JP2015141264A - 偏向走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、偏向走査装置自体にひずみが生じた場合でも、ミラーに生じる角度変化を抑え、光線の照射位置ずれが小さい偏向走査装置を提供することである。【解決手段】光源より照射された光線を偏向器により偏向走査し、ミラーで反射して像坦持体に照射する偏向走査装置において、前記光線を反射するための2枚のミラーと、一方のミラーの反射光が他方のミラーの入射光になるように前記2枚のミラーを一体的に保持する保持部材と、を有するミラーユニットと、前記保持部材を支持することで前記ミラーユニットを支持する光学箱と、を有し、前記保持部材は弾性部材によって付勢され前記光学箱に固定されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、光源より出射された光線を偏向器により偏向走査し、ミラーで反射して像坦持体に照射する偏向走査装置に関し、特に装置本体に対して移動可能な移動部材に複数のカートリッジを支持する画像形成装置に用いられる偏向走査装置に関するものである。
カラー電子写真画像形成装置においては、装置本体に対して移動可能な移動部材に複数個のプロセスカートリッジを支持する構成が提案されている(特許文献1)。この構成によれば、装置本体に対して直線的に移動可能な移動部材に複数個のプロセスカートリッジを並べて支持させたことにより、移動部材の移動に要する空間領域を小さくでき、ひいては装置本体の小型化ができる。このような構成の画像形成装置においては、偏向走査装置は装置内部でプロセスカートリッジの上方に配置され、本体枠体に高精度に位置決めされる。
このような画像形成装置で良質な画像を得るためには、露光工程における光線の走査に高い精度が要求される。そのためには、偏向走査装置が画像形成装置に高い精度で固定され、また、偏向走査装置内部に配置されている光学素子の位置や姿勢の精度にも高い精度が要求される。特に、ミラーについては、ミラーの角度が変化せずに平行に移動した場合は、照射位置の変化はミラーの平行移動分のみであるのに対し、ミラーの角度が変化すると、光線の照射位置はその角度変化とミラーから像面までの距離に比例してずれることになる。そのため、ミラーの角度変化を抑えることは、光線の照射位置ずれの変動を抑えるためには重要である。
そこで、特許文献2には、偏向走査装置のねじれ等によって発生する光線の照射位置ずれを調整することができる構成が開示されている。本構成では、光学素子保持部材を主走査方向に直交する平面内で変位させて光線の照射位置ずれを調整している。
特開2007−213018号公報 特開2009−23102号公報
しかしながら、特許文献2に記載されている構成では、画像形成装置を動作させることにより発生する熱で動作中に偏向走査装置自体にひずみが生じた場合には光線の照射位置ずれが発生することになる。また、光学素子保持部材そのものを移動させることにより偏向走査装置内部に配置されている光学素子保持部材に保持されている光学素子全てが移動することになり、補正する必要のない光線の照射位置までも移動することとなる。
そこで、本発明の目的は、偏向走査装置自体にひずみが生じた場合でも、ミラーに生じる角度変化を抑え、光線の照射位置ずれが小さい偏向走査装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、光源より照射された光線を偏向器により偏向走査し、ミラーで反射して像担持体に照射する偏向走査装置において、前記光線を反射するための2枚のミラーと、一方のミラーの反射光が他方のミラーの入射光になるように前記2枚のミラーを一体的に保持する保持部材と、を有するミラーユニットと、前記保持部材を支持することで前記ミラーユニットを支持する光学箱と、を有し、前記保持部材は弾性部材によって付勢され前記光学箱に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、偏向走査装置自体にひずみが生じた場合でも、ミラーの角度変化が抑えられ、ミラーの角度変化による光線の照射位置ずれ変動を抑えることができる。
(a)は偏向走査装置を備えた画像形成装置の斜視図、(b)は偏向走査装置を備えた画像形成装置の断面図 偏向走査装置とドラムの関係を示す図 偏向走査装置の内部構成を示す斜視図 偏向走査装置の光線経路を示す模式断面図 (a)は実施例1に係る偏向走査装置のミラーユニットを示す斜視図、(b)は実施例1に係る偏向走査装置のミラーユニットを示す断面図 実施例1に係る偏向走査装置のミラーユニットと光学箱の固定方法を示す図 (a)(b)(c)は実施例1に係る偏向走査装置の姿勢変化が光線の照射位置に与える影響を示す図 (a)は実施例2に係る偏向走査装置のミラーユニットを示す斜視図、(b)は実施例2に係る偏向走査装置のミラーユニットを示す断面図 (a)(b)(c)は実施例2に係る偏向走査装置の姿勢変化が光線の照射位置に与える影響を示す図
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
〔実施例1〕
図1〜図7を用いて本実施例に係る偏向走査装置を備えた画像形成装置について説明する。
(画像形成装置の説明)
図1は本実施例に係る画像形成装置を示す図である。ここでは、画像形成装置として、電子写真プロセスを用いた、4色フルカラーのレーザープリンタを例示している。プリンタは、パソコン・イメージリーダ・相手方ファクシミリ装置等の外部ホスト装置(不図示)から入力する電気的画像信号に基づいて記録媒体(例えば、用紙、OHPシート、ラベル等)Sに対する画像形成を実行する。
図1(a)は本実施例のカラー電子写真画像形成装置100の外観斜視図でユーザがカートリッジを引き出した状態、図1(b)はその縦断左側面図である。
図1に示す画像形成装置100において、画像形成時には装置本体に対して移動可能な移動部材35が不図示の本体枠体内に収容される。後述するプロセスカートリッジの交換の際には、図1に示すように、移動部材35が装置本体Aの外に直線的に引き出され、プロセスカートリッジの交換作業が行われる。このように、装置本体に対して直線的に移動可能な移動部材に複数個のプロセスカートリッジを並べて支持させたことにより、移動部材の移動に要する空間領域を小さくでき、ひいては装置本体の小型化ができる。
以下の説明において、画像形成装置100に関して、前側又は正面側とは装置本体Aの開口部30に対する開閉部材であるドア31を配設した側である。後側とはそれとは反対側である。前後方向とは、装置本体Aの後側から前側に向かう方向(前方向)と、その逆の方向(後方向)である。左右とは装置本体Aを前側から見て左または右である。左右方向とは、右から左に向かう方向(左方向)と、その逆の方向(右方向)である。
画像形成装置100の装置本体Aの内側には、後側から前側にかけて、第1から第4の4つのプロセスカートリッジPY,PM,PC,PKが水平方向(横方向)に並べられて配設されている(インライン構成、タンデム型)。各プロセスカートリッジ(以下、カートリッジと記す)は、収容させた現像剤(トナー)の色が異なるだけで、互いに同様の構成のものである。本実施例の各カートリッジは、それぞれ、潜像が形成される像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)1Y,1C,1M,1Bkを有する。また、ドラム1Y,1M,1C,1Bkに作用するプロセス手段としての帯電手段・現像手段・クリーニング手段を有する。そして、それらがカートリッジ枠体1hに一体的に組み付けられている。第1のカートリッジPYは、イエロー色(Y色)の現像剤を収容させてあり、ドラム1Y面にY色の現像剤像を形成する。第2のカートリッジPMは、マゼンタ色(M色)の現像剤を収容させてあり、ドラム1M面にM色の現像剤像を形成する。第3のカートリッジPCは、シアン色(C色)の現像剤を収容させてあり、ドラム1C面にC色の現像剤像を形成する。第4のカートリッジPKは、ブラック色(K色)のトナーを収容させてあり、ドラム1Bk面にK色の現像剤像を形成する。
カートリッジPY,PM,PC,PKの上方部には、偏向走査装置11が配設されている。偏向走査装置11は、外部ホスト装置から入力する各色の画像情報に対応して変調した光線を出力する。そして、光線LY,LM,LC,LBk(図2参照)は、各カートリッジ枠体1hの上面に設けた露光窓6を通過して、各カートリッジのドラム面を走査露光する。
カートリッジPY,PM,PC,PKの下方部には、中間転写ベルト13を有する中間転写ベルトユニット12が配設されている。各カートリッジPの有するドラム1は、その下面が、中間転写ベルトユニット12における中間転写ベルト13に接している。
ベルトユニット12の下方部には、記録媒体を積載収容する給送ユニット18が配設されている。装置本体A内の後側の上部には、記録媒体に転写された画像を定着する定着装置23と、記録媒体を装置本体外に排出する排出ローラ対24が配設されている。装置本体Aの上面は排出された記録媒体を積載する排出トレイ25となっている。
上記画像形成装置におけるフルカラー画像を形成するための動作を図1および図2を用いて説明する。
図2は偏向走査装置11から出射される光線LY,LM,LC,LBkとドラム1Y,1M,1C,1Bkとの関係を示す。
第1乃至第4の各カートリッジPY,PM,PC,PKのドラム1Y,1M,1C,1Bkが反時計回り方向に所定の制御速度で回転駆動される。ベルト13も時計回り方向(ドラム回転に順方向)にドラム1Y,1M,1C,1Bkの速度に対応した速度で回転駆動される。偏向走査装置11も駆動される。この駆動に同期して、各カートリッジにおいてそれぞれ所定の制御タイミングで帯電ローラ2Y,2M,2C,2Bkがドラム1Y,1M,1C,1Bkの表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。偏向走査装置11は各ドラム1Y,1M,1C,1Bkの表面を各色の画像信号に応じて変調された光線LY,LM,LC,LBkで走査露光する。これにより、各ドラム1Y,1M,1C,1Bkの表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像が現像ローラ3Y,3M,3C,3Bkにより現像剤像として現像される。
上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1のカートリッジPYのドラム1Yにはフルカラー画像のイエロー成分に対応するY色現像剤像が形成される。そして、その現像剤像がベルト13上に一次転写される。第2のカートリッジPMのドラム1Mにはフルカラー画像のマゼンタ成分に対応するM色の現像剤像が形成される。その現像剤像が、ベルト13上にすでに転写されているY色の現像剤像に重畳されて一次転写される。第3のカートリッジPCのドラム1Cにはフルカラー画像のシアン成分に対応するC色の現像剤像が形成され、その現像剤像が、ベルト13上にすでに転写されているY色+M色の現像剤像に重畳されて一次転写される。第4のカートリッジPCのドラム1Bkにはフルカラー画像のブラック成分に対応するK色の現像剤像が形成される。そして、その現像剤像が、ベルト13上にすでに転写されているY色+M色+C色の現像剤像に重畳されて一次転写される。かくして、ベルト13上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着現像剤像が合成形成される。
一方、所定の制御タイミングで給送ローラ21が駆動され、記録媒体である用紙Sが1枚分離給送される。そして、用紙Sは、二次転写ローラ22とベルト13とのニップ部(二次転写ニップ部)に導入される。これにより、用紙Sが該ニップ部を挟持搬送されていく過程でベルト13上の4色重畳の現像剤像が用紙Sの面に順次に一括転写される。用紙Sはベルト13の面から分離されて定着装置23へ導入され、定着ニップ部で加熱・加圧される。これにより、各色現像剤像の混色及び用紙への定着がなされる。そして用紙Sは、定着装置23を出て、フルカラー画像形成物として排出ローラ対24により排出トレイ25上に排出される。
(偏向走査装置の説明)
図3と図4を用いて、偏向走査装置11の内部構成と光線の経路を説明する。図3は、偏向走査装置の内部構成を示す斜視図である。図4は、偏向走査装置の光線経路を示す断面図である。
偏向走査装置11は、各色に対応した光源(図示せず)を持ち、それぞれの光源より照射された光線は、対応するコリメータレンズ41Y,41M,41C,41Bkにより平行光に変換される。そして、それぞれの光線に対応した副走査方向にパワーを持つシリンドリカルレンズ42によりポリゴンミラー(偏向器)43のミラー面上で主走査方向に線状に集光される。それぞれの光線は、ポリゴンミラー43の走査平面に対して4度の角度でポリゴンミラー43に入射するように配置されている。ポリゴンミラー43は、スキャナモータ44により回転駆動され、光線を等角速度で走査する。
ポリゴンミラー43により走査された光線LY,LMと光線LC,LBkは、互いに反対方向に偏向される。光線LY,LM,LC,LBkは走査レンズ45,46を通過した後、光線LM,LCはミラー47,48,49により反射され、光線LY,LBkはミラー50により反射され、それぞれの光線に対応するドラムに照射される。前述の複数枚のミラーのうち、ミラー47,50は、光学箱60に直接取り付けられている。ミラー48,49は、ミラーユニット51の一部として一体化されて、弾性部材としての支持軸圧接バネ55と回転防止バネ56を用いて光学箱60に取り付けられている。
図5を用いて偏向走査装置11におけるミラーユニットの構成について説明する。図5(a)はミラーユニットの構成を示す斜視図、図5(b)ミラーユニットの構成を示す側面図である。
なお、図2における光線LMと光線LCをそれぞれに対応するドラム1M,1Cに導くミラーユニット51の構成は、図3に示すようにポリゴンミラー43を中心として対称形状であるので、ミラーユニット51の説明は、光線LM側を用いて行う。
図5(a)に示すように、ミラーユニット51は、ミラーユニット支持軸52と、ミラー保持板53と、ミラー48,49と、ミラー押さえ板54とにより構成されている。ミラー保持板53は、一方のミラー48の反射光が他方のミラー49の入射光になるように2枚のミラー48,49を一体的に保持する保持部材である。各ミラー保持板53には、各ミラー48,49の長手方向両端部においてミラー反射面と接して支持するミラー支持部53a,53bが2点ずつ設けられている。ミラー48,49は、入射した光線を反射するためのミラーであり、ここでは複数枚のミラーとして2枚のミラーを例示している。ミラー保持板53は、光学箱60に支持されるミラーユニット支持軸52を備えている。ミラーユニット支持軸52は、前記ミラー48,49の長手方向に延設され、前記ミラー保持板53,53を固定する支持部材である。ここでは、ミラーユニット支持軸52の両端部近傍に、それぞれ板金製のミラー保持板53が溶接固定されている。ここでは、固定方法として溶接を用いたが、溶接以外の接着等でも良い。それぞれのミラー保持板53は、ミラー48,49を取り付けた際に、ミラーの反射面にねじれが生じないように、治具(不図示)を用いて長手方向両側のミラー反射面の平行度を調整してミラーユニット支持軸52に固定されている。本実施例では、ミラー保持板53は同一の型を用いて製造されており、そうすることにより、ミラー反射面の支持部の平行度を確保することが容易になる。
図5(b)に示すように、ミラー保持板53に保持されているミラー48,49は、ミラー48への光線の入射角とミラー49への光線の入射角が共に同一(ここでは45°)となるように配置されている。ここでは、入射角は45°としたが、入射角が同じであれば45°以外でも良い。ミラー48とミラー49は、それぞれミラー反射面を長手方向一方のミラー保持板53に2点(ミラー支持部53a,53b)、他方のミラー保持板53に2点(ミラー支持部53b,53b)の合計4点でミラー保持板53に接している。なお、ミラー保持板53には、一方に延伸した延伸部(規制部)57が設けられているが、これについては後述する。
ミラー押さえ板54には、バネ材が用いられている。ミラー保持板53へ取り付けられたミラー押さえ板54の弾性を用いて、ミラー48,49をミラー保持板53の支持部へ圧接して固定している。ここでは、バネによる圧接固定を行っているが、ミラー48,49をミラー保持板53へ接着固定しても良い。
図6を用いてミラーユニットの光学箱への取付構成について説明する。図6は、ミラーユニットと光学箱の取り付け部を示す図である。
図6に示すように、ミラーユニット支持軸52は、支持軸圧接バネ55により光学箱60に設けられた固定部としての溝部61へ圧接固定されている。支持軸圧接バネ55の形状は引張バネであり、溝部61近傍に設けられた光学箱60の突起63(図3参照)にそれぞれの端部55aが引っ掛けられて固定されている。支持軸圧接バネ55の両端部55aとミラーユニット支持軸52の中心軸は略同一直線上に配置されており、常にバネ55の圧力がミラーユニット支持軸52の中心方向に向くようになっている。また、ミラーユニット支持軸52の溝部61と接する部分は円筒面となっている。溝部61は、光学箱60に前記ミラーユニット支持軸52の円筒面と2ヶ所で接するように、ミラーユニット支持軸52の円筒面と接する部分がV字形状となっている。ここでは、溝部61のV字の交点の角度は略90度となっている。このように構成することにより、ミラーユニット51はミラーユニット支持軸52の円筒面の中心軸を回転中心として回転することが可能となる。
前述したようにミラー保持板53には、規制部としての延伸部57が設けられている。ミラー保持板53の延伸部57は、光学箱60に設けられた回転止めリブ62と接し、回転止めリブ62と接する反対側を回転防止バネ56により付勢して、ミラー保持板53は光学箱60に保持されている。回転止めリブ62はミラーユニット51に対して1ヶ所にのみ設けられており、ミラーユニット51は、ミラーユニット支持軸52の両端部近傍と回転止めリブ62の3ヶ所で光学箱60に対して支持軸圧接バネ55及び回転防止バネ56を用いて圧接されている。このようにミラーユニット51を光学箱60に対して3ヶ所で圧接することにより、光学箱60にひずみが生じても、ミラーユニット51に対してはひずみが生じないような構成となっている。
次に、図7を用いてミラーユニット51の姿勢変化と光線の照射位置との関係について説明する。図7(a)(b)(c)は、ミラーユニット51の姿勢変化が光線の照射位置に与える影響を示す図である。
図7(a)は、位置ずれのない状態において、ミラーユニット51に保持されているミラー48,49に対して光線LMがどのように入射しているかを示している。光線LMは矢印の方向にミラー48に入射し、その反射光が次にミラー49へ入射している。
図7(b)は、光学箱60のねじれにより溝部61の位置がずれた場合を示している。図7(b)において、破線は、位置がずれる前の光線LMの経路を示しており、実線は、位置がずれた後の光線LMの経路を示している。このような場合は、光学箱60のねじれにより溝部61の位置がずれても、光線LMの経路は平行にずれるが、光線LMのドラムへの入射角度は変化しない。
また、図7(c)は、回転止めリブ62の位置がずれた場合を示している。図7(c)において、破線は、位置がずれる前の光線LMの経路を示しており、実線は、位置がずれた後の光線LMの経路を示している。このような場合は、回転止めリブ62の位置がずれても、ミラーユニット51がミラーユニット支持軸52の中心軸を中心に回転し、ミラー48とミラー49の角度がずれ、光線LMの経路は平行にずれるが、光線LMのドラムへの入射角度は変化しない。
このように位置ずれが生じるいずれの場合においても、光線LMは元の経路から平行方向にはずれるが、ミラー49にて反射された後の光線LMの角度(ドラムへの入射角度)は変化しない。
照射位置の変化は、光線の平行ずれとミラーの角度変化による光線のドラム入射角変化の和であり、ミラーからドラムまでの距離が長ければ長いほど、光線のドラム入射角変化の影響が大きくなる。そのため、前述したように位置ずれが生じても、光線のドラム入射角変化がない本実施例の構成は、照射位置の変化に有利となる。
すなわち、本実施例によれば、偏向走査装置11自体にひずみが生じた場合でも、ミラーの角度変化が抑えられ、ミラーの角度変化による光線の照射位置ずれ変動を抑えることができる。
〔実施例2〕
実施例2に係る偏向走査装置について図8を用いて説明する。図8(a)はミラーユニットの構成を示す斜視図、図8(b)はミラーユニットの構成を示す側面図である。なお、ミラーユニットの構成の除く偏向走査装置の全体構成及びこの偏向走査装置を備えた画像形成装置の全体構成は、前述した実施例と同様であるため、ここでは説明を省略する。以下、本実施例に係る偏向走査装置におけるミラーユニットの構成について説明する。
実施例2におけるミラーユニット51は、一方のミラー48の反射面R48と他方のミラー49の反射面R49との交線が、ミラーユニット支持軸(支持部材)52の中心線C52と一致するように配置されていることが、実施例1と異なる。ミラー48とミラー49は実施例1と同様にミラー押さえ板54を用いてミラー保持板53へ圧接保持されている。実施例1でも説明したように、ここでも、ミラー48とミラー49をミラー保持板53に圧接保持した構成を例示しているが、これに限定されるものではなく、接着固定しても良い。また、本実施例においても、前述した実施例と同様に、ミラー48とミラー49への光線の入射角が同一となるように、ミラー48,49はミラー保持板53に保持されている。
次に、図9を用いてミラーユニット51の姿勢変化と光線の照射位置との関係について説明する。図9は、ミラーユニット51の姿勢変化が光線の照射位置に与える影響を示す図である。
図9(a)は、位置ずれのない状態において、ミラーユニット51に保持されているミラー48,49に対して光線LMがどのように入射しているかを示している。光線LMは矢印の方向にミラー48に入射し、その反射光が次にミラー49へ入射している。
図9(b)は、光学箱60のねじれにより溝部61の位置がずれた場合を示している。図9(b)において、破線は、位置がずれる前の光線LMの経路を示しており、実線は、位置がずれた後の光線LMの経路を示している。このような場合は、光学箱60のねじれにより溝部61の位置がずれても、光線LMの経路は平行にずれるが、光線LMのドラムへの入射角度は変化しない。
また、図9(c)は、回転止めリブ62の位置がずれた場合を示している。図9(c)において、破線は、位置がずれる前の光線LMの経路を示しており、実線は、位置がずれた後の光線LMの経路を示している。このような場合は、回転止めリブ62の位置がずれても、ミラーユニット51がミラーユニット支持軸52の中心軸を中心に回転し、ミラー48とミラー49の角度がずれるが、光線LMのドラムへの入射角度は変化せず、光線LMの経路が平行にずれることもない。
すなわち、本実施例は、前述した実施例1に対して、ミラーユニット51が回転した場合でも、光線LMが平行ずれない分、照射位置の変動に対してより有利となる。
なお、前述した実施例1,2では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良く、これらの画像形成装置における偏向走査装置に本発明を適用することにより同様の効果を得ることができる。
A …装置本体
LY,LM,LC,LBk …光線
PY,PM,PC,PK …カートリッジ
1Y,1M,1C,1Bk …ドラム
11 …偏向走査装置
41Y,41M,41C,41Bk …コリメータレンズ
42 …シリンドリカルレンズ
43 …ポリゴンミラー
44 …スキャナモータ
47,48,49,50 …ミラー
51 …ミラーユニット
52 …ミラーユニット支持軸
53 …ミラー保持板
53a,53b …ミラー支持部
54 …ミラー押さえ板
55 …支持軸圧接バネ
55a …端部
56 …回転防止バネ
57 …延伸部
60 …光学箱
61 …溝部
62 …回転止めリブ
63 …突起
100 …画像形成装置

Claims (8)

  1. 光源より照射された光線を偏向器により偏向走査し、ミラーで反射して像担持体に照射する偏向走査装置において、
    前記光線を反射するための2枚のミラーと、一方のミラーの反射光が他方のミラーの入射光になるように前記2枚のミラーを一体的に保持する保持部材と、を有するミラーユニットと、
    前記保持部材を支持することで前記ミラーユニットを支持する光学箱と、
    を有し、
    前記保持部材は弾性部材によって付勢され前記光学箱に固定されていることを特徴とする偏向走査装置。
  2. 前記保持部材は前記2枚のミラーの長手方向両端部を保持することを特徴とする請求項1に記載の偏向走査装置。
  3. 前記保持部材は前記光学箱に支持される支持部材を備え、前記支持部材の長手方向の両端部は前記光学箱と接する面が円筒面であり、前記光学箱に前記支持部材の円筒面と2ヶ所で接する固定部を設け、前記弾性部材によって前記支持部材の円筒面を前記光学箱の固定部に付勢して、前記支持部材を前記光学箱に固定していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の偏向走査装置。
  4. 前記ミラーの長手方向の両端部を保持する各保持部材は、長手方向両側のミラー反射面の平行度を調整して前記支持部材に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の偏向走査装置。
  5. 前記保持部材に保持されている前記2枚のミラーは、それぞれに入射する光線の入射角が同一であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の偏向走査装置。
  6. 前記2枚のミラーは、一方のミラーの反射面と他方のミラーの反射面との交線が、前記支持部材の中心線と一致するように配置されていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の偏向走査装置。
  7. 前記保持部材は、いずれか一方に規制部を有し、前記規制部が前記光学箱に設けられた回転止めリブと接するように、前記規制部の前記回転止めリブと接する反対側を回転防止バネにより付勢して、前記光学箱に保持されていることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の偏向走査装置。
  8. 前記回転止めリブは前記ミラーユニットに対して1ヶ所にのみ設けられ、
    前記ミラーユニットは、前記支持部材の両端部と前記保持部材の回転止めリブの3ヶ所で前記光学箱に対して前記弾性部材及び前記回転防止バネを用いて圧接されていることを特徴とする請求項7に記載の偏向走査装置。
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