JP6424766B2 - 電力変換装置の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置の制御装置に関する。
入力側に接続された直流電源から供給される電力をトランスを介して出力するものとして、特許文献1記載の電源制御装置がある。特許文献1記載の電源制御装置は、主蓄電装置と、主蓄電装置の電力ラインの間に接続される容量負荷と、主蓄電装置の電力ラインの間に、双方向コンバータを介して容量負荷と並列接続された補機用蓄電装置とを備えている。主蓄電装置と補機用蓄電装置との間での電力の授受は、双方向コンバータを用いて行われる。また、補機用蓄電装置の電力を双方向コンバータを用いて容量負荷へ供給することにより、容量負荷の電圧が主蓄電装置の電圧と等しくなるまで充電が行われる。
特開2007−295699号公報
特許文献1記載の電源制御装置における双方向コンバータが、補機用蓄電池側にチョークコイルを備える電流入力型プッシュプル方式DCDCコンバータであった場合には、容量負荷への充電は、チョークコイルの電流の増加と減少を繰り返すことにより行われる。また、特許文献1記載の電源制御装置では、システムの低コスト化や小型化の観点から、突入電流を防止するための制限抵抗等が設けられていない。
ここで、チョークコイルの電流が減少するための条件は、補機用蓄電池の電圧が、容量負荷の電圧を、双方向コンバータを構成するコイルの巻数比で除算した値より小さいことである。したがって、充電の開始時等、容量負荷の電圧が小さい場合には、チョークコイルの電流は増加し続けることとなる。その結果として、DCDCコンバータの劣化や破損につながるおそれがある。また、DCDCコンバータの劣化や破損を抑制すべく制御を行えば、電力の供給速度の低下が生ずるおそれもある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、回路中の過剰な電流を抑制しつつ、電力の供給速度を向上させることが可能な電力変換装置の制御装置を提供することにある。
本発明は、センタータップを有する第1コイルと、その第1コイルと磁気的に結合する第2コイルとを有するトランスと、第1コイルの両端のそれぞれに接続された第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子と、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子が、直流電源の正極及び負極の一方に接続され、センタータップが直流電源の正極及び負極の他方に接続され、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の接続点と直流電源との間、又は、センタータップと直流電源との間に設けられるチョークコイルと、第2コイルに接続される整流回路と、を備える電力変換装置の制御装置であって、チョークコイルの電流値を検出する電流検出部と、直流電源から印加される電圧を入力電圧として検出する入力電圧検出部と、を備え、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを共にONとする第1制御と、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする第2制御と、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子とを共にOFFとする第3制御とを、順に繰り返す期間を含む制御を行い、第1制御から第2制御への切り替えは、電流検出部が検出した電流値が指令値となることに基づいて行われるものであり、その指令値を、入力電圧検出部が検出した入力電圧に基づいて設定する。
上記構成では、第1制御でチョークコイルに流れる電流を大きくすることができ、出力側への電力の供給速度を向上させることができる。また、第3制御でチョークコイルの電流を減少させることができる。よって、チョークコイルに流れる電流が増加し続けることを防ぐことができ、ひいては、電力変換装置の劣化及び故障を抑制することができる。
さらに、第2制御における入力側から出力側への電力の供給量は、第1制御から第2制御へと切り替える際に用いられる指令値と、入力電圧との関係に基づいて定まる。上記構成では、その指令値を入力電圧の値に基づいて設定するため、第2制御における電力の供給量を適切なものとすることができ、第2モードにおける電力の供給速度を向上させることができる。
第1実施形態に係る電力変換装置の回路図である。 第1モードの制御を示すタイムチャートである。 第2モードの制御を示すタイムチャートである。 第3モードの制御を示すタイムチャートである。 第1実施形態の処理を示す制御ブロック図である。 第1実施形態の処理を示すフローチャートである。 第3実施形態における第2モードの制御を示すタイムチャートである。 第4実施形態における第2モードの制御を示すタイムチャートである。 第2指令値を求める際に用いられる、入力電圧と第2指令値との関係を示す図である。 第2指令値を求める際に用いられる、入力電圧と第2指令値との関係を示す別の例である。 電力変換装置の別の回路を示す図である。
以下、各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
<第1実施形態>
本実施形態に係る電力変換装置は、公称電圧が12Vである鉛バッテリ等の補機バッテリと、公称電圧が数百Vであるリチウムイオンバッテリ等の主バッテリとを備えるハイブリッドカーに搭載される。
図1は、本実施形態に係る電力変換装置の回路図である。本実施形態に係る電力変換装置は、低圧側回路に設けられる直流電源である補機バッテリ100の電力を、電力変換回路10を介して高圧側回路に設けられるコンデンサ201へと供給し、コンデンサ201のプリチャージを行うものである。
電力変換回路10は、トランスTr11と、MOSFETである第1〜第6スイッチング素子Q11〜Q16を備えている。トランスTr11は、互いに磁気的に結合した第1コイルL11と第2コイルL12とにより構成され、第1コイルL11は、センタータップを有している。第2コイルL12の巻数は、第1コイルL11の巻数のN/2倍である。すなわち、第2コイルL12の巻数が、第1コイルL11のいずれか一方の端からセンタータップまでの巻数のN倍となっている。
第1コイルL11の両端は、それぞれ、第1スイッチング素子Q11のドレイン、第2スイッチング素子Q12のドレインに接続されている。一方、第1スイッチング素子Q11のソースと第2スイッチング素子Q12のソースとが接続されている。
補機バッテリ100は、チョークコイルL13を介して電力変換回路10と接続されている。具体的には、チョークコイルL13の一端が補機バッテリ100の正極に接続され、チョークコイルL13の他端が、第1コイルL11のセンタータップに接続されている。一方、第1スイッチング素子Q11のソースと第2スイッチング素子Q12のソースとの接続点は、補機バッテリ100の負極に接続されている。また、補機バッテリ100には、コンデンサ101が並列接続されている。
第2コイルL12の端部の一方は、第3スイッチング素子Q13のソース及び第4スイッチング素子Q14のドレインに接続されている。第2コイルL12の端部の他方は、第5スイッチング素子Q15のソース及び第6スイッチング素子Q16のドレインに接続されている。第3スイッチング素子Q13のドレイン及び第5スイッチング素子Q15のドレインは、主バッテリ200の正極側に接続されており、第4スイッチング素子Q14のソース及び第6スイッチング素子Q16のソースは、主バッテリ200の負極側に接続されている。この主バッテリ200には、コンデンサ201が並列接続されている。
電力変換装置は、補機バッテリ100の電圧である入力電圧VLを検出する入力電圧検出部102、チョークコイルL13を流れる電流(入力側の回路を流れる電流)であるリアクトル電流ILを検出するリアクトル電流検出部103、及び、高圧側の電圧である出力側電圧VHを検出する出力側電圧検出部202を備えている。検出された入力電圧VL、出力側電圧VH、及びリアクトル電流ILは、制御部300へ入力される。
制御部300は、入力された入力電圧VL、出力側電圧VH、及びリアクトル電流ILに基づいて演算を行い、第1スイッチング素子Q11、第2スイッチング素子Q12へ制御信号を送信する。このとき、出力側において、コンデンサ201への充電の進行具合に応じて、第1〜第3モードのいずれかを選択して制御を行う。
第1モードの制御について、図2のタイムチャートを用いて説明する。第1モードでは、第1スイッチング素子Q11をONとし、第2スイッチング素子Q12をOFFとする制御Aと、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12をいずれもOFFとする制御Bとを交互に行う。換言すれば、第2スイッチング素子Q12を常にOFFとしておき、第1スイッチング素子Q11のONとOFFとを交互に行う。
制御Aでは、リアクトル電流ILの単位時間あたりの変化量は、入力電圧VLから、出力側電圧VHを巻数比で除算した値を減算したものとなる。また、第2コイルL12側に流れる電流である出力側電流ICの単位時間あたりの変化量は、リアクトル電流ILの単位時間あたりの変化量をNで除算した値となる。リアクトル電流ILは、単調増加するため、リアクトル電流ILの値が予め定められた値である第1指令値Iref1となることを条件に、制御Aから制御Bへと移行する。励磁電流IMの時間変化量は、励磁電圧VTを励磁インダクタンスで除算したものであるため、直線的に単調増加する。なお、励磁電流IMについて、正極側出力端子200aから負極側出力端子200bへと流れる向きを正としている。続く制御Bでは、第1コイルL11側では、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12が共にOFFであるため、補機バッテリ100からの電流の供給は行われず、リアクトル電流ILはゼロとなる。このとき、励磁電流IMは単調減少することとなる。
続いて、第2モードの制御について、図3のタイムチャートを用いて説明する。第2モードでは、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にONとする制御C、第1スイッチング素子Q11をONとし、第2スイッチング素子Q12をOFFとする制御A、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にOFFとする制御Bを順に行う。なお、第2モードでは、制御C、制御A、制御Bの順に制御が行われるため、制御Cを第1制御と呼び、制御Bを第2制御と呼び、制御Cを第3制御と呼ぶこともできる。
制御Cでは、リアクトル電流ILは、入力電圧VLの値に基づいて、直線的に単調増加する。このとき、第1コイルL11には通電がなされないため出力側電流ICはゼロである。制御Cではリアクトル電流ILが単調増加するため、リアクトル電流ILが第2指令値Iref2となることを条件に、制御Cから制御Aへと移行する。
続く制御Aでは、トランスTr11を介した電力の供給が行われる。すなわち、第2コイルL12側に流れる電流である出力側電流ICの単位時間あたりの変化量が、リアクトル電流ILの単位時間あたりの変化量をNで除算した値となる。制御Aから制御Bへの切り替えは、制御Cの開始から所定時間が経過することを条件としてもよいし、制御Aの開始から所定時間が経過することを条件としてもよい。制御Bでは、第1コイルL11側では、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12が共にOFFであるため、補機バッテリ100からの電流の供給は行われず、リアクトル電流ILはゼロとなる。このとき、励磁電流IMは単調減少することとなる。
続いて、第3モードの制御について、図4を用いて説明する。第3モードでは、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にONとする制御Cと、第1スイッチング素子Q11をONとし、第2スイッチング素子Q12をOFFとする制御Aとを交互に繰り返す。
制御Cでは、リアクトル電流ILは、入力電圧VLの値に基づいて、直線的に単調増加する。このとき、第1コイルL1には通電がなされないため出力側電流ICはゼロである。制御Cではリアクトル電流ILが単調増加するため、リアクトル電流ILが第3指令値Iref3となることを条件に、制御Cから制御Aへと移行する。続く制御Aでは、トランスTr11を介した電力の供給が行われる。すなわち、第2コイルL12側に流れる電流である出力側電流ICの単位時間あたりの変化量が、リアクトル電流ILの単位時間あたりの変化量をNで除算した値となる。
これら第1モード、第2モード、第3モードは、出力側電圧VHの値によって切り替えられる。コンデンサ201の充電開始時には第1モードで制御が行われ、充電が進行して出力側電圧VHが第1所定値V1よりも大きくなれば、第2モードで制御が行われる。そして、さらに充電が進行して出力側電圧VHが第2所定値V2よりも大きくなれば、第3モードで制御が行われる。
上述したように、第1モードの制御で入力側から出力側へと電力の供給が可能であるのは、入力電圧VLに巻数比Nを乗算した値が、出力側電圧VHよりも大きい場合である。そのため、入力電圧VLが一定であるとしたうえで、第1所定値V1は、少なくとも、定数である入力電圧VLに巻数比Nを乗算した値よりも小さく設定されることとなる。また、第3モードにおける制御Aでリアクトル電流ILが減少する条件は、入力電圧VLに巻数比Nを乗算した値が、出力側電圧VHよりも小さい場合である。そのため、入力電圧VLが一定であるとしたうえで、第2所定値V2は、少なくとも、定数である入力電圧VLに巻数比Nを乗算した値よりも大きく設定されることとなる。
ところで、上述した通り、第2モードでは、制御Cにおいて、リアクトル電流ILが第2指令値Iref2となるように制御が行われる。そして、制御Aでの出力側電流ICは、第2指令値Iref2に基づくものとなる。そこで、本実施形態では、制御Aでの電力供給量が最大となるように、第2指令値Iref2を最適化する。
第2スイッチング素子Q12のDuty値であるDを用いれば、第2指令値Iref2は次式(1)で表される。なお、式(1)におけるLは、チョークコイルL13の自己インダクタンスである。
Figure 0006424766
続く制御Aにおける、出力側の回路に流れる出力側電流ICは、リアクトル電流ILを巻数比Nで除算した値と等しくなるため、次式(2)が成立する。
Figure 0006424766
このとき、出力側電流ICが式(2)の値となるのは制御Bの間であり、制御Cが行われる期間、及び制御Bが行われる期間では、出力側電流ICはゼロとなる。そのため、出力側電流ICの平均値IC_aveは、第1スイッチング素子Q11のDuty値(制御Cが行われる期間の長さと制御Aが行われる期間の長さの合計値)であるD’を用いて、次式(3)により求めることができる。なお、制御Aが行われる期間において、リアクトル電流ILが一定であるものと仮定している。
Figure 0006424766
式(3)におけるDに対して、式(1)を代入すると、次式(4)が得られる。
Figure 0006424766
式(4)について、出力側電流ICの平均値IC_aveを最大とする第2指令値Iref2を最大指令値Iref_maxとすれば、次式(5)が得られる。
Figure 0006424766
上式(5)において、D’、制御周期Ts、及びリアクタンスLは、上述した通り、一定の値となる。すなわち、そのため、入力電圧検出部102が検出した入力電圧VLの値に応じて第2指令値Iref2を設定することにより、出力側電流ICの平均値IC_aveを最大化することができる。
なお、式(1)と式(5)から、第2指令値Iref2を最大指令値Iref_maxとする際の制御Cが行われる期間を示すDは、D’の半分の値であるということも確認できる。
続いて、制御部300が実行する処理を、図5の制御ブロック図により説明する。定電流制御部20では、第1モードにおけるリアクトル電流ILの指令値である第1指令値Iref1と、第3モードにおけるリアクトル電流ILの指令値である第3指令値Iref3とを、メモリから読み出して制御に用いる。
加えて、入力電圧VLを取得し、第2指令値取得部21へ入力する。第2指令値取得部21では、入力された入力電圧VLの値に基づいて第2指令値Iref2を求める。このとき、式(5)で示したように、第2指令値Iref2は入力電圧VLに比例する。そのため、入力電圧VLと第2指令値Iref2との関係をマップとしてメモリに記憶させておき、そのメモリから第2指令値Iref2を読み出して用いるものとすればよい。
メモリから読み出された第1指令値Iref1、及び、第2指令値取得部21により取得された第2指令値Iref2は、そのまま、定電流制御部20から出力される。
第3指令値Iref3は、フィードバック制御部22に入力される。フィードバック制御部22は、加えて、リアクトル電流ILの実電流である平均値IL_aveを取得する。この平均値IL_aveは、電流検出部により検出されたリアクトル電流ILを所定期間蓄積し、その値を平均化したものである。第3指令値Iref3と平均値IL_aveは加算部23に入力され、加算部23は、第3指令値Iref3と平均値IL_aveの差分をとる。この差分はPI制御器24に入力され、リミッタ25へ入力される。このリミッタ25では、PI制御器24の出力値が上限値よりも大きければ、その出力値を上限値に制限する。リミッタ25からの出力値は、加算器26において第3指令値Iref3に加算され、フィードバック制御部22から出力される。
一方、電流補正部28には、入力電圧VL及び出力側電圧VHが入力され、第3指令値Iref3の補正量を出力する。この補正量は、第3モードにおけるリアクトル電流ILの平均値IL_aveからのリプル量に基づいて算出されるものである。補正量は、加算器27で第3指令値Iref3とフィードバック制御部22の出力値との和に加算されることにより、補正指令値Iref3*が得られる。
定電流制御部20から出力された第1指令値Iref1、第2指令値Iref2、及び補正指令値Iref3*は、モード選択部30に入力される。モード選択部30には、さらに、出力側電圧VHも入力され、その出力側電圧VHと、第1所定値V1及び第2所定値V2とを比較する。そして、第1指令値Iref1、第2指令値Iref2及び補正指令値Iref3*のいずれを出力するかを決定して出力する。
モード選択部30から出力された第1指令値Iref1、第2指令値Iref2及び補正指令値Iref3*のいずれかは、ピーク電流制御部40に入力され、DA変換器41においてアナログ値に変換され、コンパレータ42のマイナス端子に入力される。
一方、ピーク電流制御部40のスロープ補償部43は、レジスタの値により得られるスロープ電流Isの値を信号として生成し、DA変換器44に入力する。このスロープ電流Isは、上述した通り、各制御周期において0Aから直線的に単調増加する鋸歯状波の信号である。そして、DA変換器44によりアナログ波形とされたスロープ電流Isとリアクトル電流ILとを、加算部45において加算して、コンパレータ42のプラス端子に入力する。なお、スロープ補償部43は、直接アナログ波形を生成し、DA変換器44を介さずコンパレータ42に入力するものとしてもよい。
このスロープ補償部43は、第1モード及び第2モードでは、スロープ電流Isの値をゼロとし、第3モードでは、上述した鋸歯状波のスロープ電流Isを出力するものとしている。これは、第1モードでは、第1スイッチング素子Q11と第2スイッチング素子Q12とを共にOFFとする期間を有しており、その期間ではリアクトル電流ILがゼロとなり、その結果として低調波発振現象が発生しないためである。
コンパレータ42は、マイナス端子に入力された、第1指令値Iref1、第2指令値Iref2及び補正指令値Iref3*のいずれかと、プラス端子に入力された、リアクトル電流ILにスロープ電流Isが加算された値との比較を行う。そして、プラス端子の入力値がマイナス端子の入力値よりも小さい期間において、ハイ状態の信号をRSフリップフロップ47のS端子に入力し、プラス端子の入力値がマイナス端子の入力値よりも大きい期間において、ロー状態の信号をRSフリップフロップ47のS端子に入力する。また、RSフリップフロップ47のR端子には、クロック46からクロック信号が入力される。
第1モードにおいて、入力された信号がロー状態の信号となれば、リアクトル電流ILが第1指令値Iref1を超えたことを意味する。そのため、RSフリップフロップ47は、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にOFFとする信号を送信することにより、制御Aから制御Bへと切り替える。そして、1制御周期が経過すれば、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12の一方をONとし他方をOFFとする信号を送信することにより、制御Bから制御Aへと切り替える。
第2モードにおいて、入力された信号がロー状態の信号となれば、リアクトル電流ILが第2指令値Iref2を超えたことを意味する。そのため、RSフリップフロップ47は、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12の一方をONとし他方をOFFとする信号を送信することにより、制御Cから制御Aへと切り替える。続いて、制御Cの開始から1制御周期未満の所定時間が経過すれば、RSフリップフロップ47は、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にOFFとする信号を送信することにより、制御Aから制御Bへと切り替える。そして、1制御周期が経過すれば、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にONとする信号を送信することにより、制御Bから制御Cへと切り替える。
第3モードにおいて、入力された信号がロー状態の信号となれば、リアクトル電流ILにスロープ電流Isを加算した値が補正指令値Iref3*を超えたことを意味する。そのため、RSフリップフロップ47は、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12の一方をONとし、他方をOFFとする信号を送信することにより、制御Cから制御Aへと切り替える。そして、1制御周期が経過すれば、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にONとする信号を送信することにより、制御Aから制御Cへと切り替える。
RSフリップフロップ47の出力は、Duty制限部48へ入力される。このDuty制限部48では、各制御の期間の長さが上限値を超えていればその上限値に設定され、下限値を下回っていれば、下限値に設定される。そして、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12へ制御信号が送信される。
続いて、制御部300が実行する一連の処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。図8のフローチャートに係る制御は、所定の制御周期で実行される。
まず、起動要求を取得したか否かを判定する(S101)。この起動要求の指令信号は、例えば、上位の制御装置であるECU等から送信される。起動要求を取得していない場合(S101:NO)、一連の制御を行わず、待機状態を継続する。
起動要求を取得すれば(S101:YES)、出力側電圧VHを取得し(S102)、その出力側電圧VHが第1所定値V1以下であるか否かを判定する(S103)。出力側電圧VHが第1所定値V1以下であれば(S103:YES)、第1モードでの制御を行う(S104)。出力側電圧VHが第1所定値V1以下でなければ(S103:NO)、続いて、出力側電圧VHが第2所定値V2以下であるか否かを判定する(S105)。出力側電圧VHが第2所定値V2以下であれば(S105:YES)、第2モードで制御を行う(S106)。一方、出力側電圧VHが第2所定値V2以下でなければ(S105:NO)、第3モードで制御を行う(S107)。
第1モード、第2モード、第3モードのいずれかの制御が所定時間行われた後、制御の終了判定を行う(S108)。S108の処理では、例えば、再度出力側電圧VHを取得し、その出力側電圧VHが所定の上限値以上となったか否かを判定すればよい。なお、出力側電圧VHが所定の上限値以上となったか否かの判定は、S105で否定的な判定がなされた後に行うものとしてもよい。制御を終了すると判定した場合(S108:YES)、一連の処理を終了して起動要求がなされるまで待機する。制御を終了すると判定しない場合(S108:NO)、終了要求を取得したか否かを判定する(S109)。この終了要求の指令信号は、ECU等の上位の制御装置から送信される。終了要求を取得すれば(S109:YES)、一連の処理を終了して起動要求がなされるまで待機する。終了要求を取得しなければ(S109:NO)、S102以降の処理を再度実行する。
上記構成により、本実施形態に係る電力変換装置は、以下の効果を奏する。
・第2モードの制御において第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にONとする制御C、第1スイッチング素子Q11をONとし、第2スイッチング素子Q12をOFFとする制御A、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にOFFとする制御Bを順に行うものとしている。そのため、制御CでチョークコイルL13に流れる電流を大きくすることができ、出力側への電力の供給速度を向上させることができる。また、制御BでチョークコイルL13の電流を減少させることができる。よって、チョークコイルL13に流れる電流が増加し続けることを防ぐことができ、ひいては、電力変換装置の劣化及び故障を抑制することができる。
・第2モードにおいて、制御Bが行われる期間における出力側電流ICの積算値が最大となるように、入力電圧VLに基づいて第2指令値Iref2を設定している。これにより、第2モードにおける電力の供給速度を向上させることができる。
・コンデンサ201への充電(プリチャージ)の開始時等、出力側電圧VHが小さい場合では、第1モードの制御により、第1スイッチング素子Q11をONとし、第2スイッチング素子Q12をOFFとする制御Aと、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にOFFとする制御Bとを交互に行うものとしている。そのため、制御Aにおいて増加したチョークコイルL13の電流を、制御Bで減少させることができる。よって、チョークコイルL13に流れる電流が増加し続けることを防ぐことができ、ひいては、電力変換装置の劣化及び故障を抑制することができる。
・コンデンサ201へのプリチャージがさらに進行した場合等、出力側電圧VHが第2所定値V2より大きくなった場合には、第3モードへと移行し、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12を共にONとする制御Cと、第1スイッチング素子Q11及び第2スイッチング素子Q12の一方をONとし、他方をOFFとする制御A、とを交互に行うものとしている。したがって、制御CによりチョークコイルL13に流れる電流を増加させることができ、続く制御AによりチョークコイルL13に流れる電流を減少させることができ、充電が進行したコンデンサ201へのさらなる充電を迅速に行うことができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、制御Aが行われる期間において、リアクトル電流ILの値が一定であるとして説明した。ところが制御Bが行われる期間において、入力電圧VLと出力側電圧VHの関係に応じて、リアクトル電流ILは増減する。そのため、上式(2)にこの増減量を加算して、次式(6)が得られる。
Figure 0006424766
式(6)におけるDに対して、式(1)を代入すると、次式(7)が得られる。
Figure 0006424766
式(7)について、出力側電流ICの平均値IC_aveを最大とする第2指令値Iref2を最大指令値Iref_maxとすれば、次式(8)が得られる。
Figure 0006424766
上式(8)において、D’、制御周期Ts、及びリアクタンスLは、上述した通り、一定の値となる。すなわち、そのため、入力電圧検出部102により検出した入力電圧VLの値及び、出力側電圧VHの値に応じて第2指令値Iref2を設定することにより、出力側電流ICの平均値IC_aveを最大化することができる。
なお、第1実施形態において示した制御ブロック図における、第2指令値取得部21では、上式(8)に基づいて第2指令値Iref2を取得することとなるため、入力電圧VLに加えて、出力側電圧VHも入力されることとなる。
上記構成により、本実施形態に係る電力変換装置は、第1実施形態に準ずる効果を奏する。
<第3実施形態>
本実施形態では、第2モードにおいて、図7に示すように、制御Aが行われる期間の長さと制御Bが行われる期間の長さが等しくなるように、第2指令値Iref2を設定する。すなわち、次式(9)が成立するように第2指令値Iref2を設定する。
Figure 0006424766
上述した通り、制御Aにおける電力の供給量が最大となるのは、D’がDの2倍である場合である。そのため、図7に示すように、Dが1/3となるようにIref2を設定する。このとき、第2指令値Iref2は、次式(10)と設定される。
Figure 0006424766
この構成により、制御Aが行われる期間の長さと制御Bが行われる期間の長さが等しくなり、励磁電流IMを制御Bの終了時点でゼロとすることができる。
<第4実施形態>
本実施形態では、第2モードにおいて、図8に示すように、制御Aを行う期間と制御Cを行う期間との合計を示すD’が、ほぼ1となるように制御を行うものとしている。すなわち、第1実施形態における式(5)において、D’の値として1を代入することで、次式(11)が得られる。
Figure 0006424766
なお、本実施形態では、第1スイッチング素子Q11をONとし第2スイッチング素子Q12をOFFとする制御Aと、第1スイッチング素子Q11をOFFとし第2スイッチング素子Q12をONとする制御Aとを交互に行うものとしている。こうすることで、励磁電流IMの増減が反転し、励磁電流IMの過剰な増加を抑制することができる。
<第5実施形態>
本実施形態では、入力電圧VLに基づいて第2指令値Iref2を得る際の処理をより具体化している本実施形態における入力電圧VLと第2指令値Iref2との関係について、図9を用いて説明する。
図9(a)は、第2指令値Iref2を入力電圧VLに比例させて連続的に変化させる例を示している。この場合には、制御Aでの電力の供給量を精度よく最大することができる。
図9(b)は、第2指令値Iref2を入力電圧VLに比例させて段階的に変化させる例を示している。この場合には、入力電圧VLの値に応じた第2指令値Iref2の値を読み出せばよく、入力電圧VLの値に基づくマップ処理、又は算出処理を行わないため、第2指令値取得部21の処理負荷やメモリを低減することができる。
図9(c)は、第2指令値Iref2を入力電圧VLに比例させて段階的に変化させ、かつ、ヒステリシスを設ける例を示している。この場合には、入力電圧検出部の検出誤差により入力電圧VLが前制御周期から減少した場合等においても、第2指令値Iref2が変動しないため、第2指令値取得部21の処理負荷やメモリを低減しつつ、ロバスト性を確保することができる。
また、これら図9(a)〜(c)に示すように、第2指令値Iref2に対して、上限値Iref_limを設けている。この上限値Iref_limを設けることにより、第2指令値Iref2が過剰に大きくなることを抑制することができる。ゆえに、制御Aから制御Bへと切り替える際に生ずるアバランシェ電流を適切な値に留めることができる。
なお、図10(a)〜図10(c)に示すように、第2指令値Iref2に対して上限値Iref_limを設けるのではなく、リアクトル電流ILに上限値VL_limを設けるものとしてもよい。
<第6実施形態>
本実施形態に係る電力変換装置は回路の一部が第1実施形態と異なっている。図11は、本実施形態に係る電力変換装置の回路図である。電力変換回路10aにおいて、トランスTr11aを構成する第1コイルL11aの端部のそれぞれに、第1スイッチング素子Q11aのソース、第2スイッチング素子Q12aのソースがそれぞれ接続されている。一方で、第1スイッチング素子Q11aのドレインと第2スイッチング素子Q12aのドレインは接続され、その接続点はチョークコイルL13の一端に接続される。また、第1コイルL11のセンタータップは、補機バッテリ100の負極に接続される。なお、第2コイルL12側の構成については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。このとき、制御部300が実行する処理は、第1〜第5実施形態と同様のものとなる。
<変形例>
・各実施形態において、主バッテリ200が接続される高圧側の回路に第3〜第6スイッチング素子Q13〜Q16を設けるものとしたが、スイッチング素子ではなく整流素子を用いた整流回路としてもよい。
・各実施形態において、第1〜第3モードの制御をいずれも行うものとしたが、第1モード及び第2モードの制御のみを行うものとしてもよいし、第2モード及び第3モードの制御のみを行うものとしてもよい。さらに、第4実施形態で示したように、制御Cが行われる期間と制御Aが行われる期間との合計が1制御周期にほぼ等しくなるように制御を行う場合には、第3モードを経なくても電力の供給量を確保することができるため、第2モードの制御のみを行うものとしてもよい。
・実施形態において、電力変換装置がハイブリッドカーに搭載されるものとしたが、搭載対象はこれに限られることはない。
100…補機バッテリ、L11…第1コイル、L12…第2コイル、L13…チョークコイル、Q11…第1スイッチング素子、Q12…第2スイッチング素子、Tr11…トランス。

Claims (9)

  1. センタータップを有する第1コイル(L11)と、その第1コイルと磁気的に結合する第2コイル(L12)とを有するトランス(Tr11)と、
    前記第1コイルの両端のそれぞれに接続された第1スイッチング素子(Q11)及び第2スイッチング素子(Q12)と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子が、直流電源(100)の正極及び負極の一方に接続され、前記センタータップが前記直流電源の正極及び負極の他方に接続され、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子の接続点と前記直流電源との間、又は、前記センタータップと前記直流電源との間に設けられるチョークコイル(L13)と、
    前記第2コイルに接続される整流回路と、を備える電力変換装置の制御装置(300)であって、
    前記チョークコイルの電流値を検出する電流検出部(103)と、
    前記直流電源から印加される電圧を入力電圧として検出する入力電圧検出部(102)と、を備え、
    前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にONとする第1制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする第2制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にOFFとする第3制御とを、順に繰り返す期間を含む制御を行い、
    前記第1制御から前記第2制御への切り替えは、前記電流検出部が検出した前記電流値が指令値となることに基づいて行われるものであり、その指令値を、前記入力電圧検出部が検出した前記入力電圧に基づいて設定する、制御装置。
  2. 前記指令値は、前記第2制御が行われる期間における電力の積算値が最大となる値に設定される、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記入力電圧が大きくなるほど、前記指令値を大きな値に設定する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記指令値を、前記入力電圧に基づいて連続的に変化させる、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記指令値を、前記入力電圧に基づいて段階的に変化させる、請求項3に記載の制御装置。
  6. 前記指令値を段階的に変化させるうえで、ヒステリシスを設ける、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記電力変換装置が出力する電圧を出力側電圧として検出する出力電圧検出部(202)をさらに備え、
    前記出力側電圧が所定値よりも小さい場合には、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にOFFとする制御と、を交互に行い、
    前記出力側電圧が所定値よりも大きい場合には、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にONとする第1制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする第2制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にOFFとする第3制御とを、順に繰り返す期間を含む制御を行う、請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記電力変換装置が出力する電圧を出力側電圧として検出する出力電圧検出部(202)をさらに備え、
    前記出力側電圧が所定値よりも小さい場合には、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にONとする第1制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする第2制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にOFFとする第3制御とを、順に繰り返す期間を含む制御を行い、
    前記出力側電圧が所定値よりも大きい場合には、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にONとする制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする制御とを交互に行う、請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記電力変換装置が出力する電圧を出力側電圧として検出する出力電圧検出部(202)をさらに備え、
    前記出力側電圧が第1所定値よりも小さい場合には、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にOFFとする制御と、を交互に行い、
    前記出力側電圧が前記第1所定値以上であり、且つ、前記第1所定値よりも大きい値である第2所定値よりも小さい場合には、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にONとする第1制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする第2制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にOFFとする第3制御とを、順に繰り返す期間を含む制御を行い、
    前記出力側電圧が第2所定値よりも大きい場合には、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とを共にONとする制御と、前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子との一方をONとし、他方をOFFとする制御とを交互に行う、請求項1〜6のいずれか1項に記載の制御装置。
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