JP6422236B2 - 電動ウォータバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジンを冷却するためのウォータポンプと共に使用するバルブであって、モータによって球状弁を回動させて冷却水の流れを切り替える電動ウォタバルブに関する。
従来、自動車のエンジンを冷却するための冷却循環回路に冷却水を循環させるためのウォータポンプとウォータバルブが使用されている。エンジンを冷却する冷却循環回路には、ラジエータとバイパス流路が備わっている。そして、エンジンの始動直後は、冷却水はラジエータを流れず、バイパスを流れてエンジンを冷却し、その後、エンジンが温まるとバイパスを流れずラジエータを流れてエンジンを冷却する。
前述した、バイパスとラジエータにおける冷却水の流れの切換えは、ウォータバルブが行う。このウォータバルブは、種々のタイプが存在し、特に弁部材として外周を円形状とし、バルブハウジング内で、モータにより回動制御される弁部材を有する電動バルブが存在している。
バルブハウジングに内装された弁部材は、バルブハウジングの流入部との間にシール部材が装着されている。シール部材は、バルブハウジングの内部と弁部材との間の冷却水の流れ及び遮断を確実なものとする役目をなす。この種のバルブとして、特許文献1が存在する。特許文献1では、弁部材は円筒形状であるが、弁部材の形状としては球体としたものも存在している。
実公平2−20541号公報
しかし、何れの弁部材にも前述したように、ハウジングの流入部との間にシール部材が必要であり、必ず装着されている。このシール部材は前述したように、弁部材の水密性を維持するものであるため、弁部材に対して押し付けるように強い押圧力で当接させている。その結果、弁部材が冷却水の流入動作を遮断又は流入状態に切り換えるために回動を行う際には、シール部材の押付け力によって、大きな力が必要となる。
そのために、弁部材を回動させるためのモータは、より強力なものを必要とし、外形も大きくなってしまい、バルブ装置の大型化、高消費電力となってしまう。このような問題点に対処すべく、種々のシール部材が開発されているが、シール部材の構造が複雑であったり、或いは複数の部材から構成されたものとなる等、極めて高価なものとなっている
また、シール部材の押付け力に抗して弁部材を回動させることにより、シール部材の弁部材との当接面に大きな摩擦力がかかり、シール部材の弁部材に対する当接面は早期に摩耗してしまうという欠点も存在する。このように、従来技術には、様々な問題点が存在している。
そこで、本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、球状弁によって複数の流入流路を適宜切り換える構成とした電動ウォタバルブにおいて、球状弁を流入する冷却水の水密性を維持するためのシール部材を備えつつ、該シール部材による球状弁の回動動作を妨げることなく、モータの省力化及び小型化を実現することができる電動ウォタバルブを提供することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、冷却水の水流方向上流側の流入部と下流側の流出部とを有するバルブハウジングと、該バルブハウジング内に回動可能に配置され、弁流入部と弁流出部とを有し且つモータにて回動する球状弁と、円筒本体の内周面より該円筒本体の直径中心に向かって膨出する円周状の主リップと該主リップと同心円で且つ円筒本体の内周面より該円筒本体の直径中心に向かって膨出し、前記主リップの内径よりも大きい円周状の副リップとを有するシール部材とを具備した電動ウォータバルブにおいて、前記バルブハウジング内にて前記流入部と前記球状弁との間に前記シール部材が配置され、前記シール部材の主リップ及び副リップが前記球状弁に当接すると共に該球状弁と前記シール部材の主リップと副リップとの間に円周状の空隙溜り部が形成され、前記球状弁に対する前記主リップの押圧力は、前記球状弁に対する前記副リップの押圧力より大きい電動ウォータバルブとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記主リップの背面側で且つ冷却水の水流方向上流に水流方向に対向する受圧面が形成され、前記球状弁による冷却水の遮断時では、前記受圧面に高水圧が作用しつつ前記主リップの前記球状弁に対する押圧力は大とされ、前記球状弁における弁流入部への冷却水の流入時では、前記空隙溜り部に冷却水が流入することにより該空隙溜り部内に水圧が発生することで、前記主リップの前記球状弁に対する押圧力は小とされてなる電動ウォータバルブとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、請求項1又は2において、前記シール部材が2箇所に配置されると共に両該シール部材は前記球状弁の直径方向両側に対向配置される構成としてなる電動ウォータバルブとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、前記バルブハウジング内にて流入部と前記球状弁との間に前記シール部材が配置され、該シール部材の前記主リップが前記球状弁に当接すると共に前記球状弁と前記シール部材の主リップと副リップとの間に円周状の空隙溜り部が形成される構成としたことにより、球状弁が回動して、シール部材が、弁流入部と交わることにより、空隙溜り部に冷却水が流入し、空隙溜り部内に冷却水が溜まる。
これによって、空隙溜り部内に溜まった冷却水が流入部から球状弁内に流入する水圧に抗して主リップが球状弁を押圧する力を僅かに減少させ、これによって、球状弁は、僅かの力で回動可能となり、モータも力の小さい小型としたものを使用することができる。
請求項2の発明では、球状弁が安定した状態で回動し、バルブの制御を円滑に行うことができる。請求項3の発明では、前記シール部材が2箇所に配置されると共に両該シール部材は前記球状弁の直径方向両側に対向配置される構成としたことにより、球状弁が静止しているときには安定した水密性を得ることができる。
(A)は本発明の縦断側面図、(B)は(A)のY1−Y1矢視断面図、(C)は(B)の(α)部拡大図、(D)は(C)の(β)部拡大図である。 (A)はバルブハウジングの分解縦断側面図、(B)は球状弁と第1シール部材と第2シール部材の分離した斜視図である。 (A)は第1シール部材の拡大縦断側面図、(B)は(A)の(γ)部拡大図である。 (A)は第2流入部と球状弁の第2弁流入部とが連通した状態のバルブハウジングの要部縦断正面図、(B)は第1流入部と球状弁の第1弁流入部とが連通した状態のバルブハウジングの要部縦断正面図、(C)は本発明の電動ウォータバルブが使用されたエンジン冷却循環回路図である。 (A)乃至(C)は本発明の球状弁の回動動作におけるシール部材の動作を示す要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の構成は、主に、図1乃至図3に示すように、バルブハウジング1、球状弁2、駆動軸3、第1シール部材4、第2シール部材5とから構成される。バルブハウジング1は、ハウジング本体1Aに前記球状弁2が収納される弁収納室1aを有し、該弁収納室1aと、バルブハウジング1の外部とを連通する第1流入部11,第2流入部12,流出部13を有している。
第1流入部11と第2流入部12は、前記ハウジング本体1Aに対して別部材としたものであり、第1流入部11は、管路部11aとフランジ部11bとシール取付部11cとから構成される。管路部11aは、冷却水循環流路の管と接続するものであり、フランジ部11bは、ハウジング本体1Aの第1流入開口1b周囲とビス等の固着具を介して接続させる役目をなす。シール取付部11cは、後述する第1シール部材4が装着される管状の部位である。
また、第2流入部12は、前記第1流入部11と同様の構成であり、管路部12aとフランジ部12bとシール取付部12cとから構成される。管路部12aは、冷却水循環流路の管と接続するものであり、フランジ部12bは、ハウジング本体1Aの第2流入開口1c周囲とビス等の固着具を介して接続させる役目をなす。シール取付部12cは、後述する第2シール部材5が装着される管状の部位である。
また、流出部13もハウジング本体1Aと別部材となっており、管路部13aとフランジ部13bとから構成される。管路部13aは、冷却水循環流路の管と接続するものであり、フランジ部13bは、ハウジング本体1Aの流出開口1d周囲とビス等の固着具を介して接続させる役目をなす。
前記第1流入部11と前記第2流入部12とはハウジング本体1Aの流出部13に対して直径方向両側に位置するように配置される構成となっている。また、流出部13は、前第1流入部11と第2流入部12とのいずれに対しても直角方向となるように構成されるものである。
球状弁2は,球体の直径方向両側が平坦状に切断されたような形状で、その外形は、略ビール樽状とした球状面2Aを有するものとなっている。球状弁2の内部は中空状である。そして、球状弁2の両端の切断面形状である両非球面部同士を結ぶ方向を軸方向とし、この軸方向に沿って、駆動軸3が球状弁2に固着され、該球状弁2の球状面が前記駆動軸3の周方向に沿って回動する。
球状弁2の軸方向の一端側には、平坦状の閉鎖面とした軸支板24が形成され、該軸支板24に駆動軸3の軸方向中間箇所が軸支されている。球状面2Aには、第1弁流入部21と、第2弁流入部22と、弁流出部23が形成されている。第1弁流入部21と第2弁流入部22は球状面2Aの回動する周方向に沿って所定間隔をおいて形成される。
また、球状弁2の軸方向に沿う一方の軸支板24に対して、他方側に弁流出部23が形成されている。第1流入部11と第2弁流入部22と弁流出部23とは、連通しており、球状弁2の内部では三方向に分岐する流路が形成される
第1シール部材4及び第2シール部材5について説明する。第1シール部材4と第2シール部材5とは、同一形状なので、主に第1シール部材4について説明する。第1シール部材4は、ゴム材,弾性を有する合成樹脂材によって形成されたものである。例えば、EPDM(エチレンプロピレンゴム)或いはHNBR(水素化ニトリルゴム)等である。
第1シール部材4は、扁平円筒状で且つ環状に形成されたものであり、円筒本体4Aの直径中心を通る軸芯線の一方側を弁当接側4aとし、他方側を流入側4bと称する。弁当接側4aは、球状弁2の球状面2Aに当接する部位であり、流入側4bはハウジング本体1Aとは別部材とした第1流入部11の管路部11aに装着する部位である。
弁当接側4aには、円周状の主リップ41と、円周状の副リップ42とが形成されている。主リップ41と副リップ42とは、円筒本体4Aの直径中心に向かって円周状に膨出する部分であり、主リップ41と副リップ42は、円筒本体4Aと共に同心円となる。つまり、主リップ41と副リップ42は、円筒本体4Aの直径中心は全て同一位置にある。
主リップ41は、最も内周側に位置しており内径が小さい。副リップ42は、主リップ41の外周側に位置し、主リップ41の内径よりも大きい。主リップ41と副リップ42との間には、円筒本体4Aの周方向に沿う円周状の凹状部43が形成される。また、前記主リップ41の軸芯方向の反対面は、受圧面44が形成されている。
該受圧面44は、軸芯方向に対して略直交する面である。主リップ41,副リップ42及び凹状部43には、低摩擦面となる加工が施された被覆層4cが形成されることもある。該被覆層4cは、低摩擦を生み出す素材が使用され、例えば、PTFEのようなフッ素樹脂シートである。
主リップ41及び副リップ42は、具体的には、円筒本体4Aの弁当接側4aにおいて共に直径中心に向かって膨出する部位で且つ周方向に直交する断面形状が略階段状に形成されている。そして、主リップ41は、円筒本体4Aの内周の、最も内方側の角部及びその近傍の範囲であり、副リップ42は外方側の角部及びその近傍の範囲である。主リップ41及び副リップ42は、略円弧状の角部であるが、直角状の角部としてもかまわない。
第2シール部材5についても、前記第1シール部材4の構成と同様であり、円筒本体5Aの直径中心を通る軸芯線の一方側を弁当接側5aとし、他方側を流入側5bと称し、弁当接側5aは、球状弁2の球状面2Aに当接する部位であり、流入側5bはハウジング本体1Aとは別部材とした第2流入部12の管路部12aに装着する部位である。
弁当接側5aには、円周状の主リップ51と副リップ52とが形成され、主リップ51と副リップ52との間には、円周状の凹状部53が形成される。また、前記主リップ51の軸芯方向の反対面は、受圧面54が形成されている。主リップ51,副リップ52及び凹状部53にも低摩擦面となる加工が施された被覆層5cが形成されることもある。
本発明では、バルブハウジング1の弁収納室1aに、駆動軸3にて球状弁2が回動可能に配置され、第1流入部11の管路部11aが第1シール部材4の流入側4bに挿入され、第1流入部11がハウジング本体1Aの第1流入開口1bに装着され、第1流入部11のフランジ部11bと、ハウジング本体1Aとがビス等の固着具にて固着される。
同様に、第2流入部12の管路部12aが第2シール部材5の流入側5bに挿入され、第2流入部12がハウジング本体1Aの第2流入開口1cに装着され、第2流入部12のフランジ部12bと、ハウジング本体1Aとがビス等の固着具にて固着される。また、駆動軸部3の一部は、バルブハウジング1から突出する。そして、バルブハウジング1から突出した駆動軸3は、ギヤハウジング内の歯車機構部及びモータを介して、所定角度に回動し球状弁2を回動制御する。
上記のように構成された電動ウォータバルブにおいて、第1シール部材4の弁当接側4aと、第2シール部材5の弁当接側5aは、球状弁2の球状面2Aに面して当接する。そして、第1シール部材4の主リップ41と、第2シール部材5の主リップ51は、それぞれ球状面2Aに略密着状に当接する。この密着状の当接は円周状となる。
また、第1シール部材4と第2シール部材5のそれぞれの副リップ42,52は、当接又は近接する状態となっていて主リップ41,51は、球状弁2の球状面2Aに対する押圧力、副リップ42,52の球状弁2の球状面2Aに対する押圧力より大きくなるように設定されている。前記副リップ42,52が球状弁2の球状面2Aに近接する場合は、略当接状態であるが、単なる接触で、相互に圧力がかからない状態である。また、近接には、副リップ42、52と球状弁2の球状面2Aとの間に微小隙間を有する構成とすることも含まれる。
第1副リップ42及び第2副リップ52は、前記球状弁2に当接可能とすることで、空隙溜り部Sに冷却水を溜めやすく、該空隙溜り部S内の冷却水の圧力を高くして、球状弁2と、第1主リップ41及び第2主リップ42との当接圧力を弱くすることができる。また、第1副リップ42及び第2副リップ52は、前記球状弁2に近接可能とすることにより、空隙溜り部Sに冷却水を溜めやすく、且つ冷却水の流れが遮断されたときには、空隙溜り部Sから容易に冷却水を排出できる。
また、第1シール部材4と球状面2Aとの当接箇所では、主リップ41と、副リップ42と、両者の間の凹状部43とによって、空隙溜り部Sが形成される。該空隙溜り部Sは、円周管状の空隙室である。同様に第2シール部材5と球状面2Aとの当接箇所では、主リップ51と、副リップ52と、両者の間の凹状部53とによって、空隙溜り部Sが形成される。第1シール部材4側の空隙溜り部Sは、主リップ41と副リップ42との間に位置する。同様に、第2シール部材5の空隙溜り部Sは、主リップ51と副リップ52との間に位置する。
球状弁2が収納されたバルブハウジング1には、ギヤハウジング6及びモータ部7が接続されている。バルブハウジング1に収納された球状弁2を回動させる駆動軸3の軸端部はバルブハウジング1から突出している。前記ギヤハウジング6には歯車機構部61が備わっている。該歯車機構部61は、具体的にはウォーム・ホィールギアであり、バルブハウジング1から外部に突出する駆動軸3の突出部分がホィールギアに接続される。そして、モータ部7の回動により、歯車機構部61を介して球状弁2を回動させる。
次に、本発明における電動ウォータバルブの冷却水の流れの切換え動作時に第1シール部材4及び第2シール部材5の作用を説明する。図1(A),(B),図4(A),(B)図5(B),(C)における太線で描かれた矢印は、冷却水の流れを示すものである。本発明の電動ウォータバルブは、例えば図4(C)に示すようなエンジン冷却循環回路8に使用される。
エンジン84の始動時には、電動ウォータポンプ83によって循環する冷却水は、電動ウォータバルブによって、バイパス水路81に冷却水が流れて循環する。そして、エンジン84が温まると、前記バイパス水路81が遮断されて、ラジエータ水路82に冷却水が流れる。本発明の電動ウォータバルブは、バイパス水路51とラジエータ水路82との流れを切換え制御するものである。
ラジエータ水路82は、バルブハウジング1の第1流入部11に接続しており、バイパス水路はバルブハウジング1の第2流入部12に接続している。そして、初期状態では第1流入部11と、球状弁2の第1弁流入部21とは連通しておらず、ラジエータ水路の冷却水は遮断され、球状弁2の内部に流入することができない〔図5(A)参照〕。このとき、第2流入部12と第2弁流入部22とは連通しており、冷却水はバイパス水路とエンジンとの間を流れる。
次に、球状弁2がモータ部7によって、所定の角度を回動する。球状弁2が回動するに伴い、第1シール部材4に対しては第1弁流入部21が近接し、第1シール部材4の副リップ42と第1弁流入部21とが交わり始める〔図5(B)参照〕。このとき、第1流入部11から流入する冷却水の一部が空隙溜り部Sに流れ込む。空隙溜り部Sは、球状弁2の球状面2Aと、第1シール部材4の主リップ41と副リップ42とによって囲まれた部分であり、空隙溜り部Sに流入する冷却水は次第に溜まる。
そして、窒隙溜り部Sに冷却水が流入することにより、空隙溜り部S内に水圧が発生する。第1流入部11を流れる水の圧力Paは、主リップ41を球状弁2の球状面2Aに押圧する方向に作用する。
そして、前記空隙溜り部Sの水の圧力Pbとの差により、案際に主リップ41が球状面2Aを押圧する押圧力Pa’は、
Figure 0006422236
となる。
これによって、主リップ41の球状面2Aに対する押圧力Pa’は減少し、球状弁2の回動は、小さい力にて回動することができる。
1…バルブハウジング、11…第1流入部、12…第2流入部、13…流出部、
2…球状弁、21…第1弁流入部、22…第2弁流入部、23…弁流出部、
7…モータ部、4…第1シール部材、5…第2シール部材、41,51…主リップ、
42,52…副リップ、S…空隙溜り部。

Claims (3)

  1. 冷却水の水流方向上流側の流入部と下流側の流出部とを有するバルブハウジングと、該バルブハウジング内に回動可能に配置され、弁流入部と弁流出部とを有し且つモータにて回動する球状弁と、円筒本体の内周面より該円筒本体の直径中心に向かって膨出する円周状の主リップと該主リップと同心円で且つ円筒本体の内周面より該円筒本体の直径中心に向かって膨出し、前記主リップの内径よりも大きい円周状の副リップとを有するシール部材とを具備した電動ウォータバルブにおいて、前記バルブハウジング内にて前記流入部と前記球状弁との間に前記シール部材が配置され、前記シール部材の主リップ及び副リップが前記球状弁に当接すると共に該球状弁と前記シール部材の主リップと副リップとの間に円周状の空隙溜り部が形成され、前記球状弁に対する前記主リップの押圧力は、前記球状弁に対する前記副リップの押圧力より大きいことを特徴とする電動ウォータバルブ。
  2. 請求項1において、前記主リップの背面側で且つ冷却水の水流方向上流に水流方向に対向する受圧面が形成され、前記球状弁による冷却水の遮断時では、前記受圧面に高水圧が作用しつつ前記主リップの前記球状弁に対する押圧力は大とされ、前記球状弁における弁流入部への冷却水の流入時では、前記空隙溜り部に冷却水が流入することにより該空隙溜り部内に水圧が発生することで、前記主リップの前記球状弁に対する押圧力は小とされてなることを特徴とする電動ウォータバルブ。
  3. 請求項1又は2において、前記シール部材が2箇所に配置されると共に両該シール部材は前記球状弁の直径方向両側に対向配置される構成としてなることを特徴とする電動ウォータバルブ。
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