JP6420084B2 - 浴槽エプロン - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽エプロンに関するものである。
従来、浴槽のエプロンは、浴槽の洗い場側の大部分に沿って設けられた大きなエプロン(大エプロン)と、浴槽の一端側であってカウンタに面する側に設けられた小さなエプロン(小エプロン)とに分割されている構成が知られている。
そして、エプロンを分割し、分割したエプロンの中でカウンタとの隣接面に位置する隣接エプロン(小エプロンに相当するもの)を、スライド自在としてカウンタの陰から引出すようになした構成が知られている(特許文献1参照)。
また、互いに接合可能に分割形成された第1エプロン部材と第2エプロン部材からなり、洗い場床部と、洗い場床部と隣接した位置に設置された浴槽と、の間に形成される開口部を塞ぐバスエプロンについて、第1エプロン部材は、洗い場床部の上方に配置された洗い場カウンタの側端部全体と干渉する位置に取り付けられ、高さ方向長さが開口部の鉛直方向長さよりも小さく形成された構成が知られている(特許文献2参照)。
特開2001−169959号公報 特開2011−072615号公報
従来の大エプロンと、浴槽の一端側であってカウンタの側端に面する側に設けられた小エプロンとに分割されている構成では、次のような問題がある。
即ち、浴槽の一端側においてフランジが広く、カウンタの奥行き幅が狭い場合は、大エプロンを外すだけで浴槽パン内の配管接続や機器のメインテナンス、清掃等が可能である。しかしながら、浴槽のフランジが狭い、またはカウンタの奥行き幅が広い場合、浴槽パン内の作業スペースが狭くなるので、大エプロンに加えて小エプロンの取り外しが必要となる。
また、水密性を得るために、小エプロンとカウンタの角部にコーキング施すことが多いために、小エプロンの取り外す際は、コーキングをカットし除去する作業も必要となり、非常に手間がかかる等の問題がある。
なお、上記特許文献1記載の発明では、小エプロンに相当する隣接エプロンを引き出せるようにしているので、小エプロンとカウンタをコーキングで固定する場合は、引き出しの際にコーキングを除去する必要が生じる。
上記特許文献2記載の発明では、浴槽パン内の配管接続や機器のメインテナンス、清掃等の際に、第2エプロン部材を浴槽から取り外し、さらに第1エプロン部材を取り外す必要があり、第1エプロンとカウンタとの間にコーキングを施す場合は、コーキングを除去しないと第1エプロンを取り外すことができない。よって、エプロンの取り外し作業に手間がかかるものと考えられる。
本発明は上記従来の問題を解決することを目的とし、浴槽パン内の配管接続や機器のメインテナンス、清掃等を行う際に、作業スペースをカウンタに面する第一エプロンを、第一エプロンとカウンタの角部に施されたコーキングを切ることなく、取り外して作業スペースを確保することができ、作業性を向上させることが可能な第一エプロンを備えた浴槽エプロンを実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、第一エプロンと第二エプロンを備えた分割型の浴槽エプロンにおいて、洗い場側の浴室壁には浴槽エプロンに隣接してカウンタが設けられており、第一エプロンはカウンタと接する位置に設けられ、第二エプロンはカウンタと接しない位置に設けられ、第一エプロンは更に分割されて、少なくとも上部が浴槽に嵌合して固定される固定部と、カウンタ設置状態においても固定部から着脱可能な脱着部を備え、固定部は、本体部と、浴室壁と接する側部と、浴室床と接する下部と、を備え、略コの字状に形成されており、脱着部は本体部の下方に設けられて、本体部と脱着部の継ぎ目はカウンタ上面よりも下方に位置していることを特徴とする浴槽エプロンを提供する。
脱着部は第二エプロンを取り外したのち、第二エプロン側にスライドして着脱可能に構成されていることが好ましい。
脱着部に開口が設けられており、該開口が設けられた箇所は、脱着部に接する側のカウンタの端面に内包される位置にあることが好ましい。
固定部の本体部の下端と脱着部の上端に、互いにスライド可能なガイド部が設けられていることが好ましい。
本発明に係る浴槽エプロンによれば、カウンタに面する第一エプロンを、カウンタ上面のコーキングを切ることなく、取り外すことができるので、配管等の接続やメインテナンス、清掃等を行う際に、簡単に作業スペースを確保することができ、作業性を著しく向上させることが可能となる。
本発明の実施例を説明する図であり、(a)は本発明の浴槽エプロンを使用した浴槽全体を示す斜視図であり、(b)は本発明の浴槽エプロンの第一エプロンを示す斜視図であり、(c)は第一エプロンを浴槽に取り付ける構成を示す図である。 上記実施例の浴槽エプロンの第一エプロンを説明する図であり、(a)は第一エプロンの固定部から脱着部を取り外した状態を示す斜視図であり、(b)は固定部の側面図であり、(c)は脱着部の側面図である。 (a)は、上記実施例の浴槽エプロンにおける、第一エプロンの固定部、脱着部、第二エプロン、浴槽、およびカウンタ等の相互の位置関係を示す正面図であり、(b)は上記実施例の変形例について、第一エプロンの固定部、脱着部、第二エプロン、浴槽、およびカウンタ等の相互の位置関係を示す正面図あり、(c)は(b)のC−C断面を示す図である。 上記実施例の浴槽エプロンの第二エプロンを浴槽から取り外した状態を示す斜視図である。 上記実施例の浴槽エプロンの第二エプロンを浴槽から取り外し、さらに第一エプロンの脱着部を固定部から取り外した状態を示す斜視図である。
本発明に係る浴槽エプロンを実施するための形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。以下の説明では、浴槽を洗い場側から正面に見て、手前が前方、奥側を後方、左右を左右方向とする。
(実施例)
全体構成:
本発明に係る浴槽エプロン1の実施例を説明する。図1(a)において、浴槽2の前面側(洗い場3側)には、浴槽エプロン1が、着脱可能に設けられている。また、洗い場3側の側方の浴室壁6には、浴槽エプロン1の前面に隣接してカウンタ7が設けられている。本発明に係る浴槽エプロン1は、第一エプロン8(小エプロン)と第二エプロン9(大エプロン)を備えた分割型の浴槽エプロンである。
第一エプロン8は、カウンタ7の後端面10(図1(a)において、カウンタ7を正面視した場合は左側の端面に相当する)と接する位置に設けられている。第二エプロン9は、カウンタ7と接しない位置、即ち、カウンタ7の後端面10に対して、カウンタ7の取り付けられた浴室壁6の反対側の横方向にずれた位置に設けられている。
第一エプロン:
第一エプロン8は、図1(b)、図2(a)に示すように、固定部12と脱着部13を備えており、互いに着脱し合体、分解可能である。固定部12は、後で詳記するが、カウンタ7の後端面10に接した状態で、浴槽のフランジ14に取り付けられている。
脱着部13は、固定部12に対して横方向(左右方向)にスライドして着脱可能に装着されている。浴槽パン内の配管の接続、機器のメインテナンス、清掃等の作業において、脱着部13だけ取り外すことで、作業スペースを提供でき、第一エプロン8全体を取り外す必要がない。
なお、本明細書で、浴槽パン内の配管の接続とは、浴槽への湯水の配管の接続、浴槽パン内に設けられている機器への配管の接続、浴槽近くに設けられた供給栓からカウンタに設けられた水栓へ湯水を供給する配管等の接続であり、機器とは、例えば、バブルやジェット噴流を発生するための内蔵ポンプ、洗浄水噴射用のポンプ等を言う。
固定部12は、図2(a)に示すように、本体部17を有し、少なくとも、固定部12の本体部17の上部18が、図1(c)に示すように、浴槽2の洗い場3側のフランジ14の前縁下面に沿って形成された断面凹状の垂下部19に嵌合して固定される。このような本体部17の上部18には、垂下部19に嵌合する断面凸状の凸条面が形成されている。
固定部12は、少なくとも上記のとおり浴槽2に取り付けられた本体部17を備えている必要があるが、本実施例の固定部12は、図2(a)、(b)に示すように、本体部17に加えて、浴室壁6と接する側部27と、浴室床24と接する下部28と、を備えており、全体として正面視で略コの字状に形成されている。
本体部17と下部28は、浴室壁6側(図2(a)では右側)で垂直に伸びる側部27で結合されている。本体部17、側部27および下部28で囲まれる部分は、開口29となっている。この固定部12の開口29は、後記するが、脱着部13が固定部12から取り外された状態で、配管の接続、機器のメインテナンス、清掃等の作業の際に、アクセスのための開口となり、また作業スペースを提供する。
本体部17の下端の前面には、脱着部13を固定部12に対して脱着する際に、後記する脱着部13のガイド部43に対して、互いに横方向にスライド可能なガイド部33が設けられている。このガイド部33は、図2(a)、(b)に示すように、水平に形成された凹凸条面として構成されている。この凹凸条面は、水平な嵌合溝34と、水平な嵌合溝34の下に隣接する水平な突条部35と、からなる。
固定部12のガイド部33の凹凸条面に、後記する脱着部13のガイド部43の凸凹条面が摺動可能に嵌合し、脱着部13は固定部12に対して横方向にスライド可能となる。本体部17および下部28における側部27と反対側の側面には、平面視で┐型の切り欠き面38が形成されている(図2(a)、(b)参照)。
固定部12に脱着部13を装着および取り外しする際に、後記する脱着部13の下端の後面に形成された切り欠き面48が、固定部12の下部28の上面39に摺動可能に載置され、脱着部13は固定部12に対して横方向にスライド可能となる。
脱着部13は、図1(b)、図2(a)、図3(a)に示すように、全体として矩形の板状に形成されている。脱着部13における、カウンタ7が取り付けられる浴室壁6側の位置には、浴室壁6側から切り欠かかれて開いた開口40が形成されている。
脱着部13は、カウンタ7の後端面10に接するように設けられるが、脱着部13は、図3(a)に示すように、その開口40が形成されている箇所が、カウンタ7の後端面10の領域(図3(a)の2点鎖線で示される領域)内に内包される位置になるように、カウンタ7との位置関係が決められ、固定部12に取り付けられる。
脱着部13の浴室壁6側の端部41の後面には、開口40に面する位置から下端まで切り欠き面42が形成されている。この切り欠き面42は、脱着部13が固定部12に装着されると、固定部12の側部27に嵌合する。
脱着部13の上部の後面には、脱着部13を固定部12に対して脱着する際に、固定部12のガイド部33に対して互いに横方向にスライド可能なガイド部43が設けられている。このガイド部43は、水平に形成された凸凹条面として構成されている。この凸凹条面は、図2(a)、(c)に示すように、水平な突条部44と、水平な突条部44の下に隣接する水平な嵌合溝45と、からなる。
脱着部13のガイド部43の凸凹条面は、固定部12のガイド部33の凹凸条面に対して摺動可能に嵌合し、脱着部13は、固定部12に対して横方向にスライド可能となる。
脱着部13の下端の後面には、側面視┐型の切り欠き面48が形成されている。また、脱着部13の左側面は、平面視で┐型の切り欠き面49が形成されている(図2(a)、(c)参照)。
脱着部13は、固定部12に着脱可能であるが、脱着部13を固定部12に装着するためには、図2(a)に示すように、脱着部13の空間40側を固定部12の空間29側に向き合う状態とし、脱着部13のガイド部43の凸条部44および嵌合溝45を、それぞれ固定部12のガイド部33の嵌合溝34および凸条部35に嵌合し、脱着部13の切り欠き面48を固定部12の下部28の上面39に合わせて載置する。
その状態で、図2(a)に矢印で示すように、脱着部13を固定部12に挿入し横方向にスライドしながら、脱着部13の切り欠き面42が、固定部の側部27に嵌合し当接するまで押し込んでいくと、脱着部13は、図1(b)に示すように、固定部12に装着された状態となる。
このように装着された状態では、固定部12の開口29は、脱着部13の開口40と重なる部分を除いて、脱着部13によって閉じられる。脱着部13の開口40は、カウンタ7内を通して浴槽パン(図示しない)に延びるように配設される配管類の通孔として機能する。
図1(b)に示すように、脱着部13を固定部12に装着した状態では、固定部12の本体部17と脱着部13の接合部に細い隙間の線50が生じる。この隙間の線50は、互いに分割された固定部12と脱着部13を合体したことにより両者の間に生じる線であり、本明細書では継ぎ目50と言う。継ぎ目50は、カウンタ7の奥行(カウンタ7を正面視した際の奥方向の幅寸法)と略同じ寸法の幅とする。
この継ぎ目50が、少なくともカウンタ7の上面より下方に位置するような関係に、第一エプロン8の固定部12とカウンタ7が配置されれば、しかも継ぎ目50は、カウンタ7の奥行と略同じ寸法の幅であるので、継ぎ目50がカウンタ7で隠れて露出することがないので、見た目も好ましく意匠性が良い。
また、このような関係で第一エプロン8の固定部12とカウンタ7が配置されていれば、固定部12の本体部17の前面25とカウンタ7の上面23がなす角部53に、図5に示すように、コーキング54を施すことで水密性が向上し、固定部12またはカウンタ7上方からの水が、継ぎ目50から浴槽2側に入り込みにくくなる。
浴室壁6へのカウンタ7の取付高さが、浴槽2の高さ等を考慮して、ある程度決まっている場合は、継ぎ目50が、少なくともカウンタ7の上面より下方に位置するように、固定部12の本体部17の上下幅の寸法は決められる。
通常は、浴槽エプロンの前面は、カウンタ7より上方の部分が入浴者にとって見えやすいので、継ぎ目50を、上記のとおりカウンタ7の上面23より下方である構成とすることで、カウンタ7より上方に継ぎ目50が露出しないような構成とすれば良い。
しかし、継ぎ目50は、上記のようにカウンタ7の上面23より下方である構成に加えて、カウンタ7の下面26より上方に位置する構成とすれば、継ぎ目50はカウンタ7の下方にも露出せず、固定部12の前面に沿って流れ落ちる水が継ぎ目50から浴槽2側に入り込むことも防止できるので、意匠性の向上の観点および水密性の観点から、より完璧となる。
上記のとおり継ぎ目50は、カウンタ7の上面23より下方であり、カウンタ7の下面26より上方に位置する構成とし、上記したとおりの、脱着部13は、その開口40が、カウンタ7の後端面10の領域内に内包されるような、カウンタ7との位置関係となるような構成を考慮すると、結局、固定部12、脱着部13およびカウンタ7の関係的な構成は、図3(a)に示すようになる。
第二エプロン:
第二エプロン9は、浴槽2の前面側(洗い場3側)であって、カウンタ7の後端面10に接しない領域に、浴槽2に着脱可能に取り付けられる。第二エプロン9を浴槽2に着脱可能に取り付ける取付構造はすでに知られており、特にその詳細は図示しないが、その概要は次のとおりである。
第二エプロン9の上部には、前記第一エプロンの固定部12の本体部17の上部18の凸条面32と同様の凸条面が形成されている。また、第二エプロン9の後面(内面)には、少なくとも左右の2本の係合突起が浴槽2の前面に向けて設けられている。一方、浴槽2の前面には、係合突起に対応した位置に、係合突起に弾力的に係合する係合受具が設けられている。
第二エプロン9の上部の凸条面を、浴槽2の洗い場3側のフランジ14の前縁に沿った垂下部19に嵌合し、第二エプロン9を後方に押して、係合突起を浴槽2の係合受具内に弾力的に係合することで、第二エプロン9が浴槽2の洗い場3側の前面に着脱可能に取り付けられる。
(作用)
以上の構成からなる浴槽エプロン1の作用についてその、設置工程、使用等を通して説明する。まず、第一エプロン8を浴槽2に取り付ける。脱着部13と固定部12を分割した状態(図2(a)参照)で、まず固定部12だけを取り付ける。
具体的には、図1(b)に示すように、固定部12の本体部17の上部18に形成された凸条面を、図1(c)に示すように、浴槽2のフランジ14の垂下部19に嵌合して、第一エプロン8を、浴槽のフランジ14と浴室床24の間に挿入して押し込む。なお、脱着部13を固定部12に装着し合体した状態で、浴槽2に取り付けても良い。
次に、カウンタ7を、その後端面10が固定部12の前面25に当接する状態で、浴室壁6に取り付ける。この場合、カウンタ7を、図3(a)に示すように、固定部12と追って装着する脱着部13との継ぎ目50がカウンタ7の上面23より下方に位置し、脱着部13の開口40は、カウンタ7の後端面10の領域に内包される位置になることを考慮して取り付ける。
カウンタ7が浴室壁6に取り付けられた状態で、カウンタ7内の配管類を固定部12の開口29を通して、浴槽2近くの給水栓等へ接続する配管作業をしておくとよい。
また、カウンタ7が浴室壁6に取り付けられた状態で、第一エプロン8の前面25とカウンタ7の上面の角部53に、図5に示すように、コーキング54を施すことで、水密性を向上させることが可能となる。
次に、固定部12に、脱着部13を装着する。この装着については、第一のエプロンの構成の説明において詳述したとおりであり、脱着部13のガイド部43を固定部12のガイド部33に側方から嵌合して挿入し、図2(a)に矢印で示すように、脱着部13を固定部12に対して横方向にスライドさせて、脱着部13の切り欠き面42が、固定部の側部27に嵌合し当接するまで押し込む。
このようにして、脱着部13は、図1(b)に示すように、固定部12に装着された状態となる。この際、カウンタ7内から、固定部12の開口29を通して浴槽パン側に延ばされて配設された配管は、脱着部13の開口40を通すようにする。
次に、第二エプロン9を浴槽2の前面側に取り付ける。具体的には、第二エプロン9の上部の凸条面を浴槽2のフランジ14の前縁の垂下部19に嵌合し、また第二エプロン9のカウンタ7側の一端(図1(a)では右側端)を、第一エプロン8の固定部12および脱着部13の図2(a)に示す左側面の切り欠き面38、49(図1(b)参照)に外側から覆うように係合して、浴槽のフランジ14と浴室床24の間に嵌め込む。
すると、第二エプロン9の後面(内面)に設けられている係合突起が、浴槽の前面に設けられた係合受具に弾力的に嵌合して固定されるとともに、第一エプロン8と第二エプロン9が接続された状態となる。
以上の説明では、第一エプロン8の固定部12を浴槽2に取り付けた後で、カウンタ7を浴室壁6に取り付けたが、その作業工程は逆でもよい。
また、第一エプロン8を浴槽2に取り付ける場合に、上記のとおり、脱着部13と固定部12を分割した状態(図2(a)参照)で、まず固定部12だけを取り付けて、その後、脱着部13を固定部12に装着し合体したが、配管作業に支障さえなければ、脱着部13を固定部12に装着し合体した状態(図1(b)参照)で、第一エプロン8を浴槽2に取り付けてもよい。
本発明の浴槽エプロン1では、第一エプロン8は、図4に示すように、浴槽2の前面側において、カウンタ7の後端面10に当接して取り付けられる。この状態では、第一エプロン8の継ぎ目50は、カウンタ7の上面23より下方に位置し露出しない、またカウンタ7の横方向へも露出しないので、見栄えを低下させることなく意匠性が良い。
浴槽パン内の配管、メインテナンス、清掃等の作業に際して、第一エプロン8の脱着部13を固定部12から取り外す場合には、第二エプロン9を浴槽2の前面から取り外した状態(図4参照)において、脱着部13を把持して、図4の矢印に示すように、固定部12から浴室壁6と反対側の横方向にスライドして引き出して取り外せばよい。
すると、図5に示すように、第一エプロン8は固定部12だけが残り、固定部12の開口29が全開状態となる。
このように、第一エプロン8の脱着部13は、固定部12から引き抜くことで、簡単に取り外すことができる。また、脱着部13を固定部12から取り外す際に、固定部12の前面25とカウンタ7上面24のなす角部53に形成されたコーキング54を切って除去する必要がない。
従って、従来の浴槽エプロンに比べると、第一エプロン8全体を浴槽から取り外したり取り付けたりする必要がないので、配管等の接続、メインテナンス、清掃等の作業を行う際に、簡単に浴槽2の近く、下方、浴槽パン等にアクセスするための通路や作業スペースを確保することができるので、作業性が著しく向上する。
そして、第一エプロン8の固定部12とカウンタ7の角部53に形成されているコーキング54が特に除去されていないので、作業後に、再度、第一エプロン8全体を浴槽2に取り付けた状態にする場合は、脱着部13を固定部12に側方から挿入して横方向にスライドして押し込み、脱着部13を固定部12に装着するだけでよく、再度コーキングのための作業が不要である。
(変形例)
ここで、上記実施例で説明した浴槽エプロン1の変形例を示す。この変形例は、上記実施例と略同じ構成であるが、固定部の構成について、上記実施例と若干異なり、以下、この異なる構成について説明する。
上記実施例で説明したが、第一エプロン8の固定部12は、浴槽2に取り付けられ、脱着部13のガイド部43と互いにスライド可能なガイド部33が形成され、開口40を有する本体部17を備えた構成である。
しかしながら、第一エプロン8の固定部12は、本体部17を少なくとも設けていれば、例えば、図3(b)に変形例として示すように、側部27および下部28が設けられていない構成でもよい。
但し、この場合の第一エプロン8の固定部12は、その本体部17が、浴槽2のフランジ14に、落下することなく固定して取り付けられる構成とする必要がある。例えば、図3(b)に示すように、本体部17の後面に係合突起55を設け、この係合突起55に対向する浴槽2の前面に係合突起55と弾力的に係合する係合受具56を設ける構成とする。
或いは、第一エプロン8の固定部は、浴槽2と一体に形成されている構成であってもよい。例えば、図示はしないが、浴槽2のフランジ14と一体で、その前縁から、固定部12の本体部17に相当する部材を、その下端がカウンタ7の上面23より下方の位置まで延びるように設ける構成としてもよい。
上記変形例のように、固定部が下部28を備えていない場合は、脱着部13の下端は、下部28に換えて浴室床24上に当接し、脱着の際には、その上を横方向にスライドする構成とすればよい。この場合、より積極的には、浴室床24の上に、脱着部13の下端の切り欠き面48が摺動可能に嵌合できる、レール片を貼り付けるようにしてもよい。
以上、本発明に係る浴槽エプロンを実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る浴槽エプロンは上記のように浴槽の下方に簡単にアクセスできる開口を形成できる構成であるから、配管等の接続、機器のメインテナンス、浴槽の下方の清掃作業等が容易となり、浴槽パンを供えた浴槽、その他各種の浴槽にも適用可能である。
1 浴槽エプロン
2 浴槽
3 洗い場
6 浴室壁
7 カウンタ
8 第一エプロン
9 第二エプロン
10 カウンタの後端面
12 固定部
13 脱着部
14 浴槽のフランジ
17 本体部
18 固定部の本体部の上部
19 浴槽のフランジの垂下部
22 固定部の本体部の下端
23 カウンタの上面
24 浴室床
25 固定部の本体部の前面
26 カウンタの下面
27 固定部の側部
28 固定部の下部
29 固定部の開口
32 固定部の本体部の上部の凸条面
33 本体部のガイド部
34 嵌合溝
35 突条部
38 固定部の側面の切り欠き面
39 固定部の下部の上面
40 脱着部の開口
41 脱着部の浴室壁側の端部
42 脱着部の浴室壁側の端部の切り欠き面
43 脱着部の上部のガイド部
44 脱着部のガイド部突条部
45 脱着部のガイド部嵌合溝
48 脱着部の下端の切り欠き面
49 脱着部の側面の切り欠き面
50 継ぎ目
53 固定部とカウンタがなす角部
54 コーキング
55 係合突起
56 係合受具

Claims (4)

  1. 第一エプロンと第二エプロンを備えた分割型の浴槽エプロンにおいて、洗い場側の浴室壁には浴槽エプロンに隣接してカウンタが設けられており、第一エプロンはカウンタと接する位置に設けられ、第二エプロンはカウンタと接しない位置に設けられ、第一エプロンは更に分割されて、少なくとも上部が浴槽に嵌合して固定される固定部と、カウンタ設置状態においても固定部から着脱可能な脱着部を備え、固定部は、本体部と、浴室壁と接する側部と、浴室床と接する下部と、を備え、略コの字状に形成されており、脱着部は本体部の下方に設けられて、本体部と脱着部の継ぎ目はカウンタ上面よりも下方に位置していることを特徴とする浴槽エプロン。
  2. 請求項1に記載の浴槽エプロンにおいて、脱着部は第二エプロンを取り外したのち、第二エプロン側にスライドして着脱可能に構成されていることを特徴とする浴槽エプロン。
  3. 請求項1または2に記載の浴槽エプロンにおいて、脱着部に開口が設けられており、該開口が設けられた箇所は、脱着部に接する側のカウンタの端面に内包される位置にあることを特徴とする浴槽エプロン。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の浴槽エプロンにおいて、固定部の本体部の下端と脱着部の上端に、互いにスライド可能なガイド部が設けられていることを特徴とする浴槽エプロン。
JP2014151353A 2014-07-25 2014-07-25 浴槽エプロン Expired - Fee Related JP6420084B2 (ja)

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