JP2005208804A - プロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法、およびプログラム - Google Patents

プロジェクト管理装置、プロジェクト管理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、プロジェクトにおいて、人員の作業負荷を適性にバランスさせたプロジェクトの計画・立案を支援するとともに、進行中のプロジェクトの遅延の発生を検出し、適切に対処するための技術を提供することにある。
【解決手段】プロジェクト管理装置において、複数の作業工程を含むプロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを記録する手段と、過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照する手段と、上記現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の要員による複数のプロジェクトを並行して進める組織形態でのプロジェクト管理技術に関する。
ある程度の規模の組織においては、複数のプロジェクトが並行して進行する場合がある。各プロジェクトは、複数の工程からなり、組織の人員が各プロジェクトに割り当てられ、計画にしたがって、各自の作業を進めることになる。このようなプロジェクトを管理するためのツールも提案されている(特許文献1参照)。
このようなプロジェクト管理では、一般に、各人員が複数のプロジェクトに重複して配置されることが一般的である。そして、経験が多く、能力の高い人員ほどより多くの作業を割り当てられる結果となる。逆に、経験が浅く、能力が低い人員ほど、割り当てられる作業が少なくなる傾向にある。したがって、同一のプロジェクトに属する人員間で作業負荷のバランスを採ること、作業負荷を適性に見積もることが困難になる場合がある。さらに、人員の作業負荷を適性に見積もれない結果、プロジェクトの工程が予想外に遅延する結果となる。
また、一旦遅延が発生したプロジェクトについては、闇雲に人員を投入するような状況も発生する。投入したことにより、どの程度遅延が回復し、一方で、その人員にどの程度さらなる負荷が加わり、その結果、他のプロジェクトにどのような影響を与えるか、について管理者を十分に支援できる技術は提案されていなかった。
特開2003−67188号公報
本発明の目的は、プロジェクトにおいて、人員の作業負荷を適性にバランスさせたプロジェクトの計画・立案を支援するとともに、進行中のプロジェクトの遅延の発生を検出し、適切に対処するための技術を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明は、プロジェクト管理装置において、複数の作業工程を含むプロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを記録する手段と、過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照する手段と、上記現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測手段とを備えるものである。
本発明によれば、現在の進捗情報と関連プロジェクトの実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測するので、具体的な実績の裏付けに基づき遅延の程度を予測できる。なお、関連プロジェクトは、例えば、プロジェクトを分類する分類コードで関連付けしてよいし、プロジェクトを構成する作業工程が所定数以上一致するものを関連プロジェクトとしてもよい。
上記予測手段は、現在進行中のプロジェクトの現在時点に相当する、過去の関連プロジェクトにおける現在相当日における作業遅延を示す作業遅延情報および作業完了を示す作業完了情報と、上記現在進行中のプロジェクトの現在時点での作業遅延情報および作業完了情報との差分により当該プロジェクトの遅延の程度を予測するようにしてもよい。本発
明によれば、現在進行中のプロジェクトの現在時点に相当する、過去の関連プロジェクトにおける現在相当日と、上記現在進行中のプロジェクトの現在時点とにおいて、作業遅延情報および作業完了情報との差分を算出するので、遅延の程度を定量的に評価できる。
上記プロジェクト管理装置は、プロジェクトに従事する要員について、当該要員が担当する作業工程に対する経験の程度を示す経験情報と、要員の能力よって当該作業工数を低減する程度を示す熟練度情報とに基づくプロジェクトのスキルレベルを算出する手段をさらに備え、上記予測手段は、上記スキルレベルを反映して上記プロジェクトの遅延の程度を予測するようにしてもよい。
上記プロジェクト管理装置は、プロジェクトを構成する各作業工程とその前後の作業工程との関係について、前の複数作業工程からの集約の数を示す集約数情報、および後の複数作業工程への分岐の数を示す分岐数情報を記憶する作業関連情報記憶手段をさらに備え、上記予測手段は、上記集約数情報および分岐数情報を反映して上記プロジェクの遅延の程度を予測するようにしてもよい。
上記プロジェクト管理装置は、上記プロジェクト完了時の遅延の程度が所定の限度を越えた遅延プロジェクトを表示する手段と、上記遅延プロジェクトを構成する作業工程に対して新たに要員を割り当てる設定を受け付ける手段とをさらに備え、上記予測手段は、さらに上記新たに割り当てられた要員に基づいて上記プロジェクト完了時の遅延の程度を予測するようにしてもよい。
上記プロジェクト管理装置は、上記新たに割り当てられた要員が新たに従事する作業工程において処理する作業工数と、その当該要員の熟練度とから要員ごとに追加負荷情報を算出する手段をさらに備えるものでもよい。
本発明によれば、遅延プロジェクトを構成する作業工程を割り当てられた要員について追加負荷を算出するので、新たに追加された作業の負担を反映してプロジェクトの遅延を予測できる。
また、本発明は、コンピュータその他の装置、機械等が上記いずれかの処理を実行する方法であってもよい。また、本発明は、コンピュータその他の装置、機械等に、以上のいずれかの機能を実現させるプログラムであってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
本発明によれば、プロジェクトにおいて、人員の作業負荷を適性にバランスさせたプロジェクトの計画・立案を支援するとともに、進行中のプロジェクトの遅延の発生を検出し、適切に対処することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態に係る情報システムついて説明する。以下の実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。図1は、この情報システムの機能の概要を示す機能構成図であり、図2は、この情報システムにおいて表示装置に表示される画面の構成図であり、図3は、この情報システムが管理するデータベースのデータ構造図であり、図4から図14は、この情報システムの処理を示すフローチャートである。
図1に、この情報システムの機能の概要を示す。この情報システムは、例えば、パーソナルコンピュータ等の端末に対してウェブページを提供するウェブサーバとして構成することができる。ただし、端末単体上のプログラムとしてこの情報システムを実現してもよい。いずれにしても、サーバ、パーソナルコンピュータ等のハードウェアの構成、およびオペレーティングシステム等の基本プログラムの構成については、広く知られているので、その説明を省略する。
また、ウェブページを提供するウェブサーバ、およびウェブページを記述するHTML(HyperText Markup Language)、XML(eXtensible Markup Language)等の技術につ
いても広く知られているので、その説明を省略する。
この情報システムは、プロジェクトに従事する作業者に関する作業者情報、プロジェクトを構成する作業工程に関する作業情報、各プロジェクトの名称・スケジュール・現状等からなるプロジェクト情報等を含むデータベースを有している。この情報システムは、このデータベースにより作業情報管理機能、作業者情報管理機能、およびプロジェクト情報管理機能を提供する。
また、この情報システムは、上記データベースの情報に基づき、ウェブサーバの画面表示機能により、各種管理画面を提供する。この管理画面は、主な機能として、最適対処法提示機能、統合アラーム表示機能を有する。
最適対処法提示機能は、シミュレーションにより、コスト算出機能、作業情報抽出機能、プロジェクト情報抽出機能、および作業者情報抽出機能を含む。また、統合アラーム表示機能は、作業スキルアラーム機能、ボトルネックアラーム機能、担当作業負荷アラーム機能、事前アラーム機能、および日程アラーム機能を含む。本実施の形態では、主として、最適対処法提示機能、コスト算出機能、統合アラーム機能、および事前アラーム機能について説明する。
図2に、この情報システムにおいて表示装置に表示されるプロジェクト管理画面の構成図を示す。この画面は、ウェブサーバを通じてデータベースにアクセスするパーソナルコンピュータの画面として構成することができる。ただし、データベースをパーソナルコンピュータに構築することにより、スタンドアロンのシステムにおけるアプリケーションプログラムにより、プロジェクト管理画面を提供してもよい。
図2に示すように、プロジェクト管理画面は、プロジェクト一覧表示画面1、遅延回復作業画面2、および遅延回復要員画面3を有している。このうち、プロジェクト一覧表示画面1には、本情報システムが管理するプロジェクトの一覧表が表示される。
このプロジェクトの一覧表において、各行が1つのプロジェクトに対応する。各行は、プロジェクト名、進捗予測、遅延日数、作業状況、シミュレーション、およびプロジェクト予算状況の各フィールドを有している。このうちプロジェクト名は、各プロジェクトを識別する名称である。
進捗予測のフィールドには、各プロジェクト完了までの将来の進捗予測を円形の色付きマークで示す(遅延プロジェクトを表示する手段に相当)。例えば、赤(図2の斜め線パターンが赤に相当)は、予定より所定の限度を超えて遅延して完了すると予測される場合を示す。また、黄色(図2の縦線パターンが黄色に相当)は、所定の限度を超えていないが許容範囲内での遅延が生じると予測される場合を示す。また、青(図2の横線パターンが青に相当)は、予定通り完了すると予測される場合を示す。
遅延日数のフィールドには、現在時点の遅延日数が表示される。現在時点の遅延日数とは、当初予定されたチェックポイントと実際のプロジェクトにおいてそのチェックポイントが経過した日との日数差をいう。例えば、最近完了した作業においてその作業が本来完了すべき日からその作業が完了した日まで日数の差とすればよい。
作業状況のフィールドは、さらに、遅延と完了というフィールドに区分されている。そして、遅延のフィールドには、昨日までに完了すべき作業数に対する昨日までに完了すべき作業のうち未完了の作業数の割合が、「昨日までに完了すべき作業のうち未完了の作業数 / 昨日までに完了すべき作業数」の形式で表示される。また、完了のフィールドには、該当プロジェクトの合計作業に対する現時点での完了作業数の割合が、「現時点での完了作業数 / 該当プロジェクトの合計作業数」という形式で表示される。
また、進捗状況のフィールドに赤または黄色が表示されたプロジェクトに対して、シミュレーションのフィールドには、遅延回復ボタン4が表示される。遅延回復ボタン4の押下を検知すると、本情報システムは、プロジェクト管理画面左下の遅延回復作業画面2を表示する。プロジェクト予算状況のフィールドには、各プロジェクトにおいて算出された現状のコストが表示される。斜線(”/”)の右側に予算、左側にコストの実績が表示され、実績が予算を超えた場合には、赤字で実績が表示される。
なお、プロジェクト一覧表示画面1の一覧表の各行の背景色は、プロジェクトの現在の進捗状況を示す。例えば、薄赤色は、当該プロジェクトに重度の遅れ、または、重要作業と認定される作業に遅延があることを示す。薄黄色は、軽度の遅延を示す。さらに、薄緑色は、予定通り、または、予定以上に進行していることを示す。
遅延回復作業画面2には、遅延回復ボタン4が押下されたプロジェクトに含まれる作業ごとの状況の一覧表が表示される。この一覧表では、各行が作業に相当する。作業とは、プロジェクトを構成する個々の作業工程をいう。作業は、開始から終了までの期間を有している。
この一覧表の各行は、ラジオボタン、作業、変更結果および遅延回復必要数の各フィールドを有している。ラジオボタンのフィールドには、各行に1つずつラジオボタンが表示される。ユーザが不図示のポインティングデバイスでラジオボタンを押下すると、情報システムは、当該行に対応する作業を選択状態にする(情報システムは、ユーザが当該作業を選択したと認識する)。そして、情報システムは、プロジェクト管理画面の右下に遅延回復要員画面3を表示する。
変更結果フィールドには、遅延回復処理を実行した場合の、シミュレーションによる進捗予測を表示する。遅延回復必要数のフィールドには、当該作業の遅延回復に必要な作業工数を表示する。すなわち、遅延回復必要数とは、変更結果フィールドが緑の表示になるために消化すべき作業工数である。なお、本実施の形態において作業工数は、人日を単位に表すが、本発明の実施はこのような工数単位には限定されない。
遅延回復要員画面3には、遅延回復作業画面2においてラジオボタンで選択された作業
について、その作業の遅延回復に投入されるべき要員の一覧表が表示される(新たに要員を割り当てる設定を受け付ける手段に相当)。この一覧表の各行が、各々の要員の情報に相当する。各行は、チェックマーク記入用、氏名、遅延回復値、負荷状況(前・後)の各フィールドを有している。
チェックマークのフィールドに、チェックマークが設定されると、その行に対応する要員が遅延回復対象の作業に新たに割り当てられることになる。氏名のフィールドには、遅延回復対象の作業に投入すべき要員の氏名が示される。遅延回復値のフィールドには、遅延回復対象の作業における遅延回復数に対応する数値が示される。この遅延回復値は、当該要員が当該作業に割当られた場合に、達成される遅延回復の作業工数である。例えば、遅延回復必要数5.5の作業があった場合に、その作業に遅延回復数3.1の要員を割り当てた場合、その作業の遅延回復必要数は、2.4に減少する。
負荷状況は、各要員の作業負荷を示す。作業負荷とは、各作業の予定期間において、各要員の処理能力に相当する作業量に対して実際に割り当てられている作業量の割合をいう。例えば、負荷状況0.5は、その要員の処理能力の50%程度の作業量が割り当てられていることをいう。また、負荷状況2とは、その要員の処理能力の2倍程度の作業量が割り当てられていることをいう。
遅延回復画面に表示される要員の表示順は、例えば、遅延回復値の大きい順とすることができる。この場合には、作業に割り当てた場合に、遅延回復効果の大きい要員から順に表示することができる。ただし、単純に、遅延回復値のみにより、ソーティングした場合、能力の高い要員が常に表の上位に表示され、そのような要員が遅延回復対象の作業に割り当てられる可能性が高くなる。結果として、特定の要員に作業が集中し、作業負荷が極度に高くなることも想定される。
そのような作業の特定要員への集中を排除するため、負荷状況が所定を越えた要員については、遅延回復値を所定値だけ小さいものとして取り扱い、遅延回復要員画面3の表示順が下位になるようにすればよい。
この遅延回復要員画面3において、いずれか1以上の要員にチェックマークを設定した後、シミュレーションボタン5を押下することにより、遅延回復シミュレーションが実行される。遅延回復シミュレーションにより、新たな要員の割当により、当該作業がどの程度遅延回復するかが算出され表示される。また、その作業の遅延回復により、プロジェクトの進捗状況がどのように変化するかが算出され表示される。また、その作業に新たに割り当てられた要員について、負荷状況がどのように変化するかが負荷状況の「後」のフィールドに表示される。遅延回復シミュレーションの結果は、図2に示したプロジェクト管理画面と同様の構成の別画面に表示される。適用ボタン6を押下することにより、チェックマークで選択された要員が実際に遅延回復対象の作業に割り当てられ、シミュレーション結果がデータベースに反映される。さらに、シミュレーション結果が遅延回復作業画面2の変更結果フィールド、および、プロジェクト一覧画面1の進捗予測フィールドに表示される。
図3に、この情報システムが管理するデータベースのデータ構造図を示す。本情報システムのデータベースは、プロジェクト管理テーブル10、作業情報テーブル11、作業関連情報テーブル12、要員基本情報テーブル13、要員経験情報テーブル14,要員負荷情報テーブル(月別)15、および要員負荷情報テーブル(日別)16を有している。
プロジェクト情報テーブル10は、各プロジェクトに関する情報を格納するテーブルである。このテーブルの各行が1つのプロジェクトに該当する。プロジェクト情報テーブル
10は、プロジェクトコード、プロジェクト名、ステータス、総作業数、完了予定作業数、作業完了数、作業遅延数、遅延日数、プロジェクト予算、開始予定日、着手日、完了日、進捗予測、作業スキルアラーム、ボトルネックアラーム、担当作業負荷アラーム、事前アラーム、プロジェクト分類コードの各フィールドを有している(プロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを記録する手段に相当)。
これらのうち、プロジェクトコードは、プロジェクトをユニークに識別する情報である。ステータスは、当該プロジェクトが完了したのか、進行中(図3では「稼働中」と表示)であるのかを示す情報である。総作業数とは、当該プロジェクトに含まれる作業数である。作業完了数は、現在時点において完了している作業の数である。また、作業遅延数は、昨日までに完了すべき作業のうち、完了しなかった作業の数である。
進捗予測とは、図2に示したプロジェクト一覧表示画面1の進捗予測に表示される赤・黄・緑の円形ラベルに対応する情報であり、シミュレーションの実行結果として設定される。作業スキルアラームとは、当該プロジェクトに従事する要員のスキル、すなわち、当該プロジェクトに含まれる作業に対する経験と熟練度を数値化したものである。プロジェクトに従事する要員のスキルを加算し、総作業数で平均した値がプロジェクト情報テーブル10の作業スキルアラームのフィールドに設定される。この作業スキルアラーム値は、所定の閾値と比較され、作業スキルアラーム(警告)を発生すべきか否かが判定される。
ボトルネックアラームのフィールドには、当該プロジェクトのボトルネックの発生し易さを示す数値が格納される。ボトルネックとは、プロジェクトに含まれる作業の滞留し易さをいう。当該プロジェクトを構成する作業と作業との関係において、単一の作業から複数作業への分岐の数、および、複数の作業から単一の作業への集約の数を数え上げた結果であるボトルネックレベルと、プロジェクトを構成する作業の数とから算出されるボトルネックアラーム値がプロジェクト情報テーブル10のボトルネックアラームのフィールドに格納される。このボトルネックアラーム値が所定の閾値に達した場合に、ボトルネックアラーム(警告)が検出される。
担当作業負荷アラームのフィールドには、シミュレーションの結果について、作業負荷の程度を示す数値が設定される。作業負荷は、当該プロジェクトに従事する要員の負荷を数値化したものである。この担当作業負荷アラームが所定の閾値に達した場合に、作業負荷アラーム(警告)が検出される。
事前アラームのフィールドには、シミュレーションの結果について、遅延の程度を示す数値が格納される。事前アラームは、当該プロジェクトを構成する作業について、完了済みの作業数と、期限が過ぎても完了していない作業数と、過去の類似作業の進捗傾向とに基づいて算出される。この事前アラーム値が所定の閾値に達した場合に、事前アラーム(警告)が検出される。
プロジェクト分類コードは、プロジェクトの種類を区分するコードである。このプロジェクト分類コードは、過去のプロジェクトを参照する際、現在進行中のプロジェクトと対比すべきプロジェクトを選定するための情報として使用される。
作業情報テーブル11には、プロジェクトを構成する作業に関する情報を格納する。このテーブルの各行が1つの作業に該当する。作業情報テーブル11は、作業コード、作業名、プロジェクトコード、担当要員コード、進捗予測、遅延回復必要値、難易度、実作業期間(日)、平均負荷率、作業開始予定日、作業終了予定日、作業着手日、作業完了日、および進捗率の各フィールドを有している。
作業コードは、作業をユニークに識別する情報である。一方、プロジェクトコードは、プロジェクト管理テーブル10のプロジェクトコードである。このように、作業情報テーブル11中のプロジェクトコードにより、各作業がどのプロジェクトに含まれるかが定義される。担当要員コードのフィールドには、当該作業を担当する要員を1名以上指定する情報が格納される。
作業情報テーブル11中の進捗予測は、図2の遅延回復作業画面2に表示される作業ごとの「変更結果」の表示に対応し、遅延回復の対処によるシミュレーション結果を格納する。遅延回復必要値は、遅延回復作業画面2に表示される作業ごとの「遅延回復必要数」に対応し、各作業の遅延回復に必要な作業工数である。
難易度は、当該作業の難しさを示す数値である。実作業期間(日)は、当該作業の予定期間である。平均負荷率は、当該作業における作業負荷の一日当たりの平均値である。例えば、平均負荷率が0.8の場合、一日の作業時間のうち、80%を拘束されることを意味する。進捗率は、現時点での当該作業の進捗の程度を百分率で示したものであり、100%が作業完了に相当する。
作業関連情報テーブル12は、各作業に対して、その前後の作業との関係を保持するテーブルである。作業関連情報テーブル12は、作業コード、プロジェクトコード、前作業コード、後作業コード、分岐数、および集約数の各フィールドを有している。このうち、作業コードとプロジェクトコードにより、作業と、その作業が属するプロジェクトとが識別される。
前作業コードには、当該プロジェクトにおいて、当該作業の前に実行される作業が指定される。前作業コードが「先頭」と指定された場合、当該作業の前作業がないことを示す。また、後作業コードには、当該プロジェクトにおいて、当該作業の後に実行される作業が指定される。後作業コードが「最終」と指定された場合、当該作業の後作業がないことを示す。
分岐数とは、当該作業の後に、いくつの作業が分岐し並行して実行されるかを示す数である。また、集約数とは、当該作業の前に、いくつの作業が分岐し並行して実行され、当該作業において合流するかを示す数である。
要員基本テーブル13は、各要員の基本属性を格納するテーブルである。要員基本テーブル13は、要員コード、要員名、熟練度、およびコストの各フィールドを有している。要員コードは、要員をユニークに識別する情報である。熟練度は、その要員の能力の高さを示す情報である。すなわち、遅延回復値(工数)を熟練度で除算することにより、当該作業実施時の当該要員の負荷を算出できる。コストは、当該要員の単位時間当たりの作業単価である。
要員経験情報テーブル14は、各要員がどの作業をどの程度経験したかを示す情報を格納するテーブルである。要員経験情報テーブル14は、要員コード、データサイズおよび作業コードと経験数との組み合わせをデータサイズに相当する数だけ含む。すなわち、要員経験情報テーブル14は、データサイズで示される可変長のテーブルである。作業コードは、作業情報テーブルの作業コードに相当する。また、経験数は、当該要員がその作業を何回経験したかを示す数である。
要員負荷情報テーブル(月別)15は、月ごとの各要員の作業負荷を格納するテーブルである。また、要員負荷情報テーブル(日別)16は、日ごとの各要員の作業負荷を格納するテーブルである。
以下、図4から図13により、本情報システムで実行される処理を説明する。図4に、統合アラーム表示処理のフローチャートを示す。この処理は、図2に示したプロジェクト一覧画面1の表示に対応する。この処理では、本情報システムは、まず、プロジェクト情報テーブル10より、ステータス=稼働中の総てのプロジェクトの処理を終了したか否かを判定する(S1)。
総てのプロジェクトの処理を終了していない場合、情報システムは、作業スキルアラーム設定処理(S2)、ボトルネックアラーム設定処理(S3)、担当作業負荷アラーム設定処理(S4)、事前アラーム設定処理(S5)を実行する。次に、本情報システムは、上記で設定された各アラームの値を基に、プロジェクト情報テーブルの進捗予測を算出し、プロジェクト情報管理テーブル10に格納し(S6)、制御をS1に戻す。
ここで、進捗予測は、各アラーム(作業スキルアラーム、ボトルネックアラーム、担当作業負荷アラーム、事前アラーム)に、事前に設定された係数を乗算し、加算した値であり、統合アラームとも呼ばれる。この統合アラームと事前に設定された閾値との比較により、進捗予測として「赤、黄、青」のマークが図2のプロジェクト一覧表示画面1の進捗予測に表示される。なお、各アラームに乗算する係数、閾値については設定ファイルで設定・変更可能とすればよい。
一方、S1の判定で、総てのプロジェクトの処理を終了したと判定した場合、本情報システムは、制御をS7に進める。そして、本情報システムは、プロジェクト一覧表示画面1を描画し、処理を終了する。これにより、情報システムは、ユーザからの入力待ちの状態になる。
図5に、作業スキルアラーム設定処理(図4のS2)の詳細を示す。この処理では、各プロジェクトに従事する要員のスキルを数値化し、プロジェクト情報テーブル10の作業スキルアラームに設定する。このスキルが所定値に達しない場合、作業スキルアラームが発生する。図5は、1つのプロジェクトに対する処理を例示している。
この処理では、情報システムは、まず、作業スキルレベル格納領域(例えば、コンピュータプログラムの変数に対応するメモリ上の領域)をクリアする(S21)。次に、情報システムは、作業関連情報テーブル12を参照し、該当するプロジェクトに含まれる総ての作業に対する処理を終了したか否かを判定する(S22)。
該当するプロジェクトに含まれる総ての作業に対して処理を終了していない場合、情報システムは、作業情報テーブル11の作業コードと担当要員コードを取得する(S23)。
次に、本情報システムは、要員経験情報テーブル14より、作業コードと担当要員コードが整合するレコードを参照し、当該要員の当該作業に対する経験数を取得する(S24)。次に、本情報システムは、要員基本情報テーブル13より、当該要員の熟練度を取得する(S25)。次に、本情報システムは、上記経験数と熟練度により、該当作業の作業スキルレベルを算出し、プロジェクトスキルレベルに加算する(S26)。その後、情報システムは、制御をS22に戻す。なお、スキルレベルは、例えば、経験数と熟練度とを所定の計数で各々重み付けして加算した値とすればよい。
一方、S22の判定で、該当するプロジェクトコードに対応する総ての作業に対して処理を終了した場合、情報システムは、制御をS27に進める。そして、情報システムは、プロジェクトスキルレベルをプロジェクトの作業数で除算した値をプロジェクト情報テー
ブル10の作業スキルレベルアラームに設定する(S27)。この作業スキルレベルが所定値に達していない場合に、警告を発生するようにしてもよい。以上により、1つのプロジェクトに対する処理を終了する。
図6に、ボトルネックアラーム設定処理(図4のS3)の詳細を示す。図6は、1つのプロジェクトに対する処理を例示している。この処理では、情報システムは、まず、ボトルネックレベルの格納領域をクリアする(S31)。次に、情報システムは、作業関連情報テーブル12を参照し、該当するプロジェクトに含まれる総ての作業に対する処理を終了したか否かを判定する(S32)。
該当するプロジェクトに含まれる総ての作業に対して処理を終了していない場合、情報システムは、作業関連情報テーブル12より作業の分岐数と集約数とを取得する(S33)。次に、情報システムは、分岐数と集約数をプロジェクトボトルネックレベルに加算する(S34)。このように、本実施の形態では、分岐数および集約数をそのままボトルネック値とする。分岐と集約が多いほど、当該作業がボトルネックとなりやすいからである。次に、情報システムは、制御をS32に戻す。
一方、S32の判定で、該当するプロジェクトに含まれる総ての作業に対して処理を終了した場合、情報システムは、制御をS35に進める。そして、情報システムは、プロジェクトボトルネックレベルとプロジェクトの作業数より、作業当たりの平均ボトルネックレベルをボトルネックアラーム値として算出し、プロジェクト情報テーブル10のボトルネックアラームに設定する。このボトルネックアラーム値が所定値に達した場合に、警告を発生するようにしてもよい。以上により、1つのプロジェクトに対する処理を終了する。
図7に、担当作業負荷アラーム設定処理(図4のS4)の詳細を示す。図7は、1つのプロジェクトに対する処理を例示している。この処理では、情報システムは、まず、作業情報テーブル11より該当プロジェクトの作業要員リスト(作業ごとの担当要員コード)を取得する(S41)。次に、情報システムは、プロジェクト情報テーブル10より、該当プロジェクトの開始予定日と終了予定日とを取得する(S42)。
次に情報システムは、担当作業負荷レベルの格納領域をクリアする(S43)。次に、情報システムは、上記作業要員リストを参照し、該当するプロジェクトコードに対応する総ての要員に対する処理を終了したか否かを判定する(S44)。
該当するプロジェクトコードに対応する総ての要員に対して処理を終了していない場合、情報システムは、該当プロジェクトの開始日と終了予定日と本日の日付を参照し、要員負荷情報テーブル16(日別)において、本日の日付からプロジェクト終了までの担当者負荷情報を合計し、プロジェクト担当作業負荷レベルに加算する(S45)。次に、情報システムは、制御をS44に戻す。なお、ここでは、要員負荷情報テーブル16(日別)による処理を例示するが、要員負荷情報テーブル15(月別)による処理も同様に実現できる。
一方、S44の判定で、該当するプロジェクトコードに対応する総ての要員に対して処理を終了した場合、情報システムは、制御をS46に進める。そして、情報システムは、プロジェクト担当作業負荷レベルをプロジェクトの要員数で除算数した要員1人当たりの平均作業負荷レベルをプロジェクト情報テーブル11の担当作業負荷アラームに設定する(S46)。この担当作業負荷アラーム値が所定値に達した場合に、警告を発生するようにしてもよい。以上により、1つのプロジェクトに対する処理を終了する。
図8および図9に、事前アラーム設定処理(図4のS5)の詳細を示す。図8および9は、1つのプロジェクトに対する処理を例示している。この処理では、情報システムは、まず、プロジェクト情報テーブル10より、該当プロジェクトの開始予定日と終了予定日とを取得する。そして、情報システムは、所定の内蔵カレンダから本日の日付を取得する。そして、情報システムは、開始予定日、終了予定日および本日の日付から日程の進捗率を算出する(S50)。
次に情報システムは、プロジェクト情報テーブル10より、該当プロジェクトの作業進捗率(作業完了数/総作業数)と、作業遅延数を取得する(S51)。次に、情報システムは、プロジェクト情報テーブル10より、該当プロジェクトと同一のプロジェクト分類コードを有する完了済みのプロジェクトコードの一覧(プロジェクトリスト)を取得する(S52)。
次に情報システムは、過去のプロジェクトリストの作業進捗率合計および作業遅延数合計を格納する格納領域をクリアする(S53)。次に、情報システムは、S52で取得したプロジェクトリストを参照し、過去の総てのプロジェクト(同一のプロジェクト分類コードを有するプロジェクト)に対する処理を終了したか否かを判定する(S54)。
過去のプロジェクト対して処理を終了していない場合、情報システムは、プロジェクト情報テーブル10を参照し、現在管理対象のプロジェクトの現在の日程進捗率に該当する過去のプロジェクトにおける日(本日対応日と呼ぶ。現在相当日に相当)を算出する(S55)。
次に、情報システムは、1つの過去のプロジェクトの総ての作業を完了したか否かを判定する(S56)。S56の判定で総ての作業を終了していない場合、情報システムは、作業情報テーブル11と作業関連情報テーブル12より、過去のプロジェクトでの本日対応日における作業遅延数を算出する(S57、過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照する手段に相当)。この場合、完了日がその終了予定日以降の作業を作業遅延の作業とし、そのような作業の数を作業遅延数とする。次に、情報システムは、作業情報テーブル11と作業関連情報テーブル12より、過去のプロジェクトでの本日対応日における作業完了数を算出する(S58)。その後、情報システムは、制御をS56に戻す。
一方、S56の判定で、同一プロジェクト分類コードの1つの過去プロジェクトに対応する総ての作業に対して処理を終了した場合、情報システムは、制御をS59に進める。そして、情報システムは、作業完了数をプロジェクト情報テーブル10の当該過去のプロジェクトにおける総作業数で除算し、その過去のプロジェクトの作業進捗率として、作業進捗率合計に加算する(S59)。さらに、情報システムは、その過去のプロジェクトの作業遅延数を作業遅延数合計に加算する(S5A)。その後、情報システムは、制御をS54に戻す。
S54の判定で、同一プロジェクト分類コードの過去の総てのプロジェクトに対する処理を終了した場合、情報システムは、制御をS5Bに進める。そして、情報システムは、作業進捗合計を過去のプロジェクト数(同一のプロジェクト分類コードを有するもの)で除算した値を過去の平均作業進捗率とする(S5B)。次に、情報システムは、作業遅延数合計を過去のプロジェクト数(同一のプロジェクト分類コードを有するもの)で除算した値を過去の平均作業遅延数とする(S5C)。
次に、情報システムは、過去の平均進捗率と該当プロジェクトの平均進捗率を比較し、その差分を進捗率予測とする(S5D)。次に、情報システムは、過去の作業遅延数と該
当プロジェクトの作業遅延数を比較し、その差分を作業遅延数予測とする(S5E、現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測手段に相当)。そして、上記進捗率予測と作業遅延予測の値に応じてプロジェクト情報テーブル10の事前アラームを設定する(S5F)。
事前アラームの値は、例えば、上記進捗率予測がマイナスの場合の絶対値と、作業遅延予測の値を所定の計数により重み付け加算して求めてればよい。この事前アラーム値が所定値に達した場合に、警告を発生するようにしてもよい。その後、情報システムは、制御を図4のS6に進め、当該プロジェクトの進捗予測を算出する。以上の処理により、1つのプロジェクトに対する処理を終了する。
図10に、最適対処提示処理を示す。この処理は、図2の遅延回復作業画面2および遅延回復要員画面3に対応する処理である。この処理では、情報システムは、ユーザの入力であるイベントの発生を待つ(S9)。イベントが発生すると(S9でYESの場合)、情報システムは、遅延回復を実施するプロジェクトが選択されたか否かを判定する(S10)。遅延回復を実施するプロジェクトが選択されると、情報システムは、遅延回復作業選出処理を実行する(S11)。その後、情報システムは、制御をS9に戻す。
また、S10の判定で、遅延回復を実施するプロジェクトが選択されなかった場合、情報システムは、遅延回復対象とする作業が選択されたか否かを判定する(S12)。遅延回復対象とする作業が選択された場合、情報システムは、遅延回復要員選出処理を実行する(S13)。その後、情報システムは、制御をS9に戻す。
また、S12の判定で、遅延回復対象とする作業が選択されなかった場合、情報システムは、要員が選択されたか否かを判定する(S14)。要員が選択された場合、情報システムは、制御をS9に戻す。
また、S14の判定で、要員が選択されなかった場合、情報システムは、シミュレーションボタン5(図2参照)が押下された否かを判定する(S15)。シミュレーションボタン5が押下された場合、情報システムは、プロジェクトシミュレーション処理を実行する(S16)。次に、情報システムは、遅延回復コスト算出処理を実行する(S17)。次に、情報システムは、画面の更新処理を実行する(S18)。これらの処理により、遅延回復要員画面3の負荷状況、遅延回復作業画面2の変更結果と遅延回復必要数、プロジェクト一覧表示画面1の進捗予測およびプロジェクト予算状況が別画面(図2と同様の構成のシミュレーション結果表示画面)に表示される。その後、情報システムは、制御をS9に戻す。
また、S15の判定で、シミュレーションボタンが押下されなかった場合、情報システムは、遅延回復決定ボタン(図2の適用ボタン6に相当)が押下された否かを判定する(S19)。遅延回復決定ボタンが押下されない場合、情報システムは、制御をS9に戻す。一方、遅延回復決定ボタンが押下された場合、情報システムは、シミュレーションデータの反映処理を実行する(S1A)。この処理により、プロジェクト情報テーブル10、作業情報テーブル11、要員負荷情報テーブル(月別)15、および要員負荷情報テーブル(日別)16の内容が変更される。
次に、情報システムは、画面の更新処理を実行する(S1B)。この処理により、プロジェクト一覧表示画面1、遅延回復作業画面2および遅延回復要員画面3が更新される。そして、情報システムは、最適対処法提示処理を終了する。
図11に、遅延回復作業選出処理(図10のS11)の詳細を示す。この処理では、情
報システムは、まず、該当プロジェクト内の遅延作業の一覧(以下、遅延作業一覧という)を取得する(S110)。遅延作業とは、図3の作業情報テーブル11において、該当プロジェクトコードに対応する作業のうち、進捗予測が「遅れ」となっているものをいう。
次に、情報システムは、上記遅延作業一覧にある総ての作業に対して処理が終了したか否かを判定する(S111)。遅延作業一覧にある総ての作業に対して処理が終了していない場合、情報システムは、作業情報テーブルより、該当作業の作業開始日、作業終了予定日、作業開始実績を取得し、現在の遅延日数を算出する(S112)。
次に、作業情報テーブルより、該当作業の平均負荷率、難易度、および実作業期間を取得する(S113)。そして、情報システムは、現在の遅延日数、平均負荷率、難易度、および実作業期間より、遅延回復必要数を算出し、作業情報テーブル11に格納する(S114)。そして、情報システムは、制御をS111に戻す。ここで、遅延回復必要数(遅延回復必要値)は、以下の式により算出される。
(数1)
作業日数 = 作業終了予定日 − 作業開始予定日;
予定進捗率 = (本日 − 予定開始日)/ 作業日数;
遅延工数 = 平均負荷率 × 作業日数 ×(進捗率 − 予定進捗率);
遅延回復必要値 = 遅延工数 + 該当作業の難易度による補正;
一方、S111の判定で、遅延作業一覧にある総ての作業に対して処理が終了した場合、情報システムは、遅延回復作業画面2を更新する(S115)。
図12に、遅延回復要員選出処理を示す。この処理では、情報システムは、まず、要員基本情報テーブル13より作業要員の一覧(以下、作業要員リストという)を取得する(S130)。
次に、情報システムは、上記作業要員リストにある総ての要員に対して処理が終了したか否かを判定する(S131)。作業要員リストの総ての要員に対して処理が終了していない場合、情報システムは、要員基本情報テーブル13より、対象要員の熟練度を取得する。また、要員経験情報テーブル14から当該要員の対象作業についての経験数を取得する(S132)。
次に、情報システムは、作業情報テーブル11より、当該要員の対象作業に対する過去の実績情報を取得する(S133)。実績情報とは、過去の作業において処理した単位時間当たりの作業工数に相当する情報をいう。
次に、情報システムは、要員負荷情報テーブル(日別)16より、対象要員の作業負荷を取得する(S134)。そして、情報システムは、S132で取得した熟練度、経験数、S133で取得した実績情報より、当該要員が作業に従事した場合の遅延回復値を算出する(S135)。そして、情報システムは、制御をS131に戻す。
ここで、遅延回復値は、例えば、以下の式により、算出される。
(数2)
遅延回復値=A/(B)×C×D
A=本日から実作業期間分の(負荷率MAX−要員の負荷率(日))の合計
B=(当該作業の平均負荷率 × 実作業期間)
C=熟練度補正(補正用の閾値は設定ファイルにて変更可能)
D=作業経験数補正(補正用の閾値は設定ファイルにて変更可能)
ここで、負荷率MAXは設定ファイルにて変更可能なパラメータである。したがって、要素
Aは、当該要員について、当該作業に投入できる負荷率の積算値を示す。一方、要素Bは、当該作業の平均負荷率の積算値を示す。したがって、A/Bにより、当該作業工数のうち、当該要員によって処理することのできる比率が算出される。
また、熟練度補正および作業経験数補正は、当該要員の熟練度および作業経験数に基づく補正係数である。これらの補正係数は、例えば、過去の実績を統計的に処理して算出される経験値として求めることができる。
以下に、熟練度を1〜5の5段階で評価した場合の補正係数の例を示す。
1 :×0.8
2 :×0.9
3 :補正なし
4 :×1.1
5 :×1.2
以下に、作業経験数補正の例を示す。以下は、作業経験数を0、1〜4、5〜10、11〜20、および21以上の5段階に分類した場合の補正係数の例である。
0 :×0.8
1〜4:×0.9
5〜10:補正なし
11〜20:×1.1
21〜 :×1.2
一方、S131の判定で、作業要員リストの総ての要員に対して処理が終了した場合、情報システムは、総ての要員に対して、遅延回復値と遅延回復作業実施時の負荷状況より、作業要員リストをソートし、遅延回復要員画面3(図2参照)を表示する。
図13に、プロジェクトシミュレーション処理を示す。この処理では、情報システムは、まず、遅延回復対象として選択された作業リストを取得する(S160)。次に、作業リストの総ての作業に対して処理が終了したか否かを判定する(S161)。
そして、作業リストの総ての作業に対して処理が終了していない場合、情報システムは、遅延回復のため選択された要員リストを取得する(S162)。この要員リストは、図10のS13のステップで選択された要員リストのうち、図2の遅延回復要員画面3でチェックマークが設定された要員のリストである。そして、情報システムは、当該作業の遅延回復必要値を作業情報テーブル11から取得する(S163)。
次に、情報システムは、1日の最大回復値を算出する(S164)。1日の最大回復値とは、要員リスト全員による1日当たりの遅延回復値である(S164)。次に、情報システムは、該当作業について、予定終了日を過ぎたか否かを判定する(S165)。
予定終了日を過ぎていない場合、情報システムは、残作業期間を算出する(S166)。残作業期間は、本日から終了予定日までの期間である。次に、情報システムは、必要期間率を算出する(S167)。必要期間率は、当該作業において、残作業期間中に作業が完了するか否かを示す数値である。この必要期間率は、該当作業の遅延回復必要値/(「1日の最大回復値」×残作業期間)によって算出される。
次に、情報システムは、必要期間率が1より大きいか否かを判定する(S168)。ここで、必要期間率が1より小さい場合、残作業期間において遅延回復必要値を解消できる
ことを意味し、予定期間に作業が終了することになる。
必要期間率が1より小さい場合、情報システムは、選択された要員に対して、本日から予定終了日までの間で追加される負荷情報を算出し、例えば、図3の要員負荷情報テーブル(日別)16に加算する。この追加作業負荷は以下の式で算出される。
(数3)追加作業負荷=該当要員の遅延回復値×必要期間率/該当作業員熟練度
+ 該当作業の経験数による逆補正
ここで、該当作業の経験数による逆補正は、該当作業をその要員が経験した経験数とその実績(単位時間当たりに処理した作業工数等)による補正項であり、経験値である。その後、情報システムは、制御をS16Cに進める。
一方、S165の判定で、予定終了日を過ぎている場合、情報システムは、作業を完了するまでに必要な作業期間を算出する(S16A)。必要作業期間は、以下の式で算出する。
(数4)必要作業期間=該当作業の遅延回復必要値/1日の最大回復値
次に、情報システムは、選択された要員に対して本日から必要作業期間までの間に追加される追加負荷を算出し、例えば、図3の要員負荷情報テーブル(日別)16に加算する(S16B)。その後、情報システムは、制御をS161に戻す。ここで、追加作業負荷は、例えば、以下の式で算出される。
(数5)追加作業負荷=該当要員の遅延回復値/該当作業員熟練度
+ 該当作業の経験数による逆補正
なお、S168の判定で、必要期間率が1より大きい場合も、作業が予定期間内に終了しないので、情報システムは、S15AからS15Cの処理を実行する。
S161の判定で、作業リストの総ての作業に対して処理が終了したと判定された場合、情報システムは、遅延回復データのコピーを作成し、プロジェクト情報テーブル10、作業情報テーブル11、要員負荷テーブル(月別)15、要員負荷テーブル(日別)16の各テーブルの内容を一時保存する(S16C)。この一時保存されたデータは、図2と同様の構成のシミュレーション結果表示画面に表示される。
図14に、遅延回復コスト算出処理(図10のS17)の詳細を示す。この処理では、情報システムは、遅延回復対象となる要員リストを取得する(S171)。この要員リストは、図2の遅延回復要員画面3でチェックマークを設定された要員のリストに相当する。
次に、情報システムは、要員リストの総ての要員に対して処理が終了したか否かを判定する(S172)。総ての要員に対して処理が終了していない場合、情報システムは、要員基本情報テーブルよいり該当要員のコストを取得する(S173)。
次に、情報システムは、遅延回復に割り当てる工数より、必要コストを算出する(S174)。次に、情報システムは、制御をS172に戻す。S172の判定において、要員リストの総ての要員に対して処理が終了した場合、遅延回復に必要なトータルコストを算出する(S175)。
以上述べたように、本情報システムによれば、各プロジェクトに従事する要員の作業スキルを加算し、当該プロジェクトに含まれる作業の平均作業スキルを算出し、所定の閾値に達しているか否かに基づき、当該プロジェクトの遅延予測を実行する。したがって、ス
キルレベルの低い要員が集中しているようなプロジェクトにおける遅延の危険性を事前に予測できる。
また、本情報システムによれば、プロジェクトを構成する複数の作業工程間の関係から集約数および分岐数を求め、ボトルネックレベルを判定する。したがって、プロジェクトにおけるボトルネックの発生の程度を客観的に予測できる。
また、本情報システムによれば、各プロジェクトに従事する要員の負荷情報を加算し、当該プロジェクトに従事する要員当たりの平均負荷情報を算出し、所定の閾値に達しているか否かの判定に基づき、当該プロジェクトの遅延予測を実行する。したがって、要員の作業負荷が高いプロジェクトにおける遅延の危険性を事前に予測できる。
また、本情報システムによれば、過去の同一分類プロジェクトにおける、現在進行中のプロジェクトの現在の時点に相当する日における作業完了数および遅延数と、現在進行中のプロジェクトにおける作業完了数および遅延数との差分により、遅延の程度を予測する。したがって、過去の類似プロジェクトの実績を反映して現在のプロジェクトの遅延を予測できる。
また、本情報システムによれば、上記処理で遅延が予測されるプロジェクトについて、赤、黄、緑のマークにより遅延の程度を表示し、ユーザに認識させる。したがって、ユーザは、容易に遅延発生の可能性が高いプロジェクトを選択し、遅延回復処理を実施できる。
また、本情報システムによれば、作業スキルアラーム、ボトルネックアラーム、担当作業負荷アラーム、事前アラームに、事前に設定された係数を乗算し、加算した統合アラームにより進捗予測を実施するので、上記各アラームを総合的に判断して、プロジェクトの遅延を検出できる。
さらに、本情報システムによれば、遅延が予測されるプロジェクトの作業の一覧を表示し、作業ごとに、遅延回復に必要な作業工数である遅延回復必要値を表示する。したがって、ユーザは、遅延回復のため、どの程度の作業工数を消化しなければならないかを客観的に把握できる。
さらに、本情報システムによれば、上記遅延回復必要値を消化するために新たに割り当てるべき要員の一覧を、その要員によって消化可能な工数に相当する遅延回復値と、その要員の負荷状況ともに表示する。したがって、ユーザは、現在割当可能な要員のうち、遅延回復のために消化できる工数および要員負荷の両面から割り当てるべき要員を選択できる。
更に、本実施の形態は以下の発明を開示する。また、以下の各発明(以下、付記と呼ぶ)のいずれかに含まれる構成要素を他の付記の構成要素と組み合わせてもよい。
(付記1)複数の作業工程を含むプロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを記録する手段と、
過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照する手段と、
前記現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測手段とを備えるプロジェクト管理装置。(1)
(付記2)
前記予測手段は、現在進行中のプロジェクトの現在時点に相当する、過去の関連プロジェクトにおける現在相当日における作業遅延を示す作業遅延情報および作業完了を示す作業完了情報と、前記現在進行中のプロジェクトの現在時点での作業遅延情報および作業完
了情報との差分により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する付記1に記載のプロジェクト管理装置。(2)
(付記3)
プロジェクトに従事する要員について、当該要員が担当する作業工程に対する経験の程度を示す経験情報と、要員の能力よって当該作業工数を低減する程度を示す熟練度情報とに基づくプロジェクトのスキルレベルを算出する手段をさらに備え、
前記予測手段は、前記スキルレベルを反映して前記プロジェクトの遅延の程度を予測する付記1または2に記載のプロジェクト管理装置。
(付記4)
プロジェクトを構成する各作業工程とその前後の作業工程との関係について、前の複数作業工程からの集約の数を示す集約数情報、および後の複数作業工程への分岐の数を示す分岐数情報を記憶する作業関連情報記憶手段をさらに備え、
前記予測手段は、前記集約数情報および分岐数情報を反映して前記プロジェクの遅延の程度を予測する付記1に記載のプロジェクト管理装置。
(付記5)
前記プロジェクト完了時の遅延の程度が所定の限度を越えた遅延プロジェクトを表示する手段と、
前記遅延プロジェクトを構成する作業工程に対して新たに要員を割り当てる設定を受け付ける手段とをさらに備え、
前記予測手段は、さらに前記新たに割り当てられた要員に基づいて前記プロジェクト完了時の遅延の程度を予測する付記1から4のいずれかに記載のプロジェクト管理装置。(39
(付記6)
前記新たに割り当てられた要員が新たに従事する作業工程において処理する作業工数と、その当該要員の熟練度とから要員ごとに追加負荷情報を算出する手段をさらに備える付記5に記載のプロジェクト管理装置。
(付記7)コンピュータが、複数の作業工程を含むプロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを参照するステップと、
過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照するステップと、
前記現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測ステップとを実行するプロジェクト管理方法。(4)
(付記8)
前記予測ステップでは、現在進行中のプロジェクトの現在時点に相当する、過去の関連プロジェクトにおける現在相当日における作業遅延を示す作業遅延情報および作業完了を示す作業完了情報と、前記現在進行中のプロジェクトの現在時点での作業遅延情報および作業完了情報との差分により当該プロジェクトの遅延の程度が予測される付記7に記載のプロジェクト管理方法。
(付記9)
プロジェクトに従事する要員について、当該要員が担当する作業工程に対する経験の程度を示す経験情報と、要員の能力よって当該作業工数を低減する程度を示す熟練度情報とに基づくプロジェクトのスキルレベルを算出するステップをさらに実行し、
前記予測ステップでは、前記スキルレベルを反映して前記プロジェクトの遅延の程度が予測される付記7または8に記載のプロジェクト管理方法。
(付記10)
プロジェクトを構成する各作業工程とその前後の作業工程との関係について、前の複数作業工程からの集約の数を示す集約数情報、および後の複数作業工程への分岐の数を示す分岐数情報を参照する作業関連情報参照ステップをさらに実行し、
前記予測ステップでは、前記集約数情報および分岐数情報を反映して前記プロジェクの遅延の程度が予測される付記7から9のいずれかに記載のプロジェクト管理方法。
(付記11)
前記プロジェクト完了時の遅延の程度が所定の限度を越えた遅延プロジェクトを表示するステップと、
前記遅延プロジェクトを構成する作業工程に対して新たに要員を割り当てる設定を受け付けるステップとをさらに実行し、
前記予測ステップでは、さらに前記新たに割り当てられた要員に基づいて前記プロジェクト完了時の遅延の程度が予測される付記7から10のいずれかに記載のプロジェクト管理方法。
(付記12)
前記新たに割り当てられた要員が新たに従事する作業工程において処理する作業工数と、その当該要員の熟練度とから要員ごとに追加負荷情報を算出するステップをさらに実行する付記11に記載のプロジェクト管理方法。
(付記13)コンピュータに、複数の作業工程を含むプロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを参照するステップと、
過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照するステップと、
前記現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測ステップとを実行させるプログラム。(5)
(付記14)
前記予測ステップでは、現在進行中のプロジェクトの現在時点に相当する、過去の関連プロジェクトにおける現在相当日における作業遅延を示す作業遅延情報および作業完了を示す作業完了情報と、前記現在進行中のプロジェクトの現在時点での作業遅延情報および作業完了情報との差分により当該プロジェクトの遅延の程度が予測される付記13に記載のプログラム。
(付記15)
プロジェクトに従事する要員について、当該要員が担当する作業工程に対する経験の程度を示す経験情報と、要員の能力よって当該作業工数を低減する程度を示す熟練度情報とに基づくプロジェクトのスキルレベルを算出するステップをさらに実行させ、
前記予測ステップでは、前記スキルレベルを反映して前記プロジェクトの遅延の程度が予測される付記13または14に記載のプログラム。
(付記16)
プロジェクトを構成する各作業工程とその前後の作業工程との関係について、前の複数作業工程からの集約の数を示す集約数情報、および後の複数作業工程への分岐の数を示す分岐数情報を参照する作業関連情報参照ステップをさらに実行させ、
前記予測ステップでは、前記集約数情報および分岐数情報を反映して前記プロジェクの遅延の程度が予測される付記13から15のいずれかに記載のプログラム。
(付記17)
前記プロジェクト完了時の遅延の程度が所定の限度を越えた遅延プロジェクトを表示するステップと、
前記遅延プロジェクトを構成する作業工程に対して新たに要員を割り当てる設定を受け付けるステップとをさらに実行させ、
前記予測ステップでは、さらに前記新たに割り当てられた要員に基づいて前記プロジェクト完了時の遅延の程度が予測される付記13から16のいずれかに記載のプログラム。(付記18)
前記新たに割り当てられた要員が新たに従事する作業工程において処理する作業工数と、その当該要員の熟練度とから要員ごとに追加負荷情報を算出するステップをさらに実行させる付記17に記載のプログラム。
情報システムの機能の概要を示す機能構成図 画面の構成図 データベースのデータ構造図 統合アラーム表示処理のフローチャート 作業スキルアラーム設定処理の詳細を示すフローチャート ボトルネックアラーム設定処理の詳細を示すフローチャート 担当作業負荷アラーム設定処理の詳細を示すフローチャート 事前アラーム設定処理の詳細を示すフローチャート(1) 事前アラーム設定処理の詳細を示すフローチャート(2) 最適対処提示処理を示すフローチャート 遅延回復作業選出処理を示すフローチャート 遅延回復要員選出処理を示すフローチャート プロジェクトシミュレーション処理を示すフローチャート 遅延コスト算出処理を示す図
符号の説明
1 プロジェクト一覧表示画面
2 遅延回復作業画面
3 遅延回復要員画面
4 遅延回復ボタン
5 シミュレーションボタン
6 適用ボタン
10 プロジェクト情報テーブル
11 作業情報テーブル
12 作業関連情報テーブル
13 要員基本テーブル
14 要員経験情報テーブル
15 要員負荷情報テーブル(月別)
16 要員負荷情報テーブル(日別)

Claims (5)

  1. 複数の作業工程を含むプロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを記録する手段と、
    過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照する手段と、
    前記現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測手段とを備えるプロジェクト管理装置。
  2. 前記予測手段は、現在進行中のプロジェクトの現在時点に相当する、過去の関連プロジェクトにおける現在相当日における作業遅延を示す作業遅延情報および作業完了を示す作業完了情報と、前記現在進行中のプロジェクトの現在時点での作業遅延情報および作業完了情報との差分により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する請求項1に記載のプロジェクト管理装置。
  3. 前記プロジェクト完了時の遅延の程度が所定の限度を越えた遅延プロジェクトを表示する手段と、
    前記遅延プロジェクトを構成する作業工程に対して新たに要員を割り当てる設定を受け付ける手段とをさらに備え、
    前記予測手段は、さらに前記新たに割り当てられた要員に基づいて前記プロジェクト完了時の遅延の程度を予測する請求項1または2に記載のプロジェクト管理装置。
  4. コンピュータが、複数の作業工程を含むプロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを参照するステップと、
    過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照するステップと、
    前記現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測ステップとを実行するプロジェクト管理方法。
  5. コンピュータに、複数の作業工程を含むプロジェクトの作業予定と現在の進捗情報とを参照するステップと、
    過去の関連プロジェクトの完了に至る実績進捗情報を参照するステップと、
    前記現在の進捗情報と実績進捗情報との比較により当該プロジェクトの遅延の程度を予測する予測ステップとを実行させるプログラム。
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