JP2014003961A - コンバイン - Google Patents

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Hisayuki Satoji
久幸 里路
Mikiya Shirakata
幹也 白方
Jiro Yamamoto
次郎 山本
Yoshitaka Ueji
嘉隆 上路
Hiroshi Nishizaki
西崎  宏
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Abstract

【課題】従来のコンバインにおいては、プレクリーナ付きの吸気管は機体側部近傍で機体上部まで延伸させ、かつDPFからの排気管は、穀粒排出機の水平オーガ部分よりも下方に位置させ、そのテールエンドを後方に向ける構成としていたが、機体側部は藁屑などの塵埃の密度が高くなり、吸気への異物混入の確率が高くなるという問題点があった。
【解決手段】脱穀部5と貯留部6との間の空間に、DPFユニット10と排気管14と、を備え、かつエンジン17の吸気口に接続される吸気管13の上端部に設けたプレクリーナ11と、排気管14終端の排出口14cとを前記グレンタンク18よりも上方に配置し、前記排出口14cをプレクリーナ(11)から離れる方向へ向けて開口させたコンバインにより上記問題を解決した。
【選択図】図1

Description

本発明は、原動機として搭載したディーゼルエンジンの排気管にディーゼルパティキュレートフィルタを設けたコンバインに関するものである。
従来、原動機として搭載したディーゼルエンジンの排気管にディーゼルパティキュレートフィルタ(以後、「DPF」または単に「フィルタ」という。)を設けて排気中の粒子状物質を濾過除去するコンバインがある。この排ガス中の粒子状物質を適切に除去するためには、DPFでのフィルタリング性能を確保すると共に、エンジンにおける燃焼を適切に行い、不完全燃焼による粒子状物質の増加を抑制する必要がある。そのためエンジンへの吸気は藁屑などの塵埃を含んでいないものである必要があり、かつDPFからの排気をその吸気に混入させないようにする必要がある。
従来はエンジンの排気を吸気側へ混入させないように、プレクリーナ付きの吸気管は、機体側部近傍で機体上部まで延伸させ、かつDPFからの排気管は、穀粒排出装置の横オーガ部分よりも下方に位置させ、そのテールエンドを後方に向けるようにして、エンジンの吸気口にDPFからの排気を混入させないようにしている(特許文献1)。
特開2011−135846公報
上記特許文献記載の技術においては、機体側部ではコンバインの刈取作業中に藁屑などの塵埃の密度が高くなり、吸気への異物混入によりエンジンの燃焼効率が低下するという問題点があった。また、機体中央部に吸気管を配置した場合は、風向き等によっては車両停車時の排気が吸気に混入する確率が高くなるという問題点があり、エンジンの不完全燃焼により粒子状物質が増加し、その除去が十分に行われない場合があった。よって本発明が解決しようとする課題は、上記問題点を解決するコンバインを提供することである。
本発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(2)上の一側部に脱穀部(5)を、他側部にグレンタンク(18)と穀粒排出装置(16)とを備えた貯留部(6)をそれぞれ搭載し、前記脱穀部(5)と前記貯留部(6)との間の空間に、エンジン(17)からの排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するDPFユニット(10)と、該DPFユニット(10)からの排気管(14)とを配置し、かつ前記エンジン(17)の吸気口に接続される吸気管(13)の上端部に設けたプレクリーナ(11)と、排気管(14)終端の排出口(14c)とを前記グレンタンク(18)よりも上方に配置し、前記排出口(14c)をプレクリーナ(11)から離れる方向へ向けて開口させたコンバインである。
また、請求項2記載の発明は、前記排出口(14c)を、格納状態における前記穀粒排出装置(16)の横オーガ部分(16a)に対してグレンタンク(18)側に偏倚させて配置した請求項1記載のコンバインである。
また、請求項3記載の発明は、前記排気管(14)の上部に、前記排出口(14c)を終端部に有する横配管部(14b)を備え、平面視において、該横配管部(14b)を、格納状態における前記穀粒排出装置(16)の横オーガ部分(16a)と平行に配置した請求項1又は請求項2に記載のコンバインである。
また、請求項4記載の発明は、前記脱穀部(5)と前記貯留部(6)との間の空間には、前記脱穀部(5)で選別された穀粒を前記グレンタンク(18)へ搬送する一番揚穀筒(15)を備え、この一番揚穀筒(15)に沿わせて、前記排気管(14)の縦配管部(14a)を配置した請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンバインである。
また、請求項5記載の発明は、前記縦配管部(14a)を、前記一番揚穀筒(15)に支持した請求項4に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、脱穀部(5)と貯留部(6)との間の空間に、エンジン(17)からの排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するDPFユニット(10)と、該DPFユニット(10)からの排気管(14)とを配置し、かつ前記エンジン(17)の吸気口に接続される吸気管(13)の上端部に設けたプレクリーナ(11)と、排気管(14)の排出口(14c)とをグレンタンク(18)よりも上方に配置し、更に排出口(14c)をプレクリーナ(11)から離れる方向に向けて開口させたことにより、機体中央の塵埃の密度が低い部分に吸気管(13)のプレクリーナ(11)を設置でき、吸気に含まれる塵埃を少なくすることができる。また、吸気管(13)後方に備えた排気管(14)の排気口(14c)をプレクリーナ(11)と離れる方向へ向けて開口させたことにより、排気が吸気に混入することを防止できる。これらによりエンジンの不完全燃焼を防止でき、粒子状物質の排出を抑制できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、排出口(14c)を格納状態における穀粒排出装置(16)の横オーガ部分(16a)に対してグレンタンク(18)側に偏倚させて配置したことにより、横オーガ部分(16a)の格納時に、この横オーガ部分(16a)が排出口(14c)に干渉することを防止でき、また穀粒排出装置(16)を水平回動させても排出口(14c)に接触しにくくなり、排出口(14c)を高所に配置しながら穀粒排出装置(16)による排出作業の能率を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、平面視において、横配管部(14b)を格納状態における穀粒排出装置(16)の横オーガ部分(16a)と平行に配置したことにより、横オーガ部分(16a)や、グレンタンク(18)への高温の排気の接触を抑制することができ、グレンタンク(18)及び穀粒排出装置(16)内の穀粒の変質を抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1から請求項3に記載の発明の効果に加えて、脱穀部(5)と貯留部(6)との間に、一番揚穀筒(15)に沿わせて、その前方に排気管(14)の縦配管部(14a)を配置したことにより、排気管(14)をコンパクトに配置して、グレンタンク(18)の容積を拡大することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加えて、縦配管部(14a)を一番揚穀筒(15)に支持したことにより、排気管(14)の振動を抑え、騒音の発生を防止できる。

本発明の第一実施形態に係るコンバインの平面図である。 図1のコンバインの側面図である。 図1のコンバインの背面図である。 本発明の第二実施形態に係るコンバインの側面図である。 第三実施形態に係るコンバインの平面図である。 図5のコンバインの側面図である。 図5のコンバインの背面図である。 第四実施形態に係るコンバインの平面図である。 図8のコンバインの側面図である。 図8のコンバインの背面図である。 コンバイン運転部の部分拡大図である。
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつ
つ説明する。なお、本件においては、機体からその前進方向に向いて前後左右と称する。
図1から図3には本発明に係る第一実施形態のコンバインを示す。雲形部分は、機体フレーム2の中央近傍にあるエンジン等の機械要素を透視して示したものである。本発明に係るコンバインは、クローラで構成する走行部3で支持した機体フレーム2の前部に穀稈を刈り取る刈取部4を設け、その機体フレーム2上の左側に刈取部4から供給される刈取穀稈を処理する脱穀部5を設ける。加えて脱穀部5において脱穀された穀粒を蓄えるグレンタンク18、及び蓄えた穀粒を機外へ搬出する穀粒搬出機16等を備えた貯留部6を右側に設けると共に、走行部3、刈取部4及び脱穀部5の動力源であるディーゼルエンジン17を貯留部6の前方に配置する。コンバインの使用者は、ディーゼルエンジン17の上部に配置した運転部7からコンバインを操作し、走行、刈取等の一連の操作を行う。貯留部6を構成する穀粒搬出機16は、鉛直オーガ部分16bと横オーガ部分16aとからなり、鉛直オーガ部分16bの下端がグレンタンク18の下端と接続し、内部のオーガを回転させることで、グレンタンク18に貯留した穀粒を機外へ排出する。穀粒搬出機16は鉛直オーガ部分16bの軸心を中心に、図1にある格納場所から脱穀部5の上方を通過して270度程度回動することが可能である。
ディーゼルエンジン17は、走行部3・刈取部4・脱穀部5等の全ての駆動部を駆動する動力を生じる。このディーゼルエンジン17はその右側に図示しないクーリングファンを設けると共にその右外側に図示しないラジエータを設け、サイドカバーで覆う構成としている。
機体フレーム2の略中央、即ち脱穀部5と貯留部6の間の空間には、エンジン17の排気口と接続し、そのエンジン17からの排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するボックス状のDPFユニット10を配置している。このDPFユニット10は、通常内部にDOC(Diesel Oxidation Converter)およびDPFを内包し、ディーゼルエンジン17からの排気ガスは、その中に含まれる炭化水素(HC)と一酸化炭素(CO)をまずDOCで分解し、次にその中の黒煙を主体とする粒子状物質等をDPFで捕集した後排出される。
粒子状物質を捕集するとDPFは目詰まりを起こし濾過機能が低下するが、濾過機能の再生を行うことにより連続してDPFを使用することが可能となる。ディーゼルエンジンの回転数を高速回転域に維持し排気ガスの温度を上げ、この高温の排気ガスをそのままDPFに流し込むことで、粒子状物質を燃焼させることができ、濾過機能を再生することができる。このときDPF内部温度は250〜300℃となり、排気ガスも高温になる。
ディーゼルエンジン17への吸気管13はディーゼルエンジン17の吸気口から上方へ立設する。吸気管13の上端部には比較的大きな塵埃を除去するプレクリーナ11をグレンタンク18よりも上方に設け、更にこのプレクリーナ11の下方には比較的小さな塵埃を除去するためのエアクリーナ12を設ける。これら2つのクリーナを直列に接続することによりディーゼルエンジン17への吸気に含まれる塵埃を可能な限り除去する。また、吸気管13の後方には、DPFユニット10からの排気管14を配置する。
排気管14もDPFユニット10から上方へ立設する。排気管14は、DPFユニット10の排気口に直接接続する縦配管部14aと、その縦配管部14aから垂直に曲折した横配管部14bとにより構成され、排気は横配管部14bの端部にある後ろ向きの排気口14cから機外へ放出される。即ち排気管14の排気口14cは、平面視において吸気管13の上端に設けたプレクリーナ11と排気管14の鉛直部14aとを結ぶ直線上であって、プレクリーナ11がある側から離れる方向に向いている。なお、横配管部14bの排出口14cは、格納状態における穀粒排出装置16の横オーガ部分16aに対してグレンタンク18側に偏倚させて配置し、かつ格納状態の横オーガ部分16aとほぼ平行に設ける。
脱穀部5と貯留部6との間の空間にDPFユニット10と、排気管14とを備え、吸気管13の上端部に設けたプレクリーナ11と、排気管14の排出口14cとをグレンタンク18よりも上方に配置し、更に横配管部14bからの排出口14cをプレクリーナ11から離れる方向、即ち後ろ向きに開口させたことにより、吸気管13のプレクリーナ11を機体中央の塵埃の密度が低い部分に設置でき、従来の機体側方に吸気管を配置した場合に比較して格段に吸気に含まれる塵埃を少なくすることができる。また、吸気管13後方に備えた排気管14の排気口14cをプレクリーナ11から離れる方向、即ち後ろ向きに開口したことにより、排気が吸気に混入することを防止できる。これらによりエンジンの不完全燃焼を防止でき、粒子状物質の排出を抑制できる。
また排出口14cを格納状態における穀粒排出装置16の横オーガ部分16aに対してグレンタンク18側に偏倚させて配置したことにより、横オーガ部分16aの格納時に、この横オーガ部分16aが排出口14cに干渉することを防止でき、また穀粒排出時に穀粒排出装置16を水平回動させても横配管部14bに接触することがなくなり、排気口14cを高所に配置しながら穀粒排出装置16による排出作業の能率を高めることができる。
更に、平面視において横配管部14bを、格納状態における穀粒排出装置16の横オーガ部分16aと平行に配置したことにより、横オーガ部分16aや、グレンタンク18への高温の排気の接触を抑制することができ、グレンタンク18及び穀粒排出装置16内の穀粒の変質を抑制することができる。
図4は本発明に係る第二実施形態のコンバインの側面図である。第一実施形態のコンバインとの相違点は、脱穀部5で選別された穀粒をグレンタンク18へ搬送する一番揚穀筒15の前方に、その一番揚穀筒15に沿わせて排気管14の縦配管部14aを配置し、その一番揚穀筒15に縦配管部14aを結合した点である。また、DPFユニット10の上方に尿素SCR19を設け、ディーゼルエンジン17からの排気を、DPFユニット10及び尿素SCR19の順に直列に接続した点である。
一番揚穀筒15及び図示しない二番揚穀筒は、脱穀部5と貯留部6の間に該平行に立設し、グレンタンク18の側面には、それらと接触しないように一番揚穀筒15等の形状に合わせた凹部分を設ける。グレンタンク18の容量を確保するために凹部分をできるだけ小さくする必要があるが、本実施形態にあるように一番揚穀筒15に沿わせて排気管14の縦配管部14aを配置したことにより、限定された空間に排気管14をコンパクトに配置し、凹部の拡大を抑えて、グレンタンク18の容積を拡大することができる。
また、縦配管部14aを一番揚穀筒15に支持したことにより、排気管14の振動を抑え、騒音の発生を防止できる。
尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)19は、排出ガス浄化方法の一つで、尿素水を使用して窒素酸化物を浄化するものである。尿素水をタンクに入れて搭載し、これを排気中に噴射することにより高温下で加水分解させアンモニアガスを得て、このアンモニアガスにより窒素酸化物を還元し窒素ガスと水蒸気を得るものである。
尿素SCR19はDPFユニット10の上方で、グレンタンク18の下部傾斜面と脱穀部5との間の空間に設置する。この場合、尿素SCR19はDPFユニット10の上方にあるので、DPFユニット10よりも脱穀部5により接近するように配置する。このようにグレンタンク18の下部傾斜面に沿うように配置することで、グレンタンク18の下部の限られたスペースに尿素SCR19とDPFユニット10を無駄なく配置できる。
ディーゼルエンジン17からの排気を、DPFユニット10及び尿素SCR19の順に直列に接続したことにより、排気ガスの清浄性を向上することができる。また尿素SCR19を、DPFユニット10の上方であって、DPFユニット10よりも脱穀部5により接近するように配置することにより、限られたスペースに尿素SCR19とDPFユニット10を無駄なく配置でき、グレンタンク18の側面に設ける凹部の拡大を抑えて、従来のグレンタンク容量と同程度の容量を確保することができる。
図5から図7には本発明に係る第三実施形態のコンバインを示す。雲形部分は、機体フレーム2の中央近傍にあるエンジン等の機械要素を透視して示したものである。第一実施形態のコンバインとの相違点は、DPFユニット10からの排気管14を、グレンタンク18を貫通させて機体側部へ導出し、排気管14の一部をグレンタンク18に固定した点である。本実施形態において排気管14は、DPFユニット10の上部排出口に設けたL字排気管14dと、グレンタンク18の貫通孔へ挿入する接続管14eと、機体側面に沿って前後方向に配置した横配管部14bとから構成される。接続管14eと横配管部14bとは1本の管体を曲げて構成し、グレンタンク18と固定される。また、この管体の内径はL字排気管14dの外径よりも大きく、グレンタンク18が所定位置にあるときは、接続管14eの端部にL字排気管14dが挿入され、グレンタンク18をメンテナンス時にオープンにするときは、L字排気管14dと接続管14eとが離間する。
グレンタンク18の貫通孔に排気管14を挿入して、機体側下部へ向けて排気を可能としたことにより、従来のグレンタンク容量と同程度の容量を確保しながら、排気が吸気へ混入することを防止できる。
また、排気管14を一本の管体14b・14eとL字排気管14dとで構成し、前記管体をグレンタンク18に固定したことにより、グレンタンク18の回動動作を従来どおりに行うことができる。また、前記管体の内径がL字排気管14dの外径よりも大きく、その部分に重なりがあることによりデフューザー効果を得ることができる。
図8から図10には本発明に係る第四実施形態のコンバインを示す。雲形部分は、機体フレーム2の中央近傍にあるエンジン等の機械要素を透視して示したものである。第一実施形態のコンバインとの相違点は、DPFユニット10の後方に尿素SCR19を備え、ディーゼルエンジン17からの排気をDPFユニット10と尿素SCR19とを通して浄化している点である。
ディーゼルエンジン17からの排気を直列に接続したDPFユニット10と尿素SCR10を通して浄化することにより、排気ガスの清浄性を向上することができる。また、尿素SCRをDPFユニット19の後方に備えることで、グレンタンク18の凹部を小さくすることができ、従来のグレンタンク容量と同程度の容量を確保することができる。加えて、排気を機体下部後方へ排出でき、排気が吸気へ混入することを防止できる。
図11には運転部7に備えたシート周辺の構成図を示す。第一から第四の実施形態においては、シート20をサポートするシート用ブラケット23に、オーガリモコン21のリモコン用ステイ22と、ドリンクホルダ25を固定する。シート20は左右一対の前後レール24上を前後に移動することが可能であり、またシート用ブラケット23には、シート20を上下に移動させる機構を備えている。シート用ブラケット23にリモコン用ステイ22を固定していることで、シート20に着席した作業者とオーガリモコン21との位置関係が変化せず、オーガリモコン21の取り外し等の作業が容易になる。また、ドリンクホルダ25についても、作業者とドリンクとの位置関係が変化せず、容易にドリンクを把持することができる。
また、ディーゼルエンジン17の図示しないクーリングファンは、HSTによって駆動されており、コンバインの前進走行を停止した信号を制御装置が受信した場合、また後進走行の信号を制御装置が受信した場合、一定時間クーリングファンを逆回転させる制御を行う。コンバインの停止信号等に基づきクーリングファンを逆回転させる制御を行うことにより、ラジエータカバーに付着したゴミを除去することができる。また、走行停止や後進走行と言う低負荷時であるので、クーリングファンが逆転することにより水温が上昇することがない。
1 コンバイン
2 機体フレーム
3 走行部
4 刈取部
5 脱穀部
6 貯留部
10 DPFユニット
11 プレクリーナ
13 吸気管
14 排気管
14a 縦配管部
14b 横配管部
14c 排出口
15 一番揚穀筒
16 穀粒排出装置
16a 横オーガ部分
17 エンジン
18 グレンタンク
19 尿素SCR

Claims (5)

  1. 機体フレーム(2)上の一側部に脱穀部(5)を、他側部にグレンタンク(18)と穀粒排出装置(16)とを備えた貯留部(6)をそれぞれ搭載し、
    前記脱穀部(5)と前記貯留部(6)との間の空間に、エンジン(17)からの排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するDPFユニット(10)と、該DPFユニット(10)からの排気管(14)とを配置し、
    かつ前記エンジン(17)の吸気口に接続される吸気管(13)の上端部に設けたプレクリーナ(11)と、排気管(14)終端の排出口(14c)とを前記グレンタンク(18)よりも上方に配置し、
    前記排出口(14c)をプレクリーナ(11)から離れる方向へ向けて開口させたコンバイン。
  2. 前記排出口(14c)を、
    格納状態における前記穀粒排出装置(16)の横オーガ部分(16a)に対してグレンタンク(18)側に偏倚させて配置した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記排気管(14)の上部に、前記排出口(14c)を終端部に有する横配管部(14b)を備え、
    平面視において、該横配管部(14b)を、
    格納状態における前記穀粒排出装置(16)の横オーガ部分(16a)と平行に配置した請求項1又は請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記脱穀部(5)と前記貯留部(6)との間の空間には、
    前記脱穀部(5)で選別された穀粒を前記グレンタンク(18)へ搬送する一番揚穀筒(15)を備え、
    この一番揚穀筒(15)に沿わせて、前記排気管(14)の縦配管部(14a)を配置した請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記縦配管部(14a)を、前記一番揚穀筒(15)に支持した請求項4に記載のコンバイン。
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