JP6329851B2 - 足場台の脚のロック装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建築現場等において作業用の足場として使用される足場台に関し、より詳細には、足場台における天板の左右各端部に折畳み自在に設けられた脚を、先端下向きの使用位置および天板の裏面側に折り畳まれた収納位置それぞれでロックするためのロック装置に関する。
この種のロック装置として、特許文献1に記載のものが一般に知られている。このロック装置は、天板の左右各端部の前後両側に固定状に取り付けられている固定プレートと、固定プレートの外側に回動自在に取り付けられかつ脚の前後支柱の上端部に固定状に取り付けられている回動プレートと、天板の左右各端部の裏面側に前後方向移動自在に設けられた前後2つのロックピンと、各ロックピンを前後方向外向きに付勢するばねとを備えてなり、固定プレートにピン挿通孔が設けられているとともに、回動プレートに、脚が使用位置まで回動させられた際にピン挿通孔に合致する第1ピン嵌入孔、および脚が収納位置まで回動させられた際にピン挿通孔に合致する第2ピン嵌入孔が設けられているものである。前後各ロックピンは、前後方向内方の端部が垂下状に屈曲した略L形のものである。このロック装置によれば、いずれか一方のピン嵌入孔をピン挿通孔に合致させて、これらの孔にロックピンの外端部を挿通および嵌入させることにより、脚を使用位置および収納位置それぞれでロックすることが可能である。脚のロック状態を解除する場合には、ロックピンの垂下状の内端部を手で持って前後方向内方にスライドさせることにより、外端部がいずれか一方のピン嵌入孔およびピン挿通孔から外れるので、この状態で脚を所要方向に回動させればよい。
しかしながら、上述した従来のロック装置の場合、脚を使用位置から収納位置へ回動させる際またはその逆に回動させる際、前後2つのロックピンの内端部を同時に前後方向内方に引っ張ってロック解除を行った上で、脚を所要方向に回動させる必要があり、その操作性に問題があった。
実用新案登録第2595978号公報
この発明の目的は、足場台の脚のロックおよびロック解除を、より簡単な操作によって行うことができ、使い勝手がよい、足場台の脚のロック装置を提供することにある。
この発明による足場台の脚のロック装置は、
天板の左右各端部の前後両側部分に、脚の前後2本の支柱の上端部が、連結金具を介して取り付けられており、連結金具が、天板の左右各端部の前後両側部分にそれぞれ固定状に取り付けられている前後2枚の固定プレートと、前後各固定プレートに水平軸を中心として回動自在に取り付けられかつ前後各支柱の上端部に固定状に取り付けられている前後2枚の回動プレートとを備えている足場台において、脚を、先端下向きの使用位置および天板の裏面側に折り畳まれた収納位置それぞれでロックするためのロック装置であって、
天板の左右各端部に、フラップの上縁部が、前後方向にのびる軸を中心として揺動自在に取り付けられており、
前後各固定プレートに、左右方向に長いピン挿通孔が形成されており、
ロックピンが、その端部を前後固定プレートのピン挿通孔に挿通させうるように、フラップに取り付けられており、
フラップおよびロックピンは、付勢手段によって、左右方向内向きに付勢されており、
前後各回動プレートの縁部に、脚を使用位置まで回動させた際にロックピンの端部が係り止められる第1係止凹部と、脚を収納位置まで回動させた際にロックピンの端部が係り止められる第2係止凹部と、第1係止凹部と第2係止凹部との間に設けられてロックピンの端部を案内する弧状のガイド縁部とが形成されており、
フラップを左右方向外向きに揺動させることにより、ロックピンの端部が第1係止凹部または第2係止凹部から外れて、脚を使用位置から収納位置へまたはその逆に回動させうるようになっているものである(請求項1)。
上記のロック装置にあっては、ロックピンの端部が回動プレートの第1係止凹部に係り止められ、この位置でロックピンが付勢手段によって左右方向内向きに付勢されることにより、脚が、先端下向きの使用位置でロックされる。同様に、ロックピンの端部が回動プレートの第2係止凹部に係り止められ、この位置でロックピンが付勢手段によって左右方向内向きに付勢されることにより、脚が、天板の裏面側に折り畳まれた収納位置でロックされる。
そして、上記の各ロック状態から、フラップを、付勢手段による付勢力に抗して左右方向外向きに揺動させると、ロックピンの端部が第1係止凹部または第2係止凹部から外れて、ロック解除されるので、脚を使用位置から収納位置へまたはその逆に回動させることができる。
従って、この発明による足場台の脚のロック装置によれば、使用位置および収納位置における脚のロックおよびロック解除を、きわめて簡単な操作によって行うことができ、使い勝手が向上する。
この発明による足場台の脚のロック装置の好適な態様として、天板の左右各端面の上縁部分からフラップと間隔をおいて下向きにのびるカバー壁が設けられており、フラップが、天板の端面とカバー壁との間のスペースに揺動自在に配置されかつロックピン保持部を有するフラップ主体と、フラップ主体の下縁部分から前記スペースの外に突出するようにのびた操作レバーとを一体に備えている場合がある(請求項2)。
上記態様のロック装置では、足場台を前後方向外方から見た際に、フラップがカバー壁によって覆い隠されているため、例えば作業者の身体の一部や資材等がフラップに接触してロック状態が不意に解除されるおそれがない上、外観上も体裁が良い。また、ロック解除の操作は、フラップに備えられた操作レバーを、例えば片方の手を用いて、左右方向外方に移動させるだけで良いので、操作性に優れている。
この発明による上記態様の足場台の脚のロック装置において、付勢手段が、カバー壁およびフラップの対向部分間に介在された少なくとも1つの圧縮コイルばねよりなるのが好ましい(請求項3)。
上記のように付勢手段として圧縮コイルばねを用いれば、引っ張りコイルばねを用いた場合のように根元部で切れるおそれがなく、耐久性に優れている上、その取付構造も簡単なものとすることができる。
また、この発明による上記態様の足場台の脚のロック装置において、天板の左右各端面およびカバー壁が、形材からなる端面・カバー壁構成部材によって構成されており、フラップが、形材からなるフラップ構成部材によって構成されており、両構成部材のうち一方の所定箇所に、前後方向にのびるヒンジ軸が形成されているとともに、同他方の所定箇所に、ヒンジ軸と相対回動自在に嵌め合せられるヒンジ溝が形成されている場合がある(請求項4)。
上記構成の場合、ロック装置の構造が簡素化されるので製造が容易となる。また、上記構成の場合、フラップの揺動動作が安定し、しかも、付勢手段の細かい前後方向位置設定や調整を要することなく、付勢手段による付勢力をフラップ全体、ひいてはロックピンに均一に作用させることができるので、動作に支障が生じない。
この発明の実施形態を示すものであって、(a)は脚を使用位置でロックした状態の足場台を示す平面図、(b)は同正面図である。 脚を収納位置でロックした状態の足場台を示す正面図である。 脚のロック装置を分解して示す斜視図である。 脚を使用位置でロックした状態におけるロック装置の正面図である。 図4のV−V線に沿う断面図である。 脚を使用位置でロックした状態におけるロック装置の断面図である。 脚をロック解除して回動させている状態におけるロック装置の断面図である。
この発明の実施形態を、図1ないし図7を参照して以下に説明する。
なお、以下の説明において、「前」とは図1(a)の下をいい、「後」とは図1(a)の上をいうものとし、また、「左右」とは前から見た場合の左右(図1(a)、図1(b)の左右)をいうものとする。
図1に示すように、この実施形態に係る足場台(1)は、伸縮足場板よりなる天板(2)と、天板(2)の左右両端部に折畳み自在に取り付けられた1対の脚(3)とを備えてなる。
天板を構成している伸縮足場板(2)は、それぞれ左右方向にのびる第1足場板部材(20A)および第2足場板部材(20B)を、これらの長さ方向に相対移動自在に連結してなるものである。
各足場板部材(20A)(20B)は、スノコ状のものであって、左右方向にのびかつ前後に所定間隔をおいて配置された複数本の主材(21)(21A);(21)(21B)と、主材(21)(21A);(21)(21B)の左右各端部どうしを連結している連結枠材(22A)(22B)とを有している。
隣り合う主材(21)(21A)(21B)どうしの間隔は、各主材(21)(21A)(21B)の前後幅よりも若干大きいものとなされている。そして、第1足場板部材(20A)の主材(21)(21A)どうしの間に、第2足場板部材(20B)の主材(21)(21B)が左右方向相対移動可能に配された状態で、各足場板部材(20A)(20B)における主材(21)(21A);(21)(21B)の左右各端部どうしが、連結枠材(22A)(22B)によって連結されている。
第1足場板部材(20A)および第2足場板部材(20B)の主材(21)は、同部材(20A)(20B)の前側部に位置する主材(21A)(21B)を除いて、横断面略縦長方形をしたアルミニウム合金等の金属製中空形材から形成されている。
第1足場板部材(20A)の前側部に位置する主材(21A)は、それぞれ横断面横長方形をした上側中空部(211)および下側中空部(212)、ならびに上側中空部(211)の下面後縁と下側中空部(212)の上面後縁とを連結する垂直な連結壁部(213)とで構成されており、これらの部分(211)(212)(213)によって前方に開口した凹所(214)が形成されている(図5参照)。この主材(21A)も、アルミニウム合金等の金属製中空形材から形成されている。
また、詳しい図示は省略したが、第2足場板部材(20B)の前側部に位置する主材(21B)は、それぞれ横断面横長方形をした上側中空部および下側中空部、ならびに上側中空部の下面前縁と下側中空部の上面前縁とを連結する垂直な連結壁部とで構成されており、これらの部分によって後方に開口した凹所が形成されている。上記主材も、アルミニウム合金等の金属製中空形材から形成されている。
第1足場板部材(20A)の右端部および第2足場板部材(20B)の左端部に位置する連結枠材(22A)は、それぞれ左右方向より見て横長方形枠状のものである。そして、第1足場板部材(20A)の主材(21)(21A)の右端部および第2足場板部材(20B)の主材(21)(21B)の左端部が、それぞれ連結枠材(22A)に挿入された状態で、連結枠材(22A)の上下壁や前後壁に、リベット等によって接合固定されている。
伸縮足場板(2)の左右端部、すなわち第1足場板部材(20A)の左端部および第2足場板部材(20B)の右端部に位置する連結枠材(22B)については、後述する。
なお、図1および図2は、最大伸長時の伸縮足場板(2)を示したものである。第2足場板部材(20B)の前側部に位置する主材(21B)の前側面に、第1足場板部材(20A)の右連結枠材(22A)の前壁部左縁と当接して、伸縮足場板(2)がそれ以上伸長しないように規制する板状のストッパ(9)が取り付けられている。
各脚(3)は、前後2本の支柱(31)と、両支柱(31)に渡し止められた複数本の水平な踏桟(32)とを備えた梯子状のものであって、両支柱(31)の上端部が連結金具(33)によって天板(2)の左右各端部に折畳み自在に取り付けられている。
図2に示すように、左右の脚(3)を天板(2)の裏面側に折り畳んで収納する際、左側の脚(3)が上、右側の脚(3)が下となるように、両脚(3)が重ねられる。
天板を構成する伸縮足場板(2)には、第1足場板部材(20A)および第2足場板部材(20B)を任意の相対位置でロックするロック装置(4)が設けられている。
ロック装置(4)の詳しい説明および図示は省略するが、その一部を構成しているスライド用バー(41)が、第1足場板部材(20A)の前側部にその長さ方向に沿って取り付けられている。
バー(41)は、横断面円形の金属製パイプから形成されている。バー(41)の長さは、第1足場板部材(20A)の長さよりもやや短いものとなされている。バー(41)の左端部は、固定金具(6)によって、第1足場板部材(20A)の前側部に位置する主材(21A)の左端部に固定されている。
固定金具(6)は、図5に示すように、断面略縦長方形の基部(61)と、基部(61)の後壁上縁から後方にのびて主材(21A)の上面に重ねられる上張出部(62)と、基部(61)の後壁下縁から後方にのびて主材(21A)の下面に重ねられる下張出部(63)とを備えている。基部(61)の後壁は、その高さ中央部分で分断させているとともに、上下の分断端部に、スライド用バー(41)を上下から挟持する断面弧状の挟持部(64)が形成されている。
そして、主材(21A)の連結壁部(213)を貫通させられた取付ボルト(65)の先端部が、バー(41)の所定長さ位置に水平状にあけられたボルト孔にねじ込まれており、これによってバー(41)が固定されている。
なお、第2足場板部材(20B)の後側部に位置する主材(21)の右端部にも、第1足場板部材(20A)とのバランスをとるために、上記固定金具(6)と同じものが取り付けられている(図1(a)参照)。
図3ないし図7には、足場台(1)の脚(3)のロック装置(30)の詳細が示されている。
なお、これらの図は、天板(2)の左端部の前側部分におけるロック装置(30)の構成を示したものであるが、その他の部分もこれと実質的に同じ構成であるので、主として図示の部分のみを以下に説明することとする。
左側の脚(3)の前後支柱(31)の上端部を、天板(2)の左端部の前後部分に取り付けている連結金具(33)は、天板(2)の左端部の前後両側部分にそれぞれ固定状に取り付けられている前後2枚の固定プレート(34)と、前後各固定プレート(34)に水平軸を中心として回動自在に取り付けられているとともに前後各支柱(31)の上端部に固定状に取り付けられている前後2枚の回動プレート(35)とを備えている。
天板(2)の左端部には、フラップ(5)の上縁部が、前後方向にのびる軸を中心として揺動自在に取り付けられている。
また、各固定プレート(34)に、左右方向に長いピン挿通孔(342a)が形成されている。
1本のロックピン(7)が、その両端部を前後固定プレート(34)のピン挿通孔(342a)に挿通させうるように、フラップ(5)に取り付けられている。
フラップ(5)およびロックピン(7)は、圧縮コイルばね(8)(付勢手段)によって、右向き(左右方向内向き)に付勢されている。
各回動プレート(35)の縁部に、脚(3)を使用位置(図1参照)まで回動させた際にロックピン(7)の端部が係り止められる第1係止凹部(352a)と、脚(3)を収納位置(図2参照)まで回動させた際にロックピン(7)の端部が係り止められる第2係止凹部(352b)と、第1係止凹部(352a)と第2係止凹部(352b)との間に設けられてロックピン(7)の端部を案内する弧状のガイド縁部(352c)とが形成されている。
そして、フラップ(5)を左向き(左右方向外向き)に揺動させることにより、ロックピン(7)の端部が第1係止凹部(352a)または第2係止凹部(352b)から外れて、左側の脚(3)を使用位置から収納位置へ、またはその逆に回動させうるようになっている。
第1足場板部材(20A)の左端部に位置する連結枠材(22B)は、主材(21)(21A)および固定金具(6)の左端開口を覆うように前後方向にのびた垂直壁(221)と、垂直壁(221)の上縁から右方にのびて主材(21)(21A)および固定金具(6)の上面に重ねられる上水平壁(222)と、垂直壁(221)の下縁から右方にのびて主材(21)(21A)および固定金具(6)の下面に重ねられる下水平壁(223)とを備えており、上下水平壁(222)(223)が主材(21)(21A)および固定金具(6)の上下面にそれぞれリベット等で固定されている。この連結枠材(22B)の垂直壁(221)の左右方向外面が、天板(2)の左端面を構成している。
また、連結枠材(22B)の垂直壁(221)の上縁には、上水平壁(222)と反対側にのびたカバー壁(224)が一体に形成されている。カバー壁(224)は、垂直壁(221)の上縁から左方に向かってのびた後、左斜め下方にのびている。カバー壁(224)の下縁部は、右方に向かって直角に折り曲げられ、さらに先端が右斜め上向きとなるように折り曲げられた横断面略L形の折曲縁部(224a)よりなる。
つまり、連結枠材(22B)は、天板(2)の端面およびカバー壁(224)を構成する端面・カバー壁構成部材としても機能するものである。連結枠材(22B)は、アルミニウム合金等の金属形材よりなる。
連結枠材(22B)における垂直壁(221)とカバー壁(224)との交差部分には、前後方向にのびかつ横断面欠円形のヒンジ溝(225)が形成されている。ヒンジ溝(225)の開口は、左斜め下方を向いている。
フラップ(5)は、天板(2)の左端面(すなわち連結枠材(22B)の垂直壁(221))とカバー壁(224)との間のスペースに左右方向揺動自在に配置されかつロックピン保持部(511)を有するフラップ主体(51)と、フラップ主体(51)の下縁部分から前記スペースの外に突出するように右方にのびた操作レバー(52)とを一体に備えている。このフラップ(5)は、アルミニウム合金等の金属形材よりなる。
フラップ主体(51)は、前後方向にのびた板状のものであって、その上縁部がクランク状に折れ曲がっている。
また、ヒンジ溝(225)に相対回動自在に嵌め入れられる横断面円形のヒンジ軸(512)が、フラップ主体(51)の上縁に連なって形成されている。
ロックピン保持部(511)は、フラップ主体(51)の下縁部分に左方に開口するように形成された横断面欠円形の溝よりなる。
ロックピン(7)は、金属製の丸棒よりなり、前記溝よりなるロックピン保持部(511)にきつく嵌め入れられることにより、フラップ(5)に保持されて、フラップ(5)とともに揺動させられるようになっている。また、ロックピン(7)は、その両端部が溝(511)の前後端からはみ出すような長さを有している。
なお、ロックピン(7)は、上記の通り1本の丸棒で構成される他、前後2本の丸棒に分割されていてもよい。
フラップ主体(51)の高さ中間部分に、前後方向にのびかつ左方に開口した内部拡大溝(513)が形成されている。この内部拡大溝(513)に、圧縮コイルばね(8)の一端部が嵌め込まれるようになっている。圧縮コイルばね(8)の他端部は、カバー壁(224)の内面部分に所定間隔をおいて形成された上下2つの水平凸条(224b)間に嵌め込まれて保持されている。また、圧縮コイルばね(8)の前後方向の移動を阻止するために、フラップ主体(51)に、固定用ビス(53)が、内部拡大溝(513)の底部を貫通して圧縮コイルばね(8)内に挿入されるようにねじ止められている(図6および図7参照)。
操作レバー(52)は、フラップ主体(51)の下縁部分から右方にのびかつ横断面がヒンジ軸(512)を中心とする弧状となされた上下2つの弧状壁部(521)(522)と、上下弧状壁部(521)(522)の先端どうしを連結している連結壁部(523)と、下弧状壁部(522)の先端から右斜め下方に向かってややカーブしながらのびる垂下壁部(524)とを備えている(図6および図7参照)。垂下壁部(524)は、フラップ(5)を揺動させる際の摘みとして機能する。上弧状壁部(521)の上面は、フラップ(5)の揺動に際して、連結枠材(22B)の垂直壁(221)下縁から左方に短くのびる案内壁(225)の下面とすべり接触させられるようになっている。
固定プレート(34)は、固定金具(6)の前面にリベット等で固定されている固定部(341)と、固定部(341)の左側に連なって設けられかつ連結枠材(22B)およびフラップ(5)の前端を覆っている被覆部(342)と、固定部(341)の下側および被覆部(342)の右側下部に連なって設けられかつ軸挿通孔(343a)を有する連結部(343)とを備えた略5角形状のものである。
固定部(341)には、横長円形の打抜き部(341a)が形成されている。
被覆部(342)には、ロックピン(7)の前端部が挿通させられるピン挿通孔(342a)が形成されている。ピン挿通孔(342a)は、左右方向に長い長孔、より詳細には、フラップ(5)の揺動中心、すなわちヒンジ軸(512)を中心とする短い弧状の孔よりなる。このピン挿通孔(342a)により、フラップ(5)の揺動範囲、ひいてはロックピン(7)の移動範囲が規制されている。
被覆部(342)の左縁部分には、横断面L形の押え枠(36)が嵌め被せられている。そして、2本のタッピングねじ(37)が、押え枠(36)および固定プレート(34)の被覆部(342)を貫通して、カバー壁(224)内面の上下2か所に水平状に形成された横断面略C形のタッピングねじ溝(224c)にねじ込まれることにより、固定プレート(34)が連結枠材(22B)に連結固定されている。
被覆部(342)の下縁には、カバー壁(224)の折曲縁部(224a)の下面に重なるように後方に向かって直角に折れ曲がった折曲縁部(342b)が形成されている(図3参照)。
連結部(343)に形成された軸挿通孔(343a)は、天板(2)の下方においてフラップ(5)の右隣に位置させられている。連結部(343)における軸挿通孔(343a)の周囲の部分(343b)は、回動プレート(35)との接触面積を小さくして、回動プレート(35)の回動がスムーズに行われるようにするために、前方に向かって略半球状に突出させられている。
なお、第1足場板部材(20A)の左端部の後側部分においては、固定プレート(34)が、主材(21)の後面に固定されている。
回動プレート(35)は、支柱(31)の前面上端部にリベット等で固定されている固定部(351)と、固定部(351)の右側および上側右部に連なって設けられかつ固定プレート(34)の軸挿通孔(343a)に合致する軸挿通孔(352d)を有する連結部(352)とを備えた縦長状のものである。
固定部(351)は、支柱(31)の前面上端部に重ねられるように略縦長方形となされている。
連結部(352)の右側縁は固定部(351)から右斜め上向きにのびており、この右側縁の長さ中間に近接して軸挿通孔(352d)が設けられている。そして、固定プレート(34)および回動プレート(35)の軸挿通孔(342a)(352d)に、ワッシャ(363)を介してボルト(361)が挿通され、ボルト(361)の先端にナット(362)がねじ嵌められることにより、両プレート(34)(35)がボルト(361)(水平軸)を中心として相対回動自在となされている。
連結部(352)の上縁から左側縁にかけては、軸挿通孔(352d)を中心とする円弧状となされている。そして、連結部(352)の円弧状左側縁の下部に第1係止凹部(352a)が形成され、連結部(352)の円弧状上縁に第2係止凹部(352b)が形成され、第1係止凹部(352a)と第2係止凹部(352b)との間の部分がガイド縁部(352c)となされている。第1係止凹部(352a)は、固定部(351)の上縁まで達する大きな略コ字形のものとなされている。ロックピン(7)の前端部は、第1係止凹部(352a)の上端に係り止められるようになっている。第2係止凹部(352b)は、略U形となされている。
図1および図2に示すように、天板(2)の右端部の前後両側に設けられている固定プレート(34)および回動プレート(35)では、両プレート(34)(35)どうしを連結しているボルト(361)、すなわち両プレート(34)(35)の相対回動の中心から支柱(31)の上端までの距離が、前述した天板(2)の左端部の前後両側に設けられている固定プレート(34)および回動プレート(35)のそれと比べて、やや大きくなされており、それに伴い、回動プレート(35)のガイド縁部(352c)の半径もやや大きくなされている。以上の構成により、先に天板(2)の裏面側に折り畳まれている左側の脚(3)の下側に、右側の脚(3)を折り重ねることができる。
次に、上記足場台(1)の脚(3)のロック装置(30)の使用方法について、以下に説明する。
まず、図1および図4〜6に示すように、足場台(1)の脚(3)が先端下向きとなされた使用状態では、ロックピン(7)の端部は回動プレート(35)の第1係止凹部(352a)に係り止められており、また、第1係止凹部(352a)からロックピン(7)の端部が外れないように、ロックピン(7)がフラップ(5)とともに圧縮コイルばね(8)のばね弾性力によって左右方向内方に付勢されている。
そして、所要箇所に設置された足場台(1)の天板(2)(伸縮足場板)の上に作業者が梯子状の脚(3)を介して登り、ここで作業を行うが、脚(3)はロック装置(30)によって先端下向きの使用位置にロックされているため、作業中に不意に回動するおそれがなく、安全に使用しうる。また、フラップ(5)の左右方向外側がカバー壁(224)で覆われているため、例えば脚(3)を昇降する際にフラップ(5)の操作レバー(52)に手や足などが当たって、ロック状態が不意に解除されるおそれがなく、安全性が高められている。
次に、足場台(1)を上記の使用状態から脚(3)を折り畳んだ状態(図2参照)に移行させる場合、フラップ(5)の操作レバー(52)を、圧縮コイルばね(8)のばね弾性力に抗して手等で左右方向外方に引っ張る。ここで、フラップ(5)は、ヒンジ軸(512)およびヒンジ溝(225)を介して連結枠材(22B)に揺動自在に取り付けられているので、上記の操作をスムーズにかつ楽に行うことができる。そして、上記操作により、ロックピン(7)の端部が固定プレート(34)のピン挿通孔(342a)に沿って左右方向外方に移動し、それに伴ってロックピン(7)の端部が回動プレート(35)の第1係止凹部(352a)から外れると、回動プレート(35)ひいては脚(3)が回動可能なロック解除状態となるので、脚(3)を天板(2)の裏面側に折り畳んでいく(図7参照)。この際、ロックピン(7)の端部は、回動プレート(35)のガイド縁部(352c)に沿ってスムーズに相対移動し、第2係止凹部(352b)まで案内される。
脚(3)が所要角度回動されて天板(2)の裏面側に折り畳まれた時点で、圧縮コイルばね(8)のばね弾性力により、ロックピン(7)の端部が回動プレート(35)の第2係止凹部(352b)に嵌まり込んでこれに係り止められ、再びロック状態となる(図2参照)。そして、この状態で、足場台(1)が運搬あるいは保管される。
以上の通り、この実施形態に係る足場台(1)の脚(3)のロック装置(30)によれば、使用位置および収納位置における脚(3)のロックおよびロック解除を、きわめて簡単な操作によって行うことができ、前述した特許文献1記載の従来装置と比べて、使い勝手および利便性が飛躍的に向上する。
また、上記装置(30)の場合、フラップ(5)がカバー壁(224)によって覆い隠されているため、作業者の手足や資材等がフラップ(5)に接触してロック状態が不意に解除されるおそれがなく、また、外観上も体裁が良い。しかも、ロック解除の操作は、フラップ(5)に備えられた操作レバー(52)を、手で持って左右方向外方に移動させるだけで良いので、操作性に優れている。
また、上記ロック装置(30)では、フラップ(5)を付勢する手段として圧縮コイルばね(8)が使用されているので、耐久性に優れている上、その取付構造も簡単であるから、コストが抑えられる。
さらに、上記ロック装置(30)によれば、天板(2)の左右各端面およびカバー壁(224)を構成している連結枠材(22B)(端面・カバー壁構成部材)およびフラップ(5)を構成しているフラップ構成部材が、金属形材よりなり、両構成部材(22B)(5)がこれらに一体に設けられたヒンジ軸(512)およびヒンジ溝(225)によって相対揺動自在に連結されているので、構造が簡素化され、製造が容易となる上、フラップ(5)の揺動動作が安定し、また、圧縮コイルばね(8)の細かい位置設定や調整を要することなく、圧縮コイルばね(8)のばね弾性力をフラップ(5)全体、ひいてはロックピン(7)に均一に作用させることができるので、動作に支障が生じない。
なお、上記の実施形態はあくまでも例示にすぎず、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱しない範囲内で適宜に変更を加えた形態として、この発明を実施することも勿論可能である。
(1):足場台
(2):天板(伸縮足場板)
(22B):連結枠材(端面・カバー壁構成部材)
(224):カバー壁
(225):ヒンジ軸
(3):脚
(30):脚のロック装置
(31):支柱
(33):連結金具
(34):固定プレート
(342a):ピン挿通孔
(35):回動プレート
(352a):第1係止凹部
(352b):第2係止凹部
(352c):ガイド縁部
(361):ボルト(水平軸)
(5):フラップ(フラップ構成部材)
(51):フラップ主体
(511):ロックピン保持部
(52):操作レバー
(7):ロックピン
(8):圧縮コイルばね(付勢手段)

Claims (4)

  1. 天板の左右各端部の前後両側部分に、脚の前後2本の支柱の上端部が、連結金具を介して取り付けられており、連結金具が、天板の左右各端部の前後両側部分にそれぞれ固定状に取り付けられている前後2枚の固定プレートと、前後各固定プレートに水平軸を中心として回動自在に取り付けられかつ前後各支柱の上端部に固定状に取り付けられている前後2枚の回動プレートとを備えている足場台において、脚を、先端下向きの使用位置および天板の裏面側に折り畳まれた収納位置それぞれでロックするためのロック装置であって、
    天板の左右各端部に、フラップの上縁部が、前後方向にのびる軸を中心として揺動自在に取り付けられており、
    前後各固定プレートに、左右方向に長いピン挿通孔が形成されており、
    ロックピンが、その端部を前後固定プレートのピン挿通孔に挿通させうるように、フラップに取り付けられており、
    フラップおよびロックピンは、付勢手段によって、左右方向内向きに付勢されており、
    前後各回動プレートの縁部に、脚を使用位置まで回動させた際にロックピンの端部が係り止められる第1係止凹部と、脚を収納位置まで回動させた際にロックピンの端部が係り止められる第2係止凹部と、第1係止凹部と第2係止凹部との間に設けられてロックピンの端部を案内する弧状のガイド縁部とが形成されており、
    フラップを左右方向外向きに揺動させることにより、ロックピンの端部が第1係止凹部または第2係止凹部から外れて、脚を使用位置から収納位置へまたはその逆に回動させうるようになっていることを特徴とする、足場台の脚のロック装置。
  2. 天板の左右各端面の上縁部分からフラップと間隔をおいて下向きにのびるカバー壁が設けられており、
    フラップが、天板の端面とカバー壁との間のスペースに揺動自在に配置されかつロックピン保持部を有するフラップ主体と、フラップ主体の下縁部分から前記スペースの外に突出するようにのびた操作レバーとを一体に備えていることを特徴とする、請求項1記載の足場台の脚のロック装置。
  3. 付勢手段が、カバー壁およびフラップの対向部分間に介在された少なくとも1つの圧縮コイルばねよりなることを特徴とする、請求項2記載の足場台の脚のロック装置。
  4. 天板の左右各端面およびカバー壁が、形材からなる端面・カバー壁構成部材によって構成されており、フラップが、形材からなるフラップ構成部材によって構成されており、両構成部材のうち一方の所定箇所に、前後方向にのびるヒンジ軸が形成されているとともに、同他方の所定箇所に、ヒンジ軸と相対回動自在に嵌め合せられるヒンジ溝が形成されていることを特徴とする、請求項2または3記載の足場台の脚のロック装置。
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