パネルを形成する、請求項３に記載のカートン。
カートンを取り出し形態にする方法であって、該方法は
請求項１に記載のカートンを設けるステップと、
前記複数の引き裂き線に沿ってカートンを引き裂くステップとを含み、前記カートンを引き裂くステップにおいて、前記保持構造部は、前記カートンの一部から引き裂かれ、前記カートンの前記第１の端部に取り出し開口部が残されていて、
当該方法は、
前記保持構造部を折り曲げるステップと、
前記係止用突出部を前記係止用開口に係合するステップと、
を含む方法。
取り出し形態における請求項１に記載のカートンおよび前記カートンに配置された複数の物品であって、
前記保持構造部は保持妨害部を備え、前記保持妨害部は前記カートンの前記第１の端部から離間しており、前記カートンの少なくとも前記第１のエンドパネルにおいて取り出し開口部が画定されていて、前記取り出し開口部を通して前記カートンから前記物品を引き抜くことができ、前記物品のうち少なくとも１つは、前記取り出し開口部の取り出し位置にあり、且つ前記保持妨害部に当接している、
カートンおよび複数の物品。
前記取り出し位置にある前記物品は、前記取り出し開口部を通して延在する、請求項６に記載のカートンおよび複数の物品。
前記取り出し位置にある前記物品は、前記停止パネルのうち少なくとも１つに当接する、請求項７に記載のカートンおよび複数の物品。
カートンブランクであって、
第１のサイドパネルと、
トップパネルと、
第２のサイドパネルと、
少なくとも１つのボトルパネルと、
前記ブランクの第１の周縁部に沿って延在し、且つ前記カートンブランクから形成されるカートンの第１の端部を閉じるための複数のエンドフラップとを備え、
前記複数のエンドフラップは、前記第１のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている第１のサイドエンドフラップを備え、前記第１のサイドエンドフラップは、第１の複数の折り曲げ可能に接続される停止パネルセクションと第１の係止用突出部とを前記第１のサイドエンドフラップにおいて画定する第１の保持パターンを備え、
前記複数のエンドフラップはさらに、前記第２のサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている第２のサイドエンドフラップを備え、前記第２のサイドエンドフラップは、第２の複数の折り曲げ可能に接続される停止パネルセクションと第２の係止用突出部とを前記第２のサイドエンドフラップにおいて画定する第２の保持パターンを備え、
前記複数のエンドフラップはさらに、前記少なくとも１つのボトムパネルに接続され、且つ係止用開口を画定するためのボトム保持パターンを備える第１のボトムエンドフラップを備え、
前記第１および第２のサイドエンドフラップと前記ボトムエンドフラップとが、前記第１及び第２の複数の停止パネルセクションによって形成される複数の停止パネルと、前記第１および第２の係止用突出部から形成される係止用突出部とを備える保持構造部を形成するように、結合可能とされており、
前記係止用突出部は前記保持構造部の上端部において前記複数の停止パネルセクションに接続されており、
前記複数の停止パネルは、前記係止用突出部を前記係止用開口に係合するために折り曲げ可能である、
カートンブランク。
前記第１の保持パターンは第１の複数の折り線を備え、前記第２の保持パターンは第２の複数の折り線を備える、請求項９に記載のカートンブランク。
前記第１の保持パターンは、少なくとも１つの第１の引き裂き線をさらに備え、前記第２の保持パターンは、少なくとも１つの第２の引き裂き線をさらに備える、請求項１0に記載のカートンブランク。
前記第１の複数の停止パネルセクションは、第１の内側停止パネルセクションと、第１の外側停止パネルセクションと、を備え、
前記第２の複数の停止パネルセクションは、第２の内側停止パネルセクションと、第２の外側停止パネルセクションと、を備える、
請求項１１に記載のカートンブランク。