JP6438089B2 - 回転コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車などのステアリング装置に実装されてエアバッグシステムなどの電気的接続機構として用いられる回転コネクタに関し、特に、ロック機構を有する回転コネクタに関する。
回転コネクタの外形は略環状であり、回転操作具の回転に伴って回転する環状の回転ケース(可動側ハウジング)と、前記回転ケースの下方に設けられ前記環状の回転ケースを回転自在に支持する環状の底面部材を有する固定ケース(固定側ハウジング)とを含む。使用中、回転コネクタの環状中心に回転操作具のステアリングシャフトを挿入することで、回転コネクタと回転操作具とが組み立てられる。組み立てる前に、回転ケースと固定ケースとが何れも中立位置に位置することを保証するために、回転ケースと固定ケースとの間の相対回転をロックするロック機構(「内蔵ロック(inter lock)機構」と称されてもよい)を回転コネクタに設ける必要がある。
図1及び図2には、回転コネクタにおけるロック機構のロック解除過程が示されている。図1には、回転コネクタにステアリングシャフト(図示せず)が挿入される前の状態が示されており、図2には、回転コネクタにステアリングシャフト(図示せず)が挿入された後の状態が示されている。図1に示すように、ステアリングシャフトが挿入される前に、軸方向において、ロック機構1の可動部材2は回転コネクタの外形内に位置しており、ステアリングシャフトが挿入された後、ロック機構1の可動部材2は、ステアリングシャフトと共に下方へ移動し、回転コネクタの外形から飛び出す。ロック機構1はさらに係合部材3と被係合部材4を含み、可動部材2の移動により、係合部材3は被係合部材4を離れる方向に向いて移動され、ロック解除が実現される。
ロック機構1の可動部材2が軸方向に移動し、かつ回転コネクタの下方から飛び出し、回転コネクタの下方に一部の収容空間を確保する必要があるため、回転コネクタは自身の薄型化が難しくなり、かつ回転コネクタの設置空間も限定される。
本発明は、薄型化のロック装置を有し、かつ設置自由度を向上させる回転コネクタを提供する。
技術案1回転コネクタは、環状の回転ケースと、前記回転ケースの下方に設けられ前記回転ケースを回動自在に支持する環状の底面部材を有する固定ケースと、前記回転ケースと前記固定ケースとの間の相対回転をロックするロック機構と、を備える回転コネクタであって、
前記ロック機構は、径方向に往復移動可能な係止部材と、前記回転ケースの所定位置に設けられ、前記係止部材を収容し前記係止部材の前記径方向上の移動を規制する収容枠と、前記収容枠内に設けられ前記係止部材に弾性力を与える弾性部材と、前記固定ケースの前記底面部材に設けられた被係止部と、を有し、
前記収容枠は、前記底面部材に略垂直な前記係止部材を間に挟む一対の略平行な側壁を有し、前記一対の側壁の間に、前記回転ケースの回転軸心に向いて開口する開口部が形成され、前記収容枠の前記開口部側に、前記係止部材が前記開口部から離脱することを阻止する阻止部が設けられており、
前記阻止部は対となる第1の阻止部及び第2の阻止部を含み、前記第1の阻止部は前記一対の側壁の一方から他方へ突出し、前記第2の阻止部は、前記第1の阻止部と対向する位置で前記一対の側壁の前記他方から前記一方へ突出し、前記第1の阻止部と前記第2の阻止部間との間に前記係止部材の幅より狭い隙間があり、
ロック状態では、前記係止部材が前記弾性部材の前記弾性力で前記被係止部に係止され、
ロック解除状態では、前記係止部材が内周側から外周側へ移動されることで前記被係止部から脱出することを特徴とする。
技術案2の回転コネクタは、前記固定ケースの前記底面部材の内周側に設けられた切り欠きである。
技術案3の回転コネクタは、前記係止部材は、前記回転コネクタの回転軸心方向に対して前記径方向に傾斜する斜面を有し、外部の回転操作具が前記回転軸心方向に沿って前記回転コネクタに挿入される際に、前記斜面が前記回転操作具と当接して前記回転操作具からの押圧力を受けることで、前記係止部材が該挿入方向と直交する前記径方向の外周側へ移動される。
技術案4の回転コネクタは、前記係止部材は前記回転ケースから前記固定ケースへ突出する係止足を備え、前記ロック状態では、前記係止足が前記切り欠きに係止され、前記係止足と前記切り欠きとの径方向上の係止量は、前記回転操作具の挿入による前記係止部材の前記外周側への移動量より小さい。
技術案5の回転コネクタは、前記係止部材は、前記収容枠の前記側壁に向いている側面を有し、前記側壁は、前記側面に対向する面にそれぞれ前記係止部材の移動方向に一致するガイド部を有する。
技術案6の回転コネクタは、前記回転ケースは、内周側に装着部が設けられ、前記ロック機構を構成する前記係止部材、前記収容枠、および前記弾性部材は前記装着部に着脱可能に組み立てられる。
技術案7の回転コネクタは、前記装着部は、前記収容枠を前記装着部に固定するための固定用係り部を有する。
技術案10の回転コネクタは、前記係止部材が前記収容枠に挿入される際に、互いに接触する前記阻止部の一部及び前記係止部材の一部は面取りされている。
技術案11の回転コネクタは、前記収容枠は、前記底面部材に平行する上面有し、該上面に前記開口部側に向いて開口する切り欠き部を有する。
技術案12の回転コネクタは、前記弾性部材は径方向に沿って前記係止部材と前記収容枠との間に設置され、前記弾性部材の両端はそれぞれ前記係止部材および前記収容枠に固定される。
技術案1の回転コネクタによれば、ロック解除過程において、ロック機構とする可動部材の係止部材は、軸方向に移動しておらず、径方向のみに移動しているため、軸方向において、ロック機構は回転コネクタの外形から飛び出さない。従って、軸方向上の小型化(薄型化)ができ、さらに、回転コネクタの設置自由度を向上させることができる。
技術案2の回転コネクタによれば、切り欠きが内周側に設けられるため、係止部材は回転コネクタの内周側から外周側へ移動することでロック状態を解除し、かつ外周側まで移動した係止部材は、径方向においても回転コネクタの外形から飛び出さない。且つ、係止部材の移動方向と、回転操作具が挿入されることにより他の部材が径方向外側に向いて広まる方向と、一致しているため、方向変換機構又は方向変換部品を別途に設置する必要がない。
技術案3の回転コネクタによれば、斜面を具備する係止部材と、係止部材の径方向上の移動を規制する収容枠とを有するため、回転操作具の挿入方向(回転軸心方向)の力を該挿入方向とほぼ直交する径方向の力に変換できることにより、係止部材の径方向上の移動を実現している。
技術案4の回転コネクタにより、係止足と切り欠きとの径方向上の係止量は、係止部材が内周側から外周側へ移動する移動量より小さいため、係止部材の径方向上の移動によって、確実にロック解除することができる。
技術案5の回転コネクタによれば、収容枠の側壁上にガイド部を設けることにより、係止部材の径方向上の移動をより安定にガイドできる。
技術案6の回転コネクタによれば、ロック機構は装着部に着脱可能に組み立てられ、即ち、回転コネクタに含まれている主要部品を解体しなくてもロック機構を便利に交換でき、かつ装着過程の操作が簡単である。
技術案7の回転コネクタによれば、ロック機構は装着部に固定され、装着部から脱出されることがない。
技術案8の回転コネクタによれば、ロック機構の完全性及び独立性を保証できる。
技術案9の回転コネクタによれば、第1の阻止部と第2の阻止部との隙間の幅と、係止部材の幅との間の大きさ関係により、係止部材が開口部から脱出することを阻止し、阻止部の構造が簡単である。
技術案10の回転コネクタによれば、第1の阻止部と第2の阻止部との隙間の幅が、係止部材の幅より小さくしても、面取りによって、係止部材が収容枠に挿入される組み立て動作はスムーズになる。
技術案11の回転コネクタによれば、切り欠き部を設けることにより、収容枠は、係止部材が挿入された際に幅方向上において外側へ少し拡張でき、それにより係止部材の挿入動作は容易になる。
技術案12の回転コネクタによれば、弾性部材を係止部材と収容枠との間に確実に固定できる。
従来の回転コネクタにおけるロック機構のロック状態を示す図である。 従来の回転コネクタにおけるロック機構のロック解除状態を示す図である。 本発明の回転コネクタの斜視図である。 本発明の回転コネクタの分解斜視図である。 本発明の回転コネクタのロック機構のロック状態の斜視図である。 本発明の回転コネクタのロック機構のロック解除状態の斜視図である。 本発明の回転コネクタのロック機構の斜視拡大図である。 本発明の回転コネクタのロック機構のロック状態の断面図である。 本発明の回転コネクタのロック機構的ロック解除状態の断面図である。 回転ケース上に設けられる装着部の構造を示す部分斜視図である。 係止部材、収容枠及び弾性部材を示す斜視図である。 係止部材、収容枠及び弾性部材を示す分解斜視図である。 収容枠の他の角度から見た斜視図である。 係止部材の他の角度から見た斜視図である。
以下に本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。
図3は、本発明の実施形態に係わる回転コネクタの斜視図である。図4は、図3に示す回転コネクタの分解斜視図である。
図3、図4に示すように、本実施形態の回転コネクタは、主に、外部の回転操作具の回転に伴って回転する環状の回転ケース(可動側ハウジング)10と、回転ケースの下方に設けられ環状の回転ケース10を回転自在に支持する環状の底面部材21を有する固定ケース(固定側ハウジング)20と、回転ケース10と固定ケース20との間の相対回転をロックするロック機構30とを備える。外部の回転操作具とは、通常、ハンドル(図示せず)、ステアリングシャフトZ(図8参照)などの部材により構成される。
また、回転コネクタは、回転ケース10と固定ケース20との間に回動自在に配置されるブラケット40をさらに有する。ブラケット40は、合成樹脂の成型品であり、回動自在な環状平板部40aと、該環状平板部40aに立設され回転可能な複数のローラ40bとを有する。ローラ40bに掛けられる少なくとも1つのフラットケーブル(図示せず)により、固定ケース20と、ハンドル(図示せず)に連結される回転ケース10との間の電気的な接続を行う。フラットケーブルは、エアバッグシステム又はホーン回路などの電気信号の伝送に用いられてもよく、各種のステアリングスイッチの電気信号の伝送に用いられてもよい。
回転ケース10は、合成樹脂製の上部回転子11及び下部回転子12を含み、下部回転子12は、スナップ係合により上部回転子11と一体化される。上部回転子11は、固定ケース20と対向するリング状の天板部11aと、該天板部11aの中央から垂下する内筒部11bとを有しており、内筒部11bの内径は、回転操作具のステアリングシャフトZが挿入可能なサイズに設定される。
固定ケース20は、合成樹脂製の底面部材21と外筒体22とを含み、略リング状の底面部材21及び略円筒状の外筒体22は、スナップ係合により結合されている。図3及び図4に示すように、外筒体22の外面側の所定箇所に複数の上部接続部22aが併設され、底面部材21の外周側の所定位置には、上部接続部22aとスナップ係合される複数の下部接続部21aが一体的に形成される。
また、天板部11a上には、さらに、電気信号を伝送するための可動側接続部13が設けられ、底面部材21の円周外側には、さらに、電気信号を伝送するための固定側接続部23が組み立てられている。図示しないフラットケーブルの長手方向の一方の端部は、固定側接続部23内に組み込まれたリードブロック(図示せず)と電気的に接続され、他方の端部は、可動側接続部13内に組み込まれたリードブロック(図示せず)と電気的に接続される。
また、図3および図4に示すように、回転コネクタはさらに外部係止部材50を備え、天板部11aに係止凹部11cが設けられ、外筒体22に係止部材挿入部22bが設けられている。ロック状態では、外部係止部材50が係止部材挿入部22bに挿入され、かつ係止凹部11cに嵌合されている(図3参照)。外部係止部材50の用途は、回転コネクタとステアリングシャフトZとが組み立てられる前(例えば、回転コネクタが単体で運送される段階)に回転コネクタの中立位置を維持することである。回転コネクタとステアリングシャフトZとが組み立てられた後、外部係止部材50は取り外される。
すなわち、ロック機構30と外部係止部材50は、いずれも回転コネクタとステアリングシャフトZとが組み立てられる前に回転ケース10と固定ケース20との間の相対回転をロックできる。ロック機構30は他の状況(例えば、自動車を修理又はメンテナンスする場合)でステアリングシャフトZが回転コネクタから引き抜かれた際でもロック機能を発揮できる。
下部回転子12は、ステアリングシャフトZが挿入可能な略円筒状に形成され、該下部回転子12と、上部回転子11の円筒部11bとがスナップ係合を行う。なお、下部回転子12を摺動自在に底面部材21の内周縁部と係合させることにより、回転ケース10を回転自在に固定ケース20に接続する。
以下、本発明におけるロック機構30を詳細に説明する。
図5及び図12などに示すように、ロック機構30は、径方向に往復移動する係止部材31と、回転ケース10の所定位置に設けられ係止部材31を収容し、係止部材31の径方向に沿う移動を規制する収容枠32と、収容枠32内に設けられ、係止部材31に弾性力を与える弾性部材33と、固定ケース20の底面部材21上に設けられる被係止部21bとを有する。本実施形態における所定位置は、回転ケース10の内周側である。各部材の構造は、後に詳細に説明される。
図5は、本発明の回転コネクタのロック機構のロック状態の斜視図である。図6は本発明の回転コネクタのロック機構のロック解除状態の斜視図である。図7は本発明の回転コネクタのロック機構の斜視拡大図である。図5〜図7において、説明の便宜上、係止部材31、収容枠32及び被係止部21bを有する底面部材21のみを示しており、他の部材を省略している。また、被係止部21bの形状を明瞭に示すために、図7の上部には底面部材21のみの斜視拡大図が示されている。
図5〜図7に示すように、被係止部21bは、固定ケース20の底面部材21の内周側に設けられ、被係止部21bは、円周方向に沿って底面部材21の外周側に向いて開口する切り欠きである。ロック状態では、係止部材31は、弾性部材33の弾性力で被係止部21bに係止される。具体的に、係止部材31は、回転ケース10から固定ケース20へ突起する係止足31aを有しており、ロック状態では、係止足31aが被係止部21bに係止することにより、回転ケース10と固定ケース20との間は、相対的な回転を行うことができず、又は小さい範囲のみに相対的に移動することができる。本実施形態における被係止部21bの円周方向に沿う長さは、係止足31aの円周方向に対応する長さよりも大きいため、係止足31aの被係止部21bにおける可動量に対応して、回転ケース10及び固定ケース20は、小さい範囲内に相対的に回転することができる。もちろん、円周方向に沿う被係止部21bの長さは、円周方向に対応する係止足31aの長さとほぼ等しい場合、回転ケース10と固定ケース20との間は相対的に回転することができない。
弾性部材33は、例えば圧縮ばねであり(図12参照)、径方向に沿って係止部材31と収容枠32との間に設けられ、弾性部材33の両端は、それぞれ係止部材31と収容枠32に固定される。また、弾性部材33は板ばね、弾性を有する樹脂部材等であってもよい。
また、図11及び図12に示すように、係止部材31は、回転コネクタの回転軸心Kの方向に対して径方向に傾斜する斜面31bを有する。また、回転操作具の插入方向は、図5における回転軸心Kに沿う下向きの方向である。本実施形態では、斜面31bと回転操作具の插入方向とがなす角度は35度〜45度であるが、これに限られるものではない。
回転操作具のステアリングシャフトZが回転コネクタに挿入される際に、ステアリングシャフトZの先端は斜面31bに当接することで、係止部材31はステアリングシャフトZからの力を受けて回転コネクタの径方向の外周側へ移動し、回転コネクタの径方向はステアリングシャフトZの挿入方向と直交する。図6に示すように、回転操作具が挿入されるロック解除状態では、係止部材31は、固定ケース20の底面部材21に沿って内周側から外周側へ一定の距離を移動することにより、係止部材31の係止足31aは被係止部21bから脱出される。この時、係止足31aは固定ケース20の底面部材21の上方に位置し、底面部材21と接触しないことが好ましい。これにより、回転コネクタの動作過程に係止部材31と固定ケース20との間に摩擦抵抗が発生することを避けることができる。
本実施形態では、図7に示すように、係止足31aと被係止部21bとの径方向上の係止量L1は、被係止部21bの切り欠きの径方向上の切り欠き深さである。図5〜図7に示すように、回転操作具の挿入によって係止部材31が回転コネクタの外周側に移動した後、係止足31aは、既に完全に被係止部21bから脱出され、係止部材31の外周側へ移動した移動量L2は、被係止部21bの径方向上の切り欠き深さよりもはるかに大きい。もちろん、係止足31aの形状及び被係止部21bの形状は、これに限られるものではなく、係止足31aと被係止部21bとの径方向上の係止量L1が回転操作具の挿入による係止部材31の外周側へ移動する移動量L2より小さいことを満足すればよい。
図8及び図9は、回転コネクタのロック機構30のロック状態及びロック解除状態を示す断面図である。また、図8および図9において、ステアリングシャフトZの一部も示されている。ロック状態やロック解除状態に関わらず、軸方向上において、ロック機構30における係止部材31、収容枠32及び弾性部材33は、何れもブラケット40のローラ40bとほぼ同一の位置に位置している。具体的には、係止部材31、収容枠32及び弾性部材33の大部分はブラケット40のローラ40bと同一の高さに位置し、上側の一部だけはローラ40bより高いが、天板部11aの上面から突出されていない。そして、ロック状態やロック解除状態に関わらず、径方向上において、ロック機構30はブラケット40のローラ40bの内側(図8、図9における右側)に位置している。言い換えれば、本実施形態におけるロック機構30は、回転コネクタのローラ40b内側の空間を効果的に利用し、周方向又は径方向上に特別な空間の占用を必要とせずに本実施形態におけるロック機構30を設けることができ、回転コネクタの大型化を招くことがない。
また、回転ケース10の内周側に装着部14が設けられ、ロック機構30は、ユニット化の素子として装着部14に着脱可能に組み立てられる。図10は、回転ケースに設けられる装着部の構造を示す斜視図である。図10及び図11に示すように、装着部14は、ロック機構30を装着部14に固定するための固定用係り部14aを有する。同時に、収容枠32の外側面には、固定用係り部14aと係合する突起32aが設けられる。また、係止部材31の係止足31aを通過させる孔14bが装着部14の下面に形成され、孔14bの形状は、係止足31aが往復移動可能な略矩形形状である。
また、図12〜図14に示すように、収容枠32は、固定ケース20の底面部材21と垂直し、係止部材31を挟む一対の平行な側壁32bを有しており、係止部材31は、それぞれ収容枠32の側壁32bに向く2つの側面31cを有しており、側壁32bの側面31cと対向する面には、係止部材31の移動方向に一致するガイド部32cが設けられる。図13に示すように、収容枠32上に4つのガイド部32cが設けられ、各ガイド部32cは、側壁32bから内側に向いて突出する。同時に、係止部材31の2つの側面31c上にそれぞれ4つの凹溝31dが対応して設けられ、ガイド部32cと凹溝31dとの嵌合によって、係止部材31はガイド部32cに沿って往復移動できる。
また、略矩形の収容枠32は、回転ケース10の回転軸心Kに向いて開口して開口部32dを有しており、収容枠32の開口部32d側に4つの阻止部32eが設けられ、阻止部32eは、係止部材31が開口部32dから脱出されることを阻止するためのものである。
図13に示すように、阻止部32eは、左右に対となる第1の阻止部32e1及び第2の阻止部32e2を含み、第1の阻止部32e1は、一対の側壁32bの一方から他方へ突出し、第2の阻止部32e2は、第1の阻止部32e1に対向する位置で一対の側壁32bの他方から一方へ突出し、第1の阻止部32e1と第2の阻止部32e2との間に隙間を有しており、該隙間の幅は、係止部材31の該隙間に対応する位置の幅より小さい。言い換えれば,第1の阻止部32e1と第2の阻止部32e2との間の隙間の幅は、係止部材31を収容枠32に挿入する際に該隙間を通過した一部の幅より小さい。また、係止部材31が収容枠32に挿入される際に接触する阻止部32eの一部及び/又は係止部材31の一部は面取りされている。図13及び図14に示すように、阻止部32eの面取りされている一部は、各阻止部32eの回転軸心Kの一側に接近する端部T1であり、係止部材31の面取りされている一部は、各凹溝31dの回転軸心Kの一側に接近する端部T2である。
また、収容枠32は、底面部材21に平行する上面32fを有し、上面32fに開口部32d側に向いて開口する略U状の切り欠き部32gを有する。
以下、発明の効果について説明する。
本発明の回転コネクタによれば、ロック解除過程において、ロック機構30の可動部材としての係止部材31は、軸方向に移動しておらず、径方向のみに移動しているため、軸方向において、ロック機構30は回転コネクタの外形から飛び出さない。従って、軸方向上の小型化(薄型化)ができ、さらに、回転コネクタの設置自由度を向上させることができる。
本発明の回転コネクタによれば、被係止部21bとしての切り欠きが内周側に設けられるため、係止部材31は回転コネクタの内周側から外周側へ移動することでロック状態を解除し、かつ外周側まで移動した係止部材31は、径方向においても回転コネクタの外形から飛び出さない。且つ、係止部材31の移動方向と、回転操作具が挿入されることにより他の部材が径方向外側に向いて広がる方向と、一致しているため、方向変換機構又は方向変換部品を別途に設置する必要がない。
本発明の回転コネクタによれば、斜面31bを具備する係止部材31と、係止部材31の径方向上の移動を規制する収容枠32とを有するため、回転操作具の挿入方向(回転軸心方向)の力を該挿入方向とほぼ直交する径方向の力に変換できることにより、係止部材31の径方向上の移動を実現している。
本発明の回転コネクタによれば、係止足31aと被係止部21bとの径方向上の係止量L1は、係止部材31が内周側から外周側へ移動する移動量L2より小さいため、係止部材31の径方向上の移動によって、確実にロック解除することができる。
本発明の回転コネクタによれば、収容枠32の側壁上にガイド部32bを設けることにより、係止部材31の径方向上の移動をより安定にガイドできる。
本発明の回転コネクタによれば、ロック機構30は装着部14に着脱可能に組み立てられ、即ち回転コネクタに含まれている主要部品を解体しなくてもロック機構30を便利に交換でき、かつ装着過程の操作が簡単である。
本発明の回転コネクタによれば、ロック機構30は装着部14に固定され、装着部14から脱出されることがない。
本発明の回転コネクタによれば、ロック機構30の完全性及び独立性を保証できる。
本発明の回転コネクタによれば、第1の阻止部32e1と第2の阻止部32e2との隙間の幅と、係止部材31の幅との間の大きさ関係により、係止部材31が開口部32dから脱出することを阻止し、阻止部32eの構造が簡単である。
本発明の回転コネクタによれば、第1の阻止部32e1と第2の阻止部32e2との隙間の幅が係止部材31の幅より小さくても、面取りによって、係止部材31が収容枠32に挿入される組み立て動作がスムーズになる。
本発明の回転コネクタによれば、切り欠き部32gを設けることにより、収容枠32は係止部材31が挿入された際に幅方向上において外側へ少し拡張でき、それにより係止部材31の挿入動作は容易になる。
本発明の回転コネクタによれば、弾性部材33を係止部材31と収容枠32との間に確実に固定できる。
本発明は前記の実施形態に限られるものではなく、当業者は本発明の技術範囲又は同等の範囲内に、前記の実施形態の構成要素に対して各種の変更、組合せ、置換を行うことができる。
例えば、本実施形態において係止部材31、収容枠32および弾性部材33が一つのユニット化の素子として装着部14に着脱可能に組み立てられるが、収容枠32を独立に設置せずに回転ケースに一体的に収容枠を形成してもよい。これにより、部品の数が減少し、コストが低くなる。
10 回転ケース(可動側ハウジング)
11 上部回転子
11a 天板部
11b 内筒部
11c 係止凹部
12 下部回転子
13 可動側接続部
14 装着部
14a 固定用係り部
14b 孔
20 固定ケース(固定側ハウジング)
21 底面部材
21a 下部接続部
21b 被係止部
22 外筒体
22a 上部接続部
22b 係止部材挿入部
23 固定側接続部
30 ロック機構
31 係止部材
31a 係止足
31b 斜面
31c 側面
31d 凹溝
32 収容枠
32a 突起
32b 側壁
32c ガイド部
32d 開口部
32e 阻止部
32e1 第1の阻止部
32e2 第2の阻止部
32f 上面
32g 切り欠き部
33 弾性部材
40 ブラケット
40a 環状平板部
40b ローラ
50 外部係止部材
K 回転軸心
T1 阻止部の端部(面取り部)
T2 凹溝の端部(面取り部)
Z ステアリングシャフト
L1 係止量
L2 移動量

Claims (10)

  1. 環状の回転ケースと、前記回転ケースの下方に設けられ前記回転ケースを回動自在に支持する環状の底面部材を有する固定ケースと、前記回転ケースと前記固定ケースとの間の相対回転をロックするロック機構と、を備える回転コネクタであって、
    前記ロック機構は、径方向に往復移動可能な係止部材と、前記回転ケースの所定位置に設けられ、前記係止部材を収容し前記係止部材の前記径方向上の移動を規制する収容枠と、前記収容枠内に設けられ前記係止部材に弾性力を与える弾性部材と、前記固定ケースの前記底面部材に設けられた被係止部と、を有し、
    前記収容枠は、前記底面部材に略垂直な前記係止部材を間に挟む一対の略平行な側壁を有し、前記一対の側壁の間に、前記回転ケースの回転軸心に向いて開口する開口部が形成され、前記収容枠の前記開口部側に、前記係止部材が前記開口部から離脱することを阻止する阻止部が設けられており、
    前記阻止部は対となる第1の阻止部及び第2の阻止部を含み、前記第1の阻止部は前記一対の側壁の一方から他方へ突出し、前記第2の阻止部は、前記第1の阻止部と対向する位置で前記一対の側壁の前記他方から前記一方へ突出し、前記第1の阻止部と前記第2の阻止部間との間に前記係止部材の幅より狭い隙間があり、
    ロック状態では、前記係止部材が前記弾性部材の前記弾性力で前記被係止部に係止され、
    ロック解除状態では、前記係止部材が内周側から外周側へ移動されることで前記被係止部から脱出することを特徴とする回転コネクタ。
  2. 前記被係止部は、前記固定ケースの前記底面部材の内周側に設けられた切り欠きであることを特徴とする請求項1に記載の回転コネクタ。
  3. 前記係止部材は、前記回転コネクタの回転軸心方向に対して前記径方向に傾斜する斜面を有し、
    外部の回転操作具が前記回転軸心方向に沿って前記回転コネクタに挿入される際に、前記斜面が前記回転操作具と当接して前記回転操作具からの押圧力を受けることで、前記係止部材が該挿入方向と直交する前記径方向の外周側へ移動されることを特徴とする請求項2に記載の回転コネクタ。
  4. 前記係止部材は前記回転ケースから前記固定ケースへ突出する係止足を備え、
    前記ロック状態では、前記係止足が前記切り欠きに係止され、前記係止足と前記切り欠きとの径方向上の係止量は、前記回転操作具の挿入による前記係止部材の前記外周側への移動量より小さいことを特徴とする請求項3に記載の回転コネクタ。
  5. 記係止部材は、前記収容枠の前記側壁に向く側面を有し、
    前記側壁は、前記側面に対向する面にそれぞれ前記係止部材の移動方向に一致するガイド部を有することを特徴とする請求項4に記載の回転コネクタ。
  6. 前記回転ケースは、内周側に装着部が設けられ、
    前記ロック機構を構成する前記係止部材、前記収容枠、および前記弾性部材は着脱可能に前記装着部に組み込まれることを特徴とする請求項1に記載の回転コネクタ。
  7. 前記装着部は、前記収容枠を前記装着部に固定するための固定用係り部を有することを特徴とする請求項6に記載の回転コネクタ。
  8. 前記係止部材が前記収容枠に挿入される際に互いに接触する前記阻止部の一部及び前記係止部材の一部は、面取りされていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の回転コネクタ。
  9. 前記収容枠は、前記底面部材に平行する上面有し、該上面は前記開口部側に向いて開口する切り欠き部を有することを特徴とする請求項8に記載の回転コネクタ。
  10. 前記弾性部材は径方向に沿って前記係止部材と前記収容枠との間に設置され、前記弾性部材の両端はそれぞれ前記係止部材および前記収容枠に固定されることを特徴とする請求項1に記載の回転コネクタ。
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