JP6435764B2 - 光送信器、光変調器の制御方法、及び、光変調器の制御装置 - Google Patents

光送信器、光変調器の制御方法、及び、光変調器の制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、光送信器、光変調器の制御方法、及び、光変調器の制御装置に関する。
駆動信号に対して光強度が所定の周期にて変化する光変調器を備える光送信器が知られている(例えば、特許文献1乃至3を参照)。特許文献1乃至3に記載の光送信器は、光変調器からの出力光の状態を、上記周期に応じた駆動信号の振幅、又は、上記周期に応じた駆動信号の振幅の2分の1の振幅に対応する状態にするように、駆動信号の振幅を制御する。また、特許文献1乃至3に記載の光送信器は、光変調器からの出力光のパワーに基づいて、駆動信号の振幅、及び、光変調器に印加されるバイアス電圧を制御する。
例えば、QPSK変調方式においては、消光曲線の最小点から最大点の駆動に対応する振幅の2倍の振幅の駆動信号により光変調器が駆動される。QPSKは、Quadrature Phase Shift Keyingの略記である。消光曲線は、光強度と駆動信号の値との関係を表す曲線である。消光曲線の最小点は、光強度が最小となる点であり、消光曲線の最大点は、光強度が最大となる点である。消光曲線の最小点から最大点までの駆動に対応する振幅は、Vπとも表される。消光曲線の最小点から最大点までの駆動に対応する振幅の2倍の振幅は、2Vπとも表される。
特開2008−92172号公報 特開2011−217003号公報 特開2007−208472号公報
光変調器からの出力光が、上記周期に応じた駆動信号の振幅、及び、上記周期に応じた駆動信号の振幅の2分の1の振幅と異なる振幅に対応する状態であることがある。例えば、2Vπよりも小さい振幅の駆動信号により光変調器が駆動されることがある。2Vπよりも小さい振幅の駆動信号により光変調器が駆動されることは、光変調器が線形領域にて駆動されることの一例である。この場合、上記光送信器においては、光変調器出力光の状態を目標状態に高い精度にて制御できない。従って、光信号の品質が低下する。
本発明の目的の一つは、光信号の品質を高めることにある。
光送信器は、駆動信号によって駆動される光変調器を備える。光送信器は、互いに異なる複数の基準振幅のそれぞれに対して、上記光変調器の出力光の状態が上記基準振幅に対応する状態である場合に、上記駆動信号を調整するモニタ信号値であるパラメータを検出し、上記検出されたパラメータと上記基準振幅とに基づいて、記パラメータと、光変調器の出力光の状態に対応する前記駆動信号の振幅と、の関係を取得する取得部を備える。光送信器は、上記取得された関係に基づいて、前記パラメータが目標パラメータに近づくように、上記駆動信号の振幅を制御する制御部を備える。
光信号の品質を高める。
光変調器から出力される光強度の、駆動信号の電圧に対する変化の一例を示す説明図である。 光変調器から出力される光強度の、駆動信号の電圧に対する変化の一例を示す説明図である。 光変調器から出力される光強度の、駆動信号の電圧に対する変化の一例を示す説明図である。 第1実施形態に係る光送信器の構成例を表すブロック図である。 モニタ信号と、出力光から換算した駆動信号振幅と、の関係の一例を示す説明図である。 モニタ信号と、出力光から換算した駆動信号振幅と、の関係の一例を示す説明図である。 モニタ信号値と目標振幅との関係の一例を示す説明図である。 目標モニタ信号値と目標振幅との関係の一例を示す説明図である。 第2の基準振幅に対する、出力光から換算した駆動信号振幅の推定方法の一例を示す説明図である。 第3の基準振幅に対する、出力光から換算した駆動信号振幅の推定方法の一例を示す説明図である。 第4の基準振幅に対する、出力光から換算した駆動信号振幅の推定方法の一例を示す説明図である。 第4の基準振幅に対する、出力光から換算した駆動信号振幅の推定方法の一例を示す説明図である。 図4の制御装置が駆動信号の振幅を制御するために実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図4の制御装置が、出力光から換算した駆動信号振幅が第2の基準振幅であるときのモニタ信号値を取得するために実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図4の制御装置が、出力光から換算した駆動信号振幅が第3の基準振幅であるときのモニタ信号値を取得するために実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図4の制御装置が、出力光から換算した駆動信号振幅が第4の基準振幅であるときのモニタ信号値を取得するために実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明される実施形態は例示である。従って、以下に明示しない種々の変形や技術が実施形態に適用されることは排除されない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一の符号を付した部分は、変更又は変形が明示されない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
<第1実施形態>
図1は、光変調器から出力される光信号の、駆動信号の電圧に対する強度変化を示す。
電圧変化に対する光強度変化は、光変調器を使用する状況(例えば、駆動信号振幅の大きさ)に応じて異なる。従って、電圧変化が光信号の品質変化に与える影響は、光変調器を使用する状況に応じて異なる。
図2は、光強度特性の山近傍から山近傍の駆動信号振幅で光変調器を駆動した場合における、駆動信号の電圧に対する光強度変化を示す。図2の(A)は、光強度特性の山から山の駆動信号振幅T1で光変調器を駆動した場合における、駆動信号の電圧に対する光強度変化を示す。図2の(B)は、駆動信号振幅T1よりも2ΔV1だけ小さい駆動信号振幅で光変調器を駆動した場合における、駆動信号の電圧に対する光強度変化を示す。図2においては、駆動信号振幅の減少に伴って、光変調器から出力される光強度の最大値がΔS1だけ減少する。
図3は、駆動信号振幅T1の約1/2の駆動信号振幅で光変調器を駆動した場合における、駆動信号の電圧に対する光強度変化を示す。図3の(A)は、駆動信号振幅T1の1/2の駆動信号振幅T2で光変調器を駆動した場合における、駆動信号の電圧に対する光強度変化を示す。図3の(B)は、駆動信号振幅T2よりも2ΔV1だけ小さい駆動信号振幅で光変調器を駆動した場合における、駆動信号の電圧に対する光強度変化を示す。図3においては、図2と同程度の駆動信号振幅の減少に伴って、光変調器から出力される光強度の最大値は、図2の場合におけるΔS1よりも大きい量ΔS2だけ減少する。
図3に例示するような駆動信号振幅で光変調器を駆動する場合、光変調部を駆動するアーム間の特性ばらつきが光強度に及ぼす影響は、大きくなりやすい。従って、送信信号の品質が低下しやすい。
後述する実施形態によれば、この駆動信号振幅のアーム間ばらつきを検出し、それを補正することで送信信号の品質を高めることが可能となる。
(概要)
第1実施形態に係る光変調器の制御装置は、取得部と制御部とを備える。光変調器は、駆動信号によって駆動される。取得部は、駆動信号を調整するパラメータの変化と、パラメータの変化に応じた、光変調器の出力光の状態の変化との関係を取得する。制御部は、取得された関係に基づいて、駆動信号の振幅を制御する。
これによれば、光変調器の出力光の状態が所望の状態となるように、駆動信号の振幅を制御できる。これにより、光変調器の出力光を目標とする状態に高い精度で制御できる。この結果、光信号の品質を高めることができる。
以下、第1実施形態に係る光送信器について詳細に説明する。
(構成)
図4に示すように、第1実施形態に係る光送信器1は、例示的に、電気信号生成部10と、4つの増幅器21〜24と、光源30と、光変調部40と、PBC50と、制御装置60と、を備える。PBCは、Polarization Beam Combinerの略記である。
電気信号生成部10は、例示的に、デジタル信号処理部11と、4つのDAC12〜15と、を備える。DACは、Digital to Analog Converterの略記である。また、光変調部40は、例示的に、2つの光変調器41及び42と、2つのPD43及び44と、を備える。PDは、Photo Detectorの略記である。PDは、光検出器の一例である。
デジタル信号処理部11は、光送信器1に入力された送信データに基づいて、第1〜第4のデジタル信号を生成する。
本例では、後述するように、光変調器41は、デジタル信号処理部11により生成された第1及び第2のデジタル信号に基づいて、レーザ光を変調することにより、X偏波を生成する。同様に、光変調器42は、デジタル信号処理部11により生成された第3及び第4のデジタル信号に基づいて、レーザ光を変調することによりY偏波を生成する。X偏波及びY偏波は、互いに直交する偏波である。本例では、光変調器41及び42により生成されるX偏波及びY偏波は、直線偏波である。
デジタル信号処理部11は、光変調器41において、所定の変調方式に従った変調が行なわれるように、第1及び第2のデジタル信号を生成する。同様に、デジタル信号処理部11は、光変調器42において、上記変調方式に従った変調が行なわれるように、第3及び第4のデジタル信号を生成する。第1〜第4のデジタル信号は、電気信号の一例である。
本例では、変調方式は、2値、4値、8値、16値、又は、64値等の多値変調を行なう方式である。例えば、変調方式は、QAM方式、ASK方式、PSK方式、又は、QPSK(Quadrature PSK)方式であってよい。QAMは、Quadrature Amplitude Modulationの略記である。ASKは、Amplitude Shift Keyingの略記である。PSKは、Phase Shift Keyingの略記である。
本例では、各光変調器41及び42において行なわれる変調は、IQ変調、又は、直交変調とも表される。
本例では、第1のデジタル信号XIは、X偏波の同相(I;In−phase)成分に対応する。また、第2のデジタル信号XQは、X偏波の直交位相(Q;Quadrature−phase)成分に対応する。同様に、第3のデジタル信号YIは、Y偏波のI成分に対応する。また、第4のデジタル信号YQは、Y偏波のQ成分に対応する。
DAC12〜15は、デジタル信号処理部11により出力された第1〜第4のデジタル信号を第1〜第4のアナログ信号にそれぞれ変換する。DAC12〜15は、変換後の第1〜第4のアナログ信号を、増幅器21〜24へそれぞれ出力する。第1〜第4のアナログ信号は、電気信号の一例である。
増幅器21〜24は、DAC12〜15により出力された第1〜第4のアナログ信号をそれぞれ増幅する。増幅器21及び22は、増幅後の第1及び第2のアナログ信号を第1及び第2の駆動信号として光変調器41へ出力する。同様に、増幅器23及び24は、増幅後の第3及び第4のアナログ信号を第3及び第4の駆動信号として光変調器42へ出力する。本例では、第1〜第4の駆動信号のそれぞれは、電圧により表される。
光源30は、レーザ光を出力する。例えば、光源30は、半導体レーザ、又は、レーザダイオード(LD;Laser Diode)である。
光変調器41及び42のそれぞれは、例えば、マッハツェンダ型の光変調器である。光変調器41及び42は、第1〜第4の駆動信号によって駆動される。
本例では、光変調器41は、光源30により出力されたレーザ光を、増幅器21及び22により出力された第1及び第2の駆動信号に基づいて変調する。本例では、光変調器41は、2つのアーム41a及び41bを備える。光変調器41は、光源30により出力されたレーザ光を2つに分岐する。2つのアーム41a及び41bは、分岐された2つのレーザ光に対してそれぞれ変調を行なう。
アーム41aは、レーザ光を、増幅器21により出力された第1の駆動信号に基づいて変調する。同様に、アーム41bは、レーザ光を、増幅器22により出力された第2の駆動信号に基づいて変調する。
光変調器41は、2つのアーム41a及び41bにより変調されたレーザ光を合波する。このようにして、光変調器41は、第1及び第2の駆動信号に基づいて、レーザ光に対してIQ変調を行なうことによりX偏波信号を生成する。光変調器41は、生成したX偏波信号をPBC50へ出力する。従って、光変調器41により出力される光は、アーム41aにより変調された成分と、アーム41bにより変調された成分とを含む。
光変調器41により出力される光のうちの、アーム41aにより変調された成分は、アーム41aからの出力光とも表される。同様に、光変調器41により出力される光のうちの、アーム41bにより変調された成分は、アーム41bからの出力光とも表される。
同様に、光変調器42は、光源30により出力されたレーザ光を、増幅器23及び24により出力された第3及び第4の駆動信号に基づいて変調する。本例では、光変調器42は、2つのアーム42a及び42bを備える。光変調器42は、光源30により出力されたレーザ光を2つに分岐する。2つのアーム42a及び42bは、分岐された2つのレーザ光に対してそれぞれ変調を行なう。
アーム42aは、レーザ光を、増幅器23により出力された第3の駆動信号に基づいて変調する。同様に、アーム42bは、レーザ光を、増幅器24により出力された第4の駆動信号に基づいて変調する。
光変調器42は、2つのアーム42a及び42bにより変調されたレーザ光を合波する。このようにして、光変調器42は、第3及び第4の駆動信号に基づいて、レーザ光に対してIQ変調を行なうことによりY偏波信号を生成する。光変調器42は、生成したY偏波信号をPBC50へ出力する。従って、光変調器42により出力される光は、アーム42aにより変調された成分と、アーム42bにより変調された成分とを含む。
光変調器42により出力される光のうちの、アーム42aにより変調された成分は、アーム42aからの出力光とも表される。同様に、光変調器42により出力される光のうちの、アーム42bにより変調された成分は、アーム42bからの出力光とも表される。
なお、4つのアーム41a、41b、42a及び42bのそれぞれは、光変調器の一例である。また、4つのアーム41a、41b、42a及び42bは、4つのアーム41a〜42bとも表される。
PBC50は、光変調器41及び42により出力されたX偏波及びY偏波信号を合波する。これは、偏波多重とも表される。PBC50は、合波後の光信号を出力する。
PD43及び44は、光変調器41及び42により出力された光である出力光をそれぞれ検出する。本例では、各PD43及び44は、検出した出力光を電気信号に変換し、変換後の電気信号を制御装置60へ出力する。
制御装置60は、例示的に、関係取得部61と、振幅制御部62と、を備える。関係取得部61は、取得部の一例である。振幅制御部62は、制御部の一例である。
関係取得部61は、4つのアーム41a〜42bに対して、以下で説明する、第1〜第4の入出力関係をそれぞれ取得する。
本例では、第1の入出力関係は、第1の駆動信号を調整するパラメータの変化と、パラメータの変化に応じた、アーム41aからの出力光の状態の変化と、の関係を表す。換言すると、第1の入出力関係は、第1の駆動信号を調整するパラメータの変化に対する、アーム41aからの出力光の状態の変化を表す特性である。
本例では、駆動信号(本例では、電圧により表される信号)を調整するパラメータは、駆動信号の振幅、及び、駆動信号の中心を設定する値を含む。本例では、駆動信号の中心を設定する電圧値は、バイアス電圧とも表される。
駆動信号は、パラメータの調整に応じて変化する。従って、本例では、パラメータは、駆動信号の特徴を表す量により表現され、ここではモニタ信号の値が相当する。この値は、モニタ信号値とも表される。本例では、モニタ信号値は、駆動信号の振幅に対応する。なお、モニタ信号値は、駆動信号のパワーに対応する値を表してもよい。
また、本例では、出力光の状態は対応する駆動信号の振幅により表される。駆動信号の振幅は、駆動信号振幅とも表される。また、駆動信号の振幅は、駆動信号の値の変化量とも表される。駆動信号の値は、駆動信号値とも表される。本例では、出力光の状態に対応する駆動信号の振幅は、出力光から換算した駆動信号振幅とも表される。
従って、本例では、第1の入出力関係は、第1の駆動信号に対するモニタ信号値の変化と、モニタ信号値の変化に応じた、アーム41aからの出力光から換算した駆動信号振幅の変化と、の関係を表す。
同様に、第2の入出力関係は、第2の駆動信号に対するモニタ信号値の変化と、モニタ信号値の変化に応じた、アーム41bからの出力光から換算した駆動信号振幅の変化と、の関係を表す。
また、第3の入出力関係は、第3の駆動信号に対するモニタ信号値の変化と、モニタ信号値の変化に応じた、アーム42aからの出力光から換算した駆動信号振幅の変化と、の関係を表す。同様に、第4の入出力関係は、第4の駆動信号に対するモニタ信号値の変化と、モニタ信号値の変化に応じた、アーム42bからの出力光から換算した駆動信号振幅の変化と、の関係を表す。
第1〜第4の入出力関係の取得について説明を加える。先ず、光変調器41及び42の特性について説明する。
本例では、図1に示すように、アーム41aからの出力光の光強度は、第1の駆動信号に対して、所定の周期T1にて変化する。本例では、出力光の光強度は、駆動信号の値を変数として用いた余弦関数の2乗にほぼ比例するように変化する。駆動信号に対する出力光の光強度の変化は、消光特性とも表わされる。
他のアーム41b、42a、及び、42bからの出力光の光強度も、アーム41aからの出力光の光強度と同様に変化する。
各入出力関係は、光変調器41及び42を駆動する信号を生成する電気信号生成部10、増幅器21〜24、又は、光変調器41及び42の製造ばらつき又は個体差等によって変動する。従って、関係取得部61は、PD43及び44により検出された出力光に基づいて、出力光から換算した駆動信号振幅を推定するとともに、モニタ信号値を検出することにより各入出力関係を取得する。
ところで、後述するように、駆動信号振幅が、上記周期に応じた駆動信号の振幅に所定の係数を乗じた振幅である場合、PD43及び44により検出された出力光に基づいて、駆動信号振幅を高い精度にて推定できる。例えば、係数は、2分の1、4分の3、又は、1である。
そこで、本例では、関係取得部61は、アーム41a〜42b毎に、第1〜第4の基準値のそれぞれに対して、出力光から換算した駆動信号振幅が基準振幅であると推定された場合、基準振幅と検出したモニタ信号値とを対応付けて記憶する。これは、出力光の状態が基準振幅に対応する状態の一例である。
図5に例示するように、関係取得部61は、アーム41a、41b、42a、及び、42bに対する、モニタ信号値dXI、dXQ、dYI、及び、dYQをそれぞれ記憶する。
例えば、モニタ信号値の検出は、増幅器21〜24の出力端子を介して行なわれてもよい。関係取得部61は、この出力端子を介して駆動信号を取得し、取得した駆動信号に基づいてモニタ信号を取得してよい。
本例では、第1の基準振幅は、周期に応じた駆動信号の振幅に0を乗じた振幅(即ち、0)である。また、第2の基準振幅は、周期に応じた駆動信号の振幅に2分の1を乗じた振幅Vπである。
また、第3の基準振幅は、周期に応じた駆動信号の振幅に1を乗じた振幅2Vπである。また、第4の基準振幅は、周期に応じた駆動信号の振幅に4分の3を乗じた振幅1.5Vπ近傍である。本例では、基準振幅は、基準変化量とも表される。
なお、各基準振幅に対する「出力光から換算した駆動信号振幅」の推定方法については後述する。
また、モニタ信号値が検出される対象となる基準振幅の数は、3つ以下でもよく、5つ以上でもよい。また、基準振幅として、0、2分の1、4分の3、及び、1と異なる係数を、周期に応じた駆動信号の振幅に乗じた振幅を用いてもよい。例えば、係数は、5分の3であってもよい。
関係取得部61は、各アーム41a〜42bに対して、記憶している基準振幅及びモニタ信号値に基づいて、多項式近似を行なうことにより入出力関係を取得する。例えば、多項式は、2次、3次、又は、4次の多項式であってよい。例えば、多項式の取得は、最小二乗法を用いることにより行なわれてよい。
図6は、アーム41a、41b、42a、及び、42bに対する、第1〜第4の入出力関係を表す多項式により表される曲線cXI、cXQ、cYI、及び、cYQの一例を示す。
振幅制御部62は、各アーム41a〜42bに対して取得された入出力関係に基づいて、駆動信号の振幅を制御する。
本例では、駆動信号振幅を制御するための駆動信号は、入出力関係を取得するための駆動信号と異なる。例えば、駆動信号振幅を制御するための駆動信号は、ユーザデータ等の任意のデータを表し、本例では、予め定められたデータを表す。換言すると、入出力関係を取得するための駆動信号は、予め定められたパターンを有する。
また、本例では、駆動信号振幅を制御するための駆動信号は、出力関係を取得するための駆動信号よりも高い多値度を有する変調方式を用いる。本例では、多値度は、1つの変調シンボルが表す、互いに異なるビット列の数である。なお、多値度は、1つの変調シンボルが表すビットの数であってもよい。
本例では、入出力関係を取得するための駆動信号は、2値、又は、4値の多値変調方式を用いる。例えば、駆動信号振幅を制御するための駆動信号は、8値、16値、又は、64値の多値変調方式を用いる。なお、駆動信号振幅を制御するための駆動信号は、入出力関係を取得するための駆動信号と等しい多値度を有する変調方式を用いてもよい。
本例では、振幅制御部62は、アーム41aを基準アームとして用いる。アーム41aは、第1の光変調器の一例である。4つのアーム41a〜42bのうちの、基準アーム41aと異なるアーム41b、42a、及び、42bは、非基準アームとも表される。非基準アーム41b、42a、及び、42bのそれぞれは、第2の光変調器の一例である。
なお、振幅制御部62は、アーム41aと異なるアーム41b、42a、又は、42bを基準アームとして用いてもよい。例えば、増幅器の出力の上限等により、非基準アームに対する駆動信号の振幅を目標値に制御できないことがある。この場合、基準アームとして用いるアームを変更することにより、非基準アームに対する駆動信号の振幅を目標値に制御できる可能性を高めることができる。
振幅制御部62は、図7に示すように、基準アーム41aに対して、モニタ信号値mXIを検出する。振幅制御部62は、基準アーム41aに対して取得された第1の入出力関係cXIと、基準アーム41aに対して取得したモニタ信号値mXIと、に基づいて目標振幅VXIを決定する。目標振幅は、出力光から換算した駆動信号振幅の目標値である。本例では、目標振幅は、出力光の目標となる状態である目標状態に対応している。本例では、目標振幅VXIは、第1〜第4の基準振幅のいずれとも異なる値である。なお、目標振幅VXIは、第1〜第4の基準振幅のいずれかと同一の値であってもよい。
振幅制御部62は、図8に示すように、決定した目標振幅VXIと、非基準アーム41b、42a及び42bに対して取得された第2〜第4の入出力関係cXQ、cYI及びcYQと、に基づいて目標モニタ信号値mXQ、mYI及びmYQをそれぞれ決定する。目標モニタ信号値は、モニタ信号の目標値である。本例では、目標モニタ信号値は、駆動信号を調整するパラメータの目標値である目標パラメータに対応する。
振幅制御部62は、非基準アーム41b、42a及び42bに対するモニタ信号値が、決定した目標モニタ信号値mXQ、mYI及びmYQに近づくように、非基準アーム41b、42a及び42bに対する駆動信号の振幅をそれぞれ制御する。例えば、振幅制御部62は、モニタ信号値が目標モニタ信号値よりも小さい場合、駆動信号の振幅を増加し、一方、モニタ信号値が目標モニタ信号値よりも大きい場合、駆動信号の振幅を減少する。
なお、振幅制御部62は、非基準アーム41b、42a及び42bの一部に対する駆動信号の振幅を制御しなくてもよい。
また、振幅制御部62は、目標振幅を予め保持するとともに、保持している目標振幅と、第1〜第4の入出力関係cXI、cXQ、cYI及びcYQと、に基づいて、アーム41a〜42bに対する目標モニタ信号値をそれぞれ決定してもよい。この場合、振幅制御部62は、アーム41a〜42bのいずれかを基準アームとして設定しなくてよい。また、この場合、振幅制御部62は、アーム41a〜42bの一部に対する駆動信号の振幅を制御しなくてもよい。
本例では、駆動信号の振幅の制御は、デジタル信号処理部11を制御することにより行なわれる。なお、駆動信号の振幅の制御は、増幅器21〜24を制御することにより行なわれてもよい。また、駆動信号の振幅の制御は、デジタル信号処理部11、及び、増幅器21〜24の両方を制御することにより行なわれてもよい。
例えば、増幅器21〜24の制御は、増幅器21〜24の入力端子を介して行なわれてよい。例えば、入力端子には、増幅器21〜24により出力される駆動信号の振幅を調整する制御信号が入力される。
ここで、各基準振幅に対する「出力光から換算した駆動信号振幅」の推定方法について説明する。
先ず、第1の基準振幅0に対する「出力光から換算した駆動信号振幅」の推定方法について説明する。
関係取得部61は、駆動信号の振幅が0になるように、デジタル信号処理部11及び増幅器21〜24の少なくとも一方を制御する。本例では、この振幅の制御は、関係取得部61が増幅器21〜24の入力端子へ制御信号を出力することにより行なわれる。なお、関係取得部61は、駆動信号が光変調器41及び42へ入力されないようにデジタル信号処理部11及び増幅器21〜24の少なくとも一方を制御してもよい。
この場合における、アーム41a〜42bからの出力光の状態は、第1の基準振幅0に対応する状態である。従って、関係取得部61は、出力光から換算した駆動信号振幅が第1の基準振幅0であることを推定できる。
次に、第2の基準振幅Vπに対する「出力光から換算した駆動信号振幅」の推定方法について説明する。
関係取得部61は、図9に示すように、バイアス電圧を、所定の基準バイアス電圧V0に制御する。本例では、基準バイアス電圧V0は、光強度が最小となる電圧である。なお、基準バイアス電圧は、光強度が最大となる電圧であってもよい。
バイアス電圧の制御は、例えば、特許文献3に記載された方法を用いて行なわれてもよい。また、関係取得部61は、互いに異なる複数のバイアス電圧の候補に対して、アーム41a〜42bからの出力光の光強度を検出し、検出した光強度が最小となるバイアス電圧の候補を基準バイアス電圧V0として決定してもよい。
関係取得部61は、駆動信号を2値信号に制御する。本例では、関係取得部61は、光変調器41及び42において、2値変調方式(本例では、NRZ(Non Return to Zero)方式)に従った変調が行なわれるように、デジタル信号処理部11により生成されるデジタル信号を制御する。
更に、関係取得部61は、駆動信号の振幅を、駆動信号の動作周波数よりも低い周波数fにて振動させるように、デジタル信号処理部11及び増幅器21〜24の少なくとも一方を制御する。本例では、この振幅の制御は、関係取得部61が増幅器21〜24の入力端子へ制御信号を出力することにより行なわれる。周波数fは、駆動信号の周波数よりも低い第2の周波数の一例である。駆動信号の振幅を周波数fにて振動させることは、駆動信号に低周波数fの信号を重畳することとも表される。
これにより、図9に示すように、アーム41a〜42bからの出力光は、駆動信号に重畳される低周波数fの信号SSに対応する、周波数fを有する成分DSを含む。周波数fを有する成分は、周波数f成分とも表される。
関係取得部61は、駆動信号の動作周波数に対する振幅を、所定の第2の振幅範囲において変化させた場合において、アーム41a〜42bからの出力光のうちの周波数f成分のパワーが最大となるとき、出力光から換算した駆動信号振幅が第2の基準振幅Vπであると推定する。
例えば、関係取得部61は、駆動信号の動作周波数に対する振幅を、第2の振幅範囲において、所定の増分(例えば、0.1V)ずつ増加させる。出力光から換算した駆動信号振幅が基準振幅であると推定することは、出力光が基準振幅に対応する状態であると判定することの一例である。
このようにして、関係取得部61は、出力光から換算した駆動信号振幅が第2の基準振幅Vπであることを推定できる。
次に、第3の基準振幅2Vπに対する「出力光から換算した駆動信号振幅」の推定方法について説明する。
図10に示すように、関係取得部61は、第2の基準振幅Vπの場合と同様に、バイアス電圧を上記基準バイアス電圧V0に制御するとともに、駆動信号を2値信号に制御する。
更に、関係取得部61は、第2の基準振幅Vπの場合と同様に、駆動信号の動作周波数に対する振幅を、駆動信号の動作周波数よりも低い周波数fにて振動させるように、デジタル信号処理部11及び増幅器21〜24の少なくとも一方を制御する。周波数fは、第3の周波数の一例である。本例では、第3の周波数は、第2の周波数と同じであるが、第2の周波数と異なっていてもよい。
これにより、図10に示すように、アーム41a〜42bからの出力光は、駆動信号に重畳される低周波数fの信号SSに対応する、周波数fの2倍の周波数2fを有する成分DSと、周波数f成分と、を含む。
関係取得部61は、駆動信号の動作周波数に対する振幅を、所定の第3の振幅範囲において変化させた場合において、第1の条件及び第2の条件の少なくとも一方が成立するとき、出力光から換算した駆動信号振幅が第3の基準振幅2Vπであると推定する。第1の条件は、アーム41a〜42bからの出力光のうちの周波数f成分のパワーが最小となるという条件である。第2の条件は、アーム41a〜42bからの出力光のうちの周波数2f成分のパワーが最大となるという条件である。
このようにして、関係取得部61は、出力光から換算した駆動信号振幅が第3の基準振幅2Vπであることを推定できる。
次に、第4の基準振幅1.5Vπ近傍に対する「出力光から換算した駆動信号振幅」の推定方法について説明する。
図11及び図12に示すように、関係取得部61は、駆動信号を4値信号に制御する。本例では、関係取得部61は、光変調器41及び42において、4値変調方式に従った変調が行なわれるように、デジタル信号処理部11により生成されるデジタル信号を制御する。
更に、関係取得部61は、バイアス電圧を、駆動信号の動作周波数よりも低い周波数fにて、基本バイアス電圧V1又はV2を中心として振動させるように、デジタル信号処理部11及び増幅器21〜24の少なくとも一方を制御する。バイアス電圧は、駆動信号の動作周波数に対する中心電圧である。
このバイアス電圧の制御は、関係取得部61が増幅器21〜24の入力端子へ制御信号を出力することにより行なわれる。周波数fは、第1の周波数の一例である。本例では、第1の周波数は、第2の周波数及び第3の周波数と同じであるが、第2の周波数及び第3の周波数と異なっていてもよい。バイアス電圧を周波数fにて振動させることは、駆動信号に低周波数fの信号を重畳することとも表される。また、バイアス電圧は、光変調器に印加される電圧であると理解されてもよい。
これにより、図11及び図12に示すように、アーム41a〜42bからの出力光は、駆動信号に重畳される低周波数fの信号SSに対応する、周波数fを有する成分DSを含む。周波数fを有する成分は、周波数f成分とも表される。
関係取得部61は、駆動信号の動作周波数に対する振幅を所定の第1の振幅範囲において変化させた場合においてパワー変化量が最小となるとき、出力光から換算した駆動信号振幅が第4の基準振幅1.5Vπ近傍であると推定する。パワー変化量は、基本バイアス電圧を所定の電圧範囲において変化させた場合における、アーム41a〜42bからの出力光のうちの周波数f成分のパワーの変化量である。
例えば、関係取得部61は、基本バイアス電圧を、電圧範囲において、所定の増分(例えば、1V)ずつ増加させる。パワー変化量は、出力光のうちの周波数f成分のパワーが変化しにくくなるほど小さくなる。
このようにして、関係取得部61は、出力光から換算した駆動信号振幅が第4の基準振幅1.5Vπ近傍であることを推定できる。
なお、図4に示される、電気信号生成部10、及び、制御装置60のそれぞれは、LSI(Large Scale Integration)を用いて機能が実現されてよい。また、デジタル信号処理部11、及び、制御装置60のそれぞれは、プログラム可能な論理回路装置(例えば、PLD、又は、FPGA)を用いて機能が実現されてもよい。PLDは、Programmable Logic Deviceの略記である。FPGAは、Field−Programmable Gate Arrayの略記である。
また、光送信器1は、デジタル信号処理部11、及び、制御装置60に代えて、処理装置と記憶装置とを備えてもよい。この場合、処理装置が記憶装置に記憶(格納)されたプログラムを実行することにより、デジタル信号処理部11、及び、制御装置60の機能を実現してもよい。例えば、処理装置は、DSP(Digital Signal Pocessor)である。
また、デジタル信号処理部11、DAC12〜15、増幅器21〜24、光変調部40、PBC50、及び、制御装置60のそれぞれは、互いに独立した部品であってよい。また、デジタル信号処理部11、DAC12〜15、増幅器21〜24、光変調部40、PBC50、及び、制御装置60の少なくとも一部は、一体化された部品であってよい。
なお、光送信器1は、波長分割多重方式(WDM;Wavelength Division Multiplexing)に従った光信号を送信してもよい。また、光送信器1は、偏波多重を行なうが、偏波多重を行なわなくてもよい。この場合、光送信器1が備えるアームの数は、2つであってよい。
また、光送信器1は、増幅器21〜24を4つ備えていたが、4つ以外の数の増幅器を備えていてもよい。この場合、例えば、光送信器1は、各アーム41a〜42bが差動駆動されるように構成されていてもよい。
(動作)
次に、光送信器1の動作について、図13乃至図16を参照しながら説明する。
本例では、制御装置60は、光送信器1の起動時に、図13にフローチャートにより示す処理を実行する。なお、制御装置60は、所定の制御周期が経過する毎に、図13の処理を実行してもよい。
制御装置60は、図13の処理を開始すると、先ず、駆動信号を、入出力関係を取得するための駆動信号に制御する。そして、制御装置60は、駆動信号の振幅を0に制御する(図13のステップS101)。
次いで、制御装置60は、4つのアーム41a〜42bのそれぞれを1つずつ順に処理対象とするループ処理(図13のステップS102〜ステップS104)を実行する。
ループ処理において、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対するモニタ信号値を、出力光から換算した駆動信号振幅が第1の基準振幅0であるときのモニタ信号値として取得する(図13のステップS103)。
そして、制御装置60は、4つのアーム41a〜42bのすべてに対して、上記ループ処理(図13のステップS102〜ステップS104)を実行した後、図13のステップS105へ進む。次いで、制御装置60は、駆動信号を2値信号に制御する(図13のステップS105)。
そして、制御装置60は、バイアス電圧を基準バイアス電圧V0に制御する(図13のステップS106)。次いで、制御装置60は、駆動信号の動作周波数に対する振幅を、動作周波数よりも低い周波数fにて振動させる(図13のステップS107)。
そして、制御装置60は、4つのアーム41a〜42bのそれぞれを1つずつ順に処理対象とするループ処理(図13のステップS108〜ステップS111)を実行する。
ループ処理において、先ず、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対して、出力光から換算した駆動信号振幅が第2の基準振幅Vπであるときのモニタ信号値を取得する(図13のステップS109)。図13のステップS109の処理については後述する。
ループ処理において、次に、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対して、出力光から換算した駆動信号振幅が第3の基準振幅2Vπであるときのモニタ信号値を取得する(図13のステップS110)。図13のステップS110の処理については後述する。
そして、制御装置60は、4つのアーム41a〜42bのすべてに対して、上記ループ処理(図13のステップS108〜ステップS111)を実行した後、駆動信号の振幅の振動を停止する。次いで、制御装置60は、駆動信号を4値信号に制御する(図13のステップS112)。
そして、制御装置60は、バイアス電圧に駆動信号の動作周波数よりも低い周波数f信号を重畳する(図13のステップS113)。
そして、制御装置60は、4つのアーム41a〜42bのそれぞれを1つずつ順に処理対象とするループ処理(図13のステップS114〜ステップS116)を実行する。
ループ処理において、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対して、出力光から換算した駆動信号振幅が第4の基準振幅1.5Vπ近傍であるときのモニタ信号値を取得する(図13のステップS115)。図13のステップS115の処理については後述する。
そして、制御装置60は、4つのアーム41a〜42bのすべてに対して、上記ループ処理(図13のステップS114〜ステップS116)を実行した後、バイアス電圧の振動を停止する。次いで、制御装置60は、4つのアーム41a〜42bに対して、取得したモニタ信号値に基づいて、第1〜第4の入出力関係をそれぞれ取得する(図13のステップS117)。
次いで、制御装置60は、駆動信号を、駆動信号振幅を制御するための駆動信号に制御する(図13のステップS118)。そして、制御装置60は、基準アーム41aに対するモニタ信号値を検出する(図13のステップS119)。
次いで、制御装置60は、図7に示すように、基準アーム41aに対して取得された第1の入出力関係cXIと、基準アーム41aに対して取得したモニタ信号値mXIと、に基づいて目標振幅VXIを決定する(図13のステップS120)。
そして、制御装置60は、図8に示すように、目標振幅VXIと、非基準アームに対して取得された第2〜第4の入出力関係cXQ、cYI及びcYQと、に基づいて目標モニタ信号値mXQ、mYI及びmYQをそれぞれ決定する(図13のステップS121)。
次いで、制御装置60は、非基準アーム41b〜42bに対するモニタ信号値が目標モニタ信号値mXQ、mYI及びmYQに近づくように、非基準アーム41b、42a及び42bに対する駆動信号の振幅をそれぞれ制御する(図13のステップS122)。
そして、制御装置60は、図13の処理を終了する。
なお、各基準振幅に対してモニタ信号値を取得する処理は、図13に例示される順序と異なる順序にて実行されてもよい。
ここで、図13のステップS109の処理について説明を加える。
制御装置60は、図13のステップS109の処理として、図14のフローチャートに示す処理を実行する。従って、先ず、制御装置60は、駆動信号の動作周波数に対する振幅の候補を複数用意する。例えば、制御装置60は、第2の振幅範囲の下限値に、所定の増分(例えば、0.1V)を加算する処理を、加算処理の結果が第2の振幅範囲の上限値を超えるまで繰り返し、各加算処理の結果を候補として生成してもよい。
制御装置60は、複数の振幅の候補のそれぞれを1つずつ順に処理対象とするループ処理(図14のステップS201〜ステップS205)を実行する。
ループ処理において、先ず、制御装置60は、駆動信号の動作周波数に対する振幅を、処理対象である候補に制御する(図14のステップS202)。次いで、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bからの出力光のうちの周波数f成分のパワーを取得する(図14のステップS203)。そして、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対するモニタ信号値を取得する(図14のステップS204)。
なお、ステップS203〜S204の処理は、図14に例示される順序と異なる順序で実行されてもよい。
そして、制御装置60は、複数の振幅の候補のすべてに対して、上記ループ処理(図14のステップS201〜ステップS205)を実行した後、図14のステップS206へ進む。次いで、制御装置60は、取得された周波数f成分のパワーが最大であるモニタ信号値を、出力光から換算した駆動信号振幅が第2の基準振幅Vπであるときのモニタ信号値として取得する(図14のステップS206)。そして、制御装置60は、図14の処理を終了する。
次に、図13のステップS110の処理について説明を加える。
制御装置60は、図13のステップS110の処理として、図15のフローチャートに示す処理を実行する。従って、先ず、制御装置60は、駆動信号の動作周波数に対する振幅の候補を複数用意する。例えば、制御装置60は、第3の振幅範囲の下限値に、所定の増分(例えば、0.1V)を加算する処理を、加算処理の結果が第3の振幅範囲の上限値を超えるまで繰り返し、各加算処理の結果を候補として生成してもよい。
制御装置60は、複数の振幅の候補のそれぞれを1つずつ順に処理対象とするループ処理(図15のステップS301〜ステップS306)を実行する。
ループ処理において、先ず、制御装置60は、駆動信号の動作周波数に対する振幅を、処理対象である候補に制御する(図15のステップS302)。次いで、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bからの出力光のうちの周波数f成分のパワーを取得する(図15のステップS303)。更に、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bからの出力光のうちの周波数2f成分のパワーを取得する(図15のステップS304)。
そして、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対するモニタ信号値を取得する(図15のステップS305)。
なお、ステップS303〜S305の処理は、図15に例示される順序と異なる順序で実行されてもよい。
そして、制御装置60は、複数の振幅の候補のすべてに対して、上記ループ処理(図15のステップS301〜ステップS306)を実行した後、図15のステップS307へ進む。次いで、制御装置60は、取得された周波数f成分のパワーが最小であるという第1の条件、及び、取得された周波数2f成分のパワーが最大であるという第2の条件、の少なくとも一方が成立する場合におけるモニタ信号値を、出力光から換算した駆動信号振幅が第3の基準振幅2Vπであるときのモニタ信号値として取得する(図15のステップS307)。そして、制御装置60は、図15の処理を終了する。
例えば、制御装置60は、取得された周波数f成分のパワーが最小であり、且つ、取得された周波数2f成分のパワーが最大であるモニタ信号値を、出力光から換算した駆動信号振幅が第3の基準振幅2Vπであるときのモニタ信号値として取得する。また、例えば、制御装置60は、取得された周波数f成分のパワーが最小であり、且つ、取得された周波数2f成分のパワーが最大でないモニタ信号値を、出力光から換算した駆動信号振幅が第3の基準振幅2Vπであるときのモニタ信号値として取得する。また、例えば、制御装置60は、取得された周波数f成分のパワーが最小でなく、且つ、取得された周波数2f成分のパワーが最大であるモニタ信号値を、出力光から換算した駆動信号振幅が第3の基準振幅2Vπであるときのモニタ信号値として取得する。
次に、図13のステップS115の処理について説明を加える。
制御装置60は、図13のステップS115の処理として、図16にフローチャートにより示す処理を実行する。従って、先ず、制御装置60は、駆動信号の動作周波数に対する振幅の候補を複数用意する。例えば、制御装置60は、第1の振幅範囲の下限値に、所定の増分(例えば、0.1V)を加算する処理を、加算処理の結果が第1の振幅範囲の上限値を超えるまで繰り返し、各加算処理の結果を候補として生成してもよい。
制御装置60は、複数の振幅の候補のそれぞれを1つずつ順に処理対象とする第1のループ処理(図16のステップS401〜ステップS408)を実行する。
第1のループ処理において、先ず、制御装置60は、駆動信号の動作周波数に対する振幅を、処理対象である候補に制御する(図16のステップS402)。
第1のループ処理において、次に、制御装置60は、複数の基本バイアス電圧を用意する。例えば、制御装置60は、電圧範囲の下限値に、所定の増分(例えば、1V)を加算する処理を、加算処理の結果が電圧範囲の上限値を超えるまで繰り返し、各加算処理の結果を基本バイアス電圧として生成してもよい。
制御装置60は、複数の基本バイアス電圧のそれぞれを1つずつ順に処理対象とする第2のループ処理(図16のステップS403〜ステップS406)を実行する。
第2のループ処理において、先ず、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bからの出力光のうちの周波数f成分のパワーを取得する(図16のステップS404)。そして、第2のループ処理において、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対するモニタ信号値を取得する(図16のステップS405)。
なお、ステップS404〜S405の処理は、図16に例示される順序と異なる順序で実行されてもよい。
そして、制御装置60は、複数の基本バイアス電圧のすべてに対して、上記第2のループ処理(図16のステップS403〜ステップS406)を実行した後、図16のステップS407へ進む。次いで、第1のループ処理において、制御装置60は、処理対象である振幅の候補に対して、取得された周波数f成分のパワーに基づいてパワー変化量を取得する(図16のステップS407)。
そして、制御装置60は、複数の振幅の候補のすべてに対して、上記第1のループ処理(図16のステップS401〜ステップS408)を実行した後、図16のステップS409へ進む。次いで、制御装置60は、取得されたパワー変化量が最小であるモニタ信号値を、出力光から換算した駆動信号振幅が第4の基準振幅1.5Vπ近傍であるときのモニタ信号値として取得する(図16のステップS409)。そして、制御装置60は、図16の処理を終了する。
以上、説明したように、第1実施形態に係る光送信器1において、制御装置60は、モニタ信号値の変化と、モニタ信号値の変化に応じた「出力光から換算した駆動信号振幅」の変化と、の入出力関係を取得する。更に、制御装置60は、取得された入出力関係に基づいて、駆動信号の振幅を制御する。
これによれば、各アーム41a〜42bからの出力光の状態が所望の目標状態となるように、駆動信号の振幅を制御できる。これにより、各アーム41a〜42bからの出力光の状態を目標状態に高い精度にて制御できる。この結果、光信号の品質を高めることができる。
更に、第1実施形態に係る光送信器1において、制御装置60は、出力光の状態が基準振幅に対応する状態である場合にモニタ信号値を検出するとともに、検出したモニタ信号値に基づいて入出力関係を取得する。更に、制御装置60は、取得された入出力関係に基づいて、出力光の状態を、基準振幅と異なる振幅に対応する目標状態にする目標モニタ信号値を決定する。加えて、制御装置60は、モニタ信号値が目標モニタ信号値に近づくように、駆動信号の振幅を制御する。
これによれば、各アーム41a〜42bからの出力光の状態を、基準振幅と異なる振幅に対応する目標状態に近づけることができる。この結果、光信号の品質を高めることができる。
加えて、第1実施形態に係る光送信器1において、制御装置60は、複数のアーム41a〜42bのそれぞれに対して、モニタ信号値の検出、及び、入出力関係の取得を行なう。更に、制御装置60は、基準アーム41aに対して取得した入出力関係に基づいて目標振幅を決定し、決定した目標振幅と、非基準アーム41b〜42bに対して取得した入出力関係と、に基づいて、目標モニタ信号値を決定する。
加えて、制御装置60は、非基準アーム41b〜42bに対するモニタ信号値が、決定した目標モニタ信号値に近づくように、非基準アーム41b〜42bに対する駆動信号の振幅を制御する。
これによれば、非基準アーム41b〜42bからの出力光の状態を基準アーム41aからの出力光の状態に近づけることができる。換言すると、出力光の状態のアーム間でのばらつきを抑制できる。
更に、第1実施形態に係る光送信器1において、制御装置60は、互いに異なる複数の基準振幅のそれぞれに対してモニタ信号値を検出し、検出したモニタ信号値に基づいて、入出力関係を表す多項式を取得する。
これによれば、モニタ信号値の変化と、モニタ信号値の変化に応じた「出力光から換算した駆動信号振幅」の変化と、の正確な関係を取得できる。この結果、光信号の品質を高めることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る光送信器について説明する。第2実施形態に係る光送信器は、第1実施形態に係る光送信器に対して、増幅器の経時劣化等に伴う入出力関係の時間変化を補償するように駆動信号の振幅を制御する点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
第2実施形態に係る振幅制御部62は、第1実施形態に係る、駆動信号の振幅の制御を実行した直後の第1の時点にて、アーム41a〜42bのそれぞれに対して、モニタ信号値を検出する。振幅制御部62は、アーム41a〜42bのそれぞれに対して、検出したモニタ信号値を保持する。
振幅制御部62は、第1の時点の後、所定の取得周期が経過する毎に、アーム41a〜42bのそれぞれに対して、モニタ信号値を検出する。振幅制御部62は、アーム41a〜42bのそれぞれに対して、検出したモニタ信号値と、保持しているモニタ信号値と、に基づいて、駆動信号の振幅を制御する。
本例では、振幅制御部62は、検出したモニタ信号値が、保持しているモニタ信号値よりも、所定の閾値以上の大きさだけ大きい場合、駆動信号の振幅を所定の第1の調整量だけ減少させる。本例では、閾値は、正の値である。更に、振幅制御部62は、検出したモニタ信号値が、保持しているモニタ信号値よりも、所定の閾値以上の大きさだけ小さい場合、駆動信号の振幅を所定の第2の調整量だけ増加させる。本例では、第1の調整量及び第2の調整量は、正の値である。本例では、第1の調整量は、第2の調整量と異なる値である。なお、第1の調整量は、第2の調整量と同じ値でもよい。
第2実施形態に係る制御装置60は、図13の処理の実行後、アーム41a〜42bのそれぞれに対して、モニタ信号値を検出し、検出したモニタ信号値を基準値として保持する。その後、制御装置60は、所定の取得周期が経過する毎に、図17にフローチャートにより示す処理を実行する。なお、制御装置60は、図13の処理の実行後、予め定められた回数だけ、図17の処理を実行してもよい。
制御装置60は、図17の処理を開始すると、4つのアーム41a〜42bのそれぞれを1つずつ順に処理対象とするループ処理(図17のステップS501〜ステップS507)を実行する。
ループ処理において、制御装置60は、先ず、処理対象であるアーム41a〜42bに対するモニタ信号値を検出する(図17のステップS502)。次いで、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対して、検出したモニタ信号値と保持している基準値との差の絶対値が閾値よりも大きいか否かを判定する(図17のステップS503)。
上記差の絶対値が閾値よりも大きい場合、制御装置60は、図17のステップS503にて「Yes」と判定してステップS507へ進む。一方、上記差の絶対値が閾値以下である場合、制御装置60は、図17のステップS503にて「No」と判定してステップS504へ進む。
次いで、制御装置60は、処理対象であるアーム41a〜42bに対して、検出したモニタ信号値が、保持している基準値よりも大きいか否かを判定する(図17のステップS504)。
モニタ信号値が基準値よりも大きい場合、制御装置60は、図17のステップS504にて「Yes」と判定し、処理対象であるアーム41a〜42bに対して、駆動信号の振幅を第1の調整量だけ減少させる(図17のステップS505)。一方、モニタ信号値が基準値以下である場合、制御装置60は、図17のステップS504にて「No」と判定し、処理対象であるアーム41a〜42bに対して、駆動信号の振幅を第2の調整量だけ増加させる(図17のステップS506)。
そして、制御装置60は、4つのアーム41a〜42bのすべてに対して、上記ループ処理(図17のステップS501〜ステップS507)を実行した後、図17の処理を終了する。
以上、説明したように、第2実施形態に係る光送信器1において、制御装置60は、モニタ信号値の検出を、第1の時点と、第1の時点よりも後の第2の時点と、のそれぞれにて行なう。更に、制御装置60は、第1の時点及び第2の時点のそれぞれにて検出されたモニタ信号値に基づいて駆動信号の振幅を制御する。
ところで、入出力関係が時間の経過に伴って変化することがある。これに対し、第2実施形態に係る制御装置60によれば、入出力関係の時間変化を補償するように、駆動信号の振幅を制御することができる。従って、例えば、図13の処理を実行することによって実現された光信号の品質を維持することができる。換言すると、光信号の品質を高めることができる。
ところで、例えば、増幅器21〜24の経時劣化等により、特定のアームに対して、モニタ信号値を基準値に十分に近づけることができないことがある。この場合、制御装置60は、上記特定のアームを基準アームとして用いることにより、図13の処理を実行してもよい。これによれば、アーム41b〜42bからの出力光の状態を互いに近づけることができる。換言すると、出力光の状態のアーム間でのばらつきを抑制できる。
1 光送信器
10 電気信号生成部
11 デジタル信号処理部
12〜15 DAC
21〜24 増幅器
30 光源
40 光変調部
41,42 光変調器
41a,41b,42a,42b アーム
43,44 PD
50 PBC
60 制御装置
61 関係取得部
62 振幅制御部

Claims (15)

  1. 駆動信号によって駆動される光変調器を備える光送信器であって、
    互いに異なる複数の基準振幅のそれぞれに対して、前記光変調器の出力光の状態が前記基準振幅に対応する状態である場合に、前記駆動信号を調整するモニタ信号値であるパラメータを検出し、前記検出されたパラメータと前記基準振幅とに基づいて、記パラメータと、前記光変調器の出力光の状態に対応する前記駆動信号の振幅と、の関係を取得する取得部と、
    前記取得された関係に基づいて、前記パラメータが目標パラメータに近づくように、前記駆動信号の振幅を制御する制御部と、
    を備える、光送信器。
  2. 請求項1に記載の光送信器であって、
    前記光変調器は、前記駆動信号に対して光強度が所定の周期にて変化し、
    前記取得部は、前記光変調器の出力光の状態が、前記駆動信号の振幅に、0よりも大きく且つ1以下である所定の係数を乗じた振幅である基準振幅に対応する状態である場合に前記パラメータを検出し
    前記制御部は、前記取得された関係に基づいて、前記光変調器の出力光の状態を、前記基準振幅と異なる振幅に対応する目標状態にする目標パラメータを決定する、光送信器。
  3. 請求項2に記載の光送信器であって、
    前記光変調器を複数備え、
    前記取得部は、前記複数の光変調器のそれぞれに対して、前記パラメータの検出、及び、前記関係の取得を行ない、
    前記制御部は、前記複数の光変調器のうちの第1の光変調器に対して取得した前記関係に基づいて前記目標状態を決定し、前記決定した目標状態と、前記複数の光変調器のうちの第2の光変調器に対して取得した前記関係と、に基づいて、目標パラメータを決定し、前記第2の光変調器に対する前記パラメータが前記決定した目標パラメータに近づくように、前記第2の光変調器に対する前記駆動信号の振幅を制御する、光送信器。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の光送信器であって、
    前記取得部は、前記検出したパラメータに基づいて、前記関係を表す多項式を取得する、光送信器。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の光送信器であって、
    前記取得部は、前記駆動信号を4値信号に制御するとともに、前記光変調器に印加されるバイアス電圧を、基本バイアス電圧を中心として前記駆動信号の周波数よりも低い第1の周波数にて振動させ、且つ、前記基本バイアス電圧を電圧範囲において変化させた場合における、前記光変調器からの出力光のうちの、前記第1の周波数を有する成分のパワーの変化量が、前記駆動信号の振幅を第1の振幅範囲において変化させた場合において最小となるとき、前記出力光の状態が、前記周期に応じた前記駆動信号の振幅に4分の3を乗じた振幅近傍である前記基準振幅に対応する状態であると判定する、光送信器。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載の光送信器であって、
    前記取得部は、前記駆動信号を2値信号に制御するとともに、前記駆動信号の振幅を、前記駆動信号の周波数よりも低い第2の周波数にて振動させ、且つ、前記駆動信号の振幅を、第2の振幅範囲において変化させた場合において、前記光変調器からの出力光のうちの、前記第2の周波数を有する成分のパワーが最大となるとき、前記出力光の状態が、前記周期に応じた前記駆動信号の振幅に2分の1を乗じた振幅である前記基準振幅に対応する状態であると判定する、光送信器。
  7. 請求項2乃至請求項6のいずれか一項に記載の光送信器であって、
    前記取得部は、前記駆動信号を2値信号に制御するとともに、前記駆動信号の振幅を、前記駆動信号の周波数よりも低い第3の周波数にて振動させ、且つ、前記駆動信号の振幅を、第3の振幅範囲において変化させた場合において、前記光変調器からの出力光のうちの、前記第3の周波数を有する成分のパワーが最小となるという第1の条件、及び、前記光変調器からの出力光のうちの、前記第3の周波数の2倍の周波数を有する成分のパワーが最大となるという第2の条件の少なくとも一方が成立するとき、前記出力光の状態が、前記基準振幅としての前記周期に応じた前記駆動信号の振幅に対応する状態であると判定する、光送信器。
  8. 請求項2乃至請求項7のいずれか一項に記載の光送信器であって、
    前記制御部は、前記パラメータの検出を、第1の時点と、前記第1の時点よりも後の第2の時点と、のそれぞれにて行なうとともに、前記第1の時点及び前記第2の時点のそれぞれにて検出されたパラメータに基づいて前記駆動信号の振幅を制御する、光送信器。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の光送信器であって、
    前記制御部は、電気信号を生成する電気信号生成部と、前記生成された電気信号を増幅し、前記増幅した電気信号を前記駆動信号として出力する増幅器と、の少なくとも一方を制御することにより、前記駆動信号の振幅を制御する、光送信器。
  10. 駆動信号によって駆動される光変調器の制御方法であって、
    互いに異なる複数の基準振幅のそれぞれに対して、前記光変調器の出力光の状態が前記基準振幅に対応する状態である場合に、前記駆動信号を調整するモニタ信号値であるパラメータを検出し、前記検出されたパラメータと前記基準振幅とに基づいて、記パラメータと、前記光変調器の出力光の状態に対応する前記駆動信号の振幅と、の関係を取得し、
    前記取得された関係に基づいて、前記パラメータが目標パラメータに近づくように、前記駆動信号の振幅を制御する、光変調器の制御方法。
  11. 請求項10に記載の光変調器の制御方法であって、
    前記光変調器は、前記駆動信号に対して光強度が所定の周期にて変化し、
    前記光変調器の出力光の状態が、前記駆動信号の振幅に、0よりも大きく且つ1以下である所定の係数を乗じた振幅である基準振幅に対応する状態である場合に前記パラメータを検出し
    前記取得された関係に基づいて、前記光変調器の出力光の状態を、前記基準振幅と異なる振幅に対応する目標状態にする目標パラメータを決定する、光変調器の制御方法。
  12. 請求項11に記載の光変調器の制御方法であって、
    複数の光変調器のそれぞれに対して、前記パラメータの検出、及び、前記関係の取得を行ない、
    前記複数の光変調器のうちの第1の光変調器に対して取得した前記関係に基づいて前記目標状態を決定し、前記決定した目標状態と、前記複数の光変調器のうちの第2の光変調器に対して取得した前記関係と、に基づいて、目標パラメータを決定し、前記第2の光変調器に対する前記パラメータが前記決定した目標パラメータに一致するように、前記第2の光変調器に対する前記駆動信号の振幅を制御する、光変調器の制御方法。
  13. 駆動信号によって駆動される光変調器の制御装置であって、
    互いに異なる複数の基準振幅のそれぞれに対して、前記光変調器の出力光の状態が前記基準振幅に対応する状態である場合に、前記駆動信号を調整するモニタ信号値であるパラメータを検出し、前記検出されたパラメータと前記基準振幅とに基づいて、記パラメータと、前記光変調器の出力光の状態に対応する前記駆動信号の振幅と、の関係を取得する取得部と、
    前記取得された関係に基づいて、前記パラメータが目標パラメータに近づくように、前記駆動信号の振幅を制御する制御部と、
    を備える、光変調器の制御装置。
  14. 請求項13に記載の光変調器の制御装置であって、
    前記光変調器は、前記駆動信号に対して光強度が所定の周期にて変化し、
    前記取得部は、前記光変調器の出力光の状態が、前記駆動信号の振幅に、0よりも大きく且つ1以下である所定の係数を乗じた振幅である基準振幅に対応する状態である場合に前記パラメータを検出し
    前記制御部は、前記取得された関係に基づいて、前記光変調器の出力光の状態を、前記基準振幅と異なる振幅に対応する目標状態にする目標パラメータを決定する、光変調器の制御装置。
  15. 請求項14に記載の光変調器の制御装置であって、
    前記取得部は、複数の光変調器のそれぞれに対して、前記パラメータの検出、及び、前記関係の取得を行ない、
    前記制御部は、前記複数の光変調器のうちの第1の光変調器に対して取得した前記関係に基づいて前記目標状態を決定し、前記決定した目標状態と、前記複数の光変調器のうちの第2の光変調器に対して取得した前記関係と、に基づいて、目標パラメータを決定し、前記第2の光変調器に対する前記パラメータが前記決定した目標パラメータに近づくように、前記第2の光変調器に対する前記駆動信号の振幅を制御する、光変調器の制御装置。
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