JP4730470B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成装置に関し、詳しくは、その画像形成手段の少なくとも一部をユニット状に備えた画像形成ユニットを、フレームによって挿抜可能に支持した画像形成装置に関する。
従来より、この種の画像形成装置では、画像形成手段を支持するフレームに、その画像形成手段の少なくとも一部をユニット状に備えた画像形成ユニットを挿抜可能に設けることが提案されている。例えば、感光体ドラムと現像カートリッジとを直列に4つ並べたいわゆるタンデム方式のレーザプリンタでは、4組の感光体ドラム及び現像カートリッジを一体の画像形成ユニットとしてフレームに挿抜可能に設けることが考えられている。この場合、4組の感光体ドラム及び現像カートリッジを一体にフレームから引き出すことができるので、メンテナンス性が向上する。
また、この種の画像形成装置では、画像形成ユニットに設けられたユニット側位置決め部を、フレームに設けられたフレーム側位置決め部に当接させることにより、フレーム内における画像形成ユニットの位置を規定することも提案されている。例えば、画像形成ユニットの左右側面から突出したユニット側位置決め部としての軸を、左右のフレームに穿設されたフレーム側位置決め部としての孔の内壁面に係合させて、上記画像形成ユニットの位置を規定することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−178657号公報
ところが、上記特許文献1に記載の装置では、画像形成ユニットの装着時に、ユニット側位置決め部としての軸が、フレーム側位置決め部としての孔の内壁面に直接当接する。このため、画像形成ユニットの手荒な着脱を頻繁に繰り返すと、上記軸や孔に磨耗が起こって位置決め精度が低下する可能性がある。そこで、本発明は、画像形成手段の少なくとも一部をユニット状に備えた画像形成ユニットを、フレームによって挿抜可能に支持した画像形成装置において、上記画像形成ユニットのフレーム内における位置を規定する位置決め部の磨耗を抑制することを目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明の画像形成装置は、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段の少なくとも一部をユニット状に備えた画像形成ユニットと、該画像形成ユニットを挿抜可能に支持するフレームと、上記画像形成ユニットに設けられ、上記フレームに設けられたフレーム側位置決め部に当接することによって上記画像形成ユニットの上記フレーム内における位置を規定するユニット側位置決め部と、上記フレームに開閉可能に設けられ、開放されることによって上記フレームに対する上記画像形成ユニットの挿抜を可能にするドアと、上記フレームに上記画像形成ユニットの挿抜方向と鉛直方向に直交する方向に変位可能に設けられ、上記ドアの開閉に連動して、当該ドアの開放時には上記画像形成ユニットと干渉する位置に変位することにより上記ユニット側位置決め部の上記フレーム側位置決め部への当接を抑制し、上記ドアの閉鎖時には上記画像形成ユニットから離れる位置に変位することにより上記ユニット側位置決め部の上記フレーム側位置決め部への当接を許可する当接抑制手段と、を備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明では、被記録媒体に画像を形成する画像形成手段の少なくとも一部をユニット状に備えた画像形成ユニットは、フレームに挿抜可能に支持される。そして、画像形成ユニットに設けられたユニット側位置決め部が、フレームに設けられたフレーム側位置決め部に当接することによって、上記画像形成ユニットの上記フレーム内における位置が所定位置に規定される。
ここで、上記フレームにはドアが開閉可能に設けられ、そのドアが開放されることによって上記フレームに対する上記画像形成ユニットの挿抜が可能となる。そして、このドアの開閉に連動して上記フレームに上記画像形成ユニットの挿抜方向と鉛直方向に直交する方向に変位可能に設けられた当接抑制手段は、上記ドアの開放時には上記画像形成ユニットと干渉する位置に変位することによって上記ユニット側位置決め部の上記フレーム側位置決め部への当接を抑制する。本発明では、このように、ドアの開放時にはユニット側位置決め部のフレーム側位置決め部への当接が抑制されるので、画像形成ユニット装着時における各位置決め部の磨耗を良好に抑制することができる。
また、上記ドアの閉鎖時には、当接抑制手段は上記画像形成ユニットから離れ、上記ユニット側位置決め部の上記フレーム側位置決め部への当接を許可する位置に変位する。このため、少なくともドアの閉鎖時には、上記ユニット側位置決め部が上記フレーム側位置決め部に当接して上記画像形成ユニットが上記所定位置に位置決めされる。従って、本発明では、上記各位置決め部の磨耗を抑制しつつ画像形成ユニットを正確に位置決めすることができ、延いては、被記録媒体に長期間に亘って良好な画像を形成することができる。
なお、本発明は以下の構成に限定されるものではないが、上記フレームは、板金にて構成された板金部を有し、上記フレーム側位置決め部として、上記板金部に形成された端面を備え、上記画像形成ユニットは、上記ユニット側位置決め部として、上記端面に係合する軸部を備えてもよい。このように、板金部に形成された端面と軸部との係合によって位置決めを行う場合、位置精度を確保し易い。従ってこの場合、画像形成ユニットをフレームに対して一層正確に位置決めすることができる。
そして、更にこの場合、上記当接抑制手段は、上記ドアの開放時に上記端面の隣から突出して上記端面を保護する樹脂部材であってもよい。その場合、上記端面の隣から突出した当接抑制手段が軸部に直接干渉するため、軸部と端面との当接を一層良好に抑制することができる。また、当接抑制手段が樹脂製であるため、軸部の磨耗も良好に抑制することができる。従って、この場合、上記端面及び軸部の磨耗を一層良好に抑制することができ、被記録媒体に一層長期間に亘って良好な画像を形成することができる。
また、上記いずれかの画像形成装置において、上記ドアの開閉に連動して変位し、上記ドアの閉鎖時には上記ユニット側位置決め部を上記フレーム側位置決め部に向けて押圧する押圧部を、更に備えてもよい。この場合、ドアの閉鎖時には押圧部がユニット側位置決め部をフレーム側位置決め部に向けて押圧するので、画像形成ユニットを上記所定位置に一層良好に位置決めすることができる。従って、この場合、被記録媒体に一層良好な画像を形成することができる。
本発明が適用されたレーザプリンタのドア閉鎖時の構成を表す斜視図である。 そのレーザプリンタのドア開放時の構成を表す斜視図である。 そのレーザプリンタの画像形成部の構成を概略的に表す模式図である。 そのレーザプリンタのドア閉鎖時の構成をドアの一部を省略して表す斜視図,拡大図である。 そのレーザプリンタのドア閉鎖時の構成を表す左側面図,拡大図である。 そのレーザプリンタのドア開放時の構成を表す斜視図,拡大図である。 そのレーザプリンタのドア開放時の構成を表す左側面図,拡大図である。
[レーザプリンタの全体構成]
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1,図2は、本発明が適用された画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ100の構成を表す斜視図である。なお、以下の説明において、レーザプリンタ100における後述のドア400が設けられた側(すなわちレーザプリンタ100の正面側)を前方とする。また、図示省略したが、図1,図2に示す本体フレーム200の外面には、樹脂製の外装カバーが覆い付けられている。
そして、図1(A)はドア400が閉鎖された状態のレーザプリンタ100を右前上方から見た斜視図、図1(B)はそのレーザプリンタ100を左後下方から見た斜視図である。また、図2(A)はドア400が開放された状態のレーザプリンタ100を右前上方から見た斜視図、図2(B)はそのレーザプリンタ100を左後下方から見た斜視図である。更に、図1,図2は、後述のベルトユニット310(図3参照)や、後述のロック部材500の細部等、一部の構成を省略して描いてある。
図2(A)に示すように、レーザプリンタ100は、略箱型に構成されたフレームの一例としての本体フレーム200と、その本体フレーム200に引き出し可能かつ着脱可能に構成された画像形成ユニット350等を備えてなる画像形成手段の一例としての画像形成部300とから構成されている。
[画像形成部の構成]
図3は、画像形成部300の構成を概略的に表す模式図である。図3に示すように、画像形成部300は、駆動ローラ311と従動ローラ312との間に搬送手段の一例としての搬送ベルト(転写ベルト)313を架設してなるベルトユニット310の上に、ブラック(K),イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各色に対応した4つのプロセス部320を備えている。4つのプロセス部320は、レーザプリンタ100の前面側からブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの順で前後方向に並んで配置され、直接タンデム方式のカラー画像形成手段を構成している。また、この4つのプロセス部320は、前述の画像形成ユニット350の枠体を構成するドラムサブユニット351(図2参照)に設けられた4つの収納部(図示省略)に、個々に着脱可能に保持されている。
各プロセス部320は、像担持体の一例としての感光体ドラム321と、スコロトロン型帯電器322と、現像手段の一例としての現像カートリッジ324とを備えて構成されている。感光体ドラム321は、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層をポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層で被覆することにより構成されている。
スコロトロン型帯電器322は、感光体ドラム321の後側斜め上方において、感光体ドラム321と接触しないように所定間隔を隔てて、感光体ドラム321と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器322は、タングステン等の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させることにより、感光体ドラム321の表面を一様に正極性に帯電させる。現像カートリッジ324は、内部にトナー収容室325が設けられ、その中に収容されたブラック,シアン,マゼンタ,またはイエローの正帯電性非磁性1成分トナー(現像剤の一例)を正に摩擦帯電させた上で現像ローラ326を介して感光体ドラム321に供給する周知のものである。
更に、ベルトユニット310は、搬送ベルト313を挟んで各感光体ドラム321と対向する位置にそれぞれ設けられた転写手段の一例としての4つの転写ローラ314を備えている。搬送ベルト313は、駆動ローラ311の図3における時計方向の回転によって、同方向に回転駆動される。搬送ベルト313の表面には、本体フレーム200の下部に挿入される給紙トレイ(図示省略)から、被記録媒体の一例としての用紙Pが給紙ローラ等の各種ローラ(図示省略)によって供給され、その用紙Pは各感光体ドラム321との対向部を通ってレーザプリンタ100の後方へ搬送される。
また、各プロセス部320の上方には、スキャナユニット330が設けられている。スキャナユニット330は、各色の画像データに対応するレーザ光Lk,Ly,Lm,Lcを発生する半導体レーザやそのレーザ光Lを偏向するポリゴンミラー(いずれも図示省略)を備え、各感光体ドラム321を走査露光する周知のものである。このため、各感光体ドラム321の表面は、その回転時、先ずスコロトロン型帯電器322により一様に正帯電される。その後、スキャナユニット330からのレーザ光Lの高速走査により露光されて、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ326の回転により、現像ローラ326上に担持され正帯電されているトナーが、感光体ドラム321に対向して接触するときに、感光体ドラム321の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム321の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム321の表面には、露光部分にのみトナーが付着したトナー像が担持される。
その後、各感光体ドラム321の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト313によって搬送される用紙Pが感光体ドラム321と転写ローラ314との間を通るときに、転写ローラ314に定電流制御で印加される負極性の転写バイアスによって、用紙Pに順次転写される。こうしてトナー像が転写された用紙Pは、次いで、ベルトユニット310の後方に配設された定着器340に搬送される。
定着器340は、ハロゲンランプ等の熱源を備えて回転駆動される加熱ローラ341と、加熱ローラ341の下方において、加熱ローラ341を押圧するように対向配置され従動回転される加圧ローラ342とを備えている。この定着器340では、4色のトナー像を坦持した用紙Pを、加熱ローラ341と加圧ローラ342とによって狭持搬送しながら加熱することにより、トナー像を用紙Pに熱定着させる。そして、トナー像が熱定着された用紙Pは、図示省略した各種ローラにより、レーザプリンタ100の上面に設けられた排紙トレイ(図示省略)に排出される。
[本体フレームの構成]
次に、本体フレーム200の構成について説明する。図1,図2に示すように、本体フレーム200は、画像形成ユニット350及びスキャナユニット330を支持する板金部の一例としての一対の板金フレーム210と、各板金フレーム210を下方から支持する一対の樹脂フレーム250とを備えている。スキャナユニット330は、図示省略したスキャナプレート(取付部材)を介して左右一対の板金フレーム210の上部にそれぞれビス固定されている。これによって、スキャナユニット330は一対の板金フレーム210の上部の間に水平に支持される。
また、図1,図2に示すように、一対の板金フレーム210の下端縁は一対の樹脂フレーム250の上端にそれぞれ当接している。各樹脂フレーム250はそれぞれが支持する板金フレーム210の外側側面まで一部延出し、ビス251を介して板金フレーム210に固定されている。更に、一対の樹脂フレーム250の下面は、前後に配設されたフロントビーム252,リアビーム253がビス固定されることによって互いに連結されている。
次に、図4(B)は、図1(A)においてドア400の一部を省略して表す斜視図であり、図4(A)はそのA部拡大図である。なお、以下に符号を付して説明する各部に付いては、図面に左右いずれか一方しか図示されていない場合があるが、レーザプリンタ100ではそれらの各部は左右ほぼ対称に構成されている。
図4(B)に示すように、ドラムサブユニット351の前端近傍には、ユニット側位置決め部及び軸部の一例としての支持軸352が左右方向に挿通され、ドラムサブユニット351の左右側面から突出している。この支持軸352は、画像形成ユニット350の本体フレーム200への装着時には、一対の板金フレーム210の前端に穿設されたフレーム側位置決め部の一例としての支持軸挿通孔211に係合する。すなわち、支持軸挿通孔211は、板金フレーム210の前端を左右方向外側に屈曲させてなるフランジ部212に開口して後方に延びると共に、端面の一例としての下部壁面211aが水平方向に配設され、その下部壁面211aに支持軸352が載ることにより、画像形成ユニット350の前端を上下方向に位置決めする。
更に、図1(B),図2(B)に示すように、ドラムサブユニット351の後端には、後方から前方に向かって切欠かれた切欠部353が形成されている。この切欠部353は、画像形成ユニット350の本体フレーム200への装着時には、一対の板金フレーム210の間に架け渡された本体基準軸220に係合することによって、画像形成ユニット350の後端を上下方向及び前後方向に位置決めする。なお、一対の板金フレーム210には、本体基準軸220の両端を固定するための一対の正方形穴213が互いに対向する位置に穿設され、本体基準軸220の両端は、その正方形穴213の後下側の角部に向かって線状のバネ230によって付勢されている。
また、前述の支持軸挿通孔211や正方形穴213は、スキャナユニット330がビス固定されるビス穴(図示省略)などと共に、プレス等によって板金フレーム210に同時穿設されている。しかも、上記各ビス穴と支持軸挿通孔211,正方形穴213との間に配設される板金フレーム210は、折り曲げ加工部を有さない平面状に構成されている。このため、レーザプリンタ100では、スキャナユニット330と画像形成ユニット350との位置精度を良好に確保することができ、延いては、スキャナユニット330と各感光体ドラム321との位置精度を良好に確保して正確な画像を形成することができる。
なお、画像形成ユニット350の装着時には、ドラムサブユニット351は図示省略したガイドによって切欠部353が本体基準軸220に係合するように案内される。このようなガイドの構造は、例えば特開2007−121983号公報等により公知であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
更に、一対の板金フレーム210の上端縁は外側に直角に屈曲され、スキャナユニット330の前半分を上方から覆う板金製のスキャナカバー241がビス固定されることによって互いに連結されている。また、前述のベルトユニット310は、一対の樹脂フレーム250の間に着脱可能に装着される。
[ドア及びそれに連動する機構の構成]
次に、ドア400は、図1に示すように略鉛直に配設されて一対の板金フレーム210の前端の間を塞ぐ閉鎖位置と、図2に示すように略水平に配設されて一対の板金フレーム210の間から画像形成ユニット350を露出させる開放位置との間を揺動可能に構成されている。すなわち、一対の樹脂フレーム250の前端上方には、左右方向外側に向かって揺動軸255がそれぞれ突設され、その一対の揺動軸255に、偏心した扇形状の一対のカム板410がそれぞれ揺動可能に装着されている。ドア400は、上記扇形の一方の
半径に沿って各カム板410に一体成形されており、ドア400が上記閉鎖位置に配設されたとき、各カム板410はドア400の後側(本体フレーム200側)に配設される。
また、図4(B)に示すように、各板金フレーム210のフランジ部212には、上下方向に細長い貫通孔214が上下2箇所にそれぞれ形成されており、フランジ部212の後面には、その貫通孔214に係合部501を係合させて上下方向に摺動する当接抑制手段の一例としてのロック部材500が設けられている。なお、各貫通孔214の下端は、組立時に係合部501を挿入するために他の部分より広幅に構成されている。
ロック部材500の下端には、カム板410の略円弧状の外周面と滑らかに当接するように面取り部502が形成され、この面取り部502とカム板410との当接により、ロック部材500は、ドア400の開閉に応じて上下動する。すなわち、カム板410の外周面は、ドア400に近付くほど揺動軸255からの距離が長くなるように構成されており、ドア400が閉鎖されたときは図1に示すようにロック部材500が上昇し、ドア400が開放されたときは図2に示すようにロック部材500が下降する。
次に、図5(A)は、ドア400が閉鎖された状態のレーザプリンタ100の構成を表す左側面図であり、図5(B)はそのB部拡大図である。なお、各ロック部材500には、支持軸挿通孔211との対向部近傍に、左右方向内側から切り欠かれて前方にも開口した有底穴510が形成されている。そこで、図5(A),(B)では、有底穴510の形状が明確になるように、ロック部材500の外側壁面を一部切り欠いて図示している。
図5(B)に示すように、有底穴510の下部壁面には、前方から順に、後上方に向かって傾斜した傾斜面511,その傾斜面511の後端に連接して水平方向に配設される平坦面512,その平坦面512の後端から上方に向かって矩形に突出した突出部513が形成されている。また、有底穴510の上部壁面には、前方から順に、後下方に向かって僅かに傾斜した第1傾斜面516,その第1傾斜面516の後端から後上方に向かって約45°で連接した押圧部の一例としての第2傾斜面517が形成されている。
また、各ロック部材500の上端にはロック手段の一例としてのロック用フック520が一体成形され、ドア400の、閉鎖時に後方に配設される面(内側面)からは、各ロック用フック520との対向位置からドア側フック420が突出している。ドア400の閉鎖時には、このロック用フック520とドア側フック420との係合により、ドア400が閉鎖状態に維持される。なお、フランジ部212には、後述の図6に示すようにドア側フック420の貫通を許す貫通穴215が穿設されており、ドア側フック420はその貫通穴215を通ってロック用フック520と係合する。
図5(A)に示すように、ロック用フック520は、断面U字型に湾曲した板バネ部521介してロック部材500の本体部540と樹脂にて一体成形されており、更に、その本体部540の上端面との間にスプリング530が弾発状に挿入されている。また、本体部540の上端面とロック用フック520の下面とにはそれぞれフック543,523が突出して成形され、それらが互いに係合し合うことにより、スプリング530の弾発力によってロック用フック520が上方へ移動し過ぎないように規制している。
次に、図6(B)は、ドア400が開放された状態のレーザプリンタ100の構成を右前上方から表す斜視図であり、図6(A)はそのC部拡大図である。また、図7(A)は、ドア400が開放された状態のレーザプリンタ100の構成を表す左側面図であり、図7(B)はそのD部拡大図である。なお、図7(A),(B)も、図5(A),(B)と同様に、ロック部材500の外側壁面を一部切り欠いて図示している。
図6(A),図7(B)に示すように、ドア400の開放によってロック部材500が上昇すると、有底穴510の傾斜面511,平坦面512は支持軸挿通孔211の下部壁面211aの隣から突出して、その下部壁面211aよりも上方に配設される。また、このとき、有底穴510の突出部513の上端は、後下方に向かって傾斜した支持軸挿通孔211の上部壁面211bよりも上方に配設され、第1傾斜面516はその上部壁面211bよりも下方に配設される。
このため、ドア400が開放されて画像形成ユニット350が着脱される際に、画像形成ユニット350が勢いよく装着されたとしても、傾斜面511,平坦面512が下部壁面211aよりも上方に配設されているため支持軸352は下部壁面211aに直接当接しない。また、突出部513が上部壁面211bよりも上方に配設されているため、支持軸352が突出部513の付け根に当接することによって画像形成ユニット350の奥行き方向への挿入も抑制される。レーザプリンタ100は、支持軸352が突出部513の付け根に当接した時点では、切欠部353(図1(B)参照)が本体基準軸220に完全には係合しないように設計されている。このため、画像形成ユニット350の挿入時に切欠部353が本体基準軸220に当接するのも制限される。
また、このように支持軸352が平坦面512の上にある場合は、その支持軸352の軸芯上方には第2傾斜面517が配設される。このため、その状態からドア400が閉鎖されると、ドア側フック420からロック用フック520,スプリング530を介して伝達される押圧力により、第2傾斜面517は図5(B)に示すように支持軸352を後下方に押圧する。更に、このとき、傾斜面511,平坦面512,突出部513は下部壁面211aの下方へ退避する。このため、支持軸352は支持軸挿通孔211の下部壁面211aに確実に当接し、画像形成ユニット350も全体として後方へ押圧されるので切欠部353が本体基準軸220に確実に係合する。従って、画像形成ユニット350を本体フレーム200内の所定位置に確実に位置決めして、用紙Pに正確な画像を形成することができる。
なお、図5(B)に示すように、この時点では支持軸挿通孔211の後部壁面211cと支持軸352との間には隙間が開いているが、これは、切欠部353と本体基準軸220との係合によって画像形成ユニット350の後方への移動が規制されるからである。また、図5(A)に示すように、この時点ではロック部材500の面取り部502とカム板410との間にも隙間が形成されるように設計されている。このため、カム板410等の製造時に多少の誤差が生じても、ロック部材500の下方への移動がカム板410によって制限されず、第2傾斜面517による上記押圧を良好に行うことができる。更に、ロック用フック520とロック部材500の本体部540との間にはスプリング530が挿入されているので、板バネ部521等にクリープが生じてもドア側フック420からの押圧力を良好に第2傾斜面517へ伝達することができる。
次に、図5の状態からドア400が開放されると、図7を用いて前述したように、支持軸352は、上部壁面211bに当接することによって突出部513から転がり落ちて、更に、平坦面512によって支持軸挿通孔211の下部壁面211aよりも上方に持ち上げられる。このため、画像形成ユニット350が前方に引き出されることによりその着脱が容易になり、画像形成ユニット350の前端が上方に持ち上げられることにより感光体ドラム321が搬送ベルト313から隔離される。なお、特開2007−121983号公報等より公知なように、画像形成ユニット350が前方に引き出される際にその画像形成ユニット350を上方へ移動させるガイド機構を採用すれば、感光体ドラム321を一層確実に搬送ベルト313から隔離することができる。
[本実施の形態の効果及び変形例]
このように、本実施の形態のレーザプリンタ100では、ドア400の開放時には傾斜面511,平坦面512が下部壁面211aよりも上方に配設されるので、支持軸352が支持軸挿通孔211の下部壁面211aに当接するのを抑制することができる。このため、下部壁面211aや支持軸352の磨耗を抑制して、用紙Pに長期間に亘って良好な画像を形成することができる。また、ドアの閉鎖時には、傾斜面511,平坦面512,突出部513は下部壁面211aの下方へ退避するので、支持軸352を下部壁面211aに当接させて画像形成ユニット350を本体フレーム200内の所定位置に位置決めすることができる。しかも、このとき、支持軸352が第2傾斜面517によって押圧されるので、上記位置決めを一層確実に行うことができる。従って、レーザプリンタ100では、用紙Pに一層良好な画像を形成することができる。
更に、レーザプリンタ100では、支持軸352が下部壁面211aに当接するのを抑制するための傾斜面511,平坦面512,突出部513を、ドア400を閉鎖状態に維持するためのロック用フック520と一体のロック部材500に形成している。このため、部品点数を減らして構成を簡略化し、延いては、その製造コストを良好に低減することができる。また、本実施の形態では、板金フレーム210に形成された支持軸挿通孔211の下部壁面211aと支持軸352との係合によって画像形成ユニット350を位置決めし、かつ、支持軸352を第2傾斜面517によって直接押圧しているので、画像形成ユニット350を本体フレーム200に極めて良好に位置決めすることができる。従って、本実施の形態のレーザプリンタ100では、用紙Pに極めて正確な画像を形成することができる。
なお、本発明は上記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、本発明は、モノクロのレーザプリンタやファクシミリ装置,インクジェットプリンタ,コピー機等の各種画像形成装置にも同様に適用することができる。また、上記実施の形態では、画像形成ユニット350を本体フレーム200に着脱可能に設けているが、画像形成ユニットは本体フレームに対して少なくとも挿抜可能であればよい。例えば、画像形成ユニット350は、各現像カートリッジ324の交換が可能となる程度に本体フレーム200から引き出し可能であってもよい。
更に、上記実施の形態では、画像形成ユニット350として現像カートリッジ324と感光体ドラム321とをユニット状に備えたものを採用しているが、現像カートリッジ324のみをユニット状に備えた画像形成ユニットを採用してもよい。また更に、当接抑制手段は、画像形成ユニット350の他の部位と干渉するものであってもよい。但し、上記実施の形態のように、ドア400の開放時に下部壁面211aの隣から突出して下部壁面211aを保護する樹脂部材(ロック部材500)によって当接抑制手段を構成した場合、支持軸352と下部壁面211aと当接を一層良好に抑制することができる。また、ロック部材500が樹脂製であるため、支持軸352の磨耗も一層良好に抑制することができる。従って、この場合、下部壁面211aや支持軸352の磨耗を一層良好に抑制することができ、用紙Pに一層長期間に亘って良好な画像を形成することができる。また、上記実施の形態では、用紙(被記録媒体)Pを、搬送ベルト(転写ベルト)313によって感光体ドラム(像担持体)321との対向位置を順次通過するように搬送して、各感光体ドラム321に担持されたトナー像(現像剤像)を用紙Pに直接転写するようにした直接タンデム方式のカラー画像形成手段を例として説明したが、これ以外にも、例えば、各感光体ドラム321に担持されたトナー像(現像剤像)を、被転写体としての中間転写ベルトに転写し、その後、被記録媒体としての用紙Pに転写(二次転写)するようにした中間転写タンデム方式のカラー画像形成手段にも適用できることは勿論である。
100…レーザプリンタ 200…本体フレーム 210…板金フレーム
211…支持軸挿通孔 211a…下部壁面 211b…上部壁面
220…本体基準軸 250…樹脂フレーム 300…画像形成部
310…ベルトユニット 313…搬送ベルト 314…転写ローラ
320…プロセス部 321…感光体ドラム 324…現像カートリッジ
330…スキャナユニット 350…画像形成ユニット
351…ドラムサブユニット 352…支持軸 353…切欠部
400…ドア 410…カム板 420…ドア側フック
500…ロック部材 510…有底穴 511…傾斜面
512…平坦面 513…突出部 516…第1傾斜面
517…第2傾斜面 520…ロック用フック 530…スプリング
P…用紙

Claims (4)

  1. 被記録媒体に画像を形成する画像形成手段の少なくとも一部をユニット状に備えた画像形成ユニットと、
    該画像形成ユニットを挿抜可能に支持するフレームと、
    上記画像形成ユニットに設けられ、上記フレームに設けられたフレーム側位置決め部に当接することによって上記画像形成ユニットの上記フレーム内における位置を規定するユニット側位置決め部と、
    上記フレームに開閉可能に設けられ、開放されることによって上記フレームに対する上記画像形成ユニットの挿抜を可能にするドアと、
    上記フレームに上記画像形成ユニットの挿抜方向と鉛直方向に直交する方向に変位可能に設けられ、上記ドアの開閉に連動して、当該ドアの開放時には上記画像形成ユニットと干渉する位置に変位することにより上記ユニット側位置決め部の上記フレーム側位置決め部への当接を抑制し、上記ドアの閉鎖時には上記画像形成ユニットから離れる位置に変位することにより上記ユニット側位置決め部の上記フレーム側位置決め部への当接を許可する当接抑制手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記フレームは、板金にて構成された板金部を有し、上記フレーム側位置決め部として、上記板金部に形成された端面を備え、
    上記画像形成ユニットは、上記ユニット側位置決め部として、上記端面に係合する軸部を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記当接抑制手段は、上記ドアの開放時に上記端面の隣から突出して上記端面を保護する樹脂部材であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 上記ドアの開閉に連動して変位し、上記ドアの閉鎖時には上記ユニット側位置決め部を上記フレーム側位置決め部に向けて押圧する押圧部を、
    更に備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに画像形成装置。
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