JP6438315B2 - タイヤの検査方法 - Google Patents
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Description
大気よりも高い濃度のオゾンを含む雰囲気中にタイヤを晒す第一オゾン曝露工程、
上記の工程よりも、さらに高い濃度のオゾンを含む雰囲気中にタイヤを晒す第二オゾン曝露工程、
及び
タイヤ表面のクラックを観測するクラック観測工程
を含む。
上記タイヤ表面を洗浄する表面洗浄工程
をさらに含む。
高温の雰囲気中で上記タイヤを保管する高温保管工程
をさらに含む。
高温の雰囲気中で上記タイヤを保管する高温保管工程
をさらに含む。
耐クラック性が優れたタイヤ(タイプA)及び耐クラック性がタイプAよりも劣るタイヤ(タイプB)の二種類のタイヤが準備された。これらのタイヤのサイズは、いずれも165/90D18 107Mである。
図1に示された検査方法で、タイプA及びタイプBのタイヤの検査を実施したのが実施例1である。この検査の条件が表1に示されている。表面洗浄工程では、プラスチック製のブラシで溝底が洗浄された。高温保管工程において、表1に示されていない検査条件は以下の通りである。
使用リム:標準リム(サイズ=4T×18)
空気圧:420kPa(タイヤの正規内圧の100%)
保管温度:80℃
湿度:20%
第一オゾン曝露工程におけるタイヤの保管期間は1日である。第一オゾン曝露工程及び第二オゾン曝露工程において、表1に示されていない検査条件は以下の通りである。
使用リム:標準リム(サイズ=4T×18)
空気圧:420kPa(タイヤの正規内圧の100%)
保管温度:25℃
湿度:50%
クラック観測工程は、第二オゾン曝露工程での保管期間が1日経過するごとに実施された。
実施例1と同じ検査条件で第二オゾン曝露工程のみを実施したのが、比較例1である。比較例1は、従来の検査方法である。
表面洗浄工程を実施しないことの他は実施例1と同様にしたのが、実施例2である。
高温保管工程を実施しないことの他は実施例1と同様にしたのが、実施例3である。
表面洗浄工程及び高温保管工程を実施しないことの他は実施例1と同様にしたのが、実施例4である。
第一オゾン曝露工程を実施しないことの他は実施例1と同様にしたのが、比較例2である。
第一オゾン曝露工程を実施しないこと及び濃度C2を表3の値としたことの他は実施例1と同様にしたのが、比較例3である。
それぞれの実施例及び比較例について、5本のタイプAのタイヤ及び5本のタイプBのタイヤが検査された。それぞれのタイヤについて、タイヤ表面に長さ1mm以上のクラックが発生するまでの第二オゾン曝露工程での保管日数が計測された。タイプAのタイヤについてのこの日数の平均及び標準偏差と、タイプBのタイヤについてのこの日数の平均及び標準偏差とが表1−3に示されている。タイヤAのクラック発生までの保管日数とタイヤBのクラック発生までの保管日数との差が大きいほど、好ましい。また標準偏差が小さいほど、好ましい。
製造後2年経過したタイプAのタイヤについて、トレッドの硬さが測定された。また、この実施例及び比較例の検査が終了した後のタイプAのタイヤについて、トレッドの硬さが測定された。この検査終了後のタイヤのトレッドの硬さと、製造後2年経過したタイヤのトレッドの硬さとの差が、表1−3に示されている。この差がマイナスであることは、検査終了後のタイヤのトレッドの硬さが、製造後2年経過したタイヤのトレッドの硬さより低いことを表す。この差が小さいほど、タイヤの硬化を再現した検査ができている。この差が小さいほど好ましい。
Claims (11)
- 大気よりも高い濃度のオゾンを含む雰囲気中にタイヤを晒す第一オゾン曝露工程、
上記の工程よりも、さらに高い濃度のオゾンを含む雰囲気中にタイヤを晒す第二オゾン曝露工程、
及び
タイヤ表面のクラックを観測するクラック観測工程
を含み、
上記第一オゾン曝露工程におけるオゾン濃度が20pphm以上40pphm以下であり、
上記第二オゾン曝露工程におけるオゾン濃度が50pphm以上80pphm以下であるタイヤの耐クラック性の検査方法。 - 上記第一オゾン曝露工程及び第二オゾン曝露工程における雰囲気の湿度が70%以下である請求項1に記載の耐クラック性の検査方法。
- 上記第一オゾン曝露工程及び第二オゾン曝露工程における雰囲気の湿度が50%以下である請求項2に記載の耐クラック性の検査方法。
- 上記第一オゾン曝露工程及び第二オゾン曝露工程における雰囲気の温度が10℃以上25℃以下である請求項1から3のいずれかに記載の耐クラック性の検査方法。
- 上記第一オゾン曝露工程の前に、
上記タイヤ表面を洗浄する表面洗浄工程
をさらに含む請求項1から4のいずれかに記載の耐クラック性の検査方法。 - 温度が80℃以上100℃以下の熱湯に上記タイヤを浸漬することで上記タイヤ表面が洗浄される請求項5に記載の耐クラック性の検査方法。
- 上記タイヤのトレッドの溝底がブラシで磨かれる請求項6に記載の耐クラック性の検査方法。
- 上記第一オゾン曝露工程の前に、
高温の雰囲気中で上記タイヤを保管する高温保管工程
をさらに含む請求項1から7のいずれかに記載の耐クラック性の検査方法。 - 上記表面洗浄工程と上記第一オゾン曝露工程との間に、
高温の雰囲気中で上記タイヤを保管する高温保管工程
をさらに含む請求項5から7に記載の耐クラック性の検査方法。 - 上記高温保管工程における上記タイヤの温度が70℃以上90℃以下であり、保管期間が5日以上である請求項8又は9に記載の耐クラック性の検査方法。
- 上記タイヤがスペアタイヤである請求項1から10のいずれかに記載の耐クラック性の検査方法。
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