JP2001347904A - ステアリング用信号伝達装置 - Google Patents

ステアリング用信号伝達装置

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JP2001347904A
JP2001347904A JP2000170645A JP2000170645A JP2001347904A JP 2001347904 A JP2001347904 A JP 2001347904A JP 2000170645 A JP2000170645 A JP 2000170645A JP 2000170645 A JP2000170645 A JP 2000170645A JP 2001347904 A JP2001347904 A JP 2001347904A
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steering
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signal transmission
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JP2000170645A
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Takeshi Sakakibara
武 榊原
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの巻き戻し・巻き取りの動作に伴っ
て、ケーブルと回転ロック機構とが互いに接触すること
がなく、ケーブルの劣化や回転摺動音の発生を抑制する
ステアリング用信号伝達装置を提供する。 【解決手段】 回転ロック機構21は、内筒18の上板
部18Aを貫通するリンクロッド29と、上板部18A
の下面側に中間部で回動自在に軸支されたロック片30
とを備え、リンクロッド29の下端がロック片30の一
端部30Aに回動自在に支持され、ロック片30の他端
部30Bが外筒17の上板部17B側へ付勢されて外筒
17と内筒18とがロック片30の他端部30Bと上板
部17Bの所定位置に形成されたロック穴32とが係止
されるようにした。このため、フラットケーブル19と
回転ロック機構21とが上板部17Bを介して隔てられ
るため、フラットケーブル19の劣化や回転摺動音の発
生を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のステア
リング内部に取り付けた例えばエアバッグ装置などの補
器に電力や信号を供給することを目的としたステアリン
グ用信号伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリング用信号伝達装置とし
て、図6に示すような特公平7−82897号公報に開
示されたものがある。同図に示すように、このステアリ
ング用信号伝達装置1は、第1ハウジング2と第2ハウ
ジング3とが同心状に且つ相対的に回転可能に組み合わ
され、これら第1ハウジング2及び第2ハウジング3で
形成されるリング状の室内にフラットケーブル4が渦巻
き状に収容されている。フラットケーブル4の一端は第
1ハウジング2側に固定され、フラットケーブル4の他
端は第2ハウジング3側に固定されている。ここで、第
1ハウジング2がステータであり、第2ハウジング3が
ロータとしての機能をもつ。第2ハウジング3は、ステ
アリングシャフト5の上部に固定されている。また、ス
テアリングシャフト5の上端部には、補器を備えるステ
アリングホイール6が固定されている。
【0003】第2ハウジング3内には、ステアリングシ
ャフト5の軸方向に沿って移動可能なロック部材7が設
けられている。ロック部材7の上端面には、第2ハウジ
ング3の上壁部3Aを貫通して上方に突出する操作突起
7Aが一体に設けられている。また、ロック部材7の上
部には、ステアリングシャフト5から遠ざかる方向に突
出するロック片部7Bが一体に設けられている。さら
に、ロック部材7の下面と第2ハウジング3の下壁部3
Bとの間には、圧縮されたロックバネ8が介在されてい
る。また、第1ハウジング2の上壁部2Aの下面には、
上記したロック部材7のロック片部7Bが入り込むロッ
ク溝2Bが形成されている。
【0004】このため、ステアリングホイール6を装着
する前の状態においては、第1ハウジング2と第2ハウ
ジング3との相対位置が所定の位置関係にある場合に、
ロックバネ8によりロック部材7が上方へ付勢され、ロ
ック片部7Bがロック溝2Bに入り込んで互いに位置関
係が固定された状態となっており、ステアリングホイー
ル6を装着する前に両ハウジング2、3の位置関係を保
持する機能を有している。
【0005】そして、ステアリングホイール6をステア
リングシャフト5の上端部に装着して第2ハウジング3
の上面に押し当てることにより、ロック部材7の操作突
起7Aが押し下げられ、これに伴ってロック片部7Bが
ロック溝2Bから外れるようになっている。この結果、
ロック片部7Bは、第1ハウジング2側に対して自由に
なり、第1ハウジング2と第2ハウジング3とが相対的
に回転可能となる。すなわち、ステアリングホイール6
の回転に伴い、ステータとしての第1ハウジング2とロ
ータとしての第2ハウジング3との相対回転が可能とな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のステアリング用信号伝達装置1においては、第
1ハウジング2と第2ハウジング3とで形成されるリン
グ状の室内にロック部材7が突出するため、フラットケ
ーブル4とロック部材7とが接触することにより、フラ
ットケーブル4の耐久性の劣化や回転摺動音の発生が危
惧される。また、ロック部材7が、第1ハウジング2と
第2ハウジングとで構成されるハウジングの中央付近に
存在するため、ステアリングホイール6側に、ロック部
材7の操作突起7Aと当接する構造部分を確保する必要
があり、ステアリングホイール6側の形状・構造の変更
を必要とするものであった。
【0007】そこで、本発明は、ケーブルを収容する第
1及び第2ハウジングの仮ロック解除後にケーブルの劣
化や回転摺動音の発生を抑制でき、ステアリングホイー
ル側に特別な構造変更を要することのないステアリング
用信号伝達装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コラム側に固定される第1のカバーとステアリングシャ
フト側に固定される第2のカバーとが相対的に回転自在
に設けられ、前記第1のカバーと前記第2のカバーとで
形成される環状の空間にケーブルが渦巻状に収容され、
該ケーブルの一端が前記第1のカバーから導出され、且
つ該ケーブルの他端が前記第2のカバーから導出される
ステアリング用信号伝達装置であって、前記第1のカバ
ーと前記第2のカバーとの相対回転を仮止めする回転ロ
ック機構を前記ケーブルが収容される空間と異なる空間
に設けたことを特徴としている。
【0009】このような構成の請求項1記載の発明で
は、第1のカバーと第2のカバーとで形成される環状の
空間にケーブルが収容され、両カバーの相互の回転をロ
ックする回転ロック機構が、ケーブルを収容する空間と
異なる空間に設けられているため、回転ロック機構が解
除されたときに、両カバーが相互に回転したときに、ケ
ーブルの巻き戻し・巻き取りの動作に伴って、ケーブル
と回転ロック機構とが互いに接触することがなく、ケー
ブルの劣化や回転摺動音の発生を抑制することができ
る。
【0010】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のステアリング用信号伝達装置であって、前記コラム
側に環状凹部が形成され、前記第1のカバーは、前記環
状凹部に嵌合される略円筒状の外筒壁部と、該外筒壁部
の上面を覆う第1上板部とを有すると共に前記第1上板
部の中央に開口部が形成され、前記第2のカバーは、前
記第1カバーの前記開口部に嵌合される円筒状の内筒壁
部を有し、且つ前記第1のカバーの前記第1上板部との
間に空間を介して設けられる第2上板部を有すると共
に、前記第2上板部を貫通するリンクロッドと、前記第
2上板部の下面側に中間部で回動自在に軸支されたロッ
ク片とを備え、前記リンクロッドの下端が前記ロック片
の一端部に回動自在に支持され、前記ロック片の他端部
が前記第1上板部側へ付勢されて前記第1のカバーと前
記第2のカバーとが、前記ロック片の他端部が前記第1
上板部の所定位置に形成されたロック穴に係止されてロ
ックされることを特徴としている。
【0011】したがって、請求項2記載の発明では、請
求項1記載の発明の作用に加えて、第1上板部と第2上
板部とで形成される空間にロック片が配置され、このロ
ック片とケーブルとが互いに干渉することがないため、
ケーブルの劣化や回転摺動音の発生を抑制することがで
きる。また、ロック片の他端部が第1上板部に形成され
たロック穴に係止されることにより、第1のカバーと第
2のカバーとが仮止めされた状態となっている。付勢力
に抗してリンクロッドを押し下げることにより、ロック
片の他端部とロック穴との係止状態を解除することがで
きる。
【0012】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載のステアリング用信号伝達装置であって、前記リン
クロッドは、前記第2のカバーにステアリングホイール
が押圧されることにより、前記ロック片と前記第1上板
部側とのロックを解除することを特徴としている。
【0013】したがって、請求項3記載の発明では、請
求項2記載の発明の作用に加えて、ステアリングホイー
ルを第2のカバーに押し当てることにより、自動的に回
転ロック機構のロック状態を解除する作用がある。この
ため、ステアリングの組み付け作業を容易且つ確実なも
のにすることができる。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のステアリング用信号伝達装置であって、前記第2上
板部の上面に位置決めガイドピンが突設され、該位置決
めガイドピンにコイルバネとガイドリングとが順次嵌合
され、前記リンクロッドの上部が前記ガイドリングに回
動自在に支持され、前記ステアリングホイール側に前記
位置決めガイドピンより径寸法が大きく且つ前記ガイド
リングより径寸法が小さい位置決め嵌合穴が形成されて
いることを特徴としている。
【0015】したがって、請求項4記載の発明では、請
求項3記載の発明の作用に加えて、ステアリングホイー
ル側に形成された位置決め嵌合穴を位置決めガイドピン
に合わせることにより、ステアリングホイールの適正な
位置決めと、回転ロック機構の解除を同時に行う作用が
ある。このように、ステアリングホイールに単に位置決
め嵌合穴を形成するだけでよいため、ステアリングホイ
ールに大幅な設計変更を施す必要がなく、ステアリング
用信号伝達装置の導入が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るステアリング
用信号伝達装置の詳細を図面に示す実施形態に基づいて
説明する。図1は本実施形態のステアリング用信号伝達
装置の概略を示す斜視図、図2及び図3は要部断面図、
図4及び図5は要部斜視図である。
【0017】図1に示すように、本実施形態のステアリ
ング用信号伝達装置10は、コラムスイッチ(SW)本
体11に形成された環状凹部12に収容されている。コ
ラムスイッチ本体11の両側部には、一対のコネクタ収
容部13、14が形成されており、これらコネクタ収容
部13、14にレバーユニットであるターンシグナルレ
バー15やワイパーコントロールスイッチレバー16の
基端に形成したコネクタ部15A、16Aが装着されて
いる。
【0018】コラムスイッチ本体11の環状凹部12に
は、第1のカバーとしての外筒17と、この外筒17に
嵌合される第2のカバーとしての内筒18とが収容され
る。外筒17は、コラムスイッチ本体11に対して回転
不能であり、内筒18は、コラムスイッチ本体11及び
外筒17に対して回転可能となっている。そして、外筒
17と内筒18とで形成された環状の内部空間には、渦
巻状のフレキシブルなフラットケーブル19が収容され
ている。
【0019】なお、コラムスイッチ本体11には、ステ
アリング用信号伝達装置10内に収容されたフラットケ
ーブル19の外側の一端部19Aが導出されており、こ
の一端部19Aが例えばエアバッグ装置の電源回路など
に接続されている。また、フラットケーブル19の他端
部19Bは、内筒18の上面に突設されたコネクタを構
成する複数の接続端子20に接続されている。そして、
これら接続端子20は、ステアリングホイール側に設け
られた例えばエアバッグ装置などに接続されている。
【0020】外筒17は、コラムスイッチ本体11の環
状凹部12の内周壁に接触して嵌合される略円筒状の外
筒壁部17Aと上板部(第1上板部)17Bとを備えて
いる。上板部17Bの中央には、円形状の開口部17C
が形成されている。一方、内筒18は、上板部(第2上
板部)18Aと、外筒壁部17Aよりも径寸法の小さい
内筒壁部18Bとを備えている。そして、外筒17の開
口部17Cは、内筒18の上板部18Aで閉塞されるよ
うになっている。なお、外筒17の開口部17C周縁の
上板部17Bと、内筒18の上板部18Aの一部とは、
互いに摺動可能である。このため、内筒18が外筒17
に対して回転可能となっている。
【0021】内筒18の内筒壁部18Bで形成される筒
穴18Dには、図示しないステアリングシャフトが挿通
されると共に、このステアリングシャフトが内筒18に
固定されている。このため、内筒18は、ステアリング
シャフトとともに回動するようになっている。内筒18
の周縁部には、段部18Cが形成されている。この段部
18C上の上板部18Aには、外筒17と内筒18とを
仮止めする回転ロック機構21が設けられている。な
お、図2及び図3に示すように、段部18Cの上に位置
する上板部18Aと外筒17の上板部17Bとの間に
は、回転ロック機構21の一部を配置するための空間2
2が形成されている。
【0022】次に、回転ロック機構21の構成について
説明する。回転ロック機構21は、相対的に回転可能な
外筒17と内筒18とを仮止めする機能を有するもので
あり、図3に示すようにステアリングホイール23を装
着する前に、外筒17と内筒18とを適正な位置関係に
保持した状態で装着を行うために設けられている。この
ため、これら外筒17と内筒18とで形成される環状の
空間内に収容されたフラットケーブル19の巻き戻し過
ぎと巻過ぎを防止する機能を有する。
【0023】内筒18の上板部18Aの所定位置には、
図3に示すように、ステアリングホイール23に形成さ
れた位置決め嵌合穴23Aに嵌合される位置決めガイド
ピン24が上方へ向けて突設されている。また、上板部
18Aにおける位置決めピン24の周辺には、位置決め
ガイドピン24を取り囲むようにバネガイド突堤部25
が形成されている。さらに、上板部18Aにおける位置
決めガイドピン24の両側には、リンクロッド挿通孔2
6、26が開設されている。
【0024】図2〜図4に示すように、位置決めガイド
ピン24には、順次、コイルバネ27とガイドリング2
8とが嵌合されている。そして、ガイドリング28の両
側部には、それぞれリングロッド29の上端部が回動自
在に支持されている。これらリングロッド29は、上板
部18Aに開設されたリングロッド挿通孔26に挿通さ
れており、下端部がロック片30の一端部30Aに回動
自在に支持されている。なお、ロック片30は、他端部
30Bが下方へ向けて屈曲するように形成された側面が
略L字状の板体であり、その中間部30Cが上板部18
Aの下面に下方へ向けて突設された軸支部材31、31
の端部に回動自在に軸支されている。また、外筒17の
上板部17Bの所定位置には、外筒17と内筒18とが
所定の位置関係にあるときに、ロック片30の他端部3
0Bが嵌合して係止されるロック穴32が形成されてい
る。
【0025】以上、本実施形態のステアリング用信号伝
達装置10の構成について説明したが、次にその作用・
動作を説明する。
【0026】本実施形態では、外筒17と内筒18とで
形成される環状の空間内にフラットケーブル19を所定
の巻数で収容し、外筒17と内筒18とが適正位置にあ
る状態で回転ロック機構21により仮止めされる(図2
参照)。この状態では、図2に示すように、ガイドリン
グ28はコイルバネ27により上方へ付勢されており、
このためリンクロッド29を介してロック片30の一端
部30Aは上方へ向けて引っ張られている。この結果、
軸支部材31を挟んで他端側に位置する他端部30B
は、軸支部材31で軸支された部分を支点として図2中
時計回り方向に付勢されて、外筒17側のロック穴32
に嵌合して係止されている。このため、外筒17と内筒
18とは、互いに回転できないように仮止めされてい
る。この状態で内筒17と外筒18とこれらの形成する
環状の空間に収容されたフラットケーブル19とで構成
されるユニットは、仮止めされているため組み立て現場
へこのユニットの形態で搬送を行うことが可能となる。
【0027】次に、外筒17と内筒18とフラットケー
ブル19とを組みつけたユニットを、コラムスイッチ本
体11の環状凹部12に収容して外筒17をコラムスイ
ッチ本体11側へ固定し、内筒18を図示しないステア
リングシャフトに固定する。その後、図3に示すように
ステアリングホイール23を内筒18の上面に当接させ
ることにより、コイルバネ27の付勢力に抗してガイド
リング28が押し下げられる。これに伴い、リンクロッ
ド29も押し下げられてロック片30を反時計回り方向
へ回動させて、ロック片30とロック穴32との係合状
態を解除する。このとき、ロック片30は、外筒17の
上板部17Bと内筒18とで形成される空間22内に収
容されているため、外筒17の上板部17Bの下側に配
置されたフラットケーブル19を干渉することがなく、
フラットケーブル19の劣化や回転摺動音の発生を抑制
できる。また、ステアリングホイール23側に位置決め
嵌合穴23Aを形成するだけでよいため、ステアリング
ホイール23側に特別に構造変更を施す必要もない。
【0028】以上、実施形態について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、本発明構成の要旨
に付随する各種の変更が可能である。
【0029】例えば、上記した実施形態では、外筒17
と内筒18とを別体として設けたが、これらを互いに回
動可能に支持した構造としてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、回転ロック機構が、ケーブルを
収容する空間と異なる空間に設けられているため、回転
ロック機構が解除されて両カバーが相互に回転したとき
に、ケーブルの巻き戻し・巻き取りの動作に伴って、ケ
ーブルと回転ロック機構とが互いに接触することがな
く、ケーブルの劣化や回転摺動音の発生を抑制する効果
がある。
【0031】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、ロック片とロック穴との係止
状態を容易且つ確実に解除できるという効果がある。
【0032】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて、ステアリングホイールを第2
のカバーに押し当てることにより、自動的に回転ロック
機構のロック状態を解除する効果がある。このため、ス
テアリングの組み付け作業を容易且つ確実なものにする
ことができる。
【0033】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明の効果に加えて、ステアリングホイール側に形成さ
れた位置決め嵌合穴を位置決めガイドピンに合わせるこ
とで、ステアリングホイールの適正な位置決めと、回転
ロック機構の解除を同時に行えるという効果がある。こ
のように、ステアリングホイールに単に位置決め嵌合穴
を形成するだけでよいため、ステアリングホイールに大
幅な設計変更を施す必要がなく、ステアリング用信号伝
達装置の導入を容易にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステアリング用信号伝達装置の実施形
態を示す分解斜視図である。
【図2】実施形態のステアリング用信号伝達装置の要部
断面図である。
【図3】実施形態のステアリング用信号伝達装置の要部
断面図である。
【図4】実施形態における回転ロック機構を設けた部分
の斜視図である。
【図5】実施形態の回転ロック機構の斜視図である。
【図6】従来のステアリング用信号伝達装置の要部断面
図である。
【符号の説明】
10 ステアリング用信号伝達装置 11 コラムスイッチ本体 12 環状凹部 17 外筒(第1のカバー) 17A 外筒壁部 17B 上板部(第1上板部) 17C 開口部 18 内筒(第2のカバー) 18A 上板部(第2上板部) 18B 内筒壁部 19 フラットケーブル 21 回転ロック機構 22 空間 23 ステアリングホイール 23A 位置決め嵌合穴 24 位置決めガイドピン 27 コイルバネ 28 ガイドリング 29 リンクロッド 30 ロック片 32 ロック穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラム側に固定される第1のカバーとス
    テアリングシャフト側に固定される第2のカバーとが相
    対的に回転自在に設けられ、前記第1のカバーと前記第
    2のカバーとで形成される環状の空間にケーブルが渦巻
    状に収容され、該ケーブルの一端が前記第1のカバーか
    ら導出され、且つ該ケーブルの他端が前記第2のカバー
    から導出されるステアリング用信号伝達装置であって、 前記第1のカバーと前記第2のカバーとの相対回転を仮
    止めする回転ロック機構を前記ケーブルが収容される空
    間と異なる空間に設けたことを特徴とするステアリング
    用信号伝達装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステアリング用信号伝達
    装置であって、 前記コラム側に環状凹部が形成され、前記第1のカバー
    は、前記環状凹部に嵌合される略円筒状の外筒壁部と、
    該外筒壁部の上面を覆う第1上板部とを有すると共に前
    記第1上板部の中央に開口部が形成され、 前記第2のカバーは、前記第1のカバーの前記開口部に
    嵌合される円筒状の内筒壁部を有し、且つ前記第1のカ
    バーの前記第1上板部との間に空間を介して設けられる
    第2上板部を有すると共に、 前記第2上板部を貫通するリンクロッドと、前記第2上
    板部の下面側に中間部で回動自在に軸支されたロック片
    とを備え、前記リンクロッドの下端が前記ロック片の一
    端部に回動自在に支持され、前記ロック片の他端部が前
    記第1上板部側へ付勢されて前記第1のカバーと前記第
    2のカバーとが、前記ロック片の他端部が前記第1上板
    部の所定位置に形成されたロック穴に係止されてロック
    されることを特徴とするステアリング用信号伝達装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のステアリング用信号伝達
    装置であって、 前記リンクロッドは、前記第2のカバーにステアリング
    ホイールが押圧されることにより、前記ロック片と前記
    第1上板部側とのロックを解除することを特徴とするス
    テアリング用信号伝達装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のステアリング用信号伝達
    装置であって、 前記第2上板部の上面に位置決めガイドピンが突設さ
    れ、該位置決めガイドピンにコイルバネとガイドリング
    とが順次嵌合され、前記リンクロッドの上部が前記ガイ
    ドリングに回動自在に支持され、前記ステアリングホイ
    ール側に前記位置決めガイドピンより径寸法が大きく且
    つ前記ガイドリングより径寸法が小さい位置決め嵌合穴
    が形成されていることを特徴とするステアリング用信号
    伝達装置。
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Cited By (4)

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