JP6421725B2 - 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6421725B2
JP6421725B2 JP2015169151A JP2015169151A JP6421725B2 JP 6421725 B2 JP6421725 B2 JP 6421725B2 JP 2015169151 A JP2015169151 A JP 2015169151A JP 2015169151 A JP2015169151 A JP 2015169151A JP 6421725 B2 JP6421725 B2 JP 6421725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light guide
light
lens
scanning
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015169151A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017044966A (ja
Inventor
真悟 吉田
真悟 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015169151A priority Critical patent/JP6421725B2/ja
Publication of JP2017044966A publication Critical patent/JP2017044966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6421725B2 publication Critical patent/JP6421725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Description

本発明は、複数の像担持体を走査する光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式が採用されたプリンターや複写機等の画像形成装置は、静電潜像を担持する感光体ドラム(像担持体)と、光走査装置とを備える。光走査装置が、予め帯電された感光体ドラムの周面を走査することで、静電潜像が形成される。
光走査装置は、レーザー光源と、回転されるポリゴンミラーと、走査レンズと、反射ミラーとを備える。ポリゴンミラーのミラー面に照射され、反射された光線は、走査レンズを通過したのち、反射ミラーによって反射され、感光体ドラムの周面に照射される。特許文献1には、1つのポリゴンミラーによって、4つの感光体ドラムが走査される技術が開示されている。このような技術では、感光体ドラムの周面上において、走査線曲がり(Bow)や走査線傾き(Skew)が発生することがある。このため、特許文献1には、走査レンズや反射ミラーの姿勢や角度を調整する調整機構が開示されている。また、それぞれの感光体ドラムに対応する複数の光学系のうち、1つの光学系が上記の調整機構を備えないことが開示されている。
特開2003−279877号公報
特許文献1に記載された技術では、複数の光学系のうち調整機構を備えない光学系について明確な規定がないため、Bowの調整が容易に実現できないという課題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、走査線曲がり(Bow)の調整工程を簡素化するとともに、装置のコスト低減を実現することが可能な光走査装置、およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る光走査装置は、複数の光を主走査方向および副走査方向に沿って走査しながら、複数の像担持体を露光する光走査装置であって、ハウジングと、前記複数の像担持体に照射される前記複数の光を出射する光源と、前記ハウジングに軸線回りに回転可能に支持され、前記軸線と直交する断面視において多角形形状からなる偏向面を含み、前記光源から出射された前記複数の光を走査するポリゴンミラーと、前記偏向面によって偏向された前記複数の光が通過する共有走査レンズと、前記光の光路において前記共有走査レンズと前記複数の像担持体との間に配置され、それぞれ固有走査レンズと反射ミラーとを含み、前記偏向面によって偏向された前記光を前記像担持体に導く複数の導光部と、を有し、前記副走査方向を含む断面視において、前記複数の光源から出射された前記光は、前記偏向面に対して鋭角からなる所定の角度でそれぞれ入射され、前記複数の導光部は、前記反射ミラーの数が最も少ない第1導光部と、前記第1導光部よりも前記反射ミラーの数が多い複数の第2導光部とを備え、前記第1導光部の前記固有走査レンズは、前記像担持体上の前記主走査方向に沿った走査光の撓みを調整する撓み調整機構を備えない基準走査レンズであって、前記複数の第2導光部は、それぞれ、前記固有走査レンズの前記
主走査方向に沿った撓みを調整する撓み調整機構を備え、前記副走査方向を含む前記断面視において、前記第1導光部の前記光は、少なくとも一の前記第2導光部の前記光よりも、前記共有走査レンズの中心から離れた位置を進行し、前記第1導光部の前記固有走査レンズによって生じる前記像担持体上の前記主走査方向に沿った前記走査光の撓みを打ち消すように、前記第1導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向に沿った撓み量を前記第2導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向に沿った撓み量よりも大きくする撓み量増大機構を更に備えることを特徴とする。
本構成によれば、第1導光部は、他の導光部と比較して反射ミラーの数が最も少ない。このため、反射ミラーの自重や傾きによって、像担持体上の走査光に生じる曲がり(Bow)や傾き(Skew)が他の導光部よりも小さくなる。このため、第1導光部の走査光を基準として、第2導光部において撓み調整機構によって固有走査レンズの撓みが調整されることで、複数の走査光の形状を容易に合わせこむことができる。また、第1導光部が撓み調整機構を備えていないため、光走査装置のコスト低減が実現される。また、本構成によれば、固有走査レンズの撓み調整機構を備えていない第1導光部において、反射ミラーの撓みを利用して、走査光の撓みを縮小することができる。
上記の構成において、前記ハウジングは、底部と、前記底部に対向して配置され、前記複数の光がそれぞれ出射される複数の出射口を備えた天板と、を含み、前記第1導光部の前記固有走査レンズは、前記ハウジングの前記底部に固定され、前記複数の第2導光部は、前記主走査方向に沿って前記固有走査レンズを保持し、かつ、前記底部から前記天板側に離間した位置に前記固有走査レンズを固定するホルダーをそれぞれ備え、前記第2導光部の前記撓み調整機構は、前記ホルダーに配置されていることが望ましい。
本構成によれば、第1導光部の固有走査レンズが、ホルダーを介さずにハウジングの底部に固定されているため、光走査装置のコスト低減が実現される。また、第2導光部では、ホルダーが固有走査レンズを支持する機能と撓み調整機構とを兼ねることができる。
上記の構成において、前記複数の導光部の前記固有走査レンズは、互いに同じ形状からなり、前記光が入射する入射面と、前記光が出射する出射面と、前記主走査方向に延びる一対の第1側部および第2側部と、を備え、前記第1導光部の前記固有走査レンズにおいて、前記第1側部は前記ハウジングの前記底部に沿うように配置され、前記複数の第2導光部の前記固有走査レンズにおいて、前記第1側部は前記ハウジングの前記天板に沿うように配置され、前記第2導光部の前記撓み調整機構は、前記ホルダーの前記主走査方向の中央部に配置され、前記固有走査レンズの前記第1側部を押圧可能であることが望ましい。
本構成によれば、作業者は、ハウジングの天板側から第2導光部の撓み調整機構に対して容易にアクセスすることができる。また、撓み調整を行う場合にはハウジングの底部側からアクセスする必要がある第1導光部の基準走査レンズには、撓み調整機構が備えられていない。このため、光走査装置の走査光の撓み調整が容易に実現される。
上記の構成において、前記複数の導光部の前記固有走査レンズは、前記主走査方向の中央部において、前記第1側部から突設され、前記固有走査レンズの前記主走査方向における位置決めを行う突部を備え、前記ハウジングは、前記第1導光部の前記固有走査レンズの前記突部が係合可能な第1係合部を備え、前記複数の第2導光部の前記ホルダーは、前記固有走査レンズの前記突部が係合可能な第2係合部を備えることが望ましい。
本構成によれば、固有走査レンズの突部が、第1係合部または第2係合部に係合されることで、固有走査レンズの主走査方向の位置決めが容易に実現される。また、突部が固有走査レンズの主走査方向の中央部に配置されているため、固有走査レンズの温度が上昇した場合であっても、レンズの熱膨張が主走査方向の外側に分散される。このため、複数の走査光間の主走査方向におけるずれが縮小される。
上記の構成において、前記撓み量増大機構は、前記第1導光部の前記反射ミラーに備えられ、前記第1導光部の前記反射ミラーの厚さが前記第2導光部の前記反射ミラーの厚さよりも薄く設定されていることが望ましい。
本構成によれば、第1導光部の反射ミラーが第2導光部よりも薄く設定されることで、反射ミラーの撓みが促進される。
上記の構成において、前記撓み量増大機構は、前記第1導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向の中央部に配置された錘部材であることが望ましい。
本構成によれば、第1導光部の反射ミラーに錘部材が備えられることで、反射ミラーの撓みが促進される。
上記の構成において、前記撓み量増大機構は、前記第1導光部の前記反射ミラーに備えられ、前記第1導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向における長さが、前記第2導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向における長さよりも長く設定されていることが望ましい。
本構成によれば、第1導光部の反射ミラーが第2導光部よりも長く設定されることで、反射ミラーの撓みが促進される。
上記の構成において、前記第1導光部および前記第2導光部の前記反射ミラーは、前記主走査方向の両端側に配置された一対の支点部においてそれぞれ支持されており、前記撓み量増大機構は、前記第1導光部の前記反射ミラーの前記支点部であって、前記第1導光部の前記反射ミラーの前記一対の支点部間の距離が、前記第2導光部の前記反射ミラーの前記一対の支点部間の距離よりも大きく設定されていることが望ましい。
本構成によれば、第1導光部の反射ミラーの支点部間距離が第2導光部の反射ミラーの支点部間距離よりも大きく設定されることで、反射ミラーの撓みが促進される。
上記の構成において、4つの像担持体を露光する光走査装置であって、前記第2導光部は、隣接する3つの前記像担持体に前記光を導く、第3導光部、第4導光部および第5導光部からなり、前記第3導光部は、前記複数の導光部のうち最も前記ポリゴンミラーに近い位置に配置され、前記共有走査レンズを通過した前記光を反射する第1ミラーと、前記第1ミラーによって反射された前記光が通過する第1レンズと、前記第1レンズを通過した前記光を第1の前記像担持体に向かって反射する第2ミラーと、を備え、前記第4導光部は、前記第3導光部よりも前記ポリゴンミラーから離れた位置に配置され、前記共有走査レンズを通過した前記光を反射する第3ミラーと、前記第3ミラーによって反射された前記光が通過する第2レンズと、前記第2レンズを通過した前記光を第2の前記像担持体に向かって反射する第4ミラーと、を備え、前記第5導光部は、前記第4導光部よりも前記ポリゴンミラーから離れた位置に配置され、前記共有走査レンズを通過した前記光を反射する第5ミラーと、前記第5ミラーによって反射された前記光を反射する第6ミラーと、前記第6ミラーによって反射された前記光が通過する第3レンズと、前記第3レンズを通過した前記光を第3の前記像担持体に向かって反射する第7ミラーと、を備え、前記第1導光部は、前記第5導光部よりも前記ポリゴンミラーから離れた位置に配置され、前記共有走査レンズを通過した前記光が通過する前記基準走査レンズと、前記基準走査レンズを通過した前記光を第4の前記像担持体に向かって反射する第8ミラーと、を備え、前記第3導光部の前記光は、前記共有走査レンズのうち最も前記底部に近い位置を通過し、前記第1導光部の前記光は、前記共有走査レンズのうち最も前記天板に近い位置を通過することが望ましい。
本構成によれば、第1導光部は、第8ミラーのみを備えるため、他の導光部と比較して反射ミラーの数が最も少ない。このため、反射ミラーの自重や傾きによって、像担持体上の走査光に生じる曲がり(Bow)や傾き(Skew)が他の導光部よりも小さくなる。このため、第1導光部の走査光を基準として、第2導光部において撓み調整機構によって固有走査レンズの撓みが調整されることで、複数の走査光の分布形状を容易に合わせこむことができる。また、第1導光部が撓み調整機構を備えていないため、光走査装置のコスト低減が実現される。更に、第1導光部の固有走査レンズが、ホルダーを介さずにハウジングの底部に固定されているため、光走査装置のコスト低減が実現される。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上記の何れか1に記載の光走査装置と、前記光走査装置によって走査される前記複数の像担持体と、を備えることを特徴とする。
本構成によれば、光走査装置において、複数の走査光の分布形状を容易に合わせこむことができる。また、光走査装置のコスト低減が実現された画像形成装置が提供される。
本発明によれば、走査線曲がり(Bow)の調整工程を簡素化するとともに、装置のコスト低減を実現することが可能な光走査装置、およびこれを備えた画像形成装置が提供される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の内部構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置において、複数の固有走査レンズの配置を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の内部構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る固有走査レンズの斜視図である。 本発明の実施形態に係る固有走査レンズの斜視図である。 本発明の実施形態に係る固有走査レンズにホルダーが装着された様子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の一部を拡大した拡大斜視図である。 図7の光走査装置の一部を更に拡大した拡大斜視図である。 光走査装置のポリゴンミラーによって光が偏向される様子を示す模式図である。 複数の像担持体上における走査光の撓みを説明するための模式図である。 本発明の変形実施形態に係る光走査装置の内部構造を示す断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る画像形成装置1について、図面に基づき詳細に説明する。本実施形態では、画像形成装置の一例として、タンデム方式のカラープリンタを例示する。画像形成装置は、例えば、複写機、ファクシミリ装置、及びこれらの複合機等であってもよい。
図1は、画像形成装置1の内部構造を示す断面図である。この画像形成装置1は、箱形の筐体構造を備える装置本体10を備える。この装置本体10内には、シートを給紙する給紙カセット11、給紙カセット11から給紙されたシートに転写するトナー像を形成する画像形成部12、前記トナー像が一次転写される中間転写ユニット13、二次転写ローラー135、画像形成部12にトナーを補給するトナー補給部15、及び、シート上に形成された未定着トナー像をシートに定着する処理を施す定着部16が内装されている。さらに、装置本体10の上部には、定着部16で定着処理の施されたシートが排紙される排紙部17が備えられている。
装置本体10内には、さらに、画像形成部12より右側位置に、上下方向に延びるシート搬送路SPが形成されている。シート搬送路SPには、適所にシートを搬送する搬送ローラー対が設けられている。シート搬送路SPは、シートを給紙カセット11から排紙部17まで、画像形成部12(二次転写ニップ部)及び定着部16を経由して搬送させる搬送路である。
給紙カセット11は、リフト板110を備える。画像形成装置1は、更に、ピックアップローラー111、給紙ローラー112、およびリタードローラー113と、を備える。給紙カセット11は、装置本体10の下方位置に挿脱可能に装着され、複数枚のシートが積層されたシート束を貯留する。ピックアップローラー111は、給紙カセット11に貯留されたシート束の最上面のシートを1枚ずつ繰り出す。給紙ローラー112およびリタードローラー113は、ピックアップローラー111によって繰り出されたシートを捌きながらシート搬送路SPに送り出す。
画像形成装置1は、装置本体10の左側側面に取り付けられる手差しトレイ114を備える。手差しトレイ114に載置されたシートは、手差し搬送路MPを搬送された後、シート搬送路SPに搬入される。
画像形成部12は、シートに転写するトナー像を形成するものであって、異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成ユニットを備える。この画像形成ユニットとして、本実施形態では、後述する中間転写ベルト131の回転方向上流側から下流側へ(図1に示す左側から右側へ)向けて順次配設された、マゼンタ(M)色の現像剤を用いるマゼンタ用ユニット、シアン(C)色の現像剤を用いるシアン用ユニット、イエロー(Y)色の現像剤を用いるイエロー用ユニット、及びブラック(Bk)色の現像剤を用いるブラック用ユニットが備えられている。各ユニットは、それぞれ感光体ドラム121(像担持体)と、感光体ドラム121の周囲に配置された帯電装置122、現像装置123及びクリーニング装置124とを備える。また、各ユニット共通の露光装置14(光走査装置)が、画像形成ユニットの下方に配置されている。中間転写ユニット13は、画像形成部12とトナー補給部15との間に設けられた空間に配置される。図1を参照して、中間転写ユニット13は、中間転写ベルト131と、駆動ローラー133と、従動ローラー132と、複数の一次転写ローラー125と、を備える。一次転写ローラー125は、中間転写ベルト131を挟んで感光体ドラム121と一次転写ニップ部を形成し、感光体ドラム121上のトナー像を中間転写ベルト131上に一次転写する。
二次転写ローラー135は、中間転写ベルト131を挟んで駆動ローラー133に対向して配置されている。二次転写ローラー135は、中間転写ベルト131の周面に圧接されて二次転写ニップ部を形成している。中間転写ベルト131上に一次転写されたトナー像は、給紙カセット11から供給されるシートに、前記二次転写ニップ部において二次転写される。
トナー補給部15は、画像形成に用いられるトナーを貯留するものであり、本実施形態ではマゼンタ用トナーコンテナ15M、シアン用トナーコンテナ15C、イエロー用トナーコンテナ15Y及びブラック用トナーコンテナ15Bkを備える。これらトナーコンテナ15M、15C、15Y、15Bkは、それぞれMCYBk各色の補給用トナーを貯留するものであり、不図示のトナー搬送部を通して各色のトナーを現像装置123に補給する。
定着部16は、内部に加熱源を備えた加熱ローラーと、加熱ローラーに対向配置された定着ローラーとを備えている。定着部16へ供給されたシートは、上記ローラー間の定着ニップ部を通過することで、加熱加圧される。これにより、前記二次転写ニップ部でシートに転写されたトナー像は、シートに定着される。
排紙部17は、装置本体10の頂部が凹没されることによって形成され、この凹部の底部に排紙されたシートを受ける排紙トレイ171が形成されている。定着処理が施されたシートは、定着部16の上方の排出口10Hから排紙トレイ171へ向けて排紙される。なお、シートの両面に画像が形成される場合には、定着装置16において定着処理が施されたシートは、両面搬送路DPを介して、再びシート搬送路SPに搬入される。
次に、本実施形態に係る露光装置14について、更に詳述する。図2は、本実施形態に係る露光装置14の内部構造を示す斜視図である。図3は、露光装置14において、複数の固有走査レンズの配置を示す上面図である。図4は、露光装置14の内部構造を示す断面図である。図2に示すように、露光装置14は、所定の高さを備えつつ、前後および左右方向に延びる扁平状の直方体形状からなるユニットである。露光装置14は、複数の光を主走査方向および副走査方向に沿って走査しながら、各色に対応した複数の感光体ドラム121を露光する。
露光装置14は、ハウジング20と、レーザー光源14L(光源)と、ポリゴンミラー201と、fθレンズ202(共有走査レンズ)と、マゼンタ用導光部14M(図4)と、シアン用導光部14C(図4)と、イエロー用導光部14Y(図4)と、ブラック用導光部14BK(図4)と、を備える。
ハウジング20は、露光装置14の各部材を支持する筐体である。ハウジング20は、ハウジング本体20Aと、蓋部20Bとを備える(図4)。ハウジング本体20Aは、上方が開口された箱型部材である。ハウジング本体20Aは、底面20C(図4)を備える。蓋部20Bは、底面20Cに対向して配置され、ハウジング本体20Aの開口部を覆うようにハウジング本体20Aに装着される。蓋部20Bは、各色の感光体ドラム121に向けて、複数のレーザー光がそれぞれ出射される複数の出射口(第1出射口221、第2出射口222、第3出射口223、第4出射口224)を備えている。
レーザー光源14L(図2)は、ハウジング20の内部において、ハウジング20の前側かつ左側端部に配置される。レーザー光源14Lは、複数の感光体ドラム121に照射される複数のレーザー光を出射する。なお、図4を参照して、本実施形態では、画像形成部12のマゼンタ、シアン、イエローおよびブラック色の感光体ドラム121に照射されるレーザー光が、それぞれ、第1光線L1、第2光線L2、第3光線L3および第4光線L4と定義される。
ポリゴンミラー201は、ハウジング20の内部において、レーザー光源14Lの右側に所定の間隔をおいた位置に配置される。ポリゴンミラー201は、ハウジング20に軸線回りに回転可能に支持されている。詳しくは、ポリゴンミラー201の下方には、不図示のポリゴンモーターが配置されている。ポリゴンモーターは、ポリゴンミラー201を支持し、軸線回りに回転される。なお、後記の図9では、ポリゴンミラー201の軸線として、回転軸CLが図示されている。ポリゴンミラー201は、回転軸CLと直交する断面視において多角形形状からなる反射面201M(偏向面)(図9)を含む。反射面201Mが回転されることで、ポリゴンミラー201は、レーザー光源14Lから出射された複数の光を走査する。
fθレンズ202(図2、図4)は、光の光路においてポリゴンミラー201の下流側に配置され、ポリゴンミラー201によって偏向された複数の光が通過するレンズである。fθレンズ202は、ポリゴンミラー201で等角度走査されたレーザー光を感光体ドラム121上で等速走査させる。
マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14C、イエロー用導光部14Yおよびブラック用導光部14BKは、本発明の複数の導光部を構成する。特に、ブラック用導光部14BKは、本発明の第1導光部として機能する。また、マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14Cおよびイエロー用導光部14Yは、隣接する3つの感光体ドラム121にレーザー光を導く本発明の第2導光部として機能する。このうち、マゼンタ用導光部14Mは、本発明の第3導光部を構成し、シアン用導光部14Cは、本発明の第4導光部を構成し、イエロー用導光部14Yは、本発明の第5導光部を構成する。これらの導光部は、光の光路においてfθレンズ202と複数の感光体ドラム121との間に配置される。そして、各導光部は、それぞれ走査レンズ(固有走査レンズ)と反射ミラーとを含み、ポリゴンミラー201によって偏向された光を各色の感光体ドラム121に導く機能を備えている。
次に、図4を参照して、各色の導光部について更に詳述する。マゼンタ用導光部14Mは、複数の導光部のうち最もポリゴンミラー201に近い位置に配置されている。マゼンタ用導光部14Mは、第1反射ミラー203と、第1走査レンズ211と、第2反射ミラー204とを備える。第1反射ミラー203は、fθレンズ202を通過した第1光線L1を上方かつ前方に向かって反射する。第1走査レンズ211は、第1反射ミラー203によって反射された第1光線L1が通過するレンズである。第2反射ミラー204は、第1走査レンズ211を通過した第1光線L1をマゼンタ色の感光体ドラム121(第1の像担持体)に向かって略上方に反射する。このように、マゼンタ用導光部14Mは、1つの走査レンズと、当該走査レンズを挟むように配置された2つの反射ミラーとを備える。
シアン用導光部14Cは、マゼンタ用導光部14Mよりもポリゴンミラー201から離れた位置に配置されている。シアン用導光部14Cは、第3反射ミラー205と、第2走査レンズ212と、第4反射ミラー206とを備える。第3反射ミラー205は、fθレンズ202を通過した第2光線L2を上方かつ前方に向かって反射する。第2走査レンズ212は、第3反射ミラー205によって反射された第2光線L2が通過するレンズである。第4反射ミラー206は、第2走査レンズ212を通過した第2光線L2をシアン色の感光体ドラム121(第2の像担持体)に向かって略上方に反射する。このように、シアン用導光部14Cは、1つの走査レンズと、当該走査レンズを挟むように配置された2つの反射ミラーとを備える。
イエロー用導光部14Yは、シアン用導光部14Cよりもポリゴンミラー201から離れた位置に配置されている。イエロー用導光部14Yは、第5反射ミラー207と、第6反射ミラー208と、第3走査レンズ213と、第7反射ミラー209とを備える。第5反射ミラー207は、fθレンズ202を通過した第3光線L3を略上方に向かって反射する。第6反射ミラー208は、第5反射ミラー207によって反射された第3光線L3を前方に向かって反射する。第3走査レンズ213は、第6反射ミラー208によって反射された第3光線L3が通過するレンズである。第7反射ミラー209は、第3走査レンズ213を通過した第3光線L3をイエロー色の感光体ドラム121(第3の像担持体)に向かって略上方に反射する。このように、イエロー用導光部14Yは、1つの走査レンズと、当該走査レンズを挟むように配置された3つの反射ミラーとを備える。
ブラック用導光部14BKは、イエロー用導光部14Yよりもポリゴンミラー201から離れた位置に配置されている。ブラック用導光部14BKは、第4走査レンズ214と、第8反射ミラー210とを備える。第4走査レンズ214は、fθレンズ202を通過した第4光線L4が通過するレンズである。第8反射ミラー210は、第4走査レンズ214を通過した第4光線L4をブラック色の感光体ドラム121(第4の像担持体)に向かって略上方に反射する。このように、ブラック用導光部14BKは、1つの走査レンズと、当該走査レンズの下流側に配置された1つの反射ミラーとを備える。この結果、ブラック用導光部14BKは、複数の導光部のうち最も反射ミラーの数が少ない。また、マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14Cおよびイエロー用導光部14Yは、ブラック用導光部14BKよりも反射ミラーの数が多い。
なお、ポリゴンミラー201の反射面201M(図9)によって偏向され、fθレンズ202を通過する際の第1光線L1、第2光線L2、第3光線L3および第4光線L4の光路は、ハウジング20の底面20C側から蓋部20B側に向かって順に配置されている。すなわち、マゼンタ用導光部14Mの第1光線L1は、fθレンズ202のうち最も底面20Cに近い位置を通過し、ブラック用導光部14BKの第4光線L4は、fθレンズ202のうち最も蓋部20Bに近い位置を通過する。
次に、図5乃至図8を参照して、本実施形態に係る第1走査レンズ211、第2走査レンズ212、第3走査レンズ213および第4走査レンズ214について、更に詳述する。図5は、本実施形態に係る走査レンズ(レンズ30)の斜視図である。図6Aは、レンズ30の斜視図である。図6Bは、レンズ30にホルダー40が装着された様子を示す斜視図である。図7は、露光装置14の一部を拡大した拡大斜視図である。図8は、図7の露光装置14の一部を更に拡大した拡大斜視図である。
本実施形態では、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212、第3走査レンズ213および第4走査レンズ214は、互いに同じ形状からなるレンズ30によって構成されている。このため、露光装置14に搭載される複数の走査レンズの共通化が実現され、露光装置14のコストが低減される。図5を参照して、レンズ30は、露光装置14の主走査方向(左右方向)に長く延びる棒状のレンズである。レンズ30は、入射部301と、第1側部302と、第2側部303と、第1端部304と、第2端部305と、出射部30K(図7参照)と、を備える。入射部301は、各色に対応したレーザー光が入射するレンズ面である。出射部30Kは、レンズ30のうち入射部301とは反対側のレンズ面である。出射部30Kから、レンズ30内を通過したレーザー光が出射する。第1側部302、第2側部303、第1端部304および第2端部305は、入射部301および出射部30Kの周囲を囲むように配置されている。特に、第1側部302および第2側部303は、レンズ30の主走査方向に延びる一対の側部である。
更に、レンズ30は、突部30Pを備える。突部30Pは、レンズ30の主走査方向の中央部において、第1側部302からレーザー光の入射方向に向かって突設された突起である。突部30Pは、ハウジング20において各レンズ30の主走査方向における位置決めを行う機能を備えている。また、本実施形態では、レンズ30が突部30Pを備えることによって、入射部301および出射部30Kの識別が容易とされる。この結果、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212、第3走査レンズ213および第4走査レンズ214のハウジング20への取り付けを容易に行うことが可能となる。
このような共通のレンズ30によって構成される第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213と、第4走査レンズ214とでは、ハウジング20への取り付け構造が異なっている。ブラック用導光部14BKの第4走査レンズ214は、ハウジング20の底面20Cに直接固定される。図4、図7および図8を参照して、ハウジング20は、第1立壁H1と、第2立壁H2と、内壁部20Dとを備える。第1立壁H1および第2立壁H2は、ハウジング本体20Aの後端側において、底面20Cから突設された突壁である。第1立壁H1および第2立壁H2は、前後方向に間隔をおいて配置され、それぞれ左右方向に延びるように配置されている。図4に示すように、第4走査レンズ214は、第1立壁H1と第2立壁H2との間に配置される。更に、図7および図8を参照して、ハウジング本体20Aは、中央規制部H3(第1係合部)を備える。中央規制部H3は、第1立壁H1の左右方向の中央部に形成されたコの字型の収容部である。図8に示すように、中央規制部H3には、第4走査レンズ214の突部30Pが係合可能とされる。この結果、第4走査レンズ214の左右方向の位置が容易に規制される。突部30Pおよび中央規制部H3が、第4走査レンズ214の主走査方向の中央部に配置されることによって、第4走査レンズ214の温度が上昇した場合であっても、第4走査レンズ214の熱膨張が主走査方向の外側(左右方向)に分散される。このため、ブラック色の感光体ドラム121上の第4光線L4の主走査方向におけるずれが縮小される。
内壁部20Dは、ハウジング本体20Aの左側端部において前後方向に延びる壁部である。図7に示すように、内壁部20Dの後端部(前側規制部20D1)に、第4走査レンズ214の第2端部305(図5)が当接する。なお、ハウジング本体20Aの右側端部にも、内壁部20Dと同様の内壁部が配置されている。当該内壁部の後端部は、第4走査レンズ214の第1端部304(図5)が当接する。この結果、第4走査レンズ214の前後方向の位置が規制される。なお、第4走査レンズ214は、不図示の付勢部材によって、前方に向かって付勢されている。また、図7に示すように、第4走査レンズ214の左右方向の両端部には、一対の固定プレート50が備えられている。固定プレート50は、半球状の付勢部51を備える。固定プレート50は、板ばね部材からなる。固定プレート50は、ハウジング本体20Aの内壁部20DにスクリューSによって固定されている。そして、付勢部51が、第4走査レンズ214の第2側部303(図5)の両端部を下方に向かって押圧することで、第4走査レンズ214の上下方向の位置が規制される。このように、本実施形態では、第4走査レンズ214は、ハウジング20の底面20Cに支持されている。
一方、マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14Cおよびイエロー用導光部14Yは、それぞれホルダー40(図6B)を備える。ホルダー40は、レンズ30の主走査方向(左右方向)に沿って第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213(レンズ30)を保持し、かつ、底面20C(図4)から蓋部20B側に離間した位置に各走査レンズを固定する。図6Bを参照して、ホルダー40は、上面部401と、押さえ部402と、側面部403と、折り曲げ部404と、爪部405と、を備える。ホルダー40は、レンズ30の主走査方向に延びる板金部材を折り曲げ加工することによって形成される。上面部401は、レンズ30の第2側部303の上方を覆うように配置される。押さえ部402は、上面部401の端部が下方に折り曲げられることで形成される。押さえ部402は、入射部301の上方において、第2側部303の一部を覆っている。押さえ部402の主走査方向の中央部には、溝部40P(第2係合部)が形成されている。溝部40Pは、押さえ部402の端縁の一部が切り欠かれることで形成された溝である。溝部40Pには、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213の突部30Pが係合可能とされる。この結果、各走査レンズの主走査方向の位置がホルダー40によって規制される。特に、突部30Pおよび溝部40Pが主走査方向の中央部に配置されているため、各走査レンズの温度が上昇した場合であっても、レンズの熱膨張が主走査方向の外側に分散される。このため、複数の走査光間の主走査方向におけるずれが縮小される。
側面部403は、押さえ部402とは反対側で上面部401に連結されている。側面部403は、レンズ30の出射部30Kに対向して配置されている。側面部403は、開口部403H(図7)を備える。開口部403Hは、出射部30Kを露出させるように、側面部403に開口されたスリットである。折り曲げ部404は、側面部403の下端部に連結されている。折り曲げ部404は、主走査方向の両端部に形成された一対の締結穴404Hを備える。なお、図6Bでは一方の締結穴404Hのみが現れている。締結穴404Hに挿通された不図示のスクリューによって、ホルダー40がハウジング20の内壁部20D(図7)に固定される。この結果、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213は、ホルダー40を介してハウジング20に支持される。爪部405は、レンズ30の下端部を保持する。爪部405によって、レンズ30がホルダー40から脱離することが防止される。
また、図7に示すように、ホルダー40の主走査方向(左右方向)の両端部にも、第4走査レンズ214と同様に、固定プレート50が備えられている。固定プレート50の付勢部51は、ホルダー40の上面部401(図6B)の端部を下方に向かって付勢している。
更に、ホルダー40は、調整ネジ41(撓み調整機構)を備える。調整ネジ41は、ホルダー40の上面部401の主走査方向の中央部に開口された不図示の孔部に挿通されている。調整ネジ41は上面部401を貫通し、レンズ30の第1側部302に当接可能とされる。調整ネジ41が回転されると、調整ネジ41の先端部が第1側部302を押圧する。この結果、レンズ30の主走査方向に沿った撓み量が調整される。なお、後記のとおり、本実施形態では、第4走査レンズ214には調整ネジ41のような撓み調整機構が備えられていない。
図4および図5を参照して、ハウジング20の底面20Cに支持された第4走査レンズ214では、突部30Pを含む第1側部302は底面20Cに沿うように配置されている。一方、図4および図6Bを参照して、ホルダー40によって支持された第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213では、第1側部302はハウジング20の蓋部20Bに沿うように配置されている。
図9は、露光装置14のポリゴンミラー201によってレーザー光が偏向される様子を示す模式図である。また、図10は、複数の感光体ドラム121上における走査光の撓み(Bow)を説明するための模式図である。図9を参照して、本実施形態では、単一のポリゴンミラー201によって、複数のレーザー光(図4の第1光線L1、第2光線L2、第3光線L3及び第4光線L4)が偏向される。この際、図9に示す副走査方向を含む断面視(ポリゴンミラー201の回転軸CLを含む断面視)において、レーザー光源14L(図2)から出射された複数の光は、反射面201Mに対して鋭角(または反射面201Mと直交する面に対して鋭角)からなる所定の角度でそれぞれ入射される。前述のように、ポリゴンミラー201の反射面201Mは、多角形形状からなる。このため、反射面201Mの外周縁の回転軌跡は、図9のP1とP2との間で移動する。P1は、ポリゴンミラー201の最小外径に対応し、P2は、反射面201Mの隣接する平面間の稜線に対応する。図9において、反射面201MがP1に位置する時、入射光Q11が反射されると反射光Q12となり、入射光Q21が反射されると反射光Q22となる。一方、反射面201MがP2に位置する時、入射光Q11が反射されると反射光Q13となり、入射光Q21が反射されると反射光Q23となる。このため、図10に示すように、各感光体ドラム121上では、主走査方向に沿って走査光に曲がり(Bow)が生じる。
なお、本実施形態では、反射面201Mによって反射された第1光線L1および第2光線L2は、反射面201Mの面中心CM(図9)よりも下方を進行し、反射面201Mによって反射された第3光線L3および第4光線L4は、反射面201Mの面中心CMよりも上方を進行するように、予めレーザー光源14Lにおける複数の光源位置が設定されている。このため、図10に示すように、感光体ドラム121上における第1光線L1および第2光線L2のBow形状と、第3光線L3および第4光線L4のBow形状とは、感光体ドラム121の回転軸線に対して線対称となる。なお、走査光のBow形状の向きは、光線が反射ミラーで反射される度に反転する。すなわち、走査光のBow形状の向きは、反射ミラーの数によっても変化する。本実施形態では、マゼンタ用導光部14Mおよびイエロー用導光部14Yは、2枚の反射ミラーを備え、イエロー用導光部14Yは3枚の反射ミラーを備え、ブラック用導光部14BKは1枚の反射ミラーを備えている。また、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212、第3走査レンズ213および第4走査レンズ214は、同じレンズ30からなるため、レンズの撓み特性は同じである。このため、各走査光のBow形状の向きは、図10に示すような、線対称形状となる。なお、図9において、反射面201Mへの入射光の斜入射角度が大きいほど、感光体ドラム121上のBow形状(図10)の反り量は大きくなる。
また、露光装置14内において、各走査レンズや反射ミラーが主走査方向に対して傾斜して固定されると、感光体ドラム121上の走査光にも傾き(Skew)が発生する。走査光の曲がりや傾きは、画像形成装置1で印刷された画像にも欠陥をもたらす。特に、本実施形態のように、中間転写ベルト131上で複数の画像が重ねられる場合には、走査光のずれは色ずれとなって現れる。このため、各色の走査光間の曲がりや傾きを調整することが望まれる。しかしながら、走査レンズや反射ミラーに備えられる調整機構は、露光装置14のコストアップにつながりやすい。
本実施形態では、前述のように、ブラック用導光部14BKの第4走査レンズ214は、感光体ドラム121上の主走査方向に沿った走査光の撓みを調整する撓み調整機構(Bow調整機構)を備えていない。第4走査レンズ214は、基準走査レンズとして、他の走査レンズの撓み調整の基準となる。そして、マゼンタ用導光部14Mの第1走査レンズ211、シアン用導光部14Cの第2走査レンズ212およびイエロー用導光部14Yの第3走査レンズ213には、それぞれ、走査レンズの主走査方向に沿った撓みを調整する撓み調整機構(調整ネジ41)が備えられている。
特に、ブラック用導光部14BKは、他の導光部と比較して反射ミラーの数が最も少ない。このため、反射ミラーの自重や傾きによって、感光体ドラム121上の走査光(第4光線L4)に生じる曲がり(Bow)や傾き(Skew)が他の導光部よりも小さくなる。このため、ブラック用導光部14BKの第4光線L4を基準として、マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14Cおよびイエロー用導光部14Yにおいて調整ネジ41によって各走査レンズの撓みが調整されることで、複数の走査光の分布形状を容易に合わせこむことができる。また、ブラック用導光部14BKが調整ネジ41を備えていないため、露光装置14のコスト低減が実現される。
また、本実施形態では、ブラック用導光部14BKの第4走査レンズ214が、ホルダー40を介さずにハウジング20の底面20Cに固定されている。このため、露光装置14のコスト低減が実現される。また、マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14Cおよびイエロー用導光部14Yでは、ホルダー40が各走査レンズを支持する機能と走査レンズの撓み調整機構とを兼ねることができる。特に、図4を参照して、露光装置14の構成上、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213は、底面20Cよりも上方に間隔をおいた位置に配置される。このため、第4走査レンズ214のように底面20Cに直接走査レンズを固定することができない。したがって、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213には、ホルダー40が必要となる。換言すれば、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213の何れかを、走査レンズの撓み調整機構を備えない基準走査レンズとする場合には、当該走査レンズからホルダー40を取り除くことが困難となる。このため、本実施形態では、底面20Cに直接固定支持される第4走査レンズ214を基準走査レンズとすることで、第4走査レンズ214から調整ネジ41を含むホルダー40を削減することが可能となる。
更に、本実施形態では、図4に示すように、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213の突部30Pが上端側に位置するように、各走査レンズが配置されている。このため、作業者によって蓋部20Bがハウジング本体20Aから取り外されると、各走査レンズの調整ネジ41が上方に露出する。したがって、作業者は、調整ネジ41に対して容易にアクセスすることができる。また、仮に撓み調整を行う場合にはハウジング20の底面20C側からアクセスする必要がある第4走査レンズ214には、撓み調整機構が備えられていない。このため、露光装置14の走査光の撓み調整が容易に実現される。
なお、上記のように、第4走査レンズ214には撓み調整機構(調整ネジ41)が備えられていないが、走査光の調整の基準となる第4光線L4のBow(図10)は極力小さいことが望ましい。図4を参照して、副走査方向を含む前記断面視において、ブラック用導光部14BKの第4光線L4は、イエロー用導光部14Yの第3光線L3よりも、fθレンズ202の中心から離れた位置を進行する。このため、図10において、第4光線L4の感光体ドラム121上のBow形状は、第3光線L3の感光体ドラム121上のBow形状よりも大きくなりやすい。
図4および図10を参照して、第4走査レンズ214の直後に配置されている第8反射ミラー210が主走査方向に沿って凹形状となるように撓んでいると、第4光線L4の主走査方向の端部光線LSが第8反射ミラー210のミラー端部210Sで反射され、第4光線L4の主走査方向の中央光線LCが第8反射ミラー210のミラー中央部210Cによって反射される。この場合、第8反射ミラー210の撓みによって、第4光線L4のBow形状を矯正する(打ち消す)ことが可能となる。
そこで、本実施形態では、第4走査レンズ214によって生じる感光体ドラム121上の主走査方向に沿った走査光の撓みを打ち消すように、第8反射ミラー210の主走査方向に沿った撓み量を他の導光部の反射ミラー(第2反射ミラー204など)の主走査方向に沿った撓み量よりも大きくする撓み量増大機構が備えられている。具体的には、撓み量増大機構は、第8反射ミラー210自体に備えられており、第8反射ミラー210の厚さがマゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14Cおよびイエロー用導光部14Yの反射ミラーの厚さよりも薄く設定されている。この場合、相対的に薄い第8反射ミラー210は主走査方向に沿って撓みやすい。このため、第4走査レンズ214の撓み調整機構を備えていないブラック用導光部14BKにおいて、第8反射ミラー210の撓みを利用して、走査光の撓みを縮小することができる。なお、露光装置14の設計段階において、第8反射ミラー210による第4光線L4の反射角度をできるだけ大きく設定することで、感光体ドラム121上の第4光線L4の走査光の撓みを更に低減することも可能である。
なお、露光装置14の各導光部には、感光体ドラム121上の走査光の傾き(Skew)を調整するSkew調整機構を設けてもよい。走査レンズにSkew調整機構を設ける場合には、撓み調整機構(Bow調整機構)と同様に、第1走査レンズ211、第2走査レンズ212および第3走査レンズ213にSkew機構を備え、第4走査レンズ214にはSkew調整機構を設けないことが望ましい。図7の固定プレート50によってホルダー40の主走査方向の端部の位置を調整することで、各走査レンズの傾きを調整することができる。一方、反射ミラーにSkew調整機構を設ける場合には、ブラック用導光部14BK以外の導光部にSkew調整機構を設けてもよい。反射ミラーにおいてSkew調整を行う場合には、高精度な色ずれ調整が実現可能となるため、Skew調整機構を搭載する反射ミラーの反射角度は他の反射ミラーよりも小さいこと(光線に対して鈍角反射となること)が望ましい。換言すれば、反射角度が大きな反射ミラーにおいて、Skew調整機構を削減することが望ましい。
以上、本発明の一実施形態に係る光走査装置14およびこれを備える画像形成装置1につき詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば以下のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記の実施形態では、図4に示すような走査レンズおよび反射ミラーの配置をもって説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。図11は、先の実施形態と同様の効果を備える露光装置14Aの内部構造を示す断面図である。露光装置14Aは、ハウジング20を備え、ハウジング20は、ハウジング本体20Aおよび蓋部20Bからなる。また、ハウジング20の内部には、ポリゴンミラー601、fθレンズ602、マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14C、イエロー用導光部14Yおよびブラック用導光部14BKが備えられている。
マゼンタ用導光部14Mは、第1反射ミラー603と、第1走査レンズ611と、第2反射ミラー604とを備える。シアン用導光部14Cは、第3反射ミラー605と、第2走査レンズ612と、第4反射ミラー606とを備える。イエロー用導光部14Yは、第6反射ミラー608と、第7反射ミラー609と、第3走査レンズ613と、第8反射ミラー610と、を備える。ブラック用導光部14BKは、第4走査レンズ614と、第5反射ミラー607と、を備える。
露光装置14Aでは、先の実施形態に係る露光装置14と比較して、イエロー用導光部14Yおよびブラック用導光部14BKの配置が相違する。fθレンズ602を通過した第3光線L3および第4光線L4では、第4光線L4が第3光線L3の下方を進行する。また、第4光線L4の光路の上方に第6反射ミラー608が配置されており、第6反射ミラー608は、第4光線L4の光路を遮らないために、下端部608Aが切り欠かれた台形形状を備えている。なお、先の実施形態に係る露光装置14では、反射ミラーの一部を台形形状とする必要がないため、露光装置14のコストが低減される。
露光装置14Aにおいても、第5反射ミラー607は、底面20Cに固定支持されているとともに、撓み調整機構を備えていない。また、第1走査レンズ611、第2走査レンズ612および第3走査レンズ613は、それぞれホルダー40(図6B)によってハウジング本体20Aに固定されており、いずれも撓み調整機構(図6Bの調整ネジ41)を備えている。露光装置14Aにおいても、先の実施形態と同様に、ブラック用導光部14BKは第5反射ミラー607のみを備えるため、他の導光部と比較して反射ミラーの数が最も少ない。このため、反射ミラーの自重や傾きによって、感光体ドラム121上の走査光に生じる曲がり(Bow)や傾き(Skew)が他の導光部よりも小さくなる。このため、ブラック用導光部14BKの走査光を基準として、マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14Cおよびイエロー用導光部14Yにおいて撓み調整機構によって走査レンズの撓みが調整されることで、複数の走査光の分布形状を容易に合わせこむことができる。また、ブラック用導光部14BKが撓み調整機構を備えていないため、露光装置14Aのコスト低減が実現される。更に、ブラック用導光部14BKの第5反射ミラー607が、ホルダー40を介さずにハウジング20の底面20Cに固定されているため、露光装置14Aのコスト低減が実現される。
更に、露光装置14Aでは、底面20C側から蓋部20B側に向かって、第1光線L1、第2光線L2、第4光線L4および第3光線L3の順に、fθレンズ602を通過した光線の光路が設定されている。そして、第4光線L4のポリゴンミラー601の反射面への斜入射角度(図9参照)は、4つの光線の中で最も小さい。したがって、感光体ドラム121上での第4光線L4のBowの発生が小さいため、他の導光部のBow調整の基準となりやすい。なお、露光装置14Aにおいて、感光体ドラム121上での第4光線L4のBowを更に小さくするために、第5反射ミラー607の厚さを他の導光部の反射ミラーよりも厚くしてもよい。また、感光体ドラム121上の走査光のBowに対する第5反射ミラー607の撓みの影響を小さくするために、第5反射ミラー607に対する第4光線L4の反射角度を予め小さく設定してもよい。更に、第5反射ミラー607の剛性を向上させるために、第5反射ミラー607に補強リブなどを設けてもよい。
(2)上記の実施形態では、第8反射ミラー210の撓み量増大機構として、第8反射ミラー210が他の反射ミラーよりも薄い態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。撓み量増大機構は、ブラック用導光部14BKの第8反射ミラー210の主走査方向の中央部に配置された錘部材であってもよい。この場合、錘部材によって第8反射ミラー210の中央部が下方に垂れ下がるため、第8反射ミラー210の撓みが促進される。この結果、上記の実施形態と同様に、第4走査レンズ214によって生じる感光体ドラム121上の主走査方向に沿った走査光の撓みを打ち消すことができる。
また、上記の実施形態と同様に、撓み量増大機構は第8反射ミラー210自体に備えられ、ブラック用導光部14BKの第8反射ミラー210の主走査方向における長さが、マゼンタ用導光部14M、シアン用導光部14Cおよびイエロー用導光部14Yの反射ミラーの主走査方向における長さよりも長く設定されているものでもよい。この場合であっても、第8反射ミラー210の撓みが促進される。
更に、各導光部の反射ミラーは、主走査方向の両端側に配置された一対の支点部においてそれぞれホルダー40またはハウジング20に支持されており、撓み量増大機構は、ブラック用導光部14BKの反射ミラーの支点部に備えられてもよい。詳しくは、ブラック用導光部14BKの第8反射ミラー210の一対の支点部間の距離が、他の導光部の反射ミラーの一対の支点部間の距離よりも大きく設定されているものでもよい。この場合も、支点部間の距離が大きな第8反射ミラー210では、第8反射ミラー210の自重によって、その撓みが促進される。この結果、上記の実施形態と同様に、第4走査レンズ214によって生じる感光体ドラム121上の主走査方向に沿った走査光の撓みを打ち消すことができる。
1 画像形成装置
10 装置本体
12 画像形成部
121 感光体ドラム(像担持体)
14 露光装置
14BK ブラック用導光部(導光部、第1導光部)
14C シアン用導光部(導光部、第2導光部、第4導光部)
14M マゼンタ用導光部(導光部、第2導光部、第3導光部)
14Y イエロー用導光部(導光部、第2導光部、第5導光部)
20 ハウジング
20A ハウジング本体
20B 蓋部(天板)
20C 底面(底部)
20D 内壁部
20D1 前側規制部
20E 内側上面部
201 ポリゴンミラー
201M 反射面(偏向面)
202 fθレンズ(共有走査レンズ)
203 第1反射ミラー(第1ミラー)
204 第2反射ミラー(第2ミラー)
205 第3反射ミラー(第3ミラー)
206 第4反射ミラー(第4ミラー)
207 第5反射ミラー(第5ミラー)
208 第6反射ミラー(第6ミラー)
209 第7反射ミラー(第7ミラー)
210 第8反射ミラー(第8ミラー)
211 第1走査レンズ(固有走査レンズ、第1レンズ)
212 第2走査レンズ(固有走査レンズ、第2レンズ)
213 第3走査レンズ(固有走査レンズ、第3レンズ)
214 第4走査レンズ(固有走査レンズ、基準走査レンズ)
30 レンズ
301 入射部(入射面)
302 第1側部
303 第2側部
304 第1端部
305 第2端部
30K 出射部(出射面)
30P 突部
40 ホルダー
40P 溝部(第2係合部)
41 調整ネジ
H1 第1立壁
H2 第2立壁
H3 中央規制部(第1係合部)

Claims (10)

  1. 複数の光を主走査方向および副走査方向に沿って走査しながら、複数の像担持体を露光する光走査装置であって、
    ハウジングと、
    前記複数の像担持体に照射される前記複数の光を出射する光源と、
    前記ハウジングに軸線回りに回転可能に支持され、前記軸線と直交する断面視において多角形形状からなる偏向面を含み、前記複数の光源から出射された前記光を走査するポリゴンミラーと、
    前記偏向面によって偏向された前記複数の光が通過する共有走査レンズと、
    前記光の光路において前記共有走査レンズと前記複数の像担持体との間に配置され、それぞれ固有走査レンズと反射ミラーとを含み、前記偏向面によって偏向された前記光を前記像担持体に導く複数の導光部と、
    を有し、
    前記副走査方向を含む断面視において、前記光源から出射された前記複数の光は、前記偏向面に対して鋭角からなる所定の角度でそれぞれ入射され、
    前記複数の導光部は、前記反射ミラーの数が最も少ない第1導光部と、前記第1導光部よりも前記反射ミラーの数が多い複数の第2導光部とを備え、
    前記第1導光部の前記固有走査レンズは、前記像担持体上の前記主走査方向に沿った走査光の撓みを調整する撓み調整機構を備えない基準走査レンズであって、
    前記複数の第2導光部は、それぞれ、前記固有走査レンズの前記主走査方向に沿った撓みを調整する撓み調整機構を備え
    前記副走査方向を含む前記断面視において、前記第1導光部の前記光は、少なくとも一の前記第2導光部の前記光よりも、前記共有走査レンズの中心から離れた位置を進行し、
    前記第1導光部の前記固有走査レンズによって生じる前記像担持体上の前記主走査方向に沿った前記走査光の撓みを打ち消すように、前記第1導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向に沿った撓み量を前記第2導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向に沿った撓み量よりも大きくする撓み量増大機構を更に備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記ハウジングは、
    底部と、
    前記底部に対向して配置され、前記複数の光がそれぞれ出射される複数の出射口を備えた天板と、
    を含み、
    前記第1導光部の前記固有走査レンズは、前記ハウジングの前記底部に固定され、
    前記複数の第2導光部は、前記主走査方向に沿って前記固有走査レンズを保持し、かつ、前記底部から前記天板側に離間した位置に前記固有走査レンズを固定するホルダーをそれぞれ備え、
    前記第2導光部の前記撓み調整機構は、前記ホルダーに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記複数の導光部の前記固有走査レンズは、互いに同じ形状からなり、
    前記光が入射する入射面と、
    前記光が出射する出射面と、
    前記主走査方向に延びる一対の第1側部および第2側部と、
    を備え、
    前記第1導光部の前記固有走査レンズにおいて、前記第1側部は前記ハウジングの前記底部に沿うように配置され、
    前記複数の第2導光部の前記固有走査レンズにおいて、前記第1側部は前記ハウジングの前記天板に沿うように配置され、
    前記第2導光部の前記撓み調整機構は、前記ホルダーの前記主走査方向の中央部に配置され、前記固有走査レンズの前記第1側部を押圧可能であることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記複数の導光部の前記固有走査レンズは、前記主走査方向の中央部において、前記第1側部から突設され、前記固有走査レンズの前記主走査方向における位置決めを行う突部を備え、
    前記ハウジングは、前記第1導光部の前記固有走査レンズの前記突部が係合可能な第1係合部を備え、
    前記複数の第2導光部の前記ホルダーは、前記固有走査レンズの前記突部が係合可能な第2係合部を備えることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記撓み量増大機構は、前記第1導光部の前記反射ミラーに備えられ、
    前記第1導光部の前記反射ミラーの厚さが前記第2導光部の前記反射ミラーの厚さよりも薄く設定されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記撓み量増大機構は、前記第1導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向の中央部に配置された錘部材であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記撓み量増大機構は、前記第1導光部の前記反射ミラーに備えられ、
    前記第1導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向における長さが、前記第2導光部の前記反射ミラーの前記主走査方向における長さよりも長く設定されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記第1導光部および前記第2導光部の前記反射ミラーは、前記主走査方向の両端側に配置された一対の支点部においてそれぞれ支持されており、
    前記撓み量増大機構は、前記第1導光部の前記反射ミラーの前記支点部であって、
    前記第1導光部の前記反射ミラーの前記一対の支点部間の距離が、前記第2導光部の前記反射ミラーの前記一対の支点部間の距離よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  9. 4つの像担持体を露光する請求項2に記載の光走査装置であって、
    前記第2導光部は、隣接する3つの前記像担持体に前記光を導く、第3導光部、第4導光部および第5導光部からなり、
    前記第3導光部は、前記複数の導光部のうち最も前記ポリゴンミラーに近い位置に配置され、前記共有走査レンズを通過した前記光を反射する第1ミラーと、前記第1ミラーによって反射された前記光が通過する第1レンズと、前記第1レンズを通過した前記光を第1の前記像担持体に向かって反射する第2ミラーと、を備え、
    前記第4導光部は、前記第3導光部よりも前記ポリゴンミラーから離れた位置に配置され、前記共有走査レンズを通過した前記光を反射する第3ミラーと、前記第3ミラーによって反射された前記光が通過する第2レンズと、前記第2レンズを通過した前記光を第2の前記像担持体に向かって反射する第4ミラーと、を備え、
    前記第5導光部は、前記第4導光部よりも前記ポリゴンミラーから離れた位置に配置され、前記共有走査レンズを通過した前記光を反射する第5ミラーと、前記第5ミラーによって反射された前記光を反射する第6ミラーと、前記第6ミラーによって反射された前記光が通過する第3レンズと、前記第3レンズを通過した前記光を第3の前記像担持体に向かって反射する第7ミラーと、を備え、
    前記第1導光部は、前記第5導光部よりも前記ポリゴンミラーから離れた位置に配置され、前記共有走査レンズを通過した前記光が通過する前記基準走査レンズと、前記基準走査レンズを通過した前記光を第4の前記像担持体に向かって反射する第8ミラーと、を備え、
    前記第3導光部の前記光は、前記共有走査レンズのうち最も前記底部に近い位置を通過し、前記第1導光部の前記光は、前記共有走査レンズのうち最も前記天板に近い位置を通過することを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項1乃至の何れか1項に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置によって走査される前記複数の像担持体と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2015169151A 2015-08-28 2015-08-28 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置 Active JP6421725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015169151A JP6421725B2 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015169151A JP6421725B2 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017044966A JP2017044966A (ja) 2017-03-02
JP6421725B2 true JP6421725B2 (ja) 2018-11-14

Family

ID=58212126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015169151A Active JP6421725B2 (ja) 2015-08-28 2015-08-28 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6421725B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022181208A1 (ja) 2021-02-24 2022-09-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置および画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4978951B2 (ja) * 2006-04-24 2012-07-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2008139353A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 光走査光学装置
JP5104430B2 (ja) * 2008-03-14 2012-12-19 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 走査光学装置
JP2010044131A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US9296221B2 (en) * 2013-10-17 2016-03-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Light scanning unit and image forming apparatus employing the same
JP6114701B2 (ja) * 2014-01-31 2017-04-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017044966A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11835882B2 (en) Image forming apparatus with laser scanning components positioned for enhanced compactness
JP6421725B2 (ja) 光走査装置、及びこれを備えた画像形成装置
US9298004B2 (en) Optical scanning device, image forming apparatus
US9035982B2 (en) Optical scanning device and image forming apparatus using same
US20090109273A1 (en) Optical Scanner
WO2022181208A1 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP6130803B2 (ja) 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置
JP6460345B2 (ja) 光走査装置
JP6241567B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置
US9335651B2 (en) Optical scanning device, image forming apparatus, aperture fixing method
US9377620B2 (en) Optical scanning device, image forming apparatus, aperture fixing method
JP7330751B2 (ja) 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置
JP7099083B2 (ja) 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置
JP2010191045A (ja) 光走査装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP6428654B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置
JP2015161725A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4976875B2 (ja) 光走査装置およびそれを備える画像形成装置
JP2022096860A (ja) 画像形成装置
JP2015161726A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2013088791A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2017194570A (ja) 光走査装置及び該光走査装置を備えた画像形成装置
JP2008122867A (ja) 走査光学装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2015141264A (ja) 偏向走査装置
JP2013045049A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6421725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150