JP2019097080A - 信号再生回路、光モジュール及び信号再生方法 - Google Patents

信号再生回路、光モジュール及び信号再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ通信における伝送品質の劣化を軽減する信号再生回路、光モジュール及び信号再生方法を提供する。【解決手段】VCO107は、クロック信号を発生する。位相周波数比較部103は、VCO107が発したクロック信号と入力信号との位相及び周波数を比較する。チャージポンプ105は、位相周波数比較部103の出力を基にVCO107の制御電圧を調整することでクロック信号の位相を調整する。振幅検出部102は、入力信号の振幅を取得し、取得した振幅を基に入力信号における同符号の連続の検出を行い、同符号の連続を検出した場合、VCO107が発するクロック信号の位相の調整を停止させ、同符号の連続が中断した場合、VCO107が発する前記クロック信号の位相の調整を実行させる。【選択図】図2

Description

本発明は、信号再生回路、光モジュール及び信号再生方法に関する。
近年、伝送容量の増大に伴い、通信の分野においては、光ファイバなどを用いた光通信が飛躍的な発展を遂げている。光通信では、電気信号を光信号に変換する光モジュールなどの情報処理装置が用いられ、光ファイバなどの伝送路を介して送信側および受信側の情報処理装置の間で光信号によるデータの送受信が行われる。
このような光通信において、デジタル信号を確実に送受信するために、受信側の情報処理装置には、各データビットを正しいタイミングで判定することが好ましい。受信側の情報処理装置は、データを読み取るタイミングを決定するためのタイミング情報を用いて、データの判定を行う。このタイミング情報を取得する手段として、送信側の情報処理装置が、データ信号と並列にクロック信号を伝送する方法がある。この方法では、受信側の情報処理装置は、例えば受信したクロック信号の立ち上がりのタイミングでデータを読み取る。
これに対して、近年、光通信などの高速データ通信では伝送遅延のため並列伝送したクロックのタイミングをデータに合わせることが困難であることから、データ信号にクロック情報を埋め込み、受信側の情報処理装置にてクロックを再生する方法を採る場合が多い。クロックの再生は、受信側の情報処理装置の信号再生(CDR:Clock Data Recovery)回路が行う。
信号再生回路には、位相/周波数比較器、ループフィルタ及び電圧制御発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)などを有する位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路が用いられる。信号再生回路は、例えば、位相同期ループ回路を使って、受信したデータ信号の立ち下がりや立ち上がりにあたるデータエッジで、内部の基準クロック信号の位相と比較して、クロック用VCOの制御電圧を調整することでクロック信号を再生する。
ここで、クロック信号の再生手法として、同符号連続を検出した場合に位相検出をマスクすることで位相ずれを抑制する従来技術がある。また、周波数検出器を用いて位相同期ループの同期引き込み範囲を広げる従来技術がある。また、所定数のクロックをまとめてそのまとめたユニットグループの周期毎に制御電圧の調整を行う従来技術がある。また、参照クロック信号の供給断時に参照クロック信号の供給断前の出力周波数を保持する従来技術がある。
特開2017−73700号公報 特開平10−285150号公報 特開2013−17076号公報 実開平5−68132号公報
しかしながら、位相同期ループ回路を用いたクロック再生回路では、データエッジが無ければ、その時点での位相比較は行われない。そのため、データ信号として長時間同符号が続いた場合、クロック用VCOの制御電圧が変動し、クロック信号の位相ずれ、すなわちジッタが発生してしまう。これにより、各データを正しいタイミングで判定することができず、符号誤りなどが発生し、伝送品質の劣化を招くおそれがある。
また、同符号連続を検出した場合に位相検出をマスクする従来技術では、容量の充電速度が早く放電速度が遅いという容量の充放電の非対称を用いて同符号連続の検出が行われる。そのため、放電の速度を早くすることに限界があり、孤立した「1」パターンや孤立した「0」パターンなど、短パルスの遷移を検出することは困難である。したがって、この従来技術では、同符号連続の瞬間的な断絶を検出することは困難であり、同符号連続が途絶えたにもかかわらず位相検出はマスクされ続けてしまい、伝送品質の劣化するおそれがある。
また、ユニットグループの周期毎に制御電圧の調整を行う従来技術を用いた場合、位相のずれの検出を逃すおそれがあり、伝送品質が劣化するおそれがある。また、参照クロック信号の供給断時に供給断前の出力周波数を保持する従来技術では、同符号連続は考慮されておらず、同符号連続による伝送品質の劣化を軽減することは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、データ通信における伝送品質の劣化を軽減する信号再生回路、光モジュール及び信号再生方法を提供することを目的とする。
本願の開示する信号再生回路、光モジュール及び信号再生方法の一つの態様において、電圧制御発振器は、クロック信号を発生する。位相周波数比較部は、前記電圧制御発振器が発した前記クロック信号と入力信号との位相及び周波数を比較する。電圧調整部は、前記位相周波数比較部の出力を基に前記電圧制御発振器の制御電圧を調整することで前記クロック信号の位相を調整する。制御部は、前記入力信号の振幅を取得し、取得した前記振幅を基に前記入力信号における同符号の連続の検出を行い、前記同符号の連続を検出した場合、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を停止させ、前記同符号の連続が中断した場合、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を実行させる。
1つの側面では、本発明は、データ通信における伝送品質の劣化を軽減することができる。
図1は、光モジュールを用いた情報システムのシステム構成の一例の図である。 図2は、実施例1に係る光モジュールのブロック図である。 図3は、位相周波数比較部の一例を示す図である。 図4は、位相周波数比較部による信号のサンプリングを説明するための図である。 図5は、振幅検出部を実現する回路の一例を示す図である。 図6は、振幅検出部に入力されるデータ信号と振幅検出部による振幅検出結果との関係を表す図である。 図7は、実施例1に係る信号再生回路における位相比較結果のマスクの動作を表すタイミングチャートである。 図8は、実施例1に係る信号再生回路におけるクロック信号の調整処理のフローチャートである。 図9は、実施例1に係る信号再生回路の動作確認のシミュレーション結果を表す図である。 図10は、本実施例に係る信号再生回路を用いた場合と用いない場合の生成されるクロック信号のシミュレーションを表す図である。 図11は、実施例2に係る光モジュールのブロック図である。 図12は、実施例2に係る信号再生回路における位相比較結果のマスクの動作を表すタイミングチャートである。 図13は、実施例3に係る光モジュールのブロック図である。 図14は、実施例3に係る信号再生回路における制御電圧の調整の動作を表すタイミングチャートである。 図15は、実施例4に係る光モジュールのブロック図である。 図16は、実施例4に係る信号再生回路における位相比較結果のマスクの動作を表すタイミングチャートである。
以下に、本願の開示する信号再生回路、光モジュール及び信号再生方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する信号再生回路、光モジュール及び信号再生方法が限定されるものではない。
図1は、光モジュールを用いた情報システムのシステム構成の一例の図である。図1に示すように、光モジュール10は、例えば、サーバなどの情報処理装置1の間の通信に用いられる。情報処理装置1は、光モジュール10同士が光ファイバなどの光通信用のケーブルを用いて接続されている。
情報処理装置1に搭載されたCPU(Central Processing Unit)11は、メモリ12及びHDD(Hard Disk Drive)13などを用いて演算処理を行う。そして、CPU11は、光モジュール10を介して他の情報処理装置1との間で通信を行う。光モジュール10は、例えばイーサネット(登録商標)等を用いて通信を行う。
具体的には、CPU11は、光モジュール10に対して、他の情報処理装置1へ伝送するデータ信号を送信する。この時、CPU11は、クロック信号をデータ信号に埋め込む。そして、光モジュール10は、CPU11から受信したデータ信号を電気信号から光信号へ変換する。そして、光モジュール10は、光信号に変更したデータ信号を他の情報処理装置1の光モジュール10へ出力する。
また、光モジュール10は、他の情報処理装置1の光モジュール10から光信号を受信した場合、受信したデータ信号を電気信号に変換する。そして、本実施例に係る光モジュール10は、光信号から電気信号に変換し、電気データ信号からクロックを再生する。その後、光モジュール10は、再生したクロックを用いて、受信したデータ信号を判定する。そして、光モジュール10は、判定したデータ信号をCPU11へ送信する。
ここでは、情報処理装置1としてサーバを例に説明したが、情報処理装置1はデータ信号の送受信を行う機器であれば他の機器でもよく、例えば、ストレージなどでもよい。また、光モジュール10は、CPU11以外からデータ信号を受信してもよい。また、クロック再生回路は、光モジュールに限定せず、電気信号の送受信回路でもよい。情報処理装置1が有する光モジュール10は、データの送信側及び受信側の何れにもなりうる。
図2は、実施例1に係る光モジュールのブロック図である。光モジュール10は、信号再生回路100、入力バッファ101、識別部108、ドライバ109及び発光素子110を有する。
入力バッファ101は、CPU11からデータ信号の入力を受ける。そして、入力バッファ101は、受信した信号に対して整形を行う。その後、入力バッファ101は、データ信号を振幅検出部102、位相周波数比較部103及び識別部108へ出力する。ここで、入力バッファ101から出力されるデータ信号には、CPU11から光モジュール10までの信号の伝送によって生じるノイズやジッタが含まれ、正確な情報を有するデータ信号ではない。
信号再生回路100は、データ信号からクロック信号を再生する回路である。信号再生回路100は、振幅検出部102、位相周波数比較部103、スイッチ104、チャージポンプ105、ループフィルタ106及びVCO107を有する。
VCO107は、入力された制御電圧によって、発振周波数が変化する発振器である。VCO107は、ループフィルタ106から電圧の入力を受ける。そして、VCO107は、入力された電圧にしたがい発振することでクロック信号を生成する。VCO107は、生成したクロック信号を位相周波数比較部103及び識別部108へ出力する。このVCO107が、「電圧制御発振器」の一例にあたる。
位相周波数比較部103は、クロック信号の入力をVCO107から受ける。また、位相周波数比較部103は、入力バッファ101から出力されたデータ信号を取得する。そして、位相周波数比較部103は、データ信号とクロック信号との周波数及び位相を比較する。例えば、位相周波数比較部103は、クロック信号の立ち下がりのタイミングと、データ信号の立ち上がり又は立ち下がりにあたるエッジのタイミングのずれから位相差を判定する。その後、位相周波数比較部103は、比較結果、すなわちデータ信号とクロック信号との誤差に比例した信号をチャージポンプ105へ向けて出力する。具体的には、位相周波数比較部103は、誤差に応じてVCO107へ入力する電圧の調整量、すなわち、電圧をどの程度下げるか又はどの程度上げるかを示す情報をチャージポンプ105へ出力する。
図3は、位相周波数比較部の一例を示す図である。この場合、位相周波数比較部103は、D−type Flip−Flop回路からなり、クロック信号をデータ信号の立ち上がり又は立ち下がりにあたるエッジのタイミングでサンプルする。
そして、図3で示される位相周波数比較部103は、以下のようにクロック信号のサンプリングを行う。図4は、位相周波数比較部による信号のサンプリングを説明するための図である。図4におけるグラフ131は、クロック信号の位相が遅れている状態を表す。また、グラフ132は、クロック信号の位相が進んでいる状態を表す。また、グラフ133は、クロック信号の位相が最適な状態を表す。
グラフ131〜132の紙面に向かって上段のCLK(Clock)はクロック信号を表し、中段のDin(Data in)は入力バッファ101に入力されたデータ信号を表し、下段のPD(Phase Detector)は位相周波数比較部103からの出力信号を表す。グラフ131〜133の縦軸は、クロック信号、入力されたデータ信号、及び、位相周波数比較部103からの出力信号の値を表す。また、グラフ131〜133の横軸は、時間の経過を表す。
グラフ131は、グラフ133と比較することで、クロック信号の位相がデータ信号の位相に対して遅れていることが分かる。また、グラフ132は、グラフ133と比較することで、クロック信号の位相がデータ信号の位相に対して進んでいることが分かる。
この場合、グラフ131に示すように、データエッジのタイミングがクロック信号の立ち下がりエッジより進んでいれば、位相周波数比較部103は、クロック信号の「1」をサンプルリングする。また、グラフ132に示すように、データエッジのタイミングがクロック信号の立ち下がりエッジより遅れていれば、位相周波数比較部103は、クロック信号の「0」をサンプリングする。これにより、位相周波数比較部103は、データ信号に対するクロック信号の位相関係を検出することができる。この場合、位相周波数比較部103を1つのD−type Flip−Flop回路で実現できるため、簡易な構成で位相検出が可能となる。
例えば、位相周波数比較部103は、クロック信号の位相がデータ信号の位相に対して遅れている場合、Highの値を表す信号を出力する。すなわち、位相周波数比較部103は、「+1」の値を有する信号を出力する。これにより、位相周波数比較部103は、VCO107から出力されるクロック信号の位相を進ませる。一方、クロック信号の位相がデータ信号の位相に対して進んでいる場合、位相周波数比較部103は、Lowの値を表す信号を出力する。すなわち、位相周波数比較部103は、「−1」の値を有する信号を出力する。これにより、位相周波数比較部103は、VCO107から出力されるクロック信号の位相を遅らせる。
また、位相周波数比較部103は、データ信号のエッジのタイミングで位相差を判定することから、データ信号において同符号が続く場合、位相差の判定は行わない。そのため、データ信号において同符号が続く場合、位相周波数比較部103は、図3に示した方式の位相周波数比較部103を用いた場合、同符号の連続開始時の出力値を出力し続ける。例えば、位相周波数比較部103は、Highの値を表す信号を出力した後にデータ信号において同符号が連続した場合、データ信号の符号が変化するまでHighの値を表す信号を出力し続ける。
振幅検出部102は、入力バッファ101から出力されたデータ信号を取得する。そして、振幅検出部102は、入力されたデータ信号の振幅を検出する。振幅検出部102は、データ信号の振幅として最大値又は最小値を検出した場合、位相周波数比較部103から延びる経路をチャージポンプ105に接続する指示をスイッチ104に対して出力する。また、振幅検出部102は、データ信号の振幅として「1」を検出した場合、チャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続する指示をスイッチ104に対して出力する。
図5は、振幅検出部を実現する回路の一例を示す図である。図5に示す回路は、ギルバート型乗算回路と呼ばれる差動回路で、上側のトランジスタ対に入力された信号と、下側のトランジスタ対に入力された信号とを掛け合わせた結果を出力する回路である。図5に示す回路を振幅検出部102に用いた場合、振幅検出部102は、入力端子121及び122にデータ信号が入力される。また、端子123に電源電圧のポジティブ側が接続され、端子124に電源電圧のネガティブ側が接続される。そして、出力端子125及び126から、演算結果が出力される。この場合、振幅検出部102は、上側のトランジスタ対に入力された信号と、下側のトランジスタ対に入力された信号とに同一の信号が入力されているため、入力端子121及び122に対する差動入力の、同一信号を掛けあわせた結果、すなわち2乗値を出力する。
したがって、入力端子121及び122にデジタル信号であるデータ信号として最大振幅の値である「+1」又は「−1」が入力された場合、振幅検出部102は、出力端子125及び126から「1」を出力する。また、入力端子121及び122に、デジタル信号であるデータ信号として最大振幅の値として「0」が入力された場合、振幅検出部102は、出力端子125及び126から「0」を出力する。
図6は、振幅検出部に入力されるデータ信号と振幅検出部による振幅検出結果との関係を表す図である。図6におけるグラフ127はデータ信号の振幅を表し、グラフ128は振幅検出部102による振幅検出結果を表す。図6は、横軸で時間の経過を表し、縦軸でグラフ127に対しては振幅の大きさを表し、グラフ128に対しては振幅検出部102からの出力値を表す。図6に示すように、グラフ127の振幅が最大値となる部分に対応する位置では、グラフ128は「1」となる。そして、振幅が最大値から最小値に遷移する間にグラフ128は「0」となる。すなわち、振幅の最大値から最小値への遷移点で、振幅検出部102は、「0」を出力する。
ここで、振幅検出部102の出力に対して、「1」を位相検出の動作停止、「0」を位相検出の動作実行に割り当てると、振幅検出部102は、データ信号において同符号連続中は位相検出を停止させ、信号遷移点で位相検出を実行させることができる。そこで、図2に示す本実施例に係る光モジュール10では、振幅検出部102の出力が「0」の場合、スイッチ104に位相周波数比較部103から延びる経路をチャージポンプ105に接続させる。また、振幅検出部102の出力が「1」の場合、スイッチ104にチャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続させる。これにより、振幅検出部102の振幅検出結果に応じて光モジュール10における位相検出動作が制御される。この振幅検出部102が、「制御部」の一例にあたる。そして、振幅検出部102が「0」以外の振幅を連続して検出した場合が、「同符号の連続の検出」にあたる。また、振幅検出部102が「0」の振幅を検出した場合が、「同符号の連続が中断した」場合にあたる。
図2に戻って説明を続ける。スイッチ104は、位相周波数比較部103から延びる経路をチャージポンプ105に接続する指示の入力を振幅検出部102から受けた場合、位相周波数比較部103とチャージポンプ105とを接続する。例えば、振幅検出部102が図5に示す回路構成を有する場合、スイッチ104は、「0」の値を有する信号の入力を受けると、位相周波数比較部103とチャージポンプ105とを接続する。
また、スイッチ104は、チャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続する指示の入力を振幅検出部102から受けた場合、チャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続する。例えば、振幅検出部102が図3に示す回路構成を有する場合、スイッチ104は、「1」の値を有する信号の入力を受けると、チャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続する。スイッチ104がチャージポンプ105に対する入力経路がグランドに接続し、チャージポンプ105に対してグランド電圧の信号を入力させることが、位相検出結果が「遅れ」でも「進み」でもない中立の信号を供給する、すなわち「位相のずれが無いことを示す信号を入力させる」ことの一例にあたる。
チャージポンプ105は、スイッチ104により位相周波数比較部103とチャージポンプ105とが接続された場合、VCO107へ入力する電圧の調整量の入力を位相周波数比較部103から受ける。そして、チャージポンプ105は、入力された調整量に応じて、ループフィルタ106に対して電荷の充放電を行わせる。
これに対して、スイッチ104によりチャージポンプ105に対する入力経路がグランドに接続された場合、チャージポンプ105は、位相検出結果が「遅れ」でも「進み」でもない中立の信号の入力を受ける。グランド電圧が入力されると、チャージポンプ105は、ループフィルタ106が行う電荷の充放電を維持させる。すなわち、チャージポンプ105は、VCO107に印加する制御電圧の調整を停止し、VCO107が出力するクロック信号を現在の状態に維持させる。これにより、VCO107が生成するクロック信号の位相及び周波数の調整が停止される。このチャージポンプ105が、「電圧調整部」の一例にあたる。
ループフィルタ106は、チャージポンプ105からの制御にしたがい、電荷の充放電を行い、且つノイズを除去する。そして、ループフィルタ106は、保持する電荷量にしたがってVCO107に制御電圧を入力する。
識別部108は、入力バッファ101からデータ信号の入力を受ける。また、識別部108は、VCO107が生成したクロック信号の入力を受ける。そして、識別部108は、受信したデータ信号の識別を行う。すなわち、識別部108は、取得したクロック信号が示すタイミングでデータ信号を判定して、データ信号が有する情報を確定する。
例えば、識別部108は、クロック信号の立ち下りのタイミングをデータ信号の立ち上り又は立ち下りのタイミングとして、データ信号の値を取得する。識別部108によって識別が行われることにより、データ信号は正確なデータを有することになる。識別部108は、情報を判定したデータ信号をドライバ109へ出力する。
次に、図7を参照して、本実施例に係る信号再生回路100における位相比較結果のマスクの動作について説明する。ここで、位相比較結果のマスクとは、位相比較結果によるクロック信号の調整の停止を指す。図7は、実施例1に係る信号再生回路における位相比較結果のマスクの動作を表すタイミングチャートである。
図7において、CLK(Clock)はクロック信号にあたり、グラフ201はクロック信号の波形を表す。また、Din(Data in)は入力バッファ101に入力されたデータ信号を表し、グラフ202は入力されたデータ信号の波形を表す。グラフ203は、振幅検出部102による振幅検出結果の信号であるPDmaskの遷移を表す。グラフ204は、位相周波数比較部103からの出力信号であるPD#1の遷移を表す。グラフ205は、チャージポンプ105へ入力される位相比較結果の信号であるPD#2の遷移を表す。グラフ206は、VCO107に入力される制御電圧であるVCOcnt(Control)の遷移を表す。
図7の横軸は、時間経過を表す。また、グラフ201における縦軸は、クロック信号の値を表す。グラフ202における縦軸は、データ信号の振幅を表す。グラフ203における縦軸は、振幅検出部102からの出力信号の値を表す。ここでは、振幅検出部102が図5に示す回路を有するとして、グラフ203における縦軸は、紙面に向かって上限値が「+1」を表し、下限値が「0」を表す。グラフ204における縦軸は位相周波数比較部103の出力信号の値を表し、紙面に向かって上限値がHighの値を表し、下限値がLowの値を表す。グラフ205における縦軸は、チャージポンプ105への入力信号の値を表し、紙面に向かって上限値がHighの値を表し、下限値がLowの値を表す。グラフ206の縦軸は、制御電圧の電圧値を表す。
VCO107は、グラフ201で示されるクロック信号を出力する。また、入力バッファ101には、グラフ202で示されるデータ信号が入力される。この場合、振幅検出部102及び位相周波数比較部103にも同様にグラフ202で示されるデータ信号が入力される。
位相周波数比較部103は、クロック信号の立ち下がりとデータ信号のエッジを比較する。位相周波数比較部103は、クロック信号の立ち上がりのタイミングT1で、クロック信号の立ち上がりとデータ信号の立ち上がりのタイミングとを比較する。この場合、クロック信号の位相がデータ信号の位相に比べて進んでいるため、位相周波数比較部103は、グラフ204に示すように位相比較結果としてLowの値の信号を出力する。同様に、タイミングT2〜T12においてグラフ202に示すようにデータ信号のエッジが存在するので、位相周波数比較部103は、タイミングT2〜T12のそれぞれのタイミングで位相の比較を行い、グラフ204に示す位相比較結果の信号を出力する。
一方、グラフ202に示すように、データ信号は、正側の振幅Y1及び負側の振幅Y2を有する。また、データ信号は、振幅Y1からY2に遷移する際に、基準線Sを通過する。基準線Sの値との交点で、データ信号の振幅が「0」となる。振幅検出部102は、データ信号が振幅Y1又はY2を有する場合、振幅検出結果として「1」を出力する。また、振幅検出部102は、グラフ202と基準線Sとの交点で、振幅検出結果として「0」を出力する。すなわち、振幅検出部102は、データ信号が振幅Y1から振幅Y2へ遷移するタイミングで「0」を出力しそれ以外は「1」を出力する。そのため、振幅検出結果の信号は、グラフ203のように、タイミングT1〜T12で0となる。
振幅検出結果の信号が「0」になったことを受けて、スイッチ104は、チャージポンプ105に繋がる経路を位相周波数比較部103に接続する。スイッチ104が経路を振幅検出結果の信号が「0」の期間は、位相比較結果の信号がチャージポンプ105へ入力され、その後、スイッチ104が経路を切り替えるとグランド電圧の信号がチャージポンプ105に入力される。すなわち、チャージポンプ105への入力信号は、グラフ205に示されるように変化する。このように、グラフ204により示される位相周波数比較部103から出力された位相比較結果の信号は、マスクされ、グラフ205により示される信号がチャージポンプ105に入力される。
位相周波数比較部103から出力された位相比較結果の信号が入力された場合、チャージポンプ105は、VCO107が生成するクロックの周波数を変化させる制御電圧を出力するようにループフィルタ106に出力する。この場合、VCO107に印加される制御電圧は変化する。これに対して、グランド電圧の信号が入力された場合、チャージポンプ105は、VCO107が生成するクロックの周波数を維持させる制御電圧を出力するようにループフィルタ106に出力する。すなわち、この場合、VCO107に印加される制御電圧の調整は停止される。これにより、VCO107に印加される制御電圧は、グラフ206に示されるように変化する。
例えば、グラフ202における期間L1では、データ信号において同符号が連続する。これに対応するグラフ204における期間L2では、位相周波数比較部103は、VCO107が生成するクロック信号の位相を同じ方向に変化させる位相比較結果の信号を出力する。しかし、データ信号において同符号が連続する場合には位相比較結果の信号はマスクされ、グラフ205における期間L3では、グランド電圧の信号がチャージポンプ105に入力される。そのため、期間L3では、制御電圧は変化しなくなる。これにより、VCO107が生成するクロック信号の位相及び周波数の調整が停止される。
次に、図8を参照して、本実施例に係る信号再生回路100におけるクロック信号の調整処理の流れについて説明する。図8は、実施例1に係る信号再生回路におけるクロック信号の調整処理のフローチャートである。
入力バッファ101は、データ信号を受信する(ステップS1)。そして、入力バッファ101は、受信したデータ信号を振幅検出部102及び位相周波数比較部103へ出力する。
振幅検出部102は、データ信号の入力を入力バッファ101から受ける。そして、振幅検出部102は、入力されたデータ信号の振幅の検出を行う(ステップS2)。
次に、振幅検出部102は、検出した振幅が「0」か否かを判定する(ステップS3)。振幅が「0」である場合(ステップS3:肯定)、振幅検出部102は、位相周波数比較部103から延びる経路をチャージポンプ105に接続する指示をスイッチ104に対して出力する。スイッチ104は、振幅検出部102から入力された指示にしたがい、チャージポンプ105へ繋がる経路を位相比較結果の出力経路に接続する(ステップS4)。
チャージポンプ105は、位相比較結果の信号の入力を受けるので、制御電圧を調整するようにループフィルタ106に出力し、VCO107に印加する制御電圧の調整を行う(ステップS5)。この場合、制御電圧の変化に伴い、VCO107が生成するクロック信号の位相が変化する。
一方、振幅が「0」でない場合(ステップS3:否定)、振幅検出部102は、チャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続する指示をスイッチ104に対して出力する。スイッチ104は、振幅検出部102から入力された指示にしたがい、チャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続する(ステップS6)。
チャージポンプ105は、グランド電圧の信号の入力を受けるので、その時点での制御電圧を維持するようにループフィルタ106に出力し、VCO107に印加する制御電圧の調整を停止する(ステップS7)。この場合、VCO107が生成するクロック信号の位相の調整は停止され、クロック信号の位相は変化しない。
その後、位相周波数比較部103は、入力バッファ101から入力されたデータ信号とVCO107から入力されたクロック信号との位相及び周波数の比較を行い、比較結果の信号を出力する(ステップS8)。また、識別部108は、VCO107から出力されたクロック信号を用いてデータ信号の識別を行う。識別されたデータ信号は、ドライバ109により、発光素子110を介して受信側の光モジュール10へ送信される。その後、光モジュール10の各部が行う制御電圧の調整処理は、ステップS1へ戻る。
図9は、実施例1に係る信号再生回路の動作確認のシミュレーション結果を表す図である。グラフ211は、データ信号の波形を表す。グラフ212は、振幅検出結果を反転させた信号を表す。グラフ213は、位相比較結果の信号を表す。グラフ214は、チャージポンプ105への入力信号を表す。
グラフ211の期間L11において、データ信号は同符号が連続する。振幅検出部102は、期間L11において振幅の最大値又は最小値を表す振幅検出結果の信号を出力する。そこで、グラフ212に示すように、位相比較結果を反転させた信号は期間L11では、0を表す信号を出力する。また、位相周波数比較部103は、期間L12においてクロック信号の位相を同方向に移動させるための位相比較結果の信号を出力する。
チャージポンプ105への入力信号は、位相比較結果の信号と振幅検出結果を反転させた信号との論理積として表される。そこで、チャージポンプ105への入力信号は、グラフ214に示すように、期間L13において、位相を「遅らせる」でも「進ませる」でもない中立の信号であるグランド電圧の信号となる。そのため、期間L13では、VCO107の制御電圧の調整が停止される。すなわち、VCO107が生成するクロック信号の位相及び周波数の調整が停止される。
図10は、本実施例に係る信号再生回路を用いた場合と用いない場合の生成されるクロック信号のシミュレーションを表す図である。グラフ221は、本実施例に係る光モジュール10を用いない場合のクロック信号の遷移を表す。また、グラフ223は、本実施例に係る光モジュール10を用いた場合のクロック信号の遷移を表す。
本実施例に係る光モジュール10を用いない場合、グラフ221に示すように、クロック信号の位相は大きく変化する。例えば、最大で、変化222で示すようにクロック信号の位相はずらされる。これに対して、本実施例に係る光モジュール10を用いた場合、グラフ223に示すように、クロック信号の位相の変化を抑えることができる。例えば、最大でも、変化224で示す程度にクロック信号の位相のずれが抑えられる。本実施例に係る光モジュール10を用いることで、変化222を変化224に抑えることができ、このように位相ずれを抑制することで、クロック信号のジッタを低減することができる。
以上に説明したように、本実施例に係る信号再生回路は、同符号が連続すると、VCOの制御電圧の調整を停止する。これにより、データ信号として長時間同符号が続いた場合、クロック用VCOの制御電圧の変動によるクロック信号の位相ずれを抑えることができ、ジッタを低減することができる。そして、ジッタを低減したクロック信号を用いてデータ信号を識別することで、各データ信号を正確に識別することができ、符号誤りなどの発生が抑えられ、データ信号の伝送品質が向上する。
図11は、実施例2に係る光モジュールのブロック図である。本実施例に係る信号再生回路100は、振幅検出部102から出力された振幅検出結果の信号の立ち上がりを鈍らせて、スイッチ104による経路切り替えまでの時間を一定時間確保することが実施例1と異なる。以下の説明では、実施例1と同様の各部の動作については説明を省略する。
本実施例に係る信号再生回路100では、振幅検出部102からスイッチ104へ延びる振幅検出結果の信号の送信経路上に、ローパスフィルタ111が配置される。
本実施例に係るローパスフィルタ111は、振幅検出部102からスイッチ104へ延びる振幅検出結果の信号の送信経路上に配置された抵抗112を有する。さらに、ローパスフィルタ111は、抵抗112とスイッチ104との間にキャパシタ113を介してグランドへ接続する経路を有する。
ローパスフィルタ111は、振幅検出結果の信号の入力を振幅検出部102から受ける。そして、ローパスフィルタ111は、振幅検出結果の信号の低周波成分を抽出する。そして、ローパスフィルタ111は、抽出した振幅検出結果の信号の低周波成分をスイッチ104へ出力する。これにより、スイッチ104へ入力される振幅検出結果の信号の立ち上がりを鈍らせることができる。
スイッチ104は、立ち上がりを鈍らせた振幅検出結果の信号の入力を受ける。スイッチ104は、所定の閾値を入力された振幅検出結果の信号が超えた時点で、チャージポンプ105に延びる経路がグランドに接続するように切り替える。そのため、入力される振幅検出結果の立ち上がりが鈍らされると、スイッチ104は、接続を切り替えるまでの時間が伸びる。また、振幅検出結果の信号が所定の閾値までに達する前にデータ信号における同符号の連続が途絶えれば、スイッチ104は、経路の切り替えを行わずに、位相比較結果の信号はチャージポンプ105へ入力され続ける。
チャージポンプ105は、振幅検出結果の信号の立ち上がりが鈍らせられることで、データ信号の同符号が連続しても、一定期間は位相比較結果の信号の入力を受け続ける。その間、チャージポンプ105は、制御電圧を調整するようにループフィルタ106を制御し、VCO107に印加する制御電圧の調整を行う。また、振幅検出結果の信号が所定の閾値までに達する前にデータ信号における同符号の連続が途絶えれば、グランド電圧の信号の入力は行われず、位相比較結果の信号の入力が継続するため、チャージポンプ105は、VCO107の制御電圧の調整を継続する。
次に、図12を参照して、本実施例に係る信号再生回路100における位相比較結果のマスクの動作について説明する。図12は、実施例2に係る信号再生回路における位相比較結果のマスクの動作を表すタイミングチャートである。
図12において、グラフ301はクロック信号の波形を表す。グラフ302は入力されたデータ信号の波形を表す。グラフ303は、振幅検出部102による振幅検出結果の信号の遷移を表す。グラフ304は、立ち上がりを鈍らせた振幅検出結果の信号であるPDmask_fil(Filter)の遷移を表す。グラフ305は、位相周波数比較部103からの出力信号の遷移を表す。グラフ306は、チャージポンプ105へ入力される位相比較結果の信号の遷移を表す。
図12の横軸は、時間経過を表す。また、グラフ301における縦軸は、クロック信号の値を表す。グラフ302における縦軸は、データ信号の振幅を表す。グラフ303における縦軸は、振幅検出部102からの出力信号の値を表す。グラフ304における縦軸は、立ち上がりを鈍らせた振幅検出部102からの出力信号の値を表す。グラフ305における縦軸は、位相周波数比較部103の出力信号の値を表す。グラフ306における縦軸は、チャージポンプ105への入力信号の値を表す。
この場合も、グラフ302における期間L21では、データ信号において同符号が連続する。これに対応するグラフ305における期間L22では、位相周波数比較部103は、VCO107が生成するクロック信号の位相を同じ方向に変化させる位相比較結果の信号を出力する。
一方、データ信号において同符号が連続する場合には、グラフ303に示すような、位相比較結果の信号をマスクするための振幅検出結果の信号が振幅検出部102から出力される。そして、ローパスフィルタ111により振幅検出結果の信号の立ち上がりが鈍らされ、グラフ304で示される信号がスイッチ104へ入力される。
ここで、スイッチ104は、入力された振幅検出結果の信号の値がスレッショルドThを超えると、チャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続するように切り替える場合で説明する。この場合、タイミングT31で〜T32及びT32〜T33の間では、データ信号における同符号の連続が発生するが、振幅検出結果の信号の値がスレッショルドThを超えないため、スイッチ104は、接続の切り替えを行わない。すなわち、この間では、位相比較結果の信号のマスクが行われず、VCO107の制御電圧の調整は継続される。すなわち、この間は、VCO107が生成するクロック信号の位相の調整が継続する。
これに対して、グラフ302における期間L21では、振幅検出結果の信号の値がスレッショルドThを超えるため、スイッチ104は、接続の切り替えを行う。ただし、振幅検出結果の信号の値がスレッショルドThを超えてから、スイッチ104は、切り替えを開始するため、立ち上がりを鈍らせない振幅検出結果の信号を用いた場合に比べて、グラフ306の期間L23のように、チャージポンプ105にグランド電圧が入力されるタイミングが遅れる。すなわち、期間L22と期間L23との差の間、チャージポンプ105には位相比較結果の信号が入力され続ける。その間、チャージポンプ105は、VCO107の制御電圧の調整を継続する。すなわち、その間は、VCO107が生成するクロック信号の位相の調整が行われ、その後、クロック信号の位相の調整が停止される。
以上に説明したように、本実施例に係る信号再生回路は、データ信号の符号が遷移してから所定時間経過後にVCOの制御電圧の調整を停止する。これにより、データ信号が連続して直ぐにVCOの制御電圧の調整を停止する場合に比べて、位相検出の利得を増やすことができ、データ信号の符号の変化による位相検出の利得変動を抑制することができる。すなわち、クロック信号のジッタを低減することができるとともに、クロック信号の位相及び周波数の調整を適切に行うことができ、符号誤りなどの発生が抑えられ、データ信号の伝送品質を向上させることができる。
図13は、実施例3に係る光モジュールのブロック図である。本実施例に係る信号再生回路100は、チャージポンプ105の出力電流を制御することでVCO107のクロック信号の位相の調整を停止することが実施例1と異なる。以下の説明では、実施例1と同様の各部の動作については説明を省略する。
振幅検出部102は、入力バッファ101から出力されたデータ信号を取得する。そして、振幅検出部102は、入力されたデータ信号の振幅を検出する。振幅検出部102は、データ信号の振幅として最大値又は最小値を検出した場合、VCO107の制御電圧の調整停止の指示をチャージポンプ105に対して出力する。例えば、振幅検出部102は、データ信号の振幅として最大値又は最小値を検出した場合、電流の出力をオフにする指示をチャージポンプ105に対して出力する。
また、振幅検出部102は、データ信号の振幅として「0」を検出した場合、VCO107の制御電圧の調整実行の指示をチャージポンプ105に対して出力する。例えば、振幅検出部102は、データ信号の振幅として0を検出した場合、電流の出力をオンにする指示をチャージポンプ105に対して出力する。
チャージポンプ105は、データ信号において同符号が連続した場合、VCO107の制御電圧の調整停止の指示を振幅検出部102から受ける。そして、チャージポンプ105は、電流の出力をオフにする。これにより、チャージポンプ105は、VCO107へ印加する制御電圧の調整を停止する。
また、データ信号が連続していなければ、チャージポンプ105は、VCO107の制御電圧の調整実行の指示を振幅検出部102から受ける。そして、チャージポンプ105は、位相比較結果の信号に応じた電流をループフィルタ106へ出力する。これにより、チャージポンプ105は、VCO107へ印加する制御電圧の調整を実行する。
この場合、チャージポンプ105からの電流の出力が停止すると、VCO107は、その時点で生成するクロック信号の出力を維持する。一方、チャージポンプ105からの電流の出力が行われると、VCO107は、チャージポンプ105の出力電流に応じて位相及び周波数の調整を行ったクロック信号を生成する。このチャージポンプ105からの電流の出力の停止が、「制御電圧の調整の中断」の一例にあたる。
次に、図14を参照して、本実施例に係る信号再生回路100における制御電圧の調整の動作について説明する。図12は、実施例3に係る信号再生回路における制御電圧の調整の動作を表すタイミングチャートである。
図14において、グラフ401はクロック信号の波形を表す。グラフ402は入力されたデータ信号の波形を表す。グラフ403は、振幅検出部102による振幅検出結果の信号の遷移を表す。グラフ404は、位相周波数比較部103からの出力信号の遷移を表す。グラフ405は、チャージポンプ105から出力されるCP(Charge Pump)電流であるCPoutの遷移を表す。グラフ406は、VCO107へ印加される制御電圧の遷移を表す。
図14の横軸は、時間経過を表す。また、グラフ401における縦軸は、クロック信号の値を表す。グラフ402における縦軸は、データ信号の振幅を表す。グラフ403における縦軸は、振幅検出部102からの出力信号の値を表す。グラフ404における縦軸は、位相周波数比較部103の出力信号の値を表す。グラフ405における縦軸は、CP電流の電流値を表す。グラフ406における縦軸は、VCO107へ印加される制御電圧の電圧値を表す。
この場合も、グラフ402における期間L31では、データ信号において同符号が連続する。これに対応するグラフ404における期間L32では、位相周波数比較部103は、VCO107が生成するクロック信号の位相を同じ方向に変化させる位相比較結果の信号を出力する。
一方、データ信号において同符号が連続する場合には、グラフ403に示すVCO107の制御電圧を制御する振幅検出結果の信号が振幅検出部102から出力される。チャージポンプ105は、グラフ403で示される振幅検出結果の信号の入力を受ける。そして、入力された振幅検出結果の信号が「1」の場合、チャージポンプ105は、電流を出力する。これに対して、入力された振幅検出結果の信号が「0」の場合、チャージポンプ105は、電流の出力をオフにする。これにより、チャージポンプ105が出力するCP電流は、グラフ405のようになる。
例えば、グラフ404における期間L32では、位相周波数比較部103は、VCO107が生成するクロック信号の位相を同じ方向に変化させる位相比較結果の信号を出力する。これに対して、チャージポンプ105は、データ信号における同符号の連続が発生した場合、電流の出力をオフにする指示を受けるため、期間L33ではCP電流の出力を停止する。これにより、期間L33では、グラフ406に示すように、VCO107に印加される制御電圧の調整が停止される。すなわち、その間は、VCO107が生成するクロック信号の位相の調整が停止される。
以上に説明したように、本実施例に係る信号再生回路は、同符号が連続すると、チャージポンプの電流の出力をオフにすることで、VCOの制御電圧の調整を停止する。このように、チャージポンプが出力する電流を制御する構成でも、データ信号として長時間同符号が続いた場合、クロック用VCOの制御電圧の変動によるクロック信号の位相ずれを抑えることができ、ジッタを低減することができる。そして、ジッタを低減したクロック信号を用いてデータ信号を識別することで、各データ信号を正確に識別することができ、符号誤りなどの発生が抑えられ、データ信号の伝送品質を向上させることができる。
図15は、実施例4に係る光モジュールのブロック図である。本実施例に係る信号再生回路100は、参照信号とフィードバック信号との位相が同期しロックが発生した後に位相の調整を停止することが実施例1と異なる。以下の説明では、実施例1と同様の各部の動作については説明を省略する。
本実施例に係る信号再生回路100は、実施例1の各部に加えてロック検出部114及びAND回路115をさらに有する。
ロック検出部114は、位相周波数比較部103から出力された位相比較結果の信号の入力を受ける。そして、ロック検出部114は、参照信号であるデータ信号とフィードバック信号であるクロック信号との位相が同期しロック状態となったか否かを判定する。
ロック検出部114は、ロック状態を検出しない場合、Lowの値を有する信号をAND回路115へ出力する。また、ロック状態を検出した場合、ロック検出部114は、Highの値を有する信号をAND回路115へ出力する。
振幅検出部102は、振幅の検出結果が最大値又は最小値の場合、Highの値を有する信号をAND回路115へ出力する。また、振幅の検出結果が「0」の場合、振幅検出部102は、Lowの値を有する信号をAND回路115へ出力する。
AND回路115は、振幅検出部102から入力された信号とロック検出部114から入力された信号との論理積をスイッチ104へ出力する。
スイッチ104は、Highの値を有する信号の入力をAND回路115から受けた場合、チャージポンプ105へ繋がる経路をグランドに接続する。また、スイッチ104は、Lowの値を有する信号の入力をAND回路115から受けた場合、チャージポンプ105と位相周波数比較部103とを接続する。
これにより、ロック状態となった後に、データ信号における同符号の連続が検出されると、チャージポンプ105にグランド電圧の信号が入力され、位相比較結果の信号がマスクされる。したがって、ロック状態となった後に、データ信号における同符号の連続した場合に、VCO107の制御電圧の調整が停止され、VCO107が生成するクロック信号の位相の調整が停止される。
次に、図16を参照して、本実施例に係る信号再生回路100における制御電圧の調整の動作について説明する。図16は、実施例4に係る信号再生回路における位相比較結果のマスクの動作を表すタイミングチャートである。
図16において、グラフ501はクロック信号の波形を表す。グラフ502は入力されたデータ信号の波形を表す。グラフ503は、振幅検出部102による振幅検出結果の信号であるPDmask##1の遷移を表す。グラフ504は、ロック検出部114によるロック判定結果の信号であるlockdet(lock Determine)の遷移を表す。グラフ505は、AND回路115から出力される信号であるPDmask##2の遷移を表す。グラフ506は、位相周波数比較部103からの出力信号の遷移を表す。グラフ507は、チャージポンプ105へ入力される信号の遷移を表す。グラフ508は、VCO107へ印加される制御電圧の遷移を表す。
図16の横軸は、時間経過を表す。また、グラフ501における縦軸は、クロック信号の値を表す。グラフ502における縦軸は、データ信号の振幅を表す。グラフ503における縦軸は、振幅検出部102からの出力信号の値を表す。グラフ504における縦軸は、ロック判定結果の信号の値を表す。グラフ505における縦軸は、AND回路115から出力される信号の値を表す。グラフ506における縦軸は、位相周波数比較部103の出力信号の値を表す。グラフ507における縦軸は、チャージポンプ105へ入力される信号の値を表す。グラフ508における縦軸は、VCO107へ印加される制御電圧の電圧値を表す。
この場合も、グラフ502における期間L41では、データ信号において同符号が連続する。これに対応するグラフ506における期間L42では、位相周波数比較部103は、VCO107が生成するクロック信号の位相を同じ方向に変化させる位相比較結果の信号を出力する。
一方、データ信号において同符号が連続する場合には、グラフ503に示すVCO107の制御電圧を制御する振幅検出結果の信号が振幅検出部102から出力される。また、ロック検出部114は、タイミングT42でロック状態を判定する。そこで、ロック検出部114は、タイミングT41〜T42までは、Lowの値を有する信号を出力し、タイミングT42以降に、Highの値を有する信号を出力する。
そのため、タイミングT41〜T42の間は、AND回路115は、振幅検出結果の信号の値に依らず、Lowの値の信号を出力し続ける。そして、タイミングT42の後に、AND回路115は、振幅検出結果の信号の値を出力する。
したがって、タイミングT41〜T42の間では、位相比較結果の信号に対してマスクはかけられず、チャージポンプ105は、VCO107に印加する制御電圧の調整を継続する。すなわち、VCO107が生成するクロック信号の位相の調整は行われない。
一方、タイミングT42以降では、チャージポンプ105は、グラフ504で表される信号の入力を受ける。そのため、例えば、期間L43では、チャージポンプ105は、VCO107に印加する制御電圧の調整を停止する。これにより、期間L43では、グラフ508に示すように、VCO107に印加される制御電圧の調整が停止される。すなわち、その間は、VCO107が生成するクロック信号の位相の調整が停止される。
以上に説明したように、本実施例に係る信号再生回路は、ロック状態になった後に、同符号が連続すると、VCOの制御電圧の調整を停止する。ロック状態になる前は、位相検出結果の信号をマスクせずにクロック信号の位相及び周波数の調整を行った方が、ロック状態になるまでの時間を短縮することができる。一方、ロック状態になった後は、位相検出結果の信号をマスクすることでクロック信号のジッタを低減することができる。したがって、迅速な位相の同期及びジッタを低減したクロック信号を用いたデータ信号の識別を実現することができ、データ信号の伝送品質を向上させることができる。なお、この実施例では位相比較結果に基づいてロック状態であるか否かの判定を行ったが、ロック状態であることを検出した結果であれば他の検出方法を用いてもよい。例えば、識別部の出力の結果からロック状態を検出する方法なども用いても同様の効果を得ることが可能である。
1 情報処理装置
10 光モジュール
11 CPU
12 メモリ
13 HDD
100 信号再生回路
101 入力バッファ
102 振幅検出部
103 位相周波数比較部
104 スイッチ
105 チャージポンプ
106 ループフィルタ
107 VCO
108 識別部
109 ドライバ
110 発光素子
111 ローパスフィルタ
112 抵抗
113 キャパシタ
114 ロック検出部
115 AND回路

Claims (8)

  1. クロック信号を発生する電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器が発した前記クロック信号と入力信号との位相及び周波数を比較する位相周波数比較部と、
    前記位相周波数比較部の出力を基に前記電圧制御発振器の制御電圧を調整することで前記クロック信号の位相を調整する電圧調整部と、
    前記入力信号の振幅を取得し、取得した前記振幅を基に前記入力信号における同符号の連続の検出を行い、前記同符号の連続を検出した場合、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を停止させ、前記同符号の連続が中断した場合、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を実行させる制御部と
    を備えたことを特徴とする信号再生回路。
  2. 前記制御部は、前記振幅が0となった場合に前記同符号の連続の中断を検出することを特徴とする請求項1に記載の信号再生回路。
  3. 前記制御部は、前記同符号の連続を検出した後、一定期間経過後に前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の信号再生回路。
  4. 前記制御部は、電圧調整部に対して位相のずれが無いことを示す信号を入力させることで、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を停止させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の信号再生回路。
  5. 前記制御部は、前記電圧調整部による前記制御電圧の調整を中断させることで、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を停止させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の信号再生回路。
  6. 前記電圧制御発振器により生成される前記クロック信号と前記入力信号との位相が同期した状態である位相ロックを検出するロック検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記ロック検出部により前記位相ロックが検出された場合に、前記同符号の連続を検出すると前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の信号再生回路。
  7. クロック信号を生成する電圧制御発振器と、
    前記電圧制御発振器が発した前記クロック信号と入力信号との位相及び周波数を比較する位相周波数比較部と、
    前記位相周波数比較部の出力を基に前記電圧制御発振器の制御電圧を調整することで前記クロック信号の位相を調整する電圧調整部と、
    前記入力信号の振幅を取得し、取得した前記振幅を基に前記入力信号における同符号の連続の検出を行い、前記同符号の連続を検出した場合、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を停止させ、前記同符号の連続が中断した場合、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を実行させる制御部と、
    前記電圧制御発振器が発した前記クロック信号を基に前記入力信号の識別を行い識別信号を生成する識別部と、
    前記識別信号を出力する出力部と
    を備えたことを特徴とする光モジュール。
  8. 電圧制御発振器により発生されるクロック信号と入力信号との位相及び周波数の比較を行い、
    比較結果を基に前記電圧制御発振器の制御電圧を調整することで前記クロック信号の位相を調整し、
    前記入力信号の振幅を取得し、取得した前記振幅を基に前記入力信号における同符号の連続の検出を行い、
    前記同符号の連続が検出された場合、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を停止し、
    前記同符号の連続が中断した場合、前記電圧制御発振器が発する前記クロック信号の位相の調整を実行させる
    ことを特徴とする信号再生方法。
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