JP2010013904A - 扉開閉装置 - Google Patents

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Sakae Inoue
栄 井上
Hiroshi Egashira
宏 江頭
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NATSUNO MASAHIRO
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Abstract

【課題】ペダルの踏込みで円滑に扉を開くことができるとともに、外側からの扉の押圧に対して扉の閉じ状態が確固として保持される簡単な構造の扉開閉装置を供する。
【解決手段】扉5は部屋の外側への揺動が規制されて矩形開口を閉じるとともに開扉付勢手段により部屋の内側の開扉方向に常時揺動付勢され、扉5の内面にラッチボルト12が端部の摺接傾斜面を閉扉方向に向けて取り付けられ、枠壁3の開口端部の内壁面に係止部材32がラッチボルト12に係止する係止姿勢と係止を解除する係止解除姿勢との間を変位可能に取り付けられ、ペダルが枠壁3の内壁面の下部に設けられ、ペダル45aの踏み下げ動作がリンク部材38により係止部材32の変位に連動される扉開閉装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、部屋の扉を手を使わずに開くようにした扉開閉装置に関する。
例えば、多くの人が使用する共同トイレでは、各トイレブースの扉は不使用時には開いた状態にあり、使用者は各トイレブースに入って扉を閉めた後に内側から施錠し、排便後に解錠して扉を開き、部屋の外の手洗い場で手を洗うのが、一般的である。
排便後に解錠して扉を開くので、細菌やウイルスが錠や取っ手に付き、次の利用者に感染するおそれがある。
そこで、手を使わずに扉を開くようにした例が種々提案されている(例えば、特許文献1,2,3等参照)。
実開昭63−28776号公報 実公昭30−359号公報 実開平5−7885号公報
特許文献1に開示された「ドアの開放装置」は、閉じ方向に付勢された扉を、ペダルを踏むことによってキックレバーが作動して扉を押し開ける構造のものである。
また、特許文献2に開示された「足踏式扉開閉装置」は、扉と一体に緊締された蝶番の回転軸がクランク機構とべべルギヤ機構からなる連動機構を介して足踏式の一対の踏子と連動しており、一方の踏子を踏むと扉が開き、他方の踏子を踏むと扉が閉じる構造のものである。
さらに、特許文献3に開示された「扉の開閉機構」は、開き方向に付勢された扉の揺動先端部が当接する戸当たりを回転自在に開口部に設け、扉と戸当たり面とに亘って設けられたマグネットの吸着により扉を閉じ状態に保ち、戸当たりの下端に突設された係合軸を、踏み板の押し下げで運動変換機構を介して戸当たりとともに回動してマグネットの吸着を解除し、付勢力により扉を開く構造のものである。
特許文献1の「ドアの開放装置」は、扉は閉じ方向に付勢されており、ペダルを踏むことで付勢力に抗して扉を一気に開こうとするので、扉が開いて付勢力により閉じるまでの短い時間に部屋から出なければならず、慌しく不便であるとともに、施錠されることがなく外から押せば扉は簡単に開いてしまう。
特許文献2の「足踏式扉開閉装置」は、蝶番の回転軸と踏子との間の複雑な連動機構を床下に配設しなければならず、設置工事が大掛かりとなり、コストもかかる。
また、クランク機構とべべルギヤ機構からなる連動機構は、逆方向の力も伝達され易く、よって外から扉が押されると、開いてしまう可能性がある。
特許文献3の「扉の開閉機構」も、運動変換機構を床下に配設しなければならず、設置工事が大掛かりとなり、コストもかかるとともに、マグネットの吸着により扉を閉じ状態に保っているので、マグネットの吸着力が大きいと、踏み板の押し下げに相当の力を要して円滑に開くことができず、またマグネットの吸着力が小さいと、外から適当な押圧力で扉が押されたときに、マグネットの吸着が解除されて簡単に扉が開いてしまう可能性がある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、ペダルの踏込みで円滑に扉を開くことができるとともに、外側からの扉の押圧に対して扉の閉じ状態が確固として保持される簡単な構造の扉開閉装置を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、部屋を画成する枠壁の一部に形成された出入口である矩形開口を開閉する扉が、その基端側端部を前記枠壁の一方の開口端部に軸支されて揺動自在に設けられ、前記扉は、規制手段により部屋の外側への揺動が規制されて前記矩形開口を閉じるとともに、開扉付勢手段により部屋の内側の開扉方向に常時揺動付勢され、前記扉の内面に同扉の先端側端面より出没自在にラッチボルトが、突出方向に付勢されて突出する端部の摺接傾斜面を閉扉方向に向けて取り付けられ、前記枠壁の前記扉の軸支側と反対側の開口端部の内壁面に係止部材が、前記ラッチボルトに係止する係止姿勢と係止を解除する係止解除姿勢との間を変位可能に取り付けられ、踏み下げ可能なペダルが、前記枠壁の内壁面の下部に設けられ、前記ペダルの踏み下げ動作がリンク部材により前記係止部材の変位に連動されて前記係止部材が前記ラッチボルトとの係止姿勢から係止解除姿勢に変位され前記開扉付勢手段により扉が開かれる扉開閉装置とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の扉開閉装置において、前記係止部材は、前記枠壁の内壁面に沿って回動自在に取り付けられ、係止付勢手段により係止姿勢位置に付勢され、前記ペダルの踏込み動作により前記リンク部材を介して前記係止付勢手段の付勢力に抗して係止解除方向に回動されることを特徴とする。
請求項1記載の扉開閉装置によれば、ペダルの踏み下げ動作がリンク部材により係止部材の変位に連動されて係止部材がラッチボルトとの係止姿勢から係止解除姿勢に変位され開扉付勢手段により開扉されるので、ペダルの踏込みで円滑に扉を開くことが可能であり、使用者は、扉や扉の取っ手,錠等に手を触れることなく、扉を開いて部屋から出ることができる。
また、扉が閉じられたとき、テーパ面を外側にして突出方向に付勢されて扉に取り付けられたラッチボルトに枠壁側の係止部材が係止しているので、外側からの扉の押圧に対して扉の閉じ状態が確固として保持される。
ペダルの踏み下げがリンク部材を介して係止部材を変位させラッチボルトとの係止を解除する簡単な構造であり、床に設置工事をする必要がなく、低コストであり、既存の扉開閉装置に後から設置することも容易にできる。
請求項2記載の扉開閉装置によれば、係止部材はペダルの踏込み動作によりリンク部材を介して係止付勢手段の付勢力に抗して係止解除方向に回動される益々簡単な構造であり、ペダルから足を離せば係止付勢手段により係止部材は自動的に係止姿勢に戻り、扉を閉めるだけでラッチボルトが同係止姿勢の係止部材に係止される状態になり、使い勝手がよい。
以下、本願発明に係る一実施の形態について図1ないし図8に基づいて説明する。
本実施の形態に係る扉開閉装置は、病院の共同トイレ1の各トイレブース2の扉に適用したものである。
なお、本願発明は、病院以外に駅やデパートその他公共施設の共同トイレ、あるいはトイレ以外でも手を使わずに扉を開くことが求められる部屋の扉に適用可能である。
病院の共同トイレ1内の一部を示す図1を参照して、共同トイレ1内に矩形の枠壁3に画成されて各トイレブース2が一列に並んで配設されている。
各トイレブース2の前枠壁3fに出入口である矩形開口4が部分的に形成され、同矩形開口4を開閉する縦長矩形の扉5が、その基端側端部を前枠壁3fの開口端部にバネ蝶番6により軸支されて揺動自在に取り付けられている。
バネ蝶番6は上下2か所に内側から取り付けられて、扉5は外側には開かず、内側にのみ開く構造であるとともに、バネ蝶番6に設けられたねじりバネ7により扉5は、内側に開く方向に付勢されている。
床面8には、扉5が内側に揺動する所定位置にドアストッパ9が設置されている。
扉5の揺動する先端側端縁に、断面が先端側に円弧状に突出した凸形エッジ部材5eが取り付けられている。
この扉5の凸形エッジ部材5eに対向するところの前枠壁3fの開口端縁に、断面が円弧状に凹出した凹形エッジ部材3eが取り付けられ、扉5が前枠壁3fに出入口である矩形開口4を閉じたとき、扉5の凸形エッジ部材5eと前枠壁3fの凹形エッジ部材3eが互いの円弧面を僅かな隙間を存して干渉することなく対向させ、円弧状に形成される隙間により外側から内側(および内側から外側)が見えない構造となっている。
扉5の内面の先端側の凸形エッジ部材5eに沿った所定高さ位置にラッチ装置10が取り付けられている。
ラッチ装置10は、直方体状のラッチケース11にラッチボルト12が出没自在に設けられたものである。
図5に示すように、ラッチケース11は底板11bに矩形板をコ字状に屈曲されたカバー部材11cが被せられ、扉5の内面に沿った水平両端部(揺動先端側端部と揺動基端側端部)が開口したものであり、底板11bが介装板部材17を介して扉5の内面に固着され、ラッチケース11自体は一部が凸形エッジ部材5eより外側に突出しており、ラッチケース11の内部にラッチボルト12が水平方向に摺動自在に設けられている。
ラッチボルト12は、円柱状のボルト本体12bの一端にラッチヘッド12hが固着され、他端は雄ネジが刻設されたものである。
ラッチボルト12は、ラッチケース11内に固定されたガイド部材14の水平方向に穿孔されたガイド孔に、ボルト本体12bを貫通させてラッチヘッド12hを揺動先端側開口に位置させ、ガイド部材14を貫通したボルト本体12bの端部の雄ネジにナット13を螺着してストッパとする。
ラッチボルト12の頭部に相当するラッチヘッド12hは、略直方体の先端部を斜めに切断した形状をしており、その切断した傾斜面を摺接傾斜面12htとして閉扉方向に向けた状態でラッチケース11の揺動先端側開口に出没自在に設けられる。
このラッチヘッド12hとガイド部材14との間に圧縮コイルバネ15がボルト本体12bに巻回されて介装されている。
扉5の内面に沿って水平方向に摺動自在のラッチボルト12は、この15により揺動先端方向に付勢されてラッチヘッド12hをラッチケース11より突出させている。
このラッチヘッド12hの突出量は、ストッパとしてのナット13のボルト本体12bの端部の雄ネジへの螺入量で調節できる。
ラッチケース11より揺動先端方向に突出したラッチヘッド12hは、押圧されると圧縮コイルバネ15に抗してラッチケース11内に没する。
扉5の内面に介装板部材17を介して固着される底板11bが、凸形エッジ部材5eより外側に突出しており、その底板11bの揺動先端側端部に、前枠壁3fの凹形エッジ部材3eに当接する規制弾性部材18が固着されており、トイレブース2の外側に扉5が開くのを規制している。
なお、ラッチ装置10には、トイレブース2の外側から操作することによりラッチボルト12をラッチケース11とともに旋回して係止状態を解除して外側から開くようにする緊急用の機構(図示せず)が内蔵されており、そのための機構の作業筒19が扉5を貫通して外側に露出している。
一方、前枠壁3fの内壁面には係止装置30が、前記扉5の内面に取り付けられたラッチ装置10に対応して同じ高さ位置に設けられている。
係止装置30は、直方体状の係止ケース31に係止部材32が回動自在に設けられたものである。
図4に示すように、係止ケース31は底板31bに矩形板をコ字状に屈曲されたカバー部材31cが被せられ、前枠壁3fの内壁面に沿った左右端部が開口したものであり、底板31bが前枠壁3fの内壁面に固着される。
係止部材32は、左右に長尺の四角柱状部材であり、係止ケース31の底板31bとカバー部材31c間に架設された支軸33に中央部分を貫通されて回動自在に支持され、矩形開口4側の端部が係止ケース31の端部開口から外側に突出している。
係止部材32の係止ケース31から外側に突出した端部は、図3に示す正面視で若干先細で、図5に示す上面視で前枠壁3f側が切り欠かれて薄肉となった係止部32aを形成しており、他方の端部は上面視で前枠壁3f側が切り欠かれて薄肉となった入力部32bを形成している。
図3に示す正面視で支軸33の斜め右下の所定位置にストッパピン34が底板31bに突設され設けられており、係止部材32の係止部32a側の下端面がストッパピン34に上から当接すると係止部材32は水平姿勢となる。
支軸33に巻回されて底板31bと係止部材32との間にねじりコイルバネ35が介装されており、ねじりコイルバネ35は一端をストッパピン34に引っ掛け、他端を係止部材32の係止部32a側の上端面に引っ掛けて、係止部材32を図3に示す正面視で時計回りに付勢している。
時計回りに付勢された係止部材32がストッパピン34に当接して水平姿勢に保持される。
この水平姿勢にある係止部材32の係止ケース31から外側に突出した係止部32aは、扉5の内面に取り付けられたラッチ装置10のラッチボルト12の頭部に相当するラッチヘッド12hと干渉する位置にある。
係止部材32の入力部32bには連結ピン36を介して連結部材37が軸支されており、同連結部材37に長尺円柱状の連結ロッド38の上端が連結されている。
連結ロッド38は、直線状の金属棒であり、弾性を有し弾性的に曲げ変形する。
カバー部材31cの下側水平板部の矩形開口4と反対側端部に欠損部31caが切り欠かれてあり、同欠損部31caから連結部材37が下方に突出している(図3,図7参照)。
また、カバー部材31cの上側水平板部の矩形開口4の端部に欠損部31cbが切り欠かれてあり、同欠損部31cbにより回動する係止部材32との干渉が回避されている(図3,図7参照)。
係止装置30の下方には足踏み装置40が前枠壁3fの内壁面の下部に、床面8に近づいて取り付けられている。
足踏み装置40は、コ字状に屈曲された長尺の前側ケース41fと後側ケース41rを互いに開口側を対向させて合体して上下に長尺の四角筒状の足踏みケース41を形成し、前枠壁3fの内壁面の所定位置に固着した取付板42に後側ケース41rをねじで固定して足踏みケース41が前枠壁3fに取り付けられる。
足踏みケース41は、上下を開口した四角筒状をなすが、前側ケース41fの下端部分が欠落して、主に前方に開放した開口部41sを形成している。
この四角筒状の足踏みケース41の上端開口にガイド部材43が嵌装されており、同ガイド部材43の貫通孔に前記係止装置30から垂下した連結ロッド38が貫通して足踏みケース41内に挿入され、ガイド部材43が連結ロッド38を昇降自在にガイドしている。
足踏みケース41の下端の開口部41sからペダル部材45のペダル45aが前方トイレブース2内に突出している。
ペダル部材45は、金属板を屈曲して形成したものであり、水平に突出したペダル45aが左右幅の大きい略矩形をなし、同ペダル45aの基端から左右幅を狭くして後側ケース41rの左右側壁間に水平に下側水平部45bが挿入されており、同下側水平部45bと、その基端から同じ左右幅で上方に屈曲した鉛直部45cと、その上端から左右幅を若干広くして前方に屈曲した上側水平部45dとがコ字状に構成されて足踏みケース41内に昇降自在に嵌挿されている(図4参照)。
このペダル部材45の上側水平部45dには中央に円孔が穿孔されており、上方から足踏みケース41内に挿入された前記連結ロッド38の下端が上側水平部45dの円孔を貫通し、同連結ロッド38の下端に形成された雄ネジにナット46が螺着されて、ペダル部材45は連結ロッド38の下端に吊設される。
足踏みケース41内においてペダル部材45の上側水平部45dより上方位置に、バネ受板47が前側ケース41fと後側ケース41rの間に水平に架設されており、連結ロッド38はバネ受板47の中央の円孔を摺動自在に貫通している。
連結ロッド38の足踏みケース41内にあってバネ受板47より上方の所定箇所にフランジ39が一体に形成されている。
この連結ロッド38と一体のフランジ39と足踏みケース41と一体のバネ受板47との間に、圧縮コイルバネ48が連結ロッド38に巻回されて介装されている。
したがって、圧縮コイルバネ48は、連結ロッド38とともに、ペダル部材45を上方に付勢している。
図3は、係止装置30における係止部材32がねじりコイルバネ35のバネ力により付勢されて回動してストッパピン34に当接して水平姿勢にある状態を示している。
この状態で所定長さの連結ロッド38は、上端を連結部材37を介して係止部材32の入力部32bに連結ピン36により軸支されて上限高さ位置にあって鉛直下方に延び、ガイド部材48を貫通して足踏みケース41内に挿入されて下端にペダル部材45を吊設している。
連結ロッド38は、圧縮コイルバネ48によりフランジ39を介して上方に付勢されているが、係止部材32が水平に維持されているため上限高さ位置にあり、ペダル部材45を所定の高さ位置に吊設している。
ペダル部材45のペダル45aは、足踏みケース41から前方に突出して床面8より上方に使用者が足で踏み易い高さ位置にある。
ペダル45aの高さは、連結ロッド38の下端に螺合されるナット46の螺入量により多少調整することができる。
本共同トイレ1の各トイレブース2の扉開閉装置は、以上のような構造をしており、その作用を以下説明する。
使用されていないトイレブース2の扉5は、図1の一番奥のトイレブース2のように、バネ蝶番6のねじりバネ7により大きく開いている。
このとき、扉5側のラッチ装置10は、ラッチボルト12のラッチヘッド12hが圧縮コイルバネ15によりラッチケース11より突出しており、前枠壁3f側の係止装置30は、係止部材32が水平姿勢で係止部32aを係止ケース31から外側に突出し、係止部材32と連結ロッド38を介して連結された足踏み装置40のペダル部材45はペダル45aを床面8から適当な高さ位置にある。
使用者は、扉5が開いているトイレブース2に出入口の矩形開口4から入り、図2に示すように、扉5を揺動して矩形開口4を閉じようとすると、前枠壁3f側の係止部材32の水平に突出した係止部32aに扉5側のラッチボルト12の突出したラッチヘッド12hがその摺接傾斜面12htで摺接してラッチヘッド12hが一度引っ込んで係止部32aを越えたところ圧縮コイルバネ15のバネ力により突出して摺接傾斜面12htの背面が係止部材32の係止部32aに係止されると略同時に規制弾性部材18が前枠壁3fの凹形エッジ部材3eに当接して扉5は矩形開口4を閉じた状態となる。
図3ないし図6は扉5が閉じた状態を示しており、バネ蝶番6のねじりバネ7に開き方向に付勢された扉5が、前枠壁3f側の係止部材32が扉5側のラッチヘッド12hに係止することで、扉5を閉じた状態で維持する。
このときに、外側から扉5を押しても係止部材32の係止部32aとラッチヘッド12hとの係止は解除されることはなく、扉5の閉じ状態を確保することができる。
使用者が用を足した後、前枠壁3fの下方に突出しているペダル45aを足で踏むと、圧縮コイルバネ48のバネ力に抗してペダル部材45が連結ロッド38とともに下降し、連結ロッド38と連結された係止部材32をねじりコイルバネ35のバネ力に抗して水平姿勢から図7に示す正面視で反時計回りに回動し、係止部材32の係止部32aが上方に移動してラッチヘッド12hとの係止を解除するので、扉5はバネ蝶番6のねじりバネ7のバネ力により自動的に開く。
図8は、扉5が開き始めた状態を示している。
使用者がペダル45aから足を離せば、圧縮コイルバネ48のバネ力によりペダル部材45が連結ロッド38とともに上昇し、係止部材32がねじりコイルバネ35のバネ力により水平姿勢の元の状態に戻る。
なお、図7に示すように、係止ケース31のカバー部材31cに欠損部31cbおよび欠損部31caを有するので、使用者がペダル45aを勢いよく踏込んだときでも、係止部材32の回動範囲に余裕があり、カバー部材31cに干渉することはない。
このように、使用者はペダル45aを足で踏むことで、扉5のどの部分にも一切、手を触れることなく、扉5を開くことができ、トイレブース2から出ることができる。
したがって、細菌やウイルスが扉5の何れかに付いて、次の利用者に感染することを防止することができる。
扉5が閉じられたとき、係止部材32の係止部32aがラッチヘッド12hの摺接傾斜面12htの背面に係止された状態にあるので、外側からの扉が押されても係止状態が解除されることはなく扉の閉じ状態が確固として保持される。
扉5を閉めるだけでラッチボルト12が係止姿勢にある係止部材32に係止される状態になるので、使い勝手がよい。
本扉開閉装置の係止装置30および足踏み装置40は、前枠壁3fの内壁面にねじ止め等で取り付けることができるので、床工事をする必要がなく設置工事が簡単で低コストである。
また、既存のトイレの扉に後から本扉開閉装置を交換設置することも容易にできる。
扉側に取り付けられるラッチ装置10も同様である。
以上のように本扉開閉装置は、簡単な構造にもかかわらず、ペダル45aの踏込みで円滑に扉5を開くことができるとともに、外側からの扉5を押して開こうとしても扉の閉じ状態が確固として保持することができる。
本発明の一実施の形態に係る扉開閉装置をトイレブースの扉に適用した病院の共同トイレ内の一部を示す見取り図である。 同トイレブース内から出入口を見た見取り図である。 閉じ状態の扉の要部を示す一部断面とした正面図である。 同縦断面図である。 一部断面とした要部上面図である。 図4のVI-VI線断面図である。 係止解除状態の扉の要部を示す一部断面とした正面図である。 扉の開き始めまたは閉じる直前の一部断面とした要部上面図である。
符号の説明
1…共同トイレ、2…トイレブース、3…枠壁、3e…凹形エッジ部材、3f…前枠壁、4…矩形開口、5…扉、5e…凸形エッジ部材、6…バネ蝶番、7…ねじりバネ、8…床面、9…ドアストッパ、
10…ラッチ装置、11…ラッチケース、12…ラッチボルト、12b…ボルト本体、12h…ラッチヘッド、13…ナット、14…ガイド部材、15…圧縮コイルバネ、16…、17…介装板部材、18…規制弾性部材、19…作業筒、
30…係止装置、31…係止ケース、31b…底板、31c…カバー部材、32…係止部材、32a…係止部、33…支軸、34…ストッパピン、35…ねじりコイルバネ、36…連結ピン、37…連結部材、38…連結ロッド、39…フランジ、
40…足踏み装置、41…足踏みケース、41f…前側ケース、41r…後側ケース、42…取付板、43…ガイド部材、44…、45…ペダル部材、45a…ペダル、46…ナット、47…バネ受板、48…圧縮コイルバネ。

Claims (2)

  1. 部屋を画成する枠壁の一部に形成された出入口である矩形開口を開閉する扉が、その基端側端部を前記枠壁の一方の開口端部に軸支されて揺動自在に設けられ、
    前記扉は、規制手段により部屋の外側への揺動が規制されて前記矩形開口を閉じるとともに、開扉付勢手段により部屋の内側の開扉方向に常時揺動付勢され、
    前記扉の内面に同扉の先端側端面より出没自在にラッチボルトが、突出方向に付勢されて突出する端部の摺接傾斜面を閉扉方向に向けて取り付けられ、
    前記枠壁の前記扉の軸支側と反対側の開口端部の内壁面に係止部材が、前記ラッチボルトに係止する係止姿勢と係止を解除する係止解除姿勢との間を変位可能に取り付けられ、
    踏み下げ可能なペダルが、前記枠壁の内壁面の下部に設けられ、
    前記ペダルの踏み下げ動作がリンク部材により前記係止部材の変位に連動されて前記係止部材が前記ラッチボルトとの係止姿勢から係止解除姿勢に変位され前記開扉付勢手段により扉が開かれることを特徴とする扉開閉装置。
  2. 前記係止部材は、前記枠壁の内壁面に沿って回動自在に取り付けられ、係止付勢手段により係止姿勢位置に付勢され、前記ペダルの踏込み動作により前記リンク部材を介して前記係止付勢手段の付勢力に抗して係止解除方向に回動されることを特徴とする請求項1記載の扉開閉装置。
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