JP6433197B2 - 建物調査支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の修繕工事等を行うための現地調査の支援を行う、建物調査支援装置に関する。
従来、建物の修繕、更新を行う際には、点検管理をする上で、写真やテキストで状況を報告し、それらを紙でファイリングすることで管理している。この管理方法の場合、2つの課題がある。1つ目は、建物の修繕、更新という数十年に渡る時間でのデータの引き継ぎ方、2つ目は記録方法である。
1つ目については、近年では、建物三次元データベースであるBIM(Building Information Modeling:ビルディング インフォメーション モデリング)データとして記録することが挙げられる。
2つ目については、記録のため電子化する方法として、2D図面上に位置を指定し、記録したい情報を、指定された位置と対応付けて記録しデータ化する仕組みが存在する(例えば、非特許文献1参照)。この方法では、2D図面上に記録を残す際に、コメントやタグなどテキストを入力したり、入力履歴から選択したりすることで、記録したい情報の入力を行っている。
また、非特許文献1では、2D図面は図面上の位置関係の情報しか持たない。つまり、「洋室1」、「トイレ」、「キッチン」等といった領域(部屋)を表す三次元データからなる領域モデルを持たず、また、領域(部屋)内に含まれる各部材を表す三次元データからなる「部材データ」も持たない。
また、非特許文献1では、コメントやタグ等は自由入力であるため、記録者による、記入内容の差が大きかった。また、それらの自由入力で記録されたデータに関連するデータを、BIMモデルにおいて、「領域モデル」、「部材モデル」として保有していたとしても、入力データをBIMデータと紐付けて管理することは困難であった。
また、任意の位置から撮影された写真を部材モデルの候補から探して紐づけるためには、部材モデルの三次元データが必要となる。写真を部材モデルと紐付ける方法として、例えば、消費者が撮影した実物の物品の撮影情報を、商品データベースとマッチングさせて、ショッピングサイト上に掲載されている商品と紐付けて誘導する事例がある。そのためには、商品データベースとして、例えば特許文献1にあるような、透明性と反射率を有するガラス等のプレート上に商品を載せて白背景を用意し、商品を360°の方向から撮影する必要がある。また、そのように撮影された商品を、例えば特許文献2にあるような、商品データベースとして蓄積し、マッチングさせる方法も提案されている。
米国特許第8676045号明細書 米国特許出願公開第2013/0258117号明細書
"Field Pad"、[online]、[平成26年8月7日検索]、インターネット<URL:http://fieldpad.jp/>
上述のように消費者等により撮影された商品の撮影画像からなる商品データベースを作成し、マッチングさせる方法にあっては、画像認識でマッチングが行われるが、商品は多岐に亙る。そのため、商品データベース検索の高速化のため、ユーザがカテゴリを選択することで、それらのデータベース検索の効率化を図る方法が示されている。しかしながら、このように、撮影された商品の撮影画像からなる商品データベースを作成する方法にあっては、膨大な労力がかかり、データが増えれば増えるほど、マッチングする候補が多くなってしまい、検索に時間がかかる。つまり、部材モデルの紐付けに時間がかかることになり、使い勝手が悪い。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の課題に着目してなされたものであり、撮影画像等の記録情報を部材モデルに紐付けて容易に記録することのできる、建物調査支援装置を提供することを目的としている。
本願発明の一態様によれば、既存の建物の修繕を行うために、建物の修繕対象に該当する既存の情報と照合し、修繕対象の情報を記録する建物調査支援装置であって、既存の建物の三次元モデルを表すBIM情報をもとに、建物の二次元図面と、建物内の各領域を表す二次元の領域モデルと、この領域モデルそれぞれに紐付けられた、領域に含まれる部材を表す二次元の部材モデルとを生成し、領域及び部材の建物内の配置位置に合わせて領域モデル及び部材モデルを二次元図面と紐付ける。そして、ユーザにより指定された修繕対象の情報を記録する挿入位置を含む前記二次元図面における領域と、当該領域内の修繕対象に関する領域モデルに紐付けられた部材モデルを抽出するとともに、修繕対象の部材を撮影した記録用撮影画像からなる所定の記録情報を画像認識手段により解析し、解析結果に基づき撮影画像に写り込んだ部材を切り出して画像認識用の変換画像を生成し、抽出した部材モデルと変換画像とを照合し、得られた類似する部材モデルを部材モデル候補とし、二次元図面において部材モデル候補に対応する部材モデルを明示し、明示した部材モデル候補のうち、ユーザにより選択された部材モデル候補に、所定の記録情報を紐付けて記録する建物調査支援装置が提供される。
本発明の一態様によれば、撮影画像等の記録情報を記録する際の、入力操作の効率化を図ることができ、簡易な操作で速やかに記録することができる。
本発明における建物調査支援装置の一例を示す構成図である。 記録情報挿入時の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の動作説明に供する説明図である。 本発明の動作説明に供する説明図である。 本発明の動作説明に供する説明図である。 本発明の建物調査支援装置の適用例の一例である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態は、本発明による建物調査支援装置の一例を示す構成図である。
建物調査支援装置1は、携帯端末等で構成され、入力操作部、表示部を備えると共に、カメラやマイク等の記録部2、データベース3、情報挿入部4及び図面情報生成部5を備える。
情報挿入部4は、例えば、Field Pad(大成建設株式会社の登録商標)等が有する、「表示された図面上の指定された位置にピンを表示し、ピンごとに「コメント・写真・音声・動画・タグ」といった情報を付加記録する機能」を備える。すなわち情報挿入部4は、指定された図面をデータベース3から読み出し、図面上の任意の位置が指定されることにより撮影画像等の記録情報の挿入指示が行なわれたときには、挿入指示が行なわれた位置にピンを設定し、記録部2で撮影された撮影画像をピンの位置座標と対応付けて記録する。挿入指示が行われた位置に設定されたピンには、例えば、「Pin(x,y)(ピンの位置座標)、Pin位置に対応付けられた記録情報の内容等」といった、記録情報の内容を表す情報を設定することができるようになっている。この記録情報が付加記録された図面データは、データベース3に格納される。なお、ここでは、図面上の指定位置に記録情報として撮影画像を挿入する場合について説明しているが、これに限るものではなく、カメラやマイク等の記録部2により撮影された画像或いは音声情報に基づき決定される、写真ファイル、動画ファイル、音声ファイルなどを、挿入することも可能である。
また、情報挿入部4は、図面表示を行う場合、表示する図面に記録情報が挿入されている場合には、記録情報の挿入指示が行われた位置に対応する位置に、挿入された記録情報を表示する。
図面情報生成部5は、例えばクラウド上のBIMシステム11と無線通信等により通信を行い、調査対象の建物に関するBIM情報をBIMシステム11から取得し、取得した三次元データからなるBIM情報をもとに二次元データからなる支援用建物情報を生成し、BIM情報および支援用建物情報をデータベース3に格納する。支援用建物情報とは、例えば、二次元データからなる平面図を表す2D図面、エントランスホール、展示コーナー等といった建物の領域毎に、各領域を二次元の空間モデルで表した領域モデル、領域モデル毎に生成され、各領域モデルに含まれる、建築部材、空調設備、電器設備、衛生設備等といった各種部材を二次元モデルで表した部材モデル等を含む。
建物調査支援装置1では、タブレット等の携帯端末上での機動性、操作のし易さ等を考慮し、三次元データからなるBIM情報をそのまま利用するのではなく、BIM情報から生成した二次元データからなる2D図面、領域モデル及び部材モデルを利用する。
また、図面情報生成部5は、記録情報の挿入指示が行われたとき、BIMシステム11から、対象の建物を表すBIM情報を取得し、これに基づき支援用建物情報として前述の2D図面、領域モデル、部材モデルを生成し、データベース3に格納する。このとき、データベース3に既に対象の建物を表すBIM情報が格納されている場合には、新たに取得したBIM情報に付加されているタイムスタンプと、データベース3に格納されているBIM情報に付加されたタイムスタンプとを比較し、新たに取得したBIM情報に付加されたタイムスタンプに付加されたタイムスタンプのほうが最新版の場合、このBIM情報をデータベース3に更新記憶すると共に、BIM情報に基づいて支援用建物情報を生成する。また、データベース3に格納されている支援用建物情報に対し、既に記録情報の挿入が行われている場合には、新たに取得したBIM情報に基づき生成した支援用建物情報に対して、先に挿入された記録情報を自動的に挿入する。これにより、最新のBIM情報に対応する支援用建物情報に対して記録情報が挿入されると共に、既に挿入された記録情報が最新のBIM情報に対応する支援用建物情報に反映されるようになっている。
BIMシステム11は、BIM制御装置12と、データベース13とを備える。
BIM制御装置12は、建物を構成する所定の構造(構造要素)の三次元(3D)の形態情報と、この構成要素の属性情報(機器仕様情報等のデータベース)とを有する三次元建造物モデルを生成し、データベース13に格納する。例えば、ある建物の「扉」について、サイズ、厚み等を含む三次元形態情報と、この「扉」が配置される三次元の位置情報と、この「扉」の材質、断熱性能、製造業者に関する情報等を含む仕様情報とを「扉」に対応付けて記録する。建物を構成する各要素についてこれら情報を記録することにより、建物全体をモデル化した三次元モデルからなるBIMモデルを作成する。これにより、建物全体について、三次元の建物情報を保持するようになっている。
次に、記録情報挿入時の建物調査支援装置1の処理手順を説明する。
図2は、記録情報挿入時の処理手順の一例を示すフローチャートである。
建物調査支援装置1は、記録情報の挿入指示が行われると、BIM情報取得処理を実行する(ステップS1)。つまり、BIMシステム11から所望の建物に対応するBIM情報を取得する。そして、取得したBIM情報をもとに支援用建物情報を生成し、この支援用建物情報に対して既に記録情報の挿入が行われている場合には、既に挿入された記録情報を新たな支援用建物情報に挿入する等の処理を行い、支援用建物情報をデータベース3に格納する。
次いで、ステップS2に移行し、生成した支援用建物情報に基づき調査対象の建物の指定された領域に対応する2D図面を表示装置に表示する。
続いて、ユーザにより記録情報の挿入位置が指定されると、ステップS3からステップS4に移行し、記録情報が撮影画像でなければステップS5に移行し、指定された挿入位置に、指定された記録情報を紐付けて記録する。
一方、記録情報が撮影画像である場合にはステップS6に移行し、2D図面において、ユーザにより指定された記録情報の挿入位置に対応する領域モデルをデータベース3から検出し、検出した領域モデルに紐付けられている部材モデルを抽出する。
次いで、ステップS7に移行し、既知の画像認識手法を用いて撮影画像を解析する(ステップS7)。具体的には、例えばコーナー検出により撮影画像内に写り込んだ部材の特徴点の確認を行う。また、線・輪郭線検出により部材の直線部分や、部材直線間の角度を確認する。また、領域分割により撮影画像内に写り込んだ部材の領域を特定し、撮影画像内の部材と照合させるため、BIM情報から得られる部材モデルのサイズの確認等を行う。
次いでステップS8に移行し、ステップS7での解析結果に基づき、撮影画像内に写り込んだ部材を切り出し、画像認識用の変換画像を生成する。
次いで、ステップS9に移行し、変換画像を表す部材の特徴線、部材直線間の角度等といった部材の特徴を表す変換画像情報を部材モデルの検索キーとし、ステップS6で抽出した部材モデルのうち、検索キーに該当する部材モデルを検索する。
次いで、ステップS10に移行し、ステップS9で検索した、変換画像情報と同等の特徴を有する部材モデルと、ステップS8で生成した変換画像とを照合する。その際、例えば、ステップS9で検索した部材モデルと変換画像とを照合させるため、領域分割により部材モデルのサイズを調整する等の処理を行う。
次いで、ステップS11に移行し、ステップS10での照合の結果、変換画像と類似する部材モデルが複数あるか否かを判断し、複数ある場合にはステップS12に移行する。
ステップS12では、変換画像と類似する複数の部材モデルを部材モデル候補とし、撮影方向による部材モデル候補の絞り込み処理を行う。具体的には、記録情報としての撮影画像の撮影方向を判別する。また、2D図面における部材モデル候補の配置位置から、部材モデルを撮影できる方向および撮影できない方向を判断し、これら情報と、記録情報としての撮影画像の撮影方向とから、部材モデル候補のうち、撮影画像の撮影方向からは撮影できない部材モデル候補を除外する。記録情報としての撮影画像の撮影方向は、例えば、次の手順で判断する。すなわち、建物調査支援装置1に地磁気センサを設けておき、記録情報としての撮影画像を撮影した際の建物調査支援装置1の地磁気センサのセンサデータを、撮影画像と紐付けて記録しておく。そして、撮影画像に紐付けられた地磁気センサのセンサデータから撮影画像の撮影方向を判断する。
例えば、第1の部材モデル候補が第1の壁側に設置されており、第2の部材モデル候補が第1の壁に面した第2の壁側に設置されている場合には、第1の部材モデル候補と第2のモデル候補とでは、撮影可能な方向が異なる。したがって、記録情報としての撮影画像の撮影方向と照らし合わせることにより、あり得ない部材モデル候補を除外することができる。
次いで、ステップS13に移行し、背景画像による部材モデル候補の絞り込み処理を行う。具体的には、部材モデル候補のうち2D図面における部材モデル候補の配置位置からその背景画像が、記録情報としての撮影画像における背景画像となり得ることのない部材モデル候補を除外する。つまり、2D図面において、第1および第2の部材モデル候補が大便器であり、隣り合うブースに配置されている場合、例えば第1の部材モデル候補はその右面が壁となっており、第2の部材モデル候補はその右面がブースを仕切る仕切り板となっている。壁の場合、この壁の仕様は、例えば、下地:コンクリート打放し補修、仕上:合成樹脂エマルジョンペイント、幅木:SUSとなる。また、仕切り板の場合には、この仕切り板の仕様は、例えば、合板:メラミン化粧板、幅木:なし、といったように、同画角の背景画像から異なる情報が得られる可能性がある。そのような場合、背景画像から壁面の画像の形態が、BIM情報に含まれる建築部材の仕様を表す部材情報と一致するか否かを確認することで、撮影画像に対応する部材モデル候補であるか否かを判別することができる。壁面の画像の形態がBIM情報に含まれる建築部材の仕様を表す部材情報と一致するか否かは、例えば、部材モデル毎に予め背景画像を撮影しておき、この背景画像と撮影画像における背景画像とを比較すること等により判断する。
ただし、記録情報としての撮影画像は、例えば修繕が必要な箇所等を撮影することが多く、破損個所等の修繕が必要な箇所はアップで撮影することが多い。つまり、得られた撮影画像に十分背景画像が含まれない可能性がある。そのため、背景画像を利用して部材モデル候補を絞りこむために、建物調査支援装置1を用いて撮影する際の撮影画面に、撮影対象が撮影画面の中央部分にくるように撮影方向をガイドするための、丸形や四角形等のアウトラインを表示する。例えば、証明写真撮影時には、卵型のアウトラインを撮影画面内に表示し、撮影時の顔サイズをガイドするような手法がとられている。この手法を用いて、撮影画面における撮影対象の位置をガイドすることで、十分な背景画像を得ることのできる撮影画像を、より確実に得ることができるようにしている。
次いでステップS14に移行し、ステップS12での撮影方向による絞り込み処理、及びステップS13での背景画像による絞り込み処理によって除外されなかった部材モデル候補に対応する、2D図面上の対応する部材を明示する。
そして、ユーザにより、2D図面上の明示された部材のうちのいずれかが選択されたとき(ステップS15)、記録情報としての撮影画像を、選択された部材モデルの配置位置に紐付けて記録する(ステップS16)。
一方、ステップS11で、変換画像と類似する部材モデルが複数ない場合には、ステップS14に移行し、変換画像と類似する部材モデルが1つある場合には、これを部材モデル候補として表示装置に明示する。変換画像と類似する部材モデルがない場合には、いずれの部材モデルも明示しない。
そして、明示した部材モデル候補が選択された場合には、ステップS16に移行して、選択された部材モデルの配置位置に記録情報として撮影画像を紐付けて記録し、部材モデル候補が選択されないときにはステップS17に移行し、ユーザにより記録情報の挿入位置が再度指定されかどうかを判断し、再度指定されなければステップS15に戻り、再度指定されたならばステップS18に移行し、指定された挿入位置に、記録情報として撮影画像を割りつける。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
ユーザは、調査対象の建物において、修繕が必要な箇所を見つけると、建物調査支援装置1のカメラを利用して、破損個所等を撮影する。マイクを利用して該当個所の破損状況を音声により記録するようにしてもよい。カメラ撮影を行う際、撮影画面に、撮影画面における対象部材の位置を案内するための丸型等の案内表示が行われる。ユーザはこの案内表示内に、対象部材が収まるように撮影を行う。このようにして、修繕が必要な箇所の撮影或いは音声によるコメント等の記録が終了すると、ユーザは、建物調査支援装置1を操作し、記録情報の挿入指示を行う。
例えば、調査対象の建物を指定する情報などを入力すると、建物調査支援装置1は、BIMシステム11と通信を行い、指定された調査対象の建物のBIM情報を取得し、二次元データからなる支援用建物情報を生成する(ステップS1)。これにより、例えば図3に示すように、BIM情報から2D図面が生成されると共に、各種領域モデル及び各種部材モデルが生成され表示装置に表示される(ステップS2)。領域モデル、部材モデルは2D図面の表示範囲に対応して表示され、部材モデルは、建築部材、空調設備、電器設備、衛生設備毎に分かれて表示される。
表示された2D図面において、ユーザが記録情報の挿入位置を指定すると、図4に示すように、2D図面上の指定された位置にピン表示がなされる。そして、記録情報が例えば「天井付照明が暗い」等をコメントした音声情報である場合には、ピン表示がなされた指定された記録位置に、記録情報が紐付けられて記録されることになる(ステップS5)。
また、挿入位置が指定されると、挿入位置として指定された領域モデル、つまり図4の場合には、エントランスホールを表す領域モデルに含まれる、各部材モデルが抽出され、部材の種類、またその仕様などが表示される。図4の場合には、エントランスホールに含まれる建築部材及び電器設備の部材モデルが表示され、エントランスホールに含まれない空調設備及び衛生設備の部材モデルは表示されない。
また、例えば、トイレで洋式大便器の便座の故障を見つけた場合には、ユーザは、建物調査支援装置1のカメラを利用して便座を撮影し、続いて、故障しているトイレを含む2D図面を表示させ、トイレを記録情報の挿入位置として指示する。これにより、トイレを含む領域モデルおよび、領域モデルに含まれる部材モデルが表示される。
記録情報は撮影画像であることから、図5のステップS21に示すように、撮影画像の解析が行われ、画像認識用の変換画像が生成される(図2 ステップS7、S8)。
そして、トイレを含む領域モデル内に含まれる、建築部材、電器設備、空調設備、衛生設備の部材モデル(二次元データからなるモデル)について、変換画像情報で表される特徴を有する部材モデルが検索され、検索された部材モデルと変換画像との照合(マッチング)が行われる(図5 ステップS22、図2 ステップS9、S10)。
図5の場合、撮影画像に含まれる大便器が二次元で表された変換画像が生成され、大便器の特徴点や直線部分、部材直線間の角度等が変換画像情報として抽出され、この特徴と類似した領域モデル内の部材モデルが検索され、その結果、大便器を表す部材モデル、また、大便器に類似した形状の部材モデルが抽出される。
検索の結果、領域モデル内に、大便器の撮影画像と同等の特徴を有する部材モデルが1つしか存在しなければ、この部材モデルが、部材モデル候補として表示装置に明示される。ユーザは明示された部材モデルが大便器であることを確認し、撮影画像と明示された部材モデル(大便器)とが一致することから、明示された部材モデル(大便器)を選択する。これにより、この部材モデル(大便器)の配置位置に大便器の撮影画像が紐付けて記録される(図2のステップS14〜S16)。
一方、例えばトイレに複数の大便器が存在する場合等、大便器を表す部材モデルが複数存在する場合、或いは、大便器の特徴を表す変換画像情報と同等の特徴を有する部材モデルが複数存在する場合には、絞り込みを行う。すなわち、撮影画像の画像情報に付加されている撮影時の建物調査支援装置1の地磁気センサデータに基づき撮影方向や、撮影画像における大便器の背景画像と、領域モデル内の大便器を表す部材モデルの配置位置とに基づき、撮影画像で撮影された部材となり得ない位置に配置された大便器や大便器に類似した部材の部材モデルを除外し、残された部材モデルを明示する(図2のステップS11〜ステップS14、図5のステップS23)。
ユーザが2D図面において明示されている部材モデルのうち、破損が生じた大便器に対応する部材モデルを選択すると、記録情報、すなわち破損したトイレの撮影画像が、この部材モデルに紐付けられて記録される(図2のステップS15、S16、図5のステップS24、S25)。
例えば図5のステップS23に示す2D図面では、領域モデル内の大便器の部材モデルとモップ等を洗うための清掃具用シンクの部材モデルとが、部材モデル候補として絞り込まれた場合を表し、ピン表示を行うことにより、これら部材モデルが部材モデル候補であることを明示している。ユーザは、ピン表示がなされた2D図面を参照することにより、部材モデル候補が2つあり、1つは大便器、1つは清掃具用シンクの部材モデルであることを容易に認識することができる。そして、ピン表示された2つの部材モデル候補のうち、大便器の部材モデルをユーザが選択することにより、大便器の部材モデルに、大便器の撮影画像を含む記録情報が紐付けられる。
このように、BIM情報から2D図面を生成するとともに、この2D図面と関連付けて領域モデルと部材モデルとを生成することによって、建物調査支援装置1に表示された2D図面において、記録情報の挿入箇所を指定することにより、指定された位置に紐付けて記録情報を記録することができる。したがって、現地調査において発見した破損等の不具合箇所を、撮影画像や音声情報として2D図面上の対応する箇所に紐付けて記録することにより、ユーザが入力すべき情報を削減することができ、すなわち入力の効率化を図ることができる。つまり、2D図面上において挿入位置を指示すること、また明示された部材モデルから対象の部材モデルを選択することにより、損傷部材の位置や名称を記録することができることになる。したがって、例えば不具合の発生箇所や、部材名等をユーザ自身が入力する必要はなく、記録操作を容易に行うことができるとともに、不具合の発生箇所や部材名等をユーザが入力する必要はないため、記入者による記入漏れや、記入内容の差を低減することができる。
また、調査時の記録を領域モデルや部材モデルに紐付けて記録することにより、領域毎の調査の履歴や部材毎の調査の履歴として記録を残すことができる。
また、照合用の部材モデルとして、画像認識手法を用いて撮影画像内の部材を表す変換画像を生成しているため、照合用の部材モデルを建物調査支援装置1で自動的に生成することができるため、従来のように、ユーザが照合に用いる部材モデルを作成する等の処理を行う必要はない。
また、撮影画像と照合させる部材モデルは、二次元データからなる領域モデルを活用し、該当する領域モデル内に含まれる部材モデルの中から抽出しているため、撮影画像と照合させる対象の部材モデルを大幅に削減することができ、すなわち、照合に要する処理時間をより短縮することができる。
そして、建物調査支援装置1において、記録情報が付加記録された2D図面を表示する際に、記録情報が挿入された位置にピン表示を行い、いずれかのピンが選択されたとき、このピンに紐付けられた記録情報を表示或いは、音声情報の再生などを行う。
これによって、ユーザは、2D図面においてピン表示された箇所を指定することによって、記録情報の内容を認識することができると共に、ピンの位置から、不具合の発生位置や、不具合の生じた部材等を視覚的に認識することができる。また、対象の建物の2D図面に、不具合の発生箇所が表示されるため、建物内における不具合の発生箇所を認識し易い。したがって、実際に現地で不具合箇所を目視していない第三者に対して、不具合の発生箇所を認識させ易くすることができ、使い勝手を向上させることができる。
なお、上記実施形態においては、建物調査支援装置1では記録情報の挿入を行う際に、BIMシステム11からBIM情報を取得する場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、現地調査に出向く前にBIM情報を取得するように構成してもよい。
また、上記実施形態においては、記録情報が撮影画像であるときにのみ、部材モデルと紐付ける記録を行う場合について説明したがこれに限るものではなく、音声情報等、他の情報である場合にも、部材モデル候補と紐付けるようにしてもよい。
また、例えば、図6に示すように、調査対象の建物のBIM情報を管理するBIMシステム11から、建物調査支援装置1によりBIM情報を取得して、建物調査支援装置1により現地調査における記録情報を記録し、この記録情報を、例えば、調査対象の建物のBIM情報等を利用して、顧客からの、建物に対する修繕、変更などを含む改修要求に応じて、改修を依頼する専門工事業者の選定のための情報提供を行い、さらに、この専門工事業者による改修等の工事による工事内容を、管理しているBIM情報に反映させるようにした建物管理システム100に適用することも可能である。このような建物管理システム100に適用し、例えば、管理組合等の顧客からの改修要求に応じて建物の現地調査を行ったときの、建物調査支援装置1により記録した記録情報を含む2D図面の画像情報を建物管理システム100に送信する。そして、この画像情報や記録情報を、専門工事業者や、BIM情報管理会社が参照することによって、修理の必要性などをより的確に把握することができる。そのため、故障内容に応じたより適切な業者を選定することができる。また、建物管理システム100で管理しているBIM情報を建物調査支援装置1で取得し、建物調査支援装置1において取得したBIM情報に対して記録した記録情報を、建物管理システム100で管理するBIM情報に反映させるようにしてもよい。このように、建物調査支援装置1で記録した記録情報を建物管理システム100で管理するBIM情報に反映させることにより、例えば、記録情報として記録された不具合箇所の撮影画像や不具合の状況等といった不具合情報も、不具合の履歴として部材に紐付けて記録することができる。したがって、建物管理システム100において、建物調査支援装置1で記録した記憶情報も、BIM情報として記録しておくことによって、建物を維持管理する上で、より詳細な建物情報を得ることができる。
なお、上記実施形態において、図2のステップS1の処理が支援用建物情報生成部及びBIM情報取得部に対応し、ステップS6の処理が部材モデル抽出部に対応し、ステップS7、S8の処理が変換画像生成部に対応し、ステップS9、S10の処理が類似部材モデル抽出部に対応し、ステップS14の処理が部材モデル候補表示部に対応し、ステップS16の処理が記録情報挿入部に対応している。
ここで、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。
さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画され得る。
1 建物調査支援装置
2 記録部
3 データベース
4 情報挿入部
5 図面情報生成部
11 BIMシステム
12 BIM制御装置
13 データベース

Claims (3)

  1. 既存の建物の修繕を行うために、建物の修繕対象に該当する既存の情報と照合し、修繕対象の情報を記録する建物調査支援装置であって、
    既存の建物の三次元モデルを表すBIM情報をもとに、建物の二次元図面と、前記建物内の各領域を表す二次元の領域モデルと、当該領域モデルそれぞれに紐付けられた前記領域に含まれる部材を表す二次元の部材モデルとを生成し、前記領域及び前記部材の前記建物内の配置位置に合わせて前記領域モデル及び前記部材モデルを前記二次元図面と紐付ける支援用建物情報生成部と、
    ユーザにより指定された修繕対象の情報を記録する挿入位置を含む前記二次元図面における領域と、当該領域内の修繕対象に関する前記領域モデルに紐付けられた部材モデルを抽出する部材モデル抽出部と、
    修繕対象の部材を撮影した記録用撮影画像を含む所定の記録情報を画像認識手段により解析し、解析結果に基づき撮影画像に写り込んだ部材を切り出して画像認識用の変換画像を生成する変換画像生成部と、
    前記変換画像と前記部材モデル抽出部で抽出された部材モデルとを照合し、前記変換画像に類似する部材モデルを抽出する類似部材モデル抽出部と、
    前記類似部材モデル抽出部により選択された部材モデルを部材モデル候補とし、前記二次元図面において前記部材モデル候補に対応する部材モデルを明示する部材モデル候補表示部と、
    前記記録情報を、前記部材モデル候補表示部により表示された部材モデル候補のうちユーザにより選択された部材モデル候補に紐付けて記録する記録情報挿入部と、を備えることを特徴とする建物調査支援装置。
  2. 前記記録情報挿入部は、前記記録用撮影画像中の部材を含む所定の記録情報である撮影方向又は当該部材の背景画像と、前記部材モデル候補の前記BIM情報とに基づいて、前記部材モデル候補のうち、前記記録用撮影画像中の部材に対応し得る部材モデル候補を撮影方向あるいは背景画像を参照して、絞り込みを行うことを特徴とする請求項1記載の建物調査支援装置。
  3. 前記BIM情報を生成するBIMシステムと通信を行って前記BIM情報を取得するBIM情報取得部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の建物調査支援装置。
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