JP6035196B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、用紙にトナー像を定着させる定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複合機等の電子写真方式の画像形成装置は、用紙にトナー像を定着させる定着装置を備えている。この定着装置は、第1回転体(例えば、定着ローラーや定着べルト)と、この第1回転体に圧接する第2回転体(例えば、加圧ローラーや加圧ベルト)と、第1回転体及び第2回転体を収容するハウジングと、を備えている。そして、第1回転体と第2回転体の間に形成される定着ニップを用紙が通過することで、用紙とトナー像が加熱及び加圧され、用紙にトナー像が定着されるようになっている。
例えば、特許文献1には、ハウジング(特許文献1の「定着フレーム14」参照)と、ハウジングに対して開閉可能なカバー部材(特許文献1の「定着カバー15」参照)と、を有する定着装置が開示されている。この従来技術においては、定着装置を収容する装置本体(特許文献1の「本体ケーシング2」参照)に外装カバー(特許文献1の「リヤカバー4」参照)が開閉可能に設けられており、この外装カバーによって定着装置の一部が覆われている。
このような構成の画像形成装置において、定着装置の内部でJAM(紙詰まり)が発生した場合、ユーザーやサービスマン等の操作者は、外装カバーを開放した後、定着装置のカバー部材を開放し、JAM処理を行う。JAM処理が終了したら、操作者は、定着装置のカバー部材を閉止した後、外装カバーを閉止する。
特開2009−198996号公報
しかしながら、例えばユーザーがJAM処理を行うような場合には、JAM処理の終了後に、定着装置のカバー部材をユーザーが閉め忘れてしまう可能性がある。このような定着装置のカバー部材の閉め忘れが発生すると、定着装置のカバー部材が開放されたままの状態でユーザーが外装カバーを閉止しようとして、画像形成装置の構成部品(例えば、定着装置や外装カバー)の一部が破損する虞がある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、定着装置のカバー部材を操作者が閉め忘れるのを確実に防止することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、回転可能に設けられる第1回転体と、該第1回転体に圧接して該第1回転体との間に定着ニップを形成し、回転可能に設けられる第2回転体と、前記第1回転体及び前記第2回転体を収容するハウジングと、該ハウジングに対して開閉可能に設けられるカバー部材と、を有する定着装置と、該定着装置を収容する装置本体と、該装置本体に対して開閉可能に設けられ、前記定着装置の少なくとも一部を覆う外装カバーと、前記カバー部材の開閉を検知する検知機構と、前記カバー部材が開放されていることを前記検知機構が検知した場合に、前記カバー部材が開放されていることを操作者に報知する報知部と、を備えていることを特徴とする。
このような構成を採用することで、カバー部材が開放されていることを操作者に認識させることができ、操作者がカバー部材を閉め忘れるのを確実に防止することが可能となる。そのため、カバー部材が開放されたままの状態で操作者が外装カバーを閉止するような事態を回避することが可能となり、これに伴って、画像形成装置の構成部品の破損を防止することができる。
本発明の画像形成装置は、原稿を読み取るための読取ユニットと、該読取ユニットを水平方向移動可能に支持する筐体と、を有する画像読取装置を更に備え、前記検知機構の少なくとも一部は、前記筐体に収容されていても良い。
このような構成を採用することで、筐体の内部のスペースを検知機構の設置スペースとして利用することができ、省スペース化を図ることが可能となる。
前記カバー部材は、上下方向に回転することで開閉されるように構成され、前記筐体は、前記カバー部材の上側に配置され、前記検知機構は、発光部及び受光部を備えた光学式センサーと、前記発光部から前記受光部に至る光路を連通させる連通位置と、前記発光部から前記受光部に至る光路を遮断する遮断位置と、の間で揺動可能なアクチュエーターと、を備え、前記カバー部材が上方に回転して開放されると、前記カバー部材が前記アクチュエーターを押圧し、該アクチュエーターが前記連通位置から前記遮断位置まで揺動するか又は前記遮断位置から前記連通位置まで揺動しても良い。
このような構成を採用することで、簡易な構成によってカバー部材の開閉を確実に検知することが可能となる。
前記筐体の底壁には、貫通穴が形成され、前記アクチュエーターは、前記貫通穴を貫通し、前記底壁の下方に突出していても良い。
このような構成を採用することで、カバー部材によってアクチュエーターを確実に押圧することが可能となる。
前記カバー部材は、前記アクチュエーターを押圧可能な突起部を備えていても良い。
このような構成を採用することで、カバー部材によってアクチュエーターを確実に押圧することが可能となる。
前記外装カバーと干渉する干渉位置と、前記外装カバーと干渉せずに該外装カバーの閉止を許容する干渉解除位置と、の間で回転可能なレバーを更に備え、前記カバー部材が閉止されると、前記カバー部材が前記レバーを押圧し、該レバーが前記干渉位置から前記干渉解除位置まで回転しても良い。
このような構成を採用することで、カバー部材が開放されている状態においては、干渉位置にあるレバーが外装カバーと干渉することで、外装カバーが閉止されにくくなる。そのため、カバー部材が開放されたままの状態で外装カバーが閉止されるような事態を、一層確実に回避することが可能となる。
前記報知部は、前記カバー部材が開放されていることを前記検知機構が検知した場合に、前記カバー部材が開放されている旨を表示する操作表示部であっても良い。
このような構成を採用することで、カバー部材が開放されていることを操作者に確実に認識させることができる。
本発明によれば、定着装置のカバー部材を操作者が閉め忘れるのを確実に防止することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る複合機の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る複合機の定着装置を示す側断面図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、定着装置のカバー部材とレバーを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、定着装置のカバー部材の上側部分を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、読取ユニットが筐体に装着された状態の画像読取装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、読取ユニットが筐体から取り外された状態の画像読取装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、検知機構のアクチュエーターが連通位置にある状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、検知機構のアクチュエーターが遮断位置にある状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機を示す左後側からの斜視図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る複合機において、レバーが干渉位置にある状態を示す斜視図である。(b)は、本発明の一実施形態に係る複合機において、レバーが干渉解除位置にある状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機を示す前側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、定着装置のカバー部材が閉止されている状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る複合機において、定着装置のカバー部材が開放されている状態を示す斜視図である。
まず、図1を用いて、複合機1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。以下、図1における右側を、複合機1の前側(正面側)とする。各図に付される矢印Frは、複合機1の前側(正面側)を示している。
図1に示されるように、複合機1は、箱型形状の複合機本体2(装置本体)を備えており、複合機本体2の下部には用紙(図示せず)を収納する給紙カセット3が設けられ、複合機本体2の上部には、排紙トレイ4が設けられている。
複合機本体2の前部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器5が配置され、複合機本体2の後部には、画像形成部6が設けられている。画像形成部6には、像担持体である感光体ドラム7が回転可能に設けられており、感光体ドラム7の周囲には、帯電器8と、トナーコンテナ9に接続された現像ユニット10と、転写ローラー11と、クリーニング装置12とが、感光体ドラム7の回転方向(図1の矢印X参照)に沿って配置されている。
複合機本体2の後部には、下方から上方に向かって用紙の搬送経路13が設けられている。つまり、本実施形態の複合機1は、所謂「縦搬送」である。搬送経路13の上流端には給紙部14が設けられ、搬送経路13の中流部には、感光体ドラム7と転写ローラー11によって構成される転写部15が設けられ、搬送経路13の下流部には定着装置16が設けられている。搬送経路13の後側には、両面印刷用の反転経路17が設けられている。
複合機本体2の上部には、排紙トレイ4の上方に画像読取装置18が設けられている。複合機本体2の上端部には、画像読取装置18の更に上方に、自動原稿送り装置19が設けられている。
次に、このような構成を備えた複合機1の画像形成動作の一例について説明する。
複合機1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置16の温度設定等の初期設定が実行される。そして、複合機1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器8によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器5からのレーザー光(図1の矢印P参照)により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、トナーコンテナ9から供給されるトナーによって、現像ユニット10が静電潜像をトナー像に現像する。
一方、給紙部14によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部15へと搬送され、転写部15において感光体ドラム7上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路13を下流側へと搬送されて定着装置16に進入し、この定着装置16において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、搬送経路13の下流端から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム7上に残留したトナーは、クリーニング装置12によって回収される。
次に、定着装置16の構成について説明する。
定着装置16は、複合機本体2の後上部に収容されている。図2に示されるように、定着装置16は、箱型形状を成すハウジング20と、ハウジング20の下部中央に収容される定着ローラー21(第1回転体)と、ハウジング20の後部に収容される加圧ローラー22(第2回転体)と、ハウジング20の上方を覆うカバー部材23と、ハウジング20の後上部に取り付けられるガイド部材24と、を備えている。
ハウジング20の下端側には給紙口25が設けられ、ハウジング20の上端側には排紙口26が設けられている。そして、給紙口25を介してハウジング20に導入された用紙が、排紙口26を介してハウジング20から排出されるようになっている。
ハウジング20の前部には、第1フレーム部材27が設けられている。第1フレーム部材27には、定着ローラー収容部28が形成されている。
ハウジング20の後部には、第2フレーム部材30が設けられている。第2フレーム部材30は、用紙の搬送経路13を介して第1フレーム部材27と対向している。第2フレーム部材30には、加圧ローラー収容部31が形成されている。第2フレーム部材30の前上部には、排出スイッチ32が設けられている。排出スイッチ32は、支点33を中心に回転することで、搬送経路13及び反転経路17を閉止する姿勢(図2の実線参照)と、搬送経路13及び反転経路17を開放する姿勢(図2の二点鎖線参照)と、を切り替え可能となっている。
定着ローラー21は、左右方向に長い形状を成している。定着ローラー21は、例えば、アルミニウムや鉄等の金属から成る円筒状の芯材と、この芯材に周設され、シリコンゴム等から成る弾性層と、この弾性層を被覆し、PFA等のフッ素樹脂から成る離型層と、を備えている。
定着ローラー21は、ハウジング20の第1フレーム部材27に設けられた定着ローラー収容部28に収容されている。定着ローラー21は、軸受(図示せず)を介してハウジング20に回転可能に支持されている。
定着ローラー21の内部空間には、ヒーター34(熱源)が収容されている。定着ローラー21の上側(用紙の搬送方向における下流側)には分離爪35が設けられている。分離爪35は、付勢体(図示せず)の付勢力によって定着ローラー21の外周面に当接している。これにより、分離爪35によって定着ローラー21の外周面から用紙を分離できるようになっている。
加圧ローラー22は、左右方向に長い形状を成している。加圧ローラー22は、例えば、アルミニウムや鉄等の金属から成る円筒状の芯材と、この芯材に周設され、シリコンゴム等から成る弾性層と、この弾性層を被覆し、PFA等のフッ素樹脂から成る離型層と、を備えている。
加圧ローラー22は、ハウジング20の第2フレーム部材30に設けられた加圧ローラー収容部31に収容されている。加圧ローラー22は、支持部材(図示せず)を介してハウジング20に回転可能に支持されている。
加圧ローラー22は、付勢部材(図示せず)の付勢力によって定着ローラー21に圧接しており、定着ローラー21との間に定着ニップ29を形成している。そして、この定着ニップ29を用紙が通過することで、用紙とトナー像が加熱及び加圧されて、用紙にトナー像が定着されるようになっている。
カバー部材23は、左右方向に長い形状を成している。カバー部材23は、下側部分36と、下側部分36に一体化される上側部分37と、を備えている。
カバー部材23の下側部分36の前端部は、左右方向に延びる回転軸38に取り付けられており、この回転軸38を中心にカバー部材23が上下方向に回転することで、カバー部材23がハウジング20に対して開閉されるようになっている(図2の二点鎖線参照)。
図3に示されるように、カバー部材23の下側部分36の右縁部には、押圧片39が下方に向かって突設されている。押圧片39には、後下方に傾斜する押圧面40が形成されている。カバー部材23の下側部分36の右縁部には、押圧片39の後方に、フック41が下方に向かって突設されている。
図4に示されるように、カバー部材23の上側部分37は、平板状の本体部42と、本体部42の前後両端から下方に向かって屈曲される屈曲部43(図4では前側の屈曲部43のみを表示)と、を備えている。本体部42の上面の左後隅部には、突起部44が設けられている。突起部44は、回転軸38から離間する側の端部に配置されている。図2に示されるように、回転軸38には、排出ローラー45が回転可能に支持されている。
ガイド部材24は、左右方向に長い形状を成している。ガイド部材24の下端側には、軸部(図示せず)が設けられており、この軸部を中心にガイド部材24が回転するように構成されている。
次に、画像読取装置18について説明する。
画像読取装置18は、例えば、ISU(イメージスキャナーユニット)によって構成されている。図5に示されるように、画像読取装置18は、直方体の箱型形状を成す筐体46と、筐体46に収容される駆動機構47と、駆動機構47と共に筐体46に収容される読取ユニット48と、を備えている。
筺体46は、定着装置16のカバー部材23の上側に配置されている。筐体46の上面側は開口されており、この開口部を覆うようにして、矩形状のコンタクトガラス51が筐体46に取り付けられている。なお、図5、図6では、筐体46の内部を分かり易く表示するために、コンタクトガラス51の一部のみが表示されている。
図6に示されるように、筐体46の左前部には、ホームポジションセンサー53が配置されており、このホームポジションセンサー53によって、読取ユニット48がホームポジション(図5参照)にあるか否かを検知できるようになっている。
図6に示されるように、筐体46の底壁54の上面の左後部には、前後一対の支持片55が突設されている。筐体46の底壁54の左後部には、前後一対の支持片55の右方に、貫通穴56が上下方向に穿設されている。
図6に示されるように、駆動機構47は、無端状の駆動ベルト57を備えている。駆動ベルト57は、左右方向に延びている。駆動ベルト57の左右両端部は、左右一対のプーリー58に巻き掛けられている。左右一対のプーリー58のいずれか一方は、駆動モーター(図示せず)に接続されており、駆動モーターを駆動させて左右一対のプーリー58のいずれか一方を回転させることで、駆動ベルト57が走行するようになっている。
図5に示されるように、読取ユニット48は、前後方向に細長い形状を成している。読取ユニット48は、筐体46によって左右方向(水平方向)に移動可能に支持されている。読取ユニット48は、駆動機構47の駆動ベルト57に接続されており、駆動モーター(図示せず)によって駆動ベルト57を走行させると、読取ユニット48が左右方向(水平方向)に移動する(図5の矢印Y参照)。これに伴って、コンタクトガラス51の上面に載置された原稿を読取ユニット48が読み取るようになっている。
図6に示されるように、画像読取装置18の筐体46の左後部には、検知機構60が配置されている。
図7及び図8に示されるように、検知機構60は、筐体46の底壁54の上面に固定される光学式センサー61と、光学式センサー61の右側に設けられるアクチュエーター62と、を備えている。検知機構60は、アクチュエーター62の一部を除き、筐体46に収容されている。
光学式センサー61は、例えばPIセンサー(Photo Interrupter Sensor)であり、発光部63と、発光部63の後方に配置される受光部64と、を備えている。
アクチュエーター62は、前後方向に延びる揺動軸65を備えている。揺動軸65の前後両端部は、前後一対の支持片55に取り付けられている。
アクチュエーター62は、揺動軸65から左上側(光学式センサー61と近接する側)に向かって延びる第1腕部66を備えている。第1腕部66の先端部(揺動軸65から離間する側の端部)には、左側に向かって屈曲される被検知片67が設けられている。以下、光学式センサー61の発光部63から受光部64に至る光路を被検知片67が連通させる位置(図7参照)を、アクチュエーター62の「連通位置」と称する。これに対して、光学式センサー61の発光部63から受光部64に至る光路を被検知片67が遮断する位置(図8参照)を、アクチュエーター62の「遮断位置」と称する。アクチュエーター62は、連通位置と遮断位置の間で揺動軸65を中心に揺動可能となっている。
アクチュエーター62は、揺動軸65から右側(光学式センサー61と離間する側)に向かって延びる第2腕部68を備えている。第2腕部68の先端部(揺動軸65から離間する側の端部)には、下側に向かって屈曲される被押圧部69が設けられている。被押圧部69は、アクチュエーター62が連通位置にある状態(図7参照)において、筐体46の底壁54に設けられた貫通穴56を貫通し、筐体46の底壁54の下方に突出している。
図9に示されるように、複合機本体2の後面側には、リアカバー81(外装カバー)が取り付けられている。
リアカバー81は、下端側を中心に回転することで、複合機本体2に対して開閉されるように構成されている。リアカバー81は、閉止状態(図9の二点鎖線参照)において、定着装置16の後側を覆うように構成されている。
リアカバー81の内面の右上隅部(図9の図面上は左上隅部)には、干渉片82が設けられている。干渉片82は、鉛直部83と、鉛直部83の下端から左方(図9の図面上は右方)に向かって屈曲される水平部84と、を備えており、L字状を成している。
図10に示されるように、定着装置16の右上方(図10の図面上は左上方)には、レバー71が設けられている。
図3に示されるように、レバー71は、上下方向に延びる円筒状の軸部72を備えている。軸部72は、複合機本体2に回転可能に取り付けられている。そのため、レバー71は、軸部72を中心に水平方向に回転可能となっている。
レバー71は、軸部72から後方に向かって延びる第1アーム73を備えている。第1アーム73の先端部(軸部72から離間する側の端部)には、干渉部74が設けられている。レバー71は、干渉部74をリアカバー81の干渉片82と干渉させる干渉位置(図10(a)参照)と、干渉部74をリアカバー81の干渉片82とは干渉させずにリアカバー81の閉止を許容する干渉解除位置(図10(b)参照)との間で、軸部72を中心に回転可能となっている。レバー71は、付勢手段(図示せず)の付勢力によって、干渉位置(図10(a)参照)に付勢されている。
干渉部74の右縁部(図3の図面上は左縁部)には、上下方向に延びる突条75が設けられている。突条75は、レバー71が干渉位置(図10(a)参照)にある状態において、複合機本体2に設けられた係止部(図示せず)に係止されるように構成されている。このように突条75が係止部(図示せず)に係止されることで、レバー71が干渉位置(図10(a)参照)に保持されるようになっている。
図3に示されるように、レバー71は、軸部72から左方(図3の図面上は右方)に向かって延びる第2アーム76を備えている。第2アーム76の先端部(軸部72から離間する側の端部)には、後下方に傾斜する被押圧面77が形成されている。
図11に示されるように、複合機本体2の前面側には、操作表示部85が設けられている。
操作表示部85は、排紙トレイ4よりも上方に配置されており、前方に向かって突出している。操作表示部85の中央部には、矩形状の液晶パネル86が設けられている。操作表示部85には、多数の操作キー87が設けられている。多数の操作キー87は、例えば、スタートキー、ストップ/クリアキー、電源キー、テンキー等を含んでいる。
次に、複合機1の制御システムについて、主に図12を用いて説明する。
複合機1には、制御部91が設けられている。制御部91は、ROM、RAM等の記憶装置で構成される記憶部92と接続されており、記憶部92に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、制御部91が複合機1の各部の制御を行っている。
制御部91は、操作表示部85と接続されており、制御部91からの信号に基づいて、操作表示部85の液晶パネル86に複合機1の状態が表示されるようになっている。
制御部91は、ホームポジションセンサー53に接続されており、読取ユニット48がホームポジションにあるか否かをホームポジションセンサー53が検知すると、その検知結果が制御部91に出力されるようになっている。
制御部91は、検知機構60に接続されており、検知機構60が定着装置16のカバー部材23の開閉を検知すると、その検知結果が制御部91に出力されるようになっている。
制御部91は、モーター等によって構成される駆動源93に接続されており、駆動源93は、定着ローラー21に接続されている。そして、制御部91からの信号に基づいて駆動源93が定着ローラー21を回転させるようになっている。
制御部91は、ヒーター34に接続されている。そして、制御部91からの信号に基づいてヒーター34が通電して発熱することで、ヒーター34によって定着ローラー21が加熱されるように構成されている。
上記のように構成されたものにおいて、JAM処理を行う場合の手順について、以下に説明する。複合機1の電源が投入されている前提で説明を行う。
定着装置16の内部でJAMが発生すると、ユーザーやサービスマン等の操作者は、図13に示されるように、リアカバー81を開放する。次に、操作者は、図13に矢印Aで示されるように、定着装置16のカバー部材23の後端側を持ち上げる。これにより、図14に示されるように、カバー部材23が上方に回転して開放される。この状態で、JAM処理が行われる。
上記のように定着装置16のカバー部材23が上方に回転して開放されると、カバー部材23の突起部44がアクチュエーター62の被押圧部69を上方に押圧する。これにより、アクチュエーター62が揺動軸65を中心に連通位置(図7参照)から遮断位置(図8参照)まで揺動する。これに伴って、カバー部材23が開放されたことを検知機構60が検知する。この検知結果は、制御部91に送信される。
制御部91は、カバー部材23が開放されている旨の検知結果を検知機構60から受信すると、操作表示部85に信号を送る。操作表示部85は、制御部91からの信号に基づいて、カバー部材23が開放されている旨を液晶パネル86に表示する。これにより、カバー部材23が開放されていることが、操作者に報知される。
上記のようにカバー部材23が開放されると、付勢手段(図示せず)の付勢力によってレバー71が干渉解除位置(図10(b)参照)から干渉位置(図10(a)参照)まで回転する。この状態でリアカバー81を閉止しようとすると、レバー71の干渉部74がリアカバー81の干渉片82と干渉することで、リアカバー81が閉止されにくくなる。
一方で、図3に矢印Bで示されるように、カバー部材23が下方に回転して閉止されると、カバー部材23の押圧片39の押圧面40がレバー71の第2アーム76の被押圧面77を押圧する。この押圧により、図3に矢印Cで示されるように、レバー71が軸部72を中心に干渉位置から干渉解除位置まで回転する。これに伴って、図10(b)に示されるように、レバー71の干渉部74がリアカバー81の干渉片82とは干渉しない位置まで移動する。そのため、リアカバー81の閉止が許容される。
また、カバー部材23が閉止されると、カバー部材23の突起部44によるアクチュエーター62の被押圧部69に対する押圧が解除され、アクチュエーター62が遮断位置から連通位置まで自重で揺動する。これにより、検知機構60は、カバー部材23が閉止されたことを検知する。この検知結果は、制御部91に送信される。
制御部91は、カバー部材23が閉止されている旨の検知結果を検知機構60から受信すると、操作表示部85に信号を送る。操作表示部85は、制御部91からの信号に基づいて、カバー部材23が開放されている旨の表示を解除する。
以上のように、本実施形態の複合機1は、カバー部材23の開閉を検知する検知機構60と、カバー部材23が開放されていることを検知機構60が検知した場合に、カバー部材23が開放されていることを操作者に報知する操作表示部85と、を備えている。このような構成を採用することで、カバー部材23が開放されていることを操作者に認識させることができ、操作者がカバー部材23を閉め忘れるのを確実に防止することが可能となる。そのため、カバー部材23が開放されたままの状態で操作者がリアカバー81を閉止するような事態を回避することが可能となり、これに伴って、複合機1の構成部品(例えば、レバー71やリアカバー81)の破損を防止することができる。
また、検知機構60は、アクチュエーター62の被押圧部69を除き、画像読取装置18の筐体46に収容されている。このような構成を採用することで、筐体46の内部のスペースを検知機構60の設置スペースとして利用することができ、省スペース化を図ることが可能となる。
また、カバー部材23が上方に回転して開放されると、カバー部材23がアクチュエーター62を押圧し、アクチュエーター62が連通位置から遮断位置まで揺動するようになっている。このような構成を採用することで、簡易な構成によってカバー部材23の開閉を確実に検知することが可能となる。
また、アクチュエーター62の被押圧部69は、筐体46の底壁54に設けられた貫通穴56を貫通し、底壁54の下方に突出している。このような構成を採用することで、カバー部材23によってアクチュエーター62を確実に押圧することが可能となる。更に、カバー部材23は、アクチュエーター62の被押圧部69を押圧可能な突起部44を備えている。このような構成を採用することで、カバー部材23によってアクチュエーター62を一層確実に押圧することが可能となる。
また、カバー部材23が閉止されると、カバー部材23がレバー71を押圧し、レバー71が干渉位置から干渉解除位置まで回転するようになっている。このような構成を採用することで、カバー部材23が開放されている状態においては、干渉位置にあるレバー71がリアカバー81と干渉することで、リアカバー81が閉止されにくくなる。そのため、カバー部材23が開放されたままの状態でリアカバー81を操作者が閉止するような事態を、一層確実に回避することが可能となる。
また、カバー部材23が開放されている旨を表示する操作表示部85を報知部として用いている。このような構成を採用することで、カバー部材23が開放されていることを操作者に確実に認識させることができる。
本実施形態では、カバー部材23が上方に回転して開放された場合に、アクチュエーター62が連通位置から遮断位置まで揺動する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、カバー部材23が上方に回転して開放された場合に、アクチュエーター62が遮断位置から連通位置まで揺動しても良い。
本実施形態では、操作表示部85を報知部として用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、警告音を発する警報部等を報知部として用いても良い。
本実施形態では、第1回転体を定着ローラー21によって構成し、第2回転体を加圧ローラー22によって構成する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、第1回転体と第2回転体の一方又は両方をベルトによって構成しても良い。
本実施形態では、熱源としてヒーター34を用いる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、例えばIHコイル等の他の熱源を用いても良い。
本実施形態では、複合機1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、プリンター、複写機、ファクシミリ等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 複合機(画像形成装置)
2 複合機本体(装置本体)
16 定着装置
18 画像読取装置
20 ハウジング
21 定着ローラー(第1回転体)
22 加圧ローラー(第2回転体)
23 カバー部材
29 定着ニップ
44 突起部
46 筐体
48 読取ユニット
54 底壁
56 貫通穴
60 検知機構
61 光学式センサー
62 アクチュエーター
63 発光部
64 受光部
71 レバー
81 リアカバー(外装カバー)
85 操作表示部(報知部)

Claims (4)

  1. 回転可能に設けられる第1回転体と、該第1回転体に圧接して該第1回転体との間に定着ニップを形成し、回転可能に設けられる第2回転体と、前記第1回転体及び前記第2回転体を収容するハウジングと、該ハウジングに対して開閉可能に設けられるカバー部材と、を有する定着装置と、
    該定着装置を収容する装置本体と、
    該装置本体に対して開閉可能に設けられ、前記定着装置の少なくとも一部を覆う外装カバーと、
    前記カバー部材の開閉を検知する検知機構と、
    前記カバー部材が開放されていることを前記検知機構が検知した場合に、前記カバー部材が開放されていることを操作者に報知する報知部と、
    原稿を読み取るための読取ユニットと、該読取ユニットを水平方向移動可能に支持する筐体と、を有する画像読取装置と、を備え、
    前記検知機構の少なくとも一部は、前記筐体に収容され
    前記カバー部材は、上下方向に回転することで開閉されるように構成され、
    前記筐体は、前記カバー部材の上側に配置され、
    前記検知機構は、
    発光部及び受光部を備えた光学式センサーと、
    前記発光部から前記受光部に至る光路を連通させる連通位置と、前記発光部から前記受光部に至る光路を遮断する遮断位置と、の間で揺動可能なアクチュエーターと、を備え、
    前記カバー部材が上方に回転して開放されると、前記カバー部材が前記アクチュエーターを押圧し、該アクチュエーターが前記連通位置から前記遮断位置まで揺動するか又は前記遮断位置から前記連通位置まで揺動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記筐体の底壁には、貫通穴が形成され、
    前記アクチュエーターは、前記貫通穴を貫通し、前記底壁の下方に突出していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記カバー部材は、前記アクチュエーターを押圧可能な突起部を備えていることを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  4. 前記報知部は、前記カバー部材が開放されていることを前記検知機構が検知した場合に、前記カバー部材が開放されている旨を表示する操作表示部であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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