JP6432852B1 - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】グレンタンクの左底壁の前部に設けられた凹部の上部を形成する傾斜壁の剛性を高めたコンバインを提供する。
【解決手段】脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、グレンタンク(7)の左底壁(65)における揚穀筒(9)よりも前側の部位に、前側と左側が開放された第1凹部(70)を形成し、記排気浄化装置(20)を第1凹部(70)内に入り込ませ、グレンタンク(7)の左壁(62)の上下方向中間部から右側下方に向かって延在する第1傾斜壁(71)によって第1凹部(70)の天面部を形成し、該第1傾斜壁(71)の一部の部位に、下側が開放された第2凹部(80)を形成した。
【選択図】図11

Description

本発明は、排気浄化装置を備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインでは、脱穀装置と穀粒を貯留するグレンタンクの間に排気浄化装置を配置するために、脱穀装置と対向するグレンタンクの左底壁の前部に、前側と左側が開放された凹部を形成する技術が知られている。(特許文献1)
特開2016−168023号公報
しかし、特許文献1の技術では、グレンタンクの左底壁の前部に設けられた凹部の上部を形成する傾斜壁の剛性が小さいために、グレンタンクに水分を含んだ多量の穀粒を貯留したり、グレンタンクを収納位置から開放位置に移動した場合等に、傾斜壁が変形し、傾斜壁と排気浄化装置とが衝突してグレンタンクを収納位置に移動することができないという問題がある。
そこで、本発明の主たる課題は、グレンタンクの左底壁の前部に設けられた凹部の上部を形成する傾斜壁の剛性を高めたコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側部に刈取られた穀稈を脱穀選別する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側部に操縦者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下部にエンジン(E)を内蔵するエンジンルーム(6)を設け、前記操縦部(5)の後側に脱穀選別された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、前記脱穀装置(4)の下部とグレンタンク(7)の上部を穀粒搬送用の揚穀筒(9)で連結したコンバインにおいて、
前記脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、前記エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、前記グレンタンク(7)の左底壁(65)における揚穀筒(9)よりも前側の部位に、前側と左側が開放された第1凹部(70)を形成し、 前記排気浄化装置(20)を第1凹部(70)内に入り込ませ、前記グレンタンク(7)の左壁(62)の上下方向中間部から右側下方に向かって延在する第1傾斜壁(71)によって前記第1凹部(70)の天面部を形成し、該第1傾斜壁(71)の一部の部位に、下側が開放された第2凹部(80)を形成し、前記第1凹部(70)を、前記第1傾斜壁(71)と、該第1傾斜壁(71)の下端から下方に向かって延在する第1垂直壁(72)と、前記第1傾斜壁(71)の後端と第1垂直壁(72)の後端を連結する第1後壁(73)で形成し、前記第2凹部(80)を、前記第1傾斜壁(71)の上端から右側に向かって延在する第2水平壁(81)と、該第2水平壁(81)の右端から右側下方に向かって延在する第2傾斜壁(82)と、該第2傾斜壁(82)の下端から下方に向かって延在する第2垂直壁(83)と、前記第2水平壁(81)、第2傾斜壁(82)、及び第2垂直壁(83)の前端を連結する第2前壁(84)と、前記第2水平壁(81)、第2傾斜壁(82)、及び第2垂直壁(83)の後端を連結する第2後壁(85)で形成し、前記第1傾斜壁(71)の傾斜角度と第2傾斜壁(82)の傾斜角度を左底壁(65)の傾斜角度と同一の安息角度に設定し、前記排気浄化装置(20)は、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(21)と排気ガス中の窒素酸化物質を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR(22)を備え、前記DPF(21)とSCR(22)の夫々の長手方向を機体前後方向に向けて、前記SCR(22)をDPF(21)の上側に配置し、前記SCR(22)の排気口に接続された排気管(42)を第2凹部(80)内に入り込ませ、前記DPF(21)の前後方向中間部に設けた第1支持部材(30)の下部とDPF(21)の後部に設けた第2支持部材(31)の下部を、前後方向に延在する連結部材(34)に連結し、該連結部材(34)を機体フレーム(1)に着脱自在に固定する構成としたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記第2凹部(80)を第1傾斜壁(71)の後部に形成した請求項1記載のコンバインである。
請求項記載の発明は、記DPF(21)を支持部材(30、31)を介して機体フレーム(1)に固定し、前記DPF(21)とSCR(22)の右側部を右側ブラケット(40)で連結し、前記DPF(21)とSCR(22)の左側部を左側ブラケット(41)で連結し、前記機体フレーム(1)におけるグレンタンク(7)の前側の部位に、前記エンジン(E)の回転をグレンタンク(7)の底部に配置された搬送螺旋(7A)に伝動する伝動部(43)を設け、前記右側ブラケット(40)と伝動部(43)を、前後方向に延在する第1連結部材(44)で連結した請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項記載の発明は、前記左側ブラケット(41)と機体フレーム(1)に下部が固定されて操縦部(5)の左側後部に立設された縦フレーム(46)を、前後方向に延在する第2連結部材(47)で連結した請求項記載のコンバインである。
請求項記載の発明は、前記第2連結部材(47)の後部を、前記機体フレーム(1)に設けられた機体の前後方向を高さを調整するピッチングシリンダ(48)を固定するシリンダブラケット(49)に連結した請求項記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、グレンタンク(7)の左底壁(65)における揚穀筒(9)よりも前側の部位に、前側と左側が開放された第1凹部(70)を形成し、記排気浄化装置(20)を第1凹部(70)内に入り込ませ、グレンタンク(7)の左壁(62)の上下方向中間部から右側下方に向かって延在する第1傾斜壁(71)によって第1凹部(70)の天面部を形成し、1傾斜壁(71)の一部の部位に、下側が開放された第2凹部(80)を形成し、第1凹部(70)を、第1傾斜壁(71)と、第1傾斜壁(71)の下端から下方に向かって延在する第1垂直壁(72)と、第1傾斜壁(71)の後端と第1垂直壁(72)の後端を連結する第1後壁(73)で形成し、第2凹部(80)を、第1傾斜壁(71)の上端から右側に向かって延在する第2水平壁(81)と、第2水平壁(81)の右端から右側下方に向かって延在する第2傾斜壁(82)と、第2傾斜壁(82)の下端から下方に向かって延在する第2垂直壁(83)と、第2水平壁(81)、第2傾斜壁(82)、及び第2垂直壁(83)の前端を連結する第2前壁(84)と、第2水平壁(81)、第2傾斜壁(82)、及び第2垂直壁(83)の後端を連結する第2後壁(85)で形成し、第1傾斜壁(71)の傾斜角度と第2傾斜壁(82)の傾斜角度を左底壁(65)の傾斜角度と同一の安息角度に設定し、排気浄化装置(20)は、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(21)と排気ガス中の窒素酸化物質を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR(22)を備え、DPF(21)とSCR(22)の夫々の長手方向を機体前後方向に向けて、SCR(22)をDPF(21)の上側に配置し、SCR(22)の排気口に接続された排気管(42)を第2凹部(80)内に入り込ませ、DPF(21)の前後方向中間部に設けた第1支持部材(30)の下部とDPF(21)の後部に設けた第2支持部材(31)の下部を、前後方向に延在する連結部材(34)に連結し、連結部材(34)を機体フレーム(1)に着脱自在に固定する構成としたので、第1凹部(70)の上部を形成する第1傾斜壁(71)の剛性が高くなり、貯留された穀粒の重量による第1傾斜壁(71)の変形を防止することができ、また、グレンタンク(7)内に貯留された穀粒を、このグレンタンク(7)の底部へ効率良く漏下させることができ、さらに、グレンタンク(7)内に貯留された穀粒をより効率良く漏下させることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、第2凹部(80)を第1傾斜壁(71)の後部に形成したので、排気浄化装置(20)の排気管等を第2凹部(80)に配置することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、PF(21)を支持部材(30、31)を介して機体フレーム(1)に固定し、DPF(21)とSCR(22)の右側部を右側ブラケット(40)で連結し、DPF(21)とSCR(22)の左側部を左側ブラケット(41)で連結し、機体フレーム(1)におけるグレンタンク(7)の前側の部位に、エンジン(E)の回転をグレンタンク(7)の搬送螺旋(7A)に伝動する伝動部(43)を設け、右側ブラケット(40)と伝動部(43)を、前後方向に延在する第1連結部材(44)で連結したので、右側ブラケット(40)に加わる荷重を分散して、右側ブラケット(40)の変形を防止することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、左側ブラケット(41)と機体フレーム(1)に下部が固定されて操縦部(5)の左側後部に立設された縦フレーム(46)を、前後方向に延在する第2連結部材(47)で連結したので、左側ブラケット(41)に加わる荷重を分散して、左側ブラケット(41)の変形を防止することができる。
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明による効果に加えて、第2連結部材(47)の後部を、機体フレーム(1)に設けられた機体の前後方向を高さを調整するピッチングシリンダ(48)を固定するシリンダブラケット(49)に連結したので、左側ブラケット(41)に加わる荷重をより分散して、左側ブラケット(41)の変形をより効果的に防止することができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの右側面図である。 グレンタンクを右側面から視たグレンタンクの左壁に形成された凹部と排気浄化装置の透視図である。 グレンタンクを背面から視たグレンタンクの左壁に形成された凹部と排気浄化装置の透視図である。 排気浄化装置の平面図である。 グレンタンクを右側面から視た第1揚穀筒と、第2揚穀筒と、排気浄化装置の透視図である。 図6の拡大図である。 グレンタンクを背面から視た排気浄化装置の透視図である。 排気浄化装置のカバーの(a)は第1形態、(b)は第2形態の背面図である。 グレンタンクを右側面から視たグレンタンクの左壁に形成された第1凹部と第2凹部の透視図である。 グレンタンクを背面から視たグレンタンクの左壁に形成された第1凹部と第2凹部の透視図である。
本発明について図面を参照しつつ説明する。なお、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後側左部に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後側右部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にはエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する縦排出オーガ8Aと前後方向に延在する横排出オーガ8Bからなる排出オーガ8が設けられている。
図3〜5に示すように、脱穀装置4の下部とグレンタンク7の下部の間に形成された空間には、エンジンEから排出される排気ガス中の不純物を浄化する排気浄化装置20が設けられている。排気浄化装置20は、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF21と、DPF21から排気された排気ガス中の窒素酸化物質を尿素水溶液から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR22と、SCR22に尿素水溶液を噴射するドージングモジュール23と、ドージングモジュール23に尿素水溶液を圧送するサプライモジュール(図示省略)と、SMに供給される尿素水溶液を貯留する尿素水溶液タンク(図示省略)とから形成されている。なお、
DPF21は、DPF21の長手方向を前後方向に向けて機体フレーム1の上側に配置されている。DPF21は、DPF21の前後方向の中間部に設けられた支持部材(請求項における「第1支持部材」)30と、DPF21の前後方向の後部に設けられた支持部材(請求項における「第2支持部材」)31を介して機体フレーム1に着脱自在に固定されている。
図7に示すように、エンジンEの排気口とDPF21の吸気口は、接続管33で接続されている。支持部材30の下部と支持部材31の下部を前後方向に延在する連部部材34に連結して、連部部材34を機体フレーム1に着脱自在に固定するのが好ましい。これにより、DPF21とSCR22を半組立部品として保管して、機体フレーム1に迅速に固定することができる。連結部材34は、支持部材30の下部と支持部材31の下部を固定する固定プレート部34Aと、固定プレート部34Aの前端部から下側に向かって延在した後に前側に延在する前脚部34Bと、固定プレート部34Aの後端部から下側に向かって延在した後に後側に延在する後脚部34Cから形成されている。
機体フレーム1における連結部材34の前脚部34Bを固定する部位には、左右方向に延在する補強用の前横フレーム35を設け、機体フレーム1における連結部材34の後脚部34Cを固定する部位には、左右方向に延在する補強用の後横フレーム36が設けるのが好ましい。これにより、機体フレーム1の剛性を高めて機体フレーム1の変形を防止することができる。また、機体フレーム1と、連結部材34の前脚部34B及び後脚部34Cを弾性部材を介して固定することもできる。
図3〜5に示すように、SCR22は、SCR22の長手方向を前後方向に向けてDPF21の上側に配置されている。DPF21の右部とSCRの右部は、右側ブラケット40で着脱自在に連結され、DPF21の左部とSCRの左部は、左側ブラケット41で着脱自在に連結されている。また、SCR22の排気口には、排気管42が接続されている。
機体フレーム1におけるグレンタンク7の前側の部位には、エンジンEの回転をグレンタンク7の底部に設けられた搬出螺旋7A等に伝動する伝動部43が設けられている。右側ブラケット40の右面の前下部と伝動部42の後部は、前後方向に延在する連結部材(請求項における「第1連結部材」)44で連結されている。これにより、右側ブラケット40を連結部材44を介して伝動部43に固定して、右側ブラケット40の前後方向又は左右方向の変形を防止することができる。なお、連結部材44は、上下前後方向に延在するプレート部44Aと、上下左右方向に延在するプレート部44Bと、プレート部44Aとプレート部44Bを連結する前後方向に延在するパイプ部44Cより形成されている。
DPF21やSCR22に接続される配線を、右側ブラケット40に固定することにより、配線を固定する部材を別途設ける必要がなくなり、部品点数を削減することができる。
機体フレーム1における操縦部5の後左部の部位には、操縦部5を形成する上下方向に延在する縦フレーム46が設けられている。左側ブラケット41の左面と縦フレーム46の左面は、前後方向に延在する連結部材(請求項における「第2連結部材」)47で連結されている。また、連結部材47の後部は、機体フレーム1に設けられたピッチングシリンダ48を支持するシリンダブラケット49に連結されている。これにより、左側ブラケット41を連結部材47を介して縦フレーム46とシリンダブラケット49に固定して、左側ブラケット41の前後方向又は左右方向の変形を防止することができる。
図6〜8に示すように、脱穀装置4の右壁の下部とグレンタンク7の左壁62の上部は、脱穀装置4で脱穀・選別処理された穀粒をグレンタンク7に搬送する第1揚穀筒(請求項における「揚穀筒」)9で連通されている。また、脱穀装置4の右壁における第1揚穀筒9の後側の部位には、刺さり粒等の2番物を脱穀装置4の選別装置に搬送する第2揚穀筒10が設けられている。
SCR22の後部は、側面視において、第1揚穀筒9とオーバーラップして設けられている。これにより、SCR22の前部が、エンジンルーム6に設けられたエンジンE等に干渉するのを防止することができる。また、SCR22の後部は、左右方向において、第1揚穀筒9とグレンタンク7の第1凹部70を形成する第1傾斜壁71との間に設けられている。これにより、グレンタンク7を開放位置に移動させてSCR22等を容易にメンテナンスすることができる。
DPF21から排出される排出ガス中の窒素酸化物質量を計測するノックスセンサは、機体フレーム1におけるDPF21よりも後側に設けられたステー55に固定されている。これにより、ノックスセンサのメンテナンスを容易に行うことができる。
ドージングモジュール23は、DPF21よりも上側で、第1揚穀筒9よりも前側に設けられている。これにより、DPF21の排出口とSCR22の吸気口を接続する接続管にドージングモジュール23を容易に接続することができる。
サプライモジュールと尿素水溶液タンクは、グレンタンク7の後壁61と縦排出オーガ8Aの間に設けられている。これにより、サプライモジュールのメンテナンスを容易に行え、尿素水溶液タンクに尿素水溶液を容易に給水数Rことができる。また、サプライモジュールからドージングモジュール23に圧送される尿素水溶液が凍結している場合には、エンジンルーム6に設けられた外気を吸引してラジエータ等を冷却する冷却ファンの駆動を停止する。これにより、凍結した尿素水溶液を短時間に解凍することができ、エンジンEから排出される排気ガス中の窒素酸化物質の外部への排出を抑制することができる。
SCR22の上部は、カバー50によって覆われている。これにより、排藁等の粉塵がSCR50の上部に堆積することを防止することができる。カバー50は、略山形状に形成された屋根部51と、屋根部51の前後方向の略中間部の右下端部から下側に延在する右壁部52と、屋根部51の前後方向の略中間部の左下端部から下側に延在する左壁部53とから形成されている。右壁部52の下部は、右側ブラケット40の上部に着脱自在に固定され、左壁部53の下部は、左側ブラケット41の上部に着脱自在に固定されている。
図9(a)に示す第1形態のカバー50の屋根部52は、頂部から右下がり傾斜に形成された右屋根部と、頂部から左下がり傾斜に形成された右屋根部を有する略三角形状に形成することもできる。右屋根部は、グレンタンク7の第1凹部70を形成する第1傾斜壁71と平行に形成されている。これにより、屋根部52を第1傾斜壁71の左側に近接して設けることができ、第1凹部70によって形成された空間を有効に活用することができる。
図9(b)に示す第2形態のカバー50の屋根部52は、上側に向けて所定の湾曲を有する略円弧状に形成することもできる。さらに、グレンタンク7の左壁にカバー50を設けて、グレンタンク7からSCR22の上側に板状の屋根部52を臨ませることができる。
図10,11に示すように、グレンタンク7は、前壁60と、後壁61と、前壁60の左端部と後壁61の左端部を連結する左壁62と、前壁60の右端部と後壁61の右端部を連結する右壁63と、前壁60の上端部と後壁61の上端部を連結する上壁64と、前壁60の左下部と後壁61の左下部を連結する左底壁65と、前壁60の右下部と後壁61の右下部を連結する66から形成されている。
左底壁65は、左壁62の下端部から右側下方に向かって延在して形成され、右底壁66は、右壁63の下端部から左側下方に向かって延在して形成されている。これにより、グレンタンク7に貯留された穀粒を効率良く搬送螺旋7A上に漏下させることができる。なお、左底壁65の右下り傾斜の傾斜角度と右底壁66の左下り傾斜の傾斜角度は、安息角度に形成するのが好ましい。
側面視において、グレンタンク7の下部における第1揚穀筒9よりも前側の部位には、前側と左側が開放された第1凹部70が形成されている。これにより、脱穀装置4の右壁とグレンタンク7の左壁62の間に、排気浄化装置20を配置することができる。
第1凹部70は、左壁62の前部の下端部から右側下方に向かって延在する第1傾斜壁71と、第1傾斜壁71の下端部から下方に向かって延在する第1垂直壁72と、第1傾斜壁71の後端部と第1垂直壁72の後端部を連結する第1後壁73で形成されている。これにより、上下方向の高さが高い排気浄化装置20の右部を第1凹部70に効率良く入り込ませて配置することができる。また、第1凹部70の形成によるグレンタンク7の貯留容量の減少も抑制することができる。なお、第1傾斜壁71は、左底壁65と平行に形成するのが好ましく、第1傾斜壁71の右下り傾斜の傾斜角度は、安息角度に形成するのがより好ましい。
第1凹部70の後部の上側、すなわち、第1傾斜壁71の後部の上側には、第2凹部80が設けられている。これにより、グレンタンク7、特に、第1傾斜壁71の剛性が高まり、第1傾斜壁71の変形を防止することができる。なお、本実施形態においては、第2凹部80を第1凹部70の後部の上側に形成しているが、第2凹部80を第1凹部70の前部の上側、すなわち、第1傾斜壁71の前部の上側に設けることもできる。
第2凹部80は、第1傾斜壁71の後部の上端部から右側に向かって延在する第2水平壁81と、第2水平壁81の右端部から右側下方に向かって延在する第2傾斜壁82と、第2傾斜壁82の下端部から下方に向かって延在する第2垂直壁83と、第2水平壁81、第2傾斜壁82、及び第2垂直壁83の前端部を連結する第2前壁84と、第2水平壁81、第2傾斜壁82、及び第2垂直壁83の後端部を連結する第2後壁85で形成されている。これにより、本実施形態においては、第2凹部80によって形成された空間にSCR22の排気口に接続された排気管42の上下方向の中間部を入り込ませて排気管42の容易に配管することができる。なお、第2傾斜壁82は、第1傾斜壁71と平行に形成するのが好ましく、第2傾斜壁82の右下り傾斜の傾斜角度は、安息角度に形成するのがより好ましい。
1 機体フレーム
3 刈取装置
4 脱穀装置
5 操縦部
6 エンジンルーム
7 グレンタンク
7A 搬送螺旋
9 第1揚穀筒(揚穀筒)
20 排気浄化装置
21 DPF
22 SCR
30 支持部材(第1支持部材)
31 支持部材(第2支持部材)
34 連結部材
40 右側ブラケット
41 左側ブラケット
42 排気管
43 伝動部
44 連結部材(第1連結部材)
46 縦フレーム
47 連結部材(第2連結部材)
48 ピッチングシリンダ
49 シリンダブラケット
62 左壁
65 左底壁
70 第1凹部
71 第1傾斜壁
72 第1垂直壁
73 第1後壁
80 第2凹部
81 第2水平壁
82 第2傾斜壁
83 第2垂直壁
84 第2前壁
85 第2後壁
E エンジン

Claims (5)

  1. 機体フレーム(1)の前側に穀稈を刈取る刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方左側部に刈取られた穀稈を脱穀選別する脱穀装置(4)を設け、前記刈取装置(3)の後方右側部に操縦者が搭乗する操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の下部にエンジン(E)を内蔵するエンジンルーム(6)を設け、前記操縦部(5)の後側に脱穀選別された穀粒を貯留するグレンタンク(7)を設け、前記脱穀装置(4)の下部とグレンタンク(7)の上部を穀粒搬送用の揚穀筒(9)で連結したコンバインにおいて、
    前記脱穀装置(4)とグレンタンク(7)の間に、前記エンジン(E)の排気ガスを浄化する排気浄化装置(20)を設け、
    前記グレンタンク(7)の左底壁(65)における揚穀筒(9)よりも前側の部位に、前側と左側が開放された第1凹部(70)を形成し、
    前記排気浄化装置(20)を第1凹部(70)内に入り込ませ、
    前記グレンタンク(7)の左壁(62)の上下方向中間部から右側下方に向かって延在する第1傾斜壁(71)によって前記第1凹部(70)の天面部を形成し、該第1傾斜壁(71)の一部の部位に、下側が開放された第2凹部(80)を形成し
    前記第1凹部(70)を、前記第1傾斜壁(71)と、該第1傾斜壁(71)の下端から下方に向かって延在する第1垂直壁(72)と、前記第1傾斜壁(71)の後端と第1垂直壁(72)の後端を連結する第1後壁(73)で形成し、
    前記第2凹部(80)を、前記第1傾斜壁(71)の上端から右側に向かって延在する第2水平壁(81)と、該第2水平壁(81)の右端から右側下方に向かって延在する第2傾斜壁(82)と、該第2傾斜壁(82)の下端から下方に向かって延在する第2垂直壁(83)と、前記第2水平壁(81)、第2傾斜壁(82)、及び第2垂直壁(83)の前端を連結する第2前壁(84)と、前記第2水平壁(81)、第2傾斜壁(82)、及び第2垂直壁(83)の後端を連結する第2後壁(85)で形成し、
    前記第1傾斜壁(71)の傾斜角度と第2傾斜壁(82)の傾斜角度を左底壁(65)の傾斜角度と同一の安息角度に設定し、
    前記排気浄化装置(20)は、排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(21)と排気ガス中の窒素酸化物質を尿素水から発生するアンモニアで還元して浄化するSCR(22)を備え、前記DPF(21)とSCR(22)の夫々の長手方向を機体前後方向に向けて、前記SCR(22)をDPF(21)の上側に配置し、
    前記SCR(22)の排気口に接続された排気管(42)を第2凹部(80)内に入り込ませ、
    前記DPF(21)の前後方向中間部に設けた第1支持部材(30)の下部とDPF(21)の後部に設けた第2支持部材(31)の下部を、前後方向に延在する連結部材(34)に連結し、該連結部材(34)を機体フレーム(1)に着脱自在に固定する構成としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記第2凹部(80)を第1傾斜壁(71)の後部に形成した請求項1記載のコンバイン。
  3. 記DPF(21)を支持部材(30、31)を介して機体フレーム(1)に固定し、
    前記DPF(21)とSCR(22)の右側部を右側ブラケット(40)で連結し、前記DPF(21)とSCR(22)の左側部を左側ブラケット(41)で連結し、
    前記機体フレーム(1)におけるグレンタンク(7)の前側の部位に、前記エンジン(E)の回転をグレンタンク(7)の底部に配置された搬送螺旋(7A)に伝動する伝動部(43)を設け、
    前記右側ブラケット(40)と伝動部(43)を、前後方向に延在する第1連結部材(44)で連結した請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記左側ブラケット(41)と機体フレーム(1)に下部が固定されて操縦部(5)の左側後部に立設された縦フレーム(46)を、前後方向に延在する第2連結部材(47)で連結した請求項記載のコンバイン。
  5. 前記第2連結部材(47)の後部を、前記機体フレーム(1)に設けられた機体の前後方向を高さを調整するピッチングシリンダ(48)を固定するシリンダブラケット(49)に連結した請求項記載のコンバイン。
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