JP6418090B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置に関し、特に、無線通信装置がデータ転送する技術に関する。
無線通信装置として、外部から受信したデータを転送する装置が知られている。たとえば、特許文献1では、他車両から受信した他車両データを、自車両データとともに、マルチホップ方式で転送する。データを転送することで、データを必要とする装置が、そのデータを受信できないことが抑制できる。データを転送することをホップといい、データを転送する回数をホップ数ということも多い。特許文献1では、ホップ上限数を設定することにより、車車間通信のデータ量が増え続けることを抑制している。
国際公開第2011/152023号
ホップ上限数を設定するだけでは、まだ、不要なデータを転送することがあるため、不要なデータ転送を十分に低減することができない。したがって、通信リソースの損失を十分に低減できない。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、データ転送を行うことで、データを必要とする装置がそのデータを受信できないことを抑制しつつも、通信リソースの損失を低減できる無線通信装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための第1発明は、転送対象データを受信する無線受信部(42A)と、無線受信部が受信した転送対象データを送信する無線送信部(42B)とを備えた無線通信装置であって、
無線受信部が、他の無線通信装置である他無線装置から受信した電波に基づいて、他無線装置との通信成功率を表す指標としてメトリクスを逐次演算するメトリクス演算部(S200)と、
メトリクス演算部がメトリクスを演算したことに基づいて、メトリクスを他無線装置に対応させたメトリクステーブルにおいて、無線受信部が受信した電波を送信した他無線装置に対応するメトリクスを、メトリクス演算部が演算したメトリクスに更新するテーブル更新部(S300)と、
無線受信部が転送対象データを受信した場合に、メトリクステーブルに含まれているメトリクスに対して、それぞれ、通信成功率が高いことを示す良好通信範囲内にあるか否かを判断し、良好通信範囲内にあるメトリクスの数が、予め設定された転送実行範囲内の数であることに基づいて、転送対象データを無線送信部からブロードキャスト方式で送信する一方、良好通信範囲内にあるメトリクスの数が、転送実行範囲外の数であることに基づいて、転送対象データを無線送信部から送信しない転送制御部(S600、S600A)と、を含み、転送実行範囲は上限値が設定されていることを特徴とする。
第2発明は、転送対象データを受信する無線受信部(42A)と、無線受信部が受信した転送対象データを送信する無線送信部(42B)とを備えた無線通信装置であって、
無線受信部が、他の無線通信装置である他無線装置から受信した電波に基づいて、他無線装置との通信成功率を表す指標としてメトリクスを逐次演算するメトリクス演算部(S200)と、
メトリクス演算部がメトリクスを演算したことに基づいて、メトリクスを他無線装置に対応させたメトリクステーブルにおいて、無線受信部が受信した電波を送信した他無線装置に対応するメトリクスを、メトリクス演算部が演算したメトリクスに更新するテーブル更新部(S300)と、
無線受信部が転送対象データを受信した場合に、メトリクステーブルに含まれているメトリクスに対して、それぞれ、通信成功率が高いことを示す良好通信範囲内にあるか否かを判断し、良好通信範囲内にあるメトリクスの数が、予め設定された転送実行範囲内の数であることに基づいて、転送対象データを無線送信部からブロードキャスト方式で送信する一方、良好通信範囲内にあるメトリクスの数が、転送実行範囲外の数であることに基づいて、転送対象データを無線送信部から送信しない転送制御部(S600、S600A)と、を含み、
転送対象データが複数種類あり、
転送制御部が無線送信部から送信した転送対象データを特定するデータ特定情報を記憶部に記憶する転送データ記憶処理部(S800)を備え、
転送制御部(S600A)は、記憶部に、無線受信部が受信した転送対象データに対応するデータ特定情報が記憶されているか否かに基づいて、無線受信部が受信した転送対象データを、無線送信部から送信するか否かを決定し、
転送対象データが転送されて、転送された転送対象データが無線通信装置により受信された場合に、無線通信装置までのデータ転送経路に対するメトリクスの合計値を予測した値であるプレトータルメトリクスが、転送対象データに付加されて他無線装置から送信され、
無線受信部は、転送対象データとともにプレトータルメトリクスを受信し、
無線受信部が受信したプレトータルメトリクスと、メトリクステーブルに含まれているメトリクスとに基づいて、無線受信部が受信したプレトータルメトリクスを更新するプレトータルメトリクス更新部(S510)と、
転送制御部が転送対象データを無線送信部から送信するごとに、プレトータルメトリクス更新部が更新したプレトータルメトリクスを、データ特定情報に関連付けて記憶部に記憶するプレトータルメトリクス記憶処理部(S900)とを備え、
転送制御部は、無線受信部が受信した転送対象データに対応するデータ特定情報が記憶部に記憶されている場合、プレトータルメトリクス更新部が更新したプレトータルメトリクスが、プレトータルメトリクスが更新される前に記憶部に記憶されているプレトータルメトリクスよりも、通信成功率が高いことを意味する値であることに基づいて、転送対象データを無線送信部から送信することを特徴とする。
第3発明は、転送対象データを受信する無線受信部(42A)と、無線受信部が受信した転送対象データを送信する無線送信部(42B)とを備えた無線通信装置であって、
無線受信部が、他の無線通信装置である他無線装置から受信した電波に基づいて、他無線装置との通信成功率を表す指標としてメトリクスを逐次演算するメトリクス演算部(S200)と、
メトリクス演算部がメトリクスを演算したことに基づいて、メトリクスを他無線装置に対応させたメトリクステーブルにおいて、無線受信部が受信した電波を送信した他無線装置に対応するメトリクスを、メトリクス演算部が演算したメトリクスに更新するテーブル更新部(S300)と、
無線受信部が転送対象データを受信した場合に、メトリクステーブルに含まれているメトリクスに対して、それぞれ、通信成功率が高いことを示す良好通信範囲内にあるか否かを判断し、良好通信範囲内にあるメトリクスの数が、予め設定された転送実行範囲内の数であることに基づいて、転送対象データを無線送信部からブロードキャスト方式で送信する一方、良好通信範囲内にあるメトリクスの数が、転送実行範囲外の数であることに基づいて、転送対象データを無線送信部から送信しない転送制御部(S600、S600A)と、を含み、
メトリクス演算部は、他無線装置から受信した電波の最終受信時刻を用いてメトリクスを演算することを特徴とする。
本発明によれば、メトリクス演算部は、無線受信部が他無線装置から受信した電波に基づいて、他無線装置との通信成功率を表す指標としてメトリクスを逐次演算している。他無線装置とメトリクスが対応しているメトリクステーブルは、テーブル更新部により更新される。転送制御部は、無線受信部が転送対象データを受信した場合に、メトリクステーブルに含まれているメトリクスに対して、それぞれ、通信成功率が高いことを示す良好通信範囲内にあるか否かを判断する。良好通信範囲内にあるメトリクスの数は、この無線通信装置がどの程度の数の他無線装置と通信できるかを表している。
そして、良好通信範囲内にあるメトリクスの数が転送実行範囲内の数であれば、転送対象データを無線送信部から送信するので、転送対象データを必要とする装置がその転送対象データを受信できないことを抑制できる。
また、転送制御部は、良好通信範囲内にあるメトリクスの数が転送実行範囲外の数であれば、転送対象データを無線送信部から送信しない。したがって、転送対象データを効率よく転送できないときは転送対象データを転送しないので、通信リソースの損失を低減することもできる。
本実施形態に係る無線通信システム1の全体構成を説明する図である。 図1の路側機2の構成を示す図である。 図2の路側制御部22の機能を示すブロック図である。 第1実施形態における路側機データの構成の一例を示す図である。 図1の車載機4の構成を示すブロック図である。 図5の制御部41が実行する処理を示すフローチャートである。 メトリクステーブルを説明する図である。 図6のステップS600のホップ判定を詳しく示すフローチャートである。 第2実施形態における路側機データの構成の一例を示す図である。 第2実施形態で、図6に代えて実行する理を示すフローチャートである。 図10のステップS600Aで実行するホップ判定を詳しく示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、第1実施形態に係る無線通信システム1は、路側機2と、複数の車載機4A〜4Cとを備える。車載機4は無線通信装置に相当する。
[無線通信システム1の概要構成]
図1には、1つの路側機2を示しているが、路側機2は複数であってもよい。また、図1には、3つの車載機4A〜4Cを示している。これら3つの車載機4A〜4Cはいずれも同じ構成である。3つの車載機4A〜4Cを区別しないときは、単に車載機4とする。さらに、車載機4の数は複数であれば、その数に制限はない。
無線通信システム1において、路側機2と車載機4との間では路車間通信を行い、異なる車載機4の間では車車間通信を行う。車車間通信により、路側機2が送信したデータを転送することもある。
路車間通信の周波数チャネルおよび車車間通信の周波数チャネルは同じであってもよいし、異なっていてもよい。本実施形態では、路車間通信の周波数チャネル、および、車車間通信の周波数チャネルは、いずれも、5.8GHz帯や5.9GHz帯に属する。
車載機4A〜4Cは、それぞれ異なる車両5に搭載される。車両5には、乗用車、バス、トラックなど、道路を走行する種々の車両が含まれる。また、図1では車両5として4輪車を例示しているが、車両5は2輪車でもよい。2輪車には自転車も含まれる。
[路側機2の構成]
路側機2は、路側に固定されていてもよいし、移動型でもよい。路側機2は、路側機2が形成する無線通信エリア内に存在する車載機4と路車間通信を実施し、種々の情報を車載機4に送信したり、車載機4から種々の情報を取得したりすることで所定のサービスを実施する。
路側機2は、路側機2が提供するサービスに適した位置に設けられている。たとえば、路側機2は、交差点や、交差点と交差点とを接続する道路の途中、特定の施設(たとえば駐車場や店舗、有料道路)への出入口等に設けられている。
路側機2は、図2に示すように路側通信部21と、路側制御部22とを備える。路側通信部21と路側制御部22は相互通信可能に接続されている。
路側通信部21は、路側機2が形成する無線通信エリア内に存在する車載機4と路車間通信を実施する。路側通信部21は、車載機4から受信した信号を復調して路側制御部22に出力するとともに、路側制御部22から入力されたデータを変調し、さらに電波に変換して送信する。
路側制御部22は、通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAMなどの揮発性メモリ、I/O、およびこれらの構成を接続するバスラインなどを備えている。
路側制御部22が備える路側メモリ22Mは、不揮発性の記憶媒体であって、たとえば路側制御部22が備えるフラッシュメモリやROMなどによって実現される。路側メモリ22Mには、種々の処理を実行するためのプログラムモジュールやデータ、路側機2に割り当てられている端末ID等が格納されている。また、路側機2が送信するデータを生成するための情報も、この路側メモリ22Mに格納されている。
路側制御部22は、上述のプログラムモジュールを実行することによって実現する機能ブロックとして、図3に示すように、路側通信制御部221と、サービス処理部222を備える。なお、路側制御部22が実行する機能の一部又は全部は、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
路側通信制御部221は、路側通信部21から送信するべきデータを生成し、生成したデータを、路側通信部21から、たとえば、ブロードキャスト方式で送信させる。また、路側通信部21が受信したデータを取得してサービス処理部222に提供する。
サービス処理部222は、路側通信制御部221から提供されるデータに基づいて、無線通信エリア内にいる車載機4に対して、所定のサービスを提供する。
図4は、路側通信制御部221が生成して路側通信部21から送信されるデータ(以下、路側機データ)の構成を例示する図である。路側機データは、図4に示すように、ヘッダ、ホップフラグ、ホップ残回数、種別、ペイロードを含む。
ヘッダには、受信側の装置である車載機4において、通信規格などを認識するための情報が記述される。また、データの種別を認識するための情報や、路側機データとして、複数種類のデータを送信する場合に、どの種類の路側機データであるかを区別する情報や、路側機データを車車間通信のデータと区別するための情報が含まれていてもよい。
ホップフラグは、ホップ要否を示すフラグである。ホップ要である場合には、ホップフラグは有効を意味する値になっており、ホップ不要である場合には、ホップフラグは無効を意味する値になっている。
ホップ残回数は、このデータを、あと何回、ホップしてよいかを示す数であり、減算方式により、何回目のホップ転送であるか表している。このホップ残回数は、車載機4が路側機データを転送する際に更新される。路側通信制御部221は、ホップ残回数として初期値を設定する。この初期値は、ペイロードの種類に応じて異なる値に設定できる。
種別は、このデータを最初に送信した装置が、路側機2であるか車載機4であるかを示す情報である。データを最初に送信した装置が路側機2であれば、車載機4が、路側機データを転送した場合も、この種別は路側機2を示す情報のままである。つまり、種別は、このデータが路側機データであるか否かを示すデータである。
ペイロードは、路側機データを受信した車載機4がサービスを実行するために必要な情報である。このサービスは複数種類あり、サービスの種類に応じた複数種類のペイロードがある。
後述する図6で説明するように、車載機4の制御部41は、無線通信部42が受信したデータが路側機データであり、かつ、ホップフラグがホップ要になっていることに基づいて、ホップ転送を実施する。データが路側機データであり、かつ、ホップフラグがホップ要になっている場合のペイロードが転送対象データである。
[車載機4の構成]
次に、車載機4の構成を説明する。車載機4は、図5に示すように、制御部41、無線通信部42、GNSS受信機43、加速度センサ44、ジャイロセンサ45を備える。制御部41は、無線通信部42、GNSS受信機43、加速度センサ44、ジャイロセンサ45のそれぞれと、相互通信可能に接続されている。
無線通信部42は、路側通信部21や、他の車載機4が備える無線通信部42との間で無線通信を行う。なお、他の車載機4は他無線装置に相当する。無線通信部42は、アンテナで受信した信号を復調して制御部41に出力する無線受信部42Aと、制御部41から入力されたデータを変調し、さらに電波に変換して周囲に送信する無線送信部42Bを備える。
GNSS受信機43は、GNSS(Global Navigation Satellite System)で用いられる衛星からの電波を受信することで、GNSS受信機43の現在位置を取得する。GNSS受信機43が取得した現在位置は、たとえば緯度と経度で表される。GNSS受信機43が取得した現在位置を示す情報は逐次(たとえば100ミリ秒毎に)、制御部41に提供される。
加速度センサ44は、自車両の前後方向に作用する加速度を検出する。車載機4は、加速度センサ44による加速度の検出方向が自車両の前後方向と一致するように、予め定められた姿勢で自車両に取り付けられている。ここでの自車両とは、車載機4が搭載されている車両を指す。また、加速度センサ44は、自車両の前後方向、左右方向、および上下方向の、互いに直交する3つの軸方向に作用する加速度を検出する3軸加速度センサであってもよい。
ジャイロセンサ45は、車載機4が予め定められた姿勢で取り付けられている状態において、自車両の鉛直軸回りの回転角速度を検出する。加速度センサ44、ジャイロセンサ45は、車載機4の推測位置の決定に用いられる。
制御部41は、通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU、ROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAMなどの揮発性メモリ、I/O、およびこれらの構成を接続するバスライン(何れも図示略)などを備えている。
制御部41が備えるメモリ41Mは、不揮発性の記憶媒体であって、たとえば制御部41が備えるフラッシュメモリやROMなどによって実現される。メモリ41Mには、種々の処理を実行するためのプログラムモジュールやデータ、車載機4に割り当てられている端末ID、後述するメトリクステーブル等が格納されている。
制御部41は、上述のプログラムモジュールを実行することによって、無線通信部42が受信した路側機データに基づいて、所定のサービスを実行するための処理を行う。
また、制御部41は、車車間通信により、データを他の車載機4に逐次送信する。車車間通信により送信するデータには、たとえば、この車載機4の現在位置およびこの車載機4の車載機IDを示す情報を含んだデータがある。
また、制御部41は、無線通信部42からデータが供給された場合、つまり、無線通信部42が、路側機2あるいは他の車載機4が送信した電波を受信した場合に、図6に示す処理を実行する。なお、制御部41が実行する機能の一部又は全部は、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
[制御部41の処理]
図6において、ステップS100では、無線通信部42が受信したデータが、路側機2から受信したものであるか否かを判断する。この判断は、受信したデータのヘッダに格納された情報から判断する。あるいは、ヘッダ以外の部分の情報(たとえば種別)から判断してもよい。ステップS100の判断がYESであればステップS500に進み、NOであればステップS200に進む。
メトリクス演算部に相当するステップS200では、メトリクスMを演算する。本実施形態におけるメトリクスMは、他の車載機4との間で車車間通信が成功する確率を表す指標である。メトリクスMの演算には、受信後経過時間mt、電波強度mr、通信距離mdの3つを用いる。
受信後経過時間mtは、他の車載機4からのデータを最後に受信した時刻すなわち最終受信時刻から現在時刻までの時間である。電波強度mrは、他の車載機4から最後に受信した電波の受信強度である。通信距離mdは、他の車載機4からのデータに現在位置が含まれている場合に、その現在位置と、この図6の処理を実行している車載機4(以下、自機)の現在位置との距離である。自機の現在位置は、GNSS受信機43が取得した現在位置、あるいは加速度センサ44とジャイロセンサ45の信号に基づいて決定した推測位置である。
これら受信後経過時間mt、電波強度mr、通信距離mdを用いて、式1により、メトリクスMを演算する。なお、式1において、wt、wr、wdは、それぞれ、受信後経過時間mt、電波強度mr、通信距離mdに対して予め設定された重み係数である。また、IDは、電波を送信した車載機4を識別する符号である。
(式1) M(ID)=mt×wt+mr×wr+md×wd
続くステップS300はテーブル更新部に相当しており、メトリクステーブルを更新する。図7はメトリクステーブルを説明する図である。図7に示すように、メトリクステーブルは、車載機ID別に、メトリクスMが記述されたテーブルである。
メトリクステーブルに、今回、データを受信した車載機4の車載機IDがある場合には、その車載機IDに対応して記述されているメトリクスMを、直前のステップS200で演算したメトリクスMに更新する。
メトリクステーブルに、今回、データを受信した車載機4の車載機IDがない場合には、その車載機IDをメトリクステーブルに追加し、その車載機IDに対応するメトリクスMを、直前のステップS200で演算したメトリクスMとする。
続くステップS400では、受信したデータの種別が、路側機データであるか、路側機データ以外であるかを判断する。ステップS400は、ステップS100の判断がNOになった場合に実行するステップであり、ステップS100の判断がNOである場合、車載機4からデータを受信していることになる。しかし、車載機4は、後述するステップS600のホップ判定において、路側機データを転送することがある。一方、車載機4は、路側機データ以外のデータを送信することもある。そこで、このステップS400において、データ種別を判断するのである。
データの種別は、データに含まれている種別から判断する。受信したデータに、種別が含まれており、かつ、その種別が路側機2である場合に、データ種別は路側機データであると判断する。受信したデータに、データ種別が含まれていない場合や、データ種別が車載機4になっている場合には、データ種別は路側機データ以外と判断する。
データ種別が路側機データであると判断した場合にはステップS500に進み、データ種別が路側機データ以外であると判断した場合には図6の処理を終了する。また、ステップS100の判断がYESになった場合も、ステップS500に進む。
ステップS500では、ホップフラグが有効か無効かを判断する。ホップフラグが無効になっている場合にも、図6の処理を終了する。ホップフラグが有効になっている場合にはステップS600に進む。
ステップS600ではホップ判定を行う。ホップ判定は、今回受信したデータを転送するか否かの判定であり、転送制御部に相当する。ホップ判定は、詳しくは図8に示す。
図8において、ステップS602では、今回受信したデータに含まれているホップ残回数が1以上であるか否かを判断する。この判断がNOである場合、ホップ残回数はゼロである。ステップS602の判断がNOであれば、ホップ判定を終了する。したがって、ホップ残回数が0になっている場合には、今回受信した路側機データは転送しない。ステップS602の判断がYESであればステップS604に進む。
ステップS604では、メトリクステーブルを取得する。ステップS606では、メトリクステーブルのi番目のメトリクスMiが、予め設定した良好通信閾値THよりも小さいか否かを判断する。このiの初期値は1である。
本実施形態におけるメトリクスMは、値が小さいほど通信成功率が高いので、ステップS606の判断は、メトリクステーブルのi番目のメトリクスMiが通信成功率が高いことを意味する値になっているかどうかを判断している。さらには、ステップS606の判断は、メトリクスMiに対応する車載機IDの車載機4との間で通信が成功する確率が高いかどうかを判断していることになる。
なお、良好通信閾値THは予め実験に基づいて設定され、良好通信閾値THは正の値であり、良好通信閾値THよりも小さい正の数の範囲が良好通信範囲である。
ステップS606の判断がYESであれば、ステップS608に進む。ステップS608では、メトリクスカウンタCmを1増加する。メトリクスカウンタCmは、通信が成功する確率が高い他の車載機4の数を表している。なお、メトリクスカウンタCmの初期値は0である。ステップS608を実行したらステップS610に進む。また、ステップS606の判断がNOであった場合にはステップS608を実行することなく、ステップS610に進む。
ステップS610では、iを1増加する。続くステップS612では、iがNよりも大きくなったか否かを判断する。このNは、メトリクステーブルにおける全データ数である。ステップS612の判断がNOであればステップSS606に戻り、ステップS610で更新したi番目のメトリクスMiを対象として、ステップS606以降を実行する。
ステップS612の判断がYESであれば、ステップS614に進む。ステップS614では、メトリクスカウンタCmが、転送実行範囲の下限値THCLよりも大きく、かつ、転送実行範囲の上限値THCUよりも小さいか否かを判断する。前述のように、メトリクスカウンタCmは、通信が成功する確率が高い他の車載機4の数を表している。したがって、このステップS614では、通信が成功する確率が高い他の車載機4の数が、転送実行範囲の下限値THCLと転送実行範囲の上限値THCUとの間であるか否かを判断していることになる。
転送実行範囲の下限値THCLは、たとえば、5〜10の間の整数に設定され、転送実行範囲の上限値THCUは、下限値THCLよりも十分に大きい値に設定されている。転送実行範囲の下限値THCLをこのような値に設定している理由は、通信成功率が高い他の車載機4の数が少な過ぎる場合は、通信リソースを使用して路側機データを転送しても、効率のよい通信リソースの使用とはならないことから、通信リソースの損失を十分に低減できないからである。
また、転送実行範囲の上限値THCUが設定されている理由は、次の通りである。メトリクスカウンタCmが転送実行範囲の上限値THCUを超える場合、通信成功率が高い他の車載機4が多数存在することになる。他の車載機4も、図8の処理を実行するので、転送実行範囲の上限値THCUを設けない場合には、多数の車載機4がホップ転送を実施してしまい、通信リソースの損失を招くことになるからである。
このステップS614の判断がNOである場合も、図8のホップ判定を終了する。ステップS614の判断がYESになった場合にはステップS616に進む。ステップS616では、受信した路側機データに含まれているホップ残回数を1減らす。続くステップS618では、ホップ転送を実施する。すなわち、ステップS616でホップ残回数を更新した後の路側機データを、無線通信部42から送信する。この送信は、ブロードキャスト方式で行う。なお、無線通信部42から送信する路側機データには、車載機4が転送したデータであることを示す情報を付加してもよい。
[第1実施形態のまとめ]
以上、説明した第1実施形態では、他の車載機4からの電波に基づいて、電波を受信した他の車載機4との間の通信成功率を示す指標であるメトリクスMを逐次演算し(S200)、その演算したメトリクスMでメトリクステーブルを更新している(S300)。
また、無線通信部42が受信した路側機データのホップフラグが有効である場合には、メトリクステーブルに含まれている各メトリクスMが、それぞれ良好通信範囲内にあるか否かを判断している(S606)。そして、良好通信範囲内にあるメトリクスMの数を表すメトリクスカウンタCmが転送実行範囲内の数であれば(S614:YES)、路側機データを無線通信部42から送信する(S616)。
したがって、通信に成功する確率が高い他の車載機4の数が転送実行範囲内の数であれば、路側機データを転送するので、路側機データを必要とする車載機4が路側機データを受信できないことを抑制できる。
また、通信に成功する確率が高い他の車載機4の数が転送実行範囲外の数であれば(S614:NO)、路側機データを無線通信部42送信部から送信しない。したがって、転送対象データを効率よく転送できないときは転送対象データを転送しないので、通信リソースの損失を低減することもできる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
図9は、第2実施形態において路側機2が送信する路側機データの構成例である。図9に示すように、第2実施形態では、路側機データに、第1実施形態と同じヘッダ、ホップフラグ、ホップ残回数、種別、ペイロードが含まれている。さらに、第2実施形態の路側機データには、シーケンス番号と、プレトータルメトリクスと、現在位置も含まれている。
シーケンス番号は、路側機データごとに付与されている番号であり、データ特定情報に相当する。
プレトータルメトリクスは、路側機データを転送した場合に、転送した路側機データを受信した車載機4までのデータ転送経路に対するメトリクスMの合計値を予測した値である。データ転送経路の始点は路側機2であり、路側機2が送信する時点では、このプレトータルメトリクスはゼロである。
現在位置は、路側機データを送信した装置の位置である。路側機2が送信する場合には、この現在位置は不要であり、車載機4が路側機データを転送する場合に、この現在位置として車載機4の現在位置を記述する。
図10は、第2実施形態において、第1実施形態で実行していた図6に代えて実行する処理を示すフローチャートである。図10は、ステップS510、S700、S800、S900、S1000が追加されている点、および、図6のステップS600に代えて、ステップS600Aを実行する点が、図6の処理と相違する。
ステップS500において、ホップフラグが有効であると判断した場合には、ステップS510に進む。ステップS510はプレトータルメトリクス更新部に相当する。ステップS510では、プレトータルメトリクスを更新する。具体的には、路側機データに含まれているプレトータルメトリクスに、メトリクステーブルに含まれているメトリクスMのうち、良好通信閾値THよりも小さいメトリクスMの中で最大のメトリクスMを加える。
路側機データに含まれているプレトータルメトリクスに、メトリクステーブルに含まれているメトリクスMを加えることにより、後述するステップS630で転送する路側機データを他の車載機4が受信した場合の合計のメトリクスMが予測できる。
メトリクステーブルに含まれているメトリクスMのうち、良好通信閾値THよりも小さいメトリクスMの中で最大のメトリクスMを加える理由は、ステップS630では、路側機データはブロードキャストで送信することから、複数の他の車載機4に路側機データが受信される可能性があるからである。複数の他の車載機4に路側機データが受信される場合、データ転送経路に対するメトリクスMの合計値も、路側機データを受信する車載機4により異なる。
路側機データに含まれているプレトータルメトリクスに加える値を、メトリクステーブルに含まれているメトリクスMのうち、良好通信閾値THよりも小さい値の中で最大値とすると、最も良好でない状態で受信された路側機データの受信状態を意味するメトリクスMの合計値が予測できる。
このようにして更新したプレトータルメトリクスを用いて、後述する図11のステップS626の判断を行うと、過去に転送したときよりも小さいトータルメトリクスで、路側機データを転送できる可能性があるか否かを判断できる。
ステップS510を実行したら、ステップS600Aに進む。ステップS600Aではホップ判定を行う。ステップS600Aの処理の詳細は図11に示す。図11において、ステップS614までは図8と同じであるので、図11ではステップS602〜S612は図示を省略している。
第2実施形態のホップ判定では、ステップS614の判断がYESになっても、さらに、ステップS620、S622、S624、S626の判断を行い、ホップ転送をするか否かを決定する。
ステップS614の判断がYESになった場合、ステップS620に進む。ステップS620では、データ送信元である他の車載機4は、この図11の処理を実行している車載機4を搭載している車両5(以下、自車両)の進行方向前方であるか否かを判断する。自車両の進行方向は、現在位置の軌跡から決定する。他の車載機4の現在位置は、図9に示したように、車載機4が路側機データを送信する場合には、その路側機データに含まれている。他の車載機4の位置と自車両の現在位置から定まる他の車載機4の方向が、自車両の進行方向に対して、所定の範囲内にある場合に、データ送信元である他の車載機4は、進行方向前方に位置していると判断する。
ステップS620の判断がNOであれば図11の処理を終了する。したがって、第2実施形態では、メトリクスカウンタCmが転送実行範囲内の値であっても、路側機データを送信した他の車載機4が自車両の進行方向前方でない場合には、路側機データを転送しない。よって、道路を走行する車両5の後方に限定して、路側機データが転送されることになる。路側機データは、進行方向の前方あるいは側方など、進行方向の後方以外には必要ない場合が多いので、進行方向の後方に限定して路側機データを転送するのである。これにより、不要なデータ送信をより抑制できる。
ステップS620の判断がYESであればステップS622に進む。ステップS622では、今回受信した路側機データに含まれているシーケンス番号が、転送済みのシーケンス番号であるか否かを判断する。
後述するステップS800以降で説明するように、本実施形態では、ホップ転送を実施した場合、転送した路側機データに含まれているシーケンス番号、ホップ残回数、プレトータルメトリクスを、メモリ41Mに記憶する。そこで、このステップS622では、メモリ41Mに記憶されている転送済みのシーケンス番号と、今回受信した路側機データに含まれているシーケンス番号が一致するか否かを判断する。なお、第2実施形態では、メモリ41Mは記憶部に相当する。
メモリ41Mに記憶されている転送済みのシーケンス番号と、今回受信した路側機データに含まれているシーケンス番号が一致しない場合には、ステップS622の判断がNOになる。今回受信した路側機データに含まれているシーケンス番号がメモリ41Mに記憶されていない場合にも、ステップS622の判断がNOになる。ステップS622の判断がNOである場合には、ステップS628へ進む。ステップS628に進むと、ステップS630のホップ転送も実施することになる。したがって、今回受信した路側機データを一度も転送していない場合には、ステップS624、ステップS626の判断を行うことなく、ホップ転送を実施すると決定していることになる。
ステップS622の判断がYESであった場合にはステップS624に進む。ステップS624では、今回受信した路側機データに含まれているホップ残回数が、同じ路側機データに対してメモリ41Mに記憶されているホップ残回数よりも大きいか否かを判断する。この判断がNOであればステップS626に進み、YESであればステップS628に進む。ステップS628へ進む場合、ステップS630でホップ転送を実施することになる。
したがって、本実施形態では、過去に同じ路側機データを転送したことがあっても、ホップ残回数が過去に同じ路側機データを転送したときよりも多い場合には、その路側機データを転送することになる。換言すれば、ホップ回数が、過去に同じ路側機データを転送したときよりも少ない場合には、その路側機データを転送することになる。ホップ回数が過去に同じ路側機データを転送したときよりも少ない場合には、データ品質がよい可能性があるからである。
ステップS626では、ステップS510で決定したプレトータルメトリクスが、同じ路側機データに対して、メモリ41Mに記録されているプレトータルメトリクスよりも小さいか否かを判断する。この判断がNOである場合には図11の処理を終了し、YESである場合にはステップS628へ進む。ステップS628へ進むと、ステップS630においてホップ転送も実施することになる。
したがって、プレトータルメトリクスが、メモリ41Mに記録されているプレトータルメトリクスよりも小さい場合には、過去に転送していた路側機データであっても、再度、路側機データを転送することになる。
ステップS628では、路側機データのうち、ホップ残回数、プレトータルメトリクス、現在位置を更新する。ホップ残回数は、受信した路側機データに含まれているホップ残回数から1減らした値とする。プレトータルメトリクスはステップS510で決定した値とする。現在位置は、自車両の現在位置とする。
ステップS630では、ステップS628で更新した路側機データを、無線通信部42からブロードキャスト方式で送信する。なお、無線通信部42から送信する路側機データには、車載機4が転送したデータであることを示す情報を付加してもよい。
説明を図10に戻す。ステップS700では、ステップS600Aにおいて、ホップ転送を実施したか否かを判断する。この判断がNOであれば図10の処理を終了し、YESであればステップS800に進む。
ステップS800〜S1000では、メモリ41Mに記憶されているホップ管理情報を更新する。ホップ管理情報は具体的には、シーケンス番号、プレトータルメトリクス、ホップ残回数であり、メモリ41Mには、シーケンス番号に関連付けて、プレトータルメトリクスとホップ残回数が記憶される。
ステップS800では、ホップ転送を実施した路側機データに含まれているシーケンス番号をメモリ41Mに記憶する。このシーケンス番号がすでに記憶済みの場合には、このステップS800では何もしない。このステップS800は転送データ記憶処理部に相当する。
ステップS900では、ステップS510で決定したプレトータルメトリクスを、シーケンス番号に関連付けてメモリ41Mに記憶する。すでに、シーケンス番号に関連付けてプレトータルメトリクスが記憶されている場合には、すでに記憶されているプレトータルメトリクスを、ステップS510で更新したプレトータルメトリクスにする。このステップS900はプレトータルメトリクス記憶処理部に相当する。
ステップS1000では、ステップS628で決定したホップ残回数を、シーケンス番号に関連付けてメモリ41Mに記憶する。すでに、シーケンス番号に関連付けてホップ残回数が記憶されている場合には、すでに記憶されているホップ残回数を、ステップS628で決定したホップ残回数に更新する。このステップS1000はホップ回数記憶処理部に相当する。
[第2実施形態のまとめ]
以上、説明した第2実施形態では、無線通信部42が受信した路側機データが、転送済みであるか否かを、今回受信した路側機データのシーケンス番号がメモリ41Mに記憶されているか否かにより判断している(S622)。この判断結果に基づいて、ホップ転送を実施するか否かを決定しているので、不要な転送を抑制できる。
また、転送済みの路側機データであると判断しても(S622:YES)、ホップ残回数が、同じ路側機データに対してメモリ41Mに記憶されているホップ残回数よりも大きい場合には(S624:YES)、ホップ転送を実施する。これにより、過去に転送した路側機データよりもデータ品質がよい可能性がある路側機データは、転送することができる。
また、転送済みの路側機データであると判断しても(S622:YES)、プレトータルメトリクスが同じ路側機データに対してメモリ41Mに記憶されているプレトータルメトリクスよりも小さい場合にも(S626:YES)、ホップ転送を実施する。これにより、過去に転送した路側機データよりも通信成功率が高い路側機データは、転送することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
第2実施形態では、転送済みの路側機データであると判断しても(S622:YES)、ステップS624の判断がYES、あるいは、ステップS626の判断がYESになれば、ホップ転送を実施していた。しかし、ステップS624、S626の判断を行わずに、転送済みの路側機データであると判断した場合には、ホップ転送を実施しないようにしてもよい。
<変形例2>
また、ステップS620、S622、S624、S626の判断のうち、いずれか1つのみを実行するようにしてもよいし、いずれか2つを実行するようにしてもよいし、いずれか3つを実行するようにしてもよい。
<変形例3>
また、第2実施形態では、ステップS624の判断およびステップS626の判断のいずれかがYESになった場合にホップ転送を実施していた。しかし、ステップS624の判断およびステップS626の判断がともにYESになった場合にホップ転送を実施するようにしてもよい。
<変形例4>
前述の実施形態では、路側機データを受信した場合には、常にメトリクステーブルを更新していた。しかし、路側機データが、自車両の進行方向前方に存在している車載機4から送信されたか否かを判断して、その車載機4が自車両の進行方向前方に存在していないと判断した場合、その路側機データを用いたメトリクステーブルの更新をしないようにしてもよい。なお、進行方向前方の判断は、ステップS620と同じでよい。
このようにすると、メトリクステーブルは、自車両と進行方向が一致する車両5に搭載された車載機4との通信成功率を表すテーブルとなる。車載機4は、車両5に搭載されており、車両5で用いられる場合、進行方向が異なる路側機データは必要性が低い。したがって、この変形例2のようにすれば、必要性が低い路側機データを転送してしまうことを抑制できる。
<変形例5>
前述の実施形態では、シーケンス番号をデータ特定情報としていたが、ペイロード自体をデータ特定情報としてもよい。
<変形例6>
前述の実施形態では、プレトータルメトリクスの更新において、メトリクステーブルに含まれているメトリクスMのうち、良好通信閾値THよりも小さいメトリクスMの中で最大のメトリクスMを加えていた。しかし、メトリクステーブルに含まれているメトリクスMのうち、良好通信閾値THよりも小さいメトリクスMであれば、最大のメトリクスMではないメトリクスMを加えてもよい。
<変形例7>
前述の実施形態では、通信成功率が高いほどメトリクスMは小さい値であったが、メトリクスMは、通信成功率が高いほど、大きい値であってもよい。この場合、あるしきい値以上が良好通信範囲になる。
<変形例8>
本発明の無線通信装置は、車両5以外の移動体で用いられてもよい。また、固定型であってもよい。
<変形例9>
前述の実施形態では、転送実行範囲の下限値THCLは、5〜10の間の整数に設定されていたが、この下限値は2以上であればよい。
<変形例10>
前述の実施形態では、転送実行範囲は、下限値THCLおよび上限値THCUが設定されていたが、下限値THCLおよび上限値THCUのいずれか一方のみが設定されていてもよい。
<変形例11>
前述の実施形態では、受信後経過時間mt、電波強度mr、通信距離mdを用いてメトリクスMを演算していたが、受信後経過時間mt、電波強度mr、通信距離mdのいずれか1つ、あるいは、いずれか2つを用いてメトリクスMを演算してもよい。また、これら受信後経過時間mt、電波強度mr、通信距離mdに代えて、あるいは、これらに加えて、別のパラメータを用いてメトリクスMを演算してもよい。
<変形例12>
前述の実施形態では、路側機2と車載機4は、5.8GHz帯や5.9GHz帯の周波数チャネルで通信していた。しかし、路側機2と車載機4は、2.4GHz帯に属する周波数チャネルや、その他の周波数帯に属する周波数チャネルを用いて通信してもよい。
1:無線通信システム 2:路側機 4:車載機 4A:車載機 4B:車載機 4C:車載機 5:車両 21:路側通信部 22:路側制御部 22M:路側メモリ 41:制御部 41M:メモリ 42:無線通信部 42A:無線受信部 42B:無線送信部 43:GNSS受信機 44:加速度センサ 45:ジャイロセンサ 221:路側通信制御部 222:サービス処理部

Claims (15)

  1. 転送対象データを受信する無線受信部(42A)と、前記無線受信部が受信した前記転送対象データを送信する無線送信部(42B)とを備えた無線通信装置であって、
    前記無線受信部が、他の前記無線通信装置である他無線装置から受信した電波に基づいて、前記他無線装置との通信成功率を表す指標としてメトリクスを逐次演算するメトリクス演算部(S200)と、
    前記メトリクス演算部が前記メトリクスを演算したことに基づいて、前記メトリクスを前記他無線装置に対応させたメトリクステーブルにおいて、前記無線受信部が受信した前記電波を送信した前記他無線装置に対応するメトリクスを、前記メトリクス演算部が演算した前記メトリクスに更新するテーブル更新部(S300)と、
    前記無線受信部が前記転送対象データを受信した場合に、前記メトリクステーブルに含まれている前記メトリクスに対して、それぞれ、通信成功率が高いことを示す良好通信範囲内にあるか否かを判断し、前記良好通信範囲内にある前記メトリクスの数が、予め設定された転送実行範囲内の数であることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部からブロードキャスト方式で送信する一方、前記良好通信範囲内にある前記メトリクスの数が、前記転送実行範囲外の数であることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部から送信しない転送制御部(S600、S600A)と、を含み、
    前記転送実行範囲は上限値が設定されていることを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1において、
    前記転送実行範囲は、下限値が、2以上の数に設定されていることを特徴とする無線通信装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記転送対象データが複数種類あり、
    前記転送制御部が前記無線送信部から送信した前記転送対象データを特定するデータ特定情報を記憶部に記憶する転送データ記憶処理部(S800)を備え、
    前記転送制御部(S600A)は、前記記憶部に、前記無線受信部が受信した前記転送対象データに対応する前記データ特定情報が記憶されているか否かに基づいて、前記無線受信部が受信した前記転送対象データを、前記無線送信部から送信するか否かを決定することを特徴とする無線通信装置。
  4. 請求項において、
    前記転送対象データが転送されて、転送された前記転送対象データが前記無線通信装置により受信された場合に、前記無線通信装置までのデータ転送経路に対する前記メトリクスの合計値を予測した値であるプレトータルメトリクスが、前記転送対象データに付加されて前記他無線装置から送信され、
    前記無線受信部は、前記転送対象データとともに前記プレトータルメトリクスを受信し、
    前記無線受信部が受信した前記プレトータルメトリクスと、前記メトリクステーブルに含まれている前記メトリクスとに基づいて、前記無線受信部が受信した前記プレトータルメトリクスを更新するプレトータルメトリクス更新部(S510)と、
    前記転送制御部が前記転送対象データを前記無線送信部から送信するごとに、前記プレトータルメトリクス更新部が更新した前記プレトータルメトリクスを、前記データ特定情報に関連付けて前記記憶部に記憶するプレトータルメトリクス記憶処理部(S900)とを備え、
    前記転送制御部は、前記無線受信部が受信した前記転送対象データに対応する前記データ特定情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記プレトータルメトリクス更新部が更新した前記プレトータルメトリクスが、前記プレトータルメトリクスが更新される前に前記記憶部に記憶されている前記プレトータルメトリクスよりも、前記通信成功率が高いことを意味する値であることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部から送信することを特徴とする無線通信装置。
  5. 転送対象データを受信する無線受信部(42A)と、前記無線受信部が受信した前記転送対象データを送信する無線送信部(42B)とを備えた無線通信装置であって、
    前記無線受信部が、他の前記無線通信装置である他無線装置から受信した電波に基づいて、前記他無線装置との通信成功率を表す指標としてメトリクスを逐次演算するメトリクス演算部(S200)と、
    前記メトリクス演算部が前記メトリクスを演算したことに基づいて、前記メトリクスを前記他無線装置に対応させたメトリクステーブルにおいて、前記無線受信部が受信した前記電波を送信した前記他無線装置に対応するメトリクスを、前記メトリクス演算部が演算した前記メトリクスに更新するテーブル更新部(S300)と、
    前記無線受信部が前記転送対象データを受信した場合に、前記メトリクステーブルに含まれている前記メトリクスに対して、それぞれ、通信成功率が高いことを示す良好通信範囲内にあるか否かを判断し、前記良好通信範囲内にある前記メトリクスの数が、予め設定された転送実行範囲内の数であることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部からブロードキャスト方式で送信する一方、前記良好通信範囲内にある前記メトリクスの数が、前記転送実行範囲外の数であることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部から送信しない転送制御部(S600、S600A)と、を含み、
    前記転送対象データが複数種類あり、
    前記転送制御部が前記無線送信部から送信した前記転送対象データを特定するデータ特定情報を記憶部に記憶する転送データ記憶処理部(S800)を備え、
    前記転送制御部(S600A)は、前記記憶部に、前記無線受信部が受信した前記転送対象データに対応する前記データ特定情報が記憶されているか否かに基づいて、前記無線受信部が受信した前記転送対象データを、前記無線送信部から送信するか否かを決定し、
    前記転送対象データが転送されて、転送された前記転送対象データが前記無線通信装置により受信された場合に、前記無線通信装置までのデータ転送経路に対する前記メトリクスの合計値を予測した値であるプレトータルメトリクスが、前記転送対象データに付加されて前記他無線装置から送信され、
    前記無線受信部は、前記転送対象データとともに前記プレトータルメトリクスを受信し、
    前記無線受信部が受信した前記プレトータルメトリクスと、前記メトリクステーブルに含まれている前記メトリクスとに基づいて、前記無線受信部が受信した前記プレトータルメトリクスを更新するプレトータルメトリクス更新部(S510)と、
    前記転送制御部が前記転送対象データを前記無線送信部から送信するごとに、前記プレトータルメトリクス更新部が更新した前記プレトータルメトリクスを、前記データ特定情報に関連付けて前記記憶部に記憶するプレトータルメトリクス記憶処理部(S900)とを備え、
    前記転送制御部は、前記無線受信部が受信した前記転送対象データに対応する前記データ特定情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記プレトータルメトリクス更新部が更新した前記プレトータルメトリクスが、前記プレトータルメトリクスが更新される前に前記記憶部に記憶されている前記プレトータルメトリクスよりも、前記通信成功率が高いことを意味する値であることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部から送信することを特徴とする無線通信装置。
  6. 請求項5において、
    前記転送実行範囲は、下限値が、2以上の数に設定されていることを特徴とする無線通信装置。
  7. 請求項5または6において、
    前記転送実行範囲は上限値が設定されていることを特徴とする無線通信装置。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項において、
    前記プレトータルメトリクス更新部は、前記無線受信部が受信した前記プレトータルメトリクスと、前記メトリクステーブルに含まれている前記メトリクスの中で、前記良好通信範囲内である前記メトリクスのうち、最も前記通信成功率が低いことを意味する前記メトリクスとに基づいて、前記無線受信部が受信した前記プレトータルメトリクスを更新することを特徴とする無線通信装置。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項において、
    前記他無線装置が転送した前記転送対象データが、前記転送対象データの何回目の転送であるかを表すホップ回数が、前記転送対象データに付加されて前記他無線装置から送信され、
    前記無線受信部は、前記転送対象データとともに前記ホップ回数を受信し、
    前記転送制御部が前記転送対象データを前記無線送信部から送信する場合に、前記無線受信部が受信した前記ホップ回数を更新し、更新した前記ホップ回数を、前記データ特定情報に関連づけて前記記憶部に記憶するホップ回数記憶処理部(S1000)を備え、
    前記転送制御部は、前記無線受信部が受信した前記転送対象データに対応する前記データ特定情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記ホップ回数記憶処理部が更新した前記ホップ回数が、前記ホップ回数が更新される前に前記憶部に記憶されている前記ホップ回数より、前記ホップ回数が少ないことを示していることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部から送信することを特徴とする無線通信装置。
  10. 請求項において、
    前記転送制御部は、前記無線受信部が受信した前記転送対象データに対応する前記データ特定情報が前記記憶部に記憶されている場合、前記転送対象データを前記無線送信部から送信せず、前記無線受信部が受信した前記転送対象データに対応する前記データ特定情報が前記記憶部に記憶されていない場合、前記転送対象データを前記無線送信部から送信することを特徴とする無線通信装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項において、
    前記無線通信装置および前記他無線装置が、互いに異なる車両で用いられ、
    前記転送制御部は、前記無線受信部が前記他無線装置から前記転送対象データを受信した場合に、前記他無線装置が前記無線通信装置の進行方向前方に存在しているか否かを判断し、前記他無線装置が前記無線通信装置の進行方向前方に存在していないと判断したことに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部から送信しないことを特徴とする無線通信装置。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項において、
    前記無線通信装置および前記他無線装置が、互いに異なる車両で用いられ、
    前記テーブル更新部は、前記無線受信部が前記他無線装置から前記転送対象データを受信した場合に、前記他無線装置が前記無線通信装置の進行方向前方に存在しているか否かを判断し、前記他無線装置が前記無線通信装置の進行方向前方に存在していないと判断した場合、無線受信部が前記他無線装置から受信した前記転送対象データに基づいた前記メトリクステーブルの更新を行わないことを特徴とする無線通信装置。
  13. 請求項1〜1のいずれか1項において、
    前記メトリクス演算部は、前記他無線装置から受信した電波の最終受信時刻、電波強度、前記他無線装置と前記無線通信装置までの距離の少なくとも1つを用いて前記メトリクスを演算することを特徴とする無線通信装置。
  14. 請求項13において、
    前記メトリクス演算部は、前記他無線装置から受信した電波の最終受信時刻を用いて前記メトリクスを演算することを特徴とする無線通信装置。
  15. 転送対象データを受信する無線受信部(42A)と、前記無線受信部が受信した前記転送対象データを送信する無線送信部(42B)とを備えた無線通信装置であって、
    前記無線受信部が、他の前記無線通信装置である他無線装置から受信した電波に基づいて、前記他無線装置との通信成功率を表す指標としてメトリクスを逐次演算するメトリクス演算部(S200)と、
    前記メトリクス演算部が前記メトリクスを演算したことに基づいて、前記メトリクスを前記他無線装置に対応させたメトリクステーブルにおいて、前記無線受信部が受信した前記電波を送信した前記他無線装置に対応するメトリクスを、前記メトリクス演算部が演算した前記メトリクスに更新するテーブル更新部(S300)と、
    前記無線受信部が前記転送対象データを受信した場合に、前記メトリクステーブルに含まれている前記メトリクスに対して、それぞれ、通信成功率が高いことを示す良好通信範囲内にあるか否かを判断し、前記良好通信範囲内にある前記メトリクスの数が、予め設定された転送実行範囲内の数であることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部からブロードキャスト方式で送信する一方、前記良好通信範囲内にある前記メトリクスの数が、前記転送実行範囲外の数であることに基づいて、前記転送対象データを前記無線送信部から送信しない転送制御部(S600、S600A)と、を含み、
    前記メトリクス演算部は、前記他無線装置から受信した電波の最終受信時刻を用いて前記メトリクスを演算することを特徴とする無線通信装置。
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