JP2014119540A - 画像形成装置 - Google Patents

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拓 室谷
Kunihiro Niwa
邦博 丹羽
Takayuki Mizuta
貴之 水田
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Abstract

【課題】装置本体の複雑化による生産性の低下や、装置本体の大型化を招くことなく、光学走査ユニットを高精度に保持することができ、色ずれの少ない高品質の画像が得られる画像形成装置を提供する。
【解決手段】光学走査装置5に設けられ、光学走査装置5の組付けの際にガイド部材によりガイドされる光学走査装置5の挿入方向に平行な方向に突出した位置決めピン5gと、枠体に設けられ位置決めピン5gに嵌合する位置決め穴29aとを備え、光学走査装置5がガイド部材によりガイドされながら挿入方向に移動することで位置決めピン5gと位置決め穴29aが嵌合し、さらに光学走査装置5が枠体の突き当て部29bに突き当たることで、光学走査装置5が位置決めされ、位置決めされた光学走査装置5と枠体がビス44により締結されることで、光学走査装置5が枠体に組付けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた画像形成装置に関する。
従来より、複数の感光ドラムを一列に並べたインライン型の多色画像形成装置が知られている。インライン型の多色画像形成装置の場合、多色画像の色ずれを防ぐ観点から、感光ドラムと光学走査装置(光学走査ユニット)の相対位置精度、及び感光ドラムに対する光学走査装置から出射されたレーザ光の照射位置精度が非常に重要である。感光ドラムに対するレーザ光の照射位置精度が各感光ドラム上で異なると、各色の重ね合わせ精度がずれて、画像色ずれ等の画像不良を引き起こす可能性が高くなる。そのため、従来より光学走査装置は、以下に示すことにより、各感光ドラムに対応するレーザ光の照射位置を最適に調整している。それは、画像形成装置内部の所定の位置に精度良く位置決めする工夫が施されると共に、光学走査装置の各部品の寸法精度を厳しく規定したり、光学走査装置内部にある光学部品を位置調整することである。
この中でも、特に光学走査装置の画像形成装置への位置決め精度は厳しくする必要があり、インライン型の多色画像形成装置に用いられる光学走査装置の固定方法として、特許文献1では、次のような構成が開示されている。それは、光学走査装置を、支持部材に形成された突き当て部に押圧手段により弾性的に突き当てて保持する構成である。さらに光学走査装置は、画像形成装置に設けられたガイドに沿って所定の位置まで挿入される。光学走査装置の挿入過程の最後には、光学走査装置に設けた位置決め突起が本体フレームを一時的に乗り越えて、本体フレームに設けた位置決め穴に嵌められ、位置決めが行われる。その後、光学走査装置は、押圧手段により弾性的に支持部材に付勢され、付勢方向の移動量を規制する規制部材が、支持部材と光学走査装置を挟み込むように組付けられる。これにより、物流時の光学走査装置及び画像形成装置へのダメージを低減させることが可能となる。
特開2010−036446号公報
しかしながら、上記従来例に係る光学走査装置では、光学走査装置を挿入する過程の最後に、光学走査装置に設けた位置決め突起が、本体フレームを一時的に乗り越えて、位置決め穴に嵌められなければならない。このため、このような光学走査装置を組付ける際には、光学走査装置を持ち上げたり、一部を基点にして回転させたりしなければならない。画像形成装置内において、光学走査装置を持ち上げたり回転させるためには、余分なスペースを設ける必要があり、画像形成装置全体の大型化が懸念される。
また、光学走査装置の余分なスペースを小さくするために、位置決め突起と本体フレームとの嵌合長さを短くする方法が考えられる。しかし、このような方法では、物流時に発生する衝撃等によって、本体フレームから位置決め突起が外れ、光学走査装置から出射されたレーザ光が感光ドラムに到達しない可能性や、照射位置がずれる可能性がある。そのため、従来例にあるような規制部材を新たに追加して、光学走査装置の位置決め用の突起の外れを防止することが必要となり、コストアップはもちろん、装置の複雑化による生産性の低下が発生することが懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、装置本体の複雑化による生産性の低下
や、装置本体の大型化を招くことなく、光学走査ユニットを高精度に保持することができ、色ずれの少ない高品質の画像が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
像担持体の表面に対してレーザ光を出射する光学走査ユニットと、
前記光学走査ユニットが位置決めされて組付けられる枠体であって、前記光学走査ユニットの組付けの際に前記光学走査ユニットを組付け位置までガイドするガイド部を有する枠体と、
を備えた画像形成装置において、
前記光学走査ユニットと前記枠体とのうちいずれか一方の部材に設けられ、前記光学走査ユニットの組付けの際に前記ガイド部によりガイドされる前記光学走査ユニットの移動方向に平行な方向に突出した凸部と、
他方の部材に設けられ、前記凸部に嵌合する嵌合穴と、
を備え、
前記光学走査ユニットが前記ガイド部によりガイドされながら前記移動方向に移動することで前記凸部と前記嵌合穴とが嵌合し、さらに前記光学走査ユニットが前記枠体の突き当て部に突き当たることで、前記光学走査ユニットが前記組付け位置で位置決めされ、前記組付け位置で位置決めされた前記光学走査ユニットと前記枠体とがネジにより締結されることで、前記光学走査ユニットが前記枠体に組付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、装置本体の複雑化による生産性の低下や、装置本体の大型化を招くことなく、光学走査ユニットを高精度に保持することができ、色ずれの少ない高品質の画像が得られる画像形成装置を提供することが可能となる。
実施例1の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例1の枠体について説明するための図 光学走査装置の奥側スキャナ支持部材への組付けについて説明するための図 実施例1の光学走査装置の組付けについて説明するための図 実施例2の光学走査装置の組付けについて説明するための図 実施例3の光学走査装置の組付けについて説明するための図 実施例4の光学走査装置の組付けについて説明するための図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
本発明はカラーレーザプリンタやデジタル複写機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、更に詳しくは光源からのレーザ光を偏向して像担持体上を露光走査する光学走査ユニットの装置本体(枠体)への組付け(取付け、装着)に関するものである。
以下に、実施例1について説明する。
(画像形成装置)
図1は、本実施例の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。画像形成装置は、パソコン・イメージリーダ・ファクシミリ装置等の外部ホスト装置から入力される電気的画像信号に基づいて、記録材(例えば、用紙、OHPシート、ラベル等)に対する画像形成
を実行する。本実施例では、画像形成装置として、電子写真プロセスを用いた4色フルカラーのレーザプリンタ(カラー電子写真画像形成装置)について説明する。
本実施例の画像形成装置100の装置本体Aの内側には、第1〜第4の4つのプロセスカートリッジ(以下、カートリッジ)PY・PM・PC・PKが水平方向に対して所定の角度を持って略直線的に配列(並設)されている(インライン構成、タンデム型)。各カートリッジPは、収容させた現像剤(トナー)の色が異なるだけで、互いに同様の構成のものである。本実施例の各カートリッジPは、それぞれ、潜像が形成される像担持体としての電子写真感光ドラム(以下、ドラム)1Y・1M・1C・1Kを有する。また、ドラム1Y・1M・1C・1Kに作用するプロセス手段としての帯電手段(3Y、3M、3C、3K)・現像手段(4Y、4M、4C、4K)・クリーニング手段(不図示)を有する。そして、それらがカートリッジ枠体に一体的に組付けられている。第1のカートリッジPYは、イエロー色(Y色)の現像剤を収容しており、ドラム1Yの表面にY色の現像剤像を形成する。第2のカートリッジPMは、マゼンタ色(M色)の現像剤を収容しており、ドラム1Mの表面にM色の現像剤像を形成する。第3のカートリッジPCは、シアン色(C色)の現像剤を収容しており、ドラム1C面にC色の現像剤像を形成する。第4のカートリッジPKは、ブラック色(K色)のトナーを収容しており、ドラム1Kの表面にK色の現像剤像を形成する。
カートリッジPY・PM・PC・PKの下方部には、光学走査装置(光学走査ユニット)5が配設されている。光学走査装置5は、組付け時に、装置本体Aに対して図中X方向に挿入されるように構成されており、その挿入口である開口部31が装置本体Aに設けられている。そして、光学走査装置5は、外部ホスト装置から入力される各色の画像情報に対応して変調した光ビームを出力する(レーザ光を出射する)。そして、光ビームLY・LM・LC・LKは、カートリッジ枠体の下面に設けられた露光窓を通過して、各カートリッジPのドラム1の表面を走査露光する。カートリッジPY・PM・PC・PKの上方部には、中間転写ベルト12が配設されている。各カートリッジPの有するドラム1Y・1M・1C・1Kは、その上面が、中間転写ベルト12に接している。このように、ドラム1は、中間転写ベルト12のベルト面に沿って複数並設(配列)されている。
また、光学走査装置5の下方部には給送トレイ11が配設され、装置本体A内の上方には、定着装置16と、排出ローラ対17が配設されている。装置本体Aの上面は排出トレイ18を構成している。
次に、図1を用いて、フルカラー画像を形成するための動作について説明する。
第1〜第4の各カートリッジPY・PM・PC・PKにおいてドラム1Y・1M・1C・1Kが図1で時計方向に所定の制御速度で回転駆動される。中間転写ベルト12は図1で反時計方向(ドラム回転に順方向)にドラム1Y・1M・1C・1Kの速度に対応した速度で回転駆動される。このとき、光学走査装置5も駆動される。この駆動に同期して、各カートリッジPY・PM・PC・PKにおいてそれぞれ所定の制御タイミングで帯電ローラ3Y・3M・3C・3Kがドラム1Y・1M・1C・1Kの表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。光学走査装置5は各ドラム1Y・1M・1C・1Kの表面を各色の画像信号に応じて変調された光ビームLY・LM・LC・LKで走査露光する。これにより、各ドラム1Y・1M・1C・1Kの表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像が現像ローラ4Y・4M・4C・4Kにより現像剤像として現像される。
上記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1のカートリッジPYのドラム1Yにはフルカラー画像のイエロー成分に対応するY色現像剤像が形成される。そして、その現像剤像が中間転写ベルト12上に一次転写される。第2のカートリッジPMのドラム1Mにはフルカラー画像のマゼンタ成分に対応するM色の現像剤像が形成される。その
現像剤像が、中間転写ベルト12上にすでに転写されているY色の現像剤像に重畳されて一次転写される。第3のカートリッジPCのドラム1Cにはフルカラー画像のシアン成分に対応するC色の現像剤像が形成され、その現像剤像が、中間転写ベルト12上にすでに転写されているY色+M色の現像剤像に重畳されて一次転写される。第4のカートリッジPKのドラム1Kにはフルカラー画像のブラック成分に対応するK色の現像剤像が形成される。そして、その現像剤像が、中間転写ベルト12上にすでに転写されているY色+M色+C色の現像剤像に重畳されて一次転写される。このようにして、中間転写ベルト12上にY色+M色+C色+K色の4色フルカラーの未定着現像剤像が合成形成される。
一方、所定の制御タイミングで給送ローラ13が駆動され、記録材Sが1枚分離給送される。そして、記録材Sは、二次転写ローラ15と中間転写ベルト12との間に形成されたニップ部(二次転写ニップ部)に導入される。これにより、記録材Sが二次転写ニップ部で挟持搬送されていく過程で、中間転写ベルト12上の4色重畳の現像剤像が記録材Sの面に順次に一括転写される。4色重畳の現像剤像が転写された記録材Sは、定着装置16へ導入され、定着ニップ部で加熱・加圧される。これにより、各色現像剤像の混色及び記録材Sへの定着がなされる。そして、定着装置16で現像剤像が定着された記録材Sは、フルカラー画像形成物として排出ローラ対17で排出トレイ18上に排出される。
(光学走査装置の組付け)
次に、画像形成装置100の内部構造体である枠体Bについて、図2(a)を用いて説明する。
ここで、本実施例の説明において、画像形成装置100の前側又は正面側とは、画像形成装置100(装置本体A)に対して、カートリッジPを挿抜(着脱)する側であって、図1,2(a)に示す矢印F方向の下流側と定義する。後側とはそれとは反対側である。また左側及び右側とは、装置本体Aを前側から見て左または右である。左右方向とは、左から右に向かう方向(右方向)と、その逆の方向(左方向)である。前後方向とは、装置本体Aの後側から前側に向かう方向(前方向)と、その逆の方向(後方向)である。
装置本体Aは、前側に位置する前側板20、後側に位置する後側板21を備えており、これら前後側板20,21の間には、本体支持部材22,23,24,25,26,27及びスキャナ支持部材28,29が設けられている。
これら前後側板20,21と、本体支持部材22,23,24,25,26,27及びスキャナ支持部材28,29が互いにビスにより締結されることで枠体Bが形成されている。
そして、装置本体A(枠体B)においては、前側の開口部30から4つのカートリッジPY・PM・PC・PKを挿抜することができる(矢印F方向に抜き出される)。また、光学走査装置5は、左側の開口部31から挿抜可能に構成されている。
具体的には、光学走査装置5は、装置本体Aの左側の側面に設けられた画像形成装置100の本体外装(外装部材)を外すことで露出される装置本体Aの左側に形成された開口部31より挿抜するものである。なお、開口部31は、光学走査装置5の挿抜が容易に行える程度の大きさを有しているものとする。
上述したように、画像色ずれ等の画像不良を低減させるためには、光学走査装置5とドラム1Y・1M・1C・1Kとの相対位置関係が重要になる。そのため、光学走査装置5の装置本体Aへの組付け作業において、光学走査装置5を所定の組付け位置に精度良く位置決めする必要がある。また、物流時の振動や落下の際に光学走査装置5の位置ずれが生じないようにする必要がある。
以下、本実施例の光学走査装置5の支持方法について、図2(b)を用いて説明する。図2(b)は、光学走査装置5とスキャナ支持部材28,29との関係を示したものであ
り、装置本体Aから光学走査装置5とスキャナ支持部材28,29とを抜粋し、光学走査装置5をスキャナ支持部材28,29に組付ける前の状態を示した概略図である。
装置本体A内には、光学走査装置5を支持する支持部材として、光学走査装置5の挿抜方向奥側(本体右側)に位置する奥側スキャナ支持部材28、挿抜方向手前側(本体左側)に位置する手前側スキャナ支持部材29が設けられている。奥側スキャナ支持部材28、及び手前側スキャナ支持部材29の両端部は、それぞれ前側板20と後側板21にビスにより締結されており、光学走査装置5は、これら2つの支持部材に位置決めされて組付けられることで、支持されている。
また装置本体Aには、光学走査装置5を挿抜する際の案内となるガイド部材(ガイドレール)41,42が設けられており、光学走査装置5は開口部31側からガイド部材41,42に案内されて装置本体A内に挿入(装着)される。ここで、ガイド部材41,42は、光学走査装置5の組付けの際に光学走査装置5を所定の組付け位置までガイドするガイド部に相当する。
次に、光学走査装置5を挿抜する状態について説明する。
光学走査装置5の筐体5aには、ガイド部材41,42に対向する位置に、断面コの字形状の溝部5b,5cが形成されている。
光学走査装置5の挿抜動作は、作業者が保持部5iを保持して、溝部5b,5cをガイド部材41,42に嵌めることで行われる。溝部5b,5cがガイド部材41,42に嵌まることにより、ガイド部材41,42の上端面と溝部5b,5cの底面とが接触して、挿抜動作における光学走査装置5の本体左右方向(図中Y方向)及び鉛直下方向(図中Z方向)を規制することができる。
この状態で光学走査装置5を挿入すると、光学走査装置5はガイド部材41,42に沿って移動し、奥側スキャナ支持部材28に設けられた支持穴28d,28eに対して、光学走査装置5に設けられた奥側支持突起5d,5eが組付けられる。組付けられた状態を図3に示す。また、光学走査装置5に設けられた奥側位置決め突起5fは、先端がテーパ形状になっており、このテーパ形状の部分が奥側位置決め穴28fから外れないように嵌合され、光学走査装置5の挿入方向(図中X方向)に対して直交方向(図中Y方向)を位置決めする。ここで、光学走査装置5の挿入方向(図中X方向)は、光学走査装置5の組付けの際にガイド部材41,42によりガイドされる光学走査装置5の移動方向に相当する。本実施例では、この挿入方向は、ドラム1が複数並設されている並設方向と同じ方向としている。光学走査装置5の挿入方向は、カートリッジPの挿抜方向と平行としてもよいが、本実施例のような構成とすることで、挿抜のための開口部を開けることによる枠体Bの強度低下を抑えることができ、画像形成装置を小型化することができる。
光学走査装置5の固定は、弾性部材によって行われる。図3に示すように、装置本体Aに設けられた奥側スキャナ支持部材28には、支持穴28d,28eが形成されており、奥側付勢バネ32が支持穴28d,28eの上部を塞ぐようにバネ掛け部33d〜35d,33e〜35eにそれぞれ掛けられている。
光学走査装置5の装着時には、光学走査装置5に設けられた奥側支持突起5d,5eが、装置本体Aに設けられた奥側付勢バネ32を押し上げてそれぞれ支持穴28d,28eに嵌合する。この際、奥側付勢バネ32の付勢により、奥側支持突起5d,5eの下端が支持穴28d,28eの下端に突き当てられることで、光学走査装置5の奥側の上下方向(図中Z方向)の位置が決められている。
図4は、光学走査装置5の手前側スキャナ支持部材29への組付けについて説明するための概略図である。図4(a)は斜視図(説明の便宜上、光学走査装置5と手前側スキャナ支持部材29とを離間した状態としている)、図4(b)は断面図(説明の便宜上、光学走査装置5と手前側スキャナ支持部材29とが固定された状態としている)である。
本実施例においては、光学走査装置5の挿入作業の最後に、手前側スキャナ支持部材29に設けられた嵌合穴(孔)としての位置決め穴29aに対して、光学走査装置5に設けられた凸部としての位置決めピン5gを嵌合させている。このとき、光学走査装置5がガイド部材41,42によりガイドされながら挿入方向(図中X方向)に移動することで、位置決め穴29aに位置決めピン5gが嵌合するように構成されている。ここで、位置決めピン5gは、カートリッジの配列方向(光学走査装置5の挿入方向、図中X方向)と略平行に突出している。
これにより、光学走査装置5は画像形成装置内の前後方向(図中Y方向)と鉛直方向(図中Z方向)とを位置決めされる。
ここで、本実施例では、図4に示すように、光学走査装置5に設けられた位置決めピン5gは、光学走査装置5のうち挿入方向(図中X方向)の上流側の部分に位置するように構成されている。位置決めピン5gと位置決め穴29aで構成される嵌合部の位置は、特に限定されるものでないが、位置決めピン5gが、光学走査装置5のうち挿入方向の上流側に位置することで、光学走査装置5の組付け作業の作業性を向上させることができる。
さらに、位置決め穴29aに位置決めピン5gが嵌合した状態で、手前側スキャナ支持部材29に設けられた突き当て部29bに光学走査装置5が突き当たるまで、光学走査装置5を挿入方向(図中X方向)に移動させる。光学走査装置5が突き当て部29bに突き当たることで、光学走査装置5の挿入方向(図中X方向)が位置決めされる。
このようにして、奥側スキャナ支持部材28及び手前側スキャナ支持部材29を用いて装置本体Aに対して所定の組付け位置で位置決めされた光学走査装置5は、ビス(ネジ、締結部材)44を用いて装置本体Aに締結され組付けられる。
ここで、位置決めピン5gと位置決め穴29aとの嵌合部の近傍には、ビス44の締結部43が設けられている。手前側スキャナ支持部材29に設けられたビス締結部43においては、光学走査装置5に設けられた挿通穴5hを挿通して、手前側スキャナ支持部材29に設けられたビス穴(ネジ穴)29cにビス44が締結される。
これにより、光学走査装置5は手前側スキャナ支持部材29、すなわち装置本体Aに固定される。
また、本実施例では、ビス44の締結方向を、光学走査装置5の挿入方向(図中X方向)と同じ方向に設定している。ビス44の締結方向は、特に限定されるものではないが、光学走査装置5の挿入方向(図中X方向)と同じ方向にすることで、光学走査装置5の組付け作業の作業性を向上させることができる。
以上のように本実施例によれば、装置本体Aに対して光学走査装置5を容易に挿抜することができる。そして、光学走査装置5を組付ける際に、光学走査装置5を持ち上げたり回転させることがないので、持ち上げたり回転させるための余分なスペースを設けておく必要がなくなり、画像形成装置100を小型化することが可能となる。
また、光学走査装置5をビス44で固定することにより、光学走査装置5と装置本体Aとの固定を強固にすることができるので、物流時に光学走査装置5に衝撃が加わるような場合でも、装置本体Aに対する光学走査装置5の姿勢が変化してしまうことを防止できる。このように、構成を複雑化することなく簡易な構成で光学走査装置5を装置本体Aに強固に固定できるので、装置本体Aの複雑化による生産性の低下を防止することができる。
さらに本実施例では、光学走査装置5の固定に使用するビス44の本数を最少本数である1本とし、光学走査装置5の位置決め部の近傍にビスの締結部43を設けている。ビス44の本数は特に限定されるものではないが、より少なく、好ましくは1本とし、光学走査装置5の位置決め部のより近くにビスの締結部43を配置することで、ビス締結時に発生する応力(ビストルク)の影響を最小限にすることができる。
したがって、装置本体の複雑化による生産性の低下や、装置本体の大型化を招くことなく、光学走査装置5を高精度に保持することができ、色ずれの少ない高品質の画像が得られる画像形成装置100が得られる。
ここで、本実施例では、嵌合穴としての位置決め穴29aは手前側スキャナ支持部材29に設けられ、凸部としての位置決めピン5gは光学走査装置5に設けられるものであったが、これに限るものではない。すなわち、手前側スキャナ支持部材29と光学走査装置5のうちいずれか一方の部材に凸部が設けられ、この凸部に嵌合する嵌合穴が他方の部材に設けられるものであればよい。
以下に、実施例2に係る画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置の構成、光学走査装置の挿抜方向、その位置決めは実施例1と同様であるのでその説明は省略し、ここでは実施例1と異なる構成についてのみ説明を行う。
図5は、光学走査装置55の手前側スキャナ支持部材59への組付けについて説明するための概略図である。図5(a)は斜視図(説明の便宜上、光学走査装置55と手前側スキャナ支持部材59とを離間した状態としている)、図5(b)は断面図(説明の便宜上、光学走査装置55と手前側スキャナ支持部材59とが固定された状態としている)である。
まず、光学走査装置55を装置本体Aに装着する前に、位置決め部材45を手前側スキャナ支持部材59に組付ける。位置決め部材45の一端45aと手前側スキャナ支持部材59に設けられた位置決め穴59aとは嵌合により位置決め固定される。これにより、位置決め部材45は手前側スキャナ支持部材59の一部を構成する。
さらに、位置決め部材45の他端側45bは、光学走査装置55の位置決め穴55hに対して嵌合され、位置決めされている。また、位置決め部材45の他端(先端)側45bには光学走査装置55を固定するためのビス46を取付けるためのビス穴47が設けられている。位置決め部材45、手前側スキャナ支持部材59の位置決め穴59a、及び光学走査装置55の位置決め穴55hは、それぞれが同軸C上に設けられており、ビス46の締結方向は、光学走査装置55の挿入方向(図中X方向)と略平行な方向から行われる。
本実施例によれば、光学走査装置55の位置決め部とビス46の締結部とを同軸に設けているので、ビス締結時に発生するトルクの影響をより低減することができ、光学走査装置55の組付け時にその姿勢が変化してしまうことを防止することができる。
ここで、本実施例では、光学走査装置55の位置決め部とビス46の締結部とを同軸に設けているが、これに限るものではない。すなわち、位置決め部材45の他端側45bに、ビス46のビス穴47が設けられるものであればよい。このような構成により、ビス締結時に発生するトルクの影響をより低減することができる。
以下に、実施例3に係る画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置の構成、光学走査装置の挿抜方向、その位置決めは実施例1,2と同様であるのでその説明は省略し、ここでは実施例1,2と異なる構成についてのみ説明を行う。
図6は、光学走査装置65の支持部材69への組付けについて説明するための概略図である。ここで、支持部材69は実施例1で図2に示した本体支持部材24に相当するものであるが、曲げ部60が設けられていることが本実施例の特徴である。
図6(a)は斜視図(説明の便宜上、光学走査装置65と支持部材69とを離間した状態としている)、図6(b)は断面図(説明の便宜上、光学走査装置55と支持部材69とが固定された状態としている)である。
光学走査装置65を装置本体Aに装着する際、まず光学走査装置65に設けられた位置決めピン65gを、支持部材69に設けられた位置決め穴69aに嵌合させる。本実施例では、支持部材69に位置決め穴69aを設けるために、支持部材69の一部を曲げ加工して曲げ部60を設けている。曲げ部60は、カートリッジの挿抜作業の邪魔にならないように、図中Z方向の高さを最適化している。
そして、位置決め穴69aに対する位置決めピン65gの嵌合動作が、光学走査装置65の挿入方向(図中X方向)と略平行な方向から行われた後、支持部材69のうち位置決め穴69a近傍に設けられたビス穴63にビス67が締結される。これにより、光学走査装置65が装置本体Aに固定される。
本実施例によれば、光学走査装置65の位置決め部が支持部材69に設けられているので、実施例1で説明した手前側スキャナ支持部材のような別部材を設ける必要がなく、部品点数の削減によるコストダウンが可能となる。
以下に、実施例4に係る画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置の構成、光学走査装置の挿抜方向、その位置決めは実施例1〜3と同様であるのでその説明は省略し、ここでは実施例1〜3と異なる構成についてのみ説明を行う。
図7は、光学走査装置75が装置本体A内の所定の位置に装着されている時の左側の様子を示す概略断面図である。
光学走査装置75を装置本体Aに装着する際は、実施例1と同様に、まず光学走査装置75に設けられた位置決めピン75gを手前側スキャナ支持部材79に設けられた位置決め穴79aに嵌合させる。位置決め穴79aに対する位置決めピン75gの嵌合動作は、光学走査装置75の挿入方向(図中X方向)と略平行な方向から行われる。
光学走査装置75は、位置決めピン75gと位置決め穴79aとが嵌合した状態では装置本体A内に保持されており、その状態で、画像形成装置100の本体外装(外装部材)70が組付けられる。
そして、本実施例においては、手前側スキャナ支持部材79と光学走査装置75に加えて本体外装70をビス71により共締めすることによって、光学走査装置75を固定している。このとき、ビス71は、本体外装70の外側から、光学走査装置55の挿入方向(図中X方向)に向かって行われる。
ここで、図7では、本体外装70に設けられた絞り形状部に対してビス71が締結されており、ビス71の頭が本体外装70よりも突出した構成となっている。これに対して、ユーザがビス71に直接触れることを防止するため、ビス71を覆うようにカバー部材が設けられていてもよい。
本実施例では、光学走査装置75を固定するのに、本体外装70の外側から光学走査装置75と本体外装70とをビス71を用いて共締めしている。このとき、ビス締結時に発生するビストルクによって生じる連れ回り応力は、本体外装70に対して作用するものの、光学走査装置75への該応力の作用は、本体外装70を共締めしない場合よりも低減することとなる。したがって、光学走査装置75の組付け時にその姿勢が変化してしまうことを防止することができる。
1…ドラム、5…光学走査装置、5g…位置決めピン、29a…位置決め穴、29b…突き当て部、41,42…ガイド部材、44…ビス、100…画像形成装置、B…枠体

Claims (8)

  1. 像担持体の表面に対してレーザ光を出射する光学走査ユニットと、
    前記光学走査ユニットが位置決めされて組付けられる枠体であって、前記光学走査ユニットの組付けの際に前記光学走査ユニットを組付け位置までガイドするガイド部を有する枠体と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記光学走査ユニットと前記枠体とのうちいずれか一方の部材に設けられ、前記光学走査ユニットの組付けの際に前記ガイド部によりガイドされる前記光学走査ユニットの移動方向に平行な方向に突出した凸部と、
    他方の部材に設けられ、前記凸部に嵌合する嵌合穴と、
    を備え、
    前記光学走査ユニットが前記ガイド部によりガイドされながら前記移動方向に移動することで前記凸部と前記嵌合穴とが嵌合し、さらに前記光学走査ユニットが前記枠体の突き当て部に突き当たることで、前記光学走査ユニットが前記組付け位置で位置決めされ、前記組付け位置で位置決めされた前記光学走査ユニットと前記枠体とがネジにより締結されることで、前記光学走査ユニットが前記枠体に組付けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ネジにより締結される前記光学走査ユニットと前記枠体とにおける締結部は、前記凸部と前記嵌合穴とが嵌合することで構成される嵌合部の近傍に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記凸部は、前記枠体に設けられており、
    前記凸部の先端には、前記ネジのネジ穴が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記光学走査ユニットと前記枠体とは、1本のネジで締結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ネジの締結方向は、前記移動方向と同じ方向であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記光学走査ユニットに設けられた前記凸部又は前記嵌合穴は、前記光学走査ユニットのうち前記移動方向の上流側の部分に位置していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記ネジが、画像形成装置の外装部材を介して前記光学走査ユニットと前記枠体とを締結するように構成され、前記光学走査ユニット及び前記枠体と共に前記外装部材が前記ネジにより共締めされていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体は複数並設されており、
    前記移動方向は、複数の前記像担持体が並設されている並設方向と同じ方向であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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