JP2013158538A - ベッド用側柵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は起立状態で保持された支柱部材を不用意に倒伏させることがないようにした側柵装置を提供することにある。
【解決手段】起立した支柱部材7の保持状態を倒伏可能に解除するストッパ機構11は、上面に操作孔26が開口形成されて上部横部材9の一端に設けられ、内部に1つの支柱部材の上部が収容されて回動可能に連結されたケース12と、支柱部材の上部に弾性的に変位可能に設けられた係合ピン23と、上下方向に貫通する係合孔28を有してケース内に設けられ倒伏状態にある支柱部材を起立方向へ回動させたときに係合ピンが係合孔の下端から係合する係合体27と、係合孔の上端から内部に入り込む解除ピン32を有し、操作孔内に弾性的に変位可能かつ上端面が操作孔内に位置するよう上昇位置が制限されて設けられ支柱部材が起立状態にあるときに押圧操作されると、解除ピンが係合ピンを押圧して係合孔から外して支柱部材を倒伏可能とする解除部材31を具備する。
【選択図】図4

Description

この発明はベッド本体の側部に設けられてストッパ機構によって起伏操作されるベッド用側柵装置に関する。
たとえば、介護用などのベッド装置においては、利用者や利用者が利用する寝具などがベッド本体上からずれ落ちるのを防止するため、ベッド本体の側部に側柵装置を設けることができるようにしている。側柵装置には種々の構成のものがあり、その1つとしてベッド本体の幅方向の側部に、その幅方向と交差する長手方向に沿って折り畳み可能な構成とすることが知られている。
上記構成の側柵装置は、ベッド本体の、たとえばサイドフレームに、着脱可能に取り付けられる下横部材を有する。この下横部材には複数の支柱部材の下端が長手方向に対して所定間隔で回動可能に連結されて設けられる。各支柱部材の上端は上部横部材に対して所定方向、つまりベッド本体の長手方向に対して一方向に回動可能に連結されている。
上記上部横部材には、上記支柱部材をほぼ垂直に起立させたとき、そのうちの1つの支柱部材の上端部に設けられた突起に係合し、複数の支柱部材を起立状態で倒伏不能、つまり上記位置方向に対して回動不能に保持するストッパ機構が設けられている。
上記ストッパ機構は、上記支柱部材の起立状態を解除するための操作ハンドルが設けられ、この操作ハンドルを操作することで、上記支柱部材の起立状態を解除できるようになっている。
上記支柱部材が起立状態で保持されているとき、上記ストッパ機構を不用意に操作すると、上記支柱部材の起立状態が解除されることになる。そこで、上記ストッパ機構が不用意に操作されて上記支柱部材の起立状態が解除されることがない構成が採用されている。
上記操作ハンドルを不用意に操作できないようにするための構造として、上記ストッパ機構に上記操作ハンドルのロック機構を設け、このロック機構によるロック状態を解除したときにだけ、上記操作ハンドルを操作できるようにしている。
従来、上記ストッパ機構は、上記上部横部材の長手方向の一端部に設けられたケースを有し、このケースの下面側に一部を露出させて操作レバーが設けられ、上記ケースの上面に、上記支柱部材が起立状態で保持されたときに、上記操作レバーの操作を不能とする上記ロック機構としてのストッパ部材を設けるようにしている。
そして、上記支柱部材を倒伏させるときには、上記上部横部材の長手方向の一端部に設けられたケースを握って上記操作レバーを回動操作しながら、上記ストッパ部材を上記上部横部材の長手方向に沿ってスライド操作することで、上記ロック機構によるロック状態が解除され、上記支柱部材を倒伏させることができるようになっている。
特許第3029026号公報
しかしながら、上述した構成のストッパ機構によると、たとえばベッド本体上で仰臥した利用者が上記上部横部材の端部を掴んで立ち上がるとき、上記上部横部材の端部に設けられたストッパ機構のケースを握ってしまうことがある。ストッパ機構のケースを握ると、上記操作レバーが操作されることがあり、それと同時にケースを握った手がその上面に設けられたストッパ部材に掛かることになるから、このストッパ部材をスライドさせてしてしまうということがある。
その場合、ストッパ機構のロック状態が解除され、起立状態にある支柱部材が倒伏することになる。つまり、利用者はベッド本体上で立ち上がる際、不用意に上記ストッパ機構のロック状態を解除してしまうということがある。
この発明は、ベッド本体上で仰臥した利用者が立ち上がるときなどに上部横部材のストッパ機構が設けられている部分を掴むようなことがあっても、上記ストッパ機構が不用意に操作されることがないようにしたベッド用側柵装置を提供することにある。
この発明は、ベッド本体の幅方向の側部に、この幅方向と交差する長手方向に倒伏可能に設けられたベッド用側柵装置であって、
上記ベッド本体の幅方向の側部に設けられる下部横部材と、
この下部横部材に所定間隔で下端が回動可能に連結された複数の支柱部材と、
複数の支柱部材の上端に回動可能に連結された上部横部材と、
上記支柱部材を起立させたときに上記上部横部材に対して複数の支柱部材を回動不能に保持するとともに、その操作によって上記支柱部材の保持状態を倒伏可能に解除するストッパ機構を具備し、
上記ストッパ機構は、
一側面と下端面が開放した袋状であって、上面に操作孔が開口形成されて上記上部横部材の一端に設けられ、内部に上記上部横部材の一端側に位置する上記支柱部材の上部が収容されて回動可能に連結されたケースと、
上記支柱部材の上部にこの支柱部材の軸方向に沿って弾性的に変位可能に設けられた係合ピンと、
上下方向に貫通する係合孔を有して上記ケース内の上記操作孔に対向する部位に設けられ倒伏状態にある上記支柱部材を起立方向へ回動させたときに上記係合ピンが上記係合孔の下端から係合する係合体と、
下端に上記係合孔の上端から内部に入り込む解除ピンを有し、上記ケース内の上記操作孔内に弾性的に変位可能かつ上端面が上記操作孔内に位置するよう上昇位置が制限されて設けられ上記支柱部材が起立して上記係合ピンが上記係合孔に係合した状態にあるときに押圧操作されると、上記解除ピンによって上記係合ピンを押圧して上記係合孔から外れるよう弾性的に変位させて上記支柱部材を倒伏可能とする解除部材と
を具備したことを特徴とするベッド用側柵装置にある。
上記係合ピンは上記支柱部材に設けられた保持体に第1のばねによって上昇方向に弾性的に付勢されて保持されていて、
上記支柱部材を起立させて上記係合ピンが上記係合孔に係合すると、上記保持体の上面が上記係合体の下面に接触することが好ましい。
上記操作孔は上記ケースの上面に開口する小径部と、この小径部の下側に位置する大径部を有し、上記解除部材は上記小径部とほぼ同径の上部分と、上記大径部とほぼ同径の下部分を有して第2のばねによって上記係合体に上昇方向に弾性的に付勢されて設けられていて、
上記解除部材は、上記上部分と下部分との境界部が上記操作孔の小径部と大径部との境界部分に係合して上昇位置が制限されていることが好ましい。
上記下横部材と上記上横部材とには、隣り合う上記支柱部材間に位置する補助支柱部材が下端を上記下横部材に、上端を上記上横部材にそれぞれ回動可能に連結して設けられていて、
上記補助支柱部材は、上記支柱部材とともに倒伏させたときに、上記支柱部材に接触する部分がこの支柱部材の一部が入り込む凹状部を有する断面形状であることが好ましい。
この発明は、ベッド本体の幅方向の側部に、この幅方向と交差する長手方向に倒伏可能に設けられたベッド用側柵装置であって、
上記ベッド本体の幅方向の側部に設けられる下部横部材と、
この下部横部材に所定間隔で下端が回動可能に連結された複数の支柱部材と、
上記下部横部材に下端が回動可能に連結されて隣り合う支柱部材間に設けられた複数の補助支柱部材と、
複数の支柱部材と補助支柱部材の上端に回動可能に連結された上部横部材と、
上記支柱部材と補助支柱部材を起立させたときに上記上部横部材に対して複数の支柱部材を回動不能に保持するとともに、その操作によって上記支柱部材の保持状態を倒伏可能に解除するストッパ機構を具備し、
上記補助支柱部材は、上記支柱部材とともに倒伏させたときに、上記支柱部材に接触する部分がこの支柱部材の一部が入り込む凹状部を有する断面形状であることをと特徴とするベッド用側柵装置にある。
この発明によれば、支柱部材が起立した状態にあるときに支柱部材に設けられた係合ピンとケースに設けられた係合体の係合孔との係合を外して上記支柱部材を倒伏させるための解除部材の上端面を上記ケースに形成された操作孔内に位置させるようにした。
つまり、上記支柱部材が起立状態にあるとき、上記解除部材は上記ケースの上面から突出していないから、利用者が立ち上がる場合などに上部横部材の一端に設けられたケースの部分を把持するようなことがあっても、上記解除部材が不用意に押圧操作されて支柱部材の保持状態が解除されるのを防止することができる。
この発明によれば、所定間隔で設けられた断面円形の支柱部材の間に、利用者の身体の一部が隣り合う支柱部材間の隙間に入り込むのを防止するための補助支柱部材を設ける場合、上記補助支柱部材を上記支柱部材とともに倒伏させたとき、上記補助支柱部材の上記支柱部材に接触して重なる部分を、上記支柱部材の一部が入り込む凹状部を有する形状とした。
そのため、上記支柱部材を上記補助支柱部材とともに倒伏させたとき、互いに重なり合う上記支柱部材と上記補助支柱部材とがなす高さ寸法を上記凹状部によって低くすることができるから、利用者がベッドの上面から倒伏した側柵装置を跨いで降りる場合、降り易くなるということがあるばかりか、介護者が倒伏した側柵装置を介してベッド上に仰臥した利用者を介護する場合、介護がし易くなるなどのことがある。
この発明の一実施の形態を示す側柵装置が設けられたベッド装置の一部を示す正面図。 (a)は図1に示す側柵装置の平面図、(b)は同じく側面図。 (a)〜(c)はそれぞれ異なる形状の補助支柱部材を示す断面図。 (a)は支柱部材を垂直に起立した状態で倒伏不能に保持した状態を示すストッパ機構の断面図、(b)は垂直に起立した支柱部材の保持状態を解除するために解除部材を押圧操作した状態を示すストッパ機構の断面図、(c)は保持状態が解除された支柱部材が倒伏する状態を示すストッパ機構の断面図。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1はベッド装置を構成するベッド本体1の長手方向の一端部を示す正面図である。このベッド本体1は、図示しない脚体によって所定の高さで支持された床部2、この床部2の長手方向の両端部に立設されたボード体3(一方のみを図示)によって構成されている。
上記ベッド本体1の上記床部2の幅方向の側部には側柵装置4が設けられている。この側柵装置4は上記床部2の幅方向端部の上面に着脱可能に取り付けられる下部横部材6を有する。
上記下部横部材6は上記床部2の長さ寸法の半分よりも短い長さ寸法であって、その外側の側面には所定間隔で複数の支柱部材7が下端を回動可能に連結して設けられている。上記下部横部材6の隣り合う支柱部材7の間の部分には補助支柱部材8が下端を回動可能に連結して設けられている。
上記支柱部材7と補助支柱部材8の上端は上部横部材9に回動可能に連結されている。この上部横部材9の上記ボード体3側に位置する一端部には後述するストッパ機構11を構成するケース12が取り付けられていて、複数の支柱部材7のうち、上記上部横部材9の一端側である、上記ボード体3側に位置する1本の支柱部材7は上記ケース12を介して上記上部横部材9に枢着されている。
上記支柱部材7は断面形状が円形状となる円筒状のパイプによって形成されている。上記補助支柱部材8は後述するように上記支柱部材7と補助支柱部材8を図1に実線で示す起立状態から鎖線で示すように倒伏させることで、上記支柱部材7と補助支柱部材8とが重なり合ったときに、図3に示すように上記円形状の支柱部材7の一部が入り込む凹状部8aを有する形状に形成されている。
上記補助支柱部材8の具体的な形状を図3(a)〜(c)に示す。すなわち、図3(a)に示す補助支柱部材8はアルミニウムなどの金属の帯状板を幅方向に円弧状に湾曲させることによって、一側面側に上記凹状部8aを形成するようにしたものである。
図3(b)に示す補助支柱部材8は幅方向両端部に凸部8bを有し、一対の凸部8b間の両側にそれぞれ凹状部8aを形成して断面形状がほぼH型状にしたもので、この場合の補助支柱部材8はたとえばアルミニウムなどの金属を引き抜き加工して成形される。
図3(c)に示す補助支柱部材8はアルミニウムなどの金属製の円筒状の部材の外周面の周方向に180度はなれた部分を径方向内方へ押し潰して2つの凹状部8aを形成するようにしたものである。
図3(a)のように凹状部8aが1つであると、上記支柱部材7と補助支柱部材8を図1に実線で示す起立状態から鎖線で示すように倒伏させ、上記支柱部材7と補助支柱部材8とが重なり合ったときに、凹状部8a側、たとえば倒伏状態で上側に位置する凹状部8aに支柱部材7の一部が入り込むことになる。
これに対して図3(b)や図3(c)に示すように2つの凹状部8aが形成された補助支柱部材8によれば、倒伏した時にその下側と上側に位置する2つの支柱部材7の一部がそれぞれ上記凹状部8aに入り込むから、凹状部8aが1つの図3(a)に示す補助支柱部材8を用いた場合に比べて重なり合う複数の支柱部材7と補助支柱部材8とがなす図1にHで示す高さ寸法を低くすることができる。
図3(a)〜(c)のいずれの補助支柱部材8であっても、複数の支柱部材7と補助支柱部材8とがなす高さ寸法Hを低くすることができる。
上記ストッパ機構11の上記ケース12は、図4(a)〜(c)に示すように合成樹脂や金属などの材料によって一側面と下端面が連続して開放した袋状に形成されている。
上記ケース12の内部の開放端側には上記支柱部材7の上端が支軸13によって枢着されている。この支柱部材7の上端には、円弧状凸部14aを有する挟み込み防止部材14が上記円弧状凸部14aを上記ケース12の開放した側面に向けて取り付けられている。
上記ケース12の上記支柱部材7が取り付けられた箇所よりも上部には上記上部横部材9の端部が挿入される挿入部15が形成されていて、この挿入部15に挿入された上記支柱部材7の端部はねじ16によって上記ケース12に固定されている。
上記支柱部材7の上部外周面の一側には保持体18が取り付け固定されている。この保持体18には上面側が開放した断面形状が円形の収容部19が形成され、この収容部19には円柱状部材21が下側の半分を嵌合させて取り付けられている。上記円柱状部材21は上記保持体18と一体であってもよい。
上記円柱状部材21には軸方向に貫通した大径部22aと小径部22bからなる挿通孔22が穿設されている。この挿通孔22には係合ピン23が挿通されている。この係合ピン23の下端には上記大径部22aとほぼ同径で、上記小径部22bよりも大きな鍔23aが設けられていて、この鍔23aと上記保持体18の収容部19の内底面との間には上記係合ピン23の先端部を上記挿通孔22から突出方向に付勢した第1のばね24が設けられている。
上記ケース12の上記支柱部材7が取り付けられた部分よりも奥側、つまりケース12の側面が閉塞された側には上端が上記ケース12の上面に開放し、下端が上記ケース12の上下方向中途部に開放した操作孔26が形成されている。
上記操作孔26は、下端側に位置する大径部26aと、上端側に位置する小径部26bを有し、上記大径部26aの下端開口には円筒状の係合体27が嵌合固定されている。つまり、上記係合体27は上記操作孔26の上面開口に対向する部位に設けられていることになる。
上記係合体27には上下方向、つまり係合体27の軸方向に沿って貫通する係合孔28が形成されている。この係合孔28は上記係合ピン23が入り込むことができる内径寸法になっている。
上記操作孔26の上部には解除部材31が移動可能に設けられている。この解除部材31は上記操作孔26の大径部26aとほぼ同径の上部分の下端に、上記操作孔26の小径部26bとほぼ同径の下部分である、鍔31aが設けられている。
上記鍔31aの下面中央には下部が所定の長さで上記係合体27の係合孔28に入り込む大きさの解除ピン32が突設されている。なお、解除ピン32の上部は上記係合孔28よりも大径に形成され、係合孔28に入らないようになっている。
上記解除ピン32にはコイル状の第2のばね33が装着されている。この第2のばね33は上記係合体27の上面と、上記解除部材31の鍔31aの下面との間に設けられていて、上記解除部材31を復元力によって弾性的に保持している。
図4(a)に示すように、上記第2のばね33の復元力によって上方に付勢された上記解除部材31は、下端に設けられた上記鍔31aが上記操作孔26の大径部26aと小径部26bとの境界部分に係合する。その状態において、上記解除部材31の上面31bは上記操作孔26の開口面よりも下方に位置するよう、上記大径部26aの高さ寸法に対する上記解除部材31の高さ寸法が設定されている。
つまり、上記解除部材31は、その上面31bが上記操作孔26の開口面と同じレベルにある、上記ケース12の上面から上方へ突出しないようになっている。
図4(a)は上記支柱部材7が垂直に起立した状態を示し、図4(c)は上記支柱部材7が垂直に起立する前の状態、つまり倒伏している状態を示している。上記支柱部材7を図4(c)に示す状態から図4(a)に示すように垂直に起立させてゆくと、上記係合ピン23の先端部が上記係合体27の下面に当接して押圧され、第1のばね24を圧縮させながら弾性的に変位して上記係合体27の係合孔28に係合する。
それによって、上記支柱部材7が垂直に起立した状態で倒伏不能に保持される。このとき、上記係合ピン23の先端部が上記係合孔28に係合するだけでなく、上記保持体18に設けられた円柱状部材21の上面が上記係合体27の下面に面接触する。
それによって、上記支柱部材7を回動させる方向に加わる外力、つまり側柵装置4に加わる外力を、上記保持体18の上面と上記係合体27の下面と面接触によっても受けることになるから、上記側柵装置4が外力によってがた付き難いということがある。
図4(a)に示すように、上記支柱部材7が垂直に起立した状態に保持された側柵装置4を倒伏させるには、図4(b)に示すように操作孔26内に手の指を入れて、ケース12の上面よりも下方に位置する解除部材31の上面31bを下方へ押圧する。
それによって、上記解除部材31が第2のばね33を圧縮変形させながら下方へ変位するから、上記解除部材31の下面に設けられた解除ピン32が上記係合体27の係合孔28の上方から下方に向かって移動する。そのため、上記係合孔28に下方から入り込んだ上記係合ピン23が第1のばね24の復元力に抗して下方へ押圧されて変位する。
そして、上記解除部材31を図4(b)に示すように押し込み不能となる位置まで押し込むと、上記係合ピン23が上記係合孔28の下端にわずかに入り込んでいる状態となるまで下降する。
その状態で、上記上部横部材9を図4(c)に矢印Xで示す方向へ移動させると、上記係合孔28に上端部がわずかに係合した状態にある上記係合ピン23が弾性的に変位して上記係合孔28から外れるから、上記支柱部材7を上記保持支柱部材8とともに図1に鎖線で示すように倒伏させることができる。
上記構成の側柵装置4はストッパ機構11を有し、ストッパ機構11は、操作孔26に設けられた解除部材31を第2のばね33の復元力に抗して押圧すると、上記解除部材31の下端面に設けられた解除ピン32が係合体27の係合孔28に係合した係合ピン23を第1のばね24の復元力に抗して押圧するから、上記係合ピン23を上記係合孔28から外して上記支柱部材7を上記保持支柱部材8とともに倒伏させることができる。つまり、側柵装置4を折り畳むことができる。
ところで、上記構成の側柵装置4が設けられたベッド装置の場合、利用者がベッド装置上で立ち上がるときなどに、利用者は上部横部材9を把持することがある。そのとき、上記上部横部材9の端部に設けられたストッパ機構11のケース12の部分を把持することがある。
しかしながら、上記ストッパ機構11によって起立状態に保持された支柱部材7を倒伏させるためには、上記ケース12の操作孔26に設けられた解除部材31を押圧しなければならない。
上記解除部材31はその上面31bが上記操作孔26の上面開口よりも下方に位置するよう設定されている。そのため、利用者が上記上部横部材9のストッパ機構11が設けられた端部を把持するようなことがあっても、上記解除部材31が不用意に押圧操作されるということがないから、起立状態にある上記側柵装置4が利用者の意に反して倒伏するのを防止することができる。
しかも、上記解除部材31を押圧して係合ピン23を係合孔28から外す場合、上記係合ピン23を弾性的に保持した上記第1のばね24の復元力と、上記解除部材31を弾性的に保持した第2のばね33の保持力に抗して上記解除部材31を押圧しなければならないから、上記解除部材31に不用意な外力が加わっても、この解除部材31が簡単に押圧操作されるということがない。
したがって、このことによっても、起立状態にある上記側柵装置4が利用者の意に反して倒伏するのを防止することができる。
上記ケース12の内部に挿入されて支軸13によって枢着された支柱部材7の上端部には円弧状凸部14aをケース12の開放した側面に向けた挟み込む防止部材14が設けられている。
そのため、起立した支柱部材7を倒伏方向へ回動させるとき、上記ケースの開口した側面から内部に手や指を入れてしまうようなことがあっても、上記円弧状凸部14aによって手や指が上記支柱部材7の上端部と上記ケース12の内面との間に挟まれるのを防止することができる。
上記側柵装置4を倒伏させると、図1に鎖線で示すように上記支柱部材7と、隣り合う支柱部材7の間に設けられた補助支柱部材8が上下方向に重なり合う。上記補助支柱部材8には断面が円形状の上記支柱部材7の一部が入り込む凹状部8aが形成されている。
そのため、支柱部材7と補助支柱部材8とが倒伏して重なり合うと、支柱部材7の一部が補助支柱部材8の凹状部8aに入り込むことで、図1にHで示す支柱部材7と補助支柱部材8とがなす高さ寸法を低くすることができる。
上記高さ寸法Hを低くすることができれば、ベッド上の利用者が側柵装置4を跨いで降りる時に降り易くなるばかりか、ベッド上の利用者を側柵装置4を介して介護したり、診察するような場合も、介護者が作業をし易いということがある。
上記保持支柱部材8は支柱部材8よりも細い材料が用いられることが多いが、たとえば図3(a)に示すように帯状部材を幅方向に湾曲させて凹状部8aを形成することで、扁平な帯状部材のときに比べて強度を向上させることが可能となる。
なお、上記一実施の形態では側柵装置をベッド本体の長手方向の長さの半分よりも短い長さ寸法の場合を例に挙げて説明したが、上記側柵装置の長さ寸法はベッド本体の長手方向の長さとほぼ同等であってもよく、その点はなんら制限されるものではない。
また、支柱部材を断面が円形状の場合を例に挙げて説明したが、支柱部材は断面が楕円形や角形などの非円形状であっても差し支えない。
1…ベッド本体、4…側柵装置、6…下部横部材、7…支柱部材、9…上部横部材、11…ストッパ機構、12…ケース、14…挟み込み防止部材、18…保持体、23…係合ピン、24…第1のばね、26…操作孔、27…係合体、28…係合孔、31…解除部材、32…解除ピン、33…第2のばね。

Claims (5)

  1. ベッド本体の幅方向の側部に、この幅方向と交差する長手方向に倒伏可能に設けられたベッド用側柵装置であって、
    上記ベッド本体の幅方向の側部に設けられる下部横部材と、
    この下部横部材に所定間隔で下端が回動可能に連結された複数の支柱部材と、
    複数の支柱部材の上端に回動可能に連結された上部横部材と、
    上記支柱部材を起立させたときに上記上部横部材に対して複数の支柱部材を回動不能に保持するとともに、その操作によって上記支柱部材の保持状態を倒伏可能に解除するストッパ機構を具備し、
    上記ストッパ機構は、
    一側面と下端面が開放した袋状であって、上面に操作孔が開口形成されて上記上部横部材の一端に設けられ、内部に上記上部横部材の一端側に位置する上記支柱部材の上部が収容されて回動可能に連結されたケースと、
    上記支柱部材の上部にこの支柱部材の軸方向に沿って弾性的に変位可能に設けられた係合ピンと、
    上下方向に貫通する係合孔を有して上記ケース内の上記操作孔に対向する部位に設けられ倒伏状態にある上記支柱部材を起立方向へ回動させたときに上記係合ピンが上記係合孔の下端から係合する係合体と、
    下端に上記係合孔の上端から内部に入り込む解除ピンを有し、上記ケース内の上記操作孔内に弾性的に変位可能かつ上端面が上記操作孔内に位置するよう上昇位置が制限されて設けられ上記支柱部材が起立して上記係合ピンが上記係合孔に係合した状態にあるときに押圧操作されると、上記解除ピンによって上記係合ピンを押圧して上記係合孔から外れるよう弾性的に変位させて上記支柱部材を倒伏可能とする解除部材と
    を具備したことを特徴とするベッド用側柵装置。
  2. 上記係合ピンは上記支柱部材に設けられた保持体に第1のばねによって上昇方向に弾性的に付勢されて保持されていて、
    上記支柱部材を起立させて上記係合ピンが上記係合孔に係合すると、上記保持体の上面が上記係合体の下面に接触することを特徴とする請求項1記載のベッド用側柵装置。
  3. 上記操作孔は上記ケースの上面に開口する小径部と、この小径部の下側に位置する大径部を有し、上記解除部材は上記小径部とほぼ同径の上部分と、上記大径部とほぼ同径の下部分を有して第2のばねによって上記係合体に上昇方向に弾性的に付勢されて設けられていて、
    上記解除部材は、上記上部分と下部分との境界部が上記操作孔の小径部と大径部との境界部分に係合して上昇位置が制限されていることを特徴とする請求項1記載のベッド用側柵装置。
  4. 上記下横部材と上記上横部材とには、隣り合う上記支柱部材間に位置する補助支柱部材が下端を上記下横部材に、上端を上記上横部材にそれぞれ回動可能に連結して設けられていて、
    上記補助支柱部材は、上記支柱部材とともに倒伏させたときに、上記支柱部材に接触する部分がこの支柱部材の一部が入り込む凹状部を有する断面形状であることをと特徴とする請求項1記載のベッド用側柵装置。
  5. ベッド本体の幅方向の側部に、この幅方向と交差する長手方向に倒伏可能に設けられたベッド用側柵装置であって、
    上記ベッド本体の幅方向の側部に設けられる下部横部材と、
    この下部横部材に所定間隔で下端が回動可能に連結された複数の支柱部材と、
    上記下部横部材に下端が回動可能に連結されて隣り合う支柱部材間に設けられた複数の補助支柱部材と、
    複数の支柱部材と補助支柱部材の上端に回動可能に連結された上部横部材と、
    上記支柱部材と補助支柱部材を起立させたときに上記上部横部材に対して複数の支柱部材を回動不能に保持するとともに、その操作によって上記支柱部材の保持状態を倒伏可能に解除するストッパ機構を具備し、
    上記補助支柱部材は、上記支柱部材とともに倒伏させたときに、上記支柱部材に接触する部分がこの支柱部材の一部が入り込む凹状部を有する断面形状であることをと特徴とするベッド用側柵装置。
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