JP4135614B2 - 浴室壁面取付用ユニット - Google Patents
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Description
而してこの場合、起伏動作する湯桶載置台で、水栓金具をその裏側に単に隠すのでは、水栓金具から湯水を出す度に、台を手前側に引き倒す必要があり、使い勝手が悪くなる。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、水栓金具と、洗面器を載置するためのカウンター(台)との間隔を大きくとることなく、カウンターを起伏可能に形成して跳ね水の飛散を防止し、水栓金具等の露出を防止して洗い場の壁面をすっきりと整然化でき、カウンターの起立時も水栓金具の使用が可能になるよう形成した浴室壁面取付用ユニットを提供することにある。
即ち本発明は、図1等に示されるように、洗い場1側の壁面2に設けられる水栓金具3を覆うカバー部材4と、このカバー部材4の下方位置に設けられて水栓金具3から流れ出る水を受ける洗面器8の載置用カウンター9とを備え、このカウンター9が奥側の枢着部10を介して前後方向に起伏動作自在に設けられている浴室壁面取付用ユニットであって、先端に吐水口3cを有する上記水栓金具3の通水管部3bが、上記カバー部材4の前端面4bの下端を越えて前方に突き出され、上記のカウンター9の前端部9aに、カウンター9の起立時に上記の通水管部3bに通される切欠き11が形成されていることを特徴とする(請求項1)。
なぜならこれによると、カバー部材4の前端面4bとカウンター9の裏面9bとが連続した垂直壁を形作るため、洗い場1の壁面2の整然化を一層図ることができるからである。
この場合は、シャワーホース5等をカウンター9の後に隠すことができ、シャワーホース5等が露出することによる見苦しさを一掃でき、洗い場1側の壁面2の整然化を一層図ることができる。
この場合は、シャワーヘッド6をカウンター9の開放状の側方から抜脱操作し易く、またカウンター9の起立時に上向きになる凸段差部9cの前面9dにシャワーホース5を配置でき、カウンター9と壁面2との間からシャワーホース5が垂れ下がることを防止できる。凸段差部9cは、具体的には角材状や、或いはカウンター9の後端部が鉤形に屈曲形成されることで実現される。また凸段差部9cは、カウンター9の横幅のほぼ全長にわたって左右方向に延びて形成されるのが好ましい。なぜならこれによると、シャワーホース5を凸段差部9cに、一層確実に且つ安定した状態で載置できるからである。
この場合は、カウンター9を引き起こしたとき、凸段差部9cの前面9dが上向きになるため、この前面9dにシャワーホース5を載置でき、カウンター9と壁面2との間からシャワーホース5が垂れ下がることを防止できる。
なぜならこれによると、カバー部材4の前端面4bと、カウンター9の裏面9bとで垂直壁が形作られ、洗い場1側の壁面2の整然化を一層図ることができるからである。
従ってこれによれば、シャワーヘッドやシャワーホースが洗い場の壁面に露出することを防止でき、洗い場の壁面がすっきりし、壁面やカウンター周りを整然化できる。
図1等において、1は洗い場であり、2はこの洗い場1側の壁面である。3は水栓金具としての湯水混合水栓であり、4はこの水栓金具3を覆うカバー部材である。このカバー部材4は、水栓金具3と共に壁面2の下方位置に設けられている。カバー部材4は、この実施形態では横長の箱形に形成され、上面4aは小物を載置できるよう平面状に形成されている。またこのカバー部材4の垂直状の前端面4bに、水栓金具3の操作摘み3aが左右一対状に設けられている。水栓金具3の通水管部3bは、カバー部材4の前端面4bの下端を越えて前方に突き出されている。3cは、通水管部3bの先端に形成されている吐水口である。水栓金具3は、カバー部材4の下側に延びるシャワーホース5を備え、このシャワーホース5の先端部にシャワーヘッド6が接続されている。シャワーヘッド6は、カバー部材4の上方の壁面2の適宜位置に設けられている引っ掛け具7に引っ掛けられている。
入浴者は、図1Bに示されるように、通水管部3bの吐水口3cの下方にあたるカウンター9の上面位置に洗面器8を置いて使用する。カウンター9を仕舞うときは、水栓金具3の通水管部3bを正面に向け、カウンター9を引き起こす。するとカウンター9の切欠き11が通水管部3bに通され、この実施形態では通水管部3bが切欠き11の間に配置された状態でカウンター9が起立する。このとき、カバー部材4の前端面4bとカウンター9の洗い場1側に面する裏面9bとは、垂直面がほぼ同一の状態になる。カウンター9を再度使用するときは、起立状態のカウンター9を手前側に回動させて倒伏させる。この場合、カウンター9の後端面が壁面2に当接し、これによりカウンター9はほぼ水平状に配置される。
2 壁面
3 水栓金具
3b 通水管部
3c 吐水口
4 カバー部材
4b 前端面
8 洗面器
9 カウンター
9a 前端部
10 枢着部
11 切欠き
Claims (7)
- 洗い場側の壁面に設けられる水栓金具を覆うカバー部材と、このカバー部材の下方位置に設けられて水栓金具から流れ出る水を受ける洗面器の載置用カウンターとを備え、このカウンターが奥側の枢着部を介して前後方向に起伏動作自在に設けられている浴室壁面取付用ユニットであって、先端に吐水口を有する上記水栓金具の通水管部が、上記カバー部材の前端面の下端を越えて前方に突き出され、上記のカウンターの前端部に、カウンターの起立時に上記の通水管部に通される切欠きが形成されていることを特徴とする浴室壁面取付用ユニット。
- 請求項1記載の浴室壁面取付用ユニットであって、カウンターが、起立時に洗い場側に面する裏面をカバー部材の前端面と垂直面をほぼ同一にさせて配置されることを特徴とする浴室壁面取付用ユニット。
- 請求項1又は2記載の浴室壁面取付用ユニットであって、水栓金具がカバー部材の下側に延びるシャワーホースを備え、このシャワーホースの先端部に接続されるシャワーヘッドを引っ掛けるための引っ掛け具が、カバー部材とカウンターとの間の壁面の位置に設けられ、引き起こされたカウンターでシャワーホースとシャワーヘッドが遮蔽されることを特徴とする浴室壁面取付用ユニット。
- 請求項3記載の浴室壁面取付用ユニットであって、引っ掛け具が壁面の位置に設けられるのに代え、カウンターの奥側に左右方向に延びて形成される凸段差部の洗い場側に面する前面に設けられていることを特徴とする浴室壁面取付用ユニット。
- 洗い場側の壁面に設けられる水栓金具を覆うカバー部材と、このカバー部材の下方位置に設けられて水栓金具から流れ出る水を受ける洗面器の載置用カウンターとを備え、このカウンターが奥側の枢着部を介して前後方向に起伏動作自在に設けられている浴室壁面取付用ユニットであって、上記の水栓金具がカバー部材の下側に延びるシャワーホースを備え、このシャワーホースの先端部に接続されるシャワーヘッドを引っ掛けるための引っ掛け具が、カバー部材とカウンターとの間の壁面の位置に設けられ、引き起こされたカウンターでシャワーホースとシャワーヘッドが遮蔽されることを特徴とする浴室壁面取付用ユニット。
- 請求項5記載の浴室壁面取付用ユニットであって、引っ掛け具が壁面の位置に設けられるのに代え、カウンターの奥側に左右方向に延びて形成される凸段差部の洗い場側に面する前面に設けられていることを特徴とする浴室壁面取付用ユニット。
- 請求項5又は6記載の浴室壁面取付用ユニットであって、カウンターが、起立時に洗い場側に面する裏面をカバー部材の前端面と垂直面をほぼ同一にさせて配置されることを特徴とする浴室壁面取付用ユニット。
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JP2003365548A JP4135614B2 (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | 浴室壁面取付用ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003365548A JP4135614B2 (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | 浴室壁面取付用ユニット |
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JP2003365548A Expired - Fee Related JP4135614B2 (ja) | 2003-10-27 | 2003-10-27 | 浴室壁面取付用ユニット |
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JP (1) | JP4135614B2 (ja) |
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2003
- 2003-10-27 JP JP2003365548A patent/JP4135614B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005124958A (ja) | 2005-05-19 |
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