JP6421515B2 - 信号再生回路および信号再生方法 - Google Patents

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Description

本発明は、信号再生回路および信号再生方法に関する。
通信基幹向け装置やサーバ等の情報処理機器の性能向上に伴い、装置内外での信号送受信のデータレートを高くする必要がある。データ信号の送受信を行う通信システムでは、信号再生回路のデータ取り込み回路(比較回路)が、送信されたデータ信号を、受信クロックに応じて取り込むことで信号再生を行う。受信クロックは、受信データ信号からCDR(Clock and Data Recovery)回路により再生したクロックを使用する。
上記のように、信号再生回路では、データ取り込み回路(比較回路)が、CDR回路により再生した受信クロックに応じて、受信データ信号を取り込むことで信号再生を行う。受信クロックに応じて取り込むことで、位相方向のゆれ(Jitter)が除去されるので、この動作をリタイム:Retimeするとも称する。リタイムでは、受信データ信号の変化エンジの中央、すなわち変化エッジに対して180度ずれた位相で立上る受信クロックによるサンプリング(取り込み)を行い、受信データが“0”であるか“1”であるかを確定する。
高データレートになると、言い換えれば、1UIに対する信号の変化時間(スルーレート)の比率が大きくなると、信号再生回路で生成した受信データ信号は、1クロック単位(1UI)内で最大振幅まで変化しないうちに次の遷移が始まる場合が生じる。例えば、受信データ信号のデータ値(符号)が“01…01”を繰り返す場合、受信データ信号は、小さな振幅で変化を繰り返す。そのため、小さな振幅から遷移を開始し、中間レベルを経由して逆の小さな振幅に変化した後、再び遷移を開始する。これに対して、受信データ信号のデータ値が“0…01…1”のように遷移する場合、受信データ信号は、最大振幅の一方から遷移を開始し、中間レベルを経由して他方の最大振幅まで変化する。
このように、前のデータ値に応じて遷移を開始するレベルが異なり、遷移を開始するレベルが異なると、それに応じて中間レベルを通過するまでの時間が異なる。さらに、前のデータ値によっては、1UIの180度の位相において、受信データ信号がデータ値に応じた状態に十分に達しない場合が生じる。このように、高データレートの信号再生回路では、受信データ信号の取り込みに最適なタイミングが、前のデータ値に応じて変化する。
特開2006−041818号公報 特開2007−142748号公報 特開2009−171190号公報
"Clock/Data Recovery PLL using Half-Frequency Clock", M. Rau, T. Oberst, R. Lares, A. Rothermel, R. Schweer, and N. Menoux IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VOL. 32, NO. 7, JULY 1997
上記の信号再生回路においては、受信するデータにかかわらず、受信データ信号の変化エッジから180度ずれた位相で立上る受信クロックによりリタイムしていた。CDR回路は、PLL回路において受信データ信号の変化エッジとの位相差をなくすように制御して受信クロックを再生しており、受信クロックの周期ごとに位相を調整することはできない。そのため、受信データ信号の取り込みに最適なタイミングとCDR回路により再生した受信クロックのタイミングが一致せず、受信エラーが発生する場合があった。
以下に説明する実施形態では、CDR回路により再生した受信クロックが、受信データ信号の取り込みに適したタイミングになる信号再生回路が開示される。
第1の態様の信号再生回路は、クロック再生回路と、データ取り込み回路と、位相調整回路と、を有する。クロック再生回路は、受信データ信号から、受信クロックを再生する。データ取り込み回路は、受信クロックの変化エッジに応じて、受信データ信号を取り込み、判定データとして出力する。位相調整回路は、受信クロックの直前の2周期以上で、データ取り込み回路が取り込んで出力した判定データの値に応じて、受信クロックの変化エッジの位相を調整する。
第2の態様の信号再生方法によれば、受信データ信号から受信クロックを再生し、受信クロックの変化エッジに応じて、受信データ信号を取り込んで、判定データとして出力する。さらに、受信クロックの直前の2周期以上で、データ取り込み回路が取り込んで出力した判定データの値の異同を判定し、判定結果に応じて、受信クロックの変化エッジの位相を調整する。
実施形態信号再生回路および信号再生方法は、直前の2周期以上の判定(受信)データに応じて、受信クロックの変化エッジと受信データ信号の位相を適切に調整するので、エラー発生を低減できる。
図1は、通信システムの構成例を示す図である。 図2は、信号波形図である。 図3は、信号再生回路における信号波形図である。 図4は、第1実施形態の通信システムの構成例を示す図である。 図5は、可変遅延回路の回路構成および動作タイムチャートを示す図である。 図6は、同符号のデータ値が連続した後データ値が遷移して受信データ信号の変化が遅れた場合の、第1実施形態の信号再生回路における動作を示すタイムチャートである。 図7は、同符号のデータ値が連続した後データ値が遷移して受信データ信号の変化が早まる場合の、信号再生回路における動作を示すタイムチャートである。 図8は、第2実施形態の通信システムの信号再生回路の構成を示す図である。 図9は、第2実施形態の信号再生回路の動作を示すタイムチャートである。 図10は、第3実施形態の信号再生回路の位相調整回路の構成を示す図である。
実施形態を説明する前に、一般的な通信システムおよび信号再生回路について説明する。
図1は、通信システムの構成例を示す図である。
通信システムは、送信回路10と、信号再生回路20と、送信回路10から出力された信号を信号再生回路20に伝送する伝送線路15と、を有する。通信システムは、装置間の通信、装置内の基板間の通信、基板内のデバイス間の通信、デバイス内のブロック間の通信など、いずれの通信を行うものでもよい。通信システムは、光通信システムでもよい。伝送線路15は、上記の通信システムの形態に応じて、光ケーブル、伝送ケーブル、基板上の配線、デバイス内の配線などの形態をとり得る。送信回路10の構成についての説明は省略する。
信号再生回路20は、増幅回路21と、クロックデータ再生(CDR)回路22と、取り込み回路(D−FF)26と、を有する。増幅回路24は、伝送線路15からの信号を増幅し、後段の処理に適した安定した受信データ信号Dinを出力する。
CDR(Clock Data Recovery)回路22は、位相検出器(Phase detector)23と、ループフィルタ(Loop Filter)24と、電圧制御発振器(VCO:Voltage Control Oscillator)25と、を有する。CDR回路22は、受信データ信号Dinの変化から、受信データ信号に含まれるクロック、すなわち送信クロックを再生し、再生クロックClockとして出力すると共に、再生クロックに対して180度位相がずれた受信クロックCKoutを出力する。CDR回路22の構成および動作は広く知られているので、説明は省略する。
取り込み回路26は、比較回路であり、D型フリップフロップ(D−FF)で実現できる。取り込み回路26は、受信クロックCKoutの立上りのタイミングで、受信データ信号Dinのサンプリング(取り込み)を行い、すなわちリタイムを行い、受信データ信号が“0”であるか“1”であるかを確定する。取り込み回路26は、確定した値を出力(判定)データDoutとして出力する。
図2は、受信データ信号Dinの信号波形の例を示す図であり、(A)が信号波形全体を示し、(B)が中間レベル(ここでは0V)付近の拡大図を示す。
図2は、いわゆるアイパターンと呼ばれる信号波形図である。図2の(A)において、UIは、再生されたクロックClockの1周期を示し、CDR回路22は、受信データ信号Dinのゼロクロス部分の位相を検出して、ゼロクロス部分がUIの0度(または360度)になるようにクロックClockを再生する。
図2の(A)に示すように、受信データ信号Dinは、前の周期の振幅に応じてゼロクロスする位相にずれが生じる。図2の(B)に示すように、ゼロクロスするタイミングは、直前の2周期のデータ値が“01”で“0”に遷移する場合および“10”で“1”に遷移する場合と、“00”で“1”に遷移する場合および“11”で“0”に遷移する場合とで異なる。具体的には、“00”から“1”および“11”から“0”に遷移する同じ符号が連続した後異なる値に遷移する場合のゼロクロスするタイミングは、“01”から“0”および“10”から“1”に変化する異なる値が連続した後異なる値に変化する場合より遅くなる。
そのため、図2の(A)に示すように、“00”から“1”に遷移しさらに“0”に遷移する場合、および“11”から“0”に遷移しさらに“1”に遷移する場合、隣接するゼロクロスの時間差は、1UIより小さい“UI’”となる。これは、受信データ信号の符号間干渉により、アイパターン開口が、時間軸方向に狭くなったこと、すなわち劣化したことを意味する。
図3は、信号再生回路における信号波形図である。
図3において、実線はCDR回路22により再生された受信クロックCKoutを示す。点線はデータが“01…01”の時の受信データ信号を、破線はデータが“010111110000”の時の受信データ信号、一点鎖線はデータが“010100001111”の時の受信データ信号を示す。
受信クロックCKoutが立下る時に、受信データ信号がゼロクロスし、CKoutが立上る時に受信データ信号が安定していることが望ましい。二点鎖線の円で囲む部分に示されるように、データが“01…01”の時の受信データ信号は、CKoutの立下り時にゼロクロスし、CKoutの立上り時に負の安定した値になっている。しかし、データが“010111110000”の時および“010100001111”の時の受信データ信号は、CKoutの立下り時にはゼロクロスしておらず、ゼロクロスするタイミングは、CKoutの立上りに近づいている。そのため、CKoutの立上りのタイミングでは、受信データ信号は、“0”または“1”に変化する途中であり、安定していない。そのため、このタイミングでデータを取り込むとエラーが発生する場合が生じる。
上記のように、データ値が、同符号が連続した状態から遷移する場合、受信データ信号の変化が時間的に遅れる。このため、時間方向の余裕がなくなり、伝送品質が劣化、すなわちエラーレートが高くなる。
以下に説明する実施形態の信号再生回路では、受信クロックの変化エッジが、受信データ信号の変化に応じて適切に調整され、エラー発生を低減する。
図4は、第1実施形態の通信システムの構成例を示す図である。
第1実施形態の通信システムは、送信回路10と、信号再生回路20と、伝送線路15と、を有する。信号再生回路20は、増幅回路21と、クロックデータ再生(CDR)回路22と、取り込み回路26と、位相調整回路30と、を有する。第1実施形態の通信システムおよび信号再生回路は、位相調整回路30が付加されていることが図1の通信システムおよび信号再生回路と異なり、他は同じである。以下、位相調整回路30について説明する。
位相調整回路30は、遅延回路(τ)31と、EXOR回路32と、エッジ可変遅延回路33と、を有する。遅延回路(τ)31は、取り込み回路26が出力する受信(判定)データDoutを、受信クロックの1周期(1UI)分遅延する。EXOR回路32は、取り込み回路26が出力する受信データDoutと、遅延回路31の出力する1周期分遅延した受信データDout’が一致するか否か判定する。可変遅延回路33は、EXOR回路32の出力に応じて、受信クロックCKoutの変化エッジの位相を変化させる。具体的には、可変遅延回路33は、EXOR回路32の出力が0の場合には、CKoutの変化エッジの位相を遅らせ、EXOR回路32の出力が1の場合には、CKoutの変化エッジの位相を維持する。
取り込み回路26は、位相調整回路30(可変遅延回路33)から出力される変化エッジの位相が調整されたCKoutに応じて、受信データ信号Dinを取り込む。
図5は、可変遅延回路33の回路構成および動作タイムチャートを示す図である。
図5の(A)に示すように、可変遅延回路33は、閾値調整回路41と、差動増幅回路(リミティングアンプ)42と、を有する。閾値調整回路41は、EXOR32の出力に応じて、出力する閾値信号Vthのレベルを変化させる。閾値調整回路41は、例えば、2つの異なる閾値レベルを発生する2つの電位発生回路と、EXOR32の出力に応じて2つの電位発生回路の出力を選択する選択回路により実現される。差動増幅回路42は、受信クロックCKoutと閾値調整回路41の出力するVthとの差を増幅してCKout’を出力する。
図5の(B)に示すように、CKoutは、図示のように変化し、Vthが中心レベル(center)の場合には、CKout’は図の下側の破線のように変化する。EXOR32の出力が0で、Vthが中心レベルより高くなると、CKout’は、細くなり、デューティが小さいパルスに変化する。すなわち、CKout’の立上りエッジは、Vthが中心レベルの時より遅くなる。一方、EXOR32の出力が1で、Vthが中心レベルより低くなると、CKout’は、太くなり、デューティが大きいパルスに変化する。すなわち、CKout’の立上りエッジは、Vthが中心レベルの時より早くなる。以上のようにして、可変遅延回路33は、受信クロックCKoutの立上りエッジの位相を変化させる。なお、第1実施形態では、閾値調整回路41は、EXOR32の出力が“1”の時には中心レベル(center)のVthを出力し、EXOR32の出力が“1”の時には中心レベル(center)より高いVthを出力するものとする。
図6は、同符号のデータ値が連続した後データ値が遷移して受信データ信号の変化が遅れた場合の、第1実施形態の信号再生回路における動作を示すタイムチャートである。図6では、受信データ信号Dinを2値化して示している。
図6では、受信データ信号Dinは、“101101001001”のように変化している。CKout’は、一部を除いて、受信データ信号Dinの1周期(UI)の中心位相(180度)で立上り、DoutおよびDout’は図示のように変化する。したがって、EXORの出力は、4周期目から5周期目、8周期目から9周期目、11周期目から12周期目に“0”になり、他の期間は“1”である。可変遅延回路33は、EXORの出力が“0”の時に、CKoutを遅延している。これにより、P、QおよびRで示すCKout’は、受信データ信号Dinが“11”または“00”の後、次のDinを取り込む時には、立上りエッジが遅れ、次のDinが一方の値を示す期間の中間付近、すなわちもっとも安定したタイミングで立上っている。これにより、エラーの発生を低減できる。
第1実施形態では、同符号のデータ値が連続した後データ値が遷移すると、受信データ信号の変化が遅れた。しかし、通信システムによっては、逆に同符号のデータ値が連続した後データ値が遷移すると、受信データ信号の変化が早まる場合もあり得る。
図7は、同符号のデータ値が連続した後データ値が遷移して受信データ信号の変化が早まる場合の、信号再生回路における動作を示すタイムチャートである。図7でも、受信データ信号Dinを2値化して示している。
図7でも、受信データ信号Dinは、“101101001001”のように変化しており、EXORの出力は、4周期目から5周期目、8周期目から9周期目、11周期目から12周期目に“0”になり、他の期間は“1”である。可変遅延回路33は、EXORの出力が“0”の時に、CKoutを早めている。これにより、X、YおよびZで示すCKout’は、受信データ信号Dinが“11”または“00”の後、次のDinを取り込む時には、立上りエッジが早くなり、次のDinが一方の値を示す期間の中間付近、すなわちもっとも安定したタイミングで立上っている。これにより、エラーの発生を低減できる。CKoutの立上りエッジを早めるのは、閾値調整回路41が中心レベル(center)より低いレベルを出力することにより実現される。
図8は、第2実施形態の通信システムの信号再生回路の構成を示す図である。
第2実施形態の信号再生回路は、第1実施形態の信号再生回路と、リタイム回路51を追加したことが異なり、他は同じである。
リタイム回路51は、取り込み回路26と同様に、比較回路であり、D型フリップフロップ(D−FF)で実現できる。リタイム回路51は、取り込み回路26の出力する受信データDoutを、CDR回路の出力するクロックClockのタイミングでサンプリング(取り込み)し、DRoutとして出力する。クロックClockは一定周期の信号であり、DRoutは、一定周期のクロックに応じて変化する信号である。クロックClockは、受信クロックCKoutに対して180度位相のずれた信号である。
図9は、第2実施形態の信号再生回路の動作を示すタイムチャートである。
図9に示すように、 “00”または“11”の後に遷移すると、CKout’の変化エッジを遅延させるため、受信データDoutの変化エッジも遅延が生じ、ジッタが発生する。Clockは、CKout’に対して180度位相がずれており、Doutに対しても180度位相がずれている。そのため、Clockが立上る時、Doutは安定しており、リタイム回路51は、Doutを安定して取り込み、DRoutとして出力する。Clockは、ジッタのないほぼ一定周期のクロック信号であり、DRoutもジッタのない信号となる。
第1及び第2実施形態では、直前の2周期(2ビット)が同符号である時に、受信クロックCKoutを遅延し、直前の3周期(3ビット)以上が同符号である時にも受信クロックCKoutの遅延量は一定であった。しかし、データレートがより高速になると、遷移前の受信データ信号の振幅は、直前の2周期(2ビット)が同符号である時と、直前の3周期(3ビット)以上が同符号である時で、異なる場合が生じる。このような場合、同符号が連続する直前の周期数(ビット数)が大きくなるほど受信クロックCKoutの遅延量を大きくすることが望ましい。次に説明する第3実施形態の信号再生回路では、同符号が連続する直前の周期数(ビット数)に応じて受信クロックCKoutの遅延量を変化させる。
図10は、第3実施形態の信号再生回路の位相調整回路の構成を示す図である。
第3実施形態の信号再生回路は、第1実施形態の信号再生回路と、位相調整回路のみが異なり、他は同じである。
第3実施形態の位相調整回路は、n−1個の遅延回路61A〜61n−1と、閾値レベル生成回路62と、差動増幅回路63と、を有する。遅延回路61A〜61n−1は、受信データDoutを順次再生クロックClockの1周期(1UI)分ずつ遅延する。したがって、遅延回路61n−1の出力は、受信データDoutのn周期分前のデータである。nは3以上の整数で、通信システムの特性に応じて適宜設定される。
閾値レベル生成回路62は、受信データDoutおよびそれを1周期ずつn周期まで順次遅延したデータ信号から、直前の周期までに同符号が何周期連続しているか判定し、連続している周期数に応じた閾値レベルを生成する。言い換えれば、閾値レベル生成回路62は、第1実施形態のEXOR32と閾値調整回路41の機能を合わせて行う。
例えば、直前の周期のDoutとその1つ前の周期のDout(遅延回路61Aの出力)が異なれば、直前の2周期では同符号でないので、閾値レベル生成回路62は第1(基準)レベル閾値を生成する。直前の2周期が同符号であるが、2周期前のDout(遅延回路61Aの出力)と3周期前のDout(遅延回路61Bの出力)が異なれば、閾値レベル生成回路62は、第1レベル閾値より高い第2レベル閾値を生成する。直前の3周期が同符号であるが、4周期前のDout(遅延回路61Cの出力)が異なれば、閾値レベル生成回路62は、第2レベル閾値より高い第3レベル閾値を生成する。以下、直前のn周期までについて、同様に同符号であるか判定し、同符号が連続している周期数(ビット数)に応じて、閾値レベルを順次高くする。
差動増幅回路63は、図5の差動増幅回路42を同じように実現される。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
[付記1]
受信データ信号から、受信クロックを再生するクロック再生回路と、
前記受信クロックの変化エッジに応じて、受信データ信号を取り込み、判定データとして出力するデータ取り込み回路と、
前記受信クロックの直前の2周期以上で、前記データ取り込み回路が取り込んで出力した前記判定データの値に応じて、前記受信クロックの変化エッジの位相を調整する位相調整回路と、を備えることを特徴とする信号再生回路。
[付記2]
前記位相調整回路は、前記判定データが前記受信クロックの直前の2周期で同じ値であった場合に、前記受信クロックの変化エッジを遅らせる付記1に記載の信号再生回路。
[付記3]
前記位相調整回路は、前記判定データが前記受信クロックの直前の3周期以上で同じ値であった場合に、前記受信クロックの変化エッジを更に遅らせる付記2に記載の信号再生回路。
[付記4]
前記位相調整回路は、前記判定データが前記受信クロックの直前の2周期で異なる値であった場合に、前記受信クロックの変化エッジを維持する付記1に記載の信号再生回路。
[付記5]
前記位相調整回路は、
前記データ取り込み回路が出力する前記判定データを、前記受信クロックの1周期分遅延する遅延回路と、
前記データ取り込み回路が出力する前記判定データと、前記遅延回路の出力する1周期分遅延した前記判定データが一致するか否か判定するEXOR回路と、
前記EXOR回路の出力に応じて、前記受信クロックの変化エッジの位相を変化させる可変遅延回路と、を有する付記2または4に記載の信号再生回路。
[付記6]
前記可変遅延回路は、デューティ可変回路を含む付記5に記載の信号再生回路。
[付記7]
前記デューティ可変回路は、
前記EXOR回路の出力に応じて出力レベルを変化させる閾値調整回路と、
前記受信クロックを前記閾値調整回路の出力と比較して差を増幅する差動増幅回路と、を有する付記6に記載の信号再生回路。
[付記8]
前記データ取り込み回路の出力を、前記受信クロックと逆相のクロックに応じて取り込むリタイミング回路を備える付記1から7のいずれか1項に記載の信号再生回路。
[付記9]
受信データ信号から、受信クロックを再生し、
前記受信クロックの変化エッジに応じて、前記受信データ信号を取り込んで、判定データとして出力し、
前記受信クロックの直前の2周期以上で、前記データ取り込み回路が取り込んで出力した前記判定データの値の異同を判定し、
判定結果に応じて、前記受信クロックの変化エッジの位相を調整することを特徴とする信号再生方法。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
10 送信回路
15 伝送線路
20 信号再生回路
21 増幅回路
22 CDR回路
26 取り込み回路
30 位相調整回路

Claims (5)

  1. 受信データ信号から、受信クロックを再生するクロック再生回路と、
    前記受信クロックの変化エッジに応じて、受信データ信号を取り込み、判定データとして出力するデータ取り込み回路と、
    前記受信クロックの直前の2周期で、前記データ取り込み回路が取り込んで出力した前記判定データの値の異同を判定し、前記判定データの値が同じ場合は、前記受信クロックの変化エッジの位相を変化し、前記判定データの値が異なる場合は、前記受信クロックの変化エッジの位相を維持する、位相調整回路と、を備えることを特徴とする信号再生回路。
  2. 前記位相調整回路は、前記判定データが前記受信クロックの直前の2周期で同じ値であった場合に、前記受信クロックの変化エッジを遅らせる請求項1に記載の信号再生回路。
  3. 前記位相調整回路は、
    前記データ取り込み回路が出力する前記判定データを、前記受信クロックの1周期分遅延する遅延回路と、
    前記データ取り込み回路が出力する前記判定データと、前記遅延回路の出力する1周期分遅延した前記判定データが一致するか否か判定するEXOR回路と、
    前記EXOR回路の出力に応じて、前記受信クロックの変化エッジの位相を変化させる可変遅延回路と、を有する請求項2に記載の信号再生回路。
  4. 前記データ取り込み回路の出力を、前記受信クロックの逆相のクロックに応じて取り込むリタイミング回路を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の信号再生回路。
  5. 受信データ信号から、受信クロックを再生し、
    前記受信クロックの変化エッジに応じて、前記受信データ信号を取り込んで、判定データとして出力し、
    前記受信クロックの直前の2周期で取り込んで出力した前記判定データの値の異同を判定し、
    前記判定データの値が同じ場合は、前記受信クロックの変化エッジの位相を変化させ、前記判定データの値が異なる場合は、前記受信クロックの変化エッジの位相を維持する、ことを特徴とする信号再生方法。
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