JP6419564B2 - 接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート部材と鋼部材との接合構造に関する。
鋼・コンクリート複合構造では、施工性や強度を高めるための様々な工夫が行われている。例えば特許文献1では、一方のPCa(プレキャストコンクリート)部材に鉄筋を埋設するとともに孔を設けておき、この孔に他方のPCa部材から突出した鉄筋を挿入した後、孔にグラウトを充填する。これにより、一方のPCa部材に埋設した鉄筋と、他方のPC部材から突出した鉄筋とで、両PCa部材間の重ね継手が形成される。
一方、鋼・コンクリート複合構造では、強度等の点から、鋼部材とコンクリート部材のずれを防いで一体化を図ることも重要であり、そのための手段としては、スタッドや孔開き鋼板ジベル(Perfobond Strip、以下PBLという)がある。
PBLは、孔の開いた鋼板をコンクリート内に埋設させ、以て鋼・コンクリート複合構造を形成するものである。PBLでは、鋼板の孔に回り込んだコンクリートがせん断力を負担することで、鋼部材とコンクリート部材のずれを防いで一体化を図ることができ、耐力・剛性、疲労特性の点で優れ、作業性も高いため広く用いられている。
特開2012-57314号公報
PBLの耐力は、鋼板の孔のコンクリートがせん断破壊する場合と鋼板が降伏する場合の低い方で決定される。前者については、鋼板の周囲のコンクリート強度、鋼板の孔の径、板厚、孔内のコンクリートに孔外から作用する拘束圧などに依存することが、最近の研究によって明らかになってきた(浅沼,平ほか「孔開き鋼板ジベル(PBL)の耐力算定法」, 鹿島技術研究所年報, Vol.60(2012), pp.51-56)。特にコンクリート強度による影響は大きく、高強度のコンクリートと一体化すれば、PBLは、高耐力・高剛性となる。
一方、コンクリートは、打設後硬化する過程でブリージングが生じて弱部が形成されることが避けられない。PBLにおいても、鋼板が鉛直に配置される場合には、コンクリートに埋設した鋼板の孔の上部にブリージング水が溜まると、剛性や耐力が低下する恐れがある。
以上のようなコンクリート強度とブリージングの影響を考慮すれば、高強度でブリージングの少ないコンクリートを使用すれば、PBLの耐力・剛性が向上することは明白である。しかしながら、こうした高性能のコンクリートを用いることはコストの増加となり、一般にPBLの耐力等の向上のためだけに高性能のコンクリートが用いられることはなかった。特許文献1の方法は、鋼・コンクリート複合構造の施工性を向上できるが、このような問題を考慮したものではなかった。
本発明は、低コスト且つ高耐力・高剛性な、コンクリート部材と鋼部材との接合構造を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、コンクリート部材と鋼部材との接合構造であって、前記コンクリート部材に形成された被挿入空間に前記鋼部材が挿入され、前記鋼部材の前記被挿入空間への挿入部分に孔が設けられ、前記被挿入空間に、硬化後の強度が前記コンクリート部材のコンクリートよりも高い充填材が充填されており、前記コンクリート部材は柱、壁、梁のいずれかであり、前記鋼部材は、前記挿入部分から前記コンクリート部材の外側に突出するように設けられることを特徴とする接合構造である。
本発明では、コンクリート部材において、鋼部材の周囲の一部に高強度の充填材を使用し、この充填材が鋼部材の孔に回り込むことでコンクリート部材と鋼部材のずれを防いで一体化することができ、接合構造の耐力・剛性が向上する。且つ鋼部材の周囲以外の部分では、コンクリート部材として通常のコンクリートを用いることができるので、コストを低減できる。
前記被挿入空間の形状が、前記挿入部分の形状に対応することが望ましい。
この場合、コンクリート部材の被挿入空間を、鋼部材の挿入部分から一定幅だけ離隔した形状とでき、この幅を適切に設計することで好適な接合構造を形成できる。
前記被挿入空間の内面に凹凸が形成されていることが望ましい。
これにより、コンクリート部材と充填材との付着性を高めることができる。
前記充填材は無収縮性のモルタルまたはグラウト材であることが望ましい。
これにより、ブリージングによる耐力・剛性の低下を防ぐことができ、耐久性も向上する。
前記鋼部材の孔に鉄筋が挿通されていることが望ましい。
これにより、鋼部材とコンクリート部材の一体性を高めることができる。
前記被挿入空間において、複数の前記鋼部材が前記孔の位置を合わせて重ねられていることが望ましい。
この場合、前記と同じく各鋼部材がコンクリート部材と一体化されるとともに、コンクリート部材の内部で重ねられた鋼部材同士も、重なった孔に充填材が回り込むことにより一体化される。これにより、複数の鋼部材による重ね継手をコンクリート部材の内部で形成した、低コスト且つ高耐力・高剛性な接合構造が得られる。
第2の発明は、コンクリート部材と鋼部材との接合構造であって、前記コンクリート部材に形成された被挿入空間に前記鋼部材が挿入され、前記鋼部材の前記被挿入空間への挿入部分に孔が設けられ、前記被挿入空間に、硬化後の強度が前記コンクリート部材のコンクリートよりも高い充填材が充填され、前記被挿入空間において、複数の前記鋼部材が前記孔の位置を合わせて重ねられ、前記鋼部材はH形鋼であり、前記H形鋼には、別の前記鋼部材であるH形鋼を挿入するためのスリットが設けられていることを特徴とする接合構造である。
この場合、複数のH形鋼を孔の位置を合わせて重ねることができ、H形鋼を用いる場合にも、上記と同様の効果が得られる。
前記コンクリート部材は、例えばコンクリートの現場打設により構築される。あるいは、前記コンクリート部材はプレキャスト部材でもよい。
前者の場合、コンクリートの現場打設によるコンクリート部材を用いた、低コスト且つ高耐力・高剛性な接合構造が得られる。後者の場合、プレキャストのコンクリート部材を用いた、低コスト且つ高耐力・高剛性な接合構造が得られる。どちらを適用するかは施工条件その他に応じて定めればよい。
前記鋼部材と前記被挿入空間の内面との間の距離が、前記鋼部材の前記孔の径の1/2程度以上であることが望ましい。また、前記鋼部材と前記被挿入空間の内面との間の距離が、前記充填材の前記強度及び/又は拘束力に応じて定められることが望ましい。また、前記鋼部材と前記被挿入空間の内面との間の距離は、前記充填材の前記強度及び/又は拘束力に応じて、前記被挿入空間の周囲のコンクリート部材が破壊しないように設定されることが望ましい。
このように、前記鋼部材と前記被挿入空間の内面との距離は孔径や充填材の強度等に応じて定めることが可能である。
本発明により、低コスト且つ高耐力・高剛性な、コンクリート部材と鋼部材との接合構造を提供することができる。
コンクリート部材20と鋼部材10の接合構造について説明する図 穴211の形成について示す図 圧縮応力の分布について説明する図 圧縮応力の分布について説明する図 コンクリート部材20aと鋼部材10aの接合構造について説明する図 コンクリート部材20bと鋼部材10bの接合構造について説明する図 コンクリート部材20cと鋼部材10cの接合構造について説明する図 コンクリート部材20dと鋼部材10dの接合構造について説明する図 コンクリート部材20dの鋼部材10dの接合構造を示す図 コンクリート部材20eと鋼部材10eの接合構造について説明する図 コンクリート部材20eと鋼部材10eの接合構造を示す図 コンクリート部材20fと2つの鋼部材10の接合構造について説明する図 コンクリート部材20fと2つの鋼部材10の接合構造を示す図 3枚の鋼板11を重ねた例を示す図 コンクリート部材20gと2つの鋼部材10gの接合構造について説明する図 コンクリート部材20gと2つの鋼部材10gの接合構造を示す図 コンクリート部材20gと2つの鋼部材10hの接合構造について説明する図 コンクリート部材20gと2つの鋼部材10hの接合構造を示す図 一方のH形鋼17’を予めコンクリート部材20hに埋設した例を示す図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るコンクリート部材20と鋼部材10の接合構造について説明する図である。
図1(a)に示すように、本実施形態では、鋼部材10が略矩形状の鋼板11であり、コンクリート部材20がコンクリート製の柱21である。鋼板11の長手方向の端部には孔111が設けられ、柱21の側面には、鋼板11の端面形状に対応するスリット形の開口形状の穴211が設けられている。
本実施形態において、柱21はコンクリートの現場打設によって形成される。図2(a)に示すようにコンクリートの打設時に箱抜きとして鋼板による内型枠41を配置しておき、コンクリートの硬化後に内型枠41を取り外すことで、図2(b)に示すように穴211が形成される。
ここでは、図2(a)に示すように、内型枠41のコンクリート側の面に、磁石シートや低強度の接着剤などにより凹凸シート42を予め取付けておくことで、図2(b)に示すように、凹凸シート42の形状に対応した凹凸211aを穴211の内面に形成する。
ただし、凹凸211aの形成方法はこれに限らない。例えば、発泡スチロール等の内型枠41によって箱抜きを行い、平滑な内面を有する穴211を形成した後、チッピングなどにより内面を目荒しして凹凸211aを形成してもよい。チッピングによってコンクリートにマイクロクラックが生じるなどの懸念がある場合は、ウォータージェットを用いてもよい。ただし、穴211が狭い場合は、これらの作業を行うよりも、凹凸シート42付きの内型枠41を用いて凹凸211aを形成するほうが容易である。
図1の説明に戻る。本実施形態では、図1(b)に示すように、鋼板11の端部(挿入部分)を柱21の穴211(被挿入空間)に挿入して穴211に充填材30を充填する。充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。
図1(c)は接合構造の水平方向の断面を示したものであり、図1(d)は接合構造の鉛直方向の断面を示したものである。図1(c)は図1(d)の線b−bによる断面、図1(d)は図1(c)の線a−aによる断面である。
図1(c)、(d)に示すように、充填材30は鋼板11の孔111にも回り込んで充填されており、これによりせん断力が負担され、柱21に対する鋼板11のずれを防いで柱21と鋼板11が一体化される。
充填材30は、高強度のものとする。すなわち、硬化後の強度が柱21のコンクリートより大きいモルタルやグラウト材等を用いる。このような充填材30の例としては、例えば、硬化後の(一軸)圧縮強度が40〜120N/mm2に達するモルタルが普及しており、容易に入手できる。
一例として、太平洋セメント社製の「太平洋プレユーロックスM-S」の場合、圧縮強度は材齢28日で100N/mm2程度になる。また、日本スプライススリーブ社製の「SSモルタル」の場合、圧縮強度は材齢28日で100N/mm2程度であり、同じく日本スプライススリーブ社製の「SSモルタル120N」の場合、圧縮強度は材齢28日で120N/mm2程度に達する。なお、圧縮強度が120N/mm2を超えるような製品もあるが、このようなモルタルは概して粘性が高く充填作業には適していない。さらに硬化過程で生じる収縮も大きい。係る点並びに強度面等も勘案すると、100〜120N/mm2の圧縮強度が特に好適である。
また、充填材30は、ブリージングのほとんど生じない無収縮性のモルタルあるいはグラウト材であることが望ましい。これにより、ブリージングが無くなるので、より高耐力・高剛性となることが期待できる。さらに、充填材30に既知の膨張材を添加するなどして硬化時の膨張性を付与することもできる。充填材30が膨張性を有していると、膨張分の拘束圧が、鋼板11の孔111内の充填材30に孔外から加わり、耐力・剛性の更なる向上が期待できる。
また、柱21の穴211の内面には凹凸211aが形成されており、これにより柱21のコンクリートと充填材30との付着性を高めることができる。ただし、充填材30の強度を大幅に上げると、せん断力によって鋼板11の孔111の充填材30がせん断破壊するより先に、柱21のコンクリートと充填材30との境界部が破壊し付着が剥がれる可能性がある。このような破壊モードを適切に制御するため、鋼板11と穴211の内面との離隔幅、すなわち鋼板11周囲の充填材30の厚さは、せん断力が加わった際の応力の広がりを勘案して設計しておくことが望ましい。
ここで、鋼板11の周囲領域について図3(a)に示すモデルを用い、一つの孔111を有する鋼板11に引抜力が作用した場合の周囲領域の圧縮応力状態を有限要素解析により求めたものが図3(b)である。図3(b)は、圧縮応力度の大きい箇所を白、小さい箇所を黒として、圧縮応力度をグレースケールで示したものである。この例では、孔111の径を50mm、充填材30を圧縮強度100N/mm2の無収縮モルタルとして解析を行った。なお、せん断応力度や引張応力度についても同様の分布となる。
図3(b)に示すように、この場合では孔111の内周面近傍で局部的な圧縮応力が発生しているが、こうした応力は図3(c)に示すように広がり、鋼板厚さ方向に沿って鋼板11から離れるにつれ急速に低減する。鋼板11からの距離によって圧縮応力度がどの程度低減するかを解析により求めたものが図4である。図4は、横軸を鋼板11の孔111の中心からの鋼板厚さ方向の距離、縦軸を応力度としてこれらの関係を示したものである。縦軸は、負の値が圧縮応力に対応する。
図4に示すように、孔111の中心では圧縮応力度が50N/mm2程度に達しており、充填材30として例えば圧縮強度が60〜120N/mm2程度の高強度のモルタルを用いれば破壊することはないが、通常の強度のコンクリートでは破壊する恐れがある。また、鋼板11からおよそ25mm離れた位置の圧縮応力度は、最大値の約1/5未満まで低下して10N/mm2を下回り、通常のコンクリートの圧縮強度(例えば、24〜60N/mm2程度)の1/2を下回るので、この位置を通常のコンクリート(例えば柱21のコンクリート)としても圧縮破壊せず、ずれ止めとして成立することが分かる。即ち、充填材が充填されるスリット形の開口形状の穴211と充填材30との境界位置における柱21のコンクリートが圧縮破壊しなければ、ずれ止めとして成立することになる。
通常のPBLでは、鋼部材の製作性やコンクリートの粗骨材の回り込みから孔径が50〜60mmになるのが一般的であり、孔111についても同様とすると、上記した25mmの距離は孔径の1/2程度に相当する。すなわち、充填材30を高強度とすることで理想的な値まで耐力を向上させ、鋼板11と柱21の穴211の内面との距離を孔径の1/2程度である25〜30mm以上とすることが好ましい。
ただし、上記の距離が長くなると施工性の低下やコスト増の問題もあり、そのような観点からは25〜30mm程度を最小限として短くするのがよい。また、今回の解析では充填材30の圧縮強度を100N/mm2としたが、一般的には充填材30の圧縮強度の違いによって応力分布自体が大きく変わることはなく、略同様の結果が得られる。
鋼板11の孔111の充填材30のせん断破壊に関しては、充填材30の圧縮強度に応じて鋼板11から柱21の穴211の内面までの距離を定めることができる。すなわち、圧縮強度の高い充填材30を用いるほど、より高いせん断応力に耐えることができ、鋼板11と穴211の内面との距離が大きく無くても、その幅の充填材30に生じるせん断力に耐え得るだけの十分なせん断耐力が得られるので、その距離をより短くし最小限にすることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、柱21において、鋼板11の周囲の一部に高強度の充填材30を使用し、この充填材30が鋼板11の孔111に回り込むことで、柱21と鋼板11のずれを防いで一体化することができ、接合構造の耐力・剛性が向上する。且つ鋼板11の周囲以外の部分では、柱21として通常のコンクリートを用いることができるので、コストを低減できる。その他、本実施形態の接合構造では、鋼板11の部分を後施工できるようになり施工性が向上する、PBL機構を有する鋼・コンクリート複合構造のプレキャスト化が可能になるといった効果も奏する。
本実施形態のような充填材30を用いる効果について、例えばPBLでは、鋼板の1孔当たりのせん断耐力が、孔内のコンクリートの圧縮強度f(N/mm2)の1/3乗値や、孔内のコンクリートに作用する拘束圧(=拘束力/孔面積)σ(N/mm2)の2/3乗値におよそ比例することが実験等により知られている(浅沼,平ほか「孔開き鋼板ジベル(PBL)の耐力算定法」, 鹿島技術研究所年報, Vol.60(2012), pp.51-56)。
従って、圧縮強度が24(N/mm2)程度の通常のコンクリートに代えて圧縮強度が120(N/mm2)程度の充填材30を用いるだけでも耐力が1.7倍程度となることが予測される。このことは、鋼板11の孔数を減らすことができ、施工性向上、コスト縮小にも寄与する。さらに、充填材30に前記したような膨張性を付与し、上記の拘束圧を2倍にできると仮定すると、耐力は1.6倍になることが予測され、同様の効果が生じる。前記した鋼板11と柱21の穴211の内面との距離に関しても、圧縮強度を高めるのと同様の効果がある。
また、本実施形態では、柱21の穴211の形状が、鋼板11の端部の形状に対応しており、当該端部から一定幅だけ離隔した形状となる。前記したように、この幅すなわち充填材30の厚さを適切に設計することで、予期しない破壊モードが生じるのを防ぎ、好適な接合構造を形成できる。
また、穴211の内面には凹凸211aが形成されるので、柱21のコンクリートと充填材30との付着性を高めることができる。また、充填材30として無収縮性のモルタルまたはグラウト材を用いることで、ブリージングによる耐力・剛性の低下を防ぐことができ、耐久性も向上する。
なお、本実施形態ではコンクリート部材20をコンクリートの現場打設により構築した柱21としたが、コンクリート部材20はプレキャスト部材でもよい。前者の場合、コンクリートの現場打設によるコンクリート部材を用いた、低コスト且つ高耐力・高剛性な接合構造が得られる。後者の場合、プレキャストのコンクリート部材を用いた、低コスト且つ高耐力・高剛性な接合構造が得られる。どちらを適用するかは施工条件その他に応じて定めればよい。
以下、本発明のその他の例について、第2〜第9の実施形態として説明する。各実施形態は、それまでに説明した構成と異なる構成について主に説明し、同様の構成については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。また、各実施形態の構成は、互いに組み合わせて用いたり、第1の実施形態の構成と組み合わせて用いたりすることが可能である。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態に係るコンクリート部材20aと鋼部材10aの接合構造について説明する図である。
図5(a)に示すように、本実施形態では、鋼部材10aがH形鋼12であり、コンクリート部材20aがコンクリート製の柱21の側面に穴212を設けたものである。H形鋼12の長手方向の端部では、ウェブに孔121が設けられる。柱21の穴212は、H形鋼12の端面形状に対応するH形の開口形状を有する。
本実施形態では、図5(b)に示すように、H形鋼12の端部(挿入部分)を柱21の穴212(被挿入空間)に挿入して穴212に充填材30を充填する。充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。H形鋼12の孔121には、前記と同様充填材30が回り込んでおり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第3の実施形態]
図6は、第3の実施形態に係るコンクリート部材20bと鋼部材10bの接合構造について説明する図である。
図6(a)に示すように、本実施形態では、鋼部材10bがH形鋼12’であり、コンクリート部材20bがコンクリート製の柱21の側面に穴213を設けたものである。H形鋼12’の長手方向の端部では、前記と同様ウェブに孔121が設けられるが、フランジが省略されている。柱21の穴213は、このH形鋼12’のウェブの端面形状に対応するスリット形の開口形状を有する。
本実施形態では、図6(b)に示すように、H形鋼12’の上記端部(挿入部分)を柱21の穴213(被挿入空間)に挿入して穴213に充填材30を充填する。充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。H形鋼12’の孔121には、前記と同様充填材30が回り込んでおり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第4の実施形態]
図7は、第4の実施形態に係るコンクリート部材20cと鋼部材10cの接合構造について説明する図である。
図7(a)に示すように、本実施形態では、鋼部材10cがH形鋼12”であり、コンクリート部材20cがコンクリート製の柱21の側面に穴214を設けたものである。H形鋼12”の長手方向の端部では、ウェブが省略されており、両フランジに孔122が設けられている。柱21の穴214は、このH形鋼12”の両フランジの端面形状に対応した、平行する2本のスリットによる「二」形の開口形状を有する。
本実施形態では、図7(b)に示すように、H形鋼12”の上記端部(挿入部分)を柱21の穴214(被挿入空間)に挿入して穴214に充填材30を充填する。充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。H形鋼12”の孔122には、前記と同様充填材30が回り込んでおり、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第5の実施形態]
図8は、第5の実施形態に係るコンクリート部材20dと鋼部材10dの接合構造について説明する図である。
図8(a)に示すように、本実施形態において、鋼部材10dは、前記した鋼板11の端面に鋼板11と直交する方向の定着プレート13を設けたものであり、鋼部材10dの端部の平面がT字形となる。
コンクリート部材20dは、コンクリート製の壁22の上端に、上面および側面に開口する穴221を設けたものである。穴221は、上面から見て、鋼部材10dの端部の平面形状に対応するT字形の開口形状を有する。
また、壁22には別途孔222が設けられる。孔222は弓形の形状を有し、壁22の側面に設けた一方の開口から、平面T字形の穴221のI部分(T字の縦棒部分)を貫通し、壁22の側面に設けた他方の開口に至る。孔222は鉄筋51を通すために用いられる。
本実施形態では、図8(b)に示すように、鋼部材10dの平面T字形の端部(挿入部分)を、壁22の上面から穴221(被挿入空間)に挿入する。また、壁22の側面から孔222に鉄筋51を通し、鋼板11の孔111を貫通させる。そして、穴221、孔222に充填材30を充填する。充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。
図9(a)は接合構造の水平方向の断面を示したものであり、図9(b)は接合構造の鉛直方向の断面を示したものである。図9(a)は図9(b)の線d−dによる断面、図9(b)は図9(a)の線c−cによる断面である。
図9(a)、(b)に示すように、鋼板11の孔111には、鉄筋51が通される他、充填材30も回り込んでおり、これにより第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、鉄筋51によって補強が行われ、壁22と鋼部材10dの一体性を更に高めることができる。鉄筋51の充填材30に対する付着強度は通常のコンクリートに対するものよりも高く、補強効果も大きい。
[第6の実施形態]
図10は、第6の実施形態に係るコンクリート部材20eと鋼部材10eの接合構造について説明する図である。
図10(a)に示すように、本実施形態において、鋼部材10eは、H形鋼16の下端にベースプレート15を取付け、ベースプレート15の下面に鋼板14を立設したものである。鋼板14は孔141を有する。コンクリート部材20eは、コンクリート製の柱23の上面に穴231を設けたものである。穴231は、鋼板14の端面形状に対応するスリット形の開口形状を有する。
柱23には別途穴232が設けられる。穴232は柱23の側面から柱23の内部に直線状に延び、穴231を貫通する。穴232は鉄筋52を通すために用いられる。
本実施形態では、図10(b)に示すように、鋼部材10eの鋼板14(挿入部分)を柱23の穴231(被挿入空間)に挿入し、柱23の側面から鉄筋52を穴232に挿入して鋼板14の孔141を貫通させる。そして、穴231、232に充填材30を充填する。充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。
図11(a)は接合構造の水平方向の断面を示したものであり、図11(b)は接合構造の鉛直方向の断面を示したものである。図11(a)は図11(b)の線f−fによる断面、図11(b)は図11(a)の線e−eによる断面である。
図11(a)、(b)に示すように、鋼板14の孔141には、鉄筋52が通される他、充填材30が回り込んでいる。これにより、本実施形態でも前記した第5の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、図11(c)のコンクリート部材20e’に示すように、鉄筋52を予め柱23に埋設し、穴231内に露出させておくことも可能である。この場合は、鋼部材10eの鋼板14を穴231に挿入した後、鋼部材10eを移動させて鋼板14の孔141に鉄筋52を通し、その後穴231に充填材30を充填すればよい。
[第7の実施形態]
図12は、第7の実施形態に係るコンクリート部材20fと2つの鋼部材10の接合構造について説明する図である。
図12(a)に示すように、本実施形態では、鋼部材10として前記した鋼板11を用いるが、コンクリート部材20fが、コンクリート製の柱24に水平方向の貫通孔241を設けたものである。貫通孔241は、鋼板11の端面形状に対応するスリット形の開口形状を有する。
本実施形態では、図12(b)に示すように、2枚の鋼板11の端部(挿入部分)を、それぞれ柱24の両側から貫通孔241(被挿入空間)に挿入し、図12(c)に示すように孔111の位置を合わせて配置する。そして、貫通孔241に充填材30を充填し、充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。
図13(a)は接合構造の水平方向の断面を示したものであり、図13(b)は接合構造の鉛直方向の断面を示したものである。図13(a)は図13(b)の線h−hによる断面、図13(b)は図13(a)の線g−gによる断面である。
図13(a)、(b)に示すように、充填材30は、各鋼板11の重なった孔111に回り込んでいる。これにより第1の実施形態と同様の効果が得られる他、一方の鋼板11に加わった荷重が、重なった孔111内の充填材30を介して他方の鋼板11に伝達されるので、鋼板11間のせん断力に対しても抵抗でき、柱24の内部で、鋼板11同士のずれを防いだ重ね継手が形成される。
なお、本実施形態では2枚の鋼板11を重ねたが、図14に示すように、一方を2枚の鋼板11、他方を1枚の鋼板11として3枚の鋼板11を孔111の位置を合わせて交互に重ねてもよい。同様に、4枚以上の鋼板11を交互に重ねてもよい。
[第8の実施形態]
図15は、第8の実施形態に係るコンクリート部材20gと2つの鋼部材10gの接合構造について説明する図である。
図15(a)に示すように、本実施形態の鋼部材10gは、H形鋼17の端部において、フランジに孔171を設け、ウェブに孔172を設けたものである。
ウェブにはさらに、端面から長手方向に切り込んだスリット173も設けられる。一方のH形鋼17(図の右側)では、ウェブの下端にスリット173が設けられる。他方のH形鋼17(図の左側)では、ウェブの上端に同様のスリット173が設けられる(図15(a)では隠れている)。
コンクリート部材20gは、コンクリート製の柱24に貫通孔242を設けたものである。貫通孔242は、H形鋼17の端面形状に対応するH形の開口形状を有する。
本実施形態では、図15(b)に示すように、2枚のH形鋼17の端部(挿入部分)を、それぞれ柱24の両側から貫通孔242(被挿入空間)に挿入する。そして、図15(c)、(d)に示すように、一方のH形鋼17のスリット173に他方のH形鋼17のフランジを差込み、他方のH形鋼17のスリット173に一方のH形鋼17のフランジを差込んで、孔171、172の位置を合わせて両H形鋼17のフランジとウェブを重ねる。その後、貫通孔242に充填材30を充填し、充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。
図16(a)〜(c)は接合構造の鉛直方向の断面を示したものである。図16(a)は、H形鋼17の長手方向と直交する鉛直面を示したものであり、図16(b)の線m−mに沿った断面である。図16(b)は図16(a)の線j−jによる断面、図16(c)は図16(a)の線k−kによる断面である。
図16(a)〜(c)に示すように、両H形鋼17で重なった孔171、172には、前記と同様充填材30が回り込んでおり、これにより、H形鋼17を用いる場合でも前記した第7の実施形態と同様の効果が得られる。なお、この例では両H形鋼17の軸線が水平方向、鉛直方向においてずれているが、一般には問題とならない程度であり、構造物全体として問題となることはない。
[第9の実施形態]
図17は、第9の実施形態に係るコンクリート部材20gと2つの鋼部材10hの接合構造について説明する図である。
図17(a)に示すように、本実施形態において、鋼部材10hは、H形鋼17’の端部においてフランジに孔171を設ける点は前記と同様であるが、ウェブがフランジの端面から後退して設けられる。
このウェブには孔172が設けられる。ウェブには、端面から長手方向に切り込んだスリット173も設けられる。一方のH形鋼17’(図の右側)では、ウェブの下端にスリット173が設けられる。他方のH形鋼17’(図の左側)では、ウェブの上端に同様のスリット173が設けられる(図17(a)では隠れている)。
本実施形態では、図17(b)に示すように、2枚のH形鋼17’の端部(挿入部分)を、それぞれ柱24の両側から貫通孔242(被挿入空間)に挿入する。そして、図17(c)、(d)に示すように、一方のH形鋼17’のスリット173に他方のH形鋼17’のフランジを差込み、他方のH形鋼17’のスリット173に一方のH形鋼17’のフランジを差込む。この時、両H形鋼17’のウェブの端面同士が当接するとともに、両H形鋼17’のフランジが孔171の位置を合わせて重ねられる。その後、貫通孔242に充填材30を充填し、充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。
図18(a)〜(c)は接合構造の鉛直方向の断面を示したものである。図18(a)は、H形鋼17’の長手方向と直交する鉛直面を示したものであり、図18(b)の線q−qに沿った断面である。図18(b)は図18(a)の線n−nによる断面、図18(c)は図18(a)の線p−pによる断面である。
図18(a)〜(c)に示すように、両H形鋼17’で重なった孔171、および両H形鋼17’の孔172には、充填材30が回り込んでおり、これにより前記した第8の実施形態と同様の効果が得られる。加えて、本実施形態では両H形鋼17’の軸線の水平方向の位置が一致する点も好ましい。
なお、一方のH形鋼17’が予めコンクリート部材に埋設されているようなケースも考えられる。図19(a)はこの例を示す図であり、コンクリート部材20hである梁25に、一方のH形鋼17’が埋設されている。梁25の端面には、H形鋼17’の端面形状に対応するH形の開口形状の穴251が設けられている。図19(b)は梁25の端面を示す図であり、穴251の内部に、上記埋設したH形鋼17’の端部が露出している。
この場合も、他方のH形鋼17’の端部を穴251に挿入し、図17(c)、(d)で説明したように配置する。そして、穴251に充填材30を充填し、充填材30が硬化すると、接合構造が形成される。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10、10a、10b、10c、10d、10e、10g、10h;鋼部材
11、14;鋼板
12、12’、12”、16、17、17’;H形鋼
13;定着プレート
15;ベースプレート
20、20a、20b、20c、20d、20e、20e’、20f、20g、20h;コンクリート部材
21、23、24;柱
22;壁
25;梁
30;充填材
41;内型枠
42;凹凸シート
51、52;鉄筋
111、121、122、141、171、172、222;孔
173;スリット
211、212、213、214、221、231、232、251;穴
211a;凹凸
241、242;貫通孔

Claims (10)

  1. コンクリート部材と鋼部材との接合構造であって、
    前記コンクリート部材に形成された被挿入空間に前記鋼部材が挿入され、
    前記鋼部材の前記被挿入空間への挿入部分に孔が設けられ、
    前記被挿入空間に、硬化後の強度が前記コンクリート部材のコンクリートよりも高い充填材が充填されており、
    前記コンクリート部材は柱、壁、梁のいずれかであり、
    前記鋼部材は、前記挿入部分から前記コンクリート部材の外側に突出するように設けられることを特徴とする接合構造。
  2. 前記被挿入空間の形状が、前記挿入部分の形状に対応することを特徴とする請求項1に記載の接合構造。
  3. 前記被挿入空間の内面に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の接合構造。
  4. 前記充填材は無収縮性のモルタルまたはグラウト材であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の接合構造。
  5. 前記鋼部材の孔に鉄筋が挿通されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の接合構造。
  6. 前記被挿入空間において、複数の前記鋼部材が前記孔の位置を合わせて重ねられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の接合構造。
  7. 前記コンクリート部材はコンクリートの現場打設により構築されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の接合構造。
  8. 前記コンクリート部材はプレキャスト部材であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の接合構造。
  9. 前記鋼部材と前記被挿入空間の内面との間の距離が、前記鋼部材の前記孔の径の1/2程度以上であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の接合構造。
  10. コンクリート部材と鋼部材との接合構造であって、
    前記コンクリート部材に形成された被挿入空間に前記鋼部材が挿入され、
    前記鋼部材の前記被挿入空間への挿入部分に孔が設けられ、
    前記被挿入空間に、硬化後の強度が前記コンクリート部材のコンクリートよりも高い充填材が充填され
    前記被挿入空間において、複数の前記鋼部材が前記孔の位置を合わせて重ねられ、
    前記鋼部材はH形鋼であり、前記H形鋼には、別の前記鋼部材であるH形鋼を挿入するためのスリットが設けられていることを特徴とする接合構造。
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