JP7486687B1 - 仕様確認装置、仕様確認システム、及び仕様確認方法 - Google Patents

仕様確認装置、仕様確認システム、及び仕様確認方法 Download PDF

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真弘 掛野
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Abstract

仕様確認装置(100)は、抽出項目設定部(110)と仕様抽出部(120)とを備える。抽出項目設定部(110)は、対象設備の構成要素に対応する項目である指定項目を設定する。仕様抽出部(120)は、対象設備が設置されている場所において対象時点に取得されたデータである現地取得データが指定項目に対応する構成要素を示す場合において、対象時点における指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する対象仕様を、指定項目に対応する抽出手法を用いて現地取得データから抽出する。

Description

本開示は、仕様確認装置、仕様確認システム、及び仕様確認方法に関する。
設備のリニューアル時において、現地において直近の設備の仕様(寸法及び部品構成など)を確認する手間が生じる。ここで、仕様の確認個所は既設設備に応じて変わる。また、経年劣化及び保守時の部品交換などにより、設備の仕様は変化する。そのため、リニューアル時に直近の設備の仕様を確認する手間が生じる。確認すべき直近の設備の仕様は、具体例として、現行機種では運行に影響しないために定期点検時に測定していないが、リニューアル時の新機種導入時において把握する必要がある寸法などである。
そこで、直近の設備の仕様の確認において、人手により確認すべき項目と、確認誤りと、確認漏れなどを減らして業務を効率化する需要がある。
特開2021-170572号公報
特許文献1は、部品の画像に基づいて部品の寸法情報を抽出する技術を開示している。しかしながら、特許文献1は、ユーザによって指定された指定項目に対応する構成要素の寸法を現地取得データから抽出する技術と、指定項目に対応する構成要素の構成を現地取得データから抽出する技術とについて開示していない。ここで、ユーザは設計者などである。
本開示は、対象設備が設置されている場所において対象時点に取得されたデータである現地取得データに基づいて対象時点における対象設備の仕様を確認する技術において、ユーザによって指定された指定項目に対応する構成要素の寸法を現地取得データから抽出する技術と、指定項目に対応する構成要素の構成を現地取得データから抽出する技術とを提供することを目的とする。
本開示に係る仕様確認装置は、
対象設備の構成要素に対応する項目である指定項目を設定する抽出項目設定部と、
前記対象設備が設置されている場所において対象時点に取得されたデータである現地取得データが前記指定項目に対応する構成要素を示す場合において、前記対象時点における前記指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する対象仕様を、前記指定項目に対応する抽出手法を用いて前記現地取得データから抽出する仕様抽出部と
を備える。
本開示によれば、抽出項目設定部が対象設備の構成要素に対応する指定項目を設定し、仕様抽出部が現地取得データから指定項目に対応する対象仕様を抽出する。ここで、指定項目は、ユーザによって指定された項目であってもよい。現地取得データは、対象設備が設置されている場所において対象時点に取得されたデータである。対象仕様は、指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する。
従って、本開示によれば、対象設備が設置されている場所において対象時点に取得されたデータである現地取得データに基づいて対象時点における対象設備の仕様を確認する技術において、ユーザによって指定された指定項目に対応する構成要素の寸法を現地取得データから抽出する技術と、指定項目に対応する構成要素の構成を現地取得データから抽出する技術とを提供することができる。
実施の形態1に係る仕様確認システム90の概要を説明する図。 実施の形態1に係る仕様確認装置100の構成例を示す図。 実施の形態1に係る仕様確認装置100のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る仕様確認装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態1の変形例に係る仕様確認装置100のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態2に係る仕様確認システム90の構成例を示す図。 実施の形態3に係る仕様確認システム90の構成例を示す図。 実施の形態3に係る仕様確認装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態4に係る仕様確認システム90の構成例を示す図。 実施の形態4に係る仕様確認装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態5に係る仕様確認システム90の構成例を示す図。 実施の形態5に係る仕様確認装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態6に係る仕様確認システム90の構成例を示す図。 実施の形態6に係る仕様確認装置100の動作を示すフローチャート。
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。また、「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」又は「サーキットリー」に適宜読み替えてもよい。
実施の形態1.
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る仕様確認システム90の概要を説明する図である。以下、図1を参照して仕様確認システム90における処理の具体例を説明する。
まず、作業員は、ウェアラブルセンサ300を用いて、対象設備においてユーザが把握したい各仕様に対応する項目を示すデータを現地取得データとして取得する。この際、作業員は、具体例として各項目に対応する部位を撮影する。ユーザは、対象機器の管理者又は所有者などである。現地取得データは、具体例として画像データ又は点群データである。画像データは、動画を示すデータであってもよい。対象設備は、どのような設備であってもよく、具体例として、エレベータ、エスカレータ、又は空気調和システムである。
次に、演算用サーバから成る仕様確認装置100は、現地取得データから各項目に対応する仕様を抽出する。
次に、端末は、抽出された仕様を画面に表示する。端末は、具体例として、PC(Personal Computer)又はタブレット端末である。
図2は、本実施の形態に係る仕様確認システム90の構成例を示している。仕様確認システム90は、図2に示すように、仕様確認装置100と、ウェアラブルセンサ300とを備える。
仕様確認装置100は、図2に示すように、抽出項目設定部110と、仕様抽出部120と、結果出力部130と、取得データ格納部190と、抽出手法格納部191とを備える。
ウェアラブルセンサ300は、対象設備のデータを取得するセンサであり、具体例として、カメラ、又はカメラとLiDAR(Light Detection And Ranging)との組合せなどである。作業員は、対象設備が存在する場所において、ウェアラブルセンサ300を用いて対象設備のデータを取得する。
抽出項目設定部110は指定項目を設定する。指定項目は、対象設備の構成要素に対応する項目であり、取得すべき仕様に対応する項目である。
具体的には、抽出項目設定部110は、取得データ格納部190に格納されているデータから抽出すべき各仕様に対応する項目を設定する。各項目は、具体例として、対象設備が備える部品の全体若しくは一部、対象設備が備える複数の部品の組合せ、対象設備のある部位の構成、又は対象設備のある部位の挙動に対応する。各項目は、ユーザにより設定されてもよい。抽出項目設定部110は、仕様抽出項目設定部とも呼ばれる。
取得データ格納部190に格納されているデータは、現地取得データでもある。現地取得データは、具体例として、対象設備がエレベータである場合において、エレベータのドア、カゴ内、又は配線を撮影した画像を示すデータである。現地取得データは、ドアの開閉シーンなどを撮影した動画データであってもよい。
抽出項目設定部110は、指定項目の設定において、指定項目を示すデータを他の端末から受け付け、受け付けたデータが示す指定項目から成るリストを生成してもよい。
仕様抽出部120は、現地取得データが指定項目に対応する構成要素を示す場合において、対象仕様を、指定項目に対応する抽出手法を用いて現地取得データから抽出する。現地取得データは、対象設備が設置されている場所において対象時点に取得されたデータである。対象仕様は、対象時点における指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する。
具体的には、仕様抽出部120は、抽出手法格納部191に格納されているデータに従って、取得データ格納部190に格納されているデータから、抽出項目設定部110によって設定された各項目に対応する仕様を抽出する。対象設備が備える各項目に対応する仕様は、対象設備の導入後における各項目の状態、構成、又は挙動である。ある時点は、具体例として現地取得データが取得された時点である。ある項目の状態は、具体例として、当該ある項目に対応する部品の寸法と、当該部品の形状と、当該部品の型番又は種類との少なくともいずれかを示す。
対象設備がエレベータである場合において、各項目に対応する仕様は、具体例として、乗り場のドアの開き方と、ドアの間口の寸法と、カゴ内の機器構成と、LAN(Local Area Network)ケーブルの型と、配線とを示す。カゴ内の機器構成は、具体例として、操作盤の位置と、車いす用の手すりの有無と、ミラーの有無とを示す。
結果出力部130は、仕様抽出部120が仕様を抽出した結果を出力する。
取得データ格納部190は、対象設備においてウェアラブルセンサ300により取得されたデータを格納する。なお、取得データ格納部190に格納されるデータは、ウェアラブルセンサ300以外のセンサにより取得されたデータであってもよい。
抽出手法格納部191は、各項目に対応する仕様を現地取得データから抽出する手法を示すデータを格納する。抽出手法格納部191には、具体例として、項目ごとに手法を示すデータが格納されている。
手法は、具体例として、ルールベースに基づく手法、又は機械学習に基づく手法である。ある項目に対応する手法がルールベースに基づく手法である場合において、抽出手法格納部191には、当該手法において用いられるルールを示すデータが格納されている。ある項目に対応する手法が機械学習に基づく手法である場合において、抽出手法格納部191には、当該手法において用いられる推論モデルを示すデータが格納されている。
図3は、本実施の形態に係る仕様確認装置100のハードウェア構成例を示している。仕様確認装置100はコンピュータから成る。仕様確認装置100は複数のコンピュータから成ってもよい。
なお、図3において仕様確認装置100と端末とは別々の装置であるが、図3に示す仕様確認装置100と端末とを一体的に仕様確認装置100とみなしてもよい。
仕様確認装置100は、図3に示すように、プロセッサ11と、記憶装置12となどのハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して適宜接続されている。
プロセッサ11は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、かつ、コンピュータが備えるハードウェアを制御する。プロセッサ11は、具体例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はGPU(Graphics Processing Unit)である。
仕様確認装置100は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサはプロセッサ11の役割を分担する。
記憶装置12は、具体例として揮発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置とから成る。
揮発性の記憶装置は、具体例としてRAM(Random Access Memory)である。
不揮発性の記憶装置は、具体例として、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、又はフラッシュメモリである。
記憶装置12は仕様確認プログラムを記憶している。仕様確認プログラムは、仕様確認装置100が備える各部の機能をコンピュータに実現させるプログラムである。仕様確認プログラムはプロセッサ11によって実行される。仕様確認装置100が備える各部の機能は、ソフトウェアにより実現される。
仕様確認プログラムを実行する際に用いられるデータと、仕様確認プログラムを実行することによって得られるデータ等は、記憶装置12に適宜記憶される。仕様確認装置100の各部は記憶装置12を適宜利用する。なお、データという用語と情報という用語とは同等の意味を有することもある。記憶装置12は、コンピュータと独立したものであってもよい。
仕様確認プログラムは、コンピュータが読み取り可能な不揮発性の記録媒体に記録されていてもよい。不揮発性の記録媒体は、具体例として、光ディスク又はフラッシュメモリである。仕様確認プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
作業員装備と、端末との各々のハードウェア構成は、仕様確認装置100のハードウェア構成と同様であってもよい。
***動作の説明***
仕様確認システム90が備える各装置の動作手順は仕様確認方法に相当する。また、仕様確認システム90が備える各装置の動作を実現するプログラムは仕様確認プログラムに相当する。
図4は、仕様確認装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図4を用いて仕様確認装置100の動作を説明する。
(ステップS101)
ウェアラブルセンサ300によって取得されたデータが取得データ格納部190に格納される。
ウェアラブルセンサ300によって取得されたデータは、逐次的に取得データ格納部190に格納されてもよく、データの取得終了後にまとめて取得データ格納部190に格納されてもよい。
(ステップS102)
抽出項目設定部110は、抽出すべき各仕様に対応する項目の設定に関するユーザからの入力を受け付ける。
(ステップS103)
仕様抽出部120は、取得データ格納部190から現地取得データを読み出す。
(ステップS104)
仕様抽出部120は、抽出手法格納部191を参照して抽出項目設定部110によって設定された各項目に対応する手法を選択し、読み出した現地取得データから、選択した手法を用いて設定された各項目に対応する仕様を抽出する。
(ステップS105)
結果出力部130は、仕様抽出部120によって抽出された各仕様を出力する。
***実施の形態1の効果の説明***
本実施の形態によれば、仕様抽出部120が現地取得データから仕様を抽出する。そのため、本実施の形態によれば、対象設備が設置されている現場に赴いてモダニゼーション設計用に人手により調査すべき項目を削減することができる。
また、本実施の形態によれば、ユーザは、把握したい仕様に対応する項目を設定することができる。仕様確認装置100は、センサにより取得したデータから、設定された項目に応じた手法を使用して仕様を抽出し、抽出した仕様を出力することができる。
***他の構成***
<変形例1>
図5は、本変形例に係る仕様確認装置100のハードウェア構成例を示している。
仕様確認装置100は、プロセッサ11、あるいはプロセッサ11と記憶装置12に代えて、処理回路18を備える。
処理回路18は、仕様確認装置100が備える各部の少なくとも一部を実現するハードウェアである。
処理回路18は、専用のハードウェアであってもよく、また、記憶装置12に格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路18が専用のハードウェアである場合、処理回路18は、具体例として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
仕様確認装置100は、処理回路18を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路18の役割を分担する。
仕様確認装置100において、一部の機能が専用のハードウェアによって実現されて、残りの機能がソフトウェア又はファームウェアによって実現されてもよい。
処理回路18は、具体例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにより実現される。
プロセッサ11と記憶装置12と処理回路18とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、仕様確認装置100の各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
他の実施の形態に係る仕様確認装置100についても、本変形例と同様の構成であってもよい。
実施の形態2.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
図6は、本実施の形態に係る仕様確認システム90の構成例を示している。
本実施の形態に係る仕様確認装置100は、図6に示すように、実施の形態1に係る仕様確認装置100が備える機能構成要素に加え、設計情報格納部192と、点検結果格納部193と、パラメータ設定格納部194とをさらに備える。
設計情報格納部192は、設計情報を格納する。
設計情報は、対象設備の導入時における対象設備の設計を示す情報である。対象設備がエレベータである場合において、設計情報は、具体例として、昇降路のレールの長さと、レールの種別とを示す情報である。
点検結果格納部193は、対象設備の点検結果を示すデータを格納する。点検結果を示すデータは、具体例として、対象設備が備える各部品が修繕された履歴を示すデータである。各部品の修繕は、具体例として、各部品の補修、修理、又は交換を指す。
パラメータ設定格納部194は、ソフトウェアにより制御される対象設備の各部位に対応するパラメータ値を格納する。対象設備がエレベータである場合において、具体例として、パラメータ設定格納部194には、ドアの開閉速度を示すパラメータ値を示すデータが格納される。
本実施の形態に係る仕様抽出部120は、現地取得データの不足により対応する仕様を現地取得データから抽出することができなかった場合であっても、設計情報格納部192と点検結果格納部193とパラメータ設定格納部194とを参照して抽出することができなかった仕様を補完する。
また、仕様抽出部120は、抽出した各仕様に対して信頼度を適宜付与する。信頼度は、抽出した仕様の信頼性を示す指標である。仕様抽出部120は、具体例として、現地取得データと、設計情報格納部192と点検結果格納部193とパラメータ設定格納部194とが示すデータとの一致度に応じて信頼度を算出する。仕様抽出部120は、具体例として、直近の点検結果に対応する部品交換履歴に対応する部品構成と相違ない部品構成が現地取得データから抽出された場合において、現地取得データに対応する仕様の信頼度を高くする。
つまり、仕様抽出部120は、現地取得データが指定項目に対応する構成要素を示さない場合において、対象設備の導入時における指定項目に対応する設計を示す情報と、指定項目に対応する修繕履歴を示す情報と、指定項目に対応する構成要素を制御するソフトウェアのパラメータ値を示す情報との少なくともいずれかを参照して対象仕様を生成する。また、仕様抽出部120は、対象設備の導入時における指定項目に対応する設計を示す情報と、指定項目に対応する修繕履歴を示す情報と、指定項目に対応する構成要素を制御するソフトウェアのパラメータ値を示す情報との少なくともいずれかを参照して、対象仕様の信頼性を示す信頼度を算出する。
***動作の説明***
本実施の形態に係る処理フローは、実施の形態1に係る処理フローと同様である。以下、実施の形態1との差分を説明する。
(ステップS104)
仕様抽出部120は、実施の形態1に係るステップS104の処理に加えて下記の処理を実行する。
仕様抽出部120は、設計情報格納部192と点検結果格納部193とパラメータ設定格納部194とを参照して抽出した各仕様に対応する信頼度を算出し、算出した各信頼度を抽出した各仕様に対して付与する。
また、仕様抽出部120は、設定された各項目に対応する仕様を現地取得データから抽出することができない場合において、設計情報格納部192と点検結果格納部193とパラメータ設定格納部194とを適宜参照して各項目に対応する仕様を生成する。
(ステップS105)
結果出力部130は、実施の形態1に係るステップS105の処理に加えて、仕様抽出部120によって生成された仕様と、仕様抽出部120によって算出された信頼度とを出力する。
***実施の形態2の効果の説明***
本実施の形態によれば、仕様抽出部120は、現地取得データからある項目に対応する仕様を抽出することができない場合において、設計情報格納部192と点検結果格納部193とパラメータ設定格納部194とを適宜参照して当該ある項目に対応する仕様を生成する。そのため、本実施の形態によれば、結果出力部130によって出力される仕様が増加する。
また、本実施の形態によれば、仕様の抽出結果に対する信頼度が付与される。ユーザは、本実施の形態を活用することにより、信頼度が低い仕様に対応する項目について現地調査するなどの判断をすることができる。
実施の形態3.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
図7は、本実施の形態に係る仕様確認システム90の構成例を示している。
本実施の形態に係る仕様確認装置100は、実施の形態2に係る仕様確認装置100が備える機能構成要素に加え、3D(3-Dimension)モデル生成部140をさらに備える。
3Dモデル生成部140は、仕様抽出部120によって抽出された仕様に対応する3Dモデルを生成する。3Dモデルは、対象設備全体を示すモデルであってもよく、対象設備の一部を示すモデルであってもよい。3Dモデルは、設計用途のモデルであってもよく、仕様抽出結果の目視確認の効率化を図るためのモデルであってもよい。
具体例として、3Dモデル生成部140は、取得データ格納部190に格納されている現地取得データに基づいて対象設備の3Dモデルを構築し、構築した3Dモデル上に仕様抽出結果を表示して出力する。この際、3Dモデル生成部140は、具体例として、現地取得データに含まれている画像データについてはフォトグラメトリ技術などを用い、現地取得データに含まれている点群データについてはメッシュ化技術などを用いて現地取得データに基づいて3Dモデルを構築する。
つまり、3Dモデル生成部140は、対象設備の導入時における指定項目の設計を示す情報と、指定項目に対応する修繕履歴を示す情報と、指定項目に対応する構成要素を制御するソフトウェアのパラメータ値を示す情報との少なくともいずれかと、対象仕様とに基づいて、3次元モデルを生成する。3次元モデルは、対象時点におけるモデルであって、指定項目に対応するモデルである。
本実施の形態に係る結果出力部130は、仕様抽出部120の出力と、3Dモデル生成部140の出力とを出力する。
***動作の説明***
図8は、仕様確認装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図8を用いて仕様確認装置100の動作を説明する。
(ステップS301)
3Dモデル生成部140は、取得データ格納部190に格納されている現地取得データと、仕様抽出部120によって抽出された仕様とに基づいて、仕様抽出部120によって抽出された仕様に対応する3Dモデルを生成する。
(ステップS105)
結果出力部130は、前述のステップS105の処理に加え、3Dモデル生成部140によって生成された3Dモデルを出力する。
***実施の形態3の効果の説明***
本実施の形態によれば、仕様抽出結果に対応する3Dモデルが出力されるため、仕様抽出結果の確認効率が向上する。また、出力された3Dモデルを設計工程において活用することにより、作業の効率を高めることができる。
実施の形態4.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
図9は、本実施の形態に係る仕様確認システム90の構成例を示している。
本実施の形態に係る仕様確認装置100は、実施の形態1に係る仕様確認装置100が備える機能構成要素に加え、作業指示部150と、仕様入力部160と、フラグ設定部170と、仕様格納部195とを備える。
本実施の形態に係るウェアラブルセンサ300は逐次転送部を持つ。そのため、ウェアラブルセンサ300が取得したセンサデータは、逐次的に取得データ格納部190に転送される。
フラグ設定部170は、収集中フラグを設定する。収集中フラグは、現地において対象設備の各部位のデータを収集中であること、又は現地において対象設備の各部位のデータを収集可能であることを示すフラグである。フラグ設定部170は、データ取得開始指示部とも呼ばれる。
フラグ設定部170は、具体例として、ユーザからのデータ取得開始指示をトリガーとして収集中フラグを設定する。
作業指示部150は、収集中フラグが設定されている場合、かつ、不足仕様が存在する場合において、不足仕様の抽出に向けたデータ取得指示を、結果出力部130を介してユーザに対して出力する。不足仕様は、抽出項目設定部110によって設定された項目のうち、仕様抽出部120によって対応する仕様が抽出されていない項目に対応する仕様である。不足仕様に対応する項目は、取得データ格納部190に格納されている現地取得データが示す項目であってもよい。作業指示部150は、取得すべき各仕様を示すリストを参照して不足仕様の有無を判定してもよい。
また、作業指示部150は、事前定義などに基づいてそもそも現地取得データから各項目に対応する仕様を抽出することができるか否かを判定する。作業指示部150は、そもそも現地取得データから仕様を抽出することができないと判定した各項目について、現地において人手により各項目に対応する仕様を確認し、確認した結果を入力することを示す指示を出力する。
つまり、作業指示部150は、対象設備が設置されている場所において指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得することができる状況である場合、かつ、現地取得データから対象仕様を抽出することができない場合において、対象設備が設置されている場所において指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得するよう指示する。また、作業指示部150は、現地取得データから対象仕様を抽出する手法が存在しない場合において、対象仕様の入力を受け付ける。
仕様入力部160は、そもそも現地取得データから抽出することができない仕様の入力をユーザから受け付ける。仕様入力部160は人手確認仕様入力部とも呼ばれる。
仕様格納部195は、仕様抽出部120によって抽出された仕様を示すデータと、仕様入力部160に対して入力された仕様を示すデータとを格納する。
本実施の形態に係る結果出力部130は、仕様格納部195に格納されているデータと、作業指示部150によって出力された指示を示すデータを出力する。
***動作の説明***
図10は、仕様確認装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図10を用いて仕様確認装置100の動作を説明する。
(ステップS401)
フラグ設定部170に対するユーザからのデータ取得開始指示をトリガーとして、ウェアラブルセンサ300が対象設備のデータ取得を開始する。
(ステップS402)
作業指示部150は、不足仕様が存在する場合に、不足仕様の抽出に向けたデータ取得指示を結果出力部130に出力する。
なお、作業指示部150は、事前定義などに基づいてそもそも現地取得データから対応する仕様を抽出することができないと判定した項目について、現地において人手により仕様を確認することを示す指示を結果出力部130に出力する。
(ステップS403)
結果出力部130は、仕様格納部195に格納されているデータと、作業指示部150によって出力された指示を示すデータとを適宜出力する。
***実施の形態4の効果の説明***
本実施の形態によれば、作業指示部150は、不足仕様に対応するデータを取得するよう指示する。そのため、本実施の形態によれば、他社設備のリニューアル時のように、一度は現地に訪問して対象設備を確認するケースにおいて、現地において取得する仕様確認用データの網羅度が向上する。
また、本実施の形態によれば、作業指示部150は、そもそも現地取得データから確認することができない仕様について、現地において人手により確認するよう指示する。そのため、本実施の形態によれば、対象設備への訪問時における人手確認の確実化を図ることができる。
実施の形態5.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
図11は、本実施の形態に係る仕様確認システム90の構成例を示している。
本実施の形態に係る仕様確認装置100は、図11に示すように、実施の形態2に係る仕様確認装置100が備える機能構成要素に加え、データ取得計画部180と、予定時期格納部196と、点検計画格納部197とをさらに備える。
点検計画格納部197は、対象設備に対する点検計画を示すデータを格納する。点検計画は、具体例として、対象設備を点検する日時と、点検において確認する対象設備の各部位とを示す。
予定時期格納部196は、対象設備に対するモダニゼーションの予定時期を示すデータを格納する。予定時期格納部196は、モダニゼーション予定時期格納部とも呼ばれる。対象設備に対するモダニゼーションは、対象設備のリニューアルに当たる。
データ取得計画部180は、不足データ取得計画部とも呼ばれ、予定時期格納部196が示すモダニゼーションの予定時期と、点検計画格納部197が示す点検計画とに基づいて、不足仕様が存在する場合に、不足仕様に対応する項目に対応するデータである追加データを取得する機会があるか否かを判断する。データ取得計画部180は、追加データを取得する機会がない場合、次回点検時などにおいて追加データを取得する計画である追加作業計画を生成し、生成した追加作業計画を出力する。この際、データ取得計画部180は、既存の点検計画を修正し、修正した点検計画を追加作業計画としてもよく、追加作業計画として新たな点検計画を生成してもよい。
つまり、データ取得計画部180は、対象設備の少なくとも一部を点検する計画に基づいて、モダニゼーション時点までに指定項目に対応する構成要素を示すデータを対象設備が設置されている場所において取得する予定であるか否かを判定する。データ取得計画部180は、モダニゼーション時点までに指定項目に対応する構成要素を示すデータを対象設備が設置されている場所において取得する予定ではないと判定した場合に、モダニゼーション時点までに対象設備が設置されている場所において指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得する計画を生成する。モダニゼーション時点は、対象設備に対してモダニゼーションを実施する時点である。
***動作の説明***
図12は、仕様確認装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図12を用いて仕様確認装置100の動作を説明する。
(ステップS501)
データ取得計画部180は、予定時期格納部196からモダニゼーションの予定時期を読み出し、点検計画格納部197から点検計画を読み出す。
(ステップS502)
まず、データ取得計画部180は、仕様抽出部120が抽出した仕様に基づいて不足仕様を抽出する。
次に、データ取得計画部180は、読み出したモダニゼーションの予定時期をデッドラインとし、読み出した点検計画を参照してデッドラインまでに今後実施される点検において取得することができるデータを推定する。データ取得計画部180は、具体例として、次回の点検においてモーター周りのデータを取得することができることを推定する。
次に、データ取得計画部180は、抽出した不足仕様と、推定したデータとに基づいて、今後実施される点検において不足仕様に対応するデータを取得することができるか否かを判定する。データ取得計画部180は、今後実施される点検において不足仕様に対応するデータを取得することができないと判定した場合、次回点検時などにおいて不足仕様に対応するデータを取得することを示す追加作業計画を生成し、生成した追加作業計画を結果出力部130に出力する。
(ステップS105)
結果出力部130は、前述のステップS105の処理に加え、追加作業計画を出力する。
***実施の形態5の効果の説明***
本実施の形態によれば、データ取得計画部180が既存の点検計画に基づいてデータを取得する計画を生成する。そのため、本実施の形態を活用することにより、対象設備の定期点検時などにおいて仕様確認用データを収集することができる。従って、本実施の形態によれば、仕様確認のみを目的とした現地訪問の手間を減らすことができる。
また、本実施の形態を活用することにより、現地において収集するデータが増加する。そのため、本実施の形態によれば、現地取得データから抽出することができる仕様が増加する。
また、本実施の形態と実施の形態3とを組み合わせて3Dモデルを生成する場合において、3Dモデルを生成することができる部品が増加する。
実施の形態6.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
図13は、本実施の形態に係る仕様確認システム90の構成例を示している。
本実施の形態に係る仕様確認装置100は、図13に示すように、実施の形態1に係る仕様確認装置100が備える機能構成要素に加え、変化傾向算出部185と、抽出結果格納部198と、設計情報格納部192と、周辺情報格納部199とをさらに備える。
抽出結果格納部198は、仕様抽出部120が抽出した仕様を示すデータを格納する。抽出結果格納部198に格納されているデータは仕様抽出結果とも呼ばれる。
本実施の形態に係る仕様抽出部120は、現地取得データから抽出した各時点における仕様を抽出結果格納部198に格納する。
周辺情報格納部199は、周辺情報を格納する。周辺情報は、対象設備の使用状況を示す情報である。周辺情報は、具体例として、対象設備が存在する場所、対象設備を利用する人数及び頻度、対象設備の用途、又は対象設備が据え付けられている建物の用途などを示す情報である。
変化傾向算出部185は、抽出結果格納部198に格納されている仕様抽出結果と、設計情報格納部192に格納されている設計情報と、周辺情報格納部199に格納されている周辺情報とに基づいて、各項目の変化傾向を算出する。変化傾向は、具体例として、部品の寸法又は形状が変化する速度、劣化する部位、劣化の進行速度、又は対象設備を導入してから部品の寸法又は形状の変化が開始するまでの期間である。変化傾向は、エレベータが備えるロープの摩耗の傾向であってもよい。
変化傾向算出部185は、具体例として、設計情報が示す各部品の寸法と、仕様抽出結果が示す各部品の寸法との差分に基づいて各部品の寸法変化の傾向を算出し、算出した傾向と周辺情報とを紐づける。
つまり、変化傾向算出部185は、対象仕様と、対象設備の導入時における指定項目に対応する設計を示す情報と、対象設備の使用状況を示す情報とに基づいて、指定項目に対応する構成要素の経時的な変化の傾向を算出する。
***動作の説明***
図14は、仕様確認装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図14を用いて仕様確認装置100の動作を説明する。
(ステップS601)
変化傾向算出部185は、抽出結果格納部198から仕様抽出結果を読み出し、設計情報格納部192から設計情報を読み出し、周辺情報格納部199から周辺情報を読み出す。
(ステップS602)
変化傾向算出部185は、読み出した仕様抽出結果と設計情報と周辺情報とに基づいて、対象設備が備える各部品の寸法変化の傾向を算出する。
(ステップS105)
結果出力部130は、前述のステップS105の処理に加え、変化傾向算出部185によって算出された各部品の寸法変化の傾向を出力する。
***実施の形態6の効果の説明***
本実施の形態によれば、変化傾向算出部185が対象設備の仕様の経時的な変化の傾向を算出して出力する。具体例として、対象設備との間で設置環境又は仕様などが類似する他の設備の部品設計において、出力された仕様の変化傾向を活用することにより設計品質の向上を図ることができる。
***他の実施の形態***
前述した各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
また、実施の形態は、実施の形態1から6で示したものに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。フローチャートなどを用いて説明した手順は適宜変更されてもよい。
11 プロセッサ、12 記憶装置、18 処理回路、90 仕様確認システム、100 仕様確認装置、110 抽出項目設定部、120 仕様抽出部、130 結果出力部、140 3Dモデル生成部、150 作業指示部、160 仕様入力部、170 フラグ設定部、180 データ取得計画部、185 変化傾向算出部、190 取得データ格納部、191 抽出手法格納部、192 設計情報格納部、193 点検結果格納部、194 パラメータ設定格納部、195 仕様格納部、196 予定時期格納部、197 点検計画格納部、198 抽出結果格納部、199 周辺情報格納部、300 ウェアラブルセンサ。

Claims (14)

  1. 対象設備の構成要素に対応する項目である指定項目を設定する抽出項目設定部と、
    前記対象設備の構成要素に対応する各項目に対応する仕様の抽出手法を示すデータを格納している抽出手法格納部と、
    対象時点における前記指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する対象仕様の抽出において用いる抽出手法を、格納されているデータを参照して選択し、前記対象設備が設置されている場所において前記対象時点に取得されたデータであって、前記指定項目に対応する構成要素を示すデータである現地取得データを読み出し、前記対象仕様を、選択した抽出手法を用いて、読み出した現地取得データから抽出する仕様抽出部と
    前記対象設備の少なくとも一部を点検する計画に基づいて、前記対象設備に対してモダニゼーションを実施するモダニゼーション時点までに前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを前記対象設備が設置されている場所において取得する予定であるか否かを判定し、前記モダニゼーション時点までに前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを前記対象設備が設置されている場所において取得する予定ではないと判定した場合に、前記モダニゼーション時点までに前記対象設備が設置されている場所において前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得する計画を生成するデータ取得計画部と
    を備える仕様確認装置。
  2. 対象設備の構成要素に対応する項目である指定項目を設定する抽出項目設定部と、
    前記対象設備の構成要素に対応する各項目に対応する仕様の抽出手法を示すデータを格納している抽出手法格納部と、
    対象時点における前記指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する対象仕様の抽出において用いる抽出手法を、格納されているデータを参照して選択し、前記対象設備が設置されている場所において前記対象時点に取得されたデータであって、前記指定項目に対応する構成要素を示すデータである現地取得データを読み出し、前記対象仕様を、選択した抽出手法を用いて、読み出した現地取得データから抽出する仕様抽出部と
    前記対象仕様と、前記対象設備の導入時における前記指定項目に対応する設計を示す情報と、前記対象設備の使用状況を示す情報とに基づいて、前記指定項目に対応する構成要素の経時的な変化の傾向を算出する変化傾向算出部と
    を備える仕様確認装置。
  3. 対象設備の構成要素に対応する項目である指定項目を設定する抽出項目設定部と、
    前記対象設備が設置されている場所において対象時点に取得されたデータである現地取得データが前記指定項目に対応する構成要素を示す場合において、前記対象時点における前記指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する対象仕様を、前記指定項目に対応する抽出手法を用いて前記現地取得データから抽出する仕様抽出部と
    前記対象設備の少なくとも一部を点検する計画に基づいて、前記対象設備に対してモダニゼーションを実施するモダニゼーション時点までに前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを前記対象設備が設置されている場所において取得する予定であるか否かを判定し、前記モダニゼーション時点までに前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを前記対象設備が設置されている場所において取得する予定ではないと判定した場合に、前記モダニゼーション時点までに前記対象設備が設置されている場所において前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得する計画を生成するデータ取得計画部と
    を備える仕様確認装置。
  4. 対象設備の構成要素に対応する項目である指定項目を設定する抽出項目設定部と、
    前記対象設備が設置されている場所において対象時点に取得されたデータである現地取得データが前記指定項目に対応する構成要素を示す場合において、前記対象時点における前記指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する対象仕様を、前記指定項目に対応する抽出手法を用いて前記現地取得データから抽出する仕様抽出部と、
    前記対象仕様と、前記対象設備の導入時における前記指定項目に対応する設計を示す情報と、前記対象設備の使用状況を示す情報とに基づいて、前記指定項目に対応する構成要素の経時的な変化の傾向を算出する変化傾向算出部と
    を備える仕様確認装置。
  5. 前記仕様抽出部は、前記現地取得データが前記指定項目に対応する構成要素を示さない場合において、前記対象設備の導入時における前記指定項目に対応する設計を示す情報と、前記指定項目に対応する修繕履歴を示す情報と、前記指定項目に対応する構成要素を制御するソフトウェアのパラメータ値を示す情報との少なくともいずれかを参照して前記対象仕様を生成する請求項1からのいずれか1項に記載の仕様確認装置。
  6. 前記仕様抽出部は、前記対象設備の導入時における前記指定項目に対応する設計を示す情報と、前記指定項目に対応する修繕履歴を示す情報と、前記指定項目に対応する構成要素を制御するソフトウェアのパラメータ値を示す情報との少なくともいずれかを参照して、前記対象仕様の信頼性を示す信頼度を算出する請求項に記載の仕様確認装置。
  7. 前記仕様確認装置は、さらに、
    前記対象設備の導入時における前記指定項目の設計を示す情報と、前記指定項目に対応する修繕履歴を示す情報と、前記指定項目に対応する構成要素を制御するソフトウェアのパラメータ値を示す情報との少なくともいずれかと、前記対象仕様とに基づいて、前記対象時点におけるモデルであって、前記指定項目に対応するモデルである3次元モデルを生成する3Dモデル生成部
    を備える請求項1からのいずれか1項に記載の仕様確認装置。
  8. 前記仕様確認装置は、さらに、
    前記対象設備が設置されている場所において前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得することができる状況である場合、かつ、前記現地取得データから前記対象仕様を抽出することができない場合において、前記対象設備が設置されている場所において前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得するよう指示する作業指示部
    を備える請求項1からのいずれか1項に記載の仕様確認装置。
  9. 前記仕様確認装置は、さらに、
    前記現地取得データから前記対象仕様を抽出する手法が存在しない場合において、前記対象仕様の入力を受け付ける仕様入力部
    を備える請求項に記載の仕様確認装置。
  10. 前記仕様確認装置は、さらに、
    前記対象設備の少なくとも一部を点検する計画に基づいて、前記対象設備に対してモダニゼーションを実施するモダニゼーション時点までに前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを前記対象設備が設置されている場所において取得する予定であるか否かを判定し、前記モダニゼーション時点までに前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを前記対象設備が設置されている場所において取得する予定ではないと判定した場合に、前記モダニゼーション時点までに前記対象設備が設置されている場所において前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得する計画を生成するデータ取得計画部
    を備える請求項又はに記載の仕様確認装置。
  11. 前記仕様確認装置は、さらに、
    前記対象仕様と、前記対象設備の導入時における前記指定項目に対応する設計を示す情報と、前記対象設備の使用状況を示す情報とに基づいて、前記指定項目に対応する構成要素の経時的な変化の傾向を算出する変化傾向算出部
    を備える請求項1又はに記載の仕様確認装置。
  12. 請求項1からのいずれか1項に記載の仕様確認装置と、
    前記現地取得データを取得するセンサと
    を備える仕様確認システム。
  13. コンピュータが、対象設備の構成要素に対応する項目である指定項目を設定し、
    前記コンピュータが、前記対象設備の構成要素に対応する各項目に対応する仕様の抽出手法を示すデータを格納しており、
    前記コンピュータが、対象時点における前記指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する対象仕様の抽出において用いる抽出手法を、格納されているデータを参照して選択し、前記対象設備が設置されている場所において前記対象時点に取得されたデータであって、前記指定項目に対応する構成要素を示すデータである現地取得データを読み出し、前記対象仕様を、選択した抽出手法を用いて、読み出した現地取得データから抽出し、
    前記コンピュータが、前記対象設備の少なくとも一部を点検する計画に基づいて、前記対象設備に対してモダニゼーションを実施するモダニゼーション時点までに前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを前記対象設備が設置されている場所において取得する予定であるか否かを判定し、前記モダニゼーション時点までに前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを前記対象設備が設置されている場所において取得する予定ではないと判定した場合に、前記モダニゼーション時点までに前記対象設備が設置されている場所において前記指定項目に対応する構成要素を示すデータを取得する計画を生成する仕様確認方法。
  14. コンピュータが、対象設備の構成要素に対応する項目である指定項目を設定し、
    前記コンピュータが、前記対象設備の構成要素に対応する各項目に対応する仕様の抽出手法を示すデータを格納しており、
    前記コンピュータが、対象時点における前記指定項目に対応する構成要素の寸法と構成との少なくともいずれかに対応する対象仕様の抽出において用いる抽出手法を、格納されているデータを参照して選択し、前記対象設備が設置されている場所において前記対象時点に取得されたデータであって、前記指定項目に対応する構成要素を示すデータである現地取得データを読み出し、前記対象仕様を、選択した抽出手法を用いて、読み出した現地取得データから抽出し、
    前記コンピュータが、前記対象仕様と、前記対象設備の導入時における前記指定項目に対応する設計を示す情報と、前記対象設備の使用状況を示す情報とに基づいて、前記指定項目に対応する構成要素の経時的な変化の傾向を算出する仕様確認方法。
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