JP2010241519A - 用紙反転装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置コストの高騰を抑えつつ、両面印刷を行うに際し表面側のみが印刷された用紙の表裏反転処理を確実に行うことできるようにする。
【解決手段】反転トレイ向け搬送路171と、搬入された用紙Pをスイッチバックさせる反転トレイ35と、反転トレイ35から搬出された用紙Pを搬送する中継プレート350と、反転トレイ向け搬送路171と反転トレイ35との間に介設されて用紙Pを反転トレイ35へ導く傾斜案内板371と、傾斜案内板371から一部が突出した状態で傾斜案内板371に揺動自在に支持された揺動ガイド部材50とを備え、揺動ガイド部材50は、反転トレイ向け搬送路171から反転トレイ35へ向かう用紙Pに押されて湾曲ガイド面の内側に没入するように揺動する一方、スイッチバックされて反転トレイ35から搬出された用紙Pを、揺動することなく中継プレート350へ向かわせるようになされている。
【選択図】図8

Description

本発明は、搬送されてきた用紙を一旦受け入れた後に逆送させることにより当該用紙を表裏反転させる用紙反転装置およびこの用紙反転装置が適用された画像形成装置に関するものである。
従来、図10(A)に示すような特許文献1に記載された画像形成装置99に適用される、図10(B)に示すような用紙反転装置(特許文献1ではスイッチバック機構)90が知られている。なお、図10では、部品に付される符号を本発明に係るものとの混同を避けるために特許文献1のものと異ならせている。
この画像形成装置99は、用紙に対して両面印刷が可能に構成されている。かかる画像形成装置99においては、図10(A)に示すように、給紙カセット991から給紙ローラ992で1枚ずつ給紙された用紙を、搬送路993を経て、レジストローラ対994で先端がストップされた後に所定のタイミングで感光体ドラム995へ搬送される。
一方、入力された画像情報に基づき感光体ドラム995上に形成された静電潜像は、図略の現像装置から供給されたトナーによってトナー画像として顕像化され、給紙カセット991から送られてきた用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、加熱ローラと加圧ローラとからなる定着ローラ対996へ搬送され、加熱・加圧されることでトナー画像は用紙に定着処理される。
そして、用紙に両面印刷を施すに際しては、表面にトナー画像が印刷された定着処理済みの用紙が分岐ガイド997による分岐で反転用第1搬送路998を経て用紙反転装置90へ搬送される。用紙は、ここで搬送方向の向きが前後で変えられて反転用第2搬送路999へ搬送される。その後用紙は、反転用第2搬送路999を経て、レジストローラ対994に再び搬送され、表面への印刷処理と同様の処理が裏面を対象として施された後、分岐ガイド997を介して排紙トレイ999aに排出される。
そして、このような画像形成装置99に適用される用紙反転装置90は、図10(B)に示すように、反転トレイ91と、この反転トレイ91の搬送口911側に設けられたスイッチバックローラ対92とを備えている。スイッチバックローラ対92の内の下側ローラ921は、装置に回動可能に取り付けられている。一方、スイッチバックローラ対92の内の上側ローラ922は、搬送ガイド板93に軸931回りに揺動可能に取り付けられた支持部材94に回動自在に軸支されている。このようにされるのは、上側ローラ922の周面を安定した状態で下側ローラ921の周面へ押圧当接させることができるようにするためである。
また、反転トレイ91のスイッチバックローラ対92側の幅方向中央位置には、その上面側に反転トレイ91と対向するように上側ガイド部材95が取り付けられている。そしてこの上側ガイド部材95の上面を覆うようにカバー951が取り付けられている。また、上側ガイド部材95の幅方向中央部には開口952が設けられている。カバー951の裏面側には、この開口952から検知棒961が下方へ向けて突出するように用紙検知スイッチ96が設けられている。この用紙検知スイッチ96は、反転トレイ91上での用紙の詰まりを検知するためのものである。
そして、支持部材94とカバー951との間にはコイルスプリング97が介装され、支持部材94を下方に向けて常に付勢している。これにより上側ローラ922は、下側ローラ921と接触する方向に常に付勢され、上側ローラ922の自重のみによる場合に比較し、大きな押圧力が作用することにより厚い用紙でも容易に搬送することができる。
かかる構成の用紙反転装置90によれば、表面に画像が形成された用紙は、スイッチバックローラ対92によって搬送口911から反転トレイ91に搬入される。このとき、用紙検知スイッチ96の検知棒961が、搬入してきた用紙と接触して回転し用紙の存在が検知される。そして用紙の後端がスイッチバックローラ対92のニップ部に至ったところで、スイッチバックローラ対92が逆方向に回転し、反転トレイ91から搬送路へ用紙が送り出される。そして送り出された用紙の裏面に画像が形成されて両面印刷処理が完了し、外部の排紙トレイ999aに排出される。
特開2005−298186号公報
ところで、上記のような特許文献1に記載された用紙反転装置90にあっては、両面印刷を施すに際し、表面側に印刷処理が施された用紙は、反転用第1搬送路998を通り、スイッチバックローラ対92を介して一旦反転トレイ91上へ排出されてからスイッチバックローラ対92の逆回転で反転トレイ91から引き出されて反転用第2搬送路999へ向かわせられる。
しかし、用紙がスイッチバックローラ対92の逆回転で反転トレイ91から逆送されるときに、例えば上流側の定着ローラ対996での加熱による定着処理時に生じた用紙搬送方向の端部のカール現象によって用紙の先端が上方に向けて撓んでいるような場合、当該用紙の先端が反転用第1搬送路998の下端縁部998aの上側に向かい、当該下端縁部998aに案内されて反転用第1搬送路998へ向かってしまう虞がある。そして、用紙が反転用第1搬送路998へ向うと、当該用紙の表裏反転が行い得なくなって両面印刷を行うことができなくなるばかりか、用紙が反転用第1搬送路998内で詰まってしまうという不具合も生じる。
本発明は、従来のかかる状況に鑑みなされたものであって、簡単な構成で装置コストの高騰を抑えつつ、両面印刷を行うに際し表面側のみが印刷された用紙の表裏反転処理を確実に行うことできるとともに、用紙の高速処理にも対応することができる用紙反転装置およびこの用紙反転装置が適用された画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するためになされた本発明に係る用紙反転装置は、上下方向に延びる第1搬送路と、前記第1搬送路を介して搬入された用紙をスイッチバックさせる水平方向に延びた第2搬送路と、前記第2搬送路から搬出された用紙を受け入れて搬送する水平方向に延びた第3搬送路と、前記第1搬送路と第2搬送路との間に介設されて用紙を第2搬送路へ導く湾曲ガイド面を備えた湾曲ガイドプレートと、前記湾曲ガイド面から一部が突出した状態で揺動自在に支持された揺動ガイド部材とを備え、前記揺動ガイド部材は、第1搬送路から第2搬送路へ向かう用紙に押されて前記湾曲ガイド面の内側に没入するように揺動する一方、スイッチバックされて第2搬送路から搬出された用紙を、前記湾曲ガイド面からの突出部で第3搬送路へ向かわせるように案内することを特徴とするものである。
かかる構成の用紙反転装置によれば、第1搬送路を通って第2搬送路へ向かう用紙は、両者間に介設された湾曲ガイドプレートの湾曲ガイド面を通過するに際し、揺動ガイド部材を押圧するため、揺動ガイド部材が湾曲ガイド面の内側に向かって揺動して没入する。従って、用紙は、湾曲ガイドプレートの湾曲ガイド面に案内されつつ水平方向に延びた第2搬送路に向けて円滑に搬入される。
これに対し、一旦第2搬送路に搬入された用紙をスイッチバックで搬出するとき、揺動ガイド部材は、元に復元して湾曲ガイド面から外部に突出した突出部により第3搬送路へ向かわせるように案内するため、当該用紙は、誤って上下方向に延びた第1搬送路へ向かうことなく、水平方向へ延びた第3搬送路へ導かれる。
このように極めて簡単な構造で装置のコストアップを抑えつつ、一旦第2搬送路に搬入された用紙のスイッチバック時に、当該用紙が第1搬送路へ向かうことを防止することができる。
このような用紙反転装置において、前記揺動ガイド部材は、前記湾曲ガイドプレートに具備された支点部に吊持されているようにすることが好ましい。こうすることで揺動ガイド部材の揺動構造が簡単なものになり、装置コストの低減化に貢献する。
また、これらの用紙反転装置において、前記揺動ガイド部材には、第1搬送路から第2搬送路へ向かう用紙の先端が干渉する干渉部と、干渉部の下端部から第2搬送路へ向けて水平に延びる水平部とが形成されていることが好ましい。
こうすることで、第1搬送路を通って第2搬送路へ送り込まれる用紙は、揺動ガイド部材の干渉部と干渉することにより当該揺動ガイド部材を湾曲ガイドプレート内へ没入させることができるため、用紙は以後、湾曲ガイドプレートの湾曲ガイド面に沿って円滑に第2搬送路内へ搬入される。これに対し、一旦第2搬送路に搬入された後にスイッチバックで搬出される用紙は、揺動ガイド部材の水平部に案内されつつ第3搬送路に向けて搬送されるため、上下方向に延びた第1搬送路へ向かうのが確実に阻止される。
また、揺動ガイド部材が吊持されているため、用紙が第1搬送路から第2搬送路へ向かうに際し、当該用紙の後端が揺動ガイド部材の干渉部から外れると当該揺動ガイド部材が揺動して速やかに元の姿勢に戻ることができる。従って、用紙反転装置は、用紙の搬送速度の高速化に対応することが可能になる。
さらに、これらの用紙反転装置において、前記揺動ガイド部材には、前記湾曲ガイドプレートの一部との干渉によって当該揺動ガイド部材が第1搬送路の方向へ向かう揺動を阻止するストッパが設けられていることが好ましい。
こうすることで、湾曲ガイドプレートに揺動可能に設けられた揺動ガイド部材が不必要に第1搬送路側へ揺動し、これによって用紙の揺動ガイド部材を介した搬送が不安定になるのがストッパによって有効に防止される。
本発明に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙を画像形成部へ向かわせる主搬送路と、画像形成部で表面に画像が形成された用紙を表裏反転させて前記主搬送路へ戻す請求項1乃至4のいずれかに記載の用紙反転装置と、を備えることを特徴とするものである。
このような構成の画像形成装置によれば、当該画像形成装置は、用紙反転装置が有する作用効果を享受し得るものになり、用紙に対し常に円滑に両面印刷処理を施し得るものになる。
本発明に係る用紙反転装置によれば、第1搬送路を通って送り込まれた用紙を第2搬送路へ向けてガイドする湾曲ガイドプレートに設けられた揺動ガイド部材は、第1搬送路から第2搬送路へ向かう用紙に押され、湾曲ガイド面の内側に没入するように揺動する一方、スイッチバックされて第2搬送路から搬出された用紙については当該揺動ガイド部材を揺動させずに第3搬送路へ向かわせるように案内するため、用紙に対する確実なスイッチバック処理を確保した上で、当該揺動ガイド部材を極めて簡単な構造のものとすることができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、当該画像形成装置を、用紙反転装置が有する作用効果を享受し得るものにすることができ、結果として用紙に対し常に円滑に両面印刷処理を施すことができる。
画像形成装置の内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。 用紙反転ユニットを備えた用紙反転部を説明するための図1の部分拡大図である。 用紙反転ユニットの一実施形態を示す斜視図である。 用紙反転ユニットに付設される小枠体の一実施形態を示す分解斜視図である。 揺動ガイド部材が小枠体に装着された状態を示す斜視図である。 図5に示す小枠体がユニット枠体に装着された状態を示す一部切り欠き組み立て斜視図である。 図6のVII−VII線断面図である。 揺動ガイド部材50の作用を説明するための作用図であって、(A)は、用紙が用紙反転ユニットの反転トレイの入口直前まで搬送されてきた状態、(B)は、用紙Pが反転トレイへ向けて搬入されつつある状態、(C)は、用紙Pが反転トレイに搬入された状態をそれぞれ示している。 揺動ガイド部材50の作用を説明するための作用図であって、(A)は、用紙の先端が湾曲ガイド板の水平部に摺接しながら反転トレイから搬出されつつある状態、(B)は、用紙の先端が湾曲ガイド板から外れた直後の状態、(C)は、用紙の先端が架設板の下面に捕捉された状態をそれぞれ示している。 従来の用紙反転装置を説明するための説明図であり、(A)は、用紙反転装置が適用された画像形成装置の内部構造の概略を示す正面断面視の説明図であり、(B)は、用紙反転装置を示す断面視の説明図である。
まず、本発明に係る用紙反転ユニット20が適用された画像形成装置10の概要について図1を基に説明する。図1は、画像形成装置10の内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。なお、図1においてX−X方向を左右方向、といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方という。
図1に示すように、画像形成装置10は、カラー印刷用の複写機として使用されるものであり、箱形を呈した装置本体11と、この装置本体11の上部に設けられた、原稿画像を読み取る画像読取部16とを備えた基本構成を有している。
前記装置本体11には、画像読取部16によって読み取られた原稿の画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙を貯留する用紙貯留部14とが内装されている。
前記画像読取部16は、装置本体11の上面に開閉可能に設けられた原稿押えカバー161と、装置本体11の上部の筐体内でコンタクトガラス163を介して原稿押えカバー161と対向配置された光学系ユニット162とを備えている。
前記原稿押えカバー161は、画像読取部16の筐体の上面の一側辺に設けられた所定の軸回りに正逆回動することで開閉する。
前記コンタクトガラス163は、原稿の原稿面を読み取るために当該原稿を載置するためのものであり、平面寸法が原稿押えカバー161より若干小さいに矩形状に設定されている。
かかる画像読取部16の正面側(図1の紙面の表側)には、原稿読み取りや複写処理等に関する処理条件を入力操作するための図略の操作パネルが設けられている。この操作パネルには、電源スイッチやテンキー、さらにはスタートボタン、LCD(Liquid crystal display)等が設けられている。
前記光学系ユニット162は、図略の光源や複数のミラー、レンズユニット、さらにはCCD(charge coupled device)等を有している。そして、光源からの光が原稿面で反射され、この反射光がこれらミラーおよびレンズユニットを介して原稿情報としてCCDに入射されるようになっている。CCDから出力されるアナログ信号としての原稿情報は、デジタル信号に変換されて所定の記憶装置に記憶される。
前記画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙にトナー画像を形成させるものである。かかる画像形成部12は、本実施形態では、上流側(図1の紙面の左側)から下流側へ向けて順次配設されたマゼンタ用ユニット12Mと、シアン用ユニット12Cと、イエロー用ユニット12Yと、ブラック用ユニット12Kとが備えられている。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム121および現像装置122がそれぞれ備えられている。各感光体ドラム121は、図1において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置122からトナーの供給を受ける。各現像装置122には、装置本体11の前面側(図1の紙面の表側)および図1の右側面側において、当該現像装置122にそれぞれ対応するように配設されたトナーコンテナ15からトナーがそれぞれ補給される。
本実施形態においては、マゼンタ〜イエローユニット12M,12C,12Yの各現像装置122に各色のトナーを補給するためのトナーコンテナ15は、装置本体11における前面上角部であって、光学系ユニット162の前方位置に着脱可能に設けられている。これに対し、ブラック用ユニット12Kの現像装置122にブラックトナーを供給するためのトナーコンテナ15は、装置本体11の上部であって、光学系ユニット162の右側に着脱可能に設けられている。
前記各感光体ドラム121の直上位置には帯電器123がそれぞれ設けられている、また、帯電器123および現像装置122の上方位置には露光装置124が設けられている。そして、各感光体ドラム121は、前記帯電器123によって周面が一様に帯電され、画像読取部16で入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が前記各露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射されることにより、各感光体ドラム121の周面にそれぞれ各色に対応した静電潜像が形成される。
かかる各静電潜像に対応した現像装置122からそれぞれの色のトナーが供給されることにより、各感光体ドラム121の周面にトナー像がそれぞれ形成される。
感光体ドラム121の下方位置には、駆動ローラ125a、従動ローラ125bおよび2次転写対向ローラ125c並びにその他の必要なローラ間に張設された、表面が当該各感光体ドラム121の周面に当接する転写ベルト125が設けられている。この転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた1次転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
従って、転写ベルト125が周回することによりその表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の転写が行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエローのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最後のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、これによって転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写されることになる。
そして、各感光体ドラム121の図1における左方位置には当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するクリーニング装置127がそれぞれ設けられている。クリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電器123へ向かうことになる。クリーニング装置127で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収される。
前記用紙貯留部14の右方位置には、画像形成部12の下部にかけて用紙搬送路(主搬送路)111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられている。そして、用紙貯留部14からお送り込まれた用紙Pは、搬送ローラ対112の駆動で転写ベルト125の下方位置へ向けて搬送される。かかる用紙搬送路111には、前記2次転写対向ローラ125cと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接する2次転写ローラ113が設けられている。そして、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125と2次転写ローラ113とに押圧挟持されることによって転写ベルト125上のトナー像が当該用紙Pに転写される。
前記定着部13は、画像形成部12で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものである。かかる定着部13は、内部に加熱源であるハロゲンランプ等の通電発熱体を備えた加熱ローラ131と、この加熱ローラ131と対向配置された定着ローラ132と、この定着ローラ132および前記加熱ローラ131間に張設された定着ベルト133と、この定着ベルト133と前記定着ローラ132を介して対向配置された加圧ローラ134とを備えている。
定着処理の完了したカラー画像付の用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11の左側壁に設けられた排紙トレイ115へ向けて排出されることになる。
前記用紙貯留部14は、装置本体11における露光装置124の下方位置に挿脱自在に装着された、用紙Pの束を貯留するための用紙トレイ141を有している。図1に示す例では、用紙トレイ141が2段で設けられているが、3段以上であってもよいし、1段であってもよい。
そして、用紙トレイ141に貯留された用紙束からピックアップローラ142の駆動で用紙Pが1枚ずつ繰り出される。繰り出された用紙Pは、用紙搬送路111を通って画像形成部12の2次転写ローラ113と転写ベルト125との間のニップ部へ向けて送り込まれ、転写ベルト125の表面に形成されているカラーのトナー画像が転写される。転写処理後の用紙Pの動きは、前述のとおりである。
このように構成された画像形成装置10において、本実施形態は、画像形成部12と用紙貯留部14との間に設けられた、用紙Pに対し両面印刷を施すための用紙反転部17を有している。以下図2を基に必要に応じて他の図面も参照しながら、用紙反転部17について説明する。図2は、用紙反転ユニット20を備えた用紙反転部17を説明するための図1の部分拡大図である。なお、図2におけるXによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方)である。
図2に示すように、用紙反転部17は、定着部13の直下流側に形成され、かつ、前記排紙搬送路114から分岐された反転トレイ向け搬送路(第1搬送路)171と、この反転トレイ向け搬送路171の下流端に連設された用紙Pをスイッチバックさせるための反転トレイ35を有する用紙反転ユニット(用紙反転装置)20と、一旦この用紙反転ユニット20へ搬入された後にスイッチバックで搬出される用紙Pを画像形成部12へ向けて再送する用紙再送搬送路172とを備えている。
前記反転トレイ35の上面位置には、反転トレイ向け搬送路171を介して搬入された用紙Pをスイッチバックさせる水平方向に延びたスイッチバック搬送路(第2搬送路)171aが形成されているとともに、このスイッチバック搬送路171aと前記用紙再送搬送路172と間には、当該スイッチバック搬送路171aから搬出された用紙Pを受け入れて用紙再送搬送路172へ中継搬送する水平方向に延びた中継搬送路(第3搬送路)171bが形成されている。
前記反転トレイ向け搬送路171は、定着部13の直下流側で排紙搬送路114から下方へ向かって分岐されている。この排紙搬送路114と反転トレイ向け搬送路171との分岐位置には第1切換ガイド173が設けられている。この第1切換ガイド173は、水平軸回りに正逆回動して用紙Pの搬送先を排紙搬送路114と、反転トレイ向け搬送路171との間で切り換えるものである。
そして、両面印刷処理が選択された場合において、表面側にトナー像が転写され定着部13で定着処理が施された用紙Pは、反転トレイ向け搬送路171側へ切り換えられた第1切換ガイド173を介し、反転トレイ向け搬送路171を通って用紙反転ユニット20へ一旦搬入される。用紙反転ユニット20に搬入された用紙Pは、引き続き当該用紙反転ユニット20から搬出され、今度は用紙再送搬送路172に沿って画像形成部12に向けて逆送される。そして、表裏反転状態で画像形成部12へ供給された表面側が印刷処理済みの用紙Pは、その裏面側に印刷処理が施され、定着部13で定着処理が施された後、今度は排紙搬送路114へ向かうように姿勢変更された第1切換ガイド173を通って排紙トレイ115へ排出される。
前記用紙再送搬送路172は、本実施形態においては、用紙反転ユニット20内に設けられている。用紙再送搬送路172の上流端側には、反転トレイ向け搬送路171の下流端の若干左側の下方位置に配設された大径搬送ローラ174を有している。かかる用紙再送搬送路172は、大径搬送ローラ174の周面下部から右方へ向けて延ばされ、その下流端が前記用紙搬送路111に接続されている。かかる用紙再送搬送路172には、複数組の逆送ローラ対175が設けられている。
また、反転トレイ向け搬送路171の左方位置には、用紙再送搬送路172の上流端側から上方へ向かって前記排紙搬送路114と合流する用紙緊急排出路176が形成されているとともに、この用紙緊急排出路176と用紙再送搬送路172との分岐位置には、第2切換ガイド177が設けられている。そして、一旦用紙反転ユニット20に搬入された用紙Pに何らかの不都合が生じたときは、当該用紙Pは、第2切換ガイド177を介し用紙緊急排出路176および排紙搬送路114を通って排紙トレイ115へ排出される。
以下、用紙反転ユニット20について、図3を基に詳細に説明する。図3は、用紙反転ユニット20の一実施形態を示す斜視図である。なお、図3において、X方向を左右方向、Y方向を前後方向といい、特に−Xを左方、+Xを右方、−Yを前方、+Yを後方という。
まず、図3に示すように、用紙反転ユニット(用紙反転装置)20は、前後寸法および左右寸法が画像形成装置10の装置本体11の前後内寸法および左右内寸法よりそれぞれ若干短めの平面視で矩形状を呈する扁平なユニット枠体30と、このユニット枠体30の上面側に装着されたユニット枠体30より相当小さな平面寸法を有する扁平な小枠体40と、この小枠体40の左縁部に揺動可能に取り付けられ用紙Pの移動方向の先端をガイドする揺動ガイド部材50とを備えた基本構成を有している。
前記ユニット枠体30は、左右方向に長尺の前方壁部材31と、後方でこの前方壁部材31に対向して配置された後方壁32と、これら前方壁部材31および後方壁32の左端部間に架設された左方壁部材33と、前方壁部材31および後方壁32の右端部間に架設された右方壁34と、これら各壁の内の前方壁部材31を除いた後方壁32、左方壁部材33および右方壁34の上縁部間に架設された、前記スイッチバック搬送路171aの構成要素としての反転トレイ35と、この反転トレイ35の若干上方位置における略左半分の位置で前方壁部材31および後方壁32間に架設された左方架設板36と、この左方架設板36の左縁部から左上方へ向かって延設され、かつ、先端側が右方へ向けて折り返されてなる、断面視で横向きのU字状を呈したU字板37とを備えている。後述の搬送手段38を介した反転トレイ35の左側には、用紙再送搬送路172へ向けて搬送する用紙Pを中継するための、前記中継搬送路171bの構成要素としての水平方向に延びた中継プレート350が設けられている。
前記U字板37は、左方架設板36の左縁部から左上方へ向かうように断面視で湾曲状に形成された湾曲ガイド面を有する、用紙Pを反転トレイ35へ案内するための傾斜案内板(湾曲ガイドプレート)371と、この傾斜案内板371から右方に向けて延設された、小枠体40の左端部を引っ掛けるための小枠体引掛け板372とを備えている。
前記第2切換ガイド177の直右側の上部には前方壁部材31および後方壁32の左端部間に架設された架設板39が設けられている。そして、一旦反転トレイ35上のスイッチバック搬送路171aに搬入された用紙Pは、当該スイッチバック搬送路171aから逆送されるに際し、この架設板39の裏面側と前記中継プレート350との間に形成された中継搬送路171bを通り、第2切換ガイド177を介して用紙再送搬送路172へ向かわされる。
用紙Pにこのようなスイッチバック処理を施す用紙反転ユニット20は、適所が画像形成装置10の装置本体11内の後方に配設されているフレーム板21から前方に向けて突設された左右方向一対のガイドロッド22に摺接状態で外嵌され、これら一対のガイドロッド22に案内されつつ装置本体11に対し挿脱可能とされている。一対のガイドロッド22は、ユニット枠体30の前方壁部材31および後方壁32の左右両端の適所に摺接状態で貫通している。
そして、前方壁部材31には、前面側の略中央部に取っ手311が設けられているとともに、取っ手311の左方位置にはユニット枠体30が移動しないようにロックするロック部312と、このロックを解除する操作片313が設けられている。従って、用紙反転ユニット20を装置本体11に対して挿脱するに際しては、左手でロック部312を操作しながら右手で取っ手311を把持することで用紙反転ユニット20を容易に挿脱することができる。
以下、図4〜図7を基に小枠体40について詳細に説明する。図4〜図7は、用紙反転ユニット20に付設される小枠体の一実施形態を示す図であり、図4は、分解斜視図、図5は、揺動ガイド部材50が小枠体40に装着された状態を示す斜視図、図6は、一部切り欠き組み立て斜視図、図7は、図6のVII−VII線断面図である。なお、図4〜図7におけるXおよびYによる方向表示は、図3の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
まず、図4に示すように、前記小枠体40は、揺動ガイド部材50が揺動可能に装着されるものであり、ネジ止めあるいはその他の方法でユニット枠体30の左方架設板36に固定される。かかる小枠体40は、前後方向一対の前後側板41と、これら一対の前後側板41の左縁部間に架設された左側板42と、一対の前後側板41の右縁部間に架設された右側板43と、左側板42および右側板43間に互いに平行に等間隔で配設された左右方向へ延びる複数枚の補強リブ44と、前記左側板42の上縁部に若干上方へ突出した状態で、かつ、左右へ延設されたオーバーハング板45とを備えている。
前記左側板42は、前後方向の中央部が前後側板41の上縁部より若干上方に位置するように、上方に向けて突設されている。そして、前記オーバーハング板45の左側板42から左方へ突出した部分には、前後へ向けて膨設された膨設部451がそれぞれ設けられている。
また、オーバーハング板45の左縁部には、前後方向で所定寸法だけ離間した対称位置にそれぞれ揺動ガイド支持アーム46が、若干下方位置から左方へ向けて突設されている。これら一対の揺動ガイド支持アーム46は、前後寸法が揺動ガイド部材50の前後寸法より僅かに大きめに設定されている。また、一対の揺動ガイド支持アーム46の対向面には、その上角部が切り欠かれることによって形成した、揺動ガイド部材50の後述の揺動軸51の円柱状小片511を嵌め込んで支持するための支持溝461がそれぞれ凹設されている。
また、オーバーハング板45の右端部のさらに右方位置には、複数(図4に示す例では3つ)の補強リブ44を前後方向に向けて横断した横断板47が設けられている。この横断板47の中央部には、後述の搬送手段38の上部搬送ローラ383に付勢力を付与するためのコイルスプリング385を通す挿通孔471が貫設されている。
さらに、小枠体40の一対の前後側板41には、前後方向で互いに対向した位置に、下縁部から上方に向けて切り込まれることによって形成した位置決め溝411が凹設されている。これらの位置決め溝411は、ユニット枠体30の左方架設板36に設けられた後述の位置決め突条361に外嵌されるものである。
かかる小枠体40は、前後側板41と補強リブ44との間および隣設された補強リブ44間に補強用の小片が架設されているが、上面および下面にそれぞれ天板および底板が設けられておらず、基本的に上下方向に貫通している。
一方、小枠体40が装着されるユニット枠体30の左方架設板36には、前後方向に延びる位置決め突条361が設けられている。この位置決め突条361は、小枠体40の一対の前後側板41に凹設された前記位置決め溝411を嵌め込むためのものであり、こうすることで小枠体40の左方架設板36上での前後位置が位置決めされる。
また、ユニット枠体30の左端部に形成された前記U字板37の小枠体引掛け板372には、前後方向の中央部に右方へ向かって膨設された膨設部373が設けられている。この膨設部373には、右縁から左方に向かって切り欠かれることによって形成した、小枠体40の一対の揺動ガイド支持アーム46を嵌め込むための嵌込み凹部373aが設けられている。
また、前記小枠体引掛け板372の左縁部と、前記左方架設板36の左縁部との間に介設された前記傾斜案内板371には、前記揺動ガイド支持アーム46に吊持された状態の揺動ガイド部材50の一部を外方に向かって突出させるための突出窓371aが設けられている。
さらに、ユニット枠体30の左方架設板36における小枠体40の横断板47の直下位置には、当該左方架設板36と前記反転トレイ35との間を搬送される用紙Pに搬送力を付与する搬送手段38が設けられている。
この搬送手段38は、図4に示すように、前後方向一対の前後側板41の各支持孔412に貫通支持される支持軸381と、この支持軸381回りに回動可能に軸支され右方へ向かって延びる回動アーム382と、この回動アーム382に前後方向に向けて貫通されたローラ軸383a回りに同心で回転可能に軸支された上部搬送ローラ383と、この上部搬送ローラ383と対向した状態で反転トレイ35の下方位置に配設された下部搬送ローラ384と、前記回動アーム382の右端部を下方に向かって押圧するべく付勢するコイルスプリング385とを備えて構成されている。
前記回動アーム382は、内部が空洞で下面が開放した略直方体状のローラ装着部382aと、このローラ装着部382aの右端下縁部から右方へ向かって突設された板片状のスプリング支持部382bとを備えている。上部搬送ローラ383は、ローラ装着部382aに嵌め込まれ下面開口から一部を外方へ突出させた状態でローラ装着部382aの両側部を前後方向に向けて貫通した支持軸381に軸支されている。
前記スプリング支持部382bには、上方へ向かって突設されたコイルスプリング385が外嵌されるスプリング支持突起382cが設けられている。
一方、左方架設板36における上部搬送ローラ383に対応した位置には、当該上部搬送ローラ383を貫通させるための上部ローラ貫通窓363が設けられている。
前記下部搬送ローラ384は、反転トレイ35の下部で前記ローラ軸383aと平行に配設された駆動軸384aに同心で一体回転可能に外嵌されている。また、反転トレイ35には、前記上部ローラ貫通窓363と対向した位置に下部ローラ貫通窓351が設けられ、前記下部搬送ローラ384は、この下部ローラ貫通窓351を貫通して周面が当該下部ローラ貫通窓351から上方へ突出するように設置位置が設定されている。そして、下部ローラ貫通窓351から上方へ突出した下部搬送ローラ384の周面が、支持軸381回りに時計方向へ回動可能な上部搬送ローラ383の周面に当接されるように上下の搬送ローラ383,384の設置位置がそれぞれ設定されている。
そして、前記駆動軸384aは、図略の駆動モータの駆動によって正逆回転可能とされており、これら上下の搬送ローラ383,384のニップ部に到達した用紙Pは、下部搬送ローラ384の駆動回転の方向に応じて反転トレイ35へ向かわせられたり、反転トレイ35から逆送されたりする。
前記コイルスプリング385は、回動アーム382に対し支持軸381回りに時計歩行へ向かう付勢力を付与するためのものである。かかるコイルスプリング385は、図7に示すように、スプリング支持突起382cに外嵌されて回動アーム382のスプリング支持部382bと装置本体11内の所定のフレームとの間に圧縮状態で介設されている。これにより回動アーム382は、支持軸381回りに時計方向へ向かう付勢力が付与され、結果として上部搬送ローラ383が重力に加えてコイルスプリング385の付勢力で下部搬送ローラ384を押圧するため、上下の搬送ローラ383,384のニップ部に到達した用紙Pは、これら上下の搬送ローラ383,384の回転でより確実に搬送される。
ついで図4へ戻り、前記揺動ガイド部材50は、小枠体40の左端部に揺動可能に支持されて反転トレイ向け搬送路171からの用紙Pを円滑に反転トレイ35へ導くとともに、一旦反転トレイ35へ搬入された用紙Pを円滑に用紙再送搬送路172へと導くためのものである。
このような揺動ガイド部材50が設けられる理由は、以下のとおりである。すなわち、画像形成部12で感光体ドラム121から方面側にトナー像の転写処理が施された用紙Pは、引き続き定着部13で加熱による定着処理が施されるのであるが、このとき、水平に移動している用紙Pの上面側が定着ベルト133(図1)によって加熱されるため、この時点における用紙Pの上面側(すなわち表面側)の熱膨張量が裏面側のそれよりも大きくなる。従って、定着部13から搬出された用紙Pの進行方向の両端部には、この熱膨張量の差により表面側から裏面側に向けて円弧状に湾曲した、いわゆる下向きのカールが形成される。
かかるカールが形成された用紙は、反転トレイ向け搬送路171に沿って下降し、用紙反転ユニット20の反転トレイ35に搬入されるのであるが、搬入されたときには表裏が反転した状態になっている。そして、反転トレイ35上における表裏が反転した用紙Pは、その上面側(すなわち裏面側)の両端部に上方へ向かって湾曲した上向きのカールが形成された状態になっている。
従って、端部に上向きのカールが形成された用紙Pが反転トレイ35上から左方に向けて排出されるに際しては、上向きのカールが反転トレイ向け搬送路171の左側の壁面の下端に干渉し、その結果、当該用紙Pは、用紙再送搬送路172側へ行かずに反転トレイ向け搬送路171側へ送り込まれてしまう虞がある。そして、反転トレイ35から搬出された用紙Pが用紙再送搬送路172へ行かずに反転トレイ向け搬送路171へ向かってしまうと、用紙Pの裏面側に印刷処理を行い得なくなるばかりか、当該用紙が反転トレイ向け搬送路171内で詰まってしまうという不都合が生じる。
そこで、本実施形態においては、小枠体40の左端部に揺動可能に揺動ガイド部材50を取り付け、この揺動ガイド部材50の作用によって反転トレイ向け搬送路171からの用紙Pの反転トレイ35への搬入を円滑に行うことができるとともに、用紙Pの反転トレイ35からの搬出に際し、当該用紙Pが反転トレイ向け搬送路171へ向かわないようにしている。
かかる揺動ガイド部材50は、図4に示すように、前後方向に延びる揺動軸51と、この揺動軸51の周面から下方に向かって延設された湾曲ガイド板52とを備えて構成されている。
前記揺動軸51は、長さ寸法が前記小枠体40の一対の揺動ガイド支持アーム46間の内寸法より僅かに短めに設定されている。かかる揺動軸51の両端面には、同心で互いに反対方向に向けて突設された円柱状小片511がそれぞれ設けられている。これらの円柱状小片511は、図5に示すように、一対の揺動ガイド支持アーム46にそれぞれ設けられた支持溝461に嵌め込まれ、これによって揺動ガイド部材50は、円柱状小片511回りに揺動することができる。
前記湾曲ガイド板52は、揺動軸51から垂下した垂下部521と、この垂下部521の下端部から右方に向けて先下がりに傾斜した状態で延設された傾斜部(干渉部)522と、この傾斜部522の下端部から右方へ向けて略水平に延設された水平部(湾曲ガイド面からの突出部)523と、この水平部523の先端から右方に向かって段差を形成するように僅かな寸法だけ先上がりに傾斜して形成された段差部524と、この段差部524の先端から右方に向かって略水平に延設された前後方向に長尺の先端板部525とを備えている。
前記垂下部521、傾斜部522、水平部523および段差部524は、いずれも前後方向の幅寸法が同一に設定されているのに対し、先端板部525の前後寸法はこれらよりも長尺に設定され、段差部524から前後に突出した部分に係止突片(ストッパ)525aが形成されている。
そして、湾曲ガイド板52における先端板部525を除く部分は、前後方向の幅寸法が、前記ユニット枠体30の左端の傾斜案内板371に設けられた突出窓371aの前後方向の内寸法より僅かに短めに設定されている。従って、小枠体40がユニット枠体30に装着された状態では、小枠体40の揺動ガイド支持アーム46から垂下された揺動ガイド部材50は、図6に示すように、その垂下部521、傾斜部522および水平部523がユニット枠体30の突出窓371aから左下方に向けて突出した状態になる。
このとき、湾曲ガイド板52の係止突片525aは、図7に示すように、突出窓371aの前後の縁部を形成する傾斜案内板371に当止している。従って、揺動ガイド部材50は、これ以上時計方向に向けて回動することはなく、湾曲ガイド板52の垂下部521の垂下状態が維持されているとともに、傾斜部522は突出窓371aから適度に外部に突出し、さらに水平部523は水平状態を維持している。
なお、図7においては、反転トレイ向け搬送路171を通って反転トレイ35へ向かう用紙Pおよびこのとき用紙Pの先端縁部と干渉して揺動軸51回りに反時計方向へ回動した状態の湾曲ガイド板52を二点鎖線で示している。これに対し一旦反転トレイ35に搬入された後にスイッチバックされて反転トレイ35から搬出されつつある用紙Pおよびこのときの湾曲ガイド板52の状態を実線で示している。
以下、揺動ガイド部材50の作用について、図8および図9を基に説明する。図8および図9は、揺動ガイド部材50の作用を説明するための作用図であって、図8は、用紙Pが反転トレイ35に搬入されるまでの状態、図9は、反転トレイ35に搬入された用紙Pがスイッチバックで引き出される状態をそれぞれ示している。
図8(A)は、用紙Pが用紙反転ユニット20の反転トレイ35の入口直前まで搬送されてきた状態、図8(B)は、用紙Pが反転トレイ35へ向けて搬入されつつある状態、図8(C)は、用紙Pが反転トレイ35に搬入された状態をそれぞれ示している。図9(A)は、用紙Pの先端側が湾曲ガイド板52の水平部523に摺接しながら反転トレイ35から搬出されつつある状態、図9(B)は、用紙Pの先端側が湾曲ガイド板52から外れた直後の状態、図9(C)は、用紙Pの先端側が架設板39の下面に捕捉された状態をそれぞれ示している。なお、図8および図9における方向表示は、図7の場合と同様(−X:左方、+X:右方)である。
まず、図8(A)に示すように、反転トレイ向け搬送路171を通って用紙反転ユニット20の反転トレイ35へ供給される用紙Pは、まずその先端側がユニット枠体30の傾斜案内板371に摺接しながら右に向けて斜めに下降し、湾曲ガイド板52の垂下部521に摺接したのち傾斜部522に摺接する。
用紙Pの先端側が垂下部521および傾斜部522に摺接することによって、揺動ガイド部材50は、揺動軸51回りに反時計方向に向けて回動する。以後、用紙Pは、図8(B)に示すように、その上面が湾曲ガイド板52に摺接しながら反転トレイ35へ向けて円滑に搬入されていく。
具体的には、上下の搬送ローラ383,384のニップ部に到達した用紙Pは、上下の搬送ローラ383,384の順駆動(上部搬送ローラ383の場合はローラ軸383a回りの反時計方向へ向かう回転、下部搬送ローラ384の場合は駆動軸384a回りの時計方向へ向かう回転)によって反転トレイ35上のスイッチバック搬送路171aの奥部に向けて搬入されていく。このとき用紙の後端が、図8(C)に示すように、上下の搬送ローラ383,384のニップ部の直上流側に到達すると、そのことが図略のセンサによって検出される。
そうすると上下の搬送ローラ383,384は、このセンサの検出信号に基づき逆駆動(上部搬送ローラ383の場合はローラ軸383a回りの時計方向へ向かう回転、下部搬送ローラ384の場合は駆動軸384a回りの反時計方向へ向かう回転)され、これによって用紙Pは、反転トレイ35上から左方へ向けて引き出されていく。
このとき、用紙Pの先端縁部(左端部)は、上方に向けてカールしており、従って、用紙Pの先端縁面は、まず、図9(A)に示すように、揺動ガイド部材50の段差部524の右面に当たってそれを左方へ向けて押圧し、これによって揺動ガイド部材50を揺動軸51回りに時計方向へ向けて回動させようとするが、揺動ガイド部材50は、その係止突片525a(図6)が突出窓371aの前後の縁部(すなわち傾斜案内板371の一部)に当止されているため、揺動ガイド部材50が時計方向に向けて回動することが阻止される。
ついで、用紙Pの先端が段差部524を通過して水平部523に到達すると、水平部523には、カールしている用紙Pの先端によって上方へ向かう力と、用紙Pが左方へ向けて移動していることによる左方へ向かう力との2方向へ向かう力が作用することになり、結局水平部523にはこれら2つの力の合成によって左上に向かう力(すなわち揺動軸51方面へ向かう力)が作用することになる。従って、揺動ガイド部材50が揺動軸51回りに反時計方向に向けて回動し難くなるため、湾曲ガイド板52が傾斜案内板371内に没入することが防止される。
そして、用紙Pの反転トレイ35からの搬出が進行し、当該用紙Pの先端縁部が、図9(B)に示すように、揺動ガイド部材50の水平部523から外れると、用紙Pの先端縁部は、反転トレイ向け搬送路171の左壁面の下端に衝突することなく、図9(C)に示すように、架設板39の裏面側に到達する。従って、一旦反転トレイ35上のスイッチバック搬送路171aに搬入された用紙Pがスイッチバックでスイッチバック搬送路171aから搬出されたときに、当該用紙Pが反転トレイ向け搬送路171へ向かってしまうような不都合が生じることが防止される。
以上詳述したように、本実施形態に係る用紙反転ユニット20は、上下方向に延びる反転トレイ向け搬送路171と、この反転トレイ向け搬送路171を介して搬入された用紙Pをスイッチバックさせる水平方向に延びた反転トレイ35と、この反転トレイ35から搬出された用紙Pを受け入れて搬送する水平方向に延びた中継プレート350と、反転トレイ向け搬送路171と反転トレイ35との間に介設されて用紙Pを反転トレイ35へ導く湾曲ガイド面を備えた傾斜案内板371と、湾曲ガイド面から一部が突出した状態で傾斜案内板371に揺動自在に支持された揺動ガイド部材50とを備えて構成されている。
そして、揺動ガイド部材50は、反転トレイ向け搬送路171から反転トレイ35へ向かう用紙Pに押されて湾曲ガイド面の内側に没入するように揺動する一方、スイッチバックされて反転トレイ35から搬出された用紙Pを中継プレート350上の中継搬送路171bへ向かわせるようになされている。
このように構成された用紙反転ユニット20によれば、反転トレイ向け搬送路171を通って反転トレイ35へ向かう用紙Pは、当該反転トレイ向け搬送路171と反転トレイ35との間に介設された揺動ガイド部材50の傾斜案内板371を通過するに際し、揺動ガイド部材50を押圧するため、当該揺動ガイド部材50が傾斜案内板371の内側に向かって揺動する。従って、用紙Pは、傾斜案内板371の湾曲ガイド面に案内されつつ水平方向に延びた反転トレイ35に向けて円滑に進入することができる。
これに対し、一旦反転トレイ35に搬入された用紙Pをスイッチバックで搬出するときには、揺動ガイド部材50は、揺動ガイド部材50の自重と水平部523が用紙Pのカールしている先端から受ける力のバランスとにより用紙Pを中継プレート350へ向かわせるように案内するため、当該用紙Pは、誤って上下方向に延びた反転トレイ向け搬送路171へ向かうことが防止され、確実に水平方向へ延びた中継プレート350へ導かれる。
このように、傾斜案内板371に設けられた揺動ガイド部材50は、反転トレイ向け搬送路171から反転トレイ35へ向かう用紙Pに押されて湾曲ガイド面の内側に没入するように揺動する一方、スイッチバックされて反転トレイ35から搬出された用紙Pについては当該揺動ガイド部材50を揺動させることなく中継プレート350へ向かわせるように案内するため、用紙Pのスイッチバック構造を極めて簡単なものとすることができ、これによって装置コストの高騰を抑えつつ、一旦反転トレイ35に搬入された用紙Pのスイッチバック時に、当該用紙Pが反転トレイ向け搬送路171へ向かってしまうのを確実に防止することができる。
従って、反転トレイ35からスイッチバックで逆送されてきた用紙Pが、予定されていない反転トレイ向け搬送路171へ向かうことにより生じる紙詰まり等の不都合の発生を有効に防止することができる。
また、本実施形態においては、揺動ガイド部材50には、反転トレイ向け搬送路171から反転トレイ35へ向かう用紙Pの先端が干渉する傾斜部522と、この傾斜部522の下端部から反転トレイ35へ向けて水平に延びる水平部523とが形成されている。
こうすることで、反転トレイ向け搬送路171を通って反転トレイ35へ送り込まれる用紙Pは、揺動ガイド部材50の傾斜部522と干渉することにより当該揺動ガイド部材50を傾斜案内板371内へ没入させることができるため、以後、用紙Pを傾斜案内板371の湾曲ガイド面に沿って円滑に反転トレイ35内へ円滑に搬入することができる。
これに対し、一旦反転トレイ35に搬入された後にスイッチバックで搬出される用紙Pは、揺動ガイド部材50の水平部523に案内されつつ水平方向へ延びる中継プレート350に向けて搬送される。従って、反転トレイ35から搬出された用紙Pが上下方向に延びた反転トレイ向け搬送路171へ向かうのを確実に阻止することができる。
また、揺動ガイド部材50が小枠体40の揺動ガイド支持アーム46に吊持されているため、用紙Pが反転トレイ向け搬送路171から反転トレイ35へ向かうに際し、当該用紙Pの後端が揺動ガイド部材50の傾斜部522から外れると当該揺動ガイド部材50が揺動して速やかに元の姿勢に戻ることができる。従って、用紙反転ユニット20は、用紙Pの搬送速度の高速化に対応することできる。
さらに、本実施形態においては、揺動ガイド部材50には、傾斜案内板371の一部との干渉によって当該揺動ガイド部材50が反転トレイ向け搬送路171の方向へ向かう揺動を阻止する係止突片525aが設けられているため、傾斜案内板371に揺動可能に設けられた揺動ガイド部材50が不必要に反転トレイ向け搬送路171側へ揺動し、これによって用紙Pの揺動ガイド部材50を介した搬送が不安定になるのを有効に防止することができる。
そして、本実施形態に係る画像形成装置10は、このような用紙反転ユニット20が、用紙Pに両面印刷を施すときの当該用紙Pを表裏反転させる部分に利用されているため、表面側の印刷処理が完了した用紙Pに対し、裏面側に印刷処理を施すべく、当該用紙Pを安定した状態で迅速に反転させることができるため、画像形成処理のスピードアップに対応することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、用紙反転ユニット20が適用される画像形成装置10としてカラー印刷用の複写機を例に挙げて説明したが、カラー印刷用の複写機に限定されるものではなく、モノクロ印刷用の複写機であってもよい。また、画像形成装置は、複写機に限定されず、外部から画像情報がインプットされるプリンタや、通信回線を介して画像情報を入出力するいわゆるファクシミリ装置であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、揺動ガイド部材50が装着された小枠体40がユニット枠体30に取り付けられることによって用紙反転ユニット20に揺動ガイド部材50が設けられた状態になっているが、小枠体40を介することなくユニット枠体30に直接揺動ガイド部材50を設けるようにしてもよい。
(3)上記の実施形態においては、揺動ガイド部材50が小枠体40の揺動ガイド支持アーム46に吊持されているが、本発明は、揺動ガイド部材50が吊持されることに限定されるものではなく、ユニット枠体30の傾斜案内板371の適所に水平軸を設け、揺動ガイド部材50の下端部を当該水平軸回りに回動可能に軸支させるようにしてもよい。
P 用紙 10 画像形成装置
11 装置本体 111 用紙搬送路(主搬送路)
112 搬送ローラ対 113 次転写ローラ
114 排紙搬送路 115 排紙トレイ
12 画像形成部 121 感光体ドラム
122 現像装置 123 帯電器
124 露光装置 125 転写ベルト
125a 駆動ローラ 125b 従動ローラ
125c 2次転写対向ローラ 126 1次転写ローラ
127 クリーニング装置 12M マゼンタ用ユニット
12C シアン用ユニット 12Y イエロー用ユニット
12K ブラック用ユニット 13 定着部
131 加熱ローラ 132 定着ローラ
133 定着ベルト 134 加圧ローラ
14 用紙貯留部 141 用紙トレイ
142 ピックアップローラ 15 トナーコンテナ
16 画像読取部 161 原稿押えカバー
162 光学系ユニット 163 コンタクトガラス
17 用紙反転部 171 反転トレイ向け搬送路(第1搬送路)
171a スイッチバック搬送路(第2搬送路)
171b 中継搬送路(第3搬送路)
172 用紙再送搬送路 173 第1切換ガイド
174 大径搬送ローラ 175 逆送ローラ対
176 用紙緊急排出路 177 第2切換ガイド
20 用紙反転ユニット(用紙反転装置)
21 フレーム板 22 ガイドロッド
30 ユニット枠体 31 前方壁部材
311 取っ手 312 ロック部
313 操作片 32 後方壁
33 左方壁部材 34 右方壁
35 反転トレイ 350 中継プレート
351 下部ローラ貫通窓 36 左方架設板
361 位置決め突条 362 ブラケット
363 上部ローラ貫通窓 37 U字板
371 傾斜案内板(湾曲ガイドプレート)
371a 突出窓 372 小枠体引掛け板
373 膨設部 373a 嵌込み凹部
38 搬送手段 381 支持軸
382 回動アーム 382a ローラ装着部
382b スプリング支持部 382c スプリング支持突起
383 上部搬送ローラ
383a ローラ軸 384 下部搬送ローラ
384a 駆動軸 385 コイルスプリング
39 架設板 40 小枠体
41 前後側板 411 位置決め溝
412 支持孔 42 左側板
43 右側板 44 補強リブ
45 オーバーハング板 451 膨設部
46 揺動ガイド支持アーム 461 支持溝
47 横断板 471 挿通孔
50 揺動ガイド部材 51 揺動軸
511 円柱状小片 52 湾曲ガイド板
521 垂下部 522 傾斜部(干渉部)
523 水平部(湾曲ガイド面からの突出部)
524 段差部 525 先端板部
525a 係止突片(ストッパ)

Claims (5)

  1. 上下方向に延びる第1搬送路と、
    前記第1搬送路を介して搬入された用紙をスイッチバックさせる水平方向に延びた第2搬送路と、
    前記第2搬送路から搬出された用紙を受け入れて搬送する水平方向に延びた第3搬送路と、
    前記第1搬送路と第2搬送路との間に介設されて用紙を第2搬送路へ導く湾曲ガイド面を備えた湾曲ガイドプレートと、
    前記湾曲ガイド面から一部が突出した状態で揺動自在に支持された揺動ガイド部材とを備え、
    前記揺動ガイド部材は、第1搬送路から第2搬送路へ向かう用紙に押されて前記湾曲ガイド面の内側に没入するように揺動する一方、
    スイッチバックされて第2搬送路から搬出された用紙を、前記湾曲ガイド面からの突出部で第3搬送路へ向かわせるように案内することを特徴とする用紙反転装置。
  2. 前記揺動ガイド部材は、前記湾曲ガイドプレートに具備された支点部に吊持されていることを特徴とする請求項1記載の用紙反転装置。
  3. 前記揺動ガイド部材には、第1搬送路から第2搬送路へ向かう用紙の先端が干渉する干渉部と、干渉部の下端部から第2搬送路へ向けて水平に延びる水平部とが形成されていることを特徴とする請求項1また2記載の用紙反転装置。
  4. 前記揺動ガイド部材には、前記湾曲ガイドプレートの一部との干渉によって当該揺動ガイド部材が第1搬送路の方向へ向かう揺動を阻止するストッパが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙反転装置。
  5. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    用紙を画像形成部へ向かわせる主搬送路と、
    画像形成部で表面に画像が形成された用紙を表裏反転させて前記主搬送路へ戻す請求項1乃至4のいずれかに記載の用紙反転装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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