JP6423604B2 - ヒートシンク及び電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品等の放熱対象物の熱を放散するヒートシンク、及び、ヒートシンクを備えた電子部品に関する。
なお本明細書では、アルミニウムの語はアルミニウム合金をも含む意味で用いられ、銅の語は銅合金をも含む意味で用いられる。
放熱対象物として例えば電子部品には、一般に、その動作時に発生する熱を放散するヒートシンクが設けられる。
例えば特開2001−53202号公報(特許文献1)に記載されたヒートシンクは、銅板材からなるものであり、その外面側(即ち表面側)が波打ち状のエンボス面に付形されるとともに、その内面側(即ち裏面側)に粘着剤からなる両面粘着テープが配置されている。そして、銅板材が両面粘着テープによって電子部品(放熱対象物)の外表面に接着され、これによりヒートシンクが電子部品に取り付けられる。
特開2001−53202号公報
銅板材が電子部品の外表面に接着された状態では、銅板材は電子部品の外表面に接触しておらず銅板材の裏面と電子部品の外表面との間に両面粘着テープが介在されている。しかるに、一般に、粘着テープの熱伝導率は銅板材の熱伝導率よりも低い(小さい)。そのため、ヒートシンクが電子部品に接着された状態では、電子部品から銅板材への熱伝導があまり良くなかった。
本発明は、上述した技術背景に鑑みてなされたもので、その目的は、放熱性能が高いヒートシンク及びヒートシンクを備えた電子部品を提供することにある。
本発明は以下の手段を提供する。
[1] 表面側を放熱面側とする放熱用金属板と、前記金属板の裏面側に配置されるとともに前記金属板を放熱対象物に接着する粘着材と、を備え、
前記金属板の前記裏面に複数の凹部及び凸部が形成され、
前記粘着材は、前記金属板の前記裏面に、前記裏面の前記各凸部の頂部が露出する状態にして塗工されていることを特徴とするヒートシンク。
[2] 前記粘着材は、前記金属板の前記裏面の前記各凹部内に充満した状態にして塗工されている前項1記載のヒートシンク。
[3] 前記金属板の前記裏面の前記各凹部に前記金属板の前記表面側と連通する連通孔が設けられている前項1又は2記載のヒートシンク。
[4] 前記連通孔の内周面においてその面積の70%以上が破断面である前項3記載のヒートシンク。
[5] 前記粘着材は、前記金属板の前記裏面の長さ方向全体及び幅方向全体に亘って連続した状態にして塗工されている前項1〜4のいずれかに記載のヒートシンク。
[6] 前記粘着材は、前記金属板の前記裏面に、前記裏面の前記各凸部の頂部が略線状又は略面状に露出する状態にして塗工されている前項1〜5のいずれかに記載のヒートシンク。
[7] 前記金属板の前記表面に複数の凹部及び凸部が形成され、
前記金属板の前記表面及び前記裏面のそれぞれの前記複数の凹部及び凸部は、前記金属板が両面エンボス加工されることによって形成されたものである前項1〜6のいずれかに記載のヒートシンク。
[8] 前項1〜7のいずれかに記載のヒートシンクと、電子部品本体とを備え、
前記ヒートシンクの金属板が、前記ヒートシンクの粘着材によって、前記金属板の裏面の各凸部の頂部が前記電子部品本体の外表面に接触した状態にして前記電子部品本体に接着されていることを特徴とする電子部品。
本発明は以下の効果を奏する。
前項[1]のヒートシンクでは、粘着材が放熱用金属板の裏面に、裏面の各凸部の頂部が露出する状態にして塗工されている。そのため、金属板の裏面の各凸部の頂部を放熱対象物の外表面に接触させた状態にして金属板を放熱対象物に粘着材によって接着することができる。これにより、放熱対象物から金属板への熱伝導が良好になり、ヒートシンクの放熱性能を高めることができる。
前項[2]では、粘着材は、金属板の裏面の各凹部内に充満した状態にして金属板の裏面に塗工されている。そのため、粘着材が金属板の裏面の凹部内に空気が残存した状態にして金属板の裏面に塗工されている場合に比べて、放熱対象物から金属板への熱伝導が良好である。これにより、ヒートシンクの放熱性能を更に高めることができる。
前項[3]では、金属板の裏面の各凹部に金属板の表面側と連通する連通孔が設けられている。そのため、粘着材を金属板の裏面に塗工する際に金属板の裏面の各凹部内の空気が粘着材によって連通孔を通じて金属板の表面側へ押し出される。これにより、粘着材を金属板の裏面の各凹部内に容易に且つ確実に充満させることができて、ヒートシンクの放熱性能を確実に高めることができる。
前項[4]では、連通孔の内周面においてその面積の70%以上が破断面であることにより、連通孔の内周縁部は加工硬化により硬くなっている。そのため、金属板の裏面への粘着材の塗工時に金属板の形状が変形しにくく、これにより金属板の形状を確実に維持することができる。
前項[5]では、粘着材は、金属板の裏面の長さ方向全体及び幅方向全体に亘って連続した状態にして金属板の裏面に塗工されている。これにより、金属板の表面全体における熱分布の均一化を図ることができて、ヒートシンクの放熱性能を更に高めることができる。
前項[6]では、粘着材は、金属板の裏面に、裏面の各凸部の頂部が略線状又は略面状に露出する状態にして塗工されている。そのため、金属板の裏面の各凸部の頂部を放熱対象物の外表面に略線状又は略面状に接触させた状態にして金属板を放熱対象物に粘着材によって接着することができる。これにより、放熱対象物から金属板への熱伝導が更に良好になり、ヒートシンクの放熱性能を更に高めることができる。
前項[7]では、金属板の表面に複数の凹部及び凸部が形成されているので、金属板の表面の面積を増大させることができる。これにより、ヒートシンクの放熱性能を更に高めることができる。
しかも、金属板の表面及び裏面のそれぞれの複数の凹部及び凸部は、金属板が両面エンボス加工されることによって形成されたものであるから、金属板の表面及び裏面のそれぞれの複数の凹部及び凸部を低い加工荷重によって容易に形成することができるし、加工速度を速くすることができる。これにより、ヒートシンクの製造コストを引き下げることができる。
前項[8]の電子部品では、前項1〜7のいずれかに記載のヒートシンクの金属板が、ヒートシンクの粘着材によって、金属板の裏面の各凸部の頂部が電子部品本体の外表面に接触した状態にして接着されている。これにより、電子部品本体の熱をヒートシンクによって良好に放散することができて、電子部品本体を良好に冷却することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るヒートシンクの概略平面図である。 図2は、同ヒートシンクの概略底面図である。 図3は、同ヒートシンクをその表面側から見た拡大概略斜視図である。 図4は、同ヒートシンクの拡大概略平面図である。 図5は、同ヒートシンクの拡大概略底面図である。 図6は、図4中のA−A線拡大概略断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係るヒートシンクの概略平面図である。 図8は、同ヒートシンクの概略底面図である。 図9は、同ヒートシンクをその表面側から見た拡大概略斜視図である 図10は、図ヒートシンクの拡大概略平面図である。 図11は、図ヒートシンクの拡大概略底面図である。 図12は、図10中のA−A線拡大概略断面図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係るヒートシンクの拡大概略断面図である。
次に、本発明の幾つかの実施形態について図面を参照して以下に説明する。
図1〜6は、本発明の第1実施形態に係るヒートシンク1を説明する図である。
本第1実施形態のヒートシンク1は、放熱対象物として例えば電子部品本体(半導体素子、LED等)の熱を放散するために用いられるものである。本実施形態では、電子部品本体は、例えば、半導体素子を有する半導体モジュール本体9aであり、図6に示すように、ヒートシンク1は半導体モジュール本体(二点鎖線で示す)9aの放熱対象面としての平坦な外表面9bに接着されて(取り付けられて)用いられる。すなわち、半導体モジュール9はヒートシンク1付きのものである。
ヒートシンク1は、放熱用金属板2、熱伝導性粘着材8などを備えている。なおこれらの図では、ヒートシンク1の構造を理解し易くするため粘着材8はドットハッチングで示されている。
金属板2は、放熱板として作用するものであり、その表面2a(外面)を放熱面とするものである。さらに、金属板2は高い熱伝導率を有する金属からなり、特にアルミニウム又は銅からなることが望ましい。すなわち、金属板2はアルミニウム板又は銅板であることが望ましい。
金属板2の平面視形状は限定されるものではなく、例えば、半導体モジュール本体9aの外表面9bの平面視形状に対応して設定される。本実施形態では、半導体モジュール本体9aの外表面9bの平面視形状は方形状(詳述すると長方形状)であり、図1に示すように金属板2の平面視形状も方形状(詳述すると長方形状)である。
金属板2の肉厚は限定されるものではないが、特に0.05〜0.5mmの範囲に設定されることが望ましく、本第1実施形態では例えば0.2mmに設定されている。
なお図1において、矢印X及びYは、金属板2の互いに交差(詳述すると直交)する二つの方向としての金属板2の長さ方向X及び幅方向Yを示している。
粘着材8は、金属板2の裏面2b側(内面側)に配置されるとともに、金属板2を半導体モジュール本体9aの外表面9bに接着するものである。
さらに、粘着材8は、いわゆる熱伝導性粘着テープ材(例:アクリルポリマー系粘着テープ材)などと呼ばれている、熱伝導性フィラーを含有したものからなり、高い熱伝導率を有している。その熱伝導率は極力高い(大きい)方が望ましく、特に1.0W/(m・K)以上であることが良い。熱伝導率の上限は限定されるものではなく、例えば金属板2の熱伝導率未満である。
金属板2は、互いに対向状に配置された一対のエンボス加工用金型(例:エンボス加工用型ロール)間で金属板2が挟圧されることにより金属板2の肉厚が変化しないように両面エンボス加工されて製作されたものである。すなわち、金属板2は両面エンボス板からなるものであり、金属板2の肉厚はエンボス加工される前と後で殆ど変化していない。なお、各エンボス加工用金型の型面には、金属板2の表面2a及び裏面2bをそれぞれ所定形状にエンボス加工するための多数の押圧凸部及び受け凹部が設けられている。
図1、3、4及び6に示すように、金属板2の表面2a全体には、金属板2の表面2a側から見て、多数の凹部3a及び凸部3bが千鳥状配置に形成されている。詳述すると、金属板2の表面2a全体には、多数の凹部3a及び凸部3bが、金属板2の表面2aの長さ方向X及び幅方向Yにそれぞれ凹部3aと凸部3bが交互に且つ等間隔に並んだ態様にして形成されている。
これと同じく、図2、5及び6に示すように、金属板2の裏面2b全体にも、金属板2の裏面2b側から見て、多数の凹部4a及び凸部4bが千鳥状配置に形成されている(図6参照)。詳述すると、金属板2の裏面2b全体には、多数の凹部4a及び凸部4bが、金属板2の裏面2bの長さ方向X及び幅方向Yにそれぞれ凹部4aと凸部4bが交互に且つ等間隔に並んだ態様にして形成されている。
金属板2の表面2a及び裏面2bのそれぞれの多数の凹部(3a、4a)及び凸部(3b、4b)は、上述したように金属板2が両面エンボス加工されることによって形成されたものである。したがって、図6に示すように、金属板2の表面2aの各凹部3aの裏面側に金属板2の裏面2bの各凸部4bが配置されており、また金属板2の表面2aの各凸部3bの裏面側に金属板2の裏面2bの各凹部4aが配置されている。すなわち、金属板2の表面2aの各凹部3aの位置と金属板2の裏面2bの各凸部4bの位置とが一致しており、また金属板2の表面2aの各凸部3bの位置と金属板2の裏面2bの各凹部4aの位置とが一致している。
図3及び6に示すように、金属板2の表面2aの各凹部3aは略逆四角錐状乃至は略凹球面状に窪んでおり、表面2aの各凸部3bは略四角錐状乃至は略凸球面状に突き出ている。これと同じく、金属板2の裏面2bの各凹部4aは略逆四角錐状乃至は略凹球面状に窪んでおり、裏面2bの各凸部4bは略四角錐状乃至は略凸球面状に突き出ている。
金属板2の表面2aの長さ方向Xにおける凸部3b、3b間のピッチP1(即ち、金属板2の裏面2bの長さ方向Xにおける凹部4a、4a間のピッチ)と、金属板2の表面2aの幅方向Yにおける凸部3b、3b間のピッチP2(即ち、金属板2の裏面2bの幅方向Yにおける凹部4a、4a間のピッチ)とは等しく設定されている(即ち、P1=P2)。ピッチP1及びP2は限定されるものではないが、特に0.5〜5.0mmに設定されるのが望ましく、本第1実施形態では例えば3mmに設定される。
また、図6に示すように、金属板2の裏面2bの凸部4bの頂部5aと表面2aの凸部3bの頂部との間の厚さTは限定されるものではないが、特に0.1〜6.0mmに設定されるのが望ましく、本第1実施形態では例えば2mmに設定される。
金属板2の裏面2bの各凹部4aの底部には、金属板2の肉厚を表面2a側に貫通して金属板2の表面2a側と連通した空気出し用連通孔6が設けられている。また、金属板2の裏面2bの各凸部4bの頂部5aには、金属板2の肉厚を表面2a側に貫通して金属板2の表面2a側と連通した貫通孔7が設けられている。連通孔6及び貫通孔7の断面形状はともに略星状である。
連通孔6及び貫通孔7は金属板2への両面エンボス加工時に穿設されて形成されたものである。さらに、連通孔6の内周面6aにおいてその面積の70%以上が金属板2をその厚さ方向に破断した破断面となっている。これと同じく、貫通孔7の内周面においてもその面積の70%以上が金属板2をその厚さ方向に破断した破断面となっている。
そして、図2、5及び6に示すように、粘着材8は、金属板2の裏面2bに、金属板2の裏面2bの各凸部4bの頂部5aだけが略点状に局部的に露出する状態に且つ金属板2の裏面2bの長さ方向X全体及び幅方向Y全体に亘って連続した状態にして層状に塗工されており、更に、粘着材8はその粘着力によって金属板2の裏面2bに接着されている。
さらに、こうして粘着材8が塗工された状態において、図6に示すように、粘着材8は金属板2の裏面2bの各凹部4a内に充満した状態になっている。したがって、各凹部4a内には空気が残存していない。このような粘着材8の塗工は、塗工ブレード等を備えた塗工装置(図示せず)を用いることにより容易に行うことができる。
次に、本第1実施形態のヒートシンク1の使用方法について以下に説明する。
ヒートシンク1を半導体モジュール本体9aに取り付ける前においては、ヒートシンク1の粘着材8における半導体モジュール本体9aへの接着面8aにはその全体に亘って離型紙等の離型フィルム(図示せず)が予め引剥し可能に貼り付けられている。
この離型フィルムを粘着材8の接着面8aから引き剥がし、接着面8aの全体を半導体モジュール本体9aの外表面9bに押し付ける。すると、ヒートシンク1の金属板2の裏面2bの各凸部4bの頂部5aが半導体モジュール本体9aの外表面9bに略点状に直接接触した状態にして金属板2が粘着材8によって半導体モジュール本体9aの外表面9bに接着される(図6参照)。これにより、ヒートシンク1が半導体モジュール本体9aに取り付けられ、もって所望する半導体モジュール9が得られる。
この半導体モジュール9では、半導体モジュール本体9aの動作により発生した熱の放熱時の移動経路は、半導体モジュール本体9aから粘着材8を伝わってヒートシンク1の金属板2に移動する経路だけではなく更に半導体モジュール本体9aから金属板2の裏面2bの各凸部4bの頂部5aに直接移動する経路が存在する。そのため、半導体モジュール本体9aから金属板2への熱伝導が良好になり、これにより、ヒートシンク1の放熱性能を高めることができる。したがって、半導体モジュール本体9aの熱をヒートシンク1によって良好に放散することができて、半導体モジュール本体9aを良好に冷却することができる。
さらに、粘着材8は金属板2の裏面2bの各凹部4a内に充満した状態にして金属板2の裏面2bに塗工されているため、粘着材8が金属板2の裏面2bの各凹部4a内に空気が残存した状態にして金属板2の裏面2bに塗工されている場合に比べて、半導体モジュール本体9aから金属板2への熱伝導が良好である。これにより、ヒートシンク1の放熱性能を更に高めることができる。
さらに、金属板2の裏面2bの各凹部4aの底部に金属板2の表面2a側と連通する空気出し用連通孔6が設けられているため、粘着材8を金属板2の裏面2bに塗工する際に金属板2の裏面2bの各凹部4a内の空気が粘着材8によって連通孔6を通じて金属板2の表面2a側へ押し出される。すなわち、金属板2の裏面2bの各凹部4a内の空気を連通孔6を通じて金属板2の表面2a側へ押し出しながら粘着材8を金属板2の裏面2bに塗工することができ、金属板2の裏面2bの各凹部4a内に空気が残存しない。これにより、粘着材8を金属板2の裏面2bの各凹部4a内に容易に且つ確実に充満させることができて、ヒートシンク1の放熱性能を確実に高めることができる。
さらに、各連通孔6の内周面6aにおいてその面積の70%以上が破断面であるから、連通孔6の内周縁部は加工硬化により硬くなっている。そのため、金属板2の裏面2bへの粘着材8の塗工時に金属板2の形状が変形しにくくなっており、これにより粘着材8の塗工時に金属板2の凸凹形状を確実に維持することができる。
しかも、貫通孔7の内周面においてもその面積の70%以上が破断面であるから、貫通孔7の内周縁部は加工硬化により硬くなっている。そのため、金属板2の裏面2bへの粘着材8の塗工時に金属板2の形状がより一層変形しにくくなっており、これにより粘着材8の塗工時に金属板2の凸凹形状をより一層確実に維持することができる。
さらに、粘着材8は、金属板2の裏面2bの長さ方向X全体及び幅方向Y全体に亘って連続した状態にして金属板2の裏面2bに塗工されている。これにより、金属板2の表面2a全体における熱分布をできる限り均一にすることができて、ヒートシンク1の放熱性能を更に高めることができる。
さらに、金属板2の表面2aに多数の凹部3a及び凸部3bが形成されているので、金属板2の放熱面である表面2aの面積を増大させることができる。これにより、ヒートシンク1の放熱性能を更に高めることができる。
しかも、金属板2の表面2a及び裏面2bのそれぞれの複数の凹部(3a、4a)及び凸部(3b、4b)は、金属板2が両面エンボス加工されることによって形成されたものであるから、金属板2の表面2a及び裏面2bのそれぞれの複数の凹部(3a、4a)及び凸部(3b、4b)を低い加工荷重によって容易に形成することができるし、加工速度を速くすることができる。これにより、ヒートシンク1の製造コストを引き下げることができる。
図7〜11は、本発明の第2実施形態に係るヒートシンク11を説明する図である。これらの図において、上記第1実施形態のヒートシンク1と同等の構成要素にはその符号に10を加算した符号が付されている。以下、本第2実施形態のヒートシンク11の構成を上記第1実施形態のヒートシンク1との相異点を中心に説明する。
本第2実施形態のヒートシンク11では、図7、9及び10に示すように、金属板12は、金属板12の幅方向Yに連続する三角波板部12cが、金属板2の長さ方向Xに隣接する三角波板部12cの周期が半周期交互にずれるように長さ方向Xに複数列(詳述すると多数列)並んだ態様にして形成されている。これにより、金属板12の表面12a全体には、金属板12の表面12a側から見て、多数の谷型状凹部13a及び山型状凸部13bが千鳥状配置に形成されている。
これと同じく、金属板12の裏面12b全体にも、金属板12の裏面12b側から見て、多数の谷型状凹部14a及び山型状凸部14bが千鳥状配置に形成されている。図7、9及び10に示した金属板12において、12dは谷折線、12eは山折線である。
さらに、図9に示すように、金属板12の長さ方向Xに互いに隣接する三角波板部12c、12c同士は、互いに、金属板の幅方向Yに離間して配置された複数(詳述すると多数)の繋ぎ部12gで繋がっており、更に各繋ぎ部12dで捻れた状態に配置されている。
金属板12は、上記第1実施形態と同じく、金属板12の肉厚が変化しないように両面エンボス加工されて製作されたものである。
さらに、金属板12の裏面12bの各凹部14aの両側部にはそれぞれ金属板12の表面12a側と連通した連通孔16が設けられている。この連通孔16は、図9及び12に示すように金属板12の側面から見て略菱形状に形成されたものであり、詳述すると、金属板12の長さ方向Xに互いに隣接する三角波板部12c、12c間に両面エンボス加工時に穿設された切り線が金属板12の厚さ方向に開いて形成されたものである。
図7及び10に示すように、金属板12の表面12aの幅方向Yにおける三角波板部12cの凸部13b、13b間のピッチP3(即ち、金属板12の裏面12bの幅方向Yにおける三角波板部12cの凹部14a、14a間のピッチ)は、限定されるものではないが、特に1.0〜6.0mmに設定されるのが望ましく、本第2実施形態では例えば3mmに設定される。
また、金属板12の三角波板部12cの幅Wは限定されるものではないが、特に0.3〜6.0mmに設定されるのが望ましく、本第2実施形態では例えば3mmに設定される。
また、図12に示すように、金属板12の裏面12bの凸部14bの頂部15aと表面12aの凸部13bの頂部との間の厚さTは限定されるものではないが、特に0.5〜6.0mmに設定されるのが望ましく、本第1実施形態では例えば2mmに設定される。
そして、図8、11及び12に示すように、粘着材18は、金属板12の裏面12bに、金属板12の裏面12bの各凸部14bの頂部15aだけが略線状に局部的に露出する状態に且つ金属板12の裏面12bの長さ方向X全体及び幅方向Y全体に亘って連続した状態にして層状に塗工されている。
さらに、こうして粘着材18が塗工された状態において、図12に示すように、粘着材18は金属板12の裏面12bの各凹部14a内に充満した状態になっている。したがって、各凹部14a内には空気が残存していない。
本第2実施形態のヒートシンク11は上記第1実施形態のヒートシンク1と同様に使用される。
本第2実施形態のヒートシンク11では、粘着材18は、金属板12の裏面12bに、金属板12の裏面12bの各凸部14bの頂部15aだけが略線状に露出する状態にして塗工されている。したがって、図12に示すように、金属板12の裏面12bの各凸部14bの頂部15aを半導体モジュール本体19aの外表面19bに略線状に直接接触させた状態にして金属板12を半導体モジュール本体19aの外表面19bに粘着材18によって接着することができる。これにより、半導体モジュール本体19aから金属板12への熱伝導が更に良好になり、ヒートシンク11の放熱性能を更に高めることができる。
図13は、本発明の第3実施形態に係るヒートシンク21を説明する図である。この図において、上記第1実施形態のヒートシンク1と同等の構成要素にはその符号に20を加算した符号が付されている。以下、本第3実施形態のヒートシンク21の構成を上記第1実施形態のヒートシンク1との相異点を中心に説明する。
本第3実施形態のヒートシンク21では、金属板22の裏面22bの凸部24bの頂部25aが裏面22b側から見て略円形平坦状に形成されている。さらに、金属板22の表面22aの凸部23bの頂部が表面22a側から見て略円形平坦状に形成されるとともに、金属板22の裏面22bの各凹部24aの底部に金属板22の表面22a側と連通した断面略円形状の連通孔26が設けられている。一方、金属板22の裏面22bの各凸部24bの頂部25aには貫通孔は設けられていない。その他の構成は、上記第1実施形態のヒートシンク1と同じである。
金属板22の裏面22bの凸部24bの頂部25aの直径Dは限定されるものではないが、特に0.1〜4.0mmに設定されるのが望ましく、本第3実施形態では例えば2mmに設定される。
そして、粘着材28は、金属板22の裏面22bに、金属板22の裏面22bの各凸部24bの頂部25aだけが略面状に露出する状態に且つ金属板22の裏面22bの長さ方向X全体及び幅方向Y全体に亘って連続した状態にして層状に塗工されている。
さらに、こうして粘着材28が塗工された状態において、粘着材28は金属板22の裏面22bの各凹部24a内に充満した状態になっている。したがって、各凹部24a内には空気が残存していない。
本第3実施形態のヒートシンク21では、粘着材28は、金属板22の裏面22bに、金属板22の裏面22bの各凸部24bの頂部25aだけが略面状に局部的に露出する状態にして塗工されている。したがって、金属板22の裏面22bの各凸部24bの頂部25aを半導体モジュール本体29aの外表面29bに略面状に直接接触させた状態にして金属板22を半導体モジュール本体29aの外表面29bに粘着材28によって接着することができる。これにより、半導体モジュール本体29aから金属板22への熱伝導が更に良好になり、ヒートシンク21の放熱性能を更に高めることができる。
以上で本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内において様々に変更可能であることは言うまでもない。
また本発明は、上記第1〜第3実施形態で適用された技術的思想を複数組み合わせて構成しても良い。
次に、本発明の具体的な実施例を説明する。
なお、以下の各実施例及び各比較例で用いた放熱対象物は、いずれも坂口電熱株式会社製(商品コード:WALN−1)のセラミックヒータであり、ヒータの両外表面の長さ及び幅はそれぞれ25mmである。
<実施例1>
実施例1のヒートシンクとして上記第1実施形態のヒートシンク1を準備した。このヒートシンク1において、金属板2の材質はJIS(日本工業規格)で規定されたアルミニウム合金記号A1050、金属板2の長さ及び幅はそれぞれ60mm、金属板2の肉厚は0.2mm、ピッチP1及びP2はそれぞれ3mm、金属板2の裏面2bの凸部4bの頂部5aと表面2aの凸部3bの頂部との間の厚さTは2mmである。
このヒートシンク1の金属板2をセラミックヒータの両外表面にそれぞれヒートシンク1の粘着材8によって接着した。この接着状態では、各ヒートシンク1の金属板2の裏面2bの各凸部4bの頂部5aはセラミックヒータの外表面に略点状に直接接触している。そして、出力5Wでセラミックヒータを加熱してヒータの温度を測定した。
<比較例1>
比較例1のヒートシンクとして、金属板の裏面が全く露出しないように粘着材が金属板の裏面全体に塗工されている点を除いて上記実施例1と同じ構成のヒートシンクを準備した。そして、上記実施例1と同様にヒータの温度を測定した。
[測定結果1]
実施例1で測定されたヒータの温度と比較例1で測定されたヒータの温度とを比較すると、実施例1の方が比較例1よりも約15%低かった。
<実施例2>
実施例2のヒートシンクとして上記第2実施形態のヒートシンク11を準備した。このヒートシンク11において、金属板12の材質はJISで規定されたアルミニウム合金記号A1050、金属板12の長さ及び幅はそれぞれ60mm、金属板12の肉厚は0.2mm、ピッチP3は3mm、金属板12の三角波板部12cの幅Wは3mm、金属板12の裏面12bの凸部14bの頂部15aと表面12aの凸部13bの頂部との間の厚さTは2mmである。
このヒートシンク11の金属板12をセラミックヒータの両外表面にそれぞれヒートシンク11の粘着材18によって接着した。この接着状態では、各ヒートシンク11の金属板12の裏面12bの各凸部14bの頂部15aはセラミックヒータの外表面に略線状に直接接触している。そして、出力5Wでセラミックヒータを加熱してその温度を測定した。
<比較例2>
比較例2のヒートシンクとして、金属板の裏面が全く露出しないように粘着材が金属板の裏面全体に塗工されている点を除いて上記実施例2と同じ構成のヒートシンクを準備した。そして、上記実施例2と同様にヒータの温度を測定した。
[測定結果2]
実施例2で測定されたヒータの温度と比較例2で測定されたヒータの温度とを比較すると、実施例2の方が比較例2よりも約20%低かった。
<実施例3>
実施例3のヒートシンクとして上記第3実施形態のヒートシンク21を準備した。このヒートシンク21において、金属板22の材質はJISで規定されたアルミニウム合金記号A1050、金属板22の長さ及び幅はそれぞれ60mm、金属板22の肉厚は0.2mm、ピッチP1及びP2はそれぞれ3mm、金属板22の裏面22bの凸部24bの頂部25aと表面22aの凸部23bの頂部との間の厚さTは2mm、金属板22の裏面22bの凸部24bの頂部25aの直径Dは2mmである。
このヒートシンク21の金属板22をセラミックヒータの両外表面にそれぞれヒートシンク21の粘着材28によって接着した。この接着状態では、各ヒートシンク21の金属板22の裏面22bの各凸部24bの頂部25aはセラミックヒータの外表面に略面状に直接接触している。そして、出力5Wでセラミックヒータを加熱してその温度を測定した。
<比較例3>
比較例3のヒートシンクとして、金属板の裏面が全く露出しないように粘着材が金属板の裏面全体に塗工されている点を除いて上記実施例3と同じ構成のヒートシンクを準備した。そして、上記実施例3と同様にヒータの温度を測定した。
[測定結果3]
実施例3で測定されたヒータの温度と比較例3で測定されたヒータの温度とを比較すると、実施例3の方が比較例3よりも約30%低かった。
以上の測定結果1〜3から分かるように、実施例1〜3のヒートシンクはいずれも優れた放熱性能を有していることを確認し得た。
また、実施例1〜3のヒートシンクにおいて、実施例2のヒートシンク11の放熱性能は実施例1のヒートシンク1のそれよりも優れており、更に、実施例3のヒートシンク21の放熱性能は実施例2のヒートシンク11のそれよりも優れていた。
本発明は、電子部品等の放熱対象物の熱を放散するヒートシンク、及び、ヒートシンクを備えた電子部品に利用可能である。
1:ヒートシンク
2:金属板
2a:金属板の表面
2b:金属板の裏面
3a:表面の凹部
3b:表面の凸部
4a:裏面の凹部
4b:裏面の凸部
5a:裏面の凸部の頂部
6:連通孔
6a:連通孔の内周面
8:粘着材
9:半導体モジュール(電子部品)
9a:半導体モジュール本体(電子部品本体)

Claims (10)

  1. 表面側を放熱面側とする放熱用金属板と、前記金属板の裏面側に配置されるとともに前記金属板を放熱対象物に接着する粘着材と、を備え、
    前記金属板の前記表面に複数の凹部及び凸部が形成され、
    前記金属板の前記裏面に複数の凹部及び凸部が形成され、
    前記金属板の前記表面及び前記裏面のそれぞれの前記複数の凹部及び凸部は、前記金属板の前記表面の前記各凹部の位置と前記金属板の前記裏面の前記各凸部の位置とが一致し且つ前記金属板の前記表面の前記各凸部の位置と前記金属板の前記裏面の前記各凹部の位置とが一致するように前記金属板が両面エンボス加工されることによって形成されたものであり、
    前記金属板の前記表面の前記各凹部は略逆四角錐状乃至は略凹球面状に窪むとともに、前記金属板の前記表面の前記各凸部は略四角錐状乃至は略凸球面状に突き出ており、
    前記金属板の前記裏面の前記各凹部は略逆四角錐状乃至は略凹球面状に窪むとともに、前記金属板の前記裏面の前記各凸部は略四角錐状乃至は略凸球面状に突き出ており、
    前記粘着材は、前記金属板の前記裏面に、前記裏面の前記各凸部の頂部が露出する状態にして塗工されていることを特徴とするヒートシンク。
  2. 前記金属板の前記裏面の前記凸部の頂部が略平坦状に形成されており、
    前記粘着材は、前記金属板の前記裏面に、前記裏面の前記各凸部の前記頂部が略面状に露出する状態にして塗工されている請求項記載のヒートシンク
  3. 前記金属板の前記裏面の前記各凹部の底部に前記金属板の前記表面側と連通する連通孔が設けられている請求項又は記載のヒートシンク。
  4. 表面側を放熱面側とする放熱用金属板と、前記金属板の裏面側に配置されるとともに前記金属板を放熱対象物に接着する粘着材と、を備え、
    前記金属板の前記表面に複数の凹部及び凸部が形成され、
    前記金属板の前記裏面に複数の凹部及び凸部が形成され、
    前記金属板の前記表面及び前記裏面のそれぞれの前記複数の凹部及び凸部は、前記金属板の前記表面の前記各凹部の位置と前記金属板の前記裏面の前記各凸部の位置とが一致し且つ前記金属板の前記表面の前記各凸部の位置と前記金属板の前記裏面の前記各凹部の位置とが一致するように前記金属板が両面エンボス加工されることによって形成されたものであり、
    前記金属板に、前記金属板の幅方向に連続する三角波板部が、前記金属板の長さ方向に隣接する三角波板部の周期が半周期交互にずれるように前記金属板の長さ方向に複数列並んだ態様にして形成されるように、前記金属板が前記両面エンボス加工されており、
    前記金属板の前記表面には、前記表面の前記複数の凹部及び凸部として、前記複数列の三角波板部の複数の谷型状凹部及び山型状凸部が千鳥状配置に形成されており、
    前記金属板の前記裏面には、前記裏面の前記複数の凹部及び凸部として、前記複数列の三角波板部の複数の谷型状凹部及び山型状凸部が千鳥状配置に形成されており、
    前記粘着材は、前記金属板の前記裏面に、前記裏面の前記各凸部の頂部が露出する状態にして塗工されていることを特徴とするヒートシンク。
  5. 前記粘着材は、前記金属板の前記裏面に、前記裏面の前記各凸部の頂部が略線状に露出する状態にして塗工されている請求項記載のヒートシンク。
  6. 前記金属板の前記裏面の前記各凹部の両側部にそれぞれ前記金属板の前記表面側と連通する連通孔が設けられており、
    前記連通孔は、前記金属板の長さ方向に互いに隣接する前記三角波板部間に設けられた切り線が前記金属板の厚さ方向に開いて形成されたものであり、
    前記金属板の長さ方向に互いに隣接する前記三角波板部同士は、当該三角波板部同士の隣接部において前記金属板の幅方向に前記各連通孔を介して離間して配置された複数の繋ぎ部で繋がっており且つ前記各繋ぎ部で前記金属板の厚さ方向に捻れた状態に配置されている請求項又は記載のヒートシンク。
  7. 前記連通孔の内周面においてその面積の70%以上が破断面である請求項又は記載のヒートシンク。
  8. 前記粘着材は、前記金属板の前記裏面の前記各凹部内に充満した状態にして塗工されている請求項1〜のいずれかに記載のヒートシンク。
  9. 前記粘着材は、前記金属板の前記裏面の長さ方向全体及び幅方向全体に亘って連続した状態にして塗工されている請求項1〜のいずれかに記載のヒートシンク。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載のヒートシンクと、電子部品本体とを備え、
    前記ヒートシンクの金属板が、前記ヒートシンクの粘着材によって、前記金属板の裏面の各凸部の頂部が前記電子部品本体の外表面に接触した状態にして前記電子部品本体に接着されていることを特徴とする電子部品。
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