JP6434324B2 - 浴室用カウンター - Google Patents

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Description

本発明は浴室用カウンターに関するものである。
特許文献1は従来の浴室用カウンターを開示している。この浴室用カウンターは、支持部材(固定台)、及びロック機構を備えている。支持部材は浴室の壁面に取り付けられている。可動台は平板状である。この可動台は支持部材に取り付けられた横軸に一端部側が軸支されている。可動台は、支持部材から起立した非使用位置と上面が水平方向に広がった使用位置との間で回動する。ロック機構は、ロックシャフト、バネ、及びブラケットを有している。ロックシャフトは横軸に沿って設けられている。バネはロックシャフトを横軸の側に常時牽引している。ブラケットは可動台が非使用位置と使用位置との間を回動する際にロックシャフトを前端縁に摺接させて案内する。また、ブラケットは2個の切り欠きと支持部を有している。2個の切り欠きは、ブラケットの上下に離れた位置に設けられており、可動台が非使用位置に位置するとき、及び使用位置に位置するときにロックシャフトを係合する。支持部は可動台が使用位置に位置するときに可動台の側面から突き出されたストッパ部材が係止する。
この浴室用カウンターは、可動台が使用位置に位置するとき、ロックシャフトが下側の切り欠きに係合し、スットパ部材が支持部に係止するため、使用位置よりも下方に可動台が回動してしまうことを防止している。また、この浴室用カウンターは、可動台を入浴者等がバネの牽引力に抗して引き起こして非使用位置に位置させると、ブラケットの前端縁に沿って移動したロックシャフトがバネの牽引力で上側の切り欠きに係合するため、起立位置に保持することができる。
特開2001−204646号公報
しかし、特許文献1の浴室用カウンターは、可動台が起立した非使用位置に位置するとき、バネの牽引力のみでロックシャフトを切り欠きに係合させている。このため、この浴室用カウンターは入浴者等が意図せずにバネの牽引力よりも強い力が可動台にかかると入浴者等の意に反して可動台が非使用位置から使用位置方向に回動してしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、可動台の使い勝手がよい浴室用カウンターを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の浴室用カウンターは、浴室の壁面に取り付けられる支持部材と、
この支持部材に一端部側が軸支されており、前記支持部材が前記壁面に取り付けられた状態で垂下した非使用位置と上面が水平方向に広がった使用位置との間で回動する可動台と、
左右両側に設けられた一対の操作ボタンと、
前記可動台を前記使用位置に保持し、前記操作ボタンの両方が操作されると、前記可動台を前記使用位置に保持した状態を解除する保持装置と、
を備え
前記保持装置は、
前記可動台の左右両側に設けられた一対の挿入孔に挿入されており、前記挿入孔から突出した先端部が前記可動台を前記使用位置に位置させた際に前記支持部材の左右両側に設けられた一対の係止孔に挿入され係止した係止状態と前記操作ボタンが操作されて前記先端部が前記係止孔から押し出された非係止状態との間を移動する一対の係止部材と、
これら係止部材の先端部が前記挿入孔から突出する方向に前記係止部材に弾性力を付与する一対の第1弾性部材と、
を有し、
前記操作ボタンは、
前記係止部材が前記係止状態であり前記支持部材の左右両端面に開口した前記係止孔の開口部から突出した突出位置と、この突出位置よりも内側に移動した押し込み位置との間を移動し、
前記突出位置にある前記操作ボタンが押し込み操作されると、前記操作ボタンが前記係止部材を前記係止孔の係止部から押し出して前記係止部材が前記非係止状態になることを特徴とする。
この浴室用カウンターは、可動台を使用位置に保持した保持装置を解除して、可動台を使用位置から非使用位置に回動することができる。この浴室用カウンターは、保持装置を解除するためには、入浴者等が左右両側に設けられた一対の操作ボタンの両方を操作しなければならない。このため、この浴室用カウンターは、左右両側に設けられた一対の操作ボタンのうちの一方の操作ボタンが入浴者等の意に反して操作されても、他方の操作ボタンが操作されなければ、可動台を使用位置から非使用位置に回動させることができない。つまり、この浴室用カウンターは、操作ボタンが左右両側に設けられているため、入浴者等が意図して操作しなければ、両方の操作ボタンを操作することができず、入浴者等の意に反して回動台が回動することを防止することができる。
さらに、この浴室用カウンターは、可動台を使用位置に回動させると係止部材が第1弾性部材の弾性力によって係止孔に挿入され、係止部材が係止孔に係止した係止状態になる。つまり、この浴室用カウンターは、可動台を使用位置に回動させるだけで、保持装置が可動台を使用位置に保持した状態にすることができる。また、この浴室用カウンターは、操作ボタンを操作して係止部材の先端部を係止孔から押し出すことによって、可動台を使用位置に保持した状態を解除することができる。このように、この浴室用カウンターは、可動台の使用位置の保持、及び可動台の使用位置の保持の解除を容易に行うことができる。
さらに、この浴室用カウンターは、係止部材が係止状態である場合には支持部材の左右両端面に開口した係止孔の開口部から突出した突出位置に操作ボタンが設けられており、この操作ボタンが押し込み操作されると係止部材が非係止状態になる。すなわち、この浴室用カウンターは、保持装置を解除するための操作ボタンが係止状態において係止孔の開口部から突出しており、この突出した操作ボタンが押し込み操作されることで保持装置が解除されるので、保持装置を解除するための操作が行いやすい。
したがって、この浴室用カウンターは可動台の使い勝手がよい。
実施例1の浴室用カウンターの可動台が使用位置に位置した状態を示す斜視図である。 実施例1の浴室用カウンターの可動台が非使用位置に位置した状態を示す斜視図である。 実施例1の浴室用カウンターにおいて、係止部材が係止孔に挿入された係止状態を示す要部断面図である。 図3の矢視X−X断面図である。 実施例1の浴室用カウンターにおいて、係止部材が係止孔から押し出された非係止状態を示す要部断面図である。 実施例1の浴室用カウンターにおいて、係止部材の傾斜面が係止孔の内側の開口縁部に係止した状態を示す要部断面図である。 図6の要部拡大断面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の浴室用カウンターの保持装置の係止部材は、棒状であり、前記先端部の周縁部が先端に向けて径を小さくする方向に傾斜した傾斜面で形成され得る。この場合、この浴室用カウンターは、支持部材の左右両側に設けられた一対の操作ボタンの一方のみを操作し、一方の係止部材の先端部を係止孔から押し出すと、係止部材の先端部が係止孔から押し出された側が可動台の自重によってわずかに下がる。これによって、係止孔から押し出された係止部材の傾斜面が係止孔の内側の開口縁部に係止した状態になる。このように、一方の係止部材の先端部に形成された傾斜面が係止孔の開口縁部に係止した状態で、他方の操作ボタンを操作して他方の係止部材の先端部を係止孔から押し出すと、可動台の自重によって、一方の係止部材も係止孔の開口縁部に係止していることができなくなり、可動台は非使用位置に回動する。このため、この浴室用カウンターは、支持部材の左右両側に設けられた一対の操作ボタンを一つずつ操作して、一対の係止部材を一つずつ各係止孔から押し出すことによって、可動台を使用位置から非使用位置に回動させることができる。つまり、この浴室用カウンターは、支持部材の左右両側に設けられた一対の操作ボタンを同時に操作しなくても、操作ボタンを一つずつ操作すれば可動台を使用位置から非使用位置に回動させることができる。
本発明の浴室用カウンターの操作ボタンは、前記係止孔に挿入されており、前記係止孔に挿入されており、前記係止孔に挿入された前記係止部材に押されて前記支持部材の左右両端面に開口した前記係止孔の開口部から突出した突出位置とこの突出位置よりも内側に移動した押し込み位置との間を移動するボタン本体と、このボタン本体が突出位置から押し込み位置へ移動する方向に弾性力を付与する第2弾性部材とを有し得る。この場合、操作ボタンが操作され、係止部材を非係止状態にする等、係止部材が係止孔に挿入される方向に移動しない状態になると、ボタン本体は第2弾性部材の弾性力によって押し込み位置に移動した状態に維持される。このため、この浴室用カウンターは、操作ボタンの位置によって、係止孔に挿入されている係止部材の状態を判別することができる。
次に、本発明の浴室用カウンターを具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の浴室用カウンターは、図1及び図2に示すように、支持部材10、可動台30、一対の操作ボタン50,50を備えている。支持部材10は、壁面に取り付けられたブラケット11を介して背面が浴室の壁面に対向する状態で取り付けられる(図4参照)。支持部材10は、壁面に取り付けられた状態で壁面に沿って水平方向に伸びた中央部13と、中央部13の左右に位置する左右側部15,15とを有している。支持部材10の中央部13及び左右側部15,15は外側面を覆うカバー13A,15A,15Aを有している。また、支持部材10は、図3に示すように、左右側部15,15に両端が固定された円柱状の軸部材17を有している。軸部材17は支持部材10が壁面に取り付けられた状態で壁面に沿って水平方向に伸びている。
可動台30は、図3及び図4に示すように、天板部31、後縁部33、左右縁部35、及び前縁部37を有している。天板部31は支持部材10の中央部とほぼ同じ幅を有した四角形状の平板である(図1及び図2参照)。後縁部33は天板部31の上面が水平方向に広がって可動台30が使用位置になった状態で天板部31の後辺に沿って下方に突出して設けられている。左右縁部35は可動台30が使用位置になった状態で天板部31の左右辺に沿って下方に突出して設けられている。前縁部37は可動台30が使用位置になった状態で天板部31の前辺に沿って下方に突出している。可動台30は、図3に示すように、左右縁部35に貫通孔35Aが形成されている。この貫通孔35Aは、水平方向に伸びており、支持部材10に両端が固定された軸部材17を挿通している。このため、可動台30は、軸部材17によって軸支され、支持部材10が壁面に取り付けられた状態で垂下した非使用位置と天板部31の上面が水平方向に広がった使用位置との間を回動することができる。
この浴室用カウンターは、図3に示すように、保持装置70、及び制動装置80を備えている。保持装置70は浴室用カウンターの左右両端に設けられている。保持装置70は、一対の係止部材71と、一対の第1コイルばね(第1弾性部材)73とを有している。係止部材71は略円柱状である。また、各係止部材71は可動台30の左右縁部35の夫々に設けられた有底の挿入孔75に挿入されている。挿入孔75は、水平方向に伸びており、外側にむけて開口している。各第1コイルばね73は、挿入孔75の底面と係止部材71の端面との間に挟み込まれて各挿入孔75内に収納されている。このため、各係止部材71は先端部が挿入孔75から突出する方向に第1コイルばね73の弾性力が付与されている。各係止部材71は両端部の周縁部が端方向に向けて径を小さくする方向に傾斜した傾斜面71Aで形成されている。傾斜面71Aは外側にわずかに膨らんだ湾曲面である。これによって、係止部材71を挿入孔75に挿入する際、係止部材71の向きを考慮せずにどちらの端部から挿入孔75に挿入しても、挿入孔75から突出する係止部材71の先端部の周縁部を傾斜面71Aにすることができる。
操作ボタン50は、図1及び図2に示すように、支持部材10の左右側部15,15の対称位置に一つずつ設けられている。操作ボタン50は、後述するように、係止部材71が係止状態であり支持部材10の左右側部15.15の外側面(支持部材10の左右両端面)に開口した係止孔90の開口部95から突出した突出位置と、突出位置よりも内側に移動した押し込み位置との間を移動する。
操作ボタン50は、図7に示すように、ボタン本体51と第2コイルばね(第2弾性部材)53とを有している。ボタン本体51はボタン部材55とボルト部材57とから構成されている。ボタン部材55は、中央円筒部55A、操作面部55B、及び外側円筒部55Cを具備している。中央円筒部55Aは、一端側の開口からボルト部材57がねじ込まれ、ボルト部材57の頭部57Aの外径よりも小さい外径を有している。操作面部55Bは、中央円筒部55Aの他端側を閉鎖した円盤形状であり、中央円筒部55Aの外形及びボルト部材57の外径よりも大きい径を有している。外側円筒部55Cは、操作面部55Bの外周縁から中央円筒部55Aに平行であり、中央円筒部55Aと同じ方向に伸びている。このボタン本体51は支持部材10の左右両端面に開口した係止孔90に挿入されている。
係止孔90は、支持部材10の左右側部15を水平方向に貫通しており、可動台30を使用位置に位置させた際に挿入孔75から突出した係止部材71の先端部が挿入することができる位置に設けられている。係止孔90は、係止孔90が係止する係止部91と、ボタン本体51が突出位置と押し込み位置との間を移動する際にボタン本体51をガイドする略筒状のガイド筒部93とを有している。このガイド筒部93は係止部91と同軸上に形成されている。このガイド筒部93は、ボタン本体51の中央円筒部55Aの外径よりもわずかに大きい内径である絞り部93Aと、第2コイルばね53をボタン本体51の中央円筒部53Aとの間で収納する収納部93Bとを有している。このガイド筒部93は外径がボタン本体51の外側円筒部の内径よりもわずかに小さい。このガイド筒部93は、ボタン本体51が移動する際、絞り部93Aの内周面でボタン本体51の中央円筒部55Aをガイドし、外周面でボタン本体51の外側円筒部55Cをガイドしている。
第2コイルばね53は、ボタン本体51の中央円筒部55Aにねじ込まれたボルト部材57の頭部57Aと、ガイド筒部93の絞り部93Aとの間に挟み込まれている。このため、ボタン本体51は突出位置から押し込み位置に移動する方向に第2コイルばね53の弾性力が付与されている。第2コイルばね53は第1コイルばね73の弾性力よりも小さい弾性力を有している。
制動装置80は、図3及び図4に示すように、可動台30の後縁部33に設けられた凹部に組み込まれている。この制動装置80は、パッド部材81、2個の第3コイルばね83、及び固定部材85を有している。パッド部材81は支持部材10の軸部材17の外周面に当接させる湾曲した当接面81Aを有している。また、パッド部材81は、可動台30の後縁部33に固定された固定部材85との間に第3コイルばね83を挟み込んでいる。パッド部材81は、当接面81Aを軸部材17に当接する方向に第3コイルばね83の弾性力が付与され、軸部材17に常時第3コイルばね83の弾性力によって押し付けられている。なお、軸部材17は金属製で形成され、パッド部材81は金属との接触摩擦相性の良い熱可塑性樹脂で形成されている。
このような構成を有する浴室用カウンターは、以下に示すように利用することができる。
浴室用カウンターは、非使用時において、図2に示すように、可動台30が垂下した非使用位置に位置している。入浴者等は、可動台30の天板部31の上面に洗面器等を載置するために、可動台30の前側を把持し、可動台30を垂下した非使用位置から、図1に示すように、天板部31の上面が水平方向に広がる使用位置に回動させる。すると、図3に示すように、支持部材10の左右側部15に設けられた一対の係止孔90の中心軸と、可動台30の一対の挿入孔75に挿入された一対の係止部材71の中心軸とが同一線上に位置する。この状態になると、第1コイルばね73の弾性力によって、各係止部材71は、先端部が各挿入孔75から押し出され、各係止孔90の係止部91に挿入されて係止した係止状態なる。この際、第1コイルばね73の弾性力が第2コイルばね53の弾性力よりも大きいため、各係止部材71の先端部が操作ボタン50のボタン本体51を外方向に押し、操作ボタン50は突出位置に位置する。このようにして、可動台30は使用位置に保持される。
次に、可動台30を使用位置から非使用位置に回動させる場合、支持部材10の左右両側に設けられた操作ボタン50のボタン本体51の操作面部55Bに入浴者等が指の腹等を当接させて押し込み操作する。すると、図5に示すように、操作ボタン50が係止部材71を係止孔90の係止部91から押し出して非係止状態になる。支持部材10の左右両側に設けられた操作ボタン50の両方を同時に押し込み操作すれば、各係止部材71が非係止状態になるため、可動台30の自重で可動台30は使用位置から非使用位置に回動する。この際、この浴室用カウンターは、制動装置80のパッド部材81が第3コイルばね83の弾性力によって軸部材17に押し付けられているため、可動台30が急激に非使用位置に回動してしまわず、非使用位置まで減速しながら回動する。また、各係止部材71が非係止状態になると、入浴者等が操作ボタン50を押し込む操作を止めても、操作ボタン50に設けられた第2コイルばね53の弾性力によって、操作ボタン50は、操作面部55Bの外側面が支持部材10の左右側部15の外側面と略面一となる第1押し込み位置に保持される。
また、支持部材10の左右両側に設けられた操作ボタン50の一方のみを押し込み操作すると、押し込み操作がされていない操作ボタン50側の係止部材71は係止状態が維持されているため、押し込み操作された一方の操作ボタン50側の可動台30は、図6及び図7に示すように、その自重によって僅かに下がる。すると、押し込み操作をした操作ボタン50側の係止部材71は傾斜面71Aが係止孔90の内側の開口縁部97に係止した状態になる。また、押し込み操作をした操作ボタン50は、第2コイルばね53の弾性力によって、第1押し込み位置よりもわずかに突出した第2押し込み位置に保持される。このように、この浴室用カウンターは、可動台30が使用位置に位置していても、一方の操作ボタン50が第2押し込み位置に保持されていると、一方の係止部材71が係止孔90に完全に係止されていない状態(係止部材71の傾斜面71Aが係止孔90の内側の開口縁部97に係止した状態)であることを判別することができる。そして、押し込み操作がされていない他方の操作ボタン50を押し込み操作して、その操作ボタン50側の係止部材71を非係止状態にすると、可動台30の自重によって、可動台30は使用位置から非使用位置に回動する。この際も、この浴室用カウンターは、制動装置80のパッド部材81が第3コイルばね83の弾性力によって軸部材17に押し付けられているため、可動台30が急激に非使用位置に回動してしまわず、非使用位置まで減速しながら回動する。
このように、この浴室用カウンターは、支持部材10、可動台30、一対の操作ボタン50、及び保持装置70を備えている。支持部材10は浴室の壁面に取り付けられる。可動台30は、支持部材10に一端部側が軸支されており、支持部材10が壁面に取り付けられた状態で垂下した非使用位置と天板部31の上面が水平方向に広がった使用位置との間で回動する。一対の操作ボタン50,50は支持部材10の左右両側に設けられている。保持装置70は可動台30を使用位置に保持し、操作ボタン50の両方が操作されると、可動台30を使用位置に保持した状態を解除する。この浴室用カウンターは、支持部材10の左右両側に設けられた一対の操作ボタン50,50のうちの一方の操作ボタン50が入浴者等の意に反して操作されても、他方の操作ボタン50が操作されなければ、可動台30を使用位置から非使用位置に回動させることができない。つまり、この浴室用カウンターは、操作ボタン50が支持部材10の左右両側に設けられているため、入浴者等が意図して操作しなければ、両方の操作ボタン50を操作することができず、入浴者等の意に反して回動台が回動することを防止することができる。
したがって、実施例1の浴室用カウンターは可動台30の使い勝手がよい。
また、この浴室用カウンターの保持装置70は、係止部材71と第1コイルばね73とを有している。係止部材71は可動台30の左右両側に設けられた一対の挿入孔75に挿入されており、挿入孔75から突出した先端部が可動台30を使用位置に位置させた際に支持部材10の左右両側に設けられた一対の係止孔90に挿入され係止した係止状態と操作ボタン50が操作されて先端部が前記係止孔90から押し出された非係止状態との間を移動する。第1コイルばね73は係止部材71の先端部が挿入孔75から突出する方向に係止部材71に弾性力を付与する。この浴室用カウンターは、可動台30を使用位置に回動させると係止部材71が第1コイルばね73の弾性力によって係止孔90に挿入され、係止部材71が係止孔90に係止した係止状態になる。つまり、この浴室用カウンターは、可動台30を使用位置に回動させるだけで、保持装置70が可動台30を使用位置に保持した状態にすることができる。また、この浴室用カウンターは、操作ボタン50を押して係止部材71の先端部を係止孔90から押し出すことによって、可動台30を使用位置に保持した状態を解除することができる。このように、この浴室用カウンターは、可動台30の使用位置の保持、及び可動台30の使用位置の保持の解除を容易に行うことができる。
また、この浴室用カウンターの保持装置70の係止部材71は、円柱状であり、係止孔90に挿入される先端部の周縁部が先端に向けて径を小さくする方向に傾斜した傾斜面71Aで形成されている。このため、この浴室用カウンターは、支持部材10の左右両側に設けられた一対の操作ボタン50,50の一方のみを操作し、一方の係止部材71の先端部を係止孔90から押し出すと、可動台30の自重によって、係止部材71の先端部が係止孔90から押し出された側が可動台30の自重によってわずかに下がる。これによって、係止孔90から押し出された係止部材71の傾斜面71Aが係止孔90の内側の開口縁部97に係止した状態になる。このように、一方の係止部材71の先端部に形成された傾斜面71Aが係止孔90の開口縁部97に係止した状態で、他方の操作ボタン50を操作して他方の係止部材71の先端部を係止孔90から押し出すと、可動台30の自重によって、一方の係止部材71も係止孔90の開口縁部97に係止していることができなくなり、可動台30は非使用位置に回動する。このように、この浴室用カウンターは、支持部材10の左右両側に設けられた一対の操作ボタン50を一つずつ操作して、一対の係止部材71を一つずつ各係止孔90から押し出すことによって、可動台30を使用位置から非使用位置に回動させることができる。つまり、この浴室用カウンターは、支持部材10の左右両側に設けられた一対の操作ボタン50,50を同時に操作しなくても、操作ボタン50,50を一つずつ操作すれば可動台30を使用位置から非使用位置に回動させることができる。
また、この浴室用カウンターの操作ボタン50はボタン本体51と第2コイルばね53とを有している。ボタン本体51は、係止孔90に挿入されており、係止孔90に挿入された係止部材71に押されて支持部材10の左右両端面に開口した係止孔90の開口部95から突出した突出位置とこの突出位置よりも内側に移動した押し込み位置との間を移動する。第2コイルばね53はボタン本体51が突出位置から押し込み位置へ移動する方向に弾性力を付与している。このため、この浴室用カウンターは、操作ボタン50が操作され、係止部材71を非係止状態にする等、係止部材71が係止孔90に挿入される方向に移動しない状態になると、ボタン本体51は第2コイルばね53の弾性力によって第1押し込み位置又は第2押し込み位置に移動した状態に維持される。このため、この浴室用カウンターは、操作ボタン50の位置によって、係止孔90に挿入されている係止部材71の状態を判別することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、可動台の天板が四角形状であったが、他の形状であってもよい。
(2)実施例1では、係止部材が円柱状であったが、棒状であれば他の形状であってもよい。
(3)実施例1では、係止部材の両端部の周縁部が傾斜面で形成されていたが、一方の端部の周縁部のみ傾斜面で形成してもよい。この場合、周縁部が傾斜面で形成された端部が挿入孔から突出するように、係止部材を挿入孔に挿入する。
(4)実施例1では、係止部材の傾斜面が外側にわずかに膨らんだ湾曲面であったが、係止孔の内側の開口縁部に係止することができる傾斜面であればよく、平面状であってもよい。
(5)実施例1では、係止部材の両端部の周縁部が傾斜面で形成されていたが、係止部材の両端部の周縁部を傾斜面で形成しなくてもよい。
(6)実施例1では、第1弾性部材が第1コイルばねであったが、係止部材の先端部が挿入孔から突出する方向に弾性力を付与することができれば他の形態の弾性部材であってもよい。
(7)実施例1では、第2弾性部材が第2コイルばねであったが、ボタン本体が押し込み位置に移動する方向に弾性力を付与することができれば他の形態の弾性部材であってもよい。
(8)実施例1では、パッド部材を有する制動装置を利用したが、制動装置としてオイルダンパー等を利用してもよい。
(9)実施例1では、支持部材の左右側部の間に可動台が回動自在に軸支され、操作ボタンが支持部材の左右側部に設けられていたが、支持部材の左右を挟み込むように可動台の左右後端部を形成し、可動台の左右後端部の夫々に操作ボタンを設けてもよい。
10…支持部材
30…可動台
50…操作ボタン
51…ボタン本体
53…第2コイルばね(第2弾性部材)
70…保持装置
71…係止部材
71A…(係止部材の)傾斜面
73…第1コイルばね(第1弾性部材)
75…挿入孔
90…係止孔
95…(支持部材の左右両端面に開口した)開口部

Claims (3)

  1. 浴室の壁面に取り付けられる支持部材と、
    この支持部材に一端部側が軸支されており、前記支持部材が前記壁面に取り付けられた状態で垂下した非使用位置と上面が水平方向に広がった使用位置との間で回動する可動台と、
    左右両側に設けられた一対の操作ボタンと、
    前記可動台を前記使用位置に保持し、前記操作ボタンの両方が操作されると、前記可動台を前記使用位置に保持した状態を解除する保持装置と、
    を備え
    前記保持装置は、
    前記可動台の左右両側に設けられた一対の挿入孔に挿入されており、前記挿入孔から突出した先端部が前記可動台を前記使用位置に位置させた際に前記支持部材の左右両側に設けられた一対の係止孔に挿入され係止した係止状態と前記操作ボタンが操作されて前記先端部が前記係止孔から押し出された非係止状態との間を移動する一対の係止部材と、
    これら係止部材の先端部が前記挿入孔から突出する方向に前記係止部材に弾性力を付与する一対の第1弾性部材と、
    を有し、
    前記操作ボタンは、
    前記係止部材が前記係止状態であり前記支持部材の左右両端面に開口した前記係止孔の開口部から突出した突出位置と、この突出位置よりも内側に移動した押し込み位置との間を移動し、
    前記突出位置にある前記操作ボタンが押し込み操作されると、前記操作ボタンが前記係止部材を前記係止孔の係止部から押し出して前記係止部材が前記非係止状態になる
    ことを特徴とする浴室用カウンター。
  2. 前記係止部材は、棒状であり、前記先端部の周縁部が先端に向けて径を小さくする方向に傾斜した傾斜面で形成されていることを特徴とする請求項1記載の浴室用カウンター。
  3. 前記操作ボタンは、
    前記係止孔に挿入されており、前記係止孔に挿入された前記係止部材に押されて前記支持部材の左右両端面に開口した前記係止孔の開口部から突出した突出位置とこの突出位置よりも内側に移動した押し込み位置との間を移動するボタン本体と、
    このボタン本体が突出位置から押し込み位置へ移動する方向に弾性力を付与する第2弾性部材と、
    を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の浴室用カウンター。
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