JP6349288B2 - パレット - Google Patents
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Description
パレットの段積みは、スキッドパレット一般において行われるものであり、以上のような、フルネスティングとハーフネスティングを切り替えるためパレットの向きを変える作業量を低減する課題は、用途を、輸出梱包用とするパレットに限定されるものではない。
上記構成によれば、下側にある荷物に対して荷重を分散させることができる。また、ベースボードによってパレットも曲げ強度が補強される。
上記パレットにおいて、前記パレットの側面に配置される差込口をさらに備え、前記パレットは、前記フルネスティングの状態において、前記上側パレットの桁脚部が前記嵌合凹部に嵌合され、前記上側パレットのベースボードは、前記パレットの前記差込口内に位置し、最下段に位置する前記パレットの前記差込口において、前記上側パレットの前記ベースボードと前記パレットの前記差込口の上縁との間には、フォークが挿入可能な間隔が形成されるとよい。
上記構成によれば、最下段パレットの差込口には、フォークを差し込むことができる。
上記パレットにおいて、前記パレットの側面に配置される差込口と、前記差込口であって前記デッキボード側の縁部に配置される差込案内部とをさらに備え、前記差込案内部は、前記差込口を広げる傾斜面で構成されているとよい。
上記構成によれば、差込案内部に案内されて、円滑に、フォークを差込口に差し込むことができる。
上記パレットにおいて、前記パレットの側面に配置される差込口と、前記デッキボードの前記差込口に連続した通路に臨むリブとをさらに備え、前記リブは、前記通路を拡大する前記面取り部を備えているとよい。
上記構成によれば、面取り部によって通路が拡大され、差込口より差し込まれたフォークがリブに衝突し、破損することを抑制できる。
上記パレットにおいて、前記複数の桁脚部は、前記デッキボードのそれぞれの角部に設けられた端桁脚部であり、前記端桁脚部は、外側に位置する外側端桁脚部と、前記外側端桁脚部に対して対角に位置する内側端桁脚部とを備えていてもよい。この場合、前記外側端桁脚部と前記内側端桁脚部のそれぞれに、前記台座部が配置されていてもよい。
上記構成によれば、ハーフネスティングの際に、角部のそれぞれにおいて、外側端桁脚部と内側端桁脚部の台座部に、上側パレットの外側端桁脚部と内側端桁脚部の底面が載置される。すなわち、各角部において、上側パレットは下側のパレットに対して2カ所で支持される。これにより、上側パレットは、下側パレットに安定して支持される。
上記パレットにおいて、前記台座部は、前記上側パレットの桁脚部の底面が載置された際に、前記上側パレットの桁脚部を位置決めする位置決め部を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、台座部に上側パレットの脚部が載置された際に、当該脚部を位置決めすることができ、これにより、上側パレットの下側パレットに対するがたつきを抑制できる。
上記構成によれば、ハーフネスティングの際、上側パレットは、パレットの第1台座部と第2台座部とにより安定して支持される。
〔全体構成〕
図1が示すように、パレット1は、スキッドパレットであり、上面を載置面とした単面型パレットである。このパレット1は、ポリプロピレンやリサイクルポリプロピレン等の合成樹脂材料を原料とし、例えば一体射出成形により、全体が正方形の板状形状に成形されている。
図2が示すように、デッキボード4の下面は、接地面4Bであり、下面から突出してデッキボード4を支持する多数の桁脚部が一体成形されている。具体的に、デッキボード4の各角部には、デッキボード4の下面に対して突出した端桁脚部11〜14を備えている。各端桁脚部11〜14のそれぞれは、正方形形状を有するデッキボード4の各角部において、デッキボード4の正方形の対角線上に2つずつ配置されている。例えば、端桁脚部11は、デッキボード4の下面において、外側に外側端桁脚部11Aを備え、外側端桁脚部11Aと対角に位置する内側に、内側端桁脚部11Bを備えている。同様に、端桁脚部12〜14も、それぞれが、外側に外側端桁脚部12A〜14Aを備え、内側に、内側端桁脚部12B〜14Bを備えている。
次に、端桁脚部11〜14の具体的構造について説明する。なお、外側端桁脚部11A〜14Aと内側端桁脚部11B〜14Bの構成は同様であるため、図3では、外側端桁脚部14Aを例に示している。
また、外側端桁脚部11A〜14Aの各嵌合凹部11D〜14Dに設けられる台座部11E〜14Eの位置は、一つの角部の嵌合凹部の台座部と隣りの角部の嵌合凹部の台座部とで向きが90°異なる配置となっている。内側端桁脚部11B〜14Bの台座部11E〜14Eについても、同じである。このように互いに隣り合う台座部11E〜14Eは、90°向きを変えることで、互いに直交する二方向についてのがたつきを抑制することができる。がたつき抑制の効果は、後に説明する台座部11E〜14Eに形成された位置決め部を設けることでさらに効果を上げることができる。
なお、内側端桁脚部11B〜14Bの台座部11E〜14Eは、以上のような外側端桁脚部11A〜14Aの台座部11E〜14Eと180°位相を異ならせて配置されている。
各台座部27A,27Bは、嵌合凹部29の側面から内側に突出し、その反対側の外面が第2窪み部としての窪み部29A,29Bとなっている。したがって、フルネスティングの場合において、台座部27A,27Bは、上側パレット1Uの中央補助桁脚部24A,24Cの窪み部29A,29Bに進入することになる。また、台座部27A,27Bは、パレット1がハーフネスティングされる際に、台座部27A,27Bや窪み部29A,29Bを備えていない上側パレット1Uの中央補助桁脚部24B,24Dの底面が載置される載置部となる。
図5が示すように、パレット1の各側面に設けられた差込口5のそれぞれには、開口端のデッキボード4側の上側縁部に、ハンドリフタやフォークリフト等の運搬機械のフォークを差し込む際の案内となる差込案内部31が配置されている。具体的に、差込案内部31は、差込口5の位置において、デッキボード4の裏面に設けられ、差込口5の開口端をデッキボード4側に広げる傾斜面で構成されている。差込口5の上端とデッキボード4の外周縁部の下端との間には、リブ3によって段差31Aが形成されるが、この段差31Aに差込案内部31を形成する。これにより、運搬機械のフォークは、差込口5から通路5Aと円滑に進入することができる。
以上のように構成されたパレット1は、四方差しパレットであり、パレット1の各側面に設けられた差込口5から運搬機械のフォークを差し込むことができる。図2が示すように、このパレット1では、接地面4B側に、ベースボード21が配置されているので、パレット1に積載されている荷物の上に、更にパレット1を積み上げる場合であっても、下側の荷物上に対して荷重が分散され、荷物が傷付いたり潰れたり破損したりすることを抑制することができる。また、パレット1は、荷物上での姿勢を安定させることができる。
図6が示すように、パレット1をフルネスティングで段積みする場合、段積みされるパレット1は、向きが揃えられた状態で積み上げられる。図6では、特に、下側パレット1Lの外側端桁脚部13A,14Aの上に、上側パレット1Uの外側端桁脚部13A,14Aが位置した状態を示している。図6が示すように、この場合、上側パレット1Uの外側端桁脚部13A,14Aは、下側パレット1Lの外側端桁脚部13A,14Aの嵌合凹部14Dにほぼ全体が入り込んだ状態で嵌合される。また、下側パレット1Lの台座部13E,14Eは、上側パレット1Uの窪み部13F,14Fに進入する。さらに、上側パレット1Uのベースボード21も、下側パレット1Lの開口部26にほぼ全体が入り込んだ状態で嵌合される。同様に、上側パレット1Uの他の外側端桁脚部11A,12Aも、下側パレット1Lの外側端桁脚部11A,12Aの嵌合凹部11D,12Dにほぼ全体が入り込んだ状態で嵌合される。
図8が示すように、フルネスティングで段積みされたパレット1をハーフネスティングで段積みするように切り替えるには、上側パレット1Uが一度、運搬機械で持ち上げられ、90°回転される。図8のパレット1の向きは、図4に示すパレット1の向きを基準としたとき、右側に90°回転した状態である。そして、90°回転された上側パレット1Uが下側パレット1Lの上に載置される。図9では、特に、下側パレット1Lの外側端桁脚部14Aの上に、上側パレット1Uの外側端桁脚部13Aが位置した状態を示している。この場合には、上側パレット1Uの外側端桁脚部13Aの底面が下側のパレット1の台座部14Eの頂面である載置部に載置される。すなわち、上側パレット1Uの外側端桁脚部13Aは、下側パレット1Lの嵌合凹部14Dに全体が入り込むようには嵌合しない。
図10は、最下段パレット1Bに対して、その上のパレット1Uがハーフネスティングで段積みされている。この場合、最下段パレット1Bの台座部13E,14Eには、上側パレット1Uの外側端桁脚部12A,13Aの底面が支持される。なお、図10では、下から2段目のパレット1L(1U)の上側に上側パレット1Uがフルネスティングで載置されている。
勿論、パレット1は、以上のように、フルネスティングとハーフネスティングとを組み合わせて段積みしてもよいし、フルネスティングだけやハーフネスティングだけで段積みしてもよい。
(1)パレット1は、デッキボード4が正方形に形成され、さらに、90°回転されたときに、上側パレット1Uの外側端桁脚部11A〜14Aおよび内側端桁脚部11B〜14Bの底面に対応する位置に台座部11E〜14Eが配置されている。したがって、段積みの際に、フルネスティングとハーフネスティングの切り替えを90°回転させるだけでよい。これにより、フルネスティングとハーフネスティングを切り替えの作業量を低減することができる。
(2)台座部11E〜14Eは、嵌合凹部11D〜14Dに対して外側に突出して設けられるのではなく、内側に設けられることで、外側端桁脚部11A〜14Aの外形形状が複雑化することを抑制している。
(4)フルネスティングで段積みした際にも、最下段パレット1Bは、上側パレット1Uのベースボード21と最下段パレット1Bの差込口5の上縁との間に、フォーク100が挿入可能な間隔28が形成される。したがって、間隔28に、フォークリフトのフォーク100を差し込んで、段積みされたパレット1を運搬することができる。
(5)フルネスティングで段積みした最下段を除くパレット1において、上側パレット1Uと下側パレット1Lの間には、差込口5のデッキボード4側の一部が露出し、スリット5Sが設けられる。このスリット5Sからは、フォークリフトのフォークを差し込み、重なったパレット1を切り離すことができる。
(8)また、デッキボード4の中央補助桁脚部24B,24Dにも台座部27A,27Bが設けられている。したがって、ハーフネスティングの際、上側パレット1Uは、下側パレット1Lに対して安定して支持されることになる。
特に、パレット1は、荷物が載置されると、荷重によって中央部が下側に窪むことになるが、台座部27A,27Bは、端桁脚部11〜14の台座部11E〜14Eより低く設定されている。したがって、ハーフネスティングの際に、下側パレット1Lの台座部27A,27Bは、上側パレット1Uの中央補助桁脚部の底面が接触することで、上側パレット1Uのがたつきを抑制でき、上側パレット1Uを安定して支持することができる。
(9)ハーフネスティングの際、上側パレット1Uの外側端桁脚部11A〜14Aは、案内部16Aによって、円滑に台座部11E〜14Eの所定位置に案内される。そして、外側端桁脚部11A〜14Aは、台座部11E〜14E上でリブ16によって所定位置に位置決めされた状態で載置される。これにより、上側パレット1Uは、下側のパレット1に対してがたつきが抑制される。
(11)差込口5の通路5Aに臨むリブ3には、面取り部32が設けられているので、通路5A内を移動するフォークが通路5Aに臨むリブ3に衝突することが抑制され、パレット1の破損が抑制される。
(12)ベースボード21は、パレット1の全体の曲げ強度を上げることができる。ここで、図11(a)は積荷を積載しフォークリフトで、ベースボード21が設けられたパレット1を搬送する際のパレット1の変形状態を示し、図11(b)は、ベースボード21が設けられていないパレット1の変形状態を示している。図11から明らかなように、ベースボード21が補助桁脚部22〜25に一体的に設けられることで、パレット1全体の曲げ強度が補強されることになり、デッキボード4等が積荷の重さによって、フォーク100で支持された部位から外側が湾曲するように変形することを抑制することができる。したがって、曲げ強度が高くなり、段積み時の荷傷みを抑制することができる。
・図12(a)が示すように、台座部11E〜14Eには、開口部11C〜14Cを構成する側壁17との台座部11E〜14Eとで構成されるコーナ部に、位置決め部としての一対のリブ16が設けられている。これにより、上側パレット1Uの外側端桁脚部11A〜14Aの底面が台座部11E〜14Eに対して位置決めされ、がたつきが抑制される。一対のリブ16において、リブの数は、特に限定されるものでなく、一つでもよく、三つ以上であってもよい。また、案内部16Aは形成しなくてもよい。
さらに、位置決め部は、更に、図12(c)が示すように構成することもできる。図12(c)では、側壁17と台座部11E〜14Eに隣接し相対する側壁17Bに位置決め部が設けられている。相対する側壁17Bに設けられる位置決め部は、1つのリブ16Bであり、上述したリブ16と同様な構成で案内部16Aを有している。なお、リブ16Bの数は、1つに限定されるものではなく、複数設けてもよい。相対する側壁17Bの間の側壁17には、台座部11E〜14Eの方向に突出した突出部16Cが形成されている。突出部16Cにも、案内部16Dが設けられている。突出部16Cは、リブといった片ではなく所定の幅を有した突出部であることから、物理的な強度がリブで構成された位置決め部より高めることができる。突出部16Cは、側壁17の全体に設けるようにしてもよく、その大きさは、特に限定されるものではない。また、案内部16Dは割愛するようにしてもよい。
さらに、位置決め部は、更に、図12(d)が示すように構成することもできる。台座部11E〜14Eを3方向から囲むように位置決め案内部18が突出部により構成されている。位置決め案内部18は、その3つの側面によって台座部11E〜14Eを凹部のように構成することで、確実に外側端桁脚部11A〜14Aの底面を位置決めし、下側パレット1Lに対する上側パレット1Uのがたつきを抑制することができる。位置決め案内部18の先端部には、案内部18Aが設けられ、上側パレット1Uの外側端桁脚部11A〜14Aの底面が台座部11E〜14Eに進入し易く案内する。勿論、案内部18Aは割愛するようにしてもよい。
・最下段パレット1Bの差込口5に形成される間隔28は、特に限定されるものではなく、フォークの進入できない間隔であってもよい。
・パレット1において、ベースボード21は、必ずしも補助桁脚部22〜25の先端部に配置しなくてもよい。例えば、ベースボード21を着脱可能とし、ユーザが用途に応じて補助桁脚部22〜25の先端部に取り付けたり、外したりできるようにしてもよい。これにより、利便性の向上を実現できる。
ベースボード21を着脱可能の構成にするには例えば次のように構成すればよい。ベースボード21には、取付突起を複数突設し、補助桁脚部22〜25の先端部には、取付孔を形成する。そして、ベースボード21は、取付突起を取付孔に係止することによって、補助桁脚部22〜25の先端部に固定することができる。
・ベースボード21は、全ての補助桁脚部22〜25を使って複数取り付けてもよい。すなわち、デッキボード4を四分割する十字状の中心線を対象軸として線対称となるように、内側ベースボード21Bを配置するようにしてもよい。すなわち、各内側ベースボード21Bが互いに平行に一対ずつ設けられてもよい。ベースボード21は、数が多いほど下側にある荷物に対して荷重を分散することができる。
・ベースボード21は、補助桁脚部22〜25の先端部に溶着や接着剤やねじ等の固定手段によって、補助桁脚部22〜25の先端部と一体的となるように固定されていてもよい。
・ベースボード21は、デッキボード4の外周に沿って設ける外周ベースボード21Aと内側ベースボード21Bとを設けるのではなく、デッキボード4の相対する辺と平行に、すなわち配置方向を揃えてベースボード21を設けるようにしてもよい。
・ベースボード21は、積荷の重量との関係で強度を十分に確保できるのであれば割愛してもよい。
・嵌合凹部の形状や台座部の配置は、特に限定されるものではない。すなわち、上側パレット1Uが下側のパレット1と向きが揃った状態から90°回転された場合において、上側パレット1Uの端桁脚部11〜14の底面に対応する位置に台座部11E〜14Eが配置されていればよい。
・台座部11E〜14Eは、上側パレット1Uを安定して支持できるのであれば、全ての端桁脚部11〜14に配置する必要はない。例えば、外側端桁脚部11A〜14Aだけに、台座部11E〜14Eを配置してもよいし、内側端桁脚部11B〜14Bだけに、台座部11E〜14Eを配置してもよい。さらに、台座部は、中央補助桁脚部24の全てに配置するようにしてもよいし、中央補助桁脚部24の台座部27A,27Bを割愛してもよい。
・中央補助桁脚部24の台座部27A,27Bを設けるときにおいて、台座部27A,27Bの高さは、上述のように端桁脚部11〜14の台座部11E〜14Eより低くてもよいし、同じであってもよい。台座部27A,27Bの高さは、載置される荷物の重さによるパレット1の撓みの程度によって適宜設定される。
・台座部11E〜14Eの形状も、矩形状に限定されるものではなく、三角形状等であってもよい。
Claims (9)
- フルネスティングとハーフネスティングで段積みが可能なパレットであって、
荷物が載置される載置面と、4つの辺を備えた環状の外周縁部とを備えた正方形のデッキボードと、
前記デッキボードの各角部であって、前記デッキボードの前記載置面とは反対の面に対して突出して配置される複数の端桁脚部と、
前記載置面であって前記端桁脚部が配置された位置に開口部を有し、前記開口部と連続して前記端桁脚部の内側に構成される嵌合凹部と、
前記嵌合凹部内に位置する矩形形状を有した台座部とを備え、
一つの角部における前記台座部は、その長辺が前記外周縁部の一つの辺に対して沿うとともに、隣の角部における前記台座部とその向きが90°異なり、
前記一つの角部における台座部は、当該台座部の長辺が沿う外側縁部の一つの辺に対して近接して配置され、前記隣の角部における台座部は、当該台座部の長辺が沿う外側縁部の一つの辺に対して離れて配置されており、
上側に重ねられる上側パレットが前記パレットと向きが揃った状態から90°回転された場合において、前記90°回転された上側パレットの桁脚部の底面に対応する位置に前記台座部が配置されている
パレット。 - 前記デッキボードに対して接地面に突出し互いに離間して配置される一対の補助桁脚部と、
前記補助桁脚部の互いに離間する先端部に跨って配置されるベースボードと
をさらに備える請求項1に記載のパレット。 - 前記パレットの側面に配置される差込口をさらに備え、
前記パレットは、前記フルネスティングの状態において、前記上側パレットの端桁脚部が前記嵌合凹部に嵌合され、
前記上側パレットのベースボードは、前記パレットの前記差込口内に位置し、
最下段に位置する前記パレットの前記差込口において、前記上側パレットの前記ベース
ボードと前記パレットの前記差込口の上縁との間には、フォークが挿入可能な間隔が形成される
請求項2に記載のパレット。 - 前記パレットの側面に配置される差込口と、
前記差込口の開口端であって前記デッキボード側の縁部に配置される差込案内部とをさらに備え、
前記差込案内部は、前記差込口の開口端を広げる傾斜面で構成されている
請求項1または2に記載のパレット。 - 前記パレットの側面に配置される差込口と、
前記デッキボードの前記差込口に連続した通路に臨むリブとをさらに備え、
前記リブは、前記通路を拡大する面取り部を備える
請求項1または2に記載のパレット。 - 前記端桁脚部は、外側に位置する外側端桁脚部と、
前記外側端桁脚部に対して対角に位置する内側端桁脚部とを備え、
前記外側端桁脚部と前記内側端桁脚部のそれぞれに、前記台座部が配置されている
請求項1〜5のいずれか1項に記載のパレット。 - 前記台座部は、前記上側パレットの端桁脚部の底面が載置された際に、前記上側パレットの端桁脚部を位置決めする位置決め部を備える
請求項1〜6のいずれか1項に記載のパレット。 - 前記開口部は第1開口部であり、
前記嵌合凹部は第1嵌合凹部であり、
前記台座部は第1台座部であり、
前記デッキボードに対して接地面に突出して配置される中央補助桁脚部と、
前記載置面であって前記中央補助桁脚部が配置された位置に第2開口部を有し、前記第2開口部と連続して前記中央補助桁脚部の内側に構成される第2嵌合凹部と、
前記第2嵌合凹部内に位置する第2台座部とをさらに備え、
前記上側パレットが前記パレットと向きが揃った状態から90°回転された場合において、前記90°回転された上側パレットの中央補助桁脚部の底面に対応する位置に前記第2台座部が配置されている
請求項1〜7のいずれか1項に記載のパレット。 - 前記第2台座部は、前記第1台座部に対して低く設定されている
請求項8に記載のパレット。
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