JP2002120830A - トイレットペーパーストック箱 - Google Patents

トイレットペーパーストック箱

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JP2002120830A
JP2002120830A JP2000403408A JP2000403408A JP2002120830A JP 2002120830 A JP2002120830 A JP 2002120830A JP 2000403408 A JP2000403408 A JP 2000403408A JP 2000403408 A JP2000403408 A JP 2000403408A JP 2002120830 A JP2002120830 A JP 2002120830A
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plate
toilet paper
back plate
stock box
box
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JP2000403408A
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Masayo Irei
昌世 伊禮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トイレットペーパーストック箱において、消費
者が容易に組み立てることができ、給紙器として兼用で
きるようにする。 【解決手段】ストック箱の底部と共に断面台形状の筒状
部t2を形成できるように折り目を有する正面側受け板
を有しており、ストック箱の底部と共に断面台形状の筒
状部t1を形成できるように折り目を有する背板側受け
板を有している。そして、最下のトイレットペーパーよ
り幾分上側で左右両側の側板に開けた横孔に挿入するス
トッパー桟15を有している。また、取り出し口3の下
側に固定するカッター16を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のトイレットペー
パーをストックしておくストック箱に関する。なお、本
発明が対象とするトイレットペーパーは、ロール状に巻
かれたものである。
【0002】
【従来の技術】実開平7−22939号公報には、トイ
レットペーパーの販売時の包装箱を兼ねたストック箱が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この包装兼
ストック箱は、トイレットペーパーを包装した状態で
は、内部のトイレットペーパーが全く見えないため、ど
のようなトイレットペーパーが入っているのか不明で、
購入者に不安感を与える、という問題がある。
【0004】ストック箱として使用している状態でも、
どのようなトイレットペーパーが入っているか、常時見
えないと安心できない。
【0005】また、複数個のトイレットペーパーが重な
っている場合はともかく、最後の1個だけになった場合
は、容易に転がり出る恐れがあるので、取り出し口は常
時蓋をしておく必要がある。
【0006】逆に、複数個のトイレットペーパーが重な
っている場合は、最も下側のトイレットペーパーは、上
段のトイレットペーパーの重みで変形し、真円でなくな
ってしまう。その結果、トイレットペーパーホルダーか
ら使用する分だけ引き出す際に、トイレットペーパーが
引っ掛かってしまって、円滑に回転できない、といった
事態が発生する恐れがある。
【0007】ストック箱専用となっており、給紙器と兼
用できる構造になっていないので、不経済である。
【0008】トイレットペーパーの全体を箱包装してあ
るため、あるいは前記のように蓋を要するため、内部の
トイレットペーパーを1個だけ取り出そうとする場合、
その都度、取り出し口の蓋を開けなければならず、操作
が面倒である。
【0009】しかも、取り出し口を開けた状態でも、取
り出そうとするトイレットペーパーがつかみづらく、取
り出しにくい。
【0010】さらに、消費者は常に、トイレットペーパ
ーの包装を兼ねたストック箱を望むとは限らない。コン
パクトに折り畳まれていて、購入して帰宅してから、簡
単に組み立てられるストック箱を望む消費者も多い。
【0011】デザインが飽きたために、別のデザインの
ストック箱を使用する場合は、使用しない間は、折り畳
んで保管できると便利であるが、包装を兼ねたストック
箱は、折り畳んで保管したり、再度組み立てて使用でき
るような配慮がなされていない。
【0012】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、消費者が容易に組み立て可能な折り畳み式のス
トック箱であること、購入時にも使用時にも、内部のト
イレットペーパーを目視確認できること、トイレットペ
ーパーが転がり出たり、変形したりせず、取り出し操作
も簡便であること、給紙器と兼用できること、構造的に
堅牢で安定性も優れていること、などを実現することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、複数の
トイレットペーパーを横向きに重ねてストックしてお
く、組み立て式のトイレットペーパーストック箱であっ
て、容易に組み立てられるように折り畳まれている。つ
まり、平面形状がコ字状になるように組み立てる主箱板
を2か所の直角部で折り畳んである。
【0014】この主箱板の、組み立て状態における正面
下側には、トイレットペーパーを1個だけ取り出せる取
り出し口が開いており、両側板には取り出そうとするト
イレットペーパーを左右両側から把持できるように、前
記取り出し口と連続する切り欠きが形成してある。
【0015】そして、主箱板の背部を閉鎖する背板の下
端と連続している底板の先端に、前記の取り出し口の下
のストッパー壁を包み込むようにして断面台形状の筒状
に折り曲げた状態で、先端を底板上面に重ねて接着固定
する正面側受け板を有している。
【0016】さらに、背板の下部に窓孔を開け、その下
端と連続した残り板を折り曲げると、背板下端部と底板
とで断面台形状の筒状に形成できるように折り目のつい
た背板側受け板を有している。
【0017】このように、折り畳んだ状態で販売される
ので、嵩張らず、その結果、流通段階における運送費を
節減でき、また保管スペースも少なくてすむ。パーツ
は、主箱板と背板の2枚だけなため、組み立ても簡便
で、煩わしくない。
【0018】組み立てて使用している間に、デザインが
飽きたりして、別のストック箱を使用したい場合は、再
度折り畳んで保管しておき、必要に応じて再度組み立て
て使用できる。
【0019】組み立てた状態では、正面下側に、トイレ
ットペーパーを1個だけ取り出せる取り出し口が開いて
おり、左右両側にもトイレットペーパーをつかめるよう
に切り欠きが形成してあるので、使用状態において、内
部にどのようなトイレットペーパーが入っているか常時
目視確認できる。また、蓋を開閉する煩わしさが無いだ
けでなく、取り出そうとするトイレットペーパーを左右
両側から把持して容易に取り出せる。
【0020】背板に連続している底板の先端に、取り出
し口の下のストッパー壁を包み込むようにして断面台形
状の筒状に折り曲げ可能な正面側受け板を有しているの
で、堅牢な正面側受け部を形成できる。また、この受け
部は、トイレットペーパーが転がり出るのを防ぐストッ
パー機能も兼ねている。
【0021】背板の下部に窓孔を開けてなる残り板で、
断面台形状の筒状に形成できるように折り目のついた背
板側受け板を形成してあるので、背板側にも筒状の堅牢
な受け部を形成できる。背板の下部に窓孔が開いている
ので、後ろから指でトイレットペーパーを押し出すこと
もできる。
【0022】このように、底板の前後に断面台形状の筒
状受け部が形成されることで、ストック箱全体が堅牢と
なり、床に置いた際の安定性も良くなる。
【0023】請求項2も、主箱板の平面形状がコ字状で
あること、正面下側にトイレットペーパーの取り出し口
が開いていること、左右両側から把持できるように切り
欠きが形成してあること、は請求項1の場合と同じであ
る。
【0024】請求項2の場合は、主箱板と連続している
底板の先端に、取り出し口の下のストッパー壁を包み込
むようにして断面台形状の筒状に折り曲げた状態で、中
間の水平部を底板上面に重ねて接着固定する正面側受け
板を有している。しかも、この正面側受け板の中間水平
部に連続していて、先端を背板の内面に接着固定するこ
とで、背板下端と底板とで断面台形状の筒状部を形成で
きるように折り目のついた背板側受け板を有している。
【0025】したがって、背板側の筒状受け部も、背板
の窓孔部分だけでなく、ストック箱の幅の全長にわたっ
て筒状に形成できるので、より堅牢となる。しかも、背
板に窓孔が無いので、背板も堅牢となり、構成も簡素化
され、より安価に製造できる。組み立て操作も、より簡
単である。
【0026】請求項3は、包装を兼ねたトイレットペー
パーストック箱であって、複数のトイレットペーパーを
横向きに重ねてストックするものである。そのために、
平面形状が四角筒状の箱の正面の下側には、トイレット
ペーパーを1個だけ取り出せる取り出し口が開いてお
り、両側には取り出そうとするトイレットペーパーを左
右両側から把持できるように、前記取り出し口と連続す
る切り欠きが形成してある。
【0027】また、ストック箱の底部と共に断面台形状
の筒状部を形成するように折り曲げた状態の正面側受け
部と、ストック箱の底部と共に断面台形状の筒状部を形
成するように折り曲げた背板側受け部と、を有してい
る。そして、内部に複数個のトイレットペーパーを収納
した状態で、箱全体を透明なフィルムで包装してある。
【0028】このように、店舗で包装した状態では、取
り出し口や左右の切り欠きの部分から、内部のトイレッ
トペーパーが見えるので、どのようなトイレットペーパ
ーが入っているか容易に目視確認でき、安心して購入で
きる。
【0029】ストック箱の正面下側に、トイレットペー
パーを1個だけ取り出せる取り出し口が開いており、左
右両側にはトイレットペーパーをつかめるように切り欠
きが形成してあるので、使用状態においても、内部にど
のようなトイレットペーパーが入っているか容易に目視
確認できる。
【0030】また、蓋を開閉する煩わしさが無いだけで
なく、取り出そうとするトイレットペーパーを左右両側
から把持して容易に取り出せる。
【0031】前記取り出し口の下側には、断面台形状の
筒状の正面側受け部を有し、背板側にも断面台形状の筒
状受け部を有している。したがって、堅牢な構造とな
り、店頭で販売時に購入者が乱暴に扱っても変形したり
するのを防止できる。また、前後の筒状受け部は、トイ
レットペーパーが変形しないように支持でき、かつ取り
出し口が常時開いたままになっていても、トイレットペ
ーパーが転がり出るのを防止できる。
【0032】請求項4は、複数のトイレットペーパーを
横向きに重ねてストックしておく、組み立て式のトイレ
ットペーパーストック箱であって、組み立てた状態で四
角筒となる正面板と左右両側板と背板とが一体に連続し
ており、かつ折り畳んである。
【0033】前記の正面下側には、トイレットペーパー
を1個だけ取り出せる取り出し口が開いており、両側板
には取り出そうとするトイレットペーパーを左右両側か
ら把持できるように、前記取り出し口と連続する切り欠
きが形成してある。
【0034】前記の取り出し口の下のストッパー壁の上
端から延長している受け板を、底部と共に断面台形状の
筒状となるように折り曲げた状態で、背板から延長して
いる背板側受け板と互いに嵌め込み固定するための正面
側受け板を有している。
【0035】また、前記の背板の下部に窓孔を開け、そ
の下端と連続した残り板を、底部と共に断面台形状の筒
状となるように折り曲げた状態で、前記の正面側から延
長している正面側受け板と互いに嵌め込み固定するため
の背板側受け板を有している。
【0036】このように、取り出し口の下のストッパー
壁の上端から延長している受け板を、底部と共に断面台
形状の筒状となるように折り曲げた状態で、背板から延
長している背板側受け板と互いに嵌め込み固定できる構
造になっているので、接着しないでも、断面台形状の筒
状部を前後に形成して、トイレットペーパーの受け部を
形成でき、消費者の組み立て作業が容易になる。
【0037】請求項5は、請求項4に記載の正面板と左
右両側板と背板から、折り目を介して延長している底板
を有しており、組み立て時に、これらの各底板を折り目
で折り曲げて互いに嵌め込み、底部を形成可能となって
いる。
【0038】このように、各側壁から、折り目を介して
延長している各底板を、折り目で折り曲げて互いに嵌め
込むことで、底部を形成可能となっているので、接着な
しで、組み立てることができ、組み立て作業が容易にな
る。
【0039】請求項6は、複数のトイレットペーパーを
横向きに重ねてストックしておく、組み立て式のトイレ
ットペーパーストック箱であって、組み立てた状態で四
角筒となる正面板と左右両側板と背板とが折り畳んであ
る。背板は、左右両側板と分離していてもよいし、初め
から一体に連続していてもよい。
【0040】前記の正面板の下側には、トイレットペー
パーを1個だけ取り出せる取り出し口が開いており、両
側板には取り出そうとするトイレットペーパーを左右両
側から把持できるように、前記取り出し口と連続する切
り欠きが形成してある。
【0041】ストック箱の底部と共に断面台形状の筒状
部を形成するように折り目を有する正面側受け板を有し
ている。また、ストック箱の底部と共に断面台形状の筒
状部を形成するように折り目を有する背板側受け板を有
している。
【0042】そして、前記の左右両側板に、最下のトイ
レットペーパーより幾分上側に横孔を開けてあり、これ
らの横孔に挿入するストッパー桟を有している。また、
前記の取り出し口の下側に固定するカッターを有してい
る。このカッターは、初めから取り出し口の下側に固定
してあってもよいし、消費者が各自で固定できるように
別体を添付してあってもよい。
【0043】このように、取り出し口の下側に固定する
カッターを有しており、しかも最下のトイレットペーパ
ーより幾分上側にストッパー桟を設ける構造になってい
るので、下から2段目以上のトイレットペーパーはスト
ッパー桟で支持することで、最下のトイレットペーパー
を引き出して使用でき、給紙器を兼ねることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】次に本発明によるトイレットペー
パーストック箱が実際上どのように具体化されるか実施
形態を説明する。
【0045】〔折り畳み式ストック箱の第一実施形態〕
図1は折り畳み式のストック箱を組み立てた状態の斜視
図であり、図2は断面図である。
【0046】このストック箱Bは、組み立てた状態で
は、四角形の筒状をしており、鎖線Pで示すように、ト
イレットペーパーPを横向きにして、複数個重ねてスト
ックするものである。
【0047】四角筒状のストック箱Bは、正面板1aと
左側板1bと右側板1cとからなる主箱板1と、下端に
底板2aを有し、上端に天板2bを有する背板2からな
っている。すなわち、主箱板1と背板2の2枚からな
り、主箱板1、背板2を以下のように折り曲げ、かつ接
着することで、ストック箱Bが形成される。
【0048】ストック箱Bの正面板1aの下側には、ト
イレットペーパーPを1個だけ取り出せる取り出し口3
が開いている。正面から見ると、四角窓状になってい
る。
【0049】また、左右両側の側板1b、1cには、取
り出そうとする最下段のトイレットペーパーPを左右両
側から把持できるように、前記取り出し口3と連続する
切り欠き4a、4bが形成してある。この切り欠き4
a、4bは、半円状が適している。したがって、取り出
し口3の上端、下端の位置は、半円状欠き4a、4bの
上端、下端の位置と一致している。
【0050】取り出し口3は、ストック箱Bの下端から
高さH(約2cm)のストッパー壁5の上に開けてあ
る。底板2aの上には、ストッパー壁5の上から延長し
ている受け板6を固定して、断面台形状の筒状に形成す
ることで、トイレットペーパーが変形しないように受け
る。
【0051】すなわち、断面台形状に形成することで、
トイレットペーパーの外周の接線方向の傾斜部6aが形
成されるため、最下段のトイレットペーパーPが上段の
トイレットペーパーの重みでぺしゃんこに変形しないよ
うに、すなわち円形を維持できるように、傾斜部6aで
受けて支持される。
【0052】この受け板6は、取り出し口3の部分に有
った領域を、切り離さないで、そのまま利用している。
すなわち、取り出し口3の部分に有った領域の下端を、
ストッパー壁5の上端7aから内側に折り曲げて幅約
1.5〜2cmの水平部6bを形成し、水平部6bより
幾分内側の位置7bで更に下側に折り曲げて幅約3.5
〜4cmの傾斜部6aを形成してある。
【0053】傾斜部6aから更に内側の位置7cでは、
逆向きに折り曲げて、幅約4cmの固定用水平部6cを
形成し、この水平部6cの内面(下面)を底板2aに接
着して固定してある。このようにして、断面台形状の筒
状部が形成され、その傾斜部6aによって、トイレット
ペーパーが転がり出るのも防止できる。
【0054】ストック箱Bの上端には、天板2bを有し
ており、背板2の上端と、折り曲げ部2cで一体に連続
している。
【0055】図3は、図1、図2の構造のストック箱に
組み立てるための折り畳み式のストック箱であり、主箱
板1と背板2とを一体に結合する前の状態を斜視図で示
してある。
【0056】図示例の場合は、左側板1bの先端には、
折り曲げ部1dを介して、糊代1eを設けてある。同様
に、右側板1cの先端には、折り曲げ部1fを介して、
糊代1gを設けてある。この糊代1e、1gは、左右の
側板の上端から下端まで設けてある。
【0057】左側板1bの下端には、折り曲げ部1hを
介して、糊代1iを設けてある。右側板1cの下端に
も、同様にして糊代1n(図2参照)を設けてある。正
面のストッパー壁5の下端には、折り曲げ部1jを介し
て、糊代1kを設けてある。
【0058】正面板1aの下部に四角の窓穴を開けて取
り出し口3を形成してあるが、この四角窓を形成するの
に、正面板1a下部を完全に切除するのでなく、その下
端の折り曲げ部7aを介して一体に連結している。すな
わち、取り出し口3の上端と左右のみ切り離してある。
【0059】そして、この四角窓(取り出し口)を開け
て残った板部を利用して、前記のように水平部6b、傾
斜部6aおよび固定用水平部6cを形成してある。
【0060】背板2は、上端の折り曲げ部2cを介して
天板2bを有しており、下端には、折り曲げ部2dを介
して傾斜部2eを有しており、さらに折り曲げ部2fを
介して底板2aを設けてある。
【0061】背板2の左右両側の内面には、両面接着テ
ープT1、T2を貼ってあり、底板2aの傾斜部2e寄
りの位置には、両面接着テープT3を貼ってある。ま
た、底板2aの裏面(下面)には、手前側に両面接着テ
ープT4を貼ってあり、左右には両面接着テープT5、
T6を貼ってある。
【0062】組み立てに際しては、図のような状態にお
いて、両面接着テープT1、T2の剥離紙を剥がして、
主箱板1側の糊代1e、1gと接着して、背板2と主箱
板1を一体化する。
【0063】次いで、主箱板1の左側板下端の糊代1
i、右側板の下端の糊代1n、正面下端の糊代1kを内
側に水平に折り曲げ、その上に、底板2a下面の両面接
着テープT4、T5、T6の剥離紙を剥がして重ね、主
箱板1の下端に底板2aを一体化する。
【0064】最後に、底板2a上の両面接着テープT3
の剥離紙を剥がして、その上に、正面板1aの下側の残
り板6の折り曲げ部7a、7b、7cを前記のようにし
て折り曲げた状態で、先端の固定用水平部6cを重ねて
接着する。このとき、固定用水平部6cの先端が、背板
側の傾斜部2eの下端に突き当たるので、接着位置がず
れることはない。
【0065】このようにして組み立てた状態が図2であ
り、天板2bを開けて、上端の開口からトイレットペー
パーを投入して、図1に鎖線で示すように、横向きに重
ねてストックする。
【0066】このように積み重ねた場合、最も下のトイ
レットペーパーは上段のトイレットペーパーの重みで押
しつぶされ、変形する恐れがあるが、背板側の傾斜部2
eと取り出し口3側の傾斜部6aの傾斜角が、トイレッ
トペーパーの外周の接線方向となるような角度になって
いるので、変形を効果的に防止できる。
【0067】内部のトイレットペーパーの残数が気にな
る場合に備えて、正面板1aに上下方向のスリットや窓
穴などを開けておけば、内部にトイレットペーパーが何
個入っているか容易に目視確認できる。
【0068】この折り畳み式のストック箱は、販売時に
は、折り曲げ部2cで折って、天板2bを背板2の上に
折り重ね、また折り曲げ部2dで折って、傾斜部2eと
底板2aを背板2の上に折り重ねておく。
【0069】一方、主箱板1は、折り曲げ部1L、1m
で折って、正面板1aと左側板1bと右側板1cとを重
ねる。つまり、3枚重ねのようになる。このとき、残り
板6は、各折り目を伸ばした状態で、すなわち取り出し
口3を閉じた状態で重ねる。なお、各糊代も平らに伸ば
しておく。
【0070】そして、このように折り重ねた主箱板1と
背板2とを重ねて包装し、販売する。なお、主箱板1や
背板2の材質は、厚紙が適しているが、合成樹脂製の板
でもよい。
【0071】この実施形態の場合は、図2のように、ト
イレットペーパーPは、左右の傾斜部2e、6aと固定
用水平部6cの3面で保持されるので、上段のトイレッ
トペーパーの重みで、最下段のトイレットペーパーが変
形する恐れがなく、真円状態が維持される。
【0072】また、傾斜部6aがストッパーとなるた
め、最後の1個だけとなった場合に、内部のトイレット
ペーパーが転がり出る心配もない。取り出し口の左右両
側が切り欠き4a、4bによって開いているので、内部
のトイレットペーパーを取り出しやすい。しかも、内部
にトイレットペーパーを入れた状態で販売する場合もス
トック箱として使用する場合も、取り出し口や左右の切
り欠きから内部のトイレットペーパーが見えるので、安
心である。
【0073】〔折り畳み式ストック箱の第二実施形態〕
図4は第二実施形態の斜視図、図5はその下部の断面図
である。この実施形態では、背板2を切り抜いて窓孔8
を開けてあり、その残り板9が下端9aを介して背板2
と一体に連結している。
【0074】そして、この残り板9を、図3の残り板6
と同様に、折り曲げ部9a、水平部9b、折り曲げ部9
c、傾斜部9d、折り曲げ部9e、固定用水平部9fの
順に折り曲げ形成してある。
【0075】したがって、残り板9を底板2a側に折り
曲げて、固定用水平部9fを、底板2aに接着してある
両面接着テープT7の剥離紙を剥がして接着すると、図
5のように、底板2aと背板下端2iと水平部9bと傾
斜部9dとで、断面台形状の筒状に形成でき、背板側の
受け部となる。その結果、背板2側も図2の傾斜部6a
と同様な傾斜にでき、前後が対称形の傾斜からなる前後
の受け部が形成される。なお、残り板9を利用して、図
2、図3のような45度の角度にもできる。
【0076】また、図4のように、取り出し口3の部分
のみ、正面板1aを完全に切除し、残り板6の部分を、
底板2aの先端に一体化してもよい。すなわち、底板2
aの先端に、折り曲げ部2gを介して、ストッパー壁2
hを形成し、その上端に、折り曲げ部7aを介して、水
平部6bを形成した構造になっている。
【0077】この場合は、図4のストッパー壁2hを正
面のストッパー壁5の前に回し、さらにその上端を通っ
て、先端の固定用水平部6cを、底板2a上の両面接着
テープT8上に、剥離紙を剥がして接着する。その結
果、図5のように、断面台形状の筒状部が形成され、正
面側の受け部となる。
【0078】なお、この実施形態では、糊代1i、1n
の内面に両面接着テープT9、T10を貼ってあり、こ
の糊代1i、1nを内側に水平に折り曲げ、その剥離紙
を剥がして、その上に底板2aの左右両側の下面を先に
接着しておく。
【0079】この実施形態の場合は、底板2aの先端の
残り板6でストッパー壁5を巻き込んで断面台形状の筒
状に形成するため、図1〜図3の実施形態より、組み立
て状態の構造が堅牢となる。また、背板2側の残り板9
も、断面台形状の筒状に形成されるため、組み立て状態
の強度が向上する。
【0080】さらに、図2、図3の場合よりも、底板2
aの部分の面積が広く、しかも両側板1b、1cの下端
全体が底板2aと重ねて接着されているので、置いたと
きの安定性が良い。背板2に窓孔8が開いているので、
指を差し込んで、後ろからトイレットペーパーを取り出
し口側に押し出すこともできる。
【0081】〔折り畳み式ストック箱の第三実施形態〕
図6、図7は第三実施形態であり、図4、図5の残り板
6の先端に、図4、図5の背板2側の残り板9が一体に
連続した形状になっている。すなわち、図4の取り出し
口側の固定用水平部6cの先端と背板側の固定用水平部
9fの先端とが一体に連続した恰好になっている。
【0082】その結果、図6のように、残り板6の先端
の固定用水平部6Cの先端に、折り曲げ部9e、傾斜部
9d、折り曲げ部9c、水平部9b、折り曲げ部9aの
順に連続しており、最先端に糊代9gを有している。
【0083】また、背板2の内面には、糊代9gを接着
するための両面接着テープT11を貼ってあり、底板2
aの中央には、両面接着テープT12を予め貼ってあ
る。なお、この実施形態における固定用水平部6Cの幅
は、図4の固定用水平部6c+9fの寸法に一致させて
もよいし、一致させなくてもよい。
【0084】組み立てに際しては、まず側板下端の糊代
1i、1nを内側に水平に折り曲げ、その両面接着テー
プT9、T10の剥離紙を剥がして、その上に底板2a
の左右両側の下面を接着しておく。
【0085】次いで、背板側の両面接着テープT11、
T12の剥離紙を剥がした状態で、ストッパー壁2hを
正面のストッパー壁5の前に回し、さらにその上端を通
って、中間の固定用水平部6Cを、底板2a上の両面接
着テープT12上に接着する。その結果、図7のよう
に、傾斜部6aを含む断面台形状の筒状の正面側受け部
が形成される。
【0086】最後に、最先端の糊代9gを背板の両面接
着テープT11に接着すると、図7のように、傾斜部9
d、上底となる水平部9b、背板下端2i、下底となる
底板2aによって、断面台形状の筒状の背板側受け部が
形成される。
【0087】この実施形態の場合は、折り畳み状態で
は、底板2aから先端の糊代9gまでは、折り目を平ら
に伸ばした状態で、背板2の上に重ね、天板2bは折り
曲げ部2cで折り曲げて重ねる。したがって、3枚重ね
となる。
【0088】この実施形態の場合の利点は、第二実施形
態の場合の利点に加えて、窓孔8が無く、残り板9も無
いので、構成がより簡素であり、より安価に製造でき
る。また、組み立て操作も、より簡単である。
【0089】〔第四実施形態:ストック箱に内蔵した状
態で販売する実施形態〕内部に複数個のトイレットペー
パーを入れた状態で販売する場合は、以上の各実施形態
のようにして組み立てた状態で、内部に横向きに複数の
トイレットペーパーを内蔵した状態で、透明の合成樹脂
製フィルムなどでストック箱全体を包装しておく。
【0090】このように透明のフィルムやシートなどで
包装しておけば、取り出し口3や左右の半円状切り欠き
4a、4bから、内部のトイレットペーパーが見えるの
で、購入者は、売り場でも、どのようなトイレットペー
パーが入っているか、一目で確認できる。
【0091】したがって、このようにトイレットペーパ
ーが入っているストック箱を購入すれば、内部のトイレ
ットペーパーを使用し尽くしたら、次回からは通常のト
イレットペーパーのみを購入して来て、このストック箱
にストックしておくことができる。
【0092】長期間使用して、飽きて来た場合は、両面
接着テープの部分で剥がして、主箱板1と背板2を分離
すれば、折り畳んで保管しておける。再び使いたくなっ
た場合は、市販の両面接着テープを新たに貼りなおし
て、組み立てることができる。
【0093】以上の実施形態において、底板2aは、側
板下端の糊代1i、1nの上面ではなく、下面に接着し
てもよい。また、各両面接着テープは、図示位置ではな
く、図示の両面接着テープと接着される相手側に貼って
おいてもよい。すなわち、互いに接着される面であれ
ば、どちら側に貼っておいてもよい。
【0094】以上の各実施形態は、正面板1a、左側板
1b、右側板1cからなる主箱板1と背板2とが分離
し、別体になっているが、図8以下のように、最初から
主箱板1の左側板1bの背部と背板2とが一体に連結し
ており、また背板2と右側板1cの背部とを重ねて接着
してあり、消費者が接着作業なしで、そのまま四角筒に
組み立てられるようにしてもよい。この場合は、消費者
が背板2を接着する負担が軽減される。
【0095】〔第五実施形態:嵌め込み式の底部構造〕
図8以下は、最初から四角筒タイプの実施形態である。
この実施形態は、初めから前記の主箱板1の左側板1b
の背部と背板2とが一体に連結しており、また背板2と
右側板1cの背部とを重ねて接着してあり、そのまま四
角筒に組み立てられるようになっている。したがって、
通常のありふれた四角筒と考えてよい。
【0096】このような四角筒構造において、底部は、
接着ではなく嵌め込み構造になっている。すなわち、図
8のように、左側板1bの下端からは、舌片10bを有
する台形状底板11bが、水平に折り曲げ可能に連続し
ており、右側板1cの下端からは、舌片10cを有する
台形状底板11cが、水平に折り曲げ可能に連続してい
る。
【0097】正面板1aの下端のストッパー壁5の下端
からは、左右に凸部12を有し、中間に凹部13を有す
る底板11aが、水平に折り曲げ可能に連続している。
また、背板2の下端からは、先端に長方形舌片14を有
する左右対称形の台形底板11dが、水平に折り曲げ可
能に連続している。
【0098】図9、図10は、これらの各底板を互いに
嵌め込んで組立て完成した状態の斜視図であり、図9は
下側から見た図、図10は内側から見た図である。底部
をこのように組み立てるには、まず図8の正面側の底板
11aを内側に90度折り曲げ、その上に左右の台形状
底板11b、11cを90度折り曲げて重ねる。このと
き、舌片10b、10cを正面側底板11aの凹部13
の下に潜り込ませ、その上に、背板側の台形底板11d
を90度折り曲げて、先端の長方形の舌片14を凹部1
3の下に潜り込ませると完成である。この完成状態を下
から見ると、図9のようになり、内部から見ると、図1
0のようになる。
【0099】このように、接着作業なしに、嵌め込み作
業のみで組み立てることができ、消費者の負担が軽減さ
れる。
【0100】図8以下の実施形態は、トイレットペーパ
ーの給紙器を兼ねたストック箱であり、ストック箱中の
最下のトイレットペーパーより上側にストッパー桟15
を水平に挿入してある。ストッパー桟15の一端には、
幅広の取っ手15aを設けてある。
【0101】また、引き出したトイレットペーパーを使
用する分だけ切り離すためのカッター16が、図1〜図
3のストッパー壁5の正面に固定してある。このカッタ
ー16は、厚紙製でも、合成樹脂板製でも、金属板製で
もよい。なお、上端がカッター刃になっている。
【0102】〔第六実施形態:嵌め込み式の受け構造〕
図11、図12は、図4、図5の第二実施形態を改良し
て、両面接着テープを使用しないで、嵌め込みのみで組
立て可能にした実施形態である。ただし、図4、図5の
水平部6bを含む残り板6の部分と違って、図1〜図3
のように、取り出し口3を開けた後に残った部分6を、
高さHのストッパー壁5の上端から延長している。
【0103】そして、図11のように、図4における正
面側の傾斜部6aの先の固定用水平部6cの前半の左右
両側を切除して、中間に舌片6dを残してある。また、
図4における背板2側の傾斜部9dと固定用水平部9f
との間の折り曲げ部9eに、前記の舌片6dを嵌め込む
ためのスリット9hを開けてある。
【0104】組立てに際しては、まず背板側の固定用水
平部9fを図5のように水平に折り曲げた状態で、正面
側の受け板6を図5のように折り曲げ、さらに固定用水
平部6cの先の舌片6dを前記のスリット9hに上から
差し込む。以上で組立ては完了であり、組立て完了状態
を斜め上から見ると図12のようになり、断面構造は図
5の場合とほぼ同等となる。
【0105】すなわち、図13のように、前記のような
嵌め込み式の底部と共に、傾斜部9dを含む背板2側の
断面台形状筒部t1と、傾斜部6aを含む取り出し口3
側の断面台形状筒部t2とが形成される。
【0106】この実施形態では、接着作業なしに、嵌め
込み作業のみで組み立てることができる。また、両面接
着テープを使用しないので、組立てや分解を何回でも繰
り返し自由自在に行なえる。底部は図8のように開いた
状態で、受け部は図4のように開いた状態で、四角筒を
菱形にし、さらに押しつぶすと、左側板1b、背板2、
右側板1cおよび正面板1aを2枚重ねに折り畳むこと
ができる。
【0107】なお、図4、図5の実施形態においても、
両面接着テープT7、T8による接着構造に代えて、図
11、図12のような嵌め込み構造を採用することも可
能である。
【0108】〔第七実施形態:給紙箱兼ストック箱〕左
側板1bにあけた横孔17bと右側板1cにあけた横孔
17cに、図8、図9のように、ストッパー桟15を水
平に挿入してある。このストッパー桟15は、ストック
箱中の最下のトイレットペーパーより幾分上側に位置し
ている。このストッパー桟15は、常時挿入した状態で
もよいし、抜き差ししてもよい。
【0109】常時挿入状態で使用する場合は、図13の
ように、ストッパー桟15の上側に例えば2個のトイレ
ットペーパーPを入れておき、別の1個は、取り出し口
3から、受け部の傾斜部9d、傾斜部6aの上に挿入し
ておく。受け部上のトイレットペーパーPは、その引き
出し端P1が下側に位置するように、セットする。
【0110】したがって、使用時には、トイレットペー
パー先端P1を多少上向きに引っ張ると、容易に引き出
すことができる。使用する分だけカットするには、鎖線
P2で示すように、下向きにして、カッター16に当て
て引っ張ると、容易に切断される。
【0111】このように、トイレットペーパー先端P1
を多少上向きに引っ張るようにすると、トイレットペー
パー自体が浮き上がる力を受けるので、抵抗なく軽く引
き出せる。
【0112】通常のトイレットペーパー給紙器の場合
は、カットした後に、次の引き出しのためのつかみ代が
残らないので、次の使用分の先端をつかむのに不自由を
するが、このように、上向きに引き出す場合は、カット
後に、カッター16の内側に、長さL分だけ残るので、
このロール先端に残っているL部分を指先で容易に挟ん
で引き出すことができる。
【0113】最下端のトイレットペーパーを使用した後
は、取り出し口3から受け部の上に手を挿入して、スト
ック箱中のトイレットペーパーを下から押し上げ、上側
から取り出して、取り出し口3から受け部の上に挿入す
る。
【0114】ストッパー桟15を抜き差しする場合は、
最初はストッパー桟15を抜いた状態で、1個のトイレ
ットペーパーを上から挿入した後、ストッパー桟15を
挿入してセットしてから、2個目、3個目を上から挿入
する。
【0115】最初に投入したトイレットペーパーを使用
し尽くしたら、ストッパー桟15を引き抜くと、その上
の2個のトイレットペーパーが一緒に落下する。次に、
取り出し口3から受け部の上に手を挿入して、上側の1
個を押し上げた状態で、ストッパー桟15を挿入しセッ
トすると、上側のトイレットペーパーの荷重が最下のト
イレットペーパーに作用しないので、最下のトイレット
ペーパーを容易に引き出して使用できる。
【0116】なお、このストッパー桟15とカッター1
6は、第一〜第四実施形態にもそのまま適用できること
は言うまでもない。ストッパー桟15は、折り畳んだ状
態のストック箱に添付しておく。また、カッター16
は、予め図示のように接着固定しておいてもよいし、別
体を添付しておいて、使用者の好みで、各自で接着する
ように、接着剤や両面接着テープと一緒に添付しておい
てもよい。
【0117】以上説明した本発明のストック箱は、床面
に置いてもよいが、例えば画鋲やネジ、釘などを用い
て、天板2bをトイレの壁などに固定してもよい。この
とき、図12のように、天板2bを二つ折りにして、重
ねた状態で孔18からネジや釘などを刺すと、天板2b
が損傷し難く、より確実に固定できる。
【0118】なお、主箱板1や背板2の外側の面には、
化粧紙を貼ったりして、外観のデザインを工夫すること
は言うまでもない。
【0119】図8以下の実施形態も、第四実施形態のよ
うに、内部に複数個のトイレットペーパーを入れた状態
でも販売できる。その場合は、四角筒を組み立て、底部
や受け部も組み立てた状態で、内部に横向きに複数のト
イレットペーパーを内蔵しておき、透明の合成樹脂製フ
ィルムなどでストック箱全体を包装しておく。ストッパ
ー桟は、挿入状態でも、別添でもよい。
【0120】
【発明の効果】請求項1によると、トイレットペーパー
のストック箱が、折り畳んだ状態で販売されるので、嵩
張らず、その結果、流通段階における運送費を節減で
き、また保管スペースも少なくてすむ。パーツは、主箱
板と背板の2枚だけなため、組み立ても簡便で、煩わし
くない。
【0121】組み立てて使用している間に、デザインが
飽きたりして、別のストック箱を使用したい場合は、再
度折り畳んで保管しておき、必要に応じて再度組み立て
て使用できる。
【0122】組み立てた状態では、正面下側に、トイレ
ットペーパーを1個だけ取り出せる取り出し口が開いて
おり、左右両側にもトイレットペーパーをつかめるよう
に切り欠きが形成してあるので、使用状態において、内
部にどのようなトイレットペーパーが入っているか常時
目視確認できる。また、蓋を開閉する煩わしさが無いだ
けでなく、取り出そうとするトイレットペーパーを左右
両側から把持して容易に取り出せる。
【0123】背板に連続している底板の先端に、取り出
し口の下のストッパー壁を包み込むようにして断面台形
状の筒状に折り曲げ可能な正面側受け板を有しているの
で、堅牢な正面側受け部を形成できる。また、この受け
部は、トイレットペーパーが転がり出るのを防ぐストッ
パー機能も兼ねている。
【0124】背板の下部に窓孔を開けてなる残り板で、
断面台形状の筒状に形成できるように折り目のついた背
板側受け板を形成してあるので、背板側にも筒状の堅牢
な受け部を形成できる。背板の下部に窓孔が開いている
ので、後ろから指でトイレットペーパーを押し出すこと
もできる。
【0125】このように、底板の前後に断面台形状の筒
状受け部が形成されることで、ストック箱全体が堅牢と
なり、床に置いた際の安定性も良くなる。
【0126】請求項2によると、背板側の筒状受け部
も、背板の窓孔部分だけでなく、ストック箱の幅の全長
にわたって筒状に形成できるので、より堅牢となる。し
かも、背板に窓孔が無いので、背板も堅牢となり、構成
も簡素化され、より安価に製造できる。組み立て操作
も、より簡単である。
【0127】請求項3によると、店舗で包装した状態で
は、取り出し口や左右の切り欠きの部分から、内部のト
イレットペーパーが見えるので、どのようなトイレット
ペーパーが入っているか容易に目視確認でき、安心して
購入できる。
【0128】ストック箱の正面下側に、トイレットペー
パーを1個だけ取り出せる取り出し口が開いており、左
右両側にはトイレットペーパーをつかめるように切り欠
きが形成してあるので、使用状態においても、内部にど
のようなトイレットペーパーが入っているか容易に目視
確認できる。
【0129】また、蓋を開閉する煩わしさが無いだけで
なく、取り出そうとするトイレットペーパーを左右両側
から把持して容易に取り出せる。
【0130】前記取り出し口の下側には、断面台形状の
筒状の正面側受け部を有し、背板側にも断面台形状の筒
状受け部を有している。したがって、堅牢な構造とな
り、店頭で販売時に購入者が乱暴に扱っても変形したり
するのを防止できる。また、前後の筒状受け部は、トイ
レットペーパーが変形しないように支持でき、かつ取り
出し口が常時開いたままになっていても、トイレットペ
ーパーが転がり出るのを防止できる。
【0131】請求項4のように、取り出し口の下のスト
ッパー壁の上端から延長している受け板を、底部と共に
断面台形状の筒状となるように折り曲げた状態で、背板
から延長している背板側受け板と互いに嵌め込み固定で
きる構造になっているので、接着しないでも、断面台形
状の筒状部を前後に形成して、トイレットペーパーの受
け部を形成でき、消費者の組み立て作業が容易になる。
【0132】請求項5のように、各側壁から、折り目を
介して延長している各底板を、折り目で折り曲げて互い
に嵌め込むことで、底部を形成可能となっているので、
接着なしで、組み立てることができ、組み立て作業が容
易になる。
【0133】請求項6のように、取り出し口の下側に固
定するカッターを有しており、しかも最下のトイレット
ペーパーより幾分上側にストッパー桟を設ける構造にな
っているので、下から2段目以上のトイレットペーパー
はストッパー桟で支持することで、最下のトイレットペ
ーパーを引き出して使用でき、給紙器を兼ねることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態の折り畳み式のストック箱を組
み立てた状態の斜視図である。
【図2】 図1のストック箱の縦断面図である。
【図3】 図1のように接合する前の主箱板と背板の斜
視図である。
【図4】 第二実施形態(背板の窓孔の残り板で筒状受
け部を形成する例)の主箱板と背板の斜視図である。
【図5】 図4の主箱板と背板を組立てた状態の要部断
面図である。
【図6】 第三実施形態(底板先端に前後両方の傾斜部
を設ける例)の主箱板と背板の斜視図である。
【図7】 図6の主箱板と背板を組立てた状態の要部断
面図である。
【図8】 第五実施形態の底部分解状態の斜視図であ
る。
【図9】 第五実施形態の底部完成状態の下からの斜視
図である。
【図10】 第五実施形態の底部完成状態の内側からの
斜視図である。
【図11】 第六実施形態による受け部の分解状態の斜
視図である。
【図12】 第六実施形態による受け部の完成状態の斜
視図である。
【図13】 第七実施形態(給紙兼ストック箱)の側面
図である。
【符号の説明】
B ストック箱 P トイレットペーパー 1 主箱板 1a 正面板 1b 左側板 1c 右側板 1e、1g、1i、1k 糊代 1d、1f、1h、1j 折り曲げ部 1L、1m 折り曲げ部 2 背板 2a 底板 2b 天板 2e 傾斜部 2c、2d、2f 折り曲げ部 3 取り出し口 4a、4b 切り欠き 5 ストッパー壁 6 受け板(残り板) 6a 傾斜部 6c、6C 固定用水平部 7a…7c 折り曲げ部 T1…T12 両面接着テープ 9b 水平部 9d 傾斜部 9f 固定用水平部 9h スリット 10b 舌片 10c 舌片 11a 底板 11b 台形状底板 11c 台形状底板 11d 台形底板 12 凸部 13 凹部 14 長方形舌片 15 ストッパー桟 15a 取っ手 16 カッター 17b 横孔 17c 横孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトイレットペーパーを横向きに重
    ねてストックしておく、組み立て式のトイレットペーパ
    ーストック箱であって、 正面板と左右両側板とで、平面形状がコ字状になるよう
    に組み立てる主箱板を、2か所の直角部で折り畳んであ
    ること、 この主箱板の組み立て状態における正面下側には、トイ
    レットペーパーを1個だけ取り出せる取り出し口が開い
    ており、両側板には取り出そうとするトイレットペーパ
    ーを左右両側から把持できるように、前記取り出し口と
    連続する切り欠きが形成してあること、 主箱板の背部を閉鎖する背板の下端と連続している底板
    の先端に、前記の取り出し口の下のストッパー壁を包み
    込むようにして断面台形状の筒状に折り曲げた状態で、
    先端を底板上面に重ねて接着固定する正面側受け板を有
    していること、 背板の下部に窓孔を開け、その下端と連続した残り板を
    折り曲げると、背板下端部と底板とで断面台形状の筒状
    に形成できるように折り目のついた背板側受け板を有し
    ていること、 を特徴とするトイレットペーパーストック箱。
  2. 【請求項2】 複数のトイレットペーパーを横向きに重
    ねてストックしておく、組み立て式のトイレットペーパ
    ーストック箱であって、 正面板と左右両側板とで、平面形状がコ字状になるよう
    に組み立てる主箱板を、2か所の直角部で折り畳んであ
    ること、 この主箱板の組み立て状態における正面下側には、トイ
    レットペーパーを1個だけ取り出せる取り出し口が開い
    ており、両側板には取り出そうとするトイレットペーパ
    ーを左右両側から把持できるように、前記取り出し口と
    連続する切り欠きが形成してあること、 主箱板の背部を閉鎖する背板の下端と連続している底板
    の先端に、前記の取り出し口の下のストッパー壁を包み
    込むようにして断面台形状の筒状に折り曲げた状態で、
    中間の水平部を底板上面に重ねて接着固定する正面側受
    け板を有していること、 前記正面側受け板の中間の水平部に連続していて、先端
    を背板の内面に接着固定することで、背板下端と底板と
    で断面台形状の筒状部を形成できるように折り目のつい
    た背板側受け板を有していること、 を特徴とするトイレットペーパーストック箱。
  3. 【請求項3】 複数のトイレットペーパーを横向きに重
    ねてストックしておくトイレットペーパーストック箱兼
    包装箱であって、 平面形状が四角筒状の箱の正面の下側には、トイレット
    ペーパーを1個だけ取り出せる取り出し口が開いてお
    り、両側には取り出そうとするトイレットペーパーを左
    右両側から把持できるように、前記取り出し口と連続す
    る切り欠きが形成してあり、 ストック箱の底部と共に断面台形状の筒状部を形成する
    ように折り曲げた状態の正面側受け部と、ストック箱の
    底部と共に断面台形状の筒状部を形成するように折り曲
    げた背板側受け部と、を有しており、 内部には複数個のトイレットペーパーを収納した状態
    で、箱全体を透明なフィルムで包装してあること、 を特徴とする包装兼トイレットペーパーストック箱。
  4. 【請求項4】 複数のトイレットペーパーを横向きに重
    ねてストックしておく、組み立て式のトイレットペーパ
    ーストック箱であって、 組み立てた状態で四角筒となる正面板と左右両側板と背
    板とが一体に連続しており、かつ折り畳んであること、 前記の正面下側には、トイレットペーパーを1個だけ取
    り出せる取り出し口が開いており、両側板には取り出そ
    うとするトイレットペーパーを左右両側から把持できる
    ように、前記取り出し口と連続する切り欠きが形成して
    あること、 前記の取り出し口の下のストッパー壁の上端から延長し
    ている受け板を、底部と共に断面台形状の筒状となるよ
    うに折り曲げた状態で、背板から延長している背板側受
    け板と互いに嵌め込み固定するための正面側受け板を有
    していること、 前記の背板の下部に窓孔を開け、その下端と連続した残
    り板を、底部と共に断面台形状の筒状となるように折り
    曲げた状態で、前記の正面側から延長している正面側受
    け板と互いに嵌め込み固定するための背板側受け板を有
    していること、 を特徴とするトイレットペーパーストック箱。
  5. 【請求項5】 前記の正面板と左右両側板と背板から、
    折り目を介して延長している底板を有しており、組み立
    て時に、これらの各底板を折り目で折り曲げて互いに嵌
    め込み、底部を形成可能となっていることを特徴とする
    請求項4に記載のトイレットペーパーストック箱。
  6. 【請求項6】 複数のトイレットペーパーを横向きに重
    ねてストックしておく、組み立て式のトイレットペーパ
    ーストック箱であって、 組み立てた状態で四角筒となる正面板と左右両側板と背
    板とが折り畳んであること、 前記の正面板下側には、トイレットペーパーを1個だけ
    取り出せる取り出し口が開いており、両側板には取り出
    そうとするトイレットペーパーを左右両側から把持でき
    るように、前記取り出し口と連続する切り欠きが形成し
    てあること、 ストック箱の底部と共に断面台形状の筒状部を形成する
    ように折り目を有する正面側受け板を有していること、 ストック箱の底部と共に断面台形状の筒状部を形成する
    ように折り目を有する背板側受け板を有していること、 前記の左右両側板に、最下のトイレットペーパーより幾
    分上側に横孔を開けてあり、これらの横孔に挿入するス
    トッパー桟を有していること、 前記の取り出し口の下側に固定するカッターを有してい
    ること、 を特徴とするトイレットペーパーストック箱。
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