JP6429576B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真画像形成方式によって記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置に用いられる現像装置、これを備えるプロセスカートリッジ、及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置に用いられる現像装置は、周面に現像剤を担持した現像ローラを回転することによって、現像ローラに対向して配置された電子写真感光体へ現像剤を供給し、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するものが広く用いられている。
更に、現像装置には、現像容器内に収納された現像剤を撹拌するための現像剤撹拌部材が用いられている。図11に示すように、現像剤撹拌部材23は、全体の回転中心となる軸部23eの各支持部23a2〜23d2に支持された、回転半径の異なる複数の回転撹拌部23a1〜23d1を備えたものが知られている(特許文献1参照)。
前記現像剤撹拌部材23は、全体の回転中心となる軸部23eから回転撹拌部23a1,23c1を支持する支持部23a2,23c2までの距離を、回転撹拌部23b1,23d1を支持する支持部23b2,23d2までの距離よりも大きく設定している。これによって、軸部23eを中心とする、回転撹拌部23a1,23c1の回転時の軌跡を、回転撹拌部23b1,23d1の回転時の軌跡よりも大きくしている。更に、各回転撹拌部23a1〜23d1の外周には、回転撹拌部23a1〜23d1の外径よりも大きな内径を有したコイル状の移動撹拌部23a4〜23d4が移動可能な状態で取り付けられている。
そして、この現像剤撹拌部材23を回転させることで、現像容器24内の現像剤を掻き揚げて撹拌することができ、この現像容器24内の現像剤と、この現像容器24に新たに補給された現像剤とを十分に撹拌した状態で現像ローラに供給することができる。
特開2006−99044号公報
しかしながら、画像形成装置の小型化、低コストが要求されている中にあっては、上記従来の技術では部品点数が多いことが設計制約となり、低コストに対する要求を満たすことが困難である。
そこで本発明の目的は、低コストの現像装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、現像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像剤収納部内を回転することにより現像剤を撹拌する現像剤撹拌手段と、を有し、前記現像剤撹拌手段は、前記現像剤撹拌手段の軸方向と交差する方向に設けられた捕集撹拌翼を軸方向に複数備え、前記現像剤撹拌手段の軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼を一組とする撹拌翼部が、前記現像剤撹拌手段の周方向かつ長手方向に対してずれて複数設けられ、前記現像剤撹拌手段の軸方向に沿って設けられた反転撹拌翼を、前記周方向に対してずれて設けられた撹拌翼部の間に備え、前記撹拌翼部をなす前記隣り合う2つの捕集撹拌翼は、前記現像剤撹拌手段の回転方向に対して徐々に広くなるように傾斜して設けられ、前記撹拌翼部をなす前記軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼の傾斜角度が広くなる側の捕集撹拌翼の間は前記反転撹拌翼を持たない空間部であり、前記現像剤撹拌手段は、断面四角形状の角軸であり、前記反転撹拌翼を前記角軸の周方向に対する対向面に平行に配置することを特徴とする。
本発明によれば、従来に比べて、低コストの現像装置を提供できる。
現像装置を有するプロセスカートリッジと現像装置に現像剤を補給するための現像剤供給装置を着脱自在な画像形成装置の要部断面図である。 現像装置及び現像剤供給装置の長手方向の模式断面図である。 現像撹拌軸の外観斜視図である。 (a)(b)(c)は実施例1に係る現像撹拌軸の形状特性を示す斜視図である。 (a)(b)(c)は実施例1に係る現像撹拌軸により現像剤が撹拌される様子を模式的に示した図である。 (a)(b)は実施例2に係る現像撹拌軸の形状特性を示す図である。 (a)(b)は実施例3に係る現像撹拌軸の形状特性を示す図である。 (a)(b)は実施例4に係る現像撹拌軸の形状特性を示す図である。 (a)(b)は実施例5に係る現像撹拌軸の形状特性を示す図である。 (a)(b)は現像撹拌軸の形状から制約される、現像剤の劣化と、撹拌能力、搬送速度の概要を説明した図である。 従来の現像装置における現像剤撹拌部材の外観斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、現像剤担持体に沿って現像剤を撹拌する現像撹拌軸6が設けられている限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
従って、現像剤を用いて画像形成を行う画像形成装置であれば、タンデム型/1ドラム型、中間転写型/記録材搬送型/直接転写型、モノクロ/フルカラーの区別無く実施できる。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
<画像形成装置>
図1は本実施例に係る現像装置を有するプロセスカートリッジ10と、現像装置に現像剤を供給するための現像剤供給装置30を用いた電子写真画像形成装置の要部断面図である。プロセスカートリッジ10は、現像装置1とクリーニング装置20とが一体となった枠体構成であり、電子写真画像形成装置の本体に対して着脱可能である。図2は図1に示す現像装置1及び現像剤供給装置30を左方向から見た長手断面図である。
図1、図2を用いて画像形成装置に関して説明をする。9は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)である。この感光体ドラム9は、駆動機構(不図示)により矢印の時計回り方向に所定の速度で回転する。帯電手段としての帯電ローラ22は、感光体ドラム9に接触させてある。この帯電ローラ22に所定の帯電バイアスが印加される。これにより感光体ドラム9の外周面が所定の極性・電位に一様に帯電される。帯電された感光体ドラム9に対して像露光手段(不図示)により画像情報に応じた画像露光Lがなされる。これにより感光体ドラム9に画像露光パターンに対応した静電潜像が形成される。その静電潜像が現像装置1により現像剤を用いて現像される。
一方、給送機構部(不図示)から記録媒体P(例えば、普通紙、特殊紙シート等)が、感光体ドラム9と転写手段としての転写ローラ60とのニップ部である転写部に所定のタイミングで給送される。記録媒体Pは転写部において挟持搬送されていく。その間、転写ローラ60には所定の転写バイアスが印加される。これにより感光体ドラム9に形成された現像剤像が記録媒体Pに順次に転写されていく。転写部を通過した記録媒体Pは、感光体ドラム9から分離されて、定着装置(不図示)に搬送される。定着装置により現像剤像は記録媒体P上に定着される。クリーニング装置20は、記録媒体Pを分離した後の感光体ドラム9から、感光体ドラム9に残存した現像剤をクリーニングブレード25により除去する。
本実施例における現像装置1は、現像剤担持体としての現像ローラ4を感光体ドラム9に当接させている。そして、現像装置1は、現像剤Tを感光体ドラム9の周面に接触させた状態で現像を行う接触現像方式を採用している。
この現像装置1は、現像ローラ4、現像剤供給手段としての供給ローラ3、現像剤規制手段としてのブレード5、及び、現像剤撹拌手段としての現像撹拌軸6等を有している。ここで、前記現像ローラ4は、現像剤Tをその周面に担持して搬送する。これによって、現像ローラ4は、現像剤Tを感光体ドラム9に接触させて前記静電潜像を現像する。前記供給ローラ3は、前記現像ローラ4へ現像剤Tを供給する。また、前記ブレード5は、前記現像ローラ4の周面に付着する現像剤Tの量を規制する。これによって、前記ブレード5は、現像ローラ4の周面に現像剤Tの薄層を形成する。現像撹拌軸6は、現像剤供給装置30から補給された現像剤Tと現像装置1内の現像剤Tを撹拌するために回転する。
現像装置1は、現像容器2内に現像剤Tを有している。前記現像容器2は、現像室2aと、現像剤収納部としての撹拌室2bと、仕切り壁2cとを有する。前記現像室2aには、前記現像ローラ4、前記供給ローラ3、及び、前記ブレード5が配置されている。また、前記撹拌室2bは、前記静電潜像の現像に用いる現像剤Tを収納している。そして、前記現像容器2(撹拌室2b)には現像撹拌軸6が配置されている。
また、前記仕切り壁2cは、前記撹拌室2bから前記現像室2aへ現像剤Tを移動させるために設けたものである。従って、前記撹拌室2bに収納されている現像剤Tが前記仕切り壁2cを通過して前記現像室2aに搬送される。現像室2aと撹拌室2bは、両端部のみに設けられた下流開口部2e1及び上流開口部2e2によってのみ繋がっている。
現像室2a内には長手搬送部材であるスクリュー7が配置されている。スクリュー7は、現像室2a内の現像剤Tを長手方向に搬送して、下流開口部2e1から落ちてきた現像剤Tを現像室2a内の長手中央方向に送り出す。またスクリュー7は、現像室2a内の現像剤Tを上流開口部2e2まで搬送して、再び撹拌室2bに送り出す。
また、これらのスクリュー7と現像撹拌軸6は、ギア(不図示)によって現像ローラ4及び供給ローラ3と接続されている。これにより、画像形成時、即ち現像ローラ4が回転している間は、スクリュー7及び現像撹拌軸6は共に回転運動を行う。そして、画像形成終了と共に回転が停止する。
また、前記現像容器2は、感光体ドラム9と対向する側の一部に、現像開口部2dを有している。尚、現像ローラ4は、前記現像開口部2dから一部露出している。更に、前記現像ローラ4は、矢印R1方向に回転可能なように前記現像容器2に支持されている。前記現像ローラ4はその周面に弾性体を有しており、所定の当接圧にて感光体ドラム9に当接している。また、前記現像開口部2dには、その長手方向に沿って、飛散防止シート8が設けられている。前記飛散防止シート8は現像ローラ4の下方から現像剤Tが飛散することを防止する。
現像撹拌軸6は、前記仕切り壁2cに対して、前記スクリュー7の上部に設けられている。そして、現像撹拌軸6は矢印R2方向に回転する。また、現像容器2内には、現像容器2内の現像剤Tと、現像容器2の上部に配置されている現像剤供給装置30から新たに供給される現像剤Tを撹拌する撹拌領域Rが形成されている。
スクリュー7の下方には、現像剤Tの供給及び回収を行う供給ローラ3が現像ローラ4に当接して配置されている。供給ローラ3は弾性発泡体からなる弾性ローラである。更に、供給ローラ3は、現像ローラ4の回転方向とは逆方向に回転している。
現像容器2には、弾性規制部材としての前記ブレード5が、現像ローラ4を加圧して設けられている。ブレード5は、金属製の板ばねであり、所定の当接圧にて現像ローラ4と当接している。更に、このときの現像ローラ4及びブレード5のそれぞれの表面との摩擦によって、現像剤Tには現像に供するのに十分な電荷が付与される。
その後、現像ローラ4の周面に付着した現像剤Tは、現像ローラ4の回転に伴って、感光体ドラム9と現像ローラ4とが当接する現像領域(現像ニップ)aへと搬送される。そして、前記現像領域aにおいて、現像剤Tは感光体ドラム9に接触する。即ち、感光体ドラム9と現像ローラ4との間に現像電界を形成するために、前記現像ローラ4には電源(図示せず)が接続されている。その結果、前記現像電界の作用により現像ローラ4周面の現像剤Tは感光体ドラム9に転移する。これによって、感光体ドラム9に形成された静電潜像に対応して現像剤像が形成される。即ち、前記静電潜像が可視化される。
また、現像ニップaへと搬送されたが、現像には寄与せず、現像ローラ4周面に担持されたままの現像剤は、供給ローラ3との摺擦によって現像ローラ4の周面から剥ぎ取られる。その後、剥ぎ取られた現像剤Tの一部は、新たに供給ローラ3周面に供給された現像剤Tと共に再び供給ローラ3によって現像ローラ4へと供給される。残りは前記現像容器2内へ戻される。
<現像剤供給装置及び現像装置>
次に、現像剤供給装置30について説明する。図1、図2に示すように、現像容器2の上方にはプロセスカートリッジ10とは別体で構成された現像剤供給装置30が配置されている。現像剤供給装置30の現像剤収納部31内には、撹拌部材32と、スクリュー33と、現像剤供給開口34が設けられている。前記撹拌部材32は、現像剤収納部31内の現像剤Tを解すためのものである。また、前記スクリュー33は、現像剤収納部31から撹拌室2bに現像剤Tを供給するためのものである。また、前記現像剤供給開口34は、現像剤供給装置30が画像形成装置本体に装着された際に、現像容器2の上部に設けられた現像剤受け入れ撹拌開口部2fと一致する位置に設けられている。
撹拌部材32とスクリュー33は、その両端が回転可能に現像剤収納部31に支持されており、装置本体からの補給指令に応じて回転駆動される。撹拌部材32は、基体となる回転軸32aと、可撓性のシート部材からなる撹拌板32bで構成されている。スクリュー33の外形部は螺旋状のリブ形状となっている。
そして、現像剤供給制御装置(不図示)は、現像剤残量検知部11からの情報を元に現像剤供給装置30から現像装置1への現像剤の供給が必要と判断した際は指令を発する。そして、スクリュー33を駆動カップリング(不図示)の回転により駆動させる。スクリュー33の回転により現像剤供給開口34に向かって現像剤Tを搬送し、現像剤供給開口34より現像剤Tを自由落下させる。これにより、プロセスカートリッジ10の現像剤受け入れ撹拌開口部2fを介して現像剤Tを供給して、現像容器2内の現像剤量を常に一定量に保つように動作している。
次に、図2の現像装置1及び現像剤供給装置30の長手断面図を用いて、本実施例の現像容器2内の現像剤Tの循環について説明する。
現像剤Tの循環を行うための部品として、現像撹拌軸6とスクリュー7が現像容器2内に配置されている。現像剤受け入れ撹拌開口部2fから供給された現像剤Tは、現像撹拌軸6により撹拌、搬送され下流開口部2e1より現像室2aに供給される。現像室2a内の現像剤Tは長手搬送部材としての送りスクリュー7によって長手一方向に搬送される。そして、そのスクリュー7による搬送圧力によって、現像剤Tは上流開口部2e2から撹拌室2bに送られる。その後、現像剤Tは、再びスクリュー7によって現像室2a内の長手中央方向に送られつつ現像ローラ4に供給される。このようにして現像容器2における撹拌室2bと現像室2aとを現像剤Tが循環する。
〔実施例1〕
以下、図2の現像装置1及び現像剤供給装置30の長手断面図を用いて、本発明の実施例1について詳細に説明する。現像剤供給装置30の撹拌開口部2fから供給された現像剤は、搬送翼12と搬送翼13により現像剤Tの搬送方向上流側と下流側に分配される。搬送翼13により下流側に搬送された現像剤Tは、撹拌室2b内で高く盛り上がる。その盛り上がりを現像撹拌軸6が回転することによって水平にならす。この繰り返しによって、現像剤Tは徐々に撹拌室2b内に広がっていき下流開口部2e1へと搬送される。そして、現像剤Tは、下流開口部2e1から現像室2a内に重力落下する。その後、現像剤Tは、スクリュー7によって現像室2a内の長手中央方向(矢印方向)に送られつつ現像ローラ4に現像剤Tを供給する。現像室2aが満杯状態になると、スクリュー7による搬送圧力によって、現像剤Tは上流開口部2e2から撹拌室2bに送られる。撹拌室2bに送られた現像剤Tは、搬送翼12による上流側への搬送力により、現像剤残量検知部11に蓄積される。ある一定量が蓄積されると、現像剤残量検知部11が満杯となり、現像剤供給制御装置(不図示)により、現像剤供給装置30の撹拌開口部2fからの現像剤Tの供給を停止する。現像剤残量検知部11が満杯となっても、搬送翼12の搬送力は、スクリュー7の搬送力より小さいため、現像剤は搬送翼12を乗り越えて下流方向に搬送され、現像剤Tが渋滞して詰まることは無い。以上の動作が繰り返されることによって撹拌室2bと現像室2aとを現像剤Tが循環する。
次に具体的な現像撹拌軸6の構成について図3を用いて説明する。図3は現像装置における現像撹拌軸6の斜視図である現像撹拌軸6は、現像剤残量検知部11、搬送翼12、搬送翼13、支持部6a,6b、撹拌翼6c〜6gから構成されている一体型の射出成形部品である。前記現像撹拌軸6は、前記現像容器2の長手方向の長さに相当する長さを有し、現像容器2の長手方向全域に亘って、現像剤Tを撹拌、搬送することができる。前記現像撹拌軸6は、回転体としての支持部6a,6bを有する。前記支持部6a,6bは、前記現像容器2の両端壁に回転可能に支持されている。ここで、現像撹拌軸6(前記支持部6a,6b)の回転軸の軸線(図3に示す一点鎖線)は、前記現像容器2の長手方向と平行である。支持部6a,6bが駆動機構(不図示)により回転駆動され、現像撹拌軸6が前記軸線(支持部6a,6b)を中心に図3中の矢印方向に回転する。
次に図4(a)、(b)、(c)を用いて現像撹拌軸6の撹拌翼部の設計構造について説明する。図4(a)〜(c)は現像撹拌軸6における撹拌翼部の設計構造を示す部分斜視図である。現像撹拌軸6は、現像容器2における現像剤収納部としての撹拌室2bに回転可能に設けられている。現像撹拌軸6は、図4(a)に示すように撹拌室2b内の現像剤を撹拌するための撹拌翼として、現像撹拌軸6の軸方向と交差する方向に設けられた半円状の捕集撹拌翼6c,6dを軸方向に複数備えている。そして、現像撹拌軸6の軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼6c,6dが一組の撹拌翼部6rとなる。この撹拌翼部6rをなす前記軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼6c,6dは、特定の角度6θで撹拌翼支点6gを起点にして、現像撹拌軸6の回転方向に対して徐々に角度が広くなるように傾斜して設けられている。更に現像撹拌軸6は、前記撹拌翼として、現像撹拌軸6の軸方向に沿って設けられた反転撹拌翼6eを備えている。また、反転撹拌翼6eは、半円中心から片側のみに配置したものである。
前記軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼6c,6dを有する撹拌翼部6rは、現像撹拌軸6の周方向かつ長手方向に対してずれて複数設けられている。ここでは、図4(a)に示す撹拌翼部6rは、図4(b)に示すように、現像撹拌軸6の周方向に180°ピッチで分割して設けられている。また、図4(c)に示すように、撹拌翼部6rは、長手方向(軸方向)に1/2ピッチで移動させて支持部6a(6b)を中心に繋げて配置している。尚、捕集撹拌翼6c,6d及び撹拌翼支点6gで形成される角度において、本実施例では、捕集撹拌翼6c,6d間の撹拌回収部(根本部)6fを成形加工する際の金型強度の制約を考慮して、Y形状にして側面をなだらかなR面でつないだ形状を採用している。
次に寸法関係について説明する。捕集撹拌翼6c,6dの外径の大きさは、スクリュー等と比較して大きさの制約が無く、本実施例ではR14(半径14mm)を採用している。従って、コンパクトな設計もさることながら、大容量の撹拌設計も可能となる。また、本実施例では、現像撹拌軸6の周方向に隣り合う撹拌翼部6r,6rの、軸方向に隣り合う一方の捕集撹拌翼6cと他方の捕集撹拌翼6dは、回転した時の撹拌領域において重なり合わないように傾斜して設けられている(図5(b)参照)。しかし、現像撹拌軸6の周方向に隣り合う撹拌翼部6r,6rの、軸方向に隣り合う一方の捕集撹拌翼6cと他方の捕集撹拌翼6dが、回転した時の撹拌領域において重なり合うように傾斜して設けられていてもよい。例えば、撹拌翼支点6gに対する2つの捕集撹拌翼6c,6dの傾斜角度6θは、捕集撹拌翼6c,6dが1/2回転した時に、捕集撹拌翼の少なくとも肉厚以上で重なり合う(オーバーラップする)ように設ける。具体的には、捕集撹拌翼6c,6dの傾斜角度6θは、必要とする撹拌能力に合わせ約3°〜12°の範囲で任意に設定することができ、例えば両側の撹拌翼の傾斜角度6θを各8°とし、左右対称に設定する。また図4(c)に示すピッチPは、撹拌能力に合わせ任意に設定することができ、例えば18mmを設定する。このように構成しても、一定の効果はあり、本発明を実施することは可能である。
以上の構造から成る現像撹拌軸6の特徴として、撹拌軸6を中心に矢印方向に回転させると、捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dにより現像剤を捕集し、反転撹拌翼6eにより現像剤を効率的に撹拌することが可能となる。
<実施例1の機能>
次に、図5(a)、(b)、(c)を用いて前記現像撹拌軸6に設けられた撹拌翼の機能について説明する。図5(a)は、現像撹拌軸6が回転した時の現像剤の動く方向を矢印で簡易的に図示化した部分斜視図である。図5(b)は、回転方向に180°ピッチで配置されている撹拌翼を平面上に並べて、連続的な現像剤の動きを解りやすく示した上面図である。図5(b)に示す矢印6t1,6t2,6t3,6t2′、6t3′はそれぞれ、現像撹拌軸が1回転した時の連続的な現像剤の動きを示すものであり、矢印6t1を中心に矢印6t2,6t2′、矢印6t3,6t3′は左右対称な動きとなっている。図5(c)は、現像撹拌軸6の回転中における現像剤の動きを図示した模式断面図である。
一つ目の特徴について説明する。撹拌翼部6rをなす半円状の捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dによって構成される挟み込まれた面間の間隔を、互いに回転方向に対し徐々に広くなる方向に配置する効果の一つ目として、現像剤の撹拌残りを無くすことができる。半円状の捕集撹拌翼6c,6dを回転させた時の軌跡が、180°周期で同じ場所を通らない軌跡で回転することができ、現像剤Tが現像容器2の壁面に対し撹拌による掻き取り残り段差を無くすことができる。
一つ目の特徴だけでもほ撹拌は十分できるが、本実施例ではさらに次のような特徴がある。
次に、二つ目の特徴について説明する。一組の撹拌翼部6rをなす捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dと反転撹拌翼6eの組み合わせにより、現像剤を掻き寄せながら反転撹拌することができる。この効果として、撹拌開口部2fから補給された新しい現像剤と、上流開口部2e2から戻った古い現像剤に対し、図5(a)、(b)に矢印で示すような複雑な撹拌流を発生させることで現像剤Tの撹拌能力を上げることができる。
次に三つ目の特徴について説明する。現像撹拌軸6の長手方向に1/2P(ピッチ)で配置された2つの捕集撹拌翼6c,6dを一組とする撹拌翼部6rを、回転方向に180°ピッチで交互に配置することで、撹拌した領域を中央から分断し交互に撹拌することができる。その結果、現像剤の撹拌を効率的に行い、撹拌ムラや撹拌残りの無い、均一な撹拌を行うことができる。
次に四つ目の特徴について説明する。一組の撹拌翼部6rをなす隣り合う捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dに角度を持たせた結果、捕集撹拌翼6c,6d間の撹拌回収部6fは、反転撹拌翼6eを持たない空間部となる。この空間部の特徴として、現像撹拌軸6が矢印方向に回転すると、現像剤面T1から飛び出す時に気圧が低くなる傾向に有り、その影響で反転した現像剤を吸い込む働きを行う(図5(b)に示す矢印6t3、6t3′参照)。その結果、撹拌された現像剤は下流の捕集撹拌翼を余分に飛び越えることなく、左右に均等に分配されることで、撹拌能力を安定させることが可能となる。
前記の特徴を持った撹拌翼を連続的に回転した時の、具体的な現像剤Tの動きについて説明する。図5(c)に示すように、現像剤Tが存在する領域を捕集撹拌翼6c、捕集撹拌翼6dにより現像剤を掻き寄せながら、反転撹拌翼6eにより現像剤を回転する。そして、その撹拌翼が現像剤面(空気面)T1に出る瞬間に、現像剤は図5(a)に示す反転方向(矢印a方向)、上流方向(矢印b方向)、下流方向(矢印c方向)に撹拌される。連続的な現像剤の代表的な動きは、図5(b)に示す矢印6t1、6t2、6t3となり、現像剤に対し複雑な撹拌流を与えることで新/旧現像剤とが接触する機会が増える。この動作を長手ピッチP分繰り返されることで、撹拌すべき範囲内で短時間に効率的な撹拌を行うことが可能となる。
本実施例によれば、現像撹拌軸6を構成する部品を一体化することで、従来技術に比べて部品点数を削減でき、その結果、部品費、組立費及び製造工程の管理含め大幅なコスト削減を行うことができ、低コストの現像装置を提供できる。
更に、半円状の捕集撹拌翼6c,6dから成る一組の撹拌翼部6rが、回転軸円周方向に180°ピッチで交互に配置されたことで、1ピッチP毎に現像剤が搬送、撹拌される。これにより、図3に示す撹拌開口部2fから供給された新現像剤、図3に示す上流開口部2e2から供給された旧現像剤に対し、現像剤の下流への流れ過ぎ等により発生する撹拌不足を防ぐことができる。その結果、現像容器2内の現像剤Tは不均一に撹拌されることがないため、濃度ムラ等の画像不良の発生を防止することができる。
更に本実施例においては、捕集撹拌翼6c,6dの傾斜角度6θが左右対称で等しいため、撹拌室2bの現像撹拌軸6が長手方向に現像剤を搬送する力を持っていない。そのため、図2に示す現像容器2内の現像剤Tは現像室2aと撹拌室2bを矢印方向に流れるように構成されているものの、撹拌室2bに現像剤Tを故意に長くとどまらせることが可能となる。従って、撹拌室2bに補給された現像剤Tは時間をかけて現像容器2内の現像剤Tと撹拌させることもできる。従って、現像容器2内の現像剤Tと、新たに補給された現像剤Tとを十分に撹拌した状態で、現像ローラ4に供給することができる。これにより、現像剤Tの撹拌不足により発生していた画像不良等を防止することが可能となる。
〔実施例2〕
以下、図面を用いて実施例2について説明する。図6は、実施例2に用いられる現像撹拌軸6の説明図であり、図6(a)は現像撹拌軸6の部分斜視図、図6(b)は回転方向に所定のピッチで配置されている撹拌翼を平面上に並べて、連続的な現像剤の動きを示した上面図である。本実施例において、前述した実施例1と異なる部分のみについて説明し、同様の構成についての説明は省略する。
前述した実施例1では、捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dの傾斜角度6θを左右対称としたが、本実施例では捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dの傾斜角度6θを左右非対称としている。本実施例における捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dの傾斜角度6θは、現像撹拌軸6が一回転した時に、軸の周方向に対向配置された捕集撹拌翼6c、捕集撹拌翼6d同士の撹拌領域が重なり合う(オーバーラップする)ように、傾斜角度6θを設定している。すなわち、現像撹拌軸の周方向に隣り合う撹拌翼部6r,6rの、軸方向に隣り合う一方の捕集撹拌翼6cと他方の捕集撹拌翼6dが、回転した時の撹拌領域において重なり合うように傾斜して設けられているほうが好ましい。
捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dの傾斜角度6θを変更することで、現像剤に搬送力を持たせることができる。現像剤は図6(a)に示す反転方向(矢印a方向)、上流方向(矢印b方向)、下流方向(矢印c方向)に撹拌されるが、上流方向と下流方向へ流れる力を傾斜角度6θを変更して左右非対称にすることで、搬送力の調整が可能となる。但し、実施例1で説明した、半円状の捕集撹拌翼6cと捕集撹拌翼6dによって構成される挟み込まれた面間の間隔を、互いに回転方向に対し徐々に広くなる方向に配置する関係は崩さない。
現像撹拌軸が回転した時の連続的な現像剤の動きを図6(b)を用いて具体的に説明する。図6(b)に示す矢印6t1,6t2,6t3,6t2′、6t3′はそれぞれ、現像撹拌軸が1回転した時の連続的な現像剤の動きを示すものであり、矢印6t1を中心に矢印6t2,6t2′、矢印6t3,6t3′は左右非対称な動きとなっている。捕集撹拌翼6cの角度を実施例1では8°に設定したのに対し、実施例2では16°に設定し、捕集撹拌翼6dの角度を実施例1では−8°に設定したのに対し、実施例2では0°に設定した事例である。その結果、捕集撹拌翼6cによる現像剤の流れは矢印6t3となり、下流側へ流れる現像剤の比率が増加することになる。
その結果、捕集撹拌翼6c、捕集撹拌翼6dの傾斜角度6θを左右非対称とし適宜設定することで、搬送速度と撹拌能力の微調整を備えた形状設計ができる。具体的な搬送速度と撹拌能力と現像剤劣化の関係を模式的にグラフで表したのが図10である。撹拌翼の傾斜角度を微調整することで、現像剤劣化に応じて搬送速度と撹拌能力を制御できることが解る。従って、搬送を目的にした一般的なスクリュー等に対し、搬送速度と撹拌能力を両立させた現像撹拌軸6の提供が可能となる。
また、一般的な搬送部材であるスクリュー等の射出成形加工においては、金型の4方分割、ボテ肉による成形サイクルが長い等の加工上の制約があったが、本実施例では部品製作が容易な形状である。そのため、一般的で容易な射出成形加工が低コストで製造することができる。
また、完成品の製品出荷に伴う輸送時に掛かる物流振動により、現像剤をタッピングさせ現像剤が凝集する問題が発生する場合がある。この現象に対し、現像撹拌軸6の回転力で凝集した現像剤を解すための強度が求められていた。本実施例において、現像撹拌軸6の回転強度を上げることが可能となり、前記凝集した現像剤に対する対策を実施することができる。
〔実施例3〕
以下、図面を用いて本発明の実施例3について説明する。図7は、実施例3に用いられる現像撹拌軸6の説明図であり、図7(a)は現像撹拌軸6の部分斜視図、図7(b)は現像撹拌軸6の上面図である。本実施例において、実施例1と異なる部分のみについて説明し、同様の構成についての説明は省略する。
本実施例では、前述した実施例1で説明した撹拌翼支点6gに代わる形状(撹拌翼支点6h)となる。本実施例における撹拌翼支点6hは、切欠6iと角穴6jを有した形状からなる。その他の形状は、前述した実施例1と同じ形状である。次に、各部の機能について説明する。
撹拌翼支点6hは、実施例1で説明した撹拌翼支点に隙間を開けた形状となる。本実施例では、撹拌翼部6rをなす軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼6c,6dの傾斜角度が狭くなる側(撹拌翼支点6h側)に切欠6iを設けて隙間をあけている。さらに前記切欠6iを設けた軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼6c,6dの間に設けた反転攪拌翼に角穴6jを設けている。これにより、射出成形部品の金型を製作する上での金型強度に関する制約が無くなり、部品の製作が容易となる。
次に、切欠6iの機能について説明する。撹拌翼支点6h側に切欠6iによる隙間が開いていることで、撹拌回収部6fで説明した気圧変化による現像剤を吸い込む働きが半減する。その気圧変化による現像剤を吸い込む動きの弊害として、現像撹拌軸6を回転させると下流側の撹拌翼を一つ飛び越えて現像剤が搬送される場合が発生する。その対策として前述の如き切欠6iを設けることで、その現像剤の横流れを防止することができる。本実施例では、切欠を2mmに設定することで現像剤の横流れを防止している。
次に、角穴6jの機能について説明する。現像剤の摩擦係数差による流動性(滑りやすさ)に差が発生する。その流動性の差により現像剤の搬送距離が変化し速くなる場合が発生する。その微調整手段として、撹拌翼支点6h側の反転撹拌翼6eに角穴6jをあけている。これにより、現像剤の搬送距離の微調整が可能となる。
本実施例によれば、現像撹拌軸6に設けられている撹拌翼の微調整により、搬送速度、撹拌能力を柔軟に設計することができる。その結果、搬送を目的にした一般的なスクリュー等に対し、搬送性と撹拌能力を両立させた現像撹拌軸6の提供が可能となる。
〔実施例4〕
以下、図面を用いて本発明の実施例4について説明する。図8は、実施例4に用いられる現像撹拌軸6の説明図であり、図8(a)は現像撹拌軸6の部分斜視図、図8(b)は現像撹拌軸6の断面図である。本実施例において、実施例1と異なる部分のみについて説明し、同様の構成についての説明は省略する。
本実施例は、現像撹拌軸6における支持部6a(6b)を断面四角形状の角軸としている。そして、前記角軸に配置する反転撹拌翼6eを角軸の周方向に対する対向面に平行に配置している。その結果、反転撹拌保持部6kの領域が、図5(c)に示す構成と比較しても解るように、反転させる現像剤の量を増やすことができる。
本実施例によれば、反転して撹拌される現像剤の量が増えることで、現像剤同士の接触する機会が増え反転撹拌翼6eによる撹拌能力を向上させることができる。撹拌能力が向上した分を、必要とする撹拌能力に合わせて撹拌翼のピッチPを広げることが可能となり、撹拌翼の枚数を削減することができる。その結果、部品を加工する際の材料を削減することができ、コストを低減させることができる。
〔実施例5〕
以下、図面を用いて本発明の実施例5について説明する。図9は、実施例5に用いられる現像撹拌軸6の説明図であり、図9(a)は現像撹拌軸6の部分斜視図、図9(b)は現像撹拌軸6の上面図である。本実施例において、実施例1と異なる部分のみについて説明し、同様の構成についての説明は省略する。
本実施例は、現像撹拌軸6の支持部6aの周方向に対し、軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼6c,6d及び反転撹拌翼6eからなる撹拌翼部6rを90°ピッチで分割して配置している。さらに、前記分割された撹拌翼部6rは、前述した実施例と同様に、現像撹拌軸6の長手方向に対して1/2ピッチでずらして長手方向に交互に設けられている。
本実施例によれば、反転撹拌翼6eの枚数が前述した180°ピッチの構成に比べて2倍に増やせる。2倍に増えたことで、撹拌能力も単純には約2倍に上げることができる。その効果として、撹拌能力が上がった分、現像撹拌軸6をコンパクトな形状に設計できる。これにより、現像装置の小型化設計が可能となる。
〔他の実施例〕
前述した実施例では、感光体ドラムと現像装置を含むプロセスカートリッジが画像形成装置本体に対して着脱自在な構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば各構成部材がそれぞれ組み込まれた画像形成装置、或いは各構成部材がそれぞれ着脱可能な画像形成装置においても本発明は有効である。
また前述した実施例では、現像装置が用いられる画像形成装置としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置であっても良いし、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に用いられる現像装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
T …現像剤
1 …現像装置
2 …現像容器
2a …現像室
2b …撹拌室
6 …現像撹拌軸
6a,6b …支持部
6c,6d …捕集撹拌翼
6e …反転撹拌翼
6f …撹拌回収部
6g …撹拌翼支点
6h …撹拌翼支点
6i …切欠
6j …角穴
6k …反転撹拌保持部
6r …撹拌翼部
12,13 …搬送翼

Claims (12)

  1. 現像剤を収納する現像剤収納部と、
    前記現像剤収納部内を回転することにより現像剤を撹拌する現像剤撹拌手段と、を有し、
    前記現像剤撹拌手段は、前記現像剤撹拌手段の軸方向と交差する方向に設けられた捕集撹拌翼を軸方向に複数備え、
    前記現像剤撹拌手段の軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼を一組とする撹拌翼部が、前記現像剤撹拌手段の周方向かつ長手方向に対してずれて複数設けられ、
    前記現像剤撹拌手段の軸方向に沿って設けられた反転撹拌翼を、前記周方向に対してずれて設けられた撹拌翼部の間に備え、
    前記撹拌翼部をなす前記隣り合う2つの捕集撹拌翼は、前記現像剤撹拌手段の回転方向に対して徐々に広くなるように傾斜して設けられ
    前記撹拌翼部をなす前記軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼の傾斜角度が広くなる側の捕集撹拌翼の間は前記反転撹拌翼を持たない空間部であり、
    前記現像剤撹拌手段は、断面四角形状の角軸であり、前記反転撹拌翼を前記角軸の周方向に対する対向面に平行に配置することを特徴とする現像装置。
  2. 現像剤を収納する現像剤収納部と、
    前記現像剤収納部内を回転することにより現像剤を撹拌する現像剤撹拌手段と、を有し、
    前記現像剤撹拌手段は、前記現像剤撹拌手段の軸方向と交差する方向に設けられた捕集撹拌翼を軸方向に複数備え、
    前記現像剤撹拌手段の軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼を一組とする撹拌翼部が、前記現像剤撹拌手段の周方向かつ長手方向に対してずれて複数設けられ、
    前記現像剤撹拌手段の軸方向に沿って設けられた反転撹拌翼を、前記周方向に対してずれて設けられた撹拌翼部の間に備え、
    前記撹拌翼部をなす前記隣り合う2つの捕集撹拌翼は、前記現像剤撹拌手段の回転方向に対して徐々に広くなるように傾斜して設けられ
    前記撹拌翼部をなす前記軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼の傾斜角度が広くなる側の捕集撹拌翼の間は前記反転撹拌翼を持たない空間部であり、
    前記撹拌翼部をなす軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼の傾斜角度が狭くなる側に切欠を設けるとともに、前記切欠を設けた軸方向に隣り合う捕集撹拌翼の間に設けた前記反転撹拌翼に穴を設けることを特徴とする現像装置。
  3. 前記現像剤撹拌手段の周方向に隣り合う撹拌翼部の、軸方向に隣り合う一方の捕集撹拌翼と他方の捕集撹拌翼は、回転したときの撹拌領域において重なり合うように設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記軸方向に隣り合う一方の捕集撹拌翼と他方の捕集撹拌翼は、回転した時の撹拌領域において少なくとも撹拌翼の肉厚以上で重なり合うように設けられていることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  5. 前記撹拌翼部をなす前記軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼の傾斜角度は、左右対称であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記撹拌翼部をなす前記軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼の傾斜角度は、左右非対称であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記撹拌翼部をなす前記軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼は、前記現像剤撹拌手段の回転方向に対して徐々に狭くなる撹拌回収部を交互に有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記撹拌翼部は、前記現像剤撹拌手段の周方向に対し180°ピッチで分割して設けられ、前記分割された撹拌翼部は、前記現像剤撹拌手段の長手方向に対して1/2ピッチでずらして長手方向に交互に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記撹拌翼部は、前記現像剤撹拌手段の周方向に対し90°ピッチで分割して設けられ、前記分割された撹拌翼部は、前記現像剤撹拌手段の長手方向に対して1/2ピッチでずらして長手方向に交互に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 前記撹拌翼部をなす軸方向に隣り合う2つの捕集撹拌翼の傾斜角度が狭くなる側に切欠を設けるとともに、前記切欠を設けた軸方向に隣り合う捕集撹拌翼の間に設けた前記反転撹拌翼に穴を設けることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  11. 画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジであって、像担持体と、前記像担持体に形成された潜像を現像剤を用いて現像するための現像剤担持体と、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の現像装置と、を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 像担持体と、前記像担持体に形成された潜像を現像剤を用いて現像するための現像剤担持体と、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の現像装置と、前記像担持体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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