JP3118282U - 折畳テーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】折畳機構がコンパクトで軽量なうえ、天板の下方に充分な空間が得られる折畳テーブルを目的とする。
【解決手段】脚2に枢軸をもって回動自在に枢着された天板1を水平状態と起立状態との2態様に変位させる折畳機構3を設けた折畳テーブルにおいて、折畳機構3が脚2側に設けられた天板1の水平ロック用ピン13および起立ロック用ピン14と、天板側に枢着されて水平ロック用ピン13を係合させる第1係止溝11および起立ロック用ピン14を係合させる第2係止溝12とを形成した掛け金10と、該掛け金10を係合状態に付勢するばね15と、掛け金10の係合状態を解除する操作レバー16とからなるものである。
【選択図】図1
【解決手段】脚2に枢軸をもって回動自在に枢着された天板1を水平状態と起立状態との2態様に変位させる折畳機構3を設けた折畳テーブルにおいて、折畳機構3が脚2側に設けられた天板1の水平ロック用ピン13および起立ロック用ピン14と、天板側に枢着されて水平ロック用ピン13を係合させる第1係止溝11および起立ロック用ピン14を係合させる第2係止溝12とを形成した掛け金10と、該掛け金10を係合状態に付勢するばね15と、掛け金10の係合状態を解除する操作レバー16とからなるものである。
【選択図】図1
Description
本考案は天板を水平の使用状態から起立させた不使用状態に折り畳むことができる折畳テーブルに関するものである。
従来、折畳テーブルにおける天板の折畳機構は種々知られており、脚杆の上端に垂下片を介して卓板を枢軸で枢着し、操作ハンドルの後端部に設けた回動軸を垂下片に枢着するとともに1箇所の係合溝を有する掛金具を前記回動軸に揺動自在に軸支し、脚杆の上端側面に上下に間隔をおいて張設した2本の係止片のいずれか一方に前記係合溝を係合させることによって卓板を水平状態あるいは垂直状態とするものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、掛金具の係止溝を1箇所として該係止溝に係合する係止片を脚杆の上端側面に上下2箇所に設けたものとし、該各係止片に掛金具の係止溝を係合させるようになっているため、掛金具が大きくなり係止機構が大型化するうえに卓板の下面に設けた垂下片の上下幅が大きくなり、卓板の下方空間に配置される使用者の膝が当たり易くなるという問題が生じるため、垂下片の先方部を先細テーパ状に加工して膝が当たらないようにする必要があり、使用する材料が増すうえに加工によるコストアップが避けられないという問題があった。さらに、係止機構の大型化により折畳テーブルが重くなり取り扱いが厄介となる問題があった。
実開昭61−123740号公報
本考案は折畳機構がコンパクトなうえ、天板の下方に充分な空間が得られる折畳テーブルを提供することを目的とするものである。
本考案は、脚に枢軸をもって回動自在に枢着された天板を水平状態と起立状態との2態様に変位させる折畳機構を設けた折畳テーブルにおいて、折畳機構が脚側に設けられた天板の水平ロック用ピンおよび起立ロック用ピンと、天板側に枢着されて水平ロック用ピンを係合させる第1係止溝および起立ロック用ピンを係合させる第2係止溝とを形成した掛け金と、該掛け金を係合状態に付勢するばねと、掛け金の係合状態を解除する操作レバーとからなる折畳テーブルを請求項1の考案とし、請求項1の考案において、天板の枢軸と水平ロック用ピン距離を天板の枢軸と起立ロック用ピン距離より長くした折畳テーブルを請求項2の考案とし、請求項1または2の考案において、天板の起立状態を前傾姿勢とした折畳テーブルを請求項3の考案とするものである。
本考案は、折畳機構が脚側に設けられた天板の水平ロック用ピンおよび起立ロック用ピンと、天板側に枢着されて水平ロック用ピンを係合させる第1係止溝および起立ロック用ピンを係合させる第2係止溝とを形成した掛け金と、該掛け金を係合状態に付勢するばねと、掛け金の係合状態を解除する操作レバーとからなるものとして水平ロック用ピンに係合する第1係止溝と起立ロック用ピンに係合する第2係止溝を別々に形成することにより、天板の枢軸位置と水平ロック用ピン位置および天板の枢軸位置と起立ロック用ピン位置とを任意の位置に配置できるので掛け金を小さくしたり、掛け金の取り付け位置等を自由にできるので設計の自由度が高くなり折畳機構を小型化を図ることができる。
また、請求項2のように、天板の枢軸と水平ロック用ピン距離を天板の枢軸と起立ロック用ピン距離より長くすることにより、天板を水平とした使用状態時、天板にかかる荷重を受ける掛け金にかかる力を低減でき掛け金の破損や変形を防止することができる。また、天板を起立させた場合には、掛け金にかかる荷重は天板の重さだけとなるので、天板の枢軸と起立ロック用ピン距離が短くなっても掛け金は荷重に耐えることができるので、折畳機構をコンパクトに設計することができる。
さらに、請求項3のように、天板の起立状態を前傾姿勢とすることにより、掛け金にかかる天板の荷重を一方向とすることにより、天板を垂直に起立させた中立状態に維持させる場合のように、前方および後方への動きを止めるように設計しなくてよいので、折畳機構の設計が容易となるうえに天板の起立時の姿勢を安定させるることができる。さらに、天板の起立操作時の操作量を少なくすることができるので折り畳み操作を容易且つ素早く行うことができる。また、前傾させているため折畳状態が安定し、天板を折畳んで移動させたり、収納させたりする際の振動や衝撃で天板の折畳状態が解除されることがない。
また、請求項2のように、天板の枢軸と水平ロック用ピン距離を天板の枢軸と起立ロック用ピン距離より長くすることにより、天板を水平とした使用状態時、天板にかかる荷重を受ける掛け金にかかる力を低減でき掛け金の破損や変形を防止することができる。また、天板を起立させた場合には、掛け金にかかる荷重は天板の重さだけとなるので、天板の枢軸と起立ロック用ピン距離が短くなっても掛け金は荷重に耐えることができるので、折畳機構をコンパクトに設計することができる。
さらに、請求項3のように、天板の起立状態を前傾姿勢とすることにより、掛け金にかかる天板の荷重を一方向とすることにより、天板を垂直に起立させた中立状態に維持させる場合のように、前方および後方への動きを止めるように設計しなくてよいので、折畳機構の設計が容易となるうえに天板の起立時の姿勢を安定させるることができる。さらに、天板の起立操作時の操作量を少なくすることができるので折り畳み操作を容易且つ素早く行うことができる。また、前傾させているため折畳状態が安定し、天板を折畳んで移動させたり、収納させたりする際の振動や衝撃で天板の折畳状態が解除されることがない。
次に、本考案の好ましい実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1中、1は脚2に枢着された天板であり、該天板1は折畳機構3により水平の使用状態と起立された折畳状態との2態様をとることができる。前記脚3の形状は図3に示されるような逆T字形状の他、L字形状、人字形状等左右に1本の脚柱が形成されるものとしている。3aは脚柱間に張架される桁材であり、3bは脚柱の上端に取り付けられるブラケットであり、該ブラケット3bに折畳機構3が取り付けられている。
図1中、1は脚2に枢着された天板であり、該天板1は折畳機構3により水平の使用状態と起立された折畳状態との2態様をとることができる。前記脚3の形状は図3に示されるような逆T字形状の他、L字形状、人字形状等左右に1本の脚柱が形成されるものとしている。3aは脚柱間に張架される桁材であり、3bは脚柱の上端に取り付けられるブラケットであり、該ブラケット3bに折畳機構3が取り付けられている。
前記折畳機構3は掛け金10と、掛け金10に形成された第1係止溝11と第2係止溝12と係合する水平ロック用ピン13および起立ロック用ピン14と、掛け金10を前記各ピンに向かって付勢させるばね15と、第1・第2係止溝11、12と水平・起立ロック用ピン13、14とのロック状態を解除する操作レバー16とからなる。該操作レバー16は天板1の下面左右に配設されるチャンネル材17内に配置されていて不用意に操作レバー16に触れてロックが解除されることがないようにしている。18はチャンネル材17に軸支される掛け金10の枢軸である。
前記掛け金10の第1係止溝11は水平ロック用ピン13に係合して使用状態の水平を維持するものであり、第2係止溝12は起立ロック用ピン14に係合して天板1を折り畳んだ起立状態を維持するものである。また、掛け金10は前記操作レバー16と一体となっている。これにより操作レバー16を操作することにより第1・第2係止溝11、12と水平ロック用ピン13および起立ロック用ピン14との係合状態をばね15の付勢力に抗して解除することができるようになっている。
また、前記水平ロック用ピン13および起立ロック用ピン14は天板1の枢軸20からの距離を異ならせて配置されており、水平ロック用ピン13と枢軸20との距離を起立ロック用ピン14と枢軸20との距離より大きくして、天板使用時、折畳機構3の掛け金10等にかかる荷重を低減して荷重に耐えるようにし、起立時のように掛け金10に天板1の重さを越える大きな荷重がかからないような場合には、起立ロック用ピン14と枢軸20との距離を近接させて折畳機構3の小型化を図っている。このことは起立ロック用ピン14と枢軸20との距離を短くすれば、折畳機構3の掛け金10等にかかる力は大きくなるが天板1の重みに耐えられる程度の強度があればいいからである。
また、前記ばね15はコイルばねの一端を延長して掛け金10の切欠21に係止させ、他端を掛け金10の枢軸18に係止させたものとして、掛け金10が水平・起立ロック用ピン13、14に向かって付勢され、ロック状態が維持されるようになっている。
このように構成されたものは、掛け金10の第1係止溝11を水平ロック用ピン13に係合させて天板1を水平状態に維持させれば、水平の天板1上での事務処理等が行えるものとなることは従来と同様であるが、折畳テーブルを使用しないときには、天板1を起立させて折り畳んで場所とることがないようにしている。
天板1の折り畳み操作は、天板1の前面下側にある操作レバー16を引き上げることにより、ばね15の付勢力に抗して掛け金10は時計回り方向に回動することとなり、第1係止溝11は水平ロック用ピン13との係合が解除されることとなる。
水平ロック用ピン13と第1係止溝11との係合が解除された後、天板1を引き上げれば、天板1は脚3との枢軸20を中心として時計回り方向に起立回動されることとなる。
天板1が直立状態近くまで起立されるとばね15の付勢力により掛け金10の第2係止溝12に起立ロック用ピン14が係合して回動は停止されると同時にばね15の付勢力により掛け金10の第2係止溝12は起立ロック用ピン14に係合されてロック状態が維持されることとなる。このとき天板1は若干前傾した状態となるため、天板1の荷重は一方向(前傾方向)に加えられるので極めて安定した状態が維持できるので、天板を折畳んで移動させる際や収納時の衝撃により天板1の折畳みが状態が解除されることがなく安定した折畳状態が維持されることとなる。
1 天板
2 脚
3 折畳機構
10 掛け金
11 第1係止溝
12 第2係止溝
13 水平ロック用ピン
14 起立ロック用ピン
15 ばね
16 操作レバー
2 脚
3 折畳機構
10 掛け金
11 第1係止溝
12 第2係止溝
13 水平ロック用ピン
14 起立ロック用ピン
15 ばね
16 操作レバー
Claims (3)
- 脚に枢軸をもって回動自在に枢着された天板を水平状態と起立状態との2態様に変位させる折畳機構を設けた折畳テーブルにおいて、折畳機構が脚側に設けられた天板の水平ロック用ピンおよび起立ロック用ピンと、天板側に枢着されて水平ロック用ピンを係合させる第1係止溝および起立ロック用ピンを係合させる第2係止溝とを形成した掛け金と、該掛け金を係合状態に付勢するばねと、掛け金の係合状態を解除する操作レバーとからなることを特徴とする折畳テーブル。
- 天板の枢軸と水平ロック用ピン距離を天板の枢軸と起立ロック用ピン距離より長くしたことを特徴とする請求項1に記載の折畳テーブル。
- 天板の起立状態を前傾姿勢としたことを特徴とする請求項1または2に記載の折畳テーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005009247U JP3118282U (ja) | 2005-11-04 | 2005-11-04 | 折畳テーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005009247U JP3118282U (ja) | 2005-11-04 | 2005-11-04 | 折畳テーブル |
Publications (1)
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JP3118282U true JP3118282U (ja) | 2006-01-26 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3118282U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015139662A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | 及樺實業股▲ふん▼有限公司 | 調整可能な角度を有する机の構造 |
-
2005
- 2005-11-04 JP JP2005009247U patent/JP3118282U/ja not_active Expired - Fee Related
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