JP7250097B1 - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
Description
これらの自動車には、電力変換装置として、例えば、走行用の電動モータを駆動させる駆動用電池から制御回路を動作させるための補機用電池の充電を行うため、絶縁型降圧DC/DCコンバータが用いられている。このような自動車の分野では、電力変換装置の高信頼性が急務となっている。
本願に開示される電力変換装置は、直流電源に接続されるとともに、複数のスイッチング素子を有し、スイッチング素子のオン/オフ制御により、入力される直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路と、1次巻線と2次巻線とを有し、前記インバータ回路により1次巻線の両端に印加される電圧を異なる電圧に変換して2次巻線に出力するトランスと、トランスの2次巻線から出力される交流電圧を整流する整流回路と、平滑リアクトルを含み、整流回路の出力を平滑する平滑回路と、直流電源とインバータ回路との間に直列に接続されたカレントトランスを有し、インバータ回路の入力電流を検出する入力電流検出部と、インバータ回路を制御する制御部と、を備え、制御部は、スイッチング素子をオン/オフ制御するデューティ比に基づいてオフセット電圧を定め、入力電流検出部によって検出される入力電流を電圧に変換した検出電圧にオフセット電圧を加算した補正検出電圧が、閾値電圧以上である場合は、インバータ回路を制御して出力制限を行い、制御部は、デューティ比とあらかじめ定めた基準デューティ比との差の絶対値が増加するにしたがいオフセット電圧を増加させ、絶対値が減少するにしたがいオフセット電圧を減少させるものである。
実施の形態1は、直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路と、異なる電圧に変換するトランスと、交流電圧を整流する整流回路と、平滑リアクトルを含む平滑回路と、カレントトランスを有し入力電流を検出する入力電流検出部と、インバータ回路を制御する制御部と、を備え、制御部はデューティ比に基づいてオフセット電圧を定め、入力電流検出部によって検出される入力電流を電圧に変換した検出電圧にオフセット電圧を加算した補正検出電圧が、閾値電圧以上である場合、インバータ回路を制御して出力制限を行う電力変換装置に関するものである。
なお、各図において、同一部分もしくは相当部分は、同一符号で示し、重複する説明は、省略する。
なお、高圧バッテリ21、低圧バッテリ22、および負荷23は電力変換装置の構成要素ではないが、電力変換装置の動作上関連しているため、特に区別せずに説明する。
また、電力変換装置1の入力側に高圧バッテリ21が接続され、電力変換装置1の出力側に負荷23および低圧バッテリ22が接続されている。なお、図1では、負荷23をLと記載している。
インバータ回路3は、制御部7によって半導体スイッチング素子3a~3dのそれぞれがオン/オフでスイッチング制御されることで、入力される直流電圧を交流電圧に変換する。
説明に際して、インバータ回路3に対し入力される電流を入力電流Iin、入力される電圧を入力電圧Vinと定義する。平滑回路6から出力される電圧を出力電圧Vout、出力される電流を出力電流Ioutと定義する。また、平滑リアクトル6aに流れる電流をリアクトル電流ILfと定義する。
なお、入力電流検出部8には、カレントトランス(CT:Current Transformer)が用いられる。入力電圧検出部9および出力電圧検出部10には、例えば、電圧センサが用いられる。
なお、図6では、半導体スイッチング素子3a~3dのゲート波形(すなわち、オンとオフの状態)、トランス4の1次側電圧V1、入力電流Iin、およびリアクトル電流ILfの各時間変化が図示されている。
図6に示すように、制御部7は、半導体スイッチング素子3a~3dのそれぞれをスイッチング制御しながら、各半導体スイッチング素子3a~3dのデューティ比Dを調整することで、出力電圧Voutが目標値Vtになるように制御する。
ここで、トランス4の1次巻線4aに印加される電圧をV1、2次巻線4bに印加される電圧をV2、1次巻線4aに流れる電流をI1、および2次巻線4bに流れる電流をI2と定義する。また、1次巻線4aの巻数をN1、2次巻線4bの巻数をN2と定義し、N1/N2はトランス4の巻数比である。
また、トランス4の1次側には、リアクトル電流ILfを巻数比(N1/N2)で除した値である入力電流Iinが流れる。すなわち、Iin=(1/(N1/N2))×ILf=(N2/N1)×ILfで表される関係が成り立つ。
平滑リアクトル6aの両端には、出力電圧Voutが印加されるためリアクトル電流ILfは減少する。トランス4の2次側には、リアクトル電流ILfと同じ値の電流が流れるため、I2=ILfで表される関係が成り立つ。また、トランス4の2次側では電圧が発生しないため、V2=0となる。
このように、出力電流Ioutが定格電流未満の領域では、制御部7は、出力電圧Voutが定電圧である目標値Vtになるよう制御する。
負荷変動によって出力電流Ioutを定格電流以上とする必要がある場合、出力制限機能によって出力制限が開始される。具体的には、制御部7が半導体スイッチング素子3a~3dの全てをオフに制御する。
これにより、図6の動作モード2、4から分かるように、リアクトル電流ILfが減少する。その結果、出力電圧Voutが低下するため、出力制限機能が実現される。
なお、出力電流検出部を平滑回路6の出力側に平滑リアクトル6aに直列に設けて、この検出電流値で直接判定することもできる。
補正検出電圧Vd*は、基準電位Vrefと、入力電流検出部8によって検出された入力電流Iinを電圧に変換した検出電圧Vdと、オフセット電圧Voffsetを加算したものである。つまり、検出電圧Vdは基準電位Vrefに対し、オフセット電圧Voffsetの分だけ上昇する。
なお、閾値電圧Vthは、出力電流の増加により、電力変換装置1の定格電力を超過しないように予め設定されている。また、基準電位Vrefは、検出電圧Vdおよびオフセット電圧Voffsetに対する基準となる。
なお、オフセット電圧Voffsetについては後述する。
まず、入力電流検出部8の構成を、入力電流検出部8の構成図である図9に基づいて説明する。
入力電流検出部8は、カレントトランス81、リセット抵抗82、分圧抵抗83、ダイオード84、およびフィルタ85を備える。
入力電流検出部8は、カレントトランス81の1次側電流としてIinが流れることで、巻数比に応じて2次側電流が流れる。2次側電流は、分圧抵抗83に流れることで電圧に変換され、フィルタ85を介し、検出電圧Vdとして制御部7に出力される。
図10に示すターンオン期間において、2次側電流は、リセット抵抗82と分圧抵抗83の関係がリセット抵抗82の抵抗値>>分圧抵抗83の抵抗値であることから、大半が電力伝送電流ipowerとして分圧抵抗83に流れる。
図11に示すターンオフ期間では、入力電流Iin=0であるからカレントトランス81の1次側から2次側への電力伝送は行われない。しかし、ターンオン期間に流れた2次側電流によりカレントトランス81が励磁されているため、カレントトランス81を消磁するようにリセット抵抗82にのみリセット電流iresが流れる。このとき、リセット電流iresは電力伝送電流ipowerの逆方向となる。
式(6)
すなわち、デューティ比Dの増加により、リセット電流iresの割合が増加することで、実際の電流値と検出電流値の乖離が拡大、すなわち電流を電圧に変換した検出電圧の乖離が拡大する。
この検出電圧の乖離による出力制限への影響を図13で説明する。図13は、出力制限機能に対する検出誤差の影響説明図である。
図13中の曲線LI(図7のLIに対応)が理想的な出力制限電流であるが、実際は図12に示す入力電流の検出誤差により、曲線LSのように出力制限開始電流が曲線LIに対し大きく乖離してしまう。
図8で説明したように、制御部7は検出電圧Vdにオフセット電圧Voffsetを加算した値である補正検出電圧Vd*と、閾値電圧Vthとの比較に基づき出力制限を行うよう構成されている。
図12からわかるように、入力電流誤差率はデューティ比Dが大きいほど大きくなるため、検出電圧Vdはデューティ比Dが大きいほど理想的な値に対して乖離してしまう。つまり検出電圧Vdの乖離分を打ち消すようにオフセット電圧を設定することで、補正検出電圧Vd*の乖離を抑制できる。
つまり、デューティ比Dによる出力制限開始電流の変動を抑制できる。かつ、オフセット電圧の傾きはほぼ一定であるため、演算式はデューティ比Dを変数とする線形の関数とすることができる。このため、制御部7の演算負荷を低減できる。
つまり、閾値以下ではオフセット電圧がゼロとなり、制御部での演算が不要となるため、演算負荷を削減できる。なお、図14Bの閾値は第1の閾値である。
なお、実施の形態1では、デューティ比Dに対するオフセット電圧の関係は線形を例に示したが、これに限定されない。例えば、デューティ比Dに対するオフセット電圧の関係は非線形であってもよい。
図15は、比較例における入出力電圧条件が異なる場合にそれぞれ出力される出力電流Ioutを示す説明図である。
図15に示す比較例は本実施の形態1とは異なり、オフセット電圧Voffsetが無い場合である。なお、図15では、図12に示した入力電流の検出誤差については考慮していない。
図15の右側は、入出力電圧条件が入力電圧Vin低、または出力電圧Vout高である場合に、リアクトル電流ILf、閾値電圧Vth、および検出電圧Vdの各時間変化が図示されている。また、出力電流Ioutが記載されている。
図15においては、図15の左側の出力電流Ioutと図15の右の出力電流Ioutにばらつき(VR)が生じていることがわかる。
なお、閾値電圧Vthは、サブハーモニック発振を抑制するために、スロープ補償を考慮して設定されている。このため、閾値電圧Vthの波形は、図15に示すように、鋸歯のような形状となっている。
このため、図15の比較例では、入力電圧Vin、または出力電圧Voutが変化することで、直流化した出力電流Ioutの間で、ばらつき(VR)が生じている。
ここで、出力電圧Voutが一定であると仮定すると、デューティ比Dは、入力電圧Vinが高いほど小さく、入力電圧Vinが低いほど大きい。
同様に、入力電圧Vinが一定であると仮定すると、デューティ比Dは、出力電圧Voutが低いほど小さく、出力電圧Voutが高いほど大きくなる。
図16の左側は、入出力電圧条件が入力電圧Vin高、または出力電圧Vout低である場合の実施の形態1におけるリアクトル電流ILf、閾値電圧Vth、検出電圧Vd、オフセット電圧Voffset、および補正検出電圧Vd*の各時間変化が図示されている。また、出力電流Ioutが記載されている。
図16の右側は、入出力電圧条件が入力電圧Vin低、または出力電圧Vout高である場合の実施の形態1におけるリアクトル電流ILf、閾値電圧Vth、検出電圧Vd、オフセット電圧Voffset、および補正検出電圧Vd*の各時間変化が図示されている。また、出力電流Ioutが記載されている。
また、比較器72で用いられる閾値電圧Vthは、サブハーモニック発振を抑制するために、スロープ補償を考慮して設定されている。このため、閾値電圧Vthの波形は、図16に示すように、図15と同様に鋸歯のような形状となっている。
なお、図16の補正検出電圧Vd*は、図8で説明したように、基準電位Vrefと、入力電流検出部8によって検出された入力電流Iinを電圧に変換した検出電圧Vdと、オフセット電圧Voffsetを加算したものである。
この結果、図16の左側の出力電流Ioutと図16の右の出力電流Ioutにばらつき(VR)が生じていない。
図17における関数OS1の特性は電流検出誤差に起因する検出電圧Vdの乖離に対するオフセット電圧の概略図である。関数OS2の特性は、入出力電圧の変化に起因する出力電流の変動に対するオフセット電圧の概略図である。関数OS1と関数OS2の両方を考慮すると、オフセット電圧は関数OS3の特性のようになる。
つまり、図17に示すようにデューティ比Dの変化によりオフセット電圧が屈折点を持つように変化する。オフセット電圧を、デューティ比Dが屈折点に近づくに従いオフセット電圧が小さくなり、デューティ比Dが屈折点から遠ざかるに従いオフセット電圧が大きくなるように、設定する。このようにオフセット電圧を設定することで、出力制限開始電流の変動を抑制し、かつ、入出力電圧の変化による出力電流の変動を抑制し、信頼性の高い出力制限機能を有する電力変換装置1を得ることができる。
すなわち、図17の屈折点は、電流検出誤差に対するオフセット電圧直線(OS1)と入出力電圧の変化に対するオフセット電圧直線(OS2)の交点である。また、この屈折点のデューティ比Dが基準デューティ比である。
図17では、関数OS1と関数OS2とは交点を持つ例を示したが、動作領域内で交点を持たない場合もあり得る。この場合は、関数OS1と関数OS2とを外挿してその交点を屈折点とすることができる。
また、関数OS2の特性は、入出力電圧の変化に起因する出力電流の変動に対するオフセット電圧であるため、入力電圧Vinもしくは出力電圧Voutを変数とする演算式となる。
すなわち、関数OS1のオフセット電圧をデューティ比Dに基づいて設定し、関数OS2のオフセット電圧を入力電圧または出力電圧に基づいて設定することができる。
ここで、入力電圧は、入力電圧検出部9が検出するインバータ回路3に入力される直流電圧である。出力電圧は、出力電圧検出部10が検出する平滑回路6から出力される出力電圧である。
この場合も出力制限開始電流の変動を抑制し、信頼性の高い出力制限機能を有する電力変換装置1を得ることができる。
また、図17における屈折点のデューティ比Dを第2の閾値として、第2の閾値においてオフセット電圧を算出する演算式を切り替えてもよい。その場合、屈折点の前後ではオフセット電圧の傾きはほぼ一定のため、演算式はデューティ比Dを変数とする線形の関数とすることができる。
このように、線形の関数とすることで制御部の演算負荷を低減可能であり、制御部により安価なIC(Integrated Circuit)を用いることができる。そして、出力制限開始電流の変動を抑制し、信頼性の高い出力制限機能を有する電力変換装置1を得ることができる。
この処理時間は、実装されているフィルタ回路による遅延および制御部7での演算及び処理時間も含む。
したがって、制御部7がデューティ比Dを算出する際の処理時間は、入力電圧または出力電圧を検出する際の処理時間より短くすることで、負荷急変時においても出力制限開始電流の変動を抑制し、信頼性の高い出力制限機能を有する電力変換装置1を得ることができる。
この構成では、第2の制御部が入力電圧検出部9および出力電圧検出部10により検出した入力電圧Vinと出力電圧Voutを用いて、下記の式(8)からデューティ比Dを算出することができる。このため、式(8)から算出したデューティ比Dを変数とした演算式によりオフセット電圧を算出することで、出力制限開始電流の変動を抑制し、信頼性の高い出力制限機能を有する電力変換装置1を得ることができる。
なお、式(8)のKは,電力変換器2の構成で決まる定数である。
すなわち、入力電流Iinの値が0になるような半導体スイッチング素子3a~3dの組み合わせに従って、1つ以上の半導体スイッチング素子をオフにすれば、リアクトル電流ILfを減少させて出力電圧Voutを低下させることができる。
なお、実施の形態1では、トランス4の2次巻線4bの中点が低圧バッテリ22の負極側に接続され、2次巻線4bの両端がそれぞれダイオード5aおよび5bのアノード側に接続されている構成としたが、これに限定されない。例えば、トランス4の2次巻線4bの中点が平滑リアクトル6aに接続され、2次巻線4bの両端がそれぞれダイオード5aおよび5bのカソード側に接続され、ダイオード5aおよび5bのアノードが低圧バッテリ22の負極側に接続されていてもよい。
この場合、加算器73は、求めたオフセット電圧Voffsetを、閾値電圧Vthから減算した値である補正閾値電圧Vth*を出力する。制御部7は、入力電流検出部8によって検出される入力電流Iinを電圧に変換した検出電圧Vdと、加算器73によって出力される補正閾値電圧Vth*とを比較する。制御部7は、その比較の結果、検出電圧Vdが補正閾値電圧Vth*以上である場合、出力制限を行う。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
なお、各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述した各機能を実現することができる。
また、フラッシュメモリの代わりにハードディスクの補助記憶装置を備えてもよい。プロセッサ2000は、記憶装置2001から入力されたプログラムを実行する。この場合、補助記憶装置から揮発性記憶装置を介してプロセッサ2000にプログラムが入力される。また、プロセッサ2000は、演算結果等のデータを記憶装置2001の揮発性記憶装置に出力してもよいし、揮発性記憶装置を介して補助記憶装置にデータを保存してもよい。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
3a,3b,3c,3d 半導体スイッチング素子、4 トランス、4a 1次巻線、
4b 2次巻線、5 整流回路、5a,5b ダイオード、6 平滑回路、
6a 平滑リアクトル、6b 平滑コンデンサ、7 制御部、8 入力電流検出部、
9 入力電圧検出部、10 出力電圧検出部、21 高圧バッテリ、
22 低圧バッテリ、23 負荷、71 閾値発生器、72 比較器、73 加算器、
81 カレントトランス、82 リセット抵抗、83 分圧抵抗、84 ダイオード、
85 フィルタ、2000 プロセッサ、2001 記憶装置。
Claims (11)
- 直流電源に接続されるとともに、複数のスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のオン/オフ制御により、入力される直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路と、
1次巻線と2次巻線とを有し、前記インバータ回路により前記1次巻線の両端に印加される電圧を異なる電圧に変換して前記2次巻線に出力するトランスと、
前記トランスの前記2次巻線から出力される交流電圧を整流する整流回路と、
平滑リアクトルを含み、前記整流回路の出力を平滑する平滑回路と、
前記直流電源と前記インバータ回路との間に直列に接続されたカレントトランスを有し、前記インバータ回路の入力電流を検出する入力電流検出部と、
前記インバータ回路を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記スイッチング素子をオン/オフ制御するデューティ比に基づいて、前記カレントトランスによる検出誤差を打ち消すようにオフセット電圧を定め、
前記入力電流検出部によって検出される前記入力電流を電圧に変換した検出電圧に前記オフセット電圧を加算した補正検出電圧が、閾値電圧以上である場合は、前記インバータ回路を制御して出力制限を行う電力変換装置。 - 前記制御部は、
前記デューティ比が増加するにしたがい前記オフセット電圧を増加させ、
前記デューティ比が減少するにしたがい前記オフセット電圧を減少させる請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、
前記デューティ比があらかじめ定めた第1の閾値以下では、前記オフセット電圧をゼロとし、
前記デューティ比が前記第1の閾値を越えた場合、前記オフセット電圧を増加させる請求項1に記載の電力変換装置。 - 直流電源に接続されるとともに、複数のスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のオン/オフ制御により、入力される直流電圧から交流電圧を生成するインバータ回路と、
1次巻線と2次巻線とを有し、前記インバータ回路により前記1次巻線の両端に印加される電圧を異なる電圧に変換して前記2次巻線に出力するトランスと、
前記トランスの前記2次巻線から出力される交流電圧を整流する整流回路と、
平滑リアクトルを含み、前記整流回路の出力を平滑する平滑回路と、
前記直流電源と前記インバータ回路との間に直列に接続されたカレントトランスを有し、前記インバータ回路の入力電流を検出する入力電流検出部と、
前記インバータ回路を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記スイッチング素子をオン/オフ制御するデューティ比に基づいてオフセット電圧を定め、
前記入力電流検出部によって検出される前記入力電流を電圧に変換した検出電圧に前記オフセット電圧を加算した補正検出電圧が、閾値電圧以上である場合は、前記インバータ回路を制御して出力制限を行い、
前記制御部は、
前記デューティ比とあらかじめ定めた基準デューティ比との差の絶対値が増加するにしたがい前記オフセット電圧を増加させ、
前記絶対値が減少するにしたがい前記オフセット電圧を減少させる電力変換装置。 - 前記インバータ回路に入力される前記直流電圧を検出する入力電圧検出部と、
前記平滑回路から出力される出力電圧を検出する出力電圧検出部と、を備え、
前記制御部は、
前記入力電圧検出部によって検出される前記直流電圧、および前記出力電圧検出部によって検出される前記出力電圧に基づき、前記デューティ比を定める請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、
前記スイッチング素子を駆動する第1の制御部と、前記オフセット電圧を定める第2の制御部を備え、
前記第1の制御部と、前記第2の制御部は、それぞれの機能に適した種類の部品で構成されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記インバータ回路に入力される前記直流電圧を検出する入力電圧検出部を備え、
前記制御部は、
前記デューティ比に加え、前記入力電圧検出部によって検出される前記直流電圧に基づき、前記オフセット電圧を定める請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記平滑回路から出力される出力電圧を検出する出力電圧検出部を備え、
前記制御部は、
前記デューティ比に加え、前記出力電圧検出部によって検出される前記出力電圧に基づき、前記オフセット電圧を定める請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記インバータ回路に入力される前記直流電圧を検出する入力電圧検出部および前記平滑回路から出力される出力電圧を検出する出力電圧検出部の両方、もしくは、いずれか一方を備え、
前記制御部は、
前記デューティ比を算出する際の処理時間が、
前記入力電圧検出部によって前記直流電圧を検出する際の処理時間または、
前記出力電圧検出部によって前記出力電圧を検出する際の処理時間よりも短い請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電力変換装置。 - 前記制御部は、
前記デューティ比に基づく演算式により前記オフセット電圧を定め、かつ、
前記デューティ比に第2の閾値を設け、前記第2の閾値により前記演算式を切り替える請求項4に記載の電力変換装置。 - 前記第2の閾値は前記基準デューティ比とする請求項10に記載の電力変換装置。
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