JP2020140257A - 施工管理システム、施工管理支援システム、及びプログラム - Google Patents

施工管理システム、施工管理支援システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 人の負担を低減できる施工管理システム、施工管理支援システム、及びプログラムを提供する。【解決手段】 施工管理システム1は、仕様データ記憶部13aと、実施工データ記憶部13bと、データ生成部12aと、データ出力部14と、を備える。仕様データ記憶部13aは、施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している。実施工データ記憶部13bは、実空間における施工の状況に関する実施工データを記憶している。データ生成部12aは、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工の進捗状況を表す進捗データを生成する。データ出力部14は、進捗データを出力する。【選択図】図1

Description

本開示は、施工管理システム、施工管理支援システム、及びプログラムに関する。
建築現場で用いられるロボットとして、特許文献1の位置推定装置を含むロボットが提案されている。ロボットは、制御部と、位置推定装置とを備える。ロボットは、例えば建築現場における空間内に置かれて使用される。建築現場においてこのロボットを最初に置く位置は任意であるが、いずれの位置に置かれた場合であっても、ロボットは、建築現場において自己位置を基準として計測を行い、計測結果とマッピング情報とに基づいて、自己の位置(自己位置)を推定する。そして、ロボットは、例えば推定した自己位置に基づいて目的地まで移動したり、推定された自己位置に基づいて、各種作業を行なうことができる。
特開2018−164966号公報
上述のように、建築現場のような施工現場では、ロボットなどを用いて施工現場での人の負担を低減させている。
一方、施工の状況を管理する施工管理についても、人の負担を低減させることが求められている。施工現場では、施工の状況を管理する施工管理が非常に重要になるが、施工管理を人に任せると、人の負担が大きくなっていた。
本開示は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、人の負担を低減できる施工管理システム、施工管理支援システム、及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様に係る施工管理システムは、施工対象の施工を管理する。前記施工管理システムは、仕様データ記憶部と、実施工データ記憶部と、データ生成部と、データ出力部と、を備える。前記仕様データ記憶部は、前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している。前記実施工データ記憶部は、実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している。前記データ生成部は、前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工の進捗状況を表す進捗データを生成する。前記データ出力部は、前記進捗データを出力する。
本開示の一態様に係る施工管理システムは、施工対象の施工を管理する。前記施工管理システムは、仕様データ記憶部と、実施工データ記憶部と、参考データ記憶部と、データ生成部と、データ出力部と、を備える。前記仕様データ記憶部は、前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している。前記実施工データ記憶部は、実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している。前記参考データ記憶部は、他の施工対象の施工の実績を表す参考データを記憶している。前記データ生成部は、前記仕様データ、前記実施工データ、及び前記参考データに基づいて、前記施工の進捗状況を予測し、当該予測結果を表す進捗予測データを生成する。前記データ出力部は、前記進捗予測データを出力する。
本開示の一態様に係る施工管理システムは、施工対象の施工を管理する。前記施工管理システムは、仕様データ記憶部と、実施工データ記憶部と、データ生成部と、データ出力部と、を備える。前記仕様データ記憶部は、前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している。前記実施工データ記憶部は、実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している。前記データ生成部は、前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工対象を構成する部材、及び前記施工に必要な労働資源の少なくとも一方を調達するための計画を表す調達計画データを生成する。前記データ出力部は、前記調達計画データを出力する。
本開示の一態様に係る施工管理システムは、施工対象の施工を管理する。前記施工管理システムは、仕様データ記憶部と、実施工データ記憶部と、データ生成部と、データ出力部と、を備える。前記仕様データ記憶部は、前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している。前記実施工データ記憶部は、実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している。前記データ生成部は、前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工対象を構成する部材を前記施工の現場へ搬入するための計画を表す搬入計画データを生成する。前記データ出力部は、前記搬入計画データを出力する。
本開示の一態様に係る施工管理システムは、施工対象の施工を管理する。前記施工管理システムは、仕様データ記憶部と、実施工データ記憶部と、データ生成部と、データ出力部と、を備える。前記仕様データ記憶部は、前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している。前記実施工データ記憶部は、実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している。前記データ生成部は、前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工対象を構成する部材、及び前記施工に必要な労働資源の少なくとも一方の入札を行うための入札データを生成する。前記データ出力部は、前記入札データを出力する。
本開示の一態様に係る施工管理システムは、施工対象の施工を管理する。前記施工管理システムは、仕様データ記憶部と、実施工データ記憶部と、データ生成部と、データ出力部と、を備える。前記仕様データ記憶部は、前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している。前記実施工データ記憶部は、実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している。前記データ生成部は、前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工対象を構成する部材の加工に関する加工データを生成する。前記データ出力部は、前記加工データを出力する。
本開示の一態様に係る施工管理支援システムは、上述の施工管理システムと、前記施工管理システムの前記データ出力部が出力したデータを表示する出力装置と、を備える。
本開示の一態様に係るプログラムは、コンピュータシステムを、上述の施工管理システムとして機能させる。
以上説明したように、本開示は、施工管理における人の負担を低減できるという効果がある。
図1は、実施形態の施工管理システムを備える施工管理支援システムの構成を示すブロック図である。 図2は、同上の施工現場を示す概略図である。 図3は、同上の仕様データのイメージを示す図である。 図4は、同上の実施工データのイメージを示す図である。 図5は、同上の施工管理方法を示すフローチャートである。
以下の実施形態は、一般に施工管理システム、施工管理支援システム、及びプログラムに関する。より詳細に、以下の実施形態は、施工対象の施工管理を行う施工管理システム、施工管理支援システム、及びプログラムに関する。なお、施工管理は、施工が円滑に進むように行われる工程管理、品質管理、及び安全管理などを含む。
(1)概要
本実施形態の施工管理システムは、建物、又は街区などの施工を管理する。建物の新規建設(新築)であれば、施工対象は、新規に建設される建物になる。建物の改修(リフォーム、リノベーション、改築、及び増築など)であれば、施工対象は、改修の対象となる建物になる。街区の新規開発又は再開発であれば、施工対象は、街区全体、街区に新規に作られる道路、水路、建物、及びインフラストラクチャー(Infrastructure)など、並びに改修される道路、水路、インフラストラクチャー、及び建物などになる。なお、建物は、戸建住宅、集合住宅、工場、店舗、事務所、オフィスビル、及び各種施設などのいずれであってもよく、建物の用途、規模、及び形状などは特定の用途、規模、及び形状などに限定されない。また、街区の規模、及び構成なども、特定の規模、及び構成などに限定されない。
図1は、施工管理支援システムA1の構成を示す。施工管理支援システムA1は、施工管理システム1、及び出力装置2を主構成として備える。施工管理支援システムA1は、計測装置3をさらに備えることが好ましい。本実施形態では、図2に示す実空間R1の施工現場B10に新規に建設される建物B1を施工対象とする。本実施形態の施工管理システム1は、新規に建てられる建物B1の施工を管理する。
図1の施工管理システム1は、通信インタフェース11(以降、通信IF11と称す)と、データ処理ブロック12と、記憶ブロック13と、データ出力部14と、を備える。
通信IF11は、施工管理システム1の外部からデータを受け取るための通信インタフェースである。通信IF11は、例えば、有線通信のインタフェース、及び無線通信のインタフェースのいずれであってもよい。通信IF11が有線通信のインタフェースである場合、通信IF11は、ツイストペアケーブル、専用通信線、またはLAN(Local Area Network)ケーブルなどを介した有線通信を行う。通信IF11が無線通信のインタフェースである場合、通信IF11は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)又は免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の規格に準拠した、無線通信、あるいは赤外線通信などの無線通信を行う。また、通信IF11は、USBメモリ、SDメモリカード、又は光学ディスクなどの携行型外部記憶装置を着脱可能な構成であってもよく、携行型外部記憶装置からデータを取得してもよい。
記憶ブロック13は、仕様データ記憶部13a、実施工データ記憶部13b、及び参考データ記憶部13cを備える。記憶ブロック13は、例えば、1つの記憶装置を有する構成、複数の記憶装置を有する構成、ネットワークを介して接続されている複数の記憶装置を有する構成、又は複数のコンピュータ又はサーバの各記憶装置を有する構成などで実現される。記憶装置は、書換可能な不揮発性の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体で実現される。
仕様データ記憶部13aは、建物B1の仕様に関するデータである仕様データを記憶している。実施工データ記憶部13bは、実空間R1の施工状況に関するデータである実施工データを記憶している。参考データ記憶部13cは、既に完了している他の施工対象の施工に関するデータである参考データを記憶している。
データ処理ブロック12は、データ生成部12a、データ管理部12b、及び座標変換部12cを備える。データ処理ブロック12は、例えば、1つのプロセッサを有する構成、複数のプロセッサを有する構成、ネットワークを介して接続されている複数のプロセッサを有する構成、又は複数のコンピュータ又はサーバの各プロセッサを有する構成などで実現される。
データ生成部12aは、記憶ブロック13から仕様データ及び実施工データを読み出し、読み出したデータに基づいて、建物B1の施工管理に関するデータである施工管理データを生成する。
データ管理部12bは、外部から通信IF11を介してデータを受け取り、受け取ったデータを記憶ブロック13に格納する。また、データ管理部12bは、外部から受け取ったデータに所定のデータ処理を施し、データ処理後のデータを記憶ブロック13に格納してもよい。
座標変換部12cは、外部から通信IF11を介して受け取ったデータに対して、後述の座標変換処理を施す。
データ出力部14は、施工管理データを出力装置2へ出力する。データ出力部14と出力装置2との間のデータ伝送経路は、有線及び無線のいずれでもよい。
なお、施工管理システム1は、コンピュータシステムを備えている。このコンピュータシステムがプログラムを実行することによって、施工管理システム1の一部又は全部の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路で構成される。ここでは、ICやLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(very large scale integration)、若しくはULSI(ultra large scale integration) と呼ばれるものであってもよい。LSIの製造後にプログラムされる、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができる再構成可能な論理デバイスも同じ目的で使うことができる。複数の電子回路は、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは一つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、非一時的記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して非一時的記録媒体に供給されてもよい。
出力装置2は、モニタ装置を含み、モニタ装置に加えてプリンタを含んでいることが好ましい。モニタ装置は、液晶表示器、有機EL表示器(EL:Electroluminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)などから選択される。出力装置2は、受け取った施工管理データを、モニタ装置の画面に表示する。また、出力装置2は、受け取った施工管理データを、音声で出力してもよい。また、出力装置2は、受け取った施工管理データを、モニタ装置の画面に表示し、かつ、音声で出力してもよい。
また、出力装置2は、タブレット端末又はスマートフォンなどの携帯端末であってもよい。この場合、携帯端末には、AR(Augmented Reality:拡張現実)の技術を用いたアプリケーションが予めインストールされていることが好ましい。携帯端末は、実空間R1の建物B1又は施工現場B10の撮像画像を画面に映したときに、ARの技術を用いて、撮像画像に関連する施工管理情報を当該撮像画像に重ねて表示する。
出力装置2は、ヘッドマウントディスプレイであってもよい。この場合、ヘッドマウントディスプレイを駆動するコンピュータシステムには、VR(Virtual Reality:仮想現実)の技術を用いたアプリケーションが予めインストールされていることが好ましい。コンピュータシステムは、VRの技術を用いて、ヘッドマウントディスプレイに建物B1又は施工現場B10の3次元画像を表示させ、さらに3次元画像に関連する施工管理情報を当該3次元画像に重ねて表示する。
したがって、施工管理支援システムA1、及び施工管理システム1は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工管理データを生成するので、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。
(2)仕様データ
以下、図3を用いて、仕様データについて説明する。仕様データは、建物B1の仕様に関するデータであり、少なくとも施工が完了したときの建物B1に関する情報が含まれている。
仕様データは、仮想空間における建物B1の3次元モデルのデータを含むことが好ましい(図3のD1参照)。3次元モデルのデータは、仮想空間において構築された建物B1のデータであり、仮想空間における空間データ、すなわち仮想空間データである。このような3次元モデルのデータは、建物B1の3次元の空間情報を含んでおり、例えばCAD(Computer Aided Design)データである。
また、座標変換部12cは、複数の2次元CADデータに新たな次元の座標をそれぞれさらに割り当てることで、複数の2次元CADデータを3次元CADデータに変換する座標変換処理を行うことができる(図3のD2参照)。
さらに、施工管理システム1は、紙図面からでも、3次元モデルのデータを作成することができる(図3のD3参照)。まず、スキャナが、紙図面を読み取って、紙図面のスキャン画像のデータを作成する。座標変換部12cは、互いに関連する複数のスキャン画像のデータに3次元の各座標をそれぞれ割り当てることで、複数のスキャン画像を3次元モデルのデータに変換する座標変換処理を行うことができる。
仕様データは、建物B1を構成する多数の部材の各属性に関する部材属性データを含むことが好ましい(図3のD4参照)。建物B1を構成する部材には、建設部材、及び設備などがある。建設部材は、例えば、構造材(柱、梁、桁など)、仕上げ材(外装材、内装材、屋根材、床材など)、及び化粧材(床板、幅木など)等である。建設部材の属性は、材質、サイズ、形状、メーカ、及び品番などである。設備は、照明器具、空調機器、システムキッチン、食器乾燥機、及び配線器具などである。設備の属性は、器具の種類、メーカ、型式、及び品番などである。部材属性データは、仮想空間において構築された部材の3次元モデルのデータを含むことが好ましい。また、部材属性データは、建物B1の3次元モデルのデータに含まれていてもよい。また、部材属性データでは、施工に必要な部材が、工程毎に細分化してデータ化されていることが好ましい。
仕様データは、施工スケジュールを表すスケジュールデータを含むことが好ましい(図3のD5参照)。施工スケジュールは、例えば基礎工事、上棟、屋根工事、外装工事、内装工事、及び設備工事などの大工程毎に、開始日及び完了日をそれぞれ設定している。さらに、各大工程は、複数の中工程に分割され、各中工程は、複数の小工程に分割されている。中工程毎にも開始日及び完了日がそれぞれ設定される。小工程毎にも開始日及び完了日がそれぞれ設定される。また、各工程は、1ヶ月単位、1週間単位、1日単位、又は1時間単位で表される。なお、施工スケジュールの構成は、上記以外の構成であってもよい。
仕様データは、建物B1の施工に必要な労働資源(労働力)に関する労働資源データを含むことが好ましい(図3のD6参照)。労働資源データは、施工に必要な作業員の数、職種、専門分野、及び熟練度などの各情報を含む。また、労働資源データでは、施工に必要な作業員の数、職種、専門分野、及び熟練度などの各情報が、工程毎に細分化してデータ化されていることが好ましい。
仕様データは、ビルディング インフォメーションモデリング(Building Information Modeling)データの一部又は全部を含んでもよい(図3のD7参照)。以降、ビルディング インフォメーションモデリングをBIMデータと略称する。BIMデータには、建物B1の3次元モデルのデータ、部材属性データ、スケジュールデータ、及び労働資源データ以外に、施工費、施工前の企画段階の情報、及び施工に携わる業者などに関する他のデータも含まれる。施工管理システム1は、BIMデータを取得することで、BIMデータから様々なデータを抽出できる。この結果、施工管理システム1は、データ管理の簡便化を実現でき、さらには複数の部門でデータ管理の共通化を図ることもできる。
(3)実施工データ
以下、図4を用いて、実施工データについて説明する。実施工データは、実空間R1における施工の状況に関するデータである。
実施工データは、実空間R1における建物B1の空間データである実空間データを含むことが好ましい。建物B1の実空間データは、例えば、計測装置3(図2参照)によって点群データとして生成される(図4のD11参照)。計測装置3は、例えば3次元レーザスキャナである。3次元レーザスキャナは、ビーム状のレーザ光を空間に放射し、点状のスポットを測定点として物体に投影するように構成されている。そして、3次元レーザスキャナは、物体で反射されたレーザ光を受光する。計測装置3は、放射したレーザ光と受光したレーザ光とから物体までの距離を計測する。この種の計測装置3での距離の計測には、フェイズシフト方式、タイムオブフライト方式、三角測量方式のいずれかが主に用いられている。一例として、フェイズシフト方式は、強度を変調したパルス状のレーザ光を空間に放射し、受光したレーザ光と放射したレーザ光とを干渉させることにより、受光したレーザ光と放射したレーザ光との位相差に相当する情報を抽出する。
計測装置3は、実空間R1の建物B1の外部又は内部においてレーザ光を照射する。そして、計測装置3は、複数の測定点におけるそれぞれの3次元計測値を、点群データとして生成する。さらに、計測装置3は、3次元計測を行うだけではなく、各測定点にレーザ光の反射強度をさらに対応付けて、点群データとして生成する。すなわち、計測装置3は、レーザ光の反射強度を画素値とする濃淡画像(反射強度画像)の画像データを点群データとして生成する機能を有する。すなわち、点群データは、複数の測定点におけるそれぞれの3次元計測値のデータ及び反射強度のデータを含んでおり、レーザ光の反射強度を画素値とする3次元の濃淡画像(反射強度画像)の画像データに相当する。
また、施工の進捗状況に応じて、計測装置3による測定点の密度を変えてもよい。例えば、建物B1の内装工事前又は外装工事前であれば、柱、梁、桁などの構造材が主な測定対象となるので、測定点の密度を比較的低くして、点群データのデータ量を抑えることができる。建物B1の内装工事後又は外装工事後であれば、仕上げ材又は化粧材などの面が主な測定対象となるので、測定点の密度を比較的高くして、測定精度を高くしておく。
また、計測装置3として3次元レーザスキャナを用いることで、曲面の計測も精度よく実行でき、精度のよい点群データを生成できる。
また、実施工データは、施工に用いられるデバイス4(図2参照)の稼働状況を表す稼働データを含むことが好ましい(図4のD12参照)。施工に用いられるデバイスは、例えば建築用重機、建築ロボット、及びパワーツールなどの建設機械である。建設機械は、建設機械の稼働状況として、消費電力、稼働時間、移動距離、及び発生トルクの時間変化などを含む稼働情報を作成する。また、デバイスは、作業員に取り付けられる活動量計などであってもよい。活動量計は、作業員の移動距離、歩行速度、及び消費カロリーなどの生体情報を作成する。
稼働データは、多層構造のニューラルネットワークが、ディープラーニング(Deep Learning)などの機械学習によって構築された認識アルゴリズムを実行することで生成されることが好ましい。認識アルゴリズムは、膨大な学習モデルを用いるディープラーニングによって予め構築されている。ディープラーニングによる認識アルゴリズムによって、稼働データの精度がより向上する。
また、実施工データは、建物B1を構成する各部材の費消状況を表す費消データを含むことが好ましい(図4のD13参照)。費消データは、施工に用いられる各部材の費消量を表す。費消データは、例えば、部材の調達部門のコンピュータシステムで一括して作成されて、実施工データ記憶部13bに格納される。また、費消データは、施工に携わる各部門毎にコンピュータシステムで作成された各部材の費消量のデータが、個別に実施工データ記憶部13bに格納されてもよい。また、施工管理システム1が、各部材の購買状況を表す購買データ、及び各部材の在庫状況を表す在庫データなどに基づいて費消データを作成してもよい。
また、実施工データは、施工現場B10に搬入された部材の搬入実績を表す搬入実績データを含むことが好ましい(図4のD14参照)。搬入実績データは、施工現場B10に既に搬入された各部材の搬入量を表す。搬入実績データは、例えば、施工現場B10への部材の搬入を管理する現場事務所のコンピュータシステムで作成されて、実施工データ記憶部13bに格納される。
また、実施工データは、建物B1の施工検査に関する施工検査データを含むことが好ましい(図4のD15参照)。施工検査では、検査員が、検査対象となる工程で予め決められた基準を満たした施工が行われたか否かを、複数の検査項目のそれぞれについて判定し、判定結果を含む施工検査データを作成する。施工検査データでは、複数の検査項目を、基準を満たしている検査項目、又は基準を満たしていない(不具合が生じている)検査項目にそれぞれ分類している。また、施工検査データでは、不合格箇所に不具合の内容及びレベルが対応付けられている。
また、実施工データは、BIMデータの一部又は全部を含んでもよい(図4のD16参照)。BIMデータには、建物B1の3次元モデルのデータ、稼働データ、費消データ、及び搬入実績データ以外に、施工費、施工前の企画段階の情報、及び施工に携わる業者などに関する他のデータも含まれる。施工管理システム1は、BIMデータを取得することで、BIMデータから様々なデータを抽出できる。この結果、施工管理システム1は、データ管理の簡便化を実現でき、さらには複数の部門でデータ管理の共通化を図ることもできる。
(4)施工管理データ
施工管理データは、建物B1の施工管理に関するデータである。施工管理データには、進捗データ、進捗予測データ、調達計画データ、搬入計画データ、入札データ、加工データ、スケジュール比較データ、稼働率データ、作業効率データ、及び施工検査結果データなどがある。
データ生成部12aは、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工管理データを生成する。以下では、各種の施工管理データの生成処理について説明する。なお、データ生成部12aは、仕様データ及び実施工データに対して、ディープラーニングなどの機械学習によって構築された認識アルゴリズムを実行することで、施工管理データを生成してもよい。
(4−1)進捗データ
データ生成部12aは、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工管理データとして進捗データを生成する。進捗データは、施工の進捗状況を表すデータである。
具体的に、仕様データは、建物B1の3次元モデルのデータ、建物B1を構成する多数の部材の各属性に関する部材属性データを含む。3次元モデルのデータは、仮想空間において構築された建物B1の仮想空間データであり、例えば施工完了時の建物B1のデータである。部材属性データは、仮想空間において構築された部材の3次元モデルのデータ(仮想空間データ)を含む。一方、実施工データは、実空間R1における建物B1の実空間データを含む。したがって、データ生成部12aは、建物B1の仮想空間データと建物B1の実空間データとを比較することで、進捗状況判定処理を実行できる。進捗状況判定処理は、例えば、建物B1の仮想空間データに対して建物B1の実空間データが一致する割合を求める処理である。また、進捗状況判定処理は、3次元の形状認識を用いてもよい。
(4−2)進捗予測データ
データ生成部12aは、仕様データ、実施工データ、及び参考データに基づいて、施工管理データとして進捗予測データを生成する。進捗予測データは、施工の進捗状況の予測結果を表すデータである。
データ生成部12aは、上述の(4−1)と同様に、施工の進捗状況を認識することができる。そこで、データ生成部12aは、参考データを用いることで、施工の進捗状況を予測するシミュレーションを行う。参考データは、既に完了している他の施工対象の施工に関するデータであり、他の施工における施工対象の仕様データ、実施工データ、実際の工期、及び実際に掛かった費用などの情報が含まれている。データ生成部12aは、参考データから、建物B1に類似した施工対象の参考データを抽出し、抽出した参考データに基づいて、建物B1の残りの施工内容を完了させるのに必要な時間、及び費用を予測することができる。さらに、データ生成部12aは、抽出した参考データに基づいて、建物B1の残りの施工内容の完了に至るまでに辿るであろうと予測されるロードマップを作成してもよい。
(4−3)調達計画データ
データ生成部12aは、仕様データ、及び実施工データに基づいて、施工管理データとして調達計画データを生成する。調達計画データは、建物B1を構成する部材、及び建物B1の施工に必要な労働資源の少なくとも一方を調達するための計画を表すデータである。
データ生成部12aは、上述の(4−1)と同様に、施工の進捗状況を認識することができる。そこで、データ生成部12aは、仕様データの部材属性データ、並びに実施工データの費消データ及び搬入実績データから、建物B1の残りの施工内容(工程)を完了させるのに必要な部材の部材属性データを抽出する。部材属性データでは、施工に必要な部材が、工程毎に細分化してデータ化されている。すなわち、データ生成部12aは、建物B1の残りの施工内容を完了させるのに必要な部材、及び部材の量を、残りの工程毎に求めることができる。
また、データ生成部12aは、仕様データの労働資源データから、建物B1の残りの施工内容(工程)を完了させるのに必要な労働資源データを抽出する。労働資源データは、施工に必要な作業員の数、職種、専門分野、及び熟練度などの各情報を含み、工程毎に細分化してデータ化されている。すなわち、データ生成部12aは、残りの施工内容を完了させるのに必要な労働資源を残りの工程毎に求めることができる。
また、データ生成部12aは、実施工データの稼働データを併せて用いることが好ましい。この結果、データ生成部12aは、(4−6)で後述する建設機械の稼働率、及び作業員の作業効率を考慮して、残りの施工内容を完了させるのに必要な労働資源を残りの工程毎に求めることができる。
そして、データ生成部12aは、残りの施工内容を完了させるのに必要な部材、部材の量、及び労働資源の調達するための計画を表す調達計画データを生成する。調達計画データは、残りの施工内容を完了させるのに必要な各工程について、必要な部材、部材の量、及び労働資源をそれぞれ対応付けている。なお、本実施形態では、調達は、部材の購買、及び労働資源の手配を意味する。
また、データ生成部12aは、参考データ及びスケジュールデータの少なくとも一方をさらに用いることが好ましい。この場合、データ生成部12aは、残りの施工内容を完了させるのに必要な各工程の開始時期を参考データ及びスケジュールデータの少なくとも一方に基づいて予測するシミュレーションをさらに行うことができる。したがって、データ生成部12aは、部材及び労働資源の各調達時期を精度よく定めた調達計画データを生成できる。
(4−4)搬入計画データ
データ生成部12aは、仕様データ、実施工データ、並びに参考データに基づいて、施工管理データとして搬入計画データを生成する。搬入計画データは、建物B1を構成する部材を施工現場B10へ搬入するための計画を表すデータである。
データ生成部12aは、上述の(4−3)と同様に、建物B1の残りの施工内容を完了させるのに必要な部材、部材の量、及び労働資源を、残りの工程毎に求めることができる。そこで、データ生成部12aは、残りの施工内容を完了させるのに必要な部材及び労働資源の各搬入時期を、参考データ及びスケジュールデータの少なくとも一方に基づいて予測するシミュレーションをさらに行う。したがって、データ生成部12aは、部材及び労働資源を施工現場B10に搬入する各時期を定めた搬入計画データを生成できる。
(4−5)入札データ
データ生成部12aは、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工管理データとして入札データを生成する。入札データは、建物B1を構成する部材、及び施工に必要な労働資源の少なくとも一方の入札に関するデータである。
データ生成部12aは、上述の(4−3)と同様に、建物B1の残りの施工内容を完了させるのに必要な部材、部材の量、及び労働資源を、残りの工程毎に求めることができる。そこで、データ生成部12aは、入札データとして、残りの施工内容を完了させるのに必要な部材の種類、量、予定価格(指値)、及び納期、並びに労働資源の職種、人数、予定価格、及び労働期間などのデータを生成する。
(4−6)加工データ
データ生成部12aは、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工管理データとして、加工データを生成する。加工データは、購買予定の部材、又は搬入予定の部材について、部材を扱う業者に対して購入前又は搬入前に指示する加工内容を表すデータである。
以下の説明では、部材として建物B1の部屋の内壁の一部を構成する内装パネルを例示する。
一般に、内装パネルは、一対の長辺及び一対の短辺を有する矩形の平板状である。そして、内装パネルは、長辺及び短辺の各寸法が予め決められた仕様値になるように製造されている。そして、部屋の内壁は、互いの長辺同士又は短辺同士を密着させて取り付けられた複数の内装パネルによって形成される。しかしながら、実空間R1の建物B1では、内装パネルの寸法誤差、又は施工誤差などによって、施工時に内装パネルが取り付けられないことがある。
そこで、データ生成部12aは、点群データなどの部屋の実空間データと、部屋の3次元モデルのデータなどの仮想空間データとを比較して、現状の施工状態の内壁に取り付けることのできる内壁パネルの寸法情報を生成する。データ生成部12aは、寸法情報を含む加工データを生成する。
出力装置2によって加工データを確認したユーザは、寸法情報に基づいた内装パネルの加工を業者に指示する。したがって、加工された内壁パネルを施工に用いることによって、施工効率が向上する。
なお、加工データの対象となる部材は内壁パネル以外でもよく、柱、梁、桁、外装パネルなどの他の部材であってもよい。
(4−7)スケジュール比較データ
データ生成部12aは、仕様データ、及び実施工データに基づいて、施工管理データとしてスケジュール比較データを生成する。スケジュール比較データは、施工スケジュールに対する施工現場B10の施工の進捗状況を表す。
データ生成部12aは、上述の(4−1)と同様に、施工の進捗状況を認識することができる。そこで、データ生成部12aは、スケジュールデータを用いることで、施工スケジュールに対する施工現場B10の施工の進捗状況を判定できる。すなわち、データ生成部12aは、施工スケジュールに対する実際の施工の遅れ具合、又は進み具合を判定し、この判定結果を表すスケジュール比較データを生成する。
(4−8)稼働率データ、及び作業効率データ
データ生成部12aは、実施工データの稼働データに基づいて、施工管理データとして、建築用重機、建築ロボット、及びパワーツールなどの建設機械の稼働率を表す稼働率データを生成する。さらに、データ生成部12aは、作業員に取り付けられる活動量計から取得された作業員の移動距離、歩行速度、及び消費カロリーなどの生体情報に基づいて、作業員の作業効率を表す作業効率データを作成してもよい。
(4−9)施工検査結果データ
データ生成部12aは、仕様データ、及び実施工データに基づいて、施工管理データとして施工検査結果データを生成する。施工検査結果データは、建物B1の施工検査の結果を表すデータである。
データ生成部12aは、建物B1の実空間データと施工検査データとに基づいて、実空間R1における建物B1の状態を反映した3次元モデルに、施工検査で不具合があった箇所を重ねて表示するための施工検査結果データを生成する。現場監督などは、施工検査結果データによって、施工検査の結果を容易に把握できる。
(5)出力装置
データ生成部12aは、上述の進捗データ、進捗予測データ、調達計画データ、搬入計画データ、入札データ、加工データ、スケジュール比較データ、稼働率データ、作業効率データ、及び施工検査結果データの少なくとも1つを、施工管理データとして生成する。データ出力部14は、施工管理データを出力装置2へ出力する。
出力装置2は、受け取った施工管理データを、モニタ装置の画面に表示する。また、出力装置2は、受け取った施工管理データを、音声で出力してもよい。施工管理データは、進捗データ、進捗予測データ、調達計画データ、搬入計画データ、入札データ、加工データ、スケジュール比較データ、稼働率データ、作業効率データ、及び施工検査結果データなどを、シンボル、記号、図などを用いて表し、人が視覚的なイメージで内容を把握しやすい画像データであることが好ましい。特に、進捗状況、進捗予測結果、調達計画、スケジュール比較データ、及び搬入計画などは、ロードマップ又は工程表で表されることが好ましい。
上述のように、施工管理システム1は、仕様データ及び実施工データに基づいて、各種の施工管理データを生成できる。したがって、ユーザは、各種の施工管理データを参照することで、施工対象の施工管理に要する手間を低減できる。
(第1変形例)
本変形例では、改修される建物B1を施工対象とする。施工管理システム1は、実空間R1における施工現場B10において改修される建物B1の施工を管理する。
建物B1の改修では、仕様データは、改修前の建物B1の空間データも仕様データに含まれる。改修前の建物B1の空間データは、3次元CADデータなどの3次元モデルのデータ(仮想空間データ)、及び計測装置3(図2参照)によって生成された点群データ(実空間データ)の少なくとも一方を含む。
そして、データ生成部12aは、改修前の建物B1の空間データと施工途中の建物B1の実空間データとを比較することで、進捗状況判定処理を実行できる。この結果、データ生成部12aは、建物B1の改修時にも、進捗データを生成することができる。
また、仕様データは、改修される建物B1の修繕履歴、改築履歴、及び増築履歴などの履歴データを含んでいてもよい。この場合、施工管理システム1は、建物B1に施された各履歴を反映させた施工管理データを生成できる。
また、進捗データを生成できるデータ生成部12aは、建物B1の改修時にも、進捗予測データ、調達計画データ、搬入計画データ、入札データ、加工データ、スケジュール比較データ、稼働率データ、作業効率データ、及び施工検査結果データを、上述の実施形態と同様に生成できる。
(第2変形例)
また、施工管理システム1は、街区の新規開発又は再開発を施工対象としてもよい。
街区は、道路、水路、建物、及びインフラストラクチャーなどを備える。そこで、施工管理システム1は、街区全体の仕様データ及び実施工データ、並びに道路、水路、建物、及びインフラストラクチャーなどのそれぞれの仕様データ及び実施工データを用いる。したがって、施工管理システム1は、街区全体の施工管理、並びに道路、水路、建物、及びインフラストラクチャーなどのそれぞれの施工管理を行うことができる。さらに、施工管理システム1は、各施工管理を互いに連携させることで、より効率のよい施工管理を実現できる。例えば、道路、水路、建物、及びインフラストラクチャーなどのそれぞれの施工において、同じ内容の工程があれば、当該工程を各施工で同時に行うのではなく、当該工程の時期を各施工で互いにずらす。この結果、デバイス4及び労働資源を流動的に運用でき、デバイス4及び労働資源の効率的な運用が可能になる。
(第3変形例)
上述の施工管理システム1の動作をまとめると、図5のフローチャートに示される。
施工管理方法は、データ取得ステップS1と、データ生成ステップS2と、データ出力ステップS3と、を備える。データ取得ステップS1は建物B1の仕様に関するデータである仕様データ、及び実空間R1における施工の状況に関するデータである実施工データを取得する。データ生成ステップS2は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工管理データを生成する。データ出力ステップS3は、施工管理データを出力する。仕様データは、仮想空間データ、3次元モデルのデータ、部材属性データ、スケジュールデータ、労働資源データ、及びBIMデータなどのうち少なくとも1つを含む。実施工データは、実空間データ、稼働データ、費消データ、搬入実績データ、施工検査データ、及びBIMデータなどのうち少なくとも1つを含む。施工管理データは、進捗データ、進捗予測データ、調達計画データ、搬入計画データ、入札データ、加工データ、スケジュール比較データ、稼働率データ、作業効率データ、及び施工検査結果データなどのうち少なくとも1つを含む。
(第4変形例)
なお、仕様データは、上述の仮想空間データ、3次元モデルのデータ、部材属性データ、スケジュールデータ、労働資源データ、及びBIMデータ以外のデータであってもよい。また、実施工データは、上述の実空間データ、稼働データ、費消データ、搬入実績データ、施工検査データ、及びBIMデータ以外のデータであってもよい。また、施工管理データは、上述の進捗データ、進捗予測データ、調達計画データ、搬入計画データ、入札データ、加工データ、スケジュール比較データ、稼働率データ、作業効率データ、及び施工検査結果データ以外であってもよい。また、施工管理データを生成するために用いられるデータの組み合わせは、上述の具体的な組み合わせ以外であってもよい。
(まとめ)
上述の実施形態に係る第1の態様の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理システム(1)は、仕様データ記憶部(13a)と、実施工データ記憶部(13b)と、データ生成部(12a)と、データ出力部(14)と、を備える。仕様データ記憶部(13a)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データを記憶している。実施工データ記憶部(13b)は、実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを記憶している。データ生成部(12a)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工の進捗状況を表す進捗データを生成する。データ出力部(14)は、進捗データを出力する。
上述の施工管理システム(1)は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理システム(1)は、施工の進捗状況を管理できる。
上述の実施形態に係る第2の態様の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理システム(1)は、仕様データ記憶部(13a)と、実施工データ記憶部(13b)と、参考データ記憶部(13c)と、データ生成部(12a)と、データ出力部(14)と、を備える。仕様データ記憶部(13a)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データを記憶している。実施工データ記憶部(13b)は、実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを記憶している。参考データ記憶部(13c)は、他の施工対象の施工の実績を表す参考データを記憶している。データ生成部(12a)は、仕様データ、実施工データ、及び参考データに基づいて、施工の進捗状況を予測し、当該予測結果を表す進捗予測データを生成する。データ出力部(14)は、進捗予測データを出力する。
上述の施工管理システム(1)は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理システム(1)は、施工の進捗状況を予測して、施工の進捗状況を管理できる。
上述の実施形態に係る第3の態様の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理システム(1)は、仕様データ記憶部(13a)と、実施工データ記憶部(13b)と、データ生成部(12a)と、データ出力部(14)と、を備える。仕様データ記憶部(13a)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データを記憶している。実施工データ記憶部(13b)は、実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを記憶している。データ生成部(12a)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工対象(B1)を構成する部材、及び施工に必要な労働資源の少なくとも一方を調達するための計画を表す調達計画データを生成する。データ出力部(14)は、調達計画データを出力する。
上述の施工管理システム(1)は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理システム(1)は、調達計画を管理できる。
上述の実施形態に係る第4の態様の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理システム(1)は、仕様データ記憶部(13a)と、実施工データ記憶部(13b)と、データ生成部(12a)と、データ出力部(14)と、を備える。仕様データ記憶部(13a)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データを記憶している。実施工データ記憶部(13b)は、実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを記憶している。データ生成部(12a)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工対象(B1)を構成する部材を施工の現場(B10)へ搬入するための計画を表す搬入計画データを生成する。データ出力部(14)は、搬入計画データを出力する。
上述の施工管理システム(1)は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理システム(1)は、搬入計画を管理できる。
上述の実施形態に係る第5の態様の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理システム(1)は、仕様データ記憶部(13a)と、実施工データ記憶部(13b)と、データ生成部(12a)と、データ出力部(14)と、を備える。仕様データ記憶部(13a)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データを記憶している。実施工データ記憶部(13b)は、実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを記憶している。データ生成部(12a)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工対象(B1)を構成する部材、及び施工に必要な労働資源の少なくとも一方の入札を行うための入札データを生成する。データ出力部(14)は、入札データを出力する。
上述の施工管理システム(1)は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理システム(1)は、入札の情報を管理できる。
上述の実施形態に係る第6の態様の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理システム(1)は、仕様データ記憶部(13a)と、実施工データ記憶部(13b)と、データ生成部(12a)と、データ出力部(14)と、を備える。仕様データ記憶部(13a)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データを記憶している。実施工データ記憶部(13b)は、実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを記憶している。データ生成部(12a)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工対象(B1)を構成する部材の加工に関する加工データを生成する。データ出力部(14)は、加工データを出力する。
上述の施工管理システム(1)は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理システム(1)は、部材の加工を管理できる。
上述の実施形態に係る第7の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第6の態様のいずれか一つにおいて、仕様データは、仮想空間における施工対象(B1)の3次元モデルのデータを含むことが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の仕様を表す3次元モデルデータを用いることで、実空間(R1)の施工対象(B1)の施工管理を容易に実行できる。
上述の実施形態に係る第8の態様の施工管理システム(1)では、第7の態様において、3次元モデルのデータは、CADデータであることが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の仕様を表すCADデータを用いることで、実空間(R1)の施工対象(B1)の施工管理を容易に実行できる。
上述の実施形態に係る第9の態様の施工管理システム(1)は、第7の態様において、紙図面から読み取られたデータに座標を割り当てることで、3次元モデルのデータを生成する座標変換部(12c)をさらに備えることが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、過去のリソースである紙図面を用いることができるので、施工管理の適用範囲を拡げることができる。
上述の実施形態に係る第10の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第9の態様のいずれか一つにおいて、仕様データは、施工対象(B1)を構成する部材の属性に関する部材属性データを含むことが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)に属する部材のそれぞれに関する施工管理を、容易に実行できる。
上述の実施形態に係る第11の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第10の態様のいずれか一つにおいて、仕様データは、施工のスケジュールを表すスケジュールデータを含むことが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の施工スケジュールの管理を容易に実行できる。
上述の実施形態に係る第12の態様の施工管理システム(1)では、第11の態様において、データ生成部(12a)は、スケジュールデータを用いて、スケジュールに対する施工の進捗状況を表すスケジュール比較データを生成することが好ましい。データ出力部(14)は、スケジュール比較データを出力する。
上述の施工管理システム(1)は、施工対象(B1)の施工の遅れ具合又は進み具合を容易に管理できる。
上述の実施形態に係る第13の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第12の態様のいずれか一つにおいて、仕様データは、施工に必要な労働資源に関する労働資源データを含むことが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、施工に必要な労働資源を容易に管理できる。
上述の実施形態に係る第14の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第13の態様のいずれか一つにおいて、実施工データは、施工に用いられるデバイス(4)の稼働状況を表す稼働データを含むことが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、施工に用いられるデバイスの稼働状況を容易に管理できる。
上述の実施形態に係る第15の態様の施工管理システム(1)では、第14の態様において、データ生成部(12a)は、稼働データに対して、機械学習によって構築された認識アルゴリズムを実行することで、稼働状況を分析することが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、デバイスの稼働状況を精度よく把握できる。
上述の実施形態に係る第16の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第15の態様のいずれか一つにおいて、実施工データは、施工対象(B1)を構成する部材の費消状況を表す費消データを含むことが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、部材の在庫管理を容易にできる。
上述の実施形態に係る第17の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第16の態様のいずれか一つにおいて、実施工データは、施工対象(B1)を構成する部材の搬入実績を表す搬入実績データを含むことが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、部材の在庫管理を容易にできる。
上述の実施形態に係る第18の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第17の態様のいずれか一つにおいて、仕様データ及び実施工データの少なくとも一方は、ビルディング インフォメーションモデリングデータを含むことが好ましい。
上述の施工管理システム(1)は、ビルディング インフォメーションモデリングデータから様々なデータを抽出できるので、データ管理の簡便化を実現でき、さらには複数の部門でデータ管理の共通化を図ることもできる。
上述の実施形態に係る第19の態様の施工管理システム(1)では、第1乃至第18の態様のいずれか一つにおいて、仕様データ及び実施工データの少なくとも一方は、点群データを含むことが好ましい。点群データは、3次元計測を行う計測装置(3)によって生成された施工対象(B1)に属する複数の測定点のそれぞれの3次元の座標値を表す。
上述の施工管理システム(1)は、点群データによって、実空間(R1)における施工対象(B1)の施工状況を精度よく把握できる。また、施工対象(B1)の改修時には、改修前の施工対象(B1)の状態を精度よく把握できる。
上述の実施形態に係る第20の態様の施工管理支援システム(A1)は、第1乃至第19の態様のいずれか一つの施工管理システム(1)と、施工管理システム(1)のデータ出力部(14)が出力したデータを表示する出力装置(2)と、を備える。
上述の施工管理支援システム(A1)は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。
上述の実施形態に係る第21の態様のプログラムは、コンピュータシステムを、第1乃至第19の態様のいずれか一つの施工管理システム(1)として機能させる。
上述のプログラムは、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。
上述の実施形態に係る第22の態様の施工管理方法は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理方法は、データ取得ステップ(S1)と、データ生成ステップ(S2)と、データ出力ステップ(S3)と、を備える。データ取得ステップ(S1)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データ、及び実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを取得する。データ生成ステップ(S2)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工の進捗状況を表す進捗データを生成する。データ出力ステップ(S3)は、進捗データを出力する。
上述の施工管理方法は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理方法は、施工の進捗状況を管理できる。
上述の実施形態に係る第23の態様の施工管理方法は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理方法は、データ取得ステップ(S1)と、データ生成ステップ(S2)と、データ出力ステップ(S3)と、を備える。データ取得ステップ(S1)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データ、実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データ、及び他の施工対象の施工の実績を表す参考データを取得する。データ生成ステップ(S2)は、仕様データ、実施工データ、及び参考データに基づいて、施工の進捗状況を予測し、当該予測結果を表す進捗予測データを生成する。データ出力ステップ(S3)は、進捗予測データを出力する。
上述の施工管理方法は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理方法は、施工の進捗状況を予測して、施工の進捗状況を管理できる。
上述の実施形態に係る第24の態様の施工管理方法は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理方法は、データ取得ステップ(S1)と、データ生成ステップ(S2)と、データ出力ステップ(S3)と、を備える。データ取得ステップ(S1)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データ、及び実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを取得する。データ生成ステップ(S2)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工対象(B1)を構成する部材、及び施工に必要な労働資源の少なくとも一方を調達するための計画を表す調達計画データを生成する。データ出力ステップ(S3)は、調達計画データを出力する。
上述の施工管理方法は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理方法は、調達計画を管理できる。
上述の実施形態に係る第25の態様の施工管理方法は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理方法は、データ取得ステップ(S1)と、データ生成ステップ(S2)と、データ出力ステップ(S3)と、を備える。データ取得ステップ(S1)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データ、及び実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを取得する。データ生成ステップ(S2)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工対象(B1)を構成する部材を施工の現場(B10)へ搬入するための計画を表す搬入計画データを生成する。データ出力ステップ(S3)は、搬入計画データを出力する。
上述の施工管理方法は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理方法は、搬入計画を管理できる。
上述の実施形態に係る第26の態様の施工管理方法は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理方法は、データ取得ステップ(S1)と、データ生成ステップ(S2)と、データ出力ステップ(S3)と、を備える。データ取得ステップ(S1)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データ、及び実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを取得する。データ生成ステップ(S2)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工対象(B1)を構成する部材、及び施工に必要な労働資源の少なくとも一方の入札を行うための入札データを生成する。データ出力ステップ(S3)は、入札データを出力する。
上述の施工管理方法は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理方法は、入札の情報を管理できる。
上述の実施形態に係る第27の態様の施工管理方法は、施工対象(B1)の施工を管理する。施工管理方法は、データ取得ステップ(S1)と、データ生成ステップ(S2)と、データ出力ステップ(S3)と、を備える。データ取得ステップ(S1)は、施工対象(B1)の仕様に関する仕様データ、及び実空間(R1)における施工の状況に関する実施工データを取得する。データ生成ステップ(S2)は、仕様データ及び実施工データに基づいて、施工対象(B1)を構成する部材の加工に関する加工データを生成する。データ出力ステップ(S3)は、加工データを出力する。
上述の施工管理方法は、人が施工管理データを生成する必要がなく、人の負担を低減させることができる。さらに、施工管理方法は、部材の加工を管理できる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 施工管理システム
13a 仕様データ記憶部
13b 実施工データ記憶部
13c 参考データ記憶部
12a データ生成部
12c 座標変換部
14 データ出力部
2 出力装置
3 計測装置
4 デバイス
A1 施工管理支援システム
B1 建物(施工対象)
B10 施工現場(現場)
R1 実空間

Claims (21)

  1. 施工対象の施工を管理する施工管理システムであって、
    前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している仕様データ記憶部と、
    実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している実施工データ記憶部と、
    前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工の進捗状況を表す進捗データを生成するデータ生成部と、
    前記進捗データを出力するデータ出力部と、を備える
    施工管理システム。
  2. 施工対象の施工を管理する施工管理システムであって、
    前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している仕様データ記憶部と、
    実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している実施工データ記憶部と、
    他の施工対象の施工の実績を表す参考データを記憶している参考データ記憶部と、
    前記仕様データ、前記実施工データ、及び前記参考データに基づいて、前記施工の進捗状況を予測し、当該予測結果を表す進捗予測データを生成するデータ生成部と、
    前記進捗予測データを出力するデータ出力部と、を備える
    施工管理システム。
  3. 施工対象の施工を管理する施工管理システムであって、
    前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している仕様データ記憶部と、
    実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している実施工データ記憶部と、
    前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工対象を構成する部材、及び前記施工に必要な労働資源の少なくとも一方を調達するための計画を表す調達計画データを生成するデータ生成部と、
    前記調達計画データを出力するデータ出力部と、を備える
    施工管理システム。
  4. 施工対象の施工を管理する施工管理システムであって、
    前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している仕様データ記憶部と、
    実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している実施工データ記憶部と、
    前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工対象を構成する部材を前記施工の現場へ搬入するための計画を表す搬入計画データを生成するデータ生成部と、
    前記搬入計画データを出力するデータ出力部と、を備える
    施工管理システム。
  5. 施工対象の施工を管理する施工管理システムであって、
    前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している仕様データ記憶部と、
    実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している実施工データ記憶部と、
    前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工対象を構成する部材、及び前記施工に必要な労働資源の少なくとも一方の入札を行うための入札データを生成するデータ生成部と、
    前記入札データを出力するデータ出力部と、を備える
    施工管理システム。
  6. 施工対象の施工を管理する施工管理システムであって、
    前記施工対象の仕様に関する仕様データを記憶している仕様データ記憶部と、
    実空間における前記施工の状況に関する実施工データを記憶している実施工データ記憶部と、
    前記仕様データ及び前記実施工データに基づいて、前記施工対象を構成する部材の加工に関する加工データを生成するデータ生成部と、
    前記加工データを出力するデータ出力部と、を備える
    施工管理システム。
  7. 前記仕様データは、仮想空間における前記施工対象の3次元モデルのデータを含む
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  8. 前記3次元モデルのデータは、CADデータである
    請求項7記載の施工管理システム。
  9. 紙図面から読み取られたデータに座標を割り当てることで、前記3次元モデルのデータを生成する座標変換部をさらに備える
    請求項7記載の施工管理システム。
  10. 前記仕様データは、前記施工対象を構成する部材の属性に関する部材属性データを含む
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  11. 前記仕様データは、前記施工のスケジュールを表すスケジュールデータを含む
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  12. 前記データ生成部は、前記スケジュールデータを用いて、前記スケジュールに対する前記施工の進捗状況を表すスケジュール比較データを生成し、
    前記データ出力部は、前記スケジュール比較データを出力する
    請求項11記載の施工管理システム。
  13. 前記仕様データは、前記施工に必要な労働資源に関する労働資源データを含む
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  14. 前記実施工データは、前記施工に用いられるデバイスの稼働状況を表す稼働データを含む
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  15. 前記データ生成部は、前記稼働データに対して、機械学習によって構築された認識アルゴリズムを実行することで、前記稼働状況を分析することを特徴とする請求項14記載の施工管理システム。
  16. 前記実施工データは、前記施工対象を構成する部材の費消状況を表す費消データを含む
    請求項1乃至15のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  17. 前記実施工データは、前記施工対象を構成する部材の搬入実績を表す搬入実績データを含む
    請求項1乃至16のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  18. 前記仕様データ及び前記実施工データの少なくとも一方は、ビルディング インフォメーションモデリングデータを含む
    請求項1乃至17のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  19. 前記仕様データ及び前記実施工データの少なくとも一方は、3次元計測を行う計測装置によって生成された前記施工対象に属する複数の測定点のそれぞれの3次元の座標値を表す点群データを含む
    請求項1乃至18のいずれか一項に記載の施工管理システム。
  20. 請求項1乃至19のいずれか一項に記載の施工管理システムと、
    前記施工管理システムの前記データ出力部が出力したデータを表示する出力装置と、を備える
    施工管理支援システム。
  21. コンピュータシステムを、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の施工管理システムとして機能させることを特徴とするプログラム。
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