JP6436112B2 - 開閉検知機構、および画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、開閉検知機構、および画像形成装置に関するものである。
複合機に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部で原稿の画像を読み取った後、画像形成部に備えられる感光体に対して読み取った画像を基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電したトナーを供給して可視画像とした後、用紙に転写し、用紙上の可視画像を画像形成装置に備えられる定着装置によって用紙に定着させ、装置外に排出する。
画像形成装置においては、安全性向上の観点から、フロントカバーやサイドカバーが開放されると、画像形成部に供給する電力を遮断するインターロック機構を備えるものがある。インターロック機構を備える画像形成装置に関する技術が、特開2002−91250号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1には、画像形成装置本体によってそれぞれ個別に開閉自在に支持された第1の扉と、第2の扉と、これら扉のうちの少なくとも一方の開閉動作に連動して電気部品に対する通電のON、OFFを切り替える安全スイッチとを備えた画像形成装置が開示されている。安全スイッチは、画像形成装置本体によって移動可能に支持され、第2の扉の開放動作に連動して待機位置をとり閉鎖動作に連動して作動位置をとるスイッチ本体と、スイッチ本体によって移動可能に支持され、第1の扉の係合によってON位置をとり、係合解除によってOFF位置をとる可動部とを有する。可動部は、第1、第2の扉が閉鎖されているスタンバイ状態においては、スイッチ本体が作動位置に配置されて、閉鎖状態の第1の扉が係合されることによりON位置に配置され、スタンバイ状態から第1の扉が開放されると、第1の扉による係合が解除されてOFF位置に配置され、スタンバイ状態から第2の扉が開放されると、スイッチ本体が待機位置に配置され、第1の扉による係合が解除されてOFF位置に配置されることを特徴としている。
特開2002−91250号公報
特許文献1に開示の画像形成装置によると、いわゆる安全性向上の観点からインターロック機構を設ける手法として、一つの安全スイッチの使用で、効率的に二つのカバーの開閉状態の検知を行うこととしている。具体的な構成としては、コイルスプリングの付勢力によりスイッチ本体を回動させて、係合状態の解除等を行うこととしている。
しかし、コイルスプリングの付勢力に依拠する構成とすると、バネ圧のばらつきを考慮しなければならず、結果としてスイッチの検知精度が低くなってしまう。この場合、バネ圧を強くして検知精度を向上させる方策もある。しかし、カバーの開閉時に要する力が必要以上に高くなってしまう場合もあり、好ましくない。
一方、二つのカバーの開閉状態の検知に対して、安全スイッチを二つ設けることは、大きなスペースが必要となるばかりか、コストアップの大きな要因となってしまう。
この発明の目的は、より効率的に安全性を向上させた開閉検知機構を提供することである。
この発明の他の目的は、より効率的に安全性を向上させた画像形成装置を提供することである。
この発明の一の局面においては、開閉検知機構は、扉部の開閉状態を検知する開閉検知機構である。開閉検知機構は、装置本体部と、第一の扉部と、第二の扉部と、インターロック機構とを備える。装置本体部は、略直方体形状である。装置本体部には、内部機器が収容されている。第一の扉部は、装置本体部の一側面に設けられ、装置本体部に対して、一方の端部を支点として他方の端部が開閉可能である。第二の扉部は、第一の扉部が設けられている側面と隣り合う側面に設けられており、装置本体部に対して、一方の端部を支点として他方の端部が開閉可能である。インターロック機構は、第一の扉部および第二の扉部の開閉状態に応じて、内部機器の作動に要する電力を供給するか遮断するかを切り替える。インターロック機構は、スイッチと、板状部と、膨出部と、揺動機構とを含む。スイッチは、第一の扉部による押圧方向と逆の方向に付勢されており、第一の扉部による押圧により第一の状態を検知する突出部を含み、検知される第一の状態または第二の状態に応じて、内部機器の作動に要する電力を供給するか遮断するかを切り替えるためのスイッチである。板状部は、板状であって、第一の扉部の開閉動作と連動して移動し、第一の扉部の閉鎖状態のときに、突出部を押圧する。膨出部は、第二の扉部に設けられ、第二の扉部が閉鎖状態のときに、スイッチのうちの、突出部が設けられている領域に関して、第一の扉部と反対側に位置する後部領域に当接する。揺動機構は、第二の扉部の開閉状態に応じてスイッチを第一の扉部の開閉方向に揺動させる。揺動機構は、スイッチの揺動運動を案内する案内溝と、スイッチの揺動運動における回転軸を支持するための支持孔とが設けられており、スイッチを保持するホルダーを含む。
この発明の他の局面においては、画像形成装置は、それぞれ開閉可能なフロントカバーおよびサイドカバーを備え、画像を形成する画像形成部を備える。画像形成装置は、上述の開閉検知機構を含む。第一の扉部は、フロントカバーである。第二の扉部は、サイドカバーである。
このような開閉検知機構によると、一つのスイッチを用い、第一の扉部および第二の扉部の開閉状態に応じて、内部機器の作動に要する電力を供給するか遮断するかを切り替えることができる。この場合、突出部の付勢力およびスイッチの揺動位置に応じて、電力を供給するか遮断するかを切り替える構成であるため、複雑な機構を要することはなく、高精度に切り替えることができる。したがって、より効率的に安全性を向上することができる。
また、このような画像形成装置によると、より効率的に安全性を向上させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観の一部を示す図であり、フロントカバーおよびサイドカバーの双方が閉じた状態を示す図である。 図1に示す複合機において、サイドカバーのみが開けられた状態を示す図である。 図1に示す複合機において、フロントカバーのみが開けられた状態を示す図である。 図1に示す複合機において、フロントカバーおよびサイドカバーの双方が開けられた状態を示す図である。 複合機に備えられるフロントカバー、サイドカバー、およびインターロック機構を示す分解斜視図である。 サイドカバーが閉鎖された状態を示す複合機の一部を示す分解図である。 インターロック機構に含まれるスイッチの周辺を示す図であり、矢印Dで示す方向から見た図である。 インターロック機構に含まれるスイッチの周辺を示す斜視図である。 インターロック機構に備えられる揺動機構に含まれるホルダーを示す斜視図である。 図9に示すホルダーが取り付けられた状態を示す図である。 フロントカバーおよびサイドカバーの双方が閉鎖された場合のインターロック機構の周辺を示す図である。 サイドカバーが閉鎖された状態のまま、フロントカバーが開放された場合のインターロック機構の周辺を示す図である。 フロントカバーが閉鎖された状態のまま、サイドカバーが開放された場合のインターロック機構の周辺を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機11に適用した場合の複合機の外観の一部を示す図であり、後述するフロントカバー51およびサイドカバー52の双方が閉じた状態を示す図である。図2は、図1に示す複合機11において、サイドカバー52のみが開けられた状態を示す図である。図3は、図1に示す複合機11において、フロントカバー51のみが開けられた状態を示す図である。図4は、図1に示す複合機11において、フロントカバー51およびサイドカバー52の双方が開けられた状態を示す図である。
図1〜図4を参照して、複合機11は、CPUを備える制御部12(内部機器の一例)と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像を形成する画像形成部15(内部機器の一例)とを備える。なお、制御部12、の構成については、一点鎖線で、画像形成部15の構成については、二点鎖線でそれぞれ概略的に図示している。また、制御部12、および画像形成部15の双方は、後述する複合機本体部57の内方側に収容されている。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフを入力させる。画像読み取り部14は、図示しないADF(Auto Document Feeder:原稿搬送装置)または載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像やネットワーク(図示せず)を介して送信された画像データを基に、用紙に画像を形成する。
ここで、複合機11は、開閉検知機構50を含む。開閉検知機構50は、画像形成部15といった内部機器を収容する装置本体部としての複合機本体部57と、第一の扉部としてのフロントカバー51と、第二の扉部としてのサイドカバー52と、インターロック機構61とを含む構成である。インターロック機構61は、フロントカバー51およびサイドカバー52の開閉状態に応じて、内部機器へ電力を供給するか遮断するかを切り替える。
図5は、複合機11に備えられるフロントカバー51、サイドカバー52、およびインターロック機構61を示す分解斜視図である。図5は、複合機11の外方側から見た図を示す。図6は、サイドカバー52が閉鎖された状態を示す複合機11の一部を示す分解図である。図5および図6において、フロントカバー51を複合機本体部57から取り外した状態を示している。図5および図6中の矢印Dは、後ろ側から前側へ向かう方向を示す。また、図5および図6中の矢印Dは、装置右側から装置左側へ向かう方向を示す。
図1〜図6を参照して、フロントカバー51は、複合機本体部57に対して、複合機11の前側に開閉可能に取り付けられる。フロントカバー51は、画像形成部15の装置前面側を覆うように取り付けられている。フロントカバー51は、下方側に位置する一方の端部53を支点として、上方側に位置する他方の端部54を開閉可能に構成されている。フロントカバー51の上方側の端部54を手前側に引き倒して、フロントカバー51を開放状態とすることができる。フロントカバー51を開放状態として、例えば、内部機器の一部や全部を交換したり、不図示の内部機器の動作中に何らかの理由で動作が中断された場合に、内部機器の確認をすることができる。
フロントカバー51は、磁力によって閉鎖状態を維持するよう構成されている。すなわち、例えば、上方側の端部54の近傍に設けられた不図示の金属部材と、複合機本体部57側に設けられた不図示の磁石によって、フロントカバー51の閉鎖状態が磁力により維持される。なお、フロントカバー51の裏面には、フロントカバー51の開閉運動により後述する板状部68と離接可能な突起部58(図11参照)が設けられている。
サイドカバー52は、複合機本体部57に対して、複合機11の横側、具体的には、複合機11を前側から見た場合に複合機11の右側に開閉可能に取り付けられる。サイドカバー52は、いわゆる複合機11の側部を覆うように取り付けられている。サイドカバー52についても、下方側に位置する一方の端部55を支点として、上方側に位置する他方の端部56を開閉可能に構成されている。すなわち、サイドカバー52の上方側の端部56を横方向に倒して、サイドカバー52を開放状態とすることができる。サイドカバー52を開放状態として、サイドカバー52内側の内部機器を確認することができる。
サイドカバー52についても、磁力によって閉鎖状態を維持するよう構成されている。すなわち、例えば、上方側の端部56の近傍に設けられた不図示の金属部材と、複合機本体部57側に設けられた不図示の磁石によって、サイドカバー52の閉鎖状態が磁力により維持される。
図7は、インターロック機構61に含まれるスイッチ62の周辺を示す図であり、図1に示す矢印Dで示す方向から見た図である。図8は、インターロック機構61に含まれるスイッチ62の周辺を示す斜視図である。図9は、インターロック機構61に備えられる揺動機構65に含まれるホルダー71を示す斜視図である。図10は、図9に示すホルダー71が複合機本体部57に取り付けられた状態を示す図である。なお、図10においては、後述する板状部68を、複数図示している。
ここで、図7〜図10を参照して、インターロック機構61は、スイッチ62と、板状部68と、膨出部64と、揺動機構65とを含む。
スイッチ62は、薄板状の筐体を有する。スイッチ62は、板厚方向から見た場合に、略矩形状である。スイッチ62の内部には、第一の状態であるオン状態や第二の状態であるオフ状態を検知する不図示の回路等が組み込まれている。
スイッチ62は、押圧されることによりスイッチ62をオン状態に移行させる突出部66を備える。突出部66は、スイッチ62の一部から突出するようにして設けられている。突出部66が突出する方向は、薄板状のスイッチ62の板厚方向に垂直な方向である。突出部66は、スイッチ62の内方側に向かう押圧方向と逆の方向に付勢されている。すなわち、突出部66は、図7中の矢印Dで示す方向の逆方向に付勢されている。矢印Dに示す方向は、スイッチ62が複合機11に取り付けられた際に、前側から後ろ側に向かう方向である。
スイッチ62には、外部に延びる一対のケーブル67a、67bが取り付けられている。ケーブル67a、67bを導通させることによって、インターロック機構61に電力が供給されると共に、スイッチ62による検知結果、すなわち、スイッチ62により検知したオン状態またはオフ状態の信号を制御部12に送信することができる。
板状部68は、スイッチ62側に一方端部を取り付けられ、他方端部が開放されて、他方端部がフロントカバー51の開放動作に連動する。板状部68は、フロントカバー51に設けられている後述する突起部58の板状部68に対する接離状態に応じて動く。具体的には、板状部68の自由端が、突起部58によって押圧されたり、突起部58による押圧が解除されたりする。
膨出部64は、サイドカバー52の裏面に図2に示すように設けられているので、サイドカバー52の開閉動作と連動して移動する。膨出部64は、直方体状である。膨出部64は、サイドカバー52が閉鎖状態のときに、スイッチ62のうちの、突出部66が設けられている領域に関して、フロントカバー51の反対側に位置する後部領域69に当接する(図11参照)。一方、サイドカバー52が閉鎖状態から開放状態に移行するとき、膨出部64は、サイドカバー52の開放動作に伴って移動し、後部領域69から離間した位置に配置される。
揺動機構65は、サイドカバー52の開閉状態に応じてスイッチ62をフロントカバー51の開閉方向に揺動させる。フロントカバー51の開閉方向は、図7、図8、および図10中の矢印Rで示す方向または逆の方向で示される。
揺動機構65は、スイッチ62を保持するホルダー71と、揺動運動の回転中心となる回転軸72と、揺動運動を案内する支持棒73とを含む。回転軸72および支持棒73は、ホルダー71を複合機本体部57に取り付けるための部材である。ホルダー71についても、略薄板状である。ホルダー71は、板厚方向の一方側の面に、スイッチ62を係合させるようにして保持するよう構成されている。ホルダー71には、揺動する方向に沿って開口され、支持棒73が挿通される案内溝74と、回転軸72を挿通させる丸孔状に開口された支持孔75とが設けられている。回転軸72および支持棒73は複合機本体部57に取り付けられている。ホルダー71は、回転軸72を中心として、案内溝74に沿って、揺動運動が可能である。ホルダー71の揺動運動と共に、ホルダー71に保持されているスイッチ62も揺動運動を行う。
なお、ホルダー71には、対角線上に配置されるようにして、スイッチ62を保持する側にそれぞれ突出する一対の保持用突起76a、76bが設けられている。スイッチ62は、この一対の保持用突起76a、76bを、スイッチ62に設けられた図示しない一対の凹部にそれぞれ嵌め込むようにして、ホルダー71に保持されている。
ホルダー71のうち、前後方向の中央領域から後部領域69に至るまでの膨出部案内部70は、曲面で構成されている。具体的には、ホルダー71の板厚方向の厚みについて、膨出部案内部70は、中央領域が最も厚く、後部領域69が最も薄くなるように、なだらかな円弧状の曲面で構成されている。
次に、このようなインターロック機構61の動作について説明する。図11は、フロントカバー51およびサイドカバー52の双方が閉鎖された場合のインターロック機構61の周辺を示す図である。この状態は、図1に示す状態であり、画像形成部15における画像形成時の状態に相当する。すなわち、インターロック機構61がオン状態であり、内部機器の作動に要する電力、具体的には、例えば、画像形成部15を構成する各部材に電力を供給する状態を示す。なお、図11、図12、および図13においては、サイドカバー52の一部のみを図示し、他の部分を省略している。
図1〜図11を参照して、サイドカバー52が閉鎖された状態であれば、後部領域69に膨出部64が当接している。このために、揺動可能にホルダー71に保持されたスイッチ62の揺動運動が規制される。具体的には、回転軸72を中心とした矢印Rの方向へのスイッチ62の移動が封じられる。この場合のスイッチ62の位置を、第一の揺動位置とする。
このような状態であって、かつ、フロントカバー51が閉鎖されている状態であれば、フロントカバー51の裏面に設けられた突起部58は、板状部68を介して、突出部66を押圧する。すなわち、フロントカバー51に設けられた突起部58は、フロントカバー51の閉鎖状態において、磁力により、複合機11の内方側に引きつけられている。板状部68を介して、この突起部58に、矢印Dに示す方向に力が加えられる。つまり、板状部68によって突出部66が押圧された状態となる。
このような状態においては、突出部66は押圧された状態となるため、スイッチ62は、オン状態を検知する。すなわち、スイッチ62は、サイドカバー52が閉鎖状態となり、フロントカバー51が閉鎖状態となれば、膨出部64と後部領域69とが当接することでスイッチ62は第一の揺動位置に配置される。そして、スイッチ62の揺動運動を規制する。また、フロントカバー51と連動して移動する板状部68により突出部66が押圧されるので、スイッチ62は、オン状態を検知する。そして、スイッチ62はオン状態の検知を制御部12に通知し、制御部12は、このオン状態の検知に基づいて、内部機器の作動に要する電力を内部機器に供給する。
次に、サイドカバー52が閉鎖された状態のまま、フロントカバー51が開放された場合について説明する。図12は、サイドカバー52が閉鎖された状態のまま、フロントカバー51が開放された場合のインターロック機構61の周辺を示す図である。図12は、図3に示す状態である。
図1〜図12を参照して、フロントカバー51の上端部54が図3および図12中の矢印Rで示す方向に沿って手前側に引き倒されると、フロントカバー51の裏面に設けられた突起部58が、図12中の矢印Rで示す方向に移動する。そうすると、板状部68を介して押圧されていた突出部66は、押圧されない状態となる。この場合、サイドカバー52は、閉鎖された状態であってスイッチ62の揺動運動は規制されており、突出部66は、スイッチ62の内方側に向かう突起部58による押圧方向と逆の方向に付勢されているため、その付勢力によって突出部66および板状部68は、図8中の矢印Dで示す方向と逆の方向に付勢されることになる。その結果、スイッチ62は、オン状態からオフ状態となる。すなわち、スイッチ62は、オフ状態を検知する。
スイッチ62はオフ状態の検知を制御部12に通知し、制御部12は、このオフ状態の検知に基づいて、内部機器の作動に要する電力の供給を遮断する。したがって、フロントカバー51の開放された状態において、例えば、画像形成部15を構成するモーターが電力の供給によっていきなり回転し始めることで、ローラーや搬送ベルト(図示せず)等が回転し始めるといった動作が行われなくなり、ユーザーが安心して用紙を搬送する搬送ベルト上に残留した用紙の排除等を行うことができる。
次に、フロントカバー51が閉鎖された状態のまま、サイドカバー52が開放された場合について説明する。図13は、フロントカバー51が閉鎖された状態のまま、サイドカバー52が開放された場合のインターロック機構61の周辺を示す図である。図13は、図2に示す状態である。
図1〜図13を参照して、サイドカバー52の上端部56(図1、および図3に図示)が矢印Rで示す方向に沿って右側に引き倒されると、サイドカバー52の裏面に設けられた膨出部64が、図13中の矢印Rで示す方向に移動する。そうすると、膨出部64と後部領域69との当接が解除される。そして、突出部66の付勢力によって、移動が規制されていたスイッチ62がホルダー71ごと、回転軸72を回転中心として、図13中の矢印Rで示す方向に所定の角度回転する。なお、所定の角度とは、案内溝74が許容する回転角度である。すなわち、スイッチ62が回転軸72を中心として揺動する。この場合のスイッチ62の位置を、第二の揺動位置とする。その結果、スイッチ62は、オン状態からオフ状態となる。すなわち、サイドカバー52が開放状態となれば、膨出部64と後部領域69との当接が解除され、突出部66の付勢力によりスイッチ62が第二の揺動位置に移動し、突出部66が押圧されなくなるため、スイッチ62は、オフ状態を検知する。
スイッチ62はオフ状態の検知を制御部12に通知し、制御部12は、このオフ状態の検知に基づいて、上記した図12に示す場合と同様に、内部機器の作動に要する電力の供給を遮断する。したがって、サイドカバー52の開放された状態において、例えば、画像形成部15を構成するモーターが電力の供給によっていきなり回転し始めることで、ローラーや搬送ベルト(図示せず)等が回転し始めるといった動作が行われなくなり、ユーザーが安心して用紙を搬送する搬送ベルト上に残留した用紙の排除等を行うことができる。
以上より、このような構成の複合機11によれば、フロントカバー51およびサイドカバー52の開閉状態に応じて、一つのスイッチ62で検知するオン状態またはオフ状態により、内部機器の作動に要する電力、例えば、画像形成に要する電力を供給するか遮断するかを切り替えることができる。この場合、突出部66の付勢力およびスイッチ62の揺動位置に応じて、スイッチ62によるオン状態およびオフ状態を検知する構成であるため、複雑な機構を要することはなく、高精度にオン状態またはオフ状態を検知することができる。したがって、より効率的に安全性を向上することができる。
この場合、中央領域から後部領域69に至る膨出部案内部70は、曲面で構成されているため、サイドカバー52を閉じる際に、膨出部64を曲面に沿って適切に案内して、後部領域69に当接させることができる。したがって、より高精度にサイドカバー52の閉鎖を検知することができる。
また、この場合、ホルダー71に案内溝74が設けられており、ホルダー71の揺動運動時において支持棒73によって案内されている構成であるため、より円滑にスイッチ62を保持したホルダー71の揺動運動を行うことができる。
また、この場合、インターロック機構61は、板状部68を含むため、突起部58が押圧する位置に上下方向の多少のずれが生じた場合であっても、適切に突出部66を押下することができる。
なお、図4に示すように、フロントカバー51とサイドカバー52の双方が開放状態である場合には、膨出部64と後部領域69との当接が解除されていると共に、突起部58が板状部68と離間した状態となっている。したがって、スイッチ62は、オフ状態を検知する。
また、上記の実施の形態においては、開閉検知機構50は、複合機11に含まれることとしたが、これに限らず、他の装置に含まれていてもよい。すなわち、開閉検知機構50は、略直方体形状の装置本体部と、第一の扉部と、第二の扉部と、インターロック機構とを備え、画像読み取り装置等の他の装置を構成する扉部の開閉を検知するよう構成されていてもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る開閉検知機構、および画像形成装置は、より効率的な安全性の向上が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、50 開閉検知機構、51 フロントカバー、52 サイドカバー、53,54,55,56 端部、57 複合機本体部、58 突起部、61 インターロック機構、62 スイッチ、64 膨出部、65 揺動機構、66 突出部、67a,67b ケーブル、68 板状部、69 後部領域、70 膨出部案内部、71 ホルダー、72 回転軸、73 支持棒、74 案内溝、75 支持孔、76a,76b 保持用突起。

Claims (5)

  1. 扉部の開閉状態を検知する開閉検知機構であって、
    略直方体形状であって内部機器が収容されている装置本体部と、
    前記装置本体部の一側面に設けられ、前記装置本体部に対して、一方の端部を支点として他方の端部が開閉可能である第一の扉部と、
    前記第一の扉部が設けられている側面と隣り合う側面に設けられており、前記装置本体部に対して、一方の端部を支点として他方の端部が開閉可能である第二の扉部と、
    前記第一の扉部および前記第二の扉部の開閉状態に応じて、前記内部機器の作動に要する電力を供給するか遮断するかを切り替えるインターロック機構とを備え、
    前記インターロック機構は、
    前記第一の扉部による押圧方向と逆の方向に付勢されており、前記第一の扉部による押圧により第一の状態を検知するための突出部を含み、検知される第一の状態または第二の状態に応じて、前記内部機器の作動に要する電力を供給するか遮断するかを切り替えるためのスイッチと、
    板状であって、前記第一の扉部の開閉動作と連動して移動し、前記第一の扉部の閉鎖状態のときに、前記突出部を押圧する板状部と、
    前記第二の扉部に設けられ、前記第二の扉部が閉鎖状態のときに、前記スイッチのうちの、前記突出部が設けられている領域に関して、前記第一の扉部と反対側に位置する後部領域に当接する膨出部と、
    前記第二の扉部の開閉状態に応じて前記スイッチを前記第一の扉部の開閉方向に揺動させる揺動機構とを含み、
    前記揺動機構は、前記スイッチの揺動運動を案内する案内溝と、前記スイッチの揺動運動における回転軸を支持するための支持孔とが設けられており、前記スイッチを保持するホルダーを含む、開閉検知機構。
  2. 前記第一の扉部には、突起部が設けられており、
    前記スイッチは、
    前記第二の扉部と前記第一の扉部が閉鎖状態の時に、前記膨出部と前記後部領域とを当接させて前記スイッチを第一の揺動位置に位置させ、前記スイッチの揺動運動を規制すると共に、前記第一の扉部に設けられた前記突起部により前記突出部が押圧されて前記第一の状態となり、
    前記第二の扉部が開放状態となれば、前記突出部の付勢力により前記スイッチを第二の揺動位置に移動させ、前記突出部が押圧されなくなることで、前記第二の状態となり、
    前記第一の扉部が開放状態となれば、前記突起部によって前記突出部が押圧されなくなることにより、前記第二の状態となる、請求項1に記載の開閉検知機構。
  3. 前記ホルダーには、曲面状であって、前記膨出部を前記後部領域に案内する膨出部案内部が設けられている、請求項1または2に記載の開閉検知機構。
  4. 前記スイッチは、薄板状である、請求項1〜のいずれか1項に記載の開閉検知機構。
  5. それぞれ開閉可能なフロントカバーおよびサイドカバーを備え、画像を形成する画像形成部を備える画像形成装置であって、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の開閉検知機構を含み、
    前記第一の扉部は、前記フロントカバーであり、
    前記第二の扉部は、前記サイドカバーである、画像形成装置。
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