JP2019148764A - 扉開閉検知装置、及び該扉開閉検知装置を備えた画像形成装置。 - Google Patents

扉開閉検知装置、及び該扉開閉検知装置を備えた画像形成装置。 Download PDF

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Kuniaki Araishi
邦亮 新石
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Abstract

【課題】スペース効率に優れ、開閉扉の閉動作をスムーズに行うことができる扉開閉検知装置を提供する。【解決手段】開閉扉101L,101Rにはプッシュスイッチ61を押圧するための押圧部72が設けられている。押圧部72の先端部には、開閉扉101L,101Rの開閉方向に対して傾斜した傾斜面72aが形成されている。回転プーリー64は、開閉扉101L,101Rが閉じる際に、外周面が上記押圧部72の傾斜面72aに押圧されることで、ガイド部にガイドされつつプッシュ操作部61b側に移動して、プッシュ操作部61bを中立位置から所定位置まで押し込む。【選択図】図6

Description

本発明は、扉開閉検知装置、及び該扉開閉検知装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、筐体の開口部に設けられた回動式の開閉扉の開閉検知装置として、プッシュスイッチを使用したものが知られている。例えば、特許文献1に示すものでは、筐体の開口部付近のフレームにプッシュスイッチが取り付けられている。プッシュスイッチは、プッシュ操作部を中立位置から所定位置まで押し込むことでオン・オフが切替わるように構成されている。開閉扉の内側面には突起が設けられており、開閉扉が閉じる際に、この突起がプッシュスイッチのプッシュ操作部を中立位置から所定位置まで押し込んでプッシュスイッチのオン・オフを切替える。プッシュスイッチは、プッシュ操作部の押し込み方向が開閉扉の開閉方向に一致するように(つまり開閉扉が閉じた状態で該扉に対して垂直に)配置されている。
特開2001−331079号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す扉開閉検知装置では、プッシュ操作部の押し込み方向が開閉扉の開閉方向に一致している。このため、プッシュスイッチの配置スペースを筐体の奥行き方向(扉の開閉方向)に広くとる必要があり、スペース効率が悪いという問題がある。
この問題を解決するべく、プッシュ操作部の押し込み方向が開閉扉の開閉方向に対して直交するようにプッシュスイッチを配置することが考えられる。この場合、開閉扉に設けられた突起部(押圧部材)の先端部に傾斜面を設けることが好ましい。これにより、開閉扉を閉じる際に傾斜面がプッシュ操作部に当接することで、傾斜面よりプッシュ操作部に対して押し込み方向の分力を付与することができる。
しかしこの場合、開閉扉を閉じる際に、押圧部材の先端部の傾斜面がプッシュ操作部に対して摺動しながら移動するので両者の摩擦抵抗が大きくなる。このため、開閉扉をスムーズに閉じることができないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スペース効率に優れ、開閉扉の開閉動作をスムーズに行うことができる扉開閉検知装置及び画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る扉開閉検知装置は、プッシュ操作部を中立位置から所定位置まで押し込むことでオン・オフを切替え可能なプッシュスイッチと、回動式の開閉扉の内側面に突設され、該開閉扉が閉じる際に上記プッシュ操作部を中立位置から所定位置まで押し込む押圧部とを備えている。
そして、上記プッシュスイッチは、上記プッシュ操作部の押し込み方向が上記開閉扉の開閉方向に直交するように配置されており、上記開閉扉の回動軸と平行な軸線回りに回転可能であり、上記プッシュ操作部に対してその先端側から当接する回転プーリーと、上記回転プーリーを上記プッシュ操作部の押し込み方向に沿って移動可能にガイドするガイド部と、を備え、上記押圧部の先端部には、上記開閉扉の開閉方向に対して傾斜した傾斜面が形成され、上記回転プーリーは、上記開閉扉が閉じる際に、外周面が上記押圧部材の傾斜面に押圧されることで、上記ガイド部にガイドされつつ上記プッシュ操作部側に移動して、上記プッシュ操作部を上記中立位置から上記所定位置まで押し込む。
本発明によれば、スペース効率に優れ、開閉扉の開閉動作をスムーズに行うことができる扉開閉検知装置及び画像形成装置が提供される。
図1は、実施形態における扉開閉検知装置を備えた画像形成装置を示す外観斜視図である。 図2は、画像形成装置の内部構造を示す概略図である。 図3は、画像形成装置本体の前側水平フレームに固定された扉開閉検知装置の検知部を示す斜視図である。 図4は、開閉扉の内壁面に固定された扉開閉検知装置の被検知部を示す斜視図である。 図5は、扉開閉検知装置の検知部に被検知部が係合した状態を示す斜視図である。 図6は、図5の扉開閉検知装置のVI−VI線断面に相当する図であって、左側扉が閉じる直前の状態を示している。 図7は、図3のVII線で切断したカットモデルである。 図8は、図3の検知部を前方斜め右側から見た斜視図である。 図9は、開閉扉に対する押圧部材の組付け構造を示す図であって、図4のIX-IX線断面図である。 図10は、押圧部材を示す斜視図である 図11は、左側扉が閉じた状態を示す図6相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1及び図2は、本実施形態における画像形成装置1を示している。本実施形態の画像形成装置1はデジタル複写機とされている。
画像形成装置1は、画像形成装置本体100(筐体)とその上側に配置されたスキャナ筐体部200とを有している。スキャナ筐体部200内には、原稿画像を読み取るためのスキャナ部201(図2参照)が収容されている。スキャナ筐体部200の側面には、ユーザーが画像形成装置1に対して各種の操作指示を行うための操作パネル202が設けられている。以下の説明において、前側、後側は、画像形成装置1の前側(操作パネル202側)、後側を意味し、左側、右側は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側を意味するものとする。
画像形成装置本体100内には、スキャナ部201が読み取った原稿画像を用紙Pに印刷するための画像形成部20が収容されている。画像形成装置本体100の下部には、印刷用の用紙Pを収容する給紙カセット10aが設けられている。給紙カセット10aは、画像形成装置本体100の前側に引出し可能になっている。画像形成装置本体100の前面部における給紙カセット10aよりも上側の部分は、前カバー101により覆われている。前カバー101は、左側扉101Lと右側扉101Lとの二つに分割されている。左側扉101L及び右側扉101Rはそれぞれ、左右の一側端の回転軸102L,102Rを支点に横方向に回動可能になっている。そうして、左側扉101L及び右側扉101Rは、画像形成装置本体100の前面部の開放部を開閉可能に覆っている。左側扉101L及び右側扉101Rが回動式の開閉扉に相当する。
図2に示すように、画像形成装置本体100内には、給紙部10、画像形成部20、定着部40が収容されている。画像形成装置本体100の上面部には、排紙部100aが設けられている。給紙部10から排紙部100aに至る用紙搬送経路Lには、用紙Pを挟持して搬送する複数の搬送ローラー対11〜13が配置されている。
上記給紙部10は、画像形成装置本体100内の下部に装着された上記給紙カセット10aと、給紙カセット10a内の用紙Pを取り出して該カセット外に送り出すためのピックアップローラー10bとを有している。給紙カセット10aよりカセット外に送り出された用紙Pは、搬送ローラー対11を介して画像形成部20に供給される。
画像形成部20では、給紙部10より供給された用紙Pに対して所定の画像データ(例えばスキャナ部201にて読み取った原稿画像のデータ)に基づくトナー像を転写すると共に、該転写後の用紙Pを定着部40に供給する。
定着部40では、画像形成部20より供給される用紙Pを定着ローラー40a及び加圧ローラー40b間で加圧することにより、当該用紙Pにトナー像を定着させる。そして、定着部40にてトナー像が定着された用紙Pは、両ローラー40a,40bにより下流側へと送り出される。定着部40より送り出された用紙Pは、複数の搬送ローラー対12,13を介して上記排紙部100aに排出される。
上記画像形成部20は、感光体ドラム21を有している。感光体ドラム21の周囲には10時の方向を基準として図の反時計回り方向に、帯電器23、露光装置24、現像器25、転写器26、クリーニング装置27、及び除電器28がこの順で配置されている。
上記帯電器23は、帯電ローラー23aを介して感光体ドラム21の周面を均一に帯電させる。上記露光装置24は、感光体ドラム21の周面にレーザー光を照射することで、所定の画像データに応じた静電潜像を形成する。
上記現像器25は、トナーコンテナ29より供給されるトナーを所定極性に帯電して、帯電したトナーを感光体ドラム21の周面に供給する。これにより、感光体ドラム21の周面の静電潜像がトナー像として現像される。転写器26は、転写ローラー26aに転写バイアスを印加することで、感光体ドラム21の周面に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる。
上記クリーニング装置27は、感光体ドラム21の周面に付着した残トナーをクリーニングブレードにより除去する。クリーニング装置27は、除去した残トナー等を搬送スクリューによりトナー排出部まで搬送する。トナー排出部より排出された残トナー(不必要なトナー)は、廃トナー容器内に落下して廃トナーとして貯留される。この廃トナー容器は、上記左側扉101L及び右側扉101Rを開くことで外部に交換可能に露出する。
−扉開閉検知装置の構成−
画像形成装置1は、左側扉101L及び右側扉101Rの開閉を検知する左側扉開閉検知装置50L及び右側扉開閉検知装置50Rを備えている。
左側扉開閉検知装置50L及び右側扉開閉検知装置50Rの構成は同じであるため、以下では左側扉開閉検知装置50Lの構成についてのみ説明する。
左側扉開閉検知装置50Lは、図3に示す検知部60と、図4に示す被検知部70とを有している。検知部60は、プッシュスイッチ61を有していて、画像形成装置本体100の前側水平フレーム103に固定されている。被検知部70は、左側扉101Lの内側面に固定されている。左側扉101Lが閉じられると、図5に示すように、被検知部70が上記検知部60に係合してプッシュスイッチ61のオン・オフ状態が切替わるようになっている。
図3〜図5に示すように、検知部60は、プッシュスイッチ61、第一部材62、第二部材63及び回転プーリー64を有している。第一部材62及び第二部材63は、回転プーリー64を支持する支持部材の一例である。
図6に示すように、プッシュスイッチ61は、スイッチ本体部61aとプッシュ操作部61bとを有している。スイッチ本体部61aは、外観視が直方体状をなしている。プッシュ操作部61bは、スイッチ本体部61aの長手方向の端面から突出している。プッシュ操作部61bは、スイッチ本体部61a内の付勢部材により外側に付勢されて所定の中立位置に位置している。プッシュ操作部61bは、スイッチ本体部61aに対してその長手方向に摺動可能に組み付けられている。プッシュ操作部61bは、中立位置から所定位置まで押し込み可能になっている。プッシュスイッチ61は、プッシュ操作部61bの押し込み方向が、左側扉101Lの開閉方向に対して直交するように配置されている。
スイッチ本体部61aは、プッシュ操作部61bが中立位置にある状態ではオフ信号を出力し、プッシュ操作部61bが中立位置から所定位置に移動するとオン信号を出力する。スイッチ本体部61aより出力されたオン/オフ信号は、コントローラーに出力される。
コントローラーは、CPU、ROM及びRAM等を有するマイクロコンピューターにより構成されている。コントローラーは、例えばオフ信号を受信している状態で(左側扉101Lが開いた状態で)操作パネル202からの印刷開始信号を受け付けた場合には操作パネル2の表示部にエラー表示を行う。
上記第一部材62は、固定ブラケット部62a、ガイド部62b、及びベース板部62cを有している。
上記固定ブラケット部62aは、板面が左右方向に対して垂直になるように配置されている。固定ブラケット部62aには、スイッチ本体部61aが固定されている。スイッチ本体部61aは、プッシュ操作部61b側の端部が固定ブラケット部62aを貫通する状態で固定されている。
上記ガイド部62bは、図7に示すように、回転プーリー64の上側軸部64b及び下側軸部64cをガイドする機能を有している。ガイド部62bは、左右方向に垂直な断面で見て上下方向の中間部が後側に凸となる断面コ字状をなしている。ガイド部62bの上下方向の両端部は、回転プーリー64の上側軸部64b及び下側軸部64cに摺接する摺接面を形成している。ガイド部62bの上端部及び下端部の左側端部は、平面視で前側に折れ曲がってストッパー板部62e(ストッパー部の一例)を形成している。ストッパー板部62eは、固定ブラケット部62aに対向するように配置されている。
上記ベース板部62cは、上記ガイド部62bの上下方向の中間部に連接されて左右方向に延びている。ベース板部62cには位置決め孔63fが形成されている。位置決め孔63fは、前側水平フレーム103に突設されたボス部103aに嵌合する。ベース板部62cは、位置決め孔63fと該ボス部103aとの嵌合により位置決めされた状態で、前側水平フレーム103に対し螺子81により固定されている。
第二部材63は、第一部材62に対して前側から組付けられている。第二部材63は、ガイド部63a、対向板部63b、及びベース板部63cを有している。
ガイド部63aの右側端部は、図8に示すように、第一部材62の固定ブラケット部62aに形成された一対のスリット溝62dに係合して組み付けられている。そして、ガイド部63aは、第一部材62のガイド部62bと協働して、回転プーリー64を左右方向に移動可能にガイドする。具体的には、ガイド部63aは、左右方向に垂直な断面で見て上下方向の中間部が前側に凸となる断面コ字状をなしている(図7参照)。ガイド部63aの上下方向の中間部と、上記第一部材62のガイド部62bの上下方向の中間部との間の空間は、プーリー本体部64aを収容する収容空間を構成している。ガイド部63aの上下方向の両端部は、回転プーリー64の上側軸部64b及び下側軸部64cに摺接する摺接面を形成している。
ガイド部63aの上下方向の中間部を構成する平板部には、矩形状の貫通孔63dが形成されている。貫通孔63dは、後述する押圧部材71の押圧レバー部72を受け入れ可能に形成されている。
上記対向板部63bは、ガイド部63aの左側端部から後側に延びて第一部材62の固定ブラケット部62aに対向している。
上記ベース板部63cは、対向板部63bの後端部から左側に延びて第一部材62のベース板部62cに前側から重なって配置されている。ベース板部62cには、位置決め孔63g(図3参照)が形成されている。位置決め孔63gは、第一部材62のベース板部62cに突出されたボス部62fに嵌合する。ベース板部63cは、位置決め孔63gと該ボス部62fとの嵌合により位置決めされた状態で、ベース板部62cに対し螺子82により固定されている。
回転プーリー64は、円筒状のプーリー本体部64aを有している。プーリー本体部64aは、軸線が上下方向に延びるように配置されている。プーリー本体部64aの上端面及び下端面には、上側軸部64b及び下側軸部64cが同軸に突出されている。プーリー本体部64a、上側軸部64b及び下側軸部64cは一体で回転する。尚、プーリー本体部64aが、上側軸部64b及び下側軸部64cに対して回転可能に支持されていてもよい。
上記第一部材62と第二部材63とプッシュスイッチ61と回転プーリー64とは、ユニット化した状態で前側水平フレーム103に取付け可能になっている。また、ベース板部63cには、第一部材62を前側水平フレーム103に固定するための螺子81との干渉を回避するべく、開口63eが形成されている。そのため、第一部材62を前側水平フレーム103に固定した状態で、第二部材63を着脱することも可能である。
次に、図4、図9及び図10を参照して被検知部70の詳細を説明する。被検知部70は、左側扉101Lの内側面の上側且つ右側の隅部に固定された押圧部材71を有している。押圧部材71は、左側扉101Lが閉じられた際に回転プーリー64を介してプッシュスイッチ61のプッシュ操作部61bを押圧する。
具体的には、押圧部材71は、押圧レバー部72と固定プレート部73とを有している。固定プレート部73には、2つの位置決め孔73b,73cを有している。各位置決め孔73b,73cには、左側扉101Lの内側面から突出するボス部が嵌合している。一方の位置決め孔73bは真円状に形成されている。他方の位置決め孔73cは、上下方向の位置ずれを許容するべく長孔状に形成されている。固定プレート部73の端縁には、一対の係合爪部73a(図9及び図10参照)が形成されている。一対の係合爪部73aは、左側扉101Lの内側壁に形成された貫通孔101aに挿入されて該内側壁に係合している。そして、固定プレート部73は、一対の係合爪部73aが左側扉101Lの内側壁に係合した状態で、取付け穴73dの位置にて螺子83により該左側扉101Lに固定されている。
押圧レバー部72は、固定プレート部73に対して垂直に固定されている。固定プレート部73の先端部には傾斜面72aが形成されている。傾斜面72aは、左側扉101Lが閉じた状態で後側に向かって左側に傾斜している(図5参照)。
次に、図6及び図11を参照しながら、左側扉開閉検知装置50Lの動作について説明する。図6は、左側扉101Lが閉じる直前の状態を示している。この状態では、プッシュスイッチ61のプッシュ操作部61bが中立位置に位置している。この状態から左側扉101Lを閉じていくと、押圧レバー部72の先端部の傾斜面72aがプーリー本体部64aの外周面に当接する。プーリー本体部64aは、この傾斜面72aからの押圧力を受けて回転しながら右側に移動してプッシュスイッチ61のプッシュ操作部61bを所定位置まで押し込む(図11参照)。この結果、プッシュスイッチ61の出力信号がオフ信号からオン信号に切替わる。コントローラーでは、プッシュスイッチ61の出力信号がオフ信号からオン信号に切替わったことをもって左側扉101Lが閉じたと判定する。
一方、左側扉101Lを、図11に示す閉状態から開いていくと、押圧レバー部72が後退する。これに伴い、プーリー本体部64aは、中立位置に戻ろうするプッシュ操作部61bに押されて左側に移動する。そして、押圧レバー部72の傾斜面72aがプーリー本体部64aの周面から完全に離れると、プッシュ操作部61bが中立位置に戻ってプッシュスイッチ61の出力信号がオン信号からオフ信号に切替わる。コントローラーでは、プッシュスイッチ61の出力信号がオン信号からオフ信号に切替わったことをもって左側扉101Lが開いたと判定する。
以上説明したように、本実施形態では、各扉開閉検知装置50L,50Rのプッシュスイッチ61は、プッシュ操作部61bの押し込み方向が左側及び右側扉101L,101Rの開閉方向に対して直交するように配置されている。
したがって、画像形成装置本体100内において前後方向に十分なスペースを確保できない場合であっても、プッシュスイッチ61をスペース効率良く配置することができる。
また、本実施形態の左側及び右側扉開閉検知装置50L,50Rは、左側及び右側扉101L,101Rの回転軸102L,102Rと平行な軸線回りに回転可能な回転プーリー64と、回転プーリー64のプッシュ操作部61bをその押し込み方向に沿ってスライド可能にガイドするガイド部62b,63aとを有している。そして、回転プーリー64は、左側及び右側扉50L,50Rを閉じる際に、外周面が押圧レバー部72の傾斜面72aに押圧されることで回転しながらプッシュ操作部61b側にスライド移動して、該プッシュ操作部61bを中立位置から所定位置まで押し込むように構成されている。
この構成によれば、押圧レバー部72の傾斜面72aが回転プーリー64を介してプッシュ操作部61bを押圧するようになっている。したがって、左側及び右側扉101L,101Rを閉じる際に、押圧レバー部72の傾斜面72aがプッシュ操作部61bに直接当接する場合に比べて、傾斜面72aに作用する摩擦力を低減することができる。よって、ユーザーは左側及び右側扉101L,101Rをスムーズに閉じることができる。尚、左側及び右側扉101L,101Rを開く際にも同様に、傾斜面72aに作用する摩擦力を低減することができる。
また、プッシュスイッチ61のプッシュ操作部61bは、回転プーリー64によって先端側から基端側に向かって押圧される。したがって、プッシュ操作部61bに対して押し込み方向に直交する方向の荷重(曲げ応力)が作用することもない。よって、プッシュ操作部61bが曲げ応力に負けて折れたりプッシュ操作部61bの摺動部が摩耗したりといった不具合を回避することができる。
ところで、左側及び右側扉101L,101Rを閉状態から開放する際には、プッシュスイッチ61のプッシュ操作部61bの復元力により回転プーリー64が左側に付勢される。このとき、回転プーリー64が左側に行きすぎると、各扉101L,101Rを次回閉じる際に、押圧レバー部72の傾斜面72aが回転プーリー64の外周面に当接しなかったり当接しても回転プーリー64を左側に駆動できない場合がある。
これに対して本実施形態では、第一部材62の上端部及び下端部にストッパー板部62eを設けるようにしている。したがって、回転プーリー64が左側に移動し過ぎるのを防止することができる。すなわち、ストッパー板部62eは、各扉101L,101Rが閉じる際に、各押圧レバー部72の先端部の傾斜面72aが回転プーリー64の外周面に当接して当該回転プーリー64をプッシュ操作部61b側に駆動可能なように、回転プーリー64の左右方向の位置を規制している。
また、本実施形態では、検知部60の構成部材である第一部材62と第二部材63とプッシュスイッチ61と回転プーリー64とは、ユニット化した状態で画像形成装置本体100に取付け可能になっている。
したがって、画像形成装置本体100に対する検知部60の組付け作業を容易化することができる。また、検知部60をユニットごと取り外した他の機械に流用することができる。
《他の実施形態》
上記実施形態では、画像形成装置1がデジタル複写機である例について説明したが、これに限ったものではなく、画像形成装置1は、プリンター、ファクシミリー又は複合機(MFP)等であってもよい。
また、上記実施形態では、プッシュスイッチ61は、左側及び右側扉101L,101Rが開いている状態でオフ信号を出力し、各扉101L,101Rが閉じた状態でオン信号を出力するようになっているが、これに限ったものではない。各扉101L,101Rが開いている状態でプッシュスイッチ61がオンになり、閉じている状態でプッシュスイッチ61がオフになるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、扉開閉検知装置について有用であり、特に、プリンター、複写機、ファクシミリー又は複合機(MFP)等の画像形成装置に適用する場合に有用である。
1 :画像形成装置
2 :画像形成装置本体
40 :定着部
50L :左側扉開閉検知装置
50R :右側扉開閉検知装置
60 :検知部
61 :プッシュスイッチ
61b :プッシュ操作部
62 :第一部材(支持部材)
62b :ガイド部
62e :ストッパー板部(ストッパー部)
63 :第二部材(支持部材)
63a :ガイド部
63d :貫通孔
64 :回転プーリー
71 :押圧部材
72 :押圧レバー部(押圧部)
72a :傾斜面
100 :画像形成装置本体(筐体)
101L :左側扉
101R :右側扉
102L :回転軸
102R :回転軸
P :用紙


Claims (4)

  1. プッシュ操作部を中立位置から所定位置まで押し込むことでオン・オフを切替え可能なプッシュスイッチと、回動式の開閉扉の内側面に突設され、該開閉扉が閉じる際に上記プッシュ操作部を上記中立位置から上記所定位置まで押し込む押圧部とを備えた扉開閉検知装置であって、
    上記プッシュスイッチは、上記プッシュ操作部の押し込み方向が上記開閉扉の開閉方向に直交するように配置されており、
    上記開閉扉の回転軸と平行な軸線回りに回転可能であり、上記プッシュ操作部に対してその先端側から当接する回転プーリーと、
    上記回転プーリーを上記プッシュ操作部の押し込み方向に沿って移動可能にガイドするガイド部と、を備え、
    上記押圧部の先端部には、上記開閉扉の開閉方向に対して傾斜した傾斜面が形成され、
    上記回転プーリーは、上記開閉扉が閉じる際に、外周面が上記押圧部の傾斜面に押圧されることで、上記ガイド部にガイドされつつ上記プッシュ操作部側に移動して、該プッシュ操作部を上記中立位置から上記所定位置まで押し込む、扉開閉検知装置。
  2. 請求項1記載の扉開閉検知装置において、
    上記開閉扉が閉じる際に、上記押圧部の先端部の上記傾斜面が上記回転プーリーの外周面に当接して当該回転プーリーを上記プッシュ操作部側に駆動可能なように、当該回転プーリーの上記押し込み方向の位置を規制するストッパー部をさらに備えている、扉開閉検知装置。
  3. 請求項1又は2記載の扉開閉検知装置において、
    上記開閉扉は、筐体の開放部を開閉するものであり、
    上記ガイド部を有するとともに上記回転プーリーを支持する支持部材をさらに備え、
    上記支持部材と、上記プッシュスイッチと、上記回転プーリーとはユニット化された状態で上記筐体に取付け可能に構成されている、扉開閉検知装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の扉開閉検知装置を備えた画像形成装置。
JP2018034992A 2018-02-28 2018-02-28 扉開閉検知装置、及び該扉開閉検知装置を備えた画像形成装置。 Pending JP2019148764A (ja)

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