JP6421040B2 - 6面体ワークの研削方法 - Google Patents

6面体ワークの研削方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6421040B2
JP6421040B2 JP2015001483A JP2015001483A JP6421040B2 JP 6421040 B2 JP6421040 B2 JP 6421040B2 JP 2015001483 A JP2015001483 A JP 2015001483A JP 2015001483 A JP2015001483 A JP 2015001483A JP 6421040 B2 JP6421040 B2 JP 6421040B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
ground
workpiece
hexahedral
side surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015001483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016124087A (ja
Inventor
良太 新藤
良太 新藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagase Integrex Co Ltd
Original Assignee
Nagase Integrex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagase Integrex Co Ltd filed Critical Nagase Integrex Co Ltd
Priority to JP2015001483A priority Critical patent/JP6421040B2/ja
Publication of JP2016124087A publication Critical patent/JP2016124087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6421040B2 publication Critical patent/JP6421040B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

本発明は、6面体ワークの側面に対して研削(切削を含む)を実行するようにした面体ワークの研削方法に関するものである。
特許文献1には、加工具によって生じた表面のうねり形状を低減させるための技術が開示されている。この技術は、ワークの表面を回転砥石で複数回研削するものであって、同じ領域を研削する場合、研削開始位置を変更することにより、ワークの表面にうねりが出現しないようにしたものである。
特開2002−66916号公報
従って、特許文献1の技術については、ワークの表面のうねりを除去して研削精度を向上できるが、多面体ワークの側面相互の関係、例えば隣接する側面に対する直角度を高精度に出現させて、多面体ワーク全体を所要形状に高精度に加工することには不向きであった。このように、多面体の側面を他の側面との関係において高精度に研削することは困難であって、このような研削においては、一般には専用研削盤が用いられたり、汎用研削盤において精密バイスでワークを傾けてチャッキングして研削したりしている。そして、専用研削盤は高価で、かつ柔軟運用が困難である。一方、汎用研削盤でワークをチャッキングさせることはセッティングが難しく、かつ大きなワークを固定することが困難である。
本発明の目的は、専用研削盤を用いたり、ワークをチャッキングしたりすることなく、面体ワーク全体を所要形状に高精度に加工できる面体ワークの研削方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明においては、多面体ワークの側面を研削する研削方法であって、一つの側面を測定して、その側面を基準面とし、その基準面に隣接する他の側面を前記基準面を基準として研削することを特徴とする。
以上の多面体研削方法によれば、ひとつの基準面を研削すれば、その基準面を基準として他の面を正確に研削できて、高精度な多面体を加工できる。
本発明によれば、専用研削盤を用いることなく、面体ワークを所要形状に高精度に加工できるという効果を発揮する。
研削装置の側面図。 研削装置の研削部の斜視図。 研削装置の電気的構成を示すブロック図。 多面体研削手順を示すフローチャート。
以下、本発明を具体化した実施形態の研削装置を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、研削盤の機台21上にはテーブル22がモータ27によりX軸方向(左右方向)の所定範囲内に往復移動可能に搭載され、その上面には多面体ワーク70がマグネットチャック等に固定手段を用いて固定される。
本実施形態において取り扱われる多面体ワーク70は6面体であって、各側面701〜706は隣接する他の側面701〜706に対して直角をなすように研削される。
テーブル22の上方には、昇降体25がモータ26によって昇降可能に、かつ図3に示すモータ28によりZ軸方向(前後方向)に移動可能に設けられている。この昇降体25にはモータ23によって回転される回転砥石24がY軸方向(上下方向)に昇降可能に設けられている。この回転砥石24はテーブル22の移動領域の上方に位置している。そして、この回転砥石24により、テーブル22上のワーク70の上面を研削することができる。この場合、前記X軸,Y軸,Z軸の3軸方向の移動の少なくとも2軸方向の移動を合成すれば、多面体ワーク70に対して任意の傾きの研削面を形成できる。
前記各モータ23,26,27,28は制御装置33による制御を受ける。記憶部34は研削装置全体を動作させるためのプログラムや一時的なデータを記憶する。そして、制御装置33は、前記各モータ23,26〜28の動作を制御することにより、回転砥石24によるX軸,Y軸,Z軸の各方向における平面研削を実行させるとともに、各軸方向における面の傾きを補正するように研削することが可能である。
前記昇降体25には検出装置31が設けられ、その検出子32においてワーク70の側面701〜706の位置や傾きを検出することができる。検出されたデータは制御装置33に入力される。
次に、以上のように構成された研削方法を図2及び図4を参照しながら説明する。本実施形態の研削方法は、6面体の側面を他の側面に対して直角または平行に研削するものである。
はじめに、ワーク70の6箇所の側面のうち一つの側面701が上向きになるようにテーブル22上にセットされて、任意の傾きとなるように平面研削される(S1)。この側面701が第1基準面701となる。
次に、前記第1基準面701が横向きになって検出子32と対向するように倒して、この第1基準面701の位置と傾きとが測定される(S2)。このような測定の場合、第1基準面701等の被測定面の少なくとも2箇所のポイントを測定する必要があるが、4箇所以上のポイントを測定するのが好ましい。この測定結果は、制御装置33に転送されて、第1基準面701の位置及び傾きが制御装置33によって認識される(S3)。
そして、第1基準面701を基準にして、その隣の上向きになった側面702が研削される(S4)。この側面702が第2基準面702となる。この場合、第1基準面701の位置データをもとに、側面702が第1基準面701に対して直角をなすように研削される。
次いで、第1基準面701及び第2基準面702と隣接するふたつの側面のうちの一つの側面703を上向きにし、第1,第2基準面701,702が測定される(S5)。その測定結果に基づき、X軸方向及びZ軸方向の研削される面のデータが必要に応じて補正される(S6)。すなわち、側面703が第1基準面701及び第2基準面702の双方に対して直角をなすように研削されるようにしたデータが生成される。
次いで、テーブル22上のドレッサ(図示しない)にて回転砥石24の端面角度が所要角度になるようにドレスされる(S7)。
そして、3つの側面701,702,703が相互に直角をなすように第3基準面としての側面703が研削される(S8)。その後は、回転砥石24の研削面の傾きがゼロになるように前記ドレッサによるドレスによって補正される(S9)。
その後、各側面701,702,703が順次下側になるようにワーク70をテーブル22上に設置して、各側面701,702,703の反対側の側面704,705,706が側面701,702,703と平行に研削される(S10及びS11)。
このようにすれば、各側面701〜706が隣接する他の側面701〜706に対して直角をなす6面体が形成される。
従って、前記実施形態においては、以下の効果がある。
(1)汎用研削盤等の汎用の研削装置を用いて、6面体等の多面体ワークを正確かつ容易に研削することができる。
(2)この場合、ワーク70のチャッキングが不要であるため、大きなワークであっても、支障なく作業を遂行できる。
(3)任意に研削した第1基準面701を基準にして各側面702〜706が研削されるため、研削プログラムを簡素化できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化してもよい。
・3面体等の6面体以外の多面体ワークを研削すること。
・側面を隣接する他の側面に対して直角に研削する以外の角度で研削したり、クラウニング研削したりすること。
・前記実施形態の研削盤を測定器として使用すること。すなわち、前記検出子32によりワーク70の側面を検出することにより、ワーク70の側面の平面度、直角度、平行度等を測定できる。平面度の測定においては、測定平面の複数箇所を検出して、各位置の高さを認識すればよく、直角度の測定においては、隣接する複数の面間の直角度を認識すればよく、平行度の測定においては、相互に反対側に位置する面の平行度を認識すればよい。
11…回転砥石、24…回転砥石、70…ワーク、701…第1基準面、702…第2基準面。

Claims (2)

  1. 往復移動可能なテーブル上にマグネットチャックで固定された6面体ワークの側面を昇降可能な昇降体に支持された回転砥石により平面研削する研削方法であって、
    前記テーブル上の6面体ワークの上面に位置する一つの側面を前記回転砥石により研削し、同側面が横向きになって前記昇降体に支持された検出装置の検出子と対向する状態で同側面を前記検出子により測定して、その側面を第1基準面とし、その第1基準面に隣接し6面体ワークの上面に位置する他の側面を前記第1基準面を基準として直角に研削して、第2基準面を形成し、前記第1,第2基準面を対向する前記検出子により測定し、その第1,第2基準面に隣接し6面体ワークの上面に位置する側面を同第1,第2基準面に対して直角をなすように研削し、3側面を研削した後に、研削済みの3側面と平行に残りの3側面を研削する6面体ワークの研削方法。
  2. 残りの3側面を研削するに際して、前記回転砥石の研削面をドレスする請求項1に記載の6面体ワークの研削方法。
JP2015001483A 2015-01-07 2015-01-07 6面体ワークの研削方法 Active JP6421040B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015001483A JP6421040B2 (ja) 2015-01-07 2015-01-07 6面体ワークの研削方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015001483A JP6421040B2 (ja) 2015-01-07 2015-01-07 6面体ワークの研削方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016124087A JP2016124087A (ja) 2016-07-11
JP6421040B2 true JP6421040B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=56358520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015001483A Active JP6421040B2 (ja) 2015-01-07 2015-01-07 6面体ワークの研削方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6421040B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54132085U (ja) * 1978-03-07 1979-09-13
JP2930961B2 (ja) * 1988-12-09 1999-08-09 株式会社日平トヤマ 加工装置
JP2605156Y2 (ja) * 1992-10-20 2000-06-26 住友重機械工業株式会社 側面研削盤
JP2011194533A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Okamoto Machine Tool Works Ltd ドレッサ付き複合平面研削装置
JP5682819B2 (ja) * 2011-03-08 2015-03-11 旭硝子株式会社 ガラス板の面取り方法及び面取り装置並びにガラス板
JP5789171B2 (ja) * 2011-10-19 2015-10-07 株式会社岡本工作機械製作所 方形ワークの三面取り研削方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016124087A (ja) 2016-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6599832B2 (ja) 工作機械及びワーク平面加工方法
JP2014191607A (ja) 数値制御工作機械および数値制御工作機械の主軸誤差補正方法
JP6274561B2 (ja) 回転砥石のドレッシング装置と方法
JP2014000614A (ja) 研削加工装置
JP3590778B2 (ja) 両頭平面研削盤および研削方法
JP6727719B2 (ja) 被加工物の切削方法
JP6190654B2 (ja) 削り代の均一化方法及び板材の周縁研削装置
JP6128977B2 (ja) 板材の周縁加工装置並びに加工精度の計測及び補正方法
JP7068096B2 (ja) 被加工物の研削方法
JP6421040B2 (ja) 6面体ワークの研削方法
JP6900019B2 (ja) 多面体ワークの研削方法
JP7043067B2 (ja) ワークの処理方法及びワークの処理装置
JP6302658B2 (ja) 加工方法
TW201911401A (zh) 高度測定用治具
JP5271581B2 (ja) シリコンインゴット用測定装置
JP2021002605A (ja) 被加工物の切削方法
JP6404002B2 (ja) 湾曲板の周縁加工方法
JP2002346885A (ja) 加工用位置決め方法
JP2012091261A (ja) 工具研削盤における熱変位補正方法、工具研削盤、ncプログラム
KR20150127942A (ko) 5축 공작기계 정밀도 평가를 위한 표준공작물
TW201433410A (zh) 研磨機台及其加工方法
KR20150012103A (ko) 경질 취성판의 연삭장치와 가공 정밀도의 계측 및 보정 방법
KR101579542B1 (ko) 연마휠 평탄도 보정장치 및 이를 포함하는 패널 연마 장치 및 연마휠 평탄도 보정방법
JP6883966B2 (ja) 砥石径の推定方法及びそれを用いた工作機械
JP6086810B2 (ja) 加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180710

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6421040

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250