JP6419031B2 - ベッド用サイドレール - Google Patents

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Description

本発明は、ベッドの側端からベッド上に寝た人が落下することを防止するためのベッド用サイドレールに関し、特に、サイドレール本体と、このサイドレール本体に回転可能に連結されたアームとの間の回動及び固定を容易にしたベッド用サイドレールに関する。
ベッドの側端には、ベッド上に寝た患者がベッドから落下することを防止し、またベッドに対する患者の移乗及び離床並びにベッド上の患者の上半身の起立を補助するために、サイドレール(側柵ともいう)が、前記側端に立設されて配置されている。このとき、このサイドレールの長さを長くして安全性を高めると共に、ベッド上から人が離床及び移乗するときの邪魔にならないようにするために、一部を垂直軸のまわりに回転可能にして、上記相反する機能を満足するようにしている。つまり、従来のサイドレールは、本体をベッド側部に固定し、この本体に対して、アームを回転可能に連結することにより、アームを広げた場合のサイドレール全体の長さを十分に長くし、アームを本体に対して回転させることにより、人が離床及び移乗するときの動作を容易にしている。
このアームは、アームが不用意に回転してしまわないようにするため、アームのサイドレール本体に対する角度を調節した後、その角度に固定することができるようになっている。即ち、従来のベッド用サイドレールは、このアームを固定するためのロック機構を備えている(特許文献1、2)。
特開2010−194175号公報 特開2011−87732号公報
しかしながら、従来のロック機構は、アームを回転させる操作と、アームの回転位置を固定するための操作とを、片手の動作で行うことができないため、アームの角度の調節後に、そのアームをサイドレール本体に対して固定することを忘れたり、角度調節と固定(ロック)とを別々におこなうため、作業が簡便でない等の問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、アームの角度の調節が容易であり、角度調節後のアームの固定を確実に行うことができ、不用意に固定が解除されてしまうことを防止できるベッド用サイドレールを提供することを目的とする。
本発明に係るベッド用サイドレールは、
ベッドの側部に配置されるベッド用サイドレールにおいて、
ベッドの側部に立設されるサイドレール本体と、
このサイドレール本体におけるベッド長手方向の端部に連結されたアームと、
前記アームと前記サイドレール本体とを、垂直方向を回転軸として相対的に回転可能に連結する連結部と、
を有し、
前記連結部は、
前記アームの回転を抑制する回転抑制位置と前記アームの回転を許容する回転許容位置との間で揺動又は移動するロック解除レバーと、
前記アームと共に回転するアーム側ロック部材と、
前記アーム側ロック部材に係合し、前記サイドレール本体に固定された本体側ロック部材と、
前記ロック解除レバーの前記回転抑制位置で、前記アーム側ロック部材と前記本体側ロック部材との相対回転を阻止し、前記ロック解除レバーの前記回転許容位置で、前記アーム側ロック部材と前記本体側ロック部材との相対回転を許容するロック機構と、
前記ロック解除レバーの前記回転許容位置への揺動を阻止する第1の位置と、前記ロック解除レバーの前記回転許容位置への揺動を許容する第2の位置との間で移動する安全ロック部材と、
を有することを特徴とする。
このベッド用サイドレールにおいて、第1の態様は
前記ロック解除レバーは、第1凸部を有し、
前記安全ロック部材は、前記第1凸部側に突出する第2凸部を有し、
前記安全ロック部材は、前記連結部の外面を上下に摺動するように設けられ、
前記安全ロック部材が下位置にあるときには前記第2凸部は前記第1凸部に当接して前記ロック解除レバーの揺動を阻止し、
前記安全ロック部材が上位置にあるときには前記第2凸部は前記第1凸部と当接しない上位置に移動して前記ロック解除レバーの揺動を許容することを特徴とする。
第2の態様は
前記ロック解除レバーは、水平回転軸の周りに揺動する握持部を有し、
前記安全ロック部材は、前記アーム側ロック部材又は前記本体側ロック部材に設けられた第1孔内に配置されたピンと、前記握持部に設けられ、前記ロック解除レバーが前記回転抑制位置にあるときに前記第1孔と正対する位置に設けられた第2孔内に配置された受ピンと、前記第1孔内に配置され前記ピンを進出方向に付勢する第1バネと、前記第2孔内に配置され前記受ピンを進出方向に付勢する第2バネと、前記第2バネを介して前記受ピンを進出方向に押すためのロック解除ボタンとを有し、
前記ロック解除ボタンを押すことにより、前記受ピンを前進させて前記ピンを前記第1孔内に押し戻し、前記握持部の前記回転許容位置に向かう揺動を可能とし、前記握持部が前記回転抑制位置に戻ると、前記第1孔と前記第2孔とが正対し、前記ピンが前記第1バネにより付勢されて前記第2孔内に進出して、前記握持部の揺動を不能にすることを特徴とする。
第3の態様は
前記安全ロック部材は、前記アーム側ロック部材又は前記本体側ロック部材のカバー上に重なる回転抑制位置と回転許容位置との間で水平回転軸の周りに揺動する蓋部材と、前記蓋部材と共に揺動する係止部と、前記蓋部材を前記回転抑制位置側に付勢するバネとを有し、
前記ロック解除レバーは、昇降移動しその上位置にて上端部が前記カバーから上方に露出するロック解除ボタンと、前記ロック解除ボタンと共に昇降する係合部とを有し、
前記蓋部材にはその下面に前記ロック解除ボタンの前記カバーから上方に露出する上端部が嵌合する凹部が形成されており、
前記ロック解除ボタンが上位置にあるときに、前記係止部は前記係合部を通り過ぎることができ、前記ロック解除ボタンが下降したときに前記係合部が下降して前記係止部の通過を阻止して前記係止部の揺動を阻止することができる形状を有することを特徴とする
そして、例えば、
前記ロック機構は、
前記ロック解除レバーの前記第1の位置から前記第2の位置への傾動により、下方に移動させられ、前記アーム側ロック部材と共に回転するスライドギヤと、
前記本体側ロック部材に設置され、前記スライドギヤの歯と噛合する歯を備えたロックギヤ部と、
前記ロック解除レバーに対しその傾動を元に戻す方向に付勢すると共に、前記スライドギヤを上方に付勢する圧縮バネと、
を有し、
前記ロック解除レバーの前記第1の位置で、前記スライドギヤがその上下移動域の上端位置に位置して、前記ロックギヤ部と噛合し、
前記ロック解除レバーの前記第2の位置で、前記スライドギヤがその上下移動域の下端位置に位置して、前記ロックギヤ部との噛合が外れるように構成することができる。
また、この場合に、
前記本体側ロック部材に前記スライドギヤに向けて付勢されて設置されたプランジャを有し、
前記スライドギヤは、その最大径部にその周方向に波状に延びるように形成された段差を有し、
前記プランジャは、前記スライドギヤに向けて進出して、前記スライドギヤの前記段差に係止され、前記プランジャにより前記スライドギヤの上方移動が一旦停止されるように構成することができる。
本発明によれば、アームと、サイドレール本体との連結部に、ロック解除レバーを設け、更に、ロック解除レバーの動作を規制する安全ロック部材を設けたので、アームが不用意に回動してしまうことがなく、また、ロック解除レバーを操作した状態で、アームを回動させることができるので、片手で容易にロック解除、アーム回動及びロックの3つの動作を行うことができるので、アームの角度の調節が容易であり、また、角度調節後のアームの固定を確実に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係るサイドレールを示す正面図である。 同じくその動作態様を示す正面図である。 同じくその動作態様を示す正面図である。 同じくそのスライドギヤ75の動作を示す図である。 同じくそのスライドギヤ75の動作を示す図である。 同じくそのスライドギヤ75の動作を示す図である。 同じく安全ロック部材4及びロック解除レバー5の動作を示す図である。 同じく安全ロック部材4及びロック解除レバー5の動作を示す図である。 同じく安全ロック部材4及びロック解除レバー5の動作を示す図である。 サイドレール本体1及びアーム2の構成を示す斜視図である。 サイドレール本体1及びアーム2の動作を示す斜視図である。 同じく、サイドレール本体1及びアーム2の動作を示す平面図である。 本発明の第2実施形態のサイドレールのロック部を示す図である. 同じくその動作を示す図である。 同じくその動作を示す図である。 同じくその動作を示す図である。 同じくその動作を示す斜視図である。 同じくその動作を示す斜視図である。 同じくその動作を示す斜視図である。 同じくその動作を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態のロック部を示す図である。 同じくその動作を示す図である。 同じくその動作を示す図である。 同じくその動作を示す図である。 同じくその動作を示す図である。 同じくその動作を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1乃至図12は本発明の第1実施形態を示す図である。図10及び図11は、この第1実施形態のベッド用サイドレールを示す斜視図であり、図1乃至図3は、この第1実施形態のベッド用サイドレールに使用される連結部を示す。図10及び図11に示すように、このサイドレールは、ベッドの側部に立設されるサイドレール本体1と、このサイドレール本体1にそのベッド長手方向の端部にて連結されたアーム2とを有する。アーム2は、連結部3にて、サイドレール本体1に、垂直方向を回転軸として相対的に回転可能に連結されている。サイドレール本体1は、その下端の水平に延びる横棒1aに、下方に突出する2本の支持棒11,12が相互に平行に固定されている。そして、この支持棒11,12は、ベッドの側部にベッド長手方向に離隔した2位置に固定された筒状の支持筒(図示せず)内に挿入されて、サイドレール本体1が前記支持筒に支持される。また、サイドレール本体1の支持棒11,12の中間部は、連結棒14により連結されていて、この連結棒14の一端部にて、固定ノブ13を締め付けることにより、連結棒14を介して、支持棒11,12を相互に接近する方向に押圧することができる。これにより、固定ノブ13の締め付けにより、支持棒11,12の下部を相反する方向に傾動させ、支持棒11,12を支持筒内で、支持筒の内面に摩擦係合させる。このようにして、サイドレール本体1は、ベッドサイドに固定的に立設される。
サイドレール本体1の上端部にて水平方向に延びる棒1bは、その図10の右端部にて垂直下方に滑らかに屈曲しており、その先端部は、垂直下方に延びて、回転軸部1cを構成している。一方、アーム2の図10に示す左端部は、棒1bの垂直の回転軸部1cを嵌合する回転軸部2cとなっており、回転軸部2cは回転軸部1cを相対的に回転可能に、且つ、上下方向に相対的に移動しないように、嵌合している。サイドレール本体1の横棒1aのアーム2側の端部に、回転軸部1dが設けられており、アーム2の下端部の水平方向に延びる棒2aのサイドレール本体1側の端部に、回転軸部2dが設けられていて、回転軸部2dは回転軸部1dを相対的に回転可能に、且つ、上下方向に相対的に移動しないように、嵌合している。これらの回転軸部1c、2c及び回転軸部1d、2dにより、連結部3が構成され、アーム2がサイドレール本体1に対して、垂直軸の周りに回転可能に支持されている。図11は、このアーム2がサイドレール本体1に対して回転した状態を示し、図12はこのアーム2の回転状態を示す平面図である。
図1乃至図3は、連結部3の構成を示す図である。連結部3の回転軸部1d、2dには、夫々、本体側ロック部材6及びアーム側ロック部材7が内装されている。本体側ロック部材6は、その基部61がサイドレール本体1の回転軸部1dに固定されている。また、アーム側ロック部材7は、その基部71がアーム2の回転軸部2dに固定されている。そして、基部71は、その基部61と平面的に重なる位置に、垂直方向に延びる孔が形成されており、この項内に回動軸72が嵌合されている。そして、この回動軸72は、基部61に設けられた軸受62,63により、垂直軸の周りに回動可能に支持されており、更に、回動軸72は基部71に固定されて基部71と共に回転する。
そして、回動軸72内には、その中心部を貫通するようにして、作動棒73が回動軸72に対して上下動可能に挿入されている。この作動棒73の下端には、連結ピン74を介してスライドギヤ75が連結されており、このスライドギヤ75は、作動棒73が上下動することにより、上下動することができる。このスライドギヤ75は、その上半部が上方に向けて縮径した樽形状をなし、この上半部の外面には、縦方向に延びる歯が形成されている。また、基部61には、作動棒73の上下動域の上端位置にあり、従ってスライドギヤ75が上位置にあるときに、このスライドギヤ75の歯が形成されたギヤ面に整合する位置に、ロックギヤ部64が形成されている。このロックギヤ部64には、スライドギヤ75の歯に噛合する歯が形成されている。このスライドギヤ75と、ロックギヤ部64とにより、アーム側ロック部材7と本体側ロック部材6との相対回転を阻止したり、許容したりするロック機構が構成されている。
作動棒73の上端には、係合部材76が連結軸78により連結されている。そして、係合部材76と、回動軸72との間には圧縮バネ81が設置されており、この圧縮バネ81により、上下動しない回動軸72に対して、係合部材76を上方に付勢するようになっている。
この係合部材76の近傍には、ロック解除レバー5が、その下端を回動軸51により回転軸部2dに揺動可能に支持されて、配設されている。このロック解除レバー5は、その係合部材76側の端部が、滑らかに凸状に湾曲して係合部52を構成している。一方、係合部材76の上面は滑らかに凹状に湾曲して係合面77を構成している。そして、係合部52が係合面77に接触可能に、ロック解除レバー5と係合部材76が配置されている。これにより、ロック解除レバー5が図3に示すように傾動すると、その係合部52が係合面77に接触し、若干係合面77を摺擦して、係合部材76を、圧縮バネ81の付勢力に抗して下降させる。なお、ロック解除レバー5は、その上半部が人差し指を納めるように若干凹んで凹部53が形成されており、ロック解除レバー5を傾動させやすくなっている。このロック解除レバー5における凹部53の反対側の部分は、凸部54を形成している。
回転軸部2dにおけるロック解除レバー5に対面する位置には、安全ロック部材4が、回転軸部2dに対して、上下動可能に設けられている。この安全ロック部材4は、回転軸部2dに対して摺動して上下動するように設置されており、その中間部に凹部41が設けられている。このため、例えば、親指を凹部41にかけて、この親指により安全ロック部材4を上方に摺動させたり、下方に摺動させたりすることができる。安全ロック部材4は、その凸部54に面する部分が、凸部54側に向けて突出する凸部43となっており、安全ロック部材4が下降位置にあるときに、凸部43が凸部54に当接して、ロック解除レバー5の傾動を阻止するようになっている。凸部43は正面視で三角形状をなし、その下縁は凸部43の先端から基端側に向けて下方に傾斜している。このため、図3に示すように、安全ロック部材4が上端位置にあるときには、ロック解除レバー5が傾動しても、凸部43がロック解除レバー5の凸部54に当接することはなく、ロック解除レバー5の傾動を許容する。凸部43の上縁には、上方に突出する突起42が形成されており、回転軸部2dと凸部43との間に圧縮バネ82が介装されている。この圧縮バネ82の下端部は突起42を嵌合しており、圧縮バネ82が凸部42から離脱しないようになっている。この圧縮バネ82により、安全ロック部材4は常時下方に付勢されている。但し、図3に示すように、ロック解除レバー5が傾動した場合には、その凸部54が凸部43の下縁傾斜面の下方に位置しているので、凸部43が凸部54に阻止されて、下降することはない。
図4乃至図6は、スライドギヤ75を示す図であり、その(a)は、プランジャ100側から見た側面図、(b)は正面図、(c)はプランジャ100に対応するロック解除レバー5の状態を示す図である。スライドギヤ75は、樽型をなし、中間部75bが最大径となっている。そして、上半部75aには、上方が縮径されるように傾斜しており、この傾斜面に、前述のごとく、縦方向に延びる歯91が形成されている。また、中間部75bには、水平方向に波状をなして延びる段差92が形成されている。下半部75cは、下方が縮径されるように傾斜しており、この下半部75cに、孔93が形成されていて、この孔93に連結ピン74を挿入することにより、作動棒73とスライドギヤ75とを連結するようになっている。回転軸部1dには、プランジャ100がスライドギヤ75に対して進出退避可能に設置されており、常時は、プランジャ100はスライドギヤ75に向けて適宜の弾性部材(図示せず)により付勢されている。図4は、ロック解除レバー5が起立した退避位置にあり、スライドギヤ75は上端位置にあるため、プランジャ100は相対的に下方位置にあり、スライドギヤ75の下半部75cに面している。図5は、ロック解除レバー5を押して傾動させた状態であり、スライドギヤ75が下方に押圧されて下端位置にある。このため、相対的にプランジャ100はスライドギヤ75の中間部75bに上昇し、波状の段差92の若干上方の位置で、プランジャ100の先端部101が中間部75bに転接している。このため、プランジャ100の先端部101が段差92に係合することなく、スライドギヤ75の中間部75bを水平方向に摺動することができる。図6は、図5の状態から、ロック解除レバー5の押し込みを解除した状態である。バネ81の付勢力により、スライドギヤ75は上方に移動しようとするが、プランジャ100の先端部101がスライドギヤ71の段差92を係止して、プランジャ100の先端部101が段差92の波の下死点に位置してその位置にとどまる。そして、この図6に示す状態から更にスライドギヤ75が回動すると、プランジャ100の先端部101は、段差92を乗り越えて、先端部101による段差92の係止が外れ、スライドギヤ75がバネ81の付勢力により上昇する。しかし、スライドギヤ75の上半部75aの歯91と、ロックギヤ部64の歯とが、その上端面同士で当接し、スライドギヤ75の上方移動が一旦停止する。更に、スライドギヤ75が回転すると、スライドギヤ75の上半部75aの歯91と、ロックギヤ部64の歯とが噛み合い、一方の歯の上端面が他方の歯の谷に落ちるので、スライドギヤ75が更に上昇した位置で、スライドギヤ75の上方移動が停止する。これにより、プランジャ100とスライドギヤ75との関係は、図4の状態となる。このスライドギヤ75の歯91とロックギヤ部64の歯との噛合は、例えば、スライドギヤ75がロックギヤ部64に対して相対的に30°回転する都度、なされるものとすることができる。
次に、上述のごとく構成された本実施形態の動作について説明する。先ず、図1、図4及び図7に示すように、ロック解除レバー5が起立した状態(押し込まれていない状態)で、安全ロック部材4が下端位置にある。この状態で、係合部材76、作動棒73及びスライドギヤ75が、圧縮バネ81に押圧されて、上端位置にある。このとき、スライドギヤ75が上端位置にあるので、このスライドギヤ75は本体側ロック部材6に設けられたロックギヤ部64に噛合している。このロックギヤ部64は本体側ロック部材6に固定されているので、スライドギヤ75も回転することができない。このため、サイドレール本体1と、アーム2とは、相対的に回転することができず、例えば,ベッドサイドにこのベッドサイドに沿って一直線状に配置された状態で固定される。よって、サイドレール本体1及びアーム2は、安全に柵としての機能を有する。この場合に、安全ロック部材4はその上端位置にあるので、その凸部43がロック解除レバー5側に突出しており、ロック解除レバー5が安全ロック部材4側に傾動しようとしても、ロック解除レバー5の凸部54が凸部43に当接して、ロック解除レバー5が傾動することができない。従って、ロック解除レバー5を回転軸部2cと共に握持しても、ロック解除レバー5が傾動することはなく、係合部材76、作動棒73及びスライドギヤ75は下降しないので、スライドギヤ75とロックギヤ部64との噛合は解除されず、アーム2が不用意に回動してしまうことがない。よって、この点でも、サイドレール本体1及びアーム2から構成される柵は、安全である。
次に、図2及び図8に示すように、安全ロック部材4の凹部41に例えば親指をかけて安全ロック部材4を上方にスライドさせる。これにより、安全ロック部材4の凸部43の下方に、ロック解除レバー5の凸部54が格納される空間が出現する。
その後、図3及び図9に示すように、凹部53に例えば人差し指をかけて、ロック解除レバー5を回転軸部2dと共に握持すると、ロック解除レバー5の凸部54が安全ロック部材4の凸部43の下方に形成された空間内に格納されて、ロック解除レバー5は安全ロック部材4側に傾動する。このロック解除レバー5が傾動することにより、係合部52が傾動面77を摺動しつつ、係合部材76を下方に押し、作動棒73を介して、スライドギヤ75を下方に移動させる。これにより、スライドギヤ75の歯と、ロックギヤ部64の歯との噛合が外れ、アーム側ロック部材7の基部71、ひいては、アーム2は、本体側ロック部材6の基部61、ひいては、サイドレール本体1に対して、自由に回動することができる。従って、ロック解除レバー5を握って傾動させた状態で、アーム2を自由な角度に回動させて、その位置で、ロック解除レバー5の握持を停止する。
このとき、図5に示すように、プランジャ100は、その先端部101が、スライドギヤ75の中間部75bの波状に延びる段差92の上方の平坦な周面を形成する中間部75bの部分に摺接している。このため、スライドギヤ75は、プランジャ100の接触にも拘わらず、このプランジャ100の先端面101がスライドギヤ75の中間部75bの平坦な円周面上を自由に摺動して、回動することができる。そして、ロック解除レバー5の握持を解除すると、図6(c)に示すように、ロック解除レバー5は、係合部材76を下方に押すための力がなくなり、係合部材76に対するロック解除レバー5の拘束力はなくなる。このため、係合部材76は、圧縮バネ81により、上方に付勢力を受け、作動棒73及びスライドギヤ75も上方に移動しようとする。しかし、図6(a)、(b)に示すように、プランジャ100の先端部101は、スライドギヤ75の波状の段差92の谷部に収まり、この状態でスライドギヤ75の上下位置が決まる。また、スライドギヤ75に、回動しようとする微応力が作用しても、スライドギヤ75はプランジャ100の先端部101が段差92の谷部に収まっていて、上下動のみならず、回転移動もしないように、係止されている。よって、アーム2は、ロック解除レバー5の握持を解除したときの位置の極めて近傍(先端部101が段差92の波の谷に移動する程度の回動)に、若干の係止力をもって、保持される。
その後、アーム2に、何らかの原因により、アーム2を回動させる方向に応力が作用した場合、図6に示すプランジャ100の先端部101が、相対的に、水平方向に段差92を乗り越えて、先端部101がスライドギヤ75の中間部75bの最大径部に乗り上げる。このため、プランジャ100によるスライドギヤ75の係止が消失し、図1及び図4に示すように、圧縮バネ81の付勢力により係合部材76がその上端位置に戻り、作動棒73及びスライドギヤ75がその上端位置に移動する。このため、スライドギヤ75はその歯がロックギヤ部64の歯に噛合し、スライドギヤ75は、回転しないように、ロックギヤ部64に拘束される。これにより、アーム2は、ロック解除レバー5の握持を解除したときの位置の極めて近傍の位置で、確実に、サイドレール本体1に固定される。これにより、アーム2は開位置に固定され、不用意に回動することがないので、安全に、アーム2が開いた場所を介して、患者がベッドへ出入することができる。
以上のアーム2の動作は、例えば、右手の親指を安全ロック部材4の凹部41にかけ、人差し指をロック解除レバー5の凹部53にかけて、ロック解除レバー5を握るだけで、アーム2を回動させたり、アーム2を固定したりすることができる。従って、反対側の手は、あいているので、介護者の支援等に使うことができる。また、安全ロック部材4をロック解除レバー5と共に握持するだけで、ロックを解除することができ、アーム2を回動させることができるので、片手で容易にロック解除、アーム回動及びロックの3つの動作を行うことができる。このため、アームの角度の調節が容易であり、また、角度調節後のアームの固定を確実に行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図13乃至図20は、本発明の第2実施形態を示す図である。なお、これらの図は、図1〜図3の係合部材76より上方の部分を示す。係合部材76、作動棒73、スライドギヤ75、ロックギヤ部64等の構造は、第1実施形態と同様である。図13は、本実施形態の連結部の構造を示す図である。ロック解除レバー104は握持部171を握持して、回転軸172の周りに、揺動させることができ、その解除片177は、解除バー183の係合部184に係合している。また、安全ロック部材105は、アーム2に設けた孔180内にピン182がロック解除レバー104に向けて進出退避可能に設置されており、このピン182は圧縮バネ181により、孔180から進出する方向に付勢されている。そして、ロック解除レバー104には、そのアーム2の回転を阻止する第1の位置において、孔180に正対する位置に、孔173が設けられており、この孔173内に受けピン174が設置されている。この受けピン174は、孔173内を孔180に向けて往復移動可能であり、バネ175を介して、弾性的にたわむロック解除ボタン176により押圧されるようになっている。このロック解除ボタン176を押すことにより、受けピン174は、ピン182を押圧し、ピン182を孔173内から、孔180内に戻し、ロック解除レバー104の揺動を可能とする。一方、ロック解除ボタン176から指を離した状態で、ロック解除レバー104の握持部171が水平位置に戻ると、孔180と孔173が正対したときに、ピン182がバネ181により付勢されて、孔173内に進出し、握持部171を水平状態にロックし、ロック解除レバー104が上方に回動することを阻止する。
次に、このように構成された第2実施形態の動作について説明する。常時は、図13及び図14に示すように、安全ロック部材105のピン182が孔173内に進出して、ロック解除ボタン104の揺動を阻止しているので、アーム2は回転しない。しかし、図15及び図17に示すように、安全ロック部材105のロック解除ボタン176を押し、ピン182を孔180内に戻すことにより、図18に示すように、ロック解除レバー104の揺動が可能となる。そこで、図16及び図19に示すように、握持部171を握って、ロック解除レバー104を上方に揺動させると、解除片177が解除バー183を下方に押し、解除バー183を介して、係合部材76(図1〜図3参照)が下方に移動する。これにより、前述の図1〜図3に示すごとく、スライドギヤ75(図3参照)はロックギヤ部64に対する噛合が外れ、アーム2の回転が可能となる。
このように、本実施形態においては、図15及び図17に示すように、握持部171が水平の状態にあるときに、ボタン176を押すと、ピン182が退避して、図16及び図19に示すように、握持部171を持ち上げることが可能となる。そこで、握持部171を介してロック解除レバー104を持ち上げると、解除片177が解除バー183を押し下げ、スライドギヤ75が下降してロックギヤ部64による拘束が解除され(図3参照)、アーム2の回転ロックが解除される。その後、ベッドからの患者の離床等を可能にするために、図12に示すように、アーム2を回転させてベッドのサイドレールを所望の角度だけ開く。そして、ロック解除レバー104を開放すると、バネ81(図1〜図3参照)の付勢力により、解除バー183が上昇して元の位置に戻り、図20に示すように、ロック解除レバー104が元の位置(握持部171が水平の位置)に戻る。解除バー183の上昇と共に、スライドギヤ75が上昇してロックギヤ部64に噛み合い、アーム2の回転がロックされる。このとき、ピン182も孔173内に嵌入し、ロック解除レバー104の揺動を阻止する。本実施形態においても、前述の第1実施形態と同様の効果を奏する。
次に、図21乃至図26を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。図21に示すように、本実施形態においては、安全ロック部材105の蓋部材190が、その基端部を連結部3に設けられた水平回転軸191の回りに回転可能に支持されている。蓋部材190は、その先端部の下面が斜傾して、減肉し、先端を指で支持して上方に回動させやすくなっており、更に、蓋部材の下面には、凹部194が形成されている。この凹部194は、後述するロック解除レバー195の上端部197を嵌合するための空間である。この蓋部材190は、トーションバネ192により、水平状態になるように、付勢されている。トーションバネ192は、水平回転軸191を回り込んで、その一端192aが水平回転軸191の下方に設置された固定部198に挟まれて固定されており、その他端192bは、蓋部材190の本体部と水平回転軸191を間に挟んで配置された係止部193に固定されている。この係止部193は蓋部材190と水平回転軸191を間に挟んで反対側の位置にて蓋部材190に固定されており、水平回転軸191の周りに、蓋部材190が上方に回動すると、係止部193は下方に回動する。このとき、固定部198と係止部193に固定されたトーションバネ192は、広がる方向に弾性力を有しているので、蓋部材190に対し、常時、水平に倒れる方向(図21において時計方向)に付勢力を印加する。
固定部198は、カバー107の下方に、固定的に設置されているが、図21に示すように、その固定部198の近傍に、係合部199が配置されている。この係合部199は後述するロック解除ボタン195の上面に立設するようにして固定されており、ロック解除ボタン195と同時に昇降する。この係合部199は、図25及び図26に示すように、係止部193の回動域を挟んでその両側に、固定的に設置された部材199aと部材199bとから構成される。部材199a、199bは、いずれも、その上半部199aa、199baが、その下半部199ab、199bbよりも、水平方向に張出して大きくなっており、この張出方向が相互に対向する方向になっている。このため、上半部199aa、199ba間の隙間は、下半部199ab、199bb間の隙間よりも小さいものとなっている。そして、係止部193は、図21に示すように、水平回転軸191から延びる方向に延出しており、図25及び図26に示すように、この延出方向の基端部側の部分193bの幅は短く、延出方向の先端部側の部分193aの幅は長くなっている。このため、部分193aは下半部199ab、199bb間の隙間は通過すると、上半部199aa、199ba間の隙間は通過しない。しかし、部分193bは上半部199aa、199ba間の隙間も通過する。
連結部3のハウジング内には、断面L字形のロック解除ボタン195が設置されており、このロック解除ボタン195の下端に、解除バー196が、ロック解除ボタン195に一体的に又は別体で固定された状態で、鉛直下方に延びるようにして、配置されている。ロック解除ボタン195と解除バー196は、連結部3のハウジング内に上下動可能に設置されている。このロック解除ボタン195は、その上端位置で、その上端部197が、アーム2のカバー107から上方に突出している。このロック解除ボタン195の上端部197は、カバー107から上方に突出した部分が、蓋部材190に設けた凹部194内に嵌入されるようになっている。
次に、このように構成された第3実施形態のベッド用サイドレールの動作について説明する。図21、図22及び図25(a)に示すように、安全ロック部材105の蓋部材190は水平状態で、カバー107の上縁部に重なっており、ロック解除レバー104のロック解除ボタン195の上端部197は、蓋部材190の凹部194内に嵌入している。次いで、図23及び図25(b)、(c)に示すように、蓋部材190を上方に回動させると、ロック解除ボタン195の上端部197が、カバー107の上方に露出する。そこで、図24及び図26(d)に示すように、蓋部材190を上方に揺動させた状態で、ロック解除ボタン195の上端部197を指等で下方に押し込むと、ロック解除ボタン195を介して解除バー196が下降し、係合部材76(図1〜図3参照)を介して、第1及び第2実施形態と同様に、アーム2の回転ロックが解除され、アーム2の回動が可能となる。
このとき、図25(a)から図25(c)に到る一連の動作で、蓋部材190が起き上がる方向に約90°回動するが、この蓋部材190に対し水平回転軸191を挟んで反対側に固定された係止部193は、トーションバネ192の付勢力に抗して、水平回転軸191の直下まで回動する。そして、係止部193は、蓋部材190が図25(c)に示すように直立する直前で、係合部199の部材199aと部材199bとの間の隙間を通過する。この場合に、ロック解除ボタン195が上端位置にあるときは、係止部193の部分193bと、係合部199の部材199a,199bの上半部199aa,199baとが整合し、係止部193の部分193aと、係合部199の部材199a、199bの下半部199ab、199bbとが整合する。よって、大幅の部分193aが下半部199ab,199bb間の大きな隙間を通過し、小幅の部分193bが上半部199aa、199ba間の小さな隙間を通過する。このため、蓋部材190が直立したときに、係止部193は係合部199よりも固定部198側に位置する。そして、ロック解除ボタン195が押下されて、下降すると、係合部199も下降し、図24及び図26(d)に示すように、係止部193に対して、相対的に下降する。そうすると、係合部199の部材199a、199bの上半部199aa,199baと、係止部193の部分193aとが上下方向に整合する。このため、係止部193はトーションバネ192により常時上方に回動するように付勢されているものの、係止部193の部分193aは上半部199aa、199ba間の隙間を通過できず、上半部199aa,199baに係止される。このため、係止部193は下端位置に係止され、従って、蓋部材190は直立した状態に保持される。よって、ロック解除ボタン195を押下してアーム2の回動が可能になっている状態では、蓋部材190は、図24に示すように、上方に直立した状態に保持される。
次いで、アーム2を回転させてベッドのサイドレールとしてのアーム2を所望の角度だけ開く。その後、ロック解除ボタン195から指を離す。このとき、スライドギヤ75がプランジャ100により軽度に係止されるので(図6参照)、スライドギヤ75は上昇しない。しかし、アーム2を若干動かすと、スライドギヤ75が若干回動して、プランジャ100の先端が段差92を乗り越えるため、プランジャ100によるスライドギヤ75の係止が外れる。そうすると、バネ81(図1乃至図3参照)の付勢力により、スライドギヤ75が上昇して、ロックギヤ部64に噛み合い、アーム2がロックされる。また、スライドギヤ75の上昇により、図23及び図26(e)に示すように、解除バー196及びロック解除ボタン195が上昇し、上端部197がカバー107から上方に露出する。そして、ロック解除ボタン195が上昇したことにより、係合部199が上昇し、図26(f)に示すように、係止部193が係合部199の部材199a、199b間の隙間を通過し、係止部193の係止が外れ、回動できる状態になる。従って、蓋部材190も、トーションバネ192の付勢力により水平に倒れる方向に回動する。これにより、図21に示すように、蓋部材190が水平の状態に戻る。従って、本実施形態においても、第1及び第2実施形態と同様の効果を奏する。
1:サイドレール本体
2:アーム
3:連結部
4:安全ロック部材
5:ロック解除レバー
6:本体側ロック部材
7:アーム側ロック部材
43,54:凸部
62,63:軸受
64:ロックギヤ部
73:作動棒
75:スライドギヤ
76:係合部材
82:係止部材
100:プランジャ
101:先端部
104:ロック解除レバー
105:安全ロック部材
107:カバー
171:握持部
174:受ピン
175:バネ
176:ロック解除ボタン
177:解除片
180:孔
181:圧縮バネ
182:ピン
183:解除バー
184:係合部
190:蓋部材
191:水平回転軸
192:トーションバネ
193:係止部
194:凹部
195:ロック解除ボタン
196:解除バー
197:上端部
199:係合部

Claims (5)

  1. ベッドの側部に配置されるベッド用サイドレールにおいて、
    ベッドの側部に立設されるサイドレール本体と、
    このサイドレール本体におけるベッド長手方向の端部に連結されたアームと、
    前記アームと前記サイドレール本体とを、垂直方向を回転軸として相対的に回転可能に連結する連結部と、
    を有し、
    前記連結部は、
    前記アームの回転を抑制する回転抑制位置と前記アームの回転を許容する回転許容位置との間で揺動又は移動するロック解除レバーと、
    前記アームと共に回転するアーム側ロック部材と、
    前記アーム側ロック部材に係合し、前記サイドレール本体に固定された本体側ロック部材と、
    前記ロック解除レバーの前記回転抑制位置で、前記アーム側ロック部材と前記本体側ロック部材との相対回転を阻止し、前記ロック解除レバーの前記回転許容位置で、前記アーム側ロック部材と前記本体側ロック部材との相対回転を許容するロック機構と、
    前記ロック解除レバーの前記回転許容位置への揺動を阻止する第1の位置と、前記ロック解除レバーの前記回転許容位置への揺動を許容する第2の位置との間で移動する安全ロック部材と、
    を有し、
    前記ロック解除レバーは、第1凸部を有し、
    前記安全ロック部材は、前記第1凸部側に突出する第2凸部を有し、
    前記安全ロック部材は、前記連結部の外面を上下に摺動するように設けられ、
    前記安全ロック部材が下位置にあるときには前記第2凸部は前記第1凸部に当接して前記ロック解除レバーの揺動を阻止し、
    前記安全ロック部材が上位置にあるときには前記第2凸部は前記第1凸部と当接しない上位置に移動して前記ロック解除レバーの揺動を許容することを特徴とするベッド用サイドレール。
  2. ベッドの側部に配置されるベッド用サイドレールにおいて、
    ベッドの側部に立設されるサイドレール本体と、
    このサイドレール本体におけるベッド長手方向の端部に連結されたアームと、
    前記アームと前記サイドレール本体とを、垂直方向を回転軸として相対的に回転可能に連結する連結部と、
    を有し、
    前記連結部は、
    前記アームの回転を抑制する回転抑制位置と前記アームの回転を許容する回転許容位置との間で揺動又は移動するロック解除レバーと、
    前記アームと共に回転するアーム側ロック部材と、
    前記アーム側ロック部材に係合し、前記サイドレール本体に固定された本体側ロック部材と、
    前記ロック解除レバーの前記回転抑制位置で、前記アーム側ロック部材と前記本体側ロック部材との相対回転を阻止し、前記ロック解除レバーの前記回転許容位置で、前記アーム側ロック部材と前記本体側ロック部材との相対回転を許容するロック機構と、
    前記ロック解除レバーの前記回転許容位置への揺動を阻止する第1の位置と、前記ロック解除レバーの前記回転許容位置への揺動を許容する第2の位置との間で移動する安全ロック部材と、
    を有し、
    前記ロック解除レバーは、水平回転軸の周りに揺動する握持部を有し、
    前記安全ロック部材は、前記アーム側ロック部材又は前記本体側ロック部材に設けられた第1孔内に配置されたピンと、前記握持部に設けられ、前記ロック解除レバーが前記回転抑制位置にあるときに前記第1孔と正対する位置に設けられた第2孔内に配置された受ピンと、前記第1孔内に配置され前記ピンを進出方向に付勢する第1バネと、前記第2孔内に配置され前記受ピンを進出方向に付勢する第2バネと、前記第2バネを介して前記受ピンを進出方向に押すためのロック解除ボタンとを有し、
    前記ロック解除ボタンを押すことにより、前記受ピンを前進させて前記ピンを前記第1孔内に押し戻し、前記握持部の前記回転許容位置に向かう揺動を可能とし、前記握持部が前記回転抑制位置に戻ると、前記第1孔と前記第2孔とが正対し、前記ピンが前記第1バネにより付勢されて前記第2孔内に進出して、前記握持部の揺動を不能にすることを特徴とするベッド用サイドレール。
  3. ベッドの側部に配置されるベッド用サイドレールにおいて、
    ベッドの側部に立設されるサイドレール本体と、
    このサイドレール本体におけるベッド長手方向の端部に連結されたアームと、
    前記アームと前記サイドレール本体とを、垂直方向を回転軸として相対的に回転可能に連結する連結部と、
    を有し、
    前記連結部は、
    前記アームの回転を抑制する回転抑制位置と前記アームの回転を許容する回転許容位置との間で揺動又は移動するロック解除レバーと、
    前記アームと共に回転するアーム側ロック部材と、
    前記アーム側ロック部材に係合し、前記サイドレール本体に固定された本体側ロック部材と、
    前記ロック解除レバーの前記回転抑制位置で、前記アーム側ロック部材と前記本体側ロック部材との相対回転を阻止し、前記ロック解除レバーの前記回転許容位置で、前記アーム側ロック部材と前記本体側ロック部材との相対回転を許容するロック機構と、
    前記ロック解除レバーの前記回転許容位置への揺動を阻止する第1の位置と、前記ロック解除レバーの前記回転許容位置への揺動を許容する第2の位置との間で移動する安全ロック部材と、
    を有し、
    前記安全ロック部材は、前記アーム側ロック部材又は前記本体側ロック部材のカバー上に重なる回転抑制位置と回転許容位置との間で水平回転軸の周りに揺動する蓋部材と、前記蓋部材と共に揺動する係止部と、前記蓋部材を前記回転抑制位置側に付勢するバネとを有し、
    前記ロック解除レバーは、昇降移動しその上位置にて上端部が前記カバーから上方に露出するロック解除ボタンと、前記ロック解除ボタンと共に昇降する係合部とを有し、
    前記蓋部材にはその下面に前記ロック解除ボタンの前記カバーから上方に露出する上端部が嵌合する凹部が形成されており、
    前記ロック解除ボタンが上位置にあるときに、前記係止部は前記係合部を通り過ぎることができ、前記ロック解除ボタンが下降したときに前記係合部が下降して前記係止部の通過を阻止して前記係止部の揺動を阻止することができる形状を有することを特徴とするベッド用サイドレール。
  4. 前記ロック機構は、
    前記ロック解除レバーの前記第1の位置から前記第2の位置への傾動により、下方に移動させられ、前記アーム側ロック部材と共に回転するスライドギヤと、
    前記本体側ロック部材に設置され、前記スライドギヤの歯と噛合する歯を備えたロックギヤ部と、
    前記ロック解除レバーに対しその傾動を元に戻す方向に付勢すると共に、前記スライドギヤを上方に付勢する圧縮バネと、
    を有し、
    前記ロック解除レバーの前記第1の位置で、前記スライドギヤがその上下移動域の上端位置に位置して、前記ロックギヤ部と噛合し、
    前記ロック解除レバーの前記第2の位置で、前記スライドギヤがその上下移動域の下端位置に位置して、前記ロックギヤ部との噛合が外れることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のベッド用サイドレール。
  5. 前記本体側ロック部材に前記スライドギヤに向けて付勢されて設置されたプランジャを有し、
    前記スライドギヤは、その最大径部にその周方向に波状に延びるように形成された段差を有し、
    前記プランジャは、前記スライドギヤに向けて進出して、前記スライドギヤの前記段差に係止され、前記プランジャにより前記スライドギヤの上方移動が一旦停止されることを特徴とする請求項に記載のベッド用サイドレール。
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