JP6419853B2 - 圧縮圧入留め具装置 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2015年6月10日に出願されたアメリカ特許出願番号14/735,920の優先権を主張し、また2014年6月10日に出願されたアメリカ仮出願番号62/010,163および2015年1月27日に出願されたアメリカ仮出願番号62/108,259の利益をも主張する。本願は、2015年6月10日に出願されたアメリカ出願番号14/735,934にも関連する。上記出願の開示事項全体がここに援用される。
本願開示事項は、全体として留め具に関する。例示的に、かつこれに限られないが、このような留め具は複数の建築部材を互いに固定するために建設産業で利用可能である。
本セクションは、必ずしも先行する技術ではない本願開示事項に関連する背景技術情報を提示するものである。
釘状留め具は数千年にわたって用いられている。いくつかの考古学的証拠が示すところでは、釘状留め具はメソポタミアで紀元前3500年の昔から用いられている可能性がある。初期の釘は、鍛造されるか、ハンマーで形作られていた。数千年の後、1500年代に、鉄片から「無頭釘(cut−nail)」留め具を製造する機械が開発された。1800年代中頃まで、金属ワイヤから釘状留め具を製造する機械および方法は開発されなかった。今日の釘状留め具の多くは、なお、金属ワイヤ形成工程を用いる機械、方法および技術によって製造される。
アメリカ革命の初期、イギリスは世界の釘製造者のリーダーという栄誉を保持していた。当時、アメリカ植民地には、商業スケールでの釘製造は、実質的に行われていなかった。結果として、多くの植民地の家庭は、炉の火を道具とする単純な釘製造方法を編み出した。入植者は、自らのため、また他の製品およびサービスと物々交換するために釘を製造した。アメリカ合衆国内で最初にワイヤ釘の製造が広まったのは、ノルウェーからの鉄製ワイヤを用いての1877−1879年のことであった。ワイヤ釘は、これらがアメリカ合衆国の建設市場に導入される前に、ノルウェーで長い年月用いられていた。早くとも1884年に行われた、マサチューセッツ州ウォータータウンでのウォータータウンアーセナル社により行われた試験により、鉄製ワイヤ釘と比べて無頭釘が優れた引抜抵抗を有することがわかった。しかし、ワイヤ釘は無頭釘よりもはるかに低コストで製造可能であったことから、建設業界はワイヤ釘を用い、無頭釘を避ける傾向にあった。130年以上経った現在、2000種類を超える釘状留め具が今日では製造されている。
釘状留め具は数多くの目的で用いられ、多くの種類の材料および/または用途に用いるよう設計される。用途の一つはツーバイフォー建築(wood frame construction)産業におけるものであり、そこでは釘状留め具は木材および/または木質材料を互いに留めるのに用いられる。一般に、建設産業では、木材および/または木質材料からなる構造基板部材を用いて多くの住居用および/または商業用構造を作る。この木材および/または木質基板材料には、木材および/木質基板材料を互いに、又は他の建設部材に保持および/または連結するのに用いられる留め具装置が挿通される。釘、ねじおよびボルトといった従来の留め具は、およそ、長手方向に延びるシャンクと、シャンクの端部から径方向に延びるヘッドとを有する。
標準的な釘の多くはばらばらであり、これにより手で打ち込むのが容易となるが、他の多くの釘は、何らかの形で結束され(collate)、または螺旋状に巻かれて、電動工具を用いるのを容易とする。同様に、ねじも手で、および/または電動工具を用いる用途に利用可能である。通常、ボルト状留め具は、手でまたは電動システムの補助を受けて最終トルクを加えながら取り付けられる。留め具の保持および把持力を補助するため、多くの機構が釘、ねじおよびボルトのシャンクに設けられる。釘状留め具のシャンクに適用される機構の例としては、いくつか挙げるだけでも、特殊コーティング、螺旋状ねじれ部、リングシャンク(ring shank)、こぶ、返し、リブおよびスプラインがある。釘状および/またはねじ状留め具のいくつかは、同じシャンク上に複数のシャンク機構を組み合わせて有する。同様に、ねじ状およびボルト状シャンクは、いくつか挙げるだけでも、数多くの異なるねじパターン、連続ねじ、不連続ねじ、単一ひだ、複数ひだ、特殊コーティング、および同じシャンク上のねじパターンの組み合わせを有する。数多くのバリエーションがあるものの、住居用および商業用建築物で木材および/または木質材料を接続および/または保持するのに用いられる留め具のヘッドの多くは比較的小さなサイズである。さらに、多くの従来型留め具のヘッドは、基板材料の表面繊維を切断および/または破断しないように設計され製造される。
従来の留め具が従来の木材および/または木質材の基板材料に設置されると、基板材料と留め具との間に綱引きのような結果が生じる。例えば、従来のツーバイフォー建築物の基板材料の合板ルーフデッキは、釘を使って木材の垂木枠材基板材料に留められる。強風にさらされやすい海岸地域付近の多くでは、安全な使用荷重設計を実現するため、建築法により、所定のパターンと間隔とを有する少なくとも8dの釘を用いなくてはならない。このシナリオでの綱引きは、強風下で、ルーフデッキの基板材料が木材垂木枠材基板材料からはがれ、分離する力を受けるときに現れる。実際上、ルーフデッキの基板材料を、木材垂木基板材料と一体に維持する唯一の存在は釘である。釘のシャンクは、木材垂木基板材料から抜けないようにしなくてはならないのと同時に、釘のヘッドはルーフデッキの基板材料を貫通しないようにしなくてはならない。
貫通と引抜の綱引き中で最も弱いリンクが最初に壊れることになり、したがって3つの破壊態様の一つが生じる。第1の態様では、釘のシャンクが木材垂木基板材料から引き抜かれ、釘のヘッドがルーフデッキの基板材料に埋設されたままとなる(すなわち、ルーフデッキの基板材料が釘と一緒に木材垂木基板材料から離れる)。第2の態様では、釘のヘッドがルーフデッキの基板材料を貫通し、釘のシャンクは木材垂木基板に埋設されたままとなる(すなわち、釘が木材垂木基板材料中に残った状態で、ルーフデッキの基板材料が木材垂木基板材料から離れる)。第3の態様は、第1および第2の態様より稀であるが、ヘッドまたはシャンクが、破断、屈曲又は剪断により破壊される留め具破壊である。これら3つの破壊態様のいずれかが生じた場合、木材ルーフデッキ基板材料が剥がれることで、建築物が甚大な損害を被りおよび財産損失が生じることになる。
NTA Inc.により行われた独立第三者実験室試験により、一般的に使われる釘は、打ち込まれた後二日以内にその初期引抜抵抗の半分を失うことが実証されている。その後、約一月後には、基板材料の木材繊維が釘と結合してその引抜抵抗が増加するものの、最終的な引抜抵抗はやはり初期抵抗よりも著しく小さい。
返し、リングシャンク、螺旋およびひだ等のシャンク機構は、基板材料が環境条件にさらされて、長期間にわたり木材基板繊維が乾燥して収縮することにより、著しく引抜抵抗を失うことが示されている。加えて、返し、リングシャンク、螺旋及びひだ等のシャンク機構は、構造に吹き当たる強風、トルネードが移動する際に生じる振動活動及び自身及び地滑りによる振動活動により生じる振動に釘及び基板材料がさらされる際に、著しく引抜抵抗を失うことも示されている。
釘状留め具の例としては、J.F.Thayerに1888年8月7日に発行されたアメリカ特許番号387,380 「平坦先端釘又は鋲」、Kraemerに1937年9月21日に発行されたアメリカ特許番号2,093,610 「釘」、及びSchniedermeierに1990年6月12日に発行されたアメリカ特許番号4,932,820 「シャンクに沿って異なる保持性能を有する釘」がある。これら特許に記載される留め具の一つの問題点は、ヘッドが木材および/または木質基板材料の表面繊維を容易に切断および/または破断することである。この種の留め具の別の重大な問題点は、留め具の貫通抵抗(pull−through resistance)が基板材料の厚みに比例して増加しないことである。NTA Inc.による独立第三者試験により、基板材料の厚みの増加に伴うこれらの留め具の貫通抵抗は、より少ない割合で増加することが判明している。
建設業界の中には、留め具のヘッドの下に平ワッシャを用いて留め具の有効軸受面を拡大するよう工夫している人もいる。ワッシャ型の装置を用いることで軸受面は増加するものの、これにより留め具のヘッドの相対厚みも増加することとなり、基板材料の表面からヘッドが突出することとなる。留め具とワッシャの組み合わせが基板材料の表面と面一になるまで打ち込まれる場合、基板材料は切断され、傷つけられ、および/または損傷して、さらに変形してその後に構造的一体性を失うことになりやすい。
ワッシャ状装置と組み合わせた釘状留め具の例は、H. Mazeに1941年9月16日に発行されたアメリカ特許番号2,256,401 「留め具」、Whitmanに1989年8月29日に発行されたアメリカ特許番号4,860,513 「屋根葺き留め具」、及びMeyerに1989年12月5日に発行されたアメリカ特許番号4,884,932 「デッキ用防振留め具(Decking Insulation Fastener)」がある。これらの特許に開示された留め具の問題点の一つとして、ワッシャ状装置は木材および/または木質材料基板の表面繊維の切断および/または破断を防止するようには設計されていないことが挙げられる。釘のヘッドが木材基板の表面繊維を破断するのと同様、ワッシャ状装置も、釘ヘッド径よりもより大きな径で木材基板の表面繊維を破断する。
留め具の有効軸受面を増大させるために拡径ヘッドを有する釘を開発した人は他にもいる。例えば、Sutt,Jrに2004年7月6日に発行されたアメリカ特許番号6,758,018 「拡径ヘッドを有し保持力を向上した動力打ち込み釘、及び方法(Power Driven Nails For Sheathing Having Enlarged Diameter Heads For Enhanced Retention And Method)」は、ヘッドの大きさとシャンクの大きさとが特定の比率であることを要件とする拡径ヘッドを有する留め具を開示する。この比率によって特定される拡径ヘッドにより、一般に用いられる釘と比較して大きな貫通抵抗が得られる。「Hurriquake」というブランドで市販される留め具は、この特許の派生商品である。試験の結果、この種の留め具は、従来のより小さな大きさのヘッドと比較してより大きな貫通抵抗を示すことがわかっている。しかし、中規模にすぎない強風の破壊力にさらされたとき、このような留め具によって実現される保持力のわずかな改善は、基本的に効果がなく、やはり貫通(pull−through)が生じ、また構造的一体性が失われることになる。この結果、カテゴリー5のハリケーンおよび/またはEF−5のトルネード事象に伴うより大きな風荷重により、このような留め具の利点は容易に覆される。この設計の問題点の一つは、釘ヘッドの幾何学形状が比較的平坦かつ平面的なことである。したがって、留め具のシャンクと比較したときの拡径ヘッドの大きさの利点は、ヘッド設計の幾何学形状のもたらす生来的な有害作用(detrimental benefit)のため限定される。具体的に、拡径ヘッド釘は、いくつかの重大な破壊態様を含むことが示されている。一つの破壊態様は、貫通力(pull−through forces)が加えられる前に、釘を最初にセットした時点から、木材基板材料の表面繊維が破断し、分断されることで生じる。別の破壊態様は、強風により裏返った傘のように、基板材料を貫通した後、釘の拡径ヘッドが著しく変形してぐらつくことで起こる。テスト中に見られたさらに別の重大な問題点は、様々な厚みの基板材料でテストした釘の対応する貫通抵抗が、基板の増加した厚みと等価でないことであった。すなわち、拡径ヘッドを設けたにも関わらず、独立第三者試験では、基板の厚みが増加しても、この種の釘の貫通抵抗には対応する貫通抵抗の増加が見られないことが判明している。
したがって、釘状留め具、ねじ状留め具及びボルト状留め具の貫通抵抗を増大させる、より優れた留め具ヘッド設計が、なお求められる。
本セクションは、開示事項の概括的要約を示すものであり、その全体の範囲ないし全ての特徴を包括的に開示するものではない。
本願開示の一つの側面によれば、シャンクとヘッドとを有する圧縮圧入留め具装置が設けられる。このシャンクはシャンク軸に沿って第一端と第二端との間で延びる。ヘッドはシャンクの第二端に設けられる。ヘッドは、横断面内で、およそシャンクの第二端から外側に延出してヘッド周縁部を形成する。この横断面はシャンク軸と略直交する。ヘッドはシャンクの第二端に隣接する前面と、前面と反対側の後面とを有する。ヘッドの前面は、基板材料の第一面に当たるよう配置される露出領域を有する。この露出領域は、シャンクの第二端とヘッド周縁部との間に延びる。ヘッドの前面は、シャンクとヘッド周縁部との間に配置されるレリーフ部をも備える。レリーフ部は、シャンクの第二端の周囲に連続して延びる凹部である。レリーフ部はヘッドの前面で開口し、ヘッドの前面の露出領域が基板材料の第一面に当たった時に、レリーフ部が基板材料の一部を収容する。
本願開示の別の側面によれば、ヘッドはヘッドの後面からヘッドの前面に延びる貫通孔を備える。この貫通孔は、例えば留め具のシャンクのような留め具を収容するために設けられる。この構成によれば、露出領域は貫通孔とヘッド周縁部との間に延びる。したがって、ヘッドの前面のレリーフ部は、貫通孔とヘッド周縁部との間にも配置され、貫通孔の周囲に連続して延びる。また、レリーフ部はヘッドの前面で開口し、ヘッドの前面の露出領域が基板材料の第一面に当たった時に、基板材料の一部を収容する凹部である。このヘッドの前面のレリーフ部は、収束面と発散面とを有する。収束面は貫通孔から一定の角度で外側に延び、貫通孔の周囲に延びる円錐台構造を形成する。一方、発散面は収束面から外側にヘッド周縁部に向けて延びる。
本願開示事項のさらに別の一側面によれば、シャンクは第一及び第二端の間でシャンク軸に沿って直線的に延びる。ヘッドの前面は、露出領域とシャンク領域とを有する。露出領域は基板材料の第一面と当接するように設けられる。シャンク領域は、シャンクの第二端がヘッドの前面と接する前面の領域を表す。この構成によれば、ヘッドはシャンクの第二端に対してオフセットされる。ヘッドの前面のレリーフ部は、このようにシャンクの一方側に配置される。また、レリーフ部はヘッドの前面で開口し、ヘッドの前面の露出領域が基板材料の第一面に当たった時に、基板材料の一部を収容する凹部である。
したがって、本明細書に記載される留め具装置は、数多くの利点を示し、従来の留め具の問題点を克服する。第一に、本明細書に記載される留め具ヘッドの設計により、従来の小ヘッド留め具と比べて、実質的に優れた保持性能並びに優れた貫通抵抗が得られる。加えて、本願の留め具装置は、比較的小さなヘッドの留め具の有効軸受面を拡げるのみの通常のワッシャ状部材を用いる場合の問題点を克服する。本明細書に記載される留め具装置のレリーフ部は、レリーフ部の収束面及び発散面に隣接して配置される基板材料の領域を横方向に変位させ圧縮するように機能する。これにより、ヘッドが基板材料の第一面に当接した時にレリーフ部によって収容される基板材料の一部が形成される。この圧縮された基板材料の一部は、貫通破壊に対してより耐久力があり(すなわち、基板材料の表面繊維が切断/破断に対してより耐久力を有するようになり)、これによりヘッドの有効性が増す。言い換えれば、このレリーフ部によりヘッドに隣接する基板材料の強度が実際に増加し、貫通に抗することになる。第二に、得られるヘッドの形状は、薄い均一な厚みを持ち略平面形状である拡径ヘッド留め具及び通常のワッシャ状部材よりも変形に対して耐久性がある。したがって、拡径ヘッドおよび/またはワッシャ状部材が基板材料を貫通した後に傘のように裏返る留め具で生じる破壊態様は、実質的に解消される。第三に、開示された留め具の貫通抵抗は、基板材料の厚みが増加すると大幅に増加する。試験により、このレベルの留め具性能は、上述の小ヘッド留め具、拡径ヘッド留め具または通常のワッシャ状部材を有する留め具によっては実現されないことが示されている。有利なことに、本明細書に記載される開示事項は、釘状留め具、ねじ状留め具及びボルト状留め具を含む広い範囲の異なる留め具の種類に適用可能である。
本発明のその他の利点は、添付の図面と合わせて以下の詳細な説明を参照することにより、容易に理解されるであろう。これらの図面は以下を示す。
本願開示事項にしたがって構成される、平滑シャンクを有する例示的な圧縮圧入留め具装置の斜視側面図である。 本願開示事項にしたがって構成される、ねじ付シャンクを有する別の例示的な圧縮圧入留め具装置の斜視側面図である。 線3−3に沿った図1に示される例示的圧縮圧入留め具装置の底面断面図である。 線4−4に沿った図1に示される例示的圧縮圧入留め具装置の一部の側面断面図である。 図4に示される例示的圧縮圧入留め具装置の一部の別の側面断面図であって、さらにこの例示的圧縮圧入留め具装置の形状を示す参考線を含むものである。 図4に示される例示的圧縮圧入留め具装置の一部の別の側面断面図であって、この例示的圧縮圧入留め具装置が基板材料内に延びて第一接触位置を形成することを示す。 図4に示される例示的圧縮圧入留め具装置の一部の別の側面断面図であって、この例示的圧縮圧入留め具装置が基板材料内に延びて中間接触位置を形成することを示す。 図4に示される例示的圧縮圧入留め具装置の一部の別の側面断面図であって、この例示的圧縮圧入留め具装置が基板材料内に延びて第二接触位置を形成することを示す。 本願開示事項にしたがって構成される、一連の段差を有する収束面を含む別の例示的な圧縮圧入留め具装置の一部の側面断面図である。 本願開示事項にしたがって構成される、一つ以上の歯を有する収束面を含む別の例示的な圧縮圧入留め具装置の一部の側面断面図である。 本願開示事項にしたがって構成される、第一ヘッド部、第二ヘッド部及びリブ付シャンクを有する別の例示的な圧縮圧入留め具装置の斜視側面図である。 線12−12に沿った図11に示される例示的圧縮圧入留め具装置の側面断面図である。 図12に示される例示的圧縮圧入留め具装置の第二ヘッド部の側面断面図である。 本願開示事項にしたがって構成される、第二ヘッド部が一つ以上の歯を有する収束面を含む別の例示的な圧縮圧入留め具装置の第二ヘッド部の側面断面図である。 本願開示事項にしたがって構成される、第一ヘッド部、第二ヘッド部及びねじ付シャンクを有する別の例示的な圧縮圧入留め具装置の斜視側面図である。 線16−16に沿った図15に示される例示的圧縮圧入留め具装置の側面断面図である。 図16に示される例示的圧縮圧入留め具装置の第二ヘッド部の側面断面図である。 本願開示事項にしたがって構成される、第二ヘッド部が基板材料に埋設される別の例示的な圧縮圧入留め具装置の第二ヘッド部の斜視側面図である。 図18に示される例示的圧縮圧入留め具装置の第二ヘッド部の斜視側面図であって、この例示的圧縮圧入留め具装置を、第一ヘッド部、ねじ付シャンク、及びナットを第二ヘッド部及び基板材料との関連で示すものである。 本願開示事項にしたがって構成される、オフセットヘッドを有する別の例示的な圧縮圧入留め具装置の斜視側面図である。 線21−21に沿った図20に示される例示的圧縮圧入留め具装置の側面断面図である。 図20に示される例示的圧縮圧入留め具装置のオフセットヘッドから見上げた底面図である。 小ヘッド留め具と拡径ヘッド留め具で得られる貫通抵抗と、図1に示される例示的圧縮圧入留め具装置で得られる貫通抵抗とを比較したグラフ(plot)である。 本願開示事項にしたがって構成される例示的な圧縮圧入留め具装置を用いる例示的方法を示すフローチャートである。
図面を参照して圧縮圧入留め具装置20を説明するが、図面を通じて同じ符号は対応する要素を示す。
例示的実施形態を、添付図面を参照してより十分に説明する。例示的実施形態を、本願開示を十全なものとし、当業者にその範囲を十分に伝えるよう示している。本願開示の実施形態の十全な理解を提供するため、具体的な構成要素、素子及び方法の例など、数多くの具体的詳細を記載している。当業者にとって、具体的な詳細を用いる必要はなく、例示的実施形態は多くの異なる形態で実装可能であり、また本願開示を限定するものと解釈すべきでないことは明らかであろう。いくつかの例示的実施形態において、公知の方法、公知の素子構造及び公知の技術は、詳細に記載されない。
本明細書中で用いられる用語は、具体的な例示的実施形態を記述することのみを目的とするものであり、限定的であることを意図しない。本明細書で使用される際、単数形は、明示されていない限り複数形も含むことを意図する。用語「備える」、「備えて」、「含んで」および「有して」は包括的であり、述べられた特徴、整数、工程、操作、要素、および/または部品の存在を特定する。しかし、1以上の特徴、整数、工程、操作、要素、部品および/または群の存在または追加を排除するものではない。本明細書で記載される方法工程、プロセスおよび操作は、実行順序として詳細に特定されない限り、必ずしも記載または図示された特定の順序で実行を要するものと解釈されるべきではない。追加工程または代替工程が用いられてもよいことも当然である。
要素または層が、他の要素または層「上に」ある、「に係合」、「に接続」または「に連結」すると記される場合、この要素または層は直接に他の要素または層上にあるか、係合、接続、または連結してもよい。または、介在要素または層があってもよい。一方、要素が、他の要素または層の「直接上に」ある、「に直接係合」、「に直接接続」または「に直接連結」すると記される場合、介在要素または層は存在しなくてよい。要素同士の関係を説明するのに使用される他の文言(例えば、「の間に」と「直接の間に」、「隣接して」と「直接隣接して」など)は、同様に解釈されるべきである。…本明細書で用いられる際、用語「および/または」は1以上の関連づけられたリスト項目の全ての組み合わせを含む。
第一、第二、第三等の用語が各種要素、部品、領域、層および/または切断面を説明するために本明細書で使用されるが、これらの要素、部品、領域、層および/または切断面はこれらの用語により限定されるものではない。これらの用語は、ある要素、部品、領域、層および/または切断面を他の領域、層または切断面から区別するためにのみ使用されてもよい。本明細書で使用される際の「第一」「第二」のような用語および他の数に関する用語は、文脈で明示されない限り、配列または順序を意味しない。したがって、下記で論じられる第一要素、部品、領域、層および/または切断面は、実施例の教示から逸脱することなく第二要素、部品、領域、層および/または切断面と称されることも可能である。
「インナー」、「アウター」、「真下に」、「下に」、「下側の」「上に」、「上部に」等のような空間的に相対的な用語が、図示する際、ある要素または特徴と他の要素または特徴との関係の記載を容易にするために、本明細書で使われてもよい。空間的に相対的な用語は、図示される向きに加えて、使用時または操作時における装置の異なる向きを包含するものとしてもよい。例えば、図の装置がひっくり返ると、他の要素または特徴の「下に」または「真下に」と記載される要素は、他の要素または特徴の「上に」置かれるだろう。このように、例示の用語「下に」は上と下両方への向きを包含することが可能である。装置は他方向に向いてもよく(90度回転または他の向きに)、本明細書で使用される空間関連記述子はそのように解釈される。本明細書で用いられる「略平行」との用語は、記載される要素が正確に平行であるか、あるいはプラスマイナス5度の範囲の角度をもって配置されることを意味する。本明細書で用いられる「略直交」との用語は、記載される要素が正確に平行であるか、あるいは85度以上95度以下の範囲の角度をもって配置されることを意味する。
図1及び2に示されるように、圧縮圧入留め具装置20は、釘状構造(図1)またはねじ状構造(図2)とすることができる。それぞれシャンク22、ヘッド24、及び先端26を有する。なお、図示される例においては、シャンク22、先端26、及びヘッド24は互いに一体化されて、一体構造を形成する。シャンク22は、シャンク軸28に沿って第一端30と第二端32との間で直線的に延びる。シャンク22は、およそ第一及び第二端30、32の間に延びて、シャンク長36を規定する外面34を有する。他の形状とされても良いが、示される例では、シャンク22の外面34は円筒形状を有する。図3に示されるように、シャンク22はシャンク幅36がシャンク断面38の径と等しくなるような円形形状であるシャンク断面38を有しても良い。したがって、シャンク断面38がシャンク軸28に対して直交して延びることも理解される。
先端26は、シャンク22の第一端30に設けられる。各種の先端形状が利用可能であるものの、図示された例では、先端26はシャンク22の第一端30に隣接して配置される位置でのシャンク幅36から、第一端30から外側に離隔される位置の点40まで先細り形状とされる。先端26は、少なくとも二つの角度付側面42を有する。図1及び2において、先端26の半分のみが見え、図示される例では、全部で4つの角度付側面42を有する。これら角度付側面42は点40で収束し、角度付側面42のそれぞれは平面形状である。先端26の点40は、シャンク軸28に沿って配置されても良い(すなわち、シャンク断面38に対して中央に位置しても良い)。別の構成では、先端26は円錐形状(図12、15及び16)、または一つのみの角度付側面を有しても良い(図示略)。先端26が一つのみの角度付側面を有する場合、点40はシャンク軸28に対して横方向にオフセットされても良い(図示略)。圧縮圧入留め具装置20のシャンク22は、先端26なしで設けられ、シャンク22が第一端30で終結しても良い(図19)。
図1−5に示されるように、ヘッド24はシャンク22の第二端32に配置される。したがって、ヘッド24はシャンク22上に先端26と反対側に配置される。ヘッド24は、シャンク軸28に略直交する横断面46内でシャンク22の第二端32から外側に延びる。図1−5において、ヘッド24はシャンク軸28を中心とするが、ヘッド24がシャンク軸28に対してオフセットされる別の構成も可能である(図20−22)。ヘッド24は横断面46内で外側に延びるものの、ヘッド24は平面状である必要はない。代わりに、横断面46は、ヘッド24を二分するようにヘッド24に対して配置される。ヘッド24はシャンク22の第二端32に隣接する前面48と、前面48と反対側の後面50とを有する。ヘッド24は、ヘッド24の前面及び後面48、50との間でシャンク軸28に平行に延びるヘッド厚54を有する。図3に示されるように、ヘッド24はシャンク軸28に対して直交して延びるヘッド断面56を有し、ヘッド断面56はヘッド周縁部58によって区画される。ヘッド断面56は図1−5に示される例では円形形状を有する。しかし、ヘッド24は様々な異なる形状及び大きさで形成可能である。限定的でない例として、ヘッド断面56は、楕円、三角形、正方形、矩形、五角形または八角形の形状を有しても良い。ヘッド周縁部58は、シャンク幅36よりも大きなヘッド幅60を規定する。ヘッド周縁部58は、ヘッド24の前面及び後面48、50の間でシャンク軸28と略平行な方向に延びる。図1−5に示される例では、ヘッド周縁部58は円筒形状を有する。これらの実施例に関わらず、ヘッド周縁部58は円筒以外の形状を有しても良い(図19)。
ヘッド24の後面50は、内面領域62と外面領域64とに分割されても良い。シャンク軸28は内面領域62と交差し、外面領域64は内面領域62の少なくとも一部を中心として延びる。図1−5に示される例では、ヘッド24の後面50の内面領域62は横断面46と略平行であり、したがってシャンク軸28に略直交する。図1−5において、内面領域62はさらにシャンク軸28を中心とするが、他の構成も可能である(図20−22)。内面領域62は、したがって工具と当接するよう構成される。これに対し、後面50の外面領域64は、ドーム形状を有する。
圧縮圧入留め具装置20が図1に示されるように釘状の構造で形成される場合、工具は例えばハンマーである。一般に、このようなハンマーを振り下ろしてヘッド24の後面50の内面領域62と接触させることで、先端26及びその後にシャンク22を基板材料66に打ち込む(図6−8に図示)。圧縮圧入留め具装置20がねじ状の構造で形成される場合、工具は例えばねじ回しである。したがって、圧縮圧入留め具装置20のヘッド24は、工具収容凹部68を有しても良い(図2)。工具収容凹部68は、後面50の内面領域62からシャンク22の第二端32に向けて、ヘッド24内部に延びても良い。工具収容凹部68の幾何学形状は、工具の一部を収容して、圧縮圧入留め具装置20が工具によって回転駆動可能なように構成される。限定的でない例として、工具収容凹部68は、平頭ヘッド工具部、フィリップスヘッド工具部、トルクスヘッド工具部、または六角ヘッド工具部、正方形ヘッド工具部、ポジドライブ(Pozidriv)ヘッド工具部、ポリドライブ(Polydrive)ヘッド工具部などの工具部を収容するよう構成されても良い。ねじ状構造として圧縮圧入留め具装置20が設けられる場合、圧縮圧入留め具装置20はさらにシャンク22の外面34から外側に延びて基板材料66と係合する(図6−8に図示)保持構造70(図2に図示)を有する。限定的でない例として、保持構造70は図2において、シャンク22の外面34の周囲に螺旋状に延びるねじとして図示される。したがって、保持構造70(すなわち、ねじ)は、工具がヘッド24とシャンク22とを回転させるにつれて基板材料66に切り込み、シャンク22をシャンク軸28に沿って基板材料66に対して長手方向に動かす。
図3−8に示されるように、ヘッド24の前面48は、シャンク22の外側の露出領域72を含む。この露出領域72は、基板材料66の第一面74(図6−8に図示)と接触するように構成される。ヘッド24の前面48は、シャンク22とヘッド周縁部58との間に配置されるレリーフ部76を有する。レリーフ部76は、ヘッド24内で後面50に向けて延び、凹形状を有する凹部である。したがって、レリーフ部76の凹形状は、ヘッド24の前面48に開口する。レリーフ部76は、シャンク22の第二端32の周囲に切れ目無く連続的に延びる。図3−8に示されるシャンク断面38が円形の例では、レリーフ部76は、シャンク22の第二端32を囲む。したがって、レリーフ部76とヘッド24の後面50とは、ヘッド幅60にわたってヘッド厚54が可変なように構成されてもよい。レリーフ部76は、ヘッド周縁部58の内側に離隔されて軸受面78を形成しても良い。したがって、軸受面78はレリーフ部76とヘッド周縁部58との間に配置される。軸受面78は、ヘッド24の前面48上の露出領域72内に配置される。露出領域72内にあることにより、軸受面78は基板材料66の第一面74と接触するように構成される。他の形状とされても良いが、図3−8に示される軸受面78は平面、リング状形状を有する。
軸受面78は、横断面46と略平行かつシャンク軸28と略直交する基準平面80を規定する。軸受面78が平面状でありシャンク軸28に直交する構成においては、基準平面80は軸受面78に沿って延びる。軸受面78が非平面状でありシャンク軸28に直交しない構成においては、基準平面80は軸受面78に接する(tangential)。言い換えれば、基準平面80は後面50の内面領域62から最も遠い点(すなわち、シャンク22の第一端30に最も近い点)において軸受面78と接触する。ヘッド24の形状に応じて、軸受面78によって規定される基準平面80は、横断面46と離隔されても良く、または横断面46と同一の外延を有しても良い。上述したところに基づき、ヘッド24の後面50は、基準平面80の一方側Aに位置し、シャンク22は基準平面80の他方側Bに位置する。
図3−8に示されるように、軸受面78は外遷移径82と内遷移径84との間に延びる。外遷移径82は軸受面78とヘッド周縁部58との間に配置され、内遷移径84は軸受面78とレリーフ部76との間に配置される。外遷移径82と内遷移径84とにより、ヘッド周縁部58と、軸受面78とレリーフ部76との間のなだらかな遷移が形成される。したがって、外遷移径82と内遷移径84とは、軸受面78が基板材料66に進入する際、基板材料66の第一面74の表面繊維が切断されるのを防止するのを補助する。
図3に示されるように、軸受面78は内遷移径84に隣接する内側境界86と外遷移径82に隣接する外側境界88とを有する。ヘッド24の前面48に沿って、軸受面78は軸受面78の内側及び外側境界86、88の間に延びる軸受面領域90を形成する。ヘッド24の前面48に沿って、レリーフ部76は軸受面78の内側境界86とシャンク22の外面34との間に延びるレリーフ部領域92を形成する。断面において、シャンク22はシャンク断面38と同一の外延を有するシャンク領域94を形成する。したがって、軸受面90及びレリーフ部領域92は、ヘッド24の前面48の露出領域72内に含まれる。この図から、シャンク軸28から径方向外側に向かう方向へ順に、シャンク22の外面34、レリーフ部76、内遷移径84、軸受面78、外遷移径82、及びヘッド周縁部58が同心円状に配置されることがわかる。したがって、シャンク領域94、レリーフ部領域92、及び軸受面領域90は、シャンク軸28から径方向外側に向かう方向に、上記の順に同心円状に配置される。
図4及び5に示されるように、レリーフ部76は収束面96と発散面98とを有する。収束面96は、シャンク22の第二端32から外側に延びる。発散面98は、収束面96から軸受面78に向けて外側に延びる。これらレリーフ部76の収束及び発散面96、98は、レリーフ部76の頂点100で互いに接続される。頂点100は基準平面80とヘッド24の後面との間に配置され、レリーフ部76がヘッド24の後面50に最も近い位置(すなわち、レリーフ部76がシャンク22の第一端30から最も遠い位置)に形成される。収束面96は、第一終点102と第二終点104との間に延びて収束面基準線106を形成する。第一終点102はシャンク22の第二端32に沿って配置され、第二終点104はレリーフ部76の頂点100に配置される。発散面98は、より具体的には収束面96の第二終点104と内遷移径84との間に延び、発散面基準線108を形成するものということができる。発散面基準線108は第一鋭角110で、ヘッド24の後面50が位置する基準平面80の一方側A上の第一位置112においてシャンク軸28と交差する。収束面基準線106は、第二鋭角114で、シャンク22が位置する基準平面80の他方側B上に配置される第二位置116においてシャンク軸28と交差する。収束面96及び発散面98について様々な形状が可能であるものの、図5に示される例においては、発散面基準線108とシャンク軸28との間に形成される第一鋭角110は、収束基準線とシャンク軸28との間に形成される第二鋭角114よりも大きい。
図1、2および6−8に示されるように、圧縮圧入留め具装置20のシャンク22、先端26、及びヘッド24は、第一接触位置(図6)と第二接触位置(図8)との間で同時に移動可能である。任意の数の中間位置を第一及び第二接触位置の間に規定することは可能であるが、中間位置の一つの例が図7に示される。第一及び第二接触位置の双方において、シャンク22は基板材料66の孔118中に配置され、先端26とシャンク22が第一面74から基板材料66に入り込む。基板材料66中の孔118は、先端26とシャンク22とを基板材料66中に挿入するのに先立って形成されても良く、あるいは先端26とシャンク22とが基板材料66に進入して内部を移動する時に形成されても良い。図6に示される第一接触位置において、軸受面78の基準平面80は基板材料66の第一面74と同じ高さとなり、軸受面78が基板材料66の第一面74と面一で接触する。したがって、ヘッド24は、圧縮圧入留め具装置20が第一接触位置にある時には、まだ基板材料66内に進入していない。図7に示される中間位置において、ヘッド24は部分的に基板材料66内に進入し、軸受面78の基準平面80が基板材料66の第一面74の内部にある(例えば、シャンク軸28が垂直方向に延びるように圧縮圧入留め具装置20が配置される時、基準平面80が基板材料66の第一面74の下にある)。図8に示される第二接触位置において、ヘッド24は、完全に基板材料66内に進入している。この位置において、ヘッド24の後面50の内面領域62は基板材料66の第一面74と同じ高さとなり、ヘッド24の後面50の内面領域62が基板材料66の第一面74と面一となる。
ヘッド24は、圧縮圧入留め具装置20のシャンク22、先端26およびヘッド24が同時に第一接触位置から第二接触位置に移動する際に変形に抗する剛性材料120からなる。本明細書で用いられる「剛性」という用語は、ヘッド24の基板材料66に対する硬度を規定するものであり、ヘッド24の剛性材料120は、基板材料66よりも硬い。シャンク22及び先端26も剛性材料120から、あるいは異なる材質からなっても良い。基板材料66は、液体、気体、ゲル、またはスラリーに対する意味で固体であり、板またはシートの幾何学形状を有する。基板材料66は繊維材料であっても良く、木材または木質材料からなっても良い。例えば、基板材料66は、材木、羽目板、合板、ファイバボード、及び配向性ストランドボードからなる群から選択されるものであって良い。この例によれば、ヘッド24の剛性材料120は、挙げられた基板材料66の硬度を超える、モース硬度で少なくとも3.5の硬度を有しても良い。より具体的に、ヘッド24の剛性材料120は、モース硬度で3.5から6.5の範囲にあって良い。ヘッド24を形成する剛性材料120の、より柔らかい基板材料66に対する相対的な硬度により、基板材料66は、ヘッド24が基板材料66内部に第二接触位置に向けて進入する際に、軸受面78及びレリーフ部76の収束面96及び発散面98によって破壊される(yields to)。後で詳細に説明するように、これにより、レリーフ部76の収束面96及び発散面98に隣接する位置において基板材料66が圧縮されて横方向に移動し、基板材料66を強化して貫通抵抗を増大させる。
特に図7及び8に示されるように、圧縮圧入留め具装置20は、この圧縮圧入留め具装置20が第一接触位置から第二接触位置に移動するにつれて、複数の力F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8を基板材料66に加える。この複数の力F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8は、法線方向の力であり、すなわちこれらが圧縮圧入留め具装置20の各表面に対して直交する向きに作用する。圧縮圧入留め具装置20が第一接触位置から第二接触位置に移動するにつれ、軸受面78は第一力F1を基板材料66に加えて、軸受面78に隣接する基板材料66に密圧縮基板Dの領域を形成する。したがって、基板材料66の表面繊維の密度は、密圧縮基板Dの領域において増大する。図7に示されるように、第一力F1は、軸受面78がシャンク軸28と略直交する位置でシャンク軸28に略平行な方向に加えられても良い。軸受面78に隣接する基板材料66の密圧縮基板Dの領域では、圧縮圧入留め具装置20の貫通抵抗が増大する。軸受面78のそれぞれの側に対し、内遷移径84によって基板材料66に第二力F2、外遷移径82によって基板材料66に第三力F3が発散方向に加えられる。レリーフ部76の発散面98は、基板材料66に第四力F4を加え、レリーフ部76の収束面96は基板材料66に第五力F5を加える。第四及び第五力F4、F5は、シャンク軸28に対して斜めの収束方向に作用する。したがって、収束面96及び発散面98は、収束面96及び発散面98に隣接する位置において、基板材料66を横方向に変位させ圧縮する。図8に示されるように、レリーフ部76の頂点100は、基板材料66に、シャンク軸28と略平行な方向の第六力F6を加えても良い。これらの第四、第五及び第六力F4、F5、F6により、レリーフ部76を実質的に満たす基板122の一部が形成され、第四、第五及び第六力F4、F5、F6はこれらの力が収束方向に向かうことにより、その後にこの基板122の体積を圧縮する。この基板122の圧縮された一部は、レリーフ部76内に封入され、これによりヘッド24が基板材料66に入り込むのにつれて、基板材料66の表面繊維が横方向または径方向に互いに摺動することを防止するのを補助する。また、これにより圧縮圧入留め具装置20の貫通抵抗が増大する。
また、図7に示されるように、シャンク22の外面34はシャンク22に隣接する基板材料66に第七力F7を加え、ヘッド周縁部58はヘッド周縁部58に隣接する基板材料66に第八力F8を加える。この第七及び第八力F7、F8は、シャンク軸28に略直交する方向に加えられる、すなわち、第七及び第八力F7、F8はシャンク軸28に対して基板材料66の外側に向けられても良い。他の形状とすることで異なる結果となるかもしれないものの、図7及び8に示される上述の力は、より大きな番号の力がより小さな大きさとなる、大きさの降順に連番で番号付けられている。したがって、これらの複数の力F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8は、以下の関係で表されることが可能である。
F1 > F2 > F3 > F4 > F5 > F6 > F7 > F8
軸受面78によって、軸受面78に隣接した位置に基板材料66に密圧縮基板Dの領域が形成され、内遷移径84と外遷移径82とが丸められて軸受面78に加えられる第一力F1、発散面98に加えられる第四力F4、及びヘッド周縁部58によって加えられる第八力F8とがなだらかに減少することから、基板材料66の表面繊維はより切断および/または破断されにくい。これらの特徴により、圧縮圧入留め具装置20の貫通抵抗が増大する。
レリーフ部76の収束面96が変形される圧縮圧入留め具装置20の変形例が図9及び10に示される。図9に示されるように、収束面96は、基板材料66と接触するよう設けられる一連の段差124または肩部を有しても良い。一連の段差124の各段差124は、環状とされ、段差径126を有しても良い。一連の段差124の段差径126は、収束面96がシャンク22の第二端32からレリーフ部76の頂点100に向かうにつれて漸進的に広くなるよう、収束面96の第一終点102から収束面96の第二終点104に向かうにつれて大きくなっても良い。この構成によれば、収束面基準線106は一連の段差124の各々に接するように延び、レリーフ部76の頂点100は、平面的なリング形状を有しても良い。一連の段差124は、収束面96の全面または一部に沿って延びても良く、これにより軸受面78の基準平面80の上方、下方または上方および下方に配置されても良い。図10に示されるように、収束面96は、基板材料66と係合するよう設けられる一つ以上の歯128を有しても良い。一つ以上の歯128のそれぞれは、環状とされ、外径130を有しても良い。一つ以上の歯128の段差径130は、収束面96がシャンク22の第二端32からレリーフ部76の頂点100に向かうにつれて漸進的に広くなるよう、収束面96の第一終点102から収束面96の第二終点104に向かうにつれて大きくなっても良い。一つ以上の歯128のそれぞれは、タラップ状の輪郭(ramp−like profile)を有し、鋭利端132に向けて先細り状とされても良い。鋭利端132は、基板材料66の孔118に食い込むように構成されて、圧縮圧入留め具装置20を孔118に保持して圧縮圧入留め具装置20が基板材料66から抜け出るのを防止するのを補助する。この構成によれば、収束面基準線106は一つ以上の歯128のそれぞれの鋭利端132と交差する。一つ以上の歯128は、収束面96の全面または一部に沿って延びても良く、これにより軸受面78の基準平面80の上方、下方または上方および下方に配置されても良い。
図11−14に、図1の釘状圧縮圧入留め具装置20の別の構成が示される。この構成によれば、ヘッド24は、第一ヘッド部134と第二ヘッド部136の二つの部材に分割される。第一ヘッド部134はレリーフ部76と軸受面78とを有する。第二ヘッド部136は圧縮圧入留め具装置20のシャンク22および先端26と一体とされる。第一及び第二ヘッド部134、136は別々の部材であって、合わせて圧縮圧入留め具装置20のヘッド24を形成する。第二ヘッド部136、シャンク22、及び先端26は従来型釘状留め具137aの形状とされても良い。このような構成により、従来型釘状留め具137aに第一ヘッド部134を取り付けることによって本明細書で記載される圧縮圧入留め具装置20を形成することが可能となる。第一ヘッド部134は、後面50の外面領域64、ヘッド周縁部58、軸受面78、内遷移径84、外遷移径82、レリーフ部76の収束面96、レリーフ部76の発散面98、およびレリーフ部76の頂点100を形成する。第一ヘッド部134はさらに第一ヘッド部134を完全に貫通する貫通孔138を有する。この貫通孔138はシャンク22が挿通される大きさ及び形状を有する。第一ヘッド部134は、ヘッド24の後面50に隣接して、貫通孔138の周囲に延びるカウンタボア140を有してもよい。このカウンタボア140は、第二ヘッド部136がヘッド24の後面50において第一ヘッド部134と面一になるように、第二ヘッド部136を収容する大きさ及び形状を有する。シャンク22と第二ヘッド部136、また貫通孔138及びカウンタボア140は、様々な異なる断面形状を有しても良い。限定的でない例として、図11−14に示されるシャンク22、第二ヘッド部136、貫通孔138、及びカウンタボア140は、全て円形断面を有する。図11−14に示されるように、貫通孔138とカウンタボア140の双方は、シャンク軸28を中心として同軸配置されても良い。
図11−14に示される例では、第一及び第二ヘッド部134、136は共同して後面50の内面領域62を形成し、収束面96は貫通孔138に隣接する円錐台構造142を形成する。図11及び12において、シャンク22の保持構造70は、シャンク22の外面34の周りに平行に離隔して延びる一連の環状リングとして示される。図2に示されるねじとは対照的に、図11及び12に示されるこの一連の環状リングは横断面46に略平行であり、この環状リングは螺旋状ではなく環状である。この一連の環状リングは基板材料66に係合し、これにより引抜抵抗(pull−out resistance)が増加する。使用に際し、第一及び第二ヘッド部134、136は、先端26とシャンク22とが貫通孔138に挿入され、第一ヘッド部134がシャンク22に沿って第二ヘッド部136がカウンタボア140内に収容されるまで摺動するよう予め組み立てられてもよい。これにより、図11及び12に示される圧縮圧入留め具装置20は、組立部品として基板材料66内に進入可能である。あるいは、図13に示される第一ヘッド部134を、まず単独で(すなわち、それ自体で)基板材料66内に打ち込んでも良い。先端26および/またはシャンク22が第一ヘッド部134の貫通孔138内に配置されても良く、その後第二ヘッド部136、シャンク22、及び先端26が基板材料66に打ち込まれても良い。このように、貫通孔138は、圧縮圧入留め具装置20が基板材料66に進入する際に、先端26とシャンク22とを案内するのを補助する。先端26および/またはシャンク22を第一ヘッド部134の貫通孔138に配置する前に、孔118を基板材料66に開けて、第一ヘッド部134の貫通孔138をドリルガイドとして用いても良い。図14に示されるように、収束面96は、一つ以上の歯128を有する。この一つ以上の歯128の鋭利端132が基板材料66と係合することから、一つ以上の歯128は、第一ヘッド部134を基板材料66に固定するのを補助する。これは、先端26および/またはシャンク22が第一ヘッド部134の貫通孔138内に配置されて基板材料66に打ち込まれる前に、第一ヘッド部134がまず基板材料66に打ち込まれる場合に特に有利である。
図15−17に、図2のねじ状圧縮圧入留め具装置20の別の構成が示される。図11−14に示される構成のように、ヘッド24は、第一ヘッド部134と第二ヘッド部136の二つの部材に分割される。第一及び第二ヘッド部134、136は別々の部材であって、合わせて圧縮圧入留め具装置20のヘッド24を形成する。第一ヘッド部134はレリーフ部76と軸受面78とを有する。第二ヘッド部136は工具収容凹部68を有し、シャンク22と先端26と一体とされる。第二ヘッド部136、シャンク22、及び先端26は、工具によって回転させて進入する際には同時に回転するが、第一ヘッド部134は静止したままでも良い。第二ヘッド部136、シャンク22、及び先端26は従来型ねじ状留め具137bの形状とされても良い。このような構成により、本明細書で記載される圧縮圧入留め具装置20を従来型ねじ状留め具137bに第一ヘッド部134を取り付けることによって形成することが可能となる。図15−17に示される圧縮圧入留め具装置20の構造は、図11−14に示される圧縮圧入留め具装置20の構造とほぼ同じである。しかし、図15−17においては、保持構造70は、図2に示されるねじの形状に設けられている。また、図15−17に示されるカウンターボア140の形状は、図11−14に示されるものと、カウンターボア140の大きさ及び形状が第二ヘッド部136の大きさ及び形状と一致するよう構成される点でわずかに異なる。図11−14において、図示される第二ヘッド部136は、略平面状であり、カウンタボア140は矩形の輪郭を有する。これに対し図15−17の第二ヘッド部15は、円錐台状であり、カウンタボア140は先細り形状の輪郭を有する。上記に関わりなく、図11−14と図15−17に示される第二ヘッド部136の形状は、逆であっても良く、または本明細書に記載される例に示されるものとは異なる形状を有しても良い。
図18および19を参照すると、圧縮圧入留め具装置20がボルト状の圧縮圧入留め具装置20である別の構成が示される。この構成によれば、圧縮圧入留め具装置20は先端26を有しても有しなくても良い。図11−14及び図15−17に示される構成のように、ヘッド24は、第一ヘッド部134と第二ヘッド部136の二つの部材に分割される。第一及び第二ヘッド部134、136は別々の部材であって、合わせて圧縮圧入留め具装置20のヘッド24を形成する。第二ヘッド部136は、少なくとも一つの平面状工具接触領域144を備える外周143を有する。この少なくとも一つの平面状工具接触領域144は、工具と係合可能な大きさ及び形状を有する。限定的でない例として、工具はレンチまたはソケットであっても良く、第一ヘッド部134の外周143は、図19に示されるように全部で6つの平面状工具接触領域144を有しても良い。当然ながら、任意の数の平面状工具接触領域144を設けて良い。第二ヘッド部136はシャンク22と一体とされる。第一ヘッド部134はレリーフ部76と軸受面78とを有し、ヘッド周縁部58を形成する。第二ヘッド部136、及びシャンク22は、工具によって回転させて進入する際には同時に回転するが、第二ヘッド部136は静止したままでも良い。第二ヘッド部136およびシャンク22は従来型ねじ状留め具137cの形状とされても良い。このような構成により、本明細書で記載される圧縮圧入留め具装置20を従来型ボルト状留め具137cに第一ヘッド部134を取り付けることによって形成することが可能となる。図18および19に示される圧縮圧入留め具装置20の構造は、図11−14および15−17に示される圧縮圧入留め具装置20の構造とほぼ同じである。しかし、シャンク22は、シャンク22の第一端30が基板材料66の孔118から突出するよう基板材料66の厚み148よりも大きなシャンク長146を有するように構成される。この圧縮圧入留め具装置20はさらにシャンク22の第一端30に螺合されるナット150を有する。このナット150は、一つ以上の平面状工具接触領域144を有してもよい。シャンク長146は、シャンク22の第一及び第二端30、32の間で、シャンク軸28に沿って測定可能である。基板材料66はさらに第一面74と反対側の第二面152を有し、基板材料66の厚み148は基板材料66の第一及び第二面74、152の間でシャンク軸28と略平行な方向で測定可能である。基板材料66は、限定的でない例として、材木、羽目板、合板、ファイバボード、及び配向性ストランドボードを含む、複数の重ねられた板またはシートからなるものであって良い。図18に示されるように、第一ヘッド部134は、まず第一面74に沿って配置され、単独で基板材料66に打ち込まれても良い。第一ヘッド部134が基板材料66に進入するにつれ、貫通孔138に隣接する円錐台構造142が基板材料66の表面繊維を貫通し、基板材料66のプラグPが貫通孔138に進入しても良い。先端26および/またはシャンク22を第一ヘッド部134の貫通孔138に配置する前に、孔118を基板表面に開けて、第一ヘッド部134の貫通孔138をドリルガイドとして用いても良い。図19に示されるように、シャンク22は第一ヘッド部134の貫通孔138内に配置されても良く、その後、シャンク22が基板材料66内の孔118に延ばされても良い。最後に、ナット150をシャンク22の第一端30に螺合しても良く、このナット150を、ナット150をシャンク22及び第二ヘッド部136に対して相対的に回転運動させることで締めても良い。
図20−22には、ヘッド24がシャンク22の第二端32に対してオフセットされる圧縮圧入留め具装置20の別の構成が示される。この構成は、限定的でない例として、釘打機などの並列電動打ち込みシステム(collated power driven delivery systems)に特に適する。ヘッド24は、ヘッド断面56に沿ってヘッド周縁部58に対して中央に配置される中点154を有する。この中点154は横断面46内に、シャンク軸28に対してオフセット距離156だけ横方向に離隔配置される。したがって、ヘッド24はシャンク22の一方の側に、より大きなオフセット距離156で延びる。ヘッド24はシャンク22の第二端32がヘッド24と接する基端158と、基端158と反対側の先端160とを有する。この構成によれば、レリーフ部76はシャンク22の第二端32からヘッド24の先端160に延びる。一方、レリーフ部76はシャンク22とヘッド24の基端158との間には延びない。このように、少なくともレリーフ部76の大部分はシャンク22の一方側に寄って、シャンク22の第二端32とヘッド24の先端160との間に配置される。したがって、この構成では、レリーフ部76は、シャンク22の第二端32の周囲に連続的に延びるわけではない。図22に示されるように、レリーフ部76をシャンク22の第一端30に隣接する点から見たとき(すなわち、圧縮圧入留め具装置20を、先端26を観察者に向けて見たとき)、レリーフ部76は大扇形(major sector)として公知の幾何学形状におよそ近似する形状を有しても良い。
さらに、圧縮圧入留め具装置20のヘッド24は、横断面46において長手状とされても良い。引きつづき図20−22に示されるように、ヘッド24は、ヘッド24の基端及び先端158、160の間で横断面46内で延びる横軸162を形成する。ヘッド24の中点154は横軸162に沿って配置される。ヘッド24は、横軸162に平行に測定されるヘッド長164を有し、ヘッド幅60は横軸162に直交して測定される。ヘッド24は、ヘッド長164がヘッド幅60よりも大きくなるよう横軸162に沿って長手状とされる。図20に最も良く示されるように、ヘッド24の内面領域62は、内面領域62がヘッド24の基端側にずれ、これによりシャンク22の第二端32に近くなるようにヘッド24の外面領域64に対してオフセットされても良い。上述の相違点を除き、図20−22に示される圧縮圧入留め具装置20の構造は、図1−8に示される圧縮圧入留め具装置20の構造とほぼ同じである。
図23は、図1及び3−8に示される圧縮圧入留め具装置の貫通抵抗と、従来型小ヘッド圧縮圧入留め具装置及び拡径ヘッド留め具の貫通抵抗とを比較したグラフ(plot)である。示されたデータは、NTA, Incによって行われた独立第三者試験の結果をまとめたものである。図23において、小ヘッド留め具によって得られる貫通抵抗はバー200によって示され、拡径ヘッド留め具によって得られる貫通抵抗はバー202によって示され、本願開示にしたがって構成される圧縮圧入留め具装置20によって得られる貫通抵抗はバー204によって示される。各留め具は、15/32インチ、19/32インチ、および23/32インチを含む異なる3種の厚み148の合板基板材料66について試験された。このグラフが示すのは、試験された各厚み148の基板材料66について、拡径ヘッド留め具で得られる貫通抵抗が小ヘッド留め具で得られる貫通抵抗よりも高いことである。また、このグラフは、試験された各厚み148の基板材料66について、本明細書に記載される圧縮圧入留め具装置20で得られる貫通抵抗が、拡径ヘッド留め具及び小ヘッド留め具の双方で得られる貫通抵抗よりも高いことを示す。これらの試験結果は、本明細書に記載される圧縮圧入留め具装置20で得られる優れた貫通抵抗を確認し定量化するものである。
予想されるように、各留め具の貫通抵抗は、基板材料66の厚み148が増すのにつれて増大した。しかし、ある意味予測できなかったことであるが、小ヘッド留め具と拡径ヘッド留め具の貫通抵抗は、基板材料66の厚み148に比例して増加する訳ではなく、より低い割合で増加した。これは、一定の力が留め具に加わると、小ヘッド留め具と拡径ヘッド留め具の平面形状が、基板材料66の表面繊維を切断および/または破断するという事実によるものと考え得る。
図23に、参考目的で、増加する基板材料66の厚み148を表す第一線206が示される。第二線208は、小ヘッド留め具によって得られる貫通抵抗の増加する値を表し、第三線210は、拡径ヘッド留め具によって得られる貫通抵抗の増加する値を表す。最後に、本明細書に記載される圧縮圧入留め具装置20で得られる貫通抵抗は第四線212によって表される。小ヘッド留め具及び拡径ヘッド留め具の貫通抵抗に対応する第二及び第三線208、210は、第一線206の傾きと略同じまたはより小さな傾きを有する。すなわち、第二及び第三線208、210は互いに略平行であり、かつ第二及び第三線208、210は基板材料66の厚み148の増加に対応する第一線206よりもなだらかである。これは、拡径ヘッド留め具によって得られる貫通抵抗の値が小ヘッド留め具によって得られる貫通抵抗の値よりも大きいとしても、小ヘッド留め具及び拡径ヘッド留め具はともに基板材料66の厚み148の増加に対して同様の挙動を示すことを意味する。また、これは基板材料66の厚み148の増加が、小ヘッド留め具及び拡径ヘッド留め具で得られる貫通抵抗の値に勝ることをも意味する。すなわち、基板材料66の厚み148が2倍になった場合でも、小ヘッド留め具及び拡径ヘッド留め具で得られる貫通抵抗は2倍にはならず、より小さな割合で増加する。
これに対し、本明細書で記載される圧縮圧入留め具装置20の貫通抵抗に対応する第四線212は、第一線206の傾きよりも大きな傾きを有する。これは、開示される圧縮圧入留め具装置20で得られる貫通抵抗の値が、基板材料66の厚み148の増加に勝ることをも意味する。すなわち、基板材料66の厚み148が2倍になった場合、開示される圧縮圧入留め具装置20で得られる貫通抵抗は2倍を超える。
さらに別の性能的利点が、開示される圧縮圧入留め具装置20から得られる最低貫通抵抗の値(すなわち厚み148が15/32インチである時の値)に対応する水平基準線214によって示される。拡径ヘッド留め具によって得られる最も高い貫通抵抗の値は、水平基準線214の下であり、したがって開示される圧縮圧入留め具装置20の最低貫通抵抗値よりもオフセット値Sだけ小さい。同様に、小ヘッド留め具によって得られる最も高い貫通抵抗の値は、水平基準線214の下であり、したがって開示される圧縮圧入留め具装置20の最低貫通抵抗値よりも値Tだけ小さい。したがって、開示される圧縮圧入留め具装置20は、小ヘッド留め具または拡径ヘッド留め具がより厚い23/32インチの基板材料66において達成するものよりも高い貫通抵抗値をより薄い15/32インチの基板材料66において達成することができることから、本明細書に記載される圧縮圧入留め具装置20の利点は、図23に示されるグラフから明らかである。したがって、より薄く、より費用効率の高い基板材料66を利用しつつ、より優れた貫通抵抗を実現することで費用低減可能である。したがって、本明細書に記載される圧縮圧入留め具装置20は、限定的でない例として、ツーバイフォー建築物などの各種構造の構造提起一体性を著しく向上可能である。
図24には、上述の圧縮圧入留め具装置20の使用方法が示される。この方法は、ブロック300に表される工程を含み、この工程では、圧縮圧入留め具装置20を第一接触位置に移動し、軸受面78の基準平面80を基板材料66の第一面74と揃わせ、軸受面78が基板材料66の第一面74と面一で接触するようにする。ブロック300によって示される工程は、圧縮圧入留め具装置20のシャンク22を基板材料66に進入させる工程を含んでも良い。この方法は、ブロック310によって表される工程を含み、この工程では、圧縮圧入留め具装置20を第二接触位置に移動させ、この位置において、ヘッド24の後面50の内面領域62は基板材料66の第一面74と同じ高さとなり、ヘッド24の後面50の内面領域62が基板材料66の第一面74と面一となる。
この方法はブロック320に表される工程を含み、この工程では、軸受面78を介して第一力F1を基板材料66に加え、軸受面78に隣接する基板材料66に密圧縮基板Dの領域を形成する。ブロック320によって表される工程は、基板材料66に第一力F1を、シャンク軸28に略平行な方向に加える工程を含んでも良い。この方法は、ブロック330によって表される工程を含み、この工程では、第二及び第三力F2、F3を、内遷移径84と外遷移径82とを介して軸受面78の対向側(opposite sides)の基板材料66に、発散方向に加える。この方法はブロック340に表される工程を含み、この工程では、レリーフ部76上の収束面96及び発散面98を介して第四、第五力F4、F5を収束方向に基板材料66に加えて、収束面96及び発散面98に隣接する基板材料66を横方向に変位させ圧縮する。ブロック340によって表される工程は、第四及び第五力F4、F5を、シャンク軸28に対して斜めの収束方向に加える工程を含んでも良い。この方法はさらにブロック350によって表される工程を含み、この工程においては、レリーフ部76の頂点100を介して基板材料66に第六力F6をシャンク軸28に略平行な方向に加え、さらにレリーフ部76に隣接する基板材料66を圧縮する。
さらに、この方法はブロック360によって表される、シャンク22に隣接する基板材料66にシャンク22の外面34を介して第七力F7を加える工程と、ブロック370によって表される、ヘッド周縁部58に隣接する基板材料66にヘッド周縁部58を介して第八力F8を加える工程とを含む。これらのブロック360及びブロック370によって表される工程では、第七及び第八力F7、F8は、シャンク軸28に略直交する方向に加えられる、すなわち、第七及び第八力F7、F8はシャンク軸28に対して基板材料66の外側に向けられても良い。この方法は、ブロック380によって表される、第一力F1から第八力F8を、圧縮圧入留め具装置20が第二接触位置に到達するまで加え続ける工程を含んでも良い。
この方法での工程300−380は特定の順番で記載され図示されるものの、工程300−380は、工程の順序が別の形で記載される場合を除き、本願開示事項の範囲から逸脱しない範囲で異なる形で実施されても良い。
本発明については、上記開示事項に照らし、数多くの変形例が可能であり、添付請求項の範囲内で具体的に記載されるのとは別の形で実施可能なことは明らかである。これらの先行記載は、発明性のある新規性(inventive novelty)が有用である任意の組み合わせをカバーするものと解釈されるべきである。装置クレーム中の「前記(the)」との単語の使用は、請求項の範囲内に含まれることを意図する積極的記載である先行的基礎を指し示すが、この「前記(the)」との単語は、請求項の範囲に含まれることを意図しない用語に前置される。さらに、クレーム中の参照符号は便宜上のものであり、何らかの意味で限定的なものと解釈されてはならない。

Claims (21)

  1. 圧縮圧入留め具装置であって、
    シャンク軸に沿って第一端と第二端との間に延びるシャンクと、
    前記シャンクの前記第二端に配置され、前記シャンク軸に略直交する横断面内で前記シャンクの前記第二端から外側に延びヘッド周縁部を形成するヘッドとを備え、
    前記ヘッドは、前記シャンクの前記第二端に隣接する前面と、前記前面の反対側の後面とを有し、前記ヘッドの前記前面は、基板材料の第一面に当たるよう配置され、前記シャンクの前記第二端と前記ヘッド周縁部との間に延びる露出領域を備え、
    前記ヘッドの前記前面は前記シャンクと前記ヘッド周縁部との間に配置されたレリーフ部を有し、前記レリーフ部は前記シャンクの前記第二端の周囲に連続して延び、前記ヘッドの前記前面で開口して、前記ヘッドの前記前面の前記露出領域が前記基板材料の前記第一面に当たる際に前記基板材料の一部を収容する凹部であり、
    前記レリーフ部は、前記ヘッド周縁部から内側に離隔され、前記レリーフ部と前記ヘッド周縁部との間に配置される軸受面を形成し、
    前記軸受面は前記横断面と略平行であり、かつ前記シャンク軸と略直交する基準平面を形成し、前記ヘッドの前記後面は、前記基準平面の一方側に配置され、前記シャンクの前記第一端は前記基準平面の他方側に配置され、
    前記レリーフ部は、前記シャンクの前記第二端から外側に延びる収束面と、前記収束面から前記軸受面に向けて外側に延びる発散面とを備え、
    前記ヘッドは、第一接触位置と第二接触位置との間で移動可能とされ、前記軸受面の前記基準平面は前記第一接触位置において前記基板材料の前記第一面と面一であり、前記第二接触位置において前記ヘッドの少なくとも一部が前記基板材料内に埋設され、
    前記軸受面は、前記軸受面及び前記ヘッド周縁部の間に配置される外遷移径と、前記軸受面及び前記発散面との間に配置される内遷移径と、の間に延び、前記外遷移径と前記内遷移径は、前記ヘッド周縁部、前記軸受面及び前記レリーフ部の間になだらかな遷移をもたらし、前記ヘッドが前記第一接触位置から前記第二接触位置に移動する際に、前記基板材料の前記第一面の表面繊維が切断されるのを防ぐ
    ことを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  2. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置において、
    前記ヘッドは、前記ヘッドが前記第一接触位置から前記第二接触位置に移動する際に変形に耐える剛性材料からなり、前記ヘッドの剛性材料は前記基板材料よりも硬いことを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  3. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記ヘッドの剛性材料は、モース硬度で3.5以上の硬度を有することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  4. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記基板材料は固体材料であり、平面板状またはシート状形状を有することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  5. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記軸受面は、前記ヘッドが前記第一接触位置から前記第二接触位置に移動する際に前記基板材料に第一力を加えて前記軸受面に隣接する前記基板材料に密圧縮基板領域を形成し、
    前記レリーフ部の前記収束面及び前記発散面は、前記ヘッドが前記第一接触位置から前記第二接触位置に移動する際に、前記収束面の法線に沿った及び前記発散面の法線に沿った力を前記基板材料に加え、前記収束面と前記発散面とに隣接する前記基板材料を横方向に変位させて圧縮し、前記レリーフ部によって収容される前記基板材料の一部を形成することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  6. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記発散面は、前記ヘッドの前記後面が位置する前記基準平面の一方側に配置される第一位置において前記シャンク軸と第一鋭角で交差する発散面基準線を形成することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  7. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記収束面は、前記シャンク前記第一端が位置する前記基準平面の他方側に配置される第二位置において前記シャンク軸と第二鋭角で交差する収束面基準線を形成し、前記第一鋭角は前記第二鋭角よりも大きいことを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  8. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記レリーフ部の前記収束面と前記発散面とは、前記基準平面と前記ヘッドの前記後面との間に配置される頂点で互いに接することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  9. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置において、
    前記収束面は前記シャンクの前記第二端において、円錐台形状を形成することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  10. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置において、
    前記収束面は一連の段差を有することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  11. 請求項に記載の圧縮圧入留め具装置において、
    前記収束面は一つ以上の歯を有することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  12. 請求項1に記載の圧縮圧入留め具装置において、
    前記シャンクと前記ヘッドとは一体構造の一体化された一部であることを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  13. 請求項1に記載の圧縮圧入留め具装置において、
    前記ヘッドは前記レリーフ部と前記ヘッド周縁部とを含む第一ヘッド部と、前記シャンクと一体の第二ヘッド部とを有し、前記第一ヘッド部及び前記第二ヘッド部は別個の部材であり、前記第一ヘッド部は前記第一ヘッド部を完全に貫通して前記シャンクが挿通される貫通孔と、前記貫通孔の周りに周方向に延び前記第二ヘッド部と前記第一ヘッド部とが面一となるよう前記第二ヘッド部を収容するカウンタボアとを備え、前記第一ヘッド部と前記第二ヘッド部とが合わせて前記ヘッドの前記後面を形成することを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  14. 基板材料の第一面から前記基板材料内に延びる留め具と係合する圧縮圧入留め具装置であって、
    横断面内で外側に延びてヘッド周縁部を形成し、前面と前記前面と反対側の後面とを有するヘッドを備え、
    前記ヘッドは前記後面から前記前面に延びて前記留め具が挿通される貫通孔を有し、
    前記ヘッドの前記前面は前記基板材料の前記第一面に当たるよう配置される露出領域を含み、前記露出領域は前記貫通孔と前記ヘッド周縁部との間に延び、
    前記ヘッドの前記前面は前記貫通孔と前記ヘッド周縁部との間に配置されたレリーフ部を有し、前記レリーフ部は前記貫通孔の周囲に連続して延び、前記ヘッドの前記前面で開口して、前記ヘッドの前記前面の前記露出領域が前記基板材料の前記第一面に当たる際に前記基板材料の一部を収容する凹部であり、
    前記レリーフ部は、前記貫通孔から一定角度で外側に延びて前記貫通孔の周囲に延びる円錐台構造を形成する収束面と、前記収束面から前記ヘッド周縁部に向けて外側に延びる発散面とを有し、
    前記レリーフ部は、前記ヘッド周縁部から内側に離隔され、前記レリーフ部の前記発散面と前記ヘッド周縁部との間に配置される軸受面を形成し、
    前記軸受面は、前記横断面に略平行な基準平面を形成する平面リング状形状を有し、前記ヘッドの前記後面は、前記基準平面の一方側に配置され、
    前記ヘッドは、第一接触位置と第二接触位置との間で移動可能とされ、前記軸受面の前記基準平面は前記第一接触位置において前記基板材料の前記第一面と面一であり、前記第二接触位置において前記ヘッドの少なくとも一部が前記基板材料内に埋設され、
    前記軸受面は、前記軸受面と前記ヘッド周縁部との間に配置される外遷移径と前記軸受面と前記レリーフ部の前記発散面との間に配置される内遷移径との間に延び、前記外遷移径と前記内遷移径は、前記ヘッド周縁部、前記軸受面及び前記レリーフ部の間になだらかな遷移をもたらし、前記ヘッドが前記第一接触位置から前記第二接触位置に移動する際に、前記基板材料の前記第一面の表面繊維が切断されるのを防ぐ
    ことを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  15. 請求項14に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記収束面は、前記貫通孔に隣接して配置された第一終点と前記発散面に隣接して配置された第二終点との間に延び、前記第二終点は前記ヘッドの前記後面が位置する前記基準平面の一方側に配置され、前記第一終点は前記基準平面の他方側に配置されることを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  16. 請求項14に記載の圧縮圧入留め具装置において、
    前記貫通孔、前記収束面、前記発散面、前記軸受面、および前記ヘッド周縁部は、前記貫通孔から外側に前記横断面に沿って前記ヘッド周縁部に向けて、順に、かつ同心円状に配置されることを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  17. 基板材料の第一面に挿入される圧縮圧入留め具装置であって、
    シャンク軸に沿って直線的に第一端と第二端との間に延びるシャンクと、
    前記シャンクの前記第二端に配置され、前記シャンク軸に略直交する横断面内で前記シャンクの前記第二端から外側に延びヘッド周縁部を形成するヘッドと、を備え、
    前記ヘッドは、前記シャンクの前記第二端に隣接する前面と、前記前面の反対側の後面とを有し、前記ヘッドの前記前面は、前記基板材料の前記第一面に当たるよう配置される露出領域と、前記シャンクの前記第二端が前記ヘッドの前記前面に接するシャンク領域とを備え、
    前記ヘッドは前記シャンクの前記第二端に対してオフセットされ、
    前記ヘッドの前記前面は、前記露出領域において前記ヘッド周縁部から前記シャンク領域までの間に配置されたレリーフ部を有し、前記レリーフ部は前記ヘッドの前記前面で開口して、前記ヘッドの前記前面の前記露出領域が前記基板材料の前記第一面に当たる際に前記基板材料の一部を収容する凹部であり、
    前記レリーフ部は、前記ヘッド周縁部から内側に離隔され、前記レリーフ部と前記ヘッド周縁部との間に配置される軸受面を形成し、
    前記軸受面は、前記横断面と略平行であり、かつ前記シャンク軸と略直交する基準平面を形成し、前記ヘッドの前記後面は、前記基準平面の一方側に配置され、前記シャンクの前記第一端は前記基準平面の他方側に配置され、
    前記レリーフ部は、前記シャンクの前記第二端から外側に延びる収束面と、前記収束面から前記軸受面に向けて外側に延びる発散面とを備え、
    前記ヘッドは、第一接触位置と第二接触位置との間で移動可能とされ、前記軸受面の前記基準平面は前記第一接触位置において前記基板材料の前記第一面と面一であり、前記第二接触位置において前記ヘッドの少なくとも一部が前記基板材料内に埋設され、
    前記軸受面は、前記軸受面及び前記ヘッド周縁部の間に配置される外遷移径と、前記軸受面及び前記発散面との間に配置される内遷移径と、の間に延び、前記外遷移径と前記内遷移径は、前記ヘッド周縁部、前記軸受面及び前記レリーフ部の間になだらかな遷移をもたらし、前記ヘッドが前記第一接触位置から前記第二接触位置に移動する際に、前記基板材料の前記第一面の表面繊維が切断されるのを防ぐ
    ことを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  18. 請求項17に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記ヘッドは、前記ヘッド周縁部に対して前記ヘッドの中央に位置する中点を有し、前
    記中点は前記横断面内で前記シャンク軸から横方向にオフセット距離だけ離隔配置されることを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  19. 請求項18に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記ヘッドは前記シャンクの前記第二端が前記ヘッドと交わる位置の基端と、前記基端と反対側の先端とを有し、前記レリーフ部は前記シャンクから前記ヘッドの前記先端に延び、前記ヘッドは前記横断面内で前記ヘッドの前記基端と前記先端との間に延びる横軸を形成し、前記中点は前記横軸に沿って配置されることを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  20. 請求項19に記載の圧縮圧入留め具装置において、
    前記レリーフ部は前記シャンクと前記ヘッドの前記基端との間には延びないことを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
  21. 請求項19に記載の圧縮圧入留め具装置であって、
    前記ヘッドは前記横軸と平行に測定されるヘッド長と前記横軸と直交して測定されるヘッド幅とを有し、前記ヘッドは、前記ヘッド長が前記ヘッド幅よりも大きくなるよう前記横軸に沿って長手状とされることを特徴とする圧縮圧入留め具装置。
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