JP6431720B2 - パレット - Google Patents
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Description
上記パレットにおいて、フルネスティング可能であって、更に、前記積載デッキの外側面には、前記規制板の積載面側に隣接して、前記フルネスティングのときに、前記積載面に重ねて載置されるパレットの規制板が係合される係合凹部を設けるようにしてもよい。
上記構成によれば、前記第1規制板と前記第2規制板とを連続して設けているので、前記第1規制板と前記第2規制板の物理的な強度を高めることができる。
上記構成によれば、パレットに積載されている荷物の上に、更にパレットが積み上げられた場合に、姿勢が安定し、更に、荷物上において荷重が分散し、荷物が傷付いたり潰れたり破損したりすることを防止することができる。
上記パレットにおいて、更に、前記台座部は、前記嵌合凹部の内側側面に設けるようにしてもよい。
上記パレットにおいて、更に、前記積載デッキの相対する部分の外側面において、一方の外側面には、第1形状の第1識別マークが設け、他方の外側面に、前記第1形状と異なる第2形状の第2識別マークを設けるようにしてもよい。
〔全体構成〕
図1及び図2に示すように、パレット1は、スキッドパレットであり、上面だけを積載面とした単面型パレットである。このパレット1は、全体が矩形板状をなし、ポリプロピレンやリサイクルポリプロピレン等の合成樹脂材料を原料とし、例えば一体射出成形により成形されている。なお、パレット1は、金属製であってもよいし、木製であってもよく、材料は特に限定されるものではない。パレット1は、上面を積載面4aとした矩形状の積載デッキ4を有している。積載デッキ4は、矩形環状の外周縁部2の内側に格子状の桟3が設けられている。パレット1は、四方差しパレットであって、外周を構成する四側面に、フォークリフトやハンドリフト等の運搬機械のフォークが差し込まれる第1差込口5と第2差込口6とが設けられている。
積載デッキ4の下面は、接地面4b側であり、積載デッキ4を支持する多数の桁部が設けられている。具体的に、積載デッキ4の各角部には、脚部となる端桁部11,12,13,14が突出して設けられている。また、積載デッキ4の長辺の中間には、第1中間桁部15,16が突出して設けられ、短辺の中間には、第2中間桁部17,18が突出して設けられている。更に、積載デッキ4の中央部、すなわち第1中間桁部15,16の間及び第2中間桁部17,18には、中央桁部19が突出して設けられている。
図1及び図2に示すように、積載デッキ4の各長辺に沿った端桁部11,12,13,14と第1中間桁部15,16の隣には、対をなす第1補助桁部21,22,23,24が突出して設けられている。対をなす第1補助桁部21,22,23,24の底面には、第1デッキボード25,26,27,28が架け渡されている。対をなす第1補助桁部21,22,23,24に跨る第1デッキボード25,26,27,28の端部は、第1補助桁部21,22,23,24の頂面に一体的に成形されている。積載デッキ4は、積載面4a側の第1デッキボード25,26,27,28が設けられた部分が、第1デッキボード25,26,27,28と略同じ大きさの矩形状の開口部となっている。
図3及び図4に示すように、外周縁部2の外側面2aには、端桁部11,12,13,14近傍において、第1規制板41と第2規制板42が外側面と面一となって連続して設けられている。第1規制板41と第2規制板42は、外周縁部2の外側面2aから外周縁部2の高さ以内で外側面2aから垂下して設けられている。外周縁部2の外側面2aには、第1規制板41と第2規制板42の上側に隣接して、パレット1がフルネスティングされた際に、上側のパレット1の第1規制板41と第2規制板42が係合する第1係合凹部43と第2係合凹部44が設けられている。
外周縁部2の相対する長辺の外側面2aには、パレット1を積み上げる際に、パレット1の向きを識別する識別マークが設けられている。具体的に、図1及び図3に示すように、一方の長辺には、中間位置の第1中間桁部15と第1補助桁部21,22の近傍に、接地面4b側から積載面4a側に半円状に切り欠いた第1識別マーク48が設けられている。また、図2及び図4に示すように、他方の長辺には、中間位置の第1中間桁部15と第1補助桁部23,24の近傍に、接地面4b側から積載面4a側に山状に切り欠いた第2識別マーク49が設けられている。
次に、端桁部11,12,13,14について説明する。図1及び図2に示すように、外周縁部2の各角部に設けられた端桁部11,12,13,14は、積載面4a側に矩形状の開口部11a,12a,13a,14aが設けられ、内側に、パレット1がフルネスティングされた際に、上側のパレット1の端桁部11,12,13,14が嵌合される嵌合凹部11b,12b,13b,14bが設けられている。端桁部11,12,13,14は、接地面4b側に向かって突出している。内側の嵌合凹部11b,12b,13b,14bは、底面59に向かって狭くなるように設けられている。これにより、嵌合凹部11b,12b,13b,14bには、段積みされるパレット1の端桁部11,12,13,14が進入し易くなる。矩形状の開口部11a,12a,13a,14aは、外周縁部2の外側面2aから若干内側に開口端が位置するように設けられ、その長辺が外周縁部2の長辺に沿うように設けられている。なお、端桁部11,12,13,14の形状は、円筒状等であってもよく、その形状は筒状であれば特に限定されるものではない。
図3及び図4に示すように、各端桁部11,12,13,14の嵌合凹部11b,12b,13b,14bには、パレットがハーフネスティングされた際に、上側のパレット1の端桁部11,12,13,14の底面59が載置される台座部51,52,53,54が内側に突出して設けられている。具体的に、台座部51,52,53,54は、嵌合凹部11b,12b,13b,14bの外周縁部2の長辺と平行な内側側面55に一体的に設けられている。外周縁部2の内側は、格子状の桟3が設けられており、物理的強度が高い。そこで、台座部51,52,53,54は、外周縁部2により構成される嵌合凹部11b,12b,13b,14bの外側側面56より物理的強度の高い桟3の一部である内側側面55に設けられている。
以上のように構成されたパレット1は、四方差しパレットであり、積載デッキ4の長辺に設けられた第1差込口5から運搬機械のフォークを差し込むことができ、また、積載デッキ4の短辺に設けられた第2差込口6からもフォークを差し込むことができる。図2に示すように、このパレット1では、第1デッキボード25,26,27,28、第2デッキボード33,34が設けられているので、パレット1に積載されている荷物7の上に、更にパレット1を積み上げる場合であっても、荷物上において荷重が分散され、荷物が傷付いたり潰れたり破損したりすることを防止することができる。また、パレット1は、荷物7上での姿勢が安定する。
図7及び図8に示すように、パレット1をフルネスティングで段積みする場合、段積みされるパレット1が向きを揃えて積み重ねられる。具体的に、パレット1は、外周縁部2の一方の長辺の中間部に半円状の第1識別マーク48が設けられ、他方の長辺に山状の第2識別マーク49が設けられている。作業者は、フルネスティングの場合、識別マークを見て、パレット1の向きを判別し、識別マークが揃うようにパレット1の向きを調整し段積み作業を行う。この場合、上側のパレット1の端桁部11,12,13,14は、下側のパレット1の嵌合凹部11b,12b,13b,14b内に嵌合する。この際、下側のパレット1の嵌合凹部11b,12b,13b,14bに突出した台座部51,52,53,54は、上側パレット1の端桁部11,12,13,14の窪み部58に進入する。また、外周縁部2の外側面2aの第1係合凹部43と第2係合凹部44には、上側のパレット1の第1規制板41と第2規制板42が係合する。これにより、パレット1は、上下に隣接するパレット1の外周縁部2,2間の隙間がほぼ無くなるような状態で段積みされる。この場合、図7に示すように、第1差込口5や第2差込口6は、全体が隠れる。これにより、段積みされたパレット1の省スペース化を実現することができる。
図9及び図10に示すように、パレット1をハーフネスティングする場合、フルネスティングの場合から180度回転させて、上下に隣接するパレット1の識別マークが揃わない向きとされる。すなわち、パレット1は、上下で半円状の第1識別マーク48と山状の第2識別マーク49とが交互になる向きで段積みされる。この場合、上側のパレット1の端桁部11,12,13,14の底面59が下側のパレット1の台座部51,52,53,54の頂面である載置部60に載置される。すなわち、上側のパレット1の端桁部11,12,13,14は、嵌合凹部11b,12b,13b,14bに嵌合しない。これにより、パレット1は、第1差込口5や第2差込口6が露出した状態で段積みされる。この場合、第1差込口5や第2差込口6には、運搬機械のフォークが差し込み可能となっている。パレット1をフルネスティングとハーフネスティングとを組み合わせて段積みしたときには、ハーフネスティングの部分において、第1差込口5や第2差込口6に、運搬機械のフォークを差し込み、複数のパレット1を一度に運搬することができる。
(1)パレット1は、外周縁部2の外側面2aに第1規制板41と第2規制板42が設けられているので、第1規制板41や第2規制板42が奥側のパレット1の外側面2aに接触することで、奥側のパレット1に乗り上げることを防止することができる。したがって、パレット1や載置されている荷物7に傷付けることを防止することができる。
(5)接地面4bには、第1差込口5や第2差込口6を構成する第1デッキボード25,26,27,28や第2デッキボード33,34が設けられている。したがって、パレット1に積載されている荷物7の上に、更にパレット1を積み上げる場合であっても、荷物上において荷重が分散され、荷物が傷付いたり潰れたり破損したりすることを防止することができる。また、荷物7の上に、パレット1を安定して積み上げることができる。
・図11に示すパレット1では、外周縁部2の各角部において、第1規制板41と第2規制板42とが、間に間隙45を介することなく周回方向に、連続して設けられている。第1規制板41と第2規制板42とを周回方向に連続して設けた場合には、第1規制板41と第2規制板42の物理的強度を高めることができる。この場合、第1規制板41と第2規制板42とが係合される第1係合凹部43と第2係合凹部44も、外周縁部2の各角部において、周回方向に連続して設けられる。
(付記1)
パレットにおいて、積載デッキの一方の長辺側の台座部は、嵌合凹部の長手方向の側面の一方の側に偏った位置に設け、積載デッキの他方の長辺側の台座部は、嵌合凹部の長手方向の側面の他方の側に偏った位置に設ける。これによれば、パレットの向きを揃えればフルネスティングが可能となり、向きを180度反転すれば、台座部の上に上側のパレットの端桁部の底面が載置され、ハーフネスティングの状態を実現することができる。
Claims (8)
- フルネスティング可能な合成樹脂製のパレットにおいて、
一方の面に荷物が載置される積載面が設けられた積載デッキと、
前記積載デッキの角部における外側面より内側において、接地面側に突出して設けられる複数の端桁部と、
前記積載デッキの前記角部を構成する互いに隣接する前記外側面の各々に、前記外側面と連続して前記接地面側に垂下して設けられた第1規制板および第2規制板であって、前記外側面に対して垂直方向からの押圧力に対して弾性変位可能な前記第1規制板および前記第2規制板と、
前記積載デッキの外側面における前記第1規制板および前記第2規制板の積載面側に隣接する位置に、前記フルネスティングのときに、前記積載面に重ねて載置される前記パレットの前記第1規制板が係合される第1係合凹部および前記第2規制板が係合される第2係合凹部と
を備えるパレット。 - 前記積載デッキは、矩形状をなし、
当該パレットは、前記積載デッキの各外側面に差込口が設けられている
請求項1に記載のパレット。 - 前記第1規制板と前記第2規制板とは、前記角部の外側面において、周回方向に離間して設けられている
請求項1又は2記載のパレット。 - 前記第1規制板と前記第2規制板とは、前記角部の外側面において、周回方向に連続して設けられている
請求項1又は2記載のパレット。 - 前記端桁部は、前記積載面側を開口し内側に嵌合凹部を構成し、
前記嵌合凹部には、内側に突出し、外側が窪み部となった台座部が設けられており、
前記台座部は、前記積載面に重ねて載置される上パレットの向きが揃った状態から18
0度回転しているときに、前記上パレットの端桁部の底面が載置される位置に設けられている
請求項1〜4のうち何れか1項記載のパレット。 - 前記積載面に重ねて載置される上パレットの向きが揃っているときには、前記嵌合凹部に、前記上パレットの端桁部が嵌合される
請求項5記載のパレット。 - 前記台座部は、前記嵌合凹部の内側側面に設けられている
請求項5又は6記載のパレット。 - 前記積載デッキの相対する部分の外側面において、一方の外側面には、第1形状の第1識別マークが設けられ、他方の外側面には、前記第1形状と異なる第2形状の第2識別マークが設けられている
請求項5〜7のうち何れか1項記載のパレット。
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