JP6370991B2 - 802.11局における、ap調整された動的な感度制御 - Google Patents

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    • H04W84/12WLAN [Wireless Local Area Networks]

Description

本明細書に記載の実施形態は、一般にワイヤレス通信方法およびデバイスに関し、より詳細には、ワイヤレス局のためのクリアチャネルアセスメント(CCA)のしきい値を管理するための方法およびデバイスに関する。
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)技術は、過去10年間で大幅に成熟しており、引き続き良好に機能しているが、最も基本的なサービスに対して許容可能な性能を提供するのに苦労するシナリオがある。特に、高密度展開のシナリオでは、性能が劣化する可能性がある。この劣化の主な原因の1つは、WLANが通常動作する免許不要(unlicensed)帯域内のデバイスの過密状態である。
一般に、ワイヤレスネットワークは、ワイヤレス局がワイヤードネットワークにワイヤレスに接続することを可能にするワイヤレスアクセスポイントを備える。ワイヤレス局は、たとえば802.11ワイヤレスプロトコルを介してワイヤレスネットワークにワイヤレスに接続する機能を有するデバイスである。
衝突の可能性を緩和するために措置が講じられない限り、密度の増加は2つのワイヤレス送信間の衝突の可能性を増加させる。
衝突の可能性を低減しようとする1つの手法は、チャネルを使用する前に、局(STA)が、チャネルが使用可能であるかどうかを決定するためにチャネルを感知することである。これは、他のSTAからの着信する送信に対する局の感度を定義するために使用されるパラメータであるクリアチャネルアセスメント(CCA)しきい値によってしばしば支配される。
ワイヤレス局の性能は、アクセスポイントからの距離、および使用するCCAしきい値によって異なり得る。より高いCCAしきい値を有する局は、ネットワーク内の別の局と同時に送信する可能性がより高く、したがってパケット衝突を引き起こす。
したがって、いくつかのシナリオでは、いくつかの局(たとえば、攻撃的なCCAしきい値を使用し、したがってネットワーク内の他の局に対してあまり敏感でないアクセスポイントにより近いものなど)は、アクセスポイントとの通信を支配し、ネットワークの端にある局に損害を与える可能性がある。これは、ネットワークユーザ間の不公平につながるだけではなく、ネットワーク全体のスループットの全体的な低下につながる。したがって、ネットワーク全体の公平性およびスループットを向上させるために、アクセスポイントおよび/または局を管理するための方法が必要とされている。
本発明は、図面と併せて以下の詳細な説明を読めば、より完全に理解および評価されるであろう。
ある実施形態による、2つのワイヤレスネットワークを示す図。 ある実施形態による局を示す図。 ある実施形態によるアクセスポイントを示す図。 ある実施形態による、複数の局とアクセスポイントとの間の一連のメッセージを示す図。 ある実施形態による、ワイヤレス局を管理する方法を示す図。 ある実施形態による、アクセスポイントを操作する方法を示す図。
一実施形態によれば、1つまたは複数のワイヤレス局と送信チャネルを介して通信するためのワイヤレスアクセスポイントを備えるワイヤレスネットワークを管理するための方法がある。本方法は、ワイヤレスアクセスポイントが、ネットワーク性能を監視することと、ネットワーク性能が限界値を下回る場合、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作するようにワイヤレス局のうちの1つに指令を発行することとを備える。
本指令は、たとえばパケット衝突を引き起こすことによって、ネットワーク性能に悪影響を及ぼしている可能性があることを示す、局への信号または警報である。これは、局でのCCAしきい値の増加によって引き起こされた可能性があり、その結果、局の感度が低下し、したがって、前述のCCAしきい値の変更のために聴覚範囲からプッシュアウトされた可能性があるネットワーク上の他の局からの送信を検出しなくなる。したがって、本発明の実施形態は、ワイヤレスアクセスポイントが、それらの動作がいつネットワーク上の他の局と干渉する可能性があるかを局に知らせることを可能にする。
一実施形態によれば、本方法は、ワイヤレス局からアクセスポイントへ、ワイヤレス局の、以下でCCAと呼ばれるクリアチャネルアセスメントのしきい値を示す信号を発行することを備える。CCAしきい値は、局の現在のCCAしきい値であってもよく、局が利用したいCCAしきい値であってもよい。局は、そのCCAしきい値を増加させ、続いて増加したCCAしきい値をアクセスポイントに報告し得る。次いで、アクセスポイントは、ネットワーク性能に基づいて、送信チャネルがクリアであるとより確実に決定するために対策を講じるように局に指令するかどうかについて決定し得る。代替実施形態では、局は、そのCCAしきい値を増加させる許可を求める要求をアクセスポイントに発行する。許可が与えられた場合、またはパケット衝突を減らすための指令が受信されない場合、局はそのCCAしきい値を増加させる。
さらなる方法によれば、各局はそのCCAしきい値をアクセスポイントに報告し、局のCCAしきい値がネットワークの平均CCAしきい値よりも大きいと決定することに応答して、アクセスポイントは指令を局に発行する。これにより、(他の局が送信しているときに送信することによって)パケット衝突を引き起こす可能性がより高そうな局が、送信チャネルが送信前にクリアであることをより確実に保証するように指令されることを、アクセスポイントが確実にすることが可能になる。代替実施形態では、局はそれらのCCAしきい値を増加させることができ、アクセスポイントは、局がそのCCAしきい値を何回増加させたかを監視し、局がネットワーク内の平均回数を超えてそのCCAしきい値を増加させた場合、局に指令を発行する。これにより、アクセスポイントは、より正常に動作しており、したがってそれらのCCAしきい値をより多くの回数増加させた局を削減することが可能になる。一実施形態では、CCAしきい値の各増加に対する初期CCAしきい値およびステップサイズはあらかじめ定められている。したがって、CCAしきい値が増加された回数は、それぞれの局の現在のCCAしきい値を示す。
ある実施形態によれば、モードは、そのCCAしきい値を制限するワイヤレス局を備える。したがって、指令は、局がネットワーク内の局を依然として検出できることを保証するために、局のCCAしきい値が一定の限界値を超えて上昇しないことを保証する。一実施形態では、CCAしきい値は現在の値から低減される。これは、CCAしきい値の最近の増加に応答している可能性があり、したがって、以前のCCAしきい値への低減であり得る。代替実施形態では、たとえば、局がCCAしきい値を増加させる許可を要求した場合などに、限界値がCCAしきい値の増加を防止する。さらに、限界値は最大CCAしきい値であり得る。
さらなる実施形態によれば、モードは、ワイヤレス局が、送信要求/送信可(RTS/CTS)を起動することを備える。これにより、RTS/CTSが隠れノードによって引き起こされるパケット衝突を防止するので、より高いCCAしきい値を使用することが可能になる。したがって、アクセスポイントが、局がパケット衝突を引き起こしている可能性があると決定した場合、アクセスポイントが送信前にデータを受信可能であることを確実にするために、アクセスポイントは、局にRTS/CTSを起動するように指令し得る。
一実施形態によれば、ネットワーク性能を監視することは、ネットワークのスループットを監視することを備え、限界値はしきい値スループットである。しきい値スループットは、ネットワーク全体に対するしきい値スループットであり得る。これにより、アクセスポイントは、ネットワーク上の他のユーザの動作がネットワークの全体的なスループットを劣化させる可能性がある場合に、局にネットワーク上の他のユーザをより意識するように指令することが可能になる。代替実施形態では、ネットワーク内の局のスループットの分布が監視される。1つまたは複数の局が、平均スループットより低いしきい値量を超えるスループットを有する場合、アクセスポイントは、平均より高いCCAしきい値を有する局に指令を発行し得る。複数の局が平均より高いCCAしきい値を有する場合、指令は、この複数の局のうちの最も高いスループットを有する、または最も高い受信信号強度インジケータを有する局に発行され得る。
ネットワーク性能を監視することは、パケット衝突の数および/または率を監視することを含み得る。衝突の数または率がしきい値限界より大きい場合、アクセスポイントは、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作するように局に指令し得る。
限界値は、ネットワーク性能の変化を考慮に入れるために以前の値に基づき得る。これにより、ネットワーク性能の劣化を検出することが可能になる。たとえば、スループットが監視されている場合、限界値は、特定の量の以前の値からの低減であり得る。たとえば、局がそのCCAしきい値の増加を報告し、アクセスポイントが増加前のスループットと比較してスループットの低下を検出した場合、アクセスポイントは、いつクリアであるかをより確実に決定するように局に指令し得る。代替的に、平均スループットは、時系列にわたって、または移動平均として監視され得、しきい値量を超える低減が指令の発行をトリガし得る。前と同様に、スループットは、ネットワーク全体の平均スループットでもよく、特定の局のスループットでもよい。スループットの代替として、パケット損失または再送信の数が監視され得、増加が指令の発行をトリガし得る。
ある実施形態によれば、局は、アクセスポイントへの送信の成功率を監視し、成功率があらかじめ定められた限界値を超える場合、そのCCAしきい値の増加を示す信号を発行する。これにより、性能が高い場合に、局がそのCCAしきい値を動的に増加させることが可能になる。しかしながら、ネットワーク性能に悪影響を与えないことを保証するために、アクセスポイントが依然としてあらゆる変更を追跡していることを保証する。信号は、CCAしきい値を増加させるための要求であり得る。代替的に、成功率があらかじめ定められた限界値を上回る場合、局はCCAしきい値を増加させることができ、信号はCCAしきい値が増加されたことを示す報告であり得る。次いで、アクセスポイントは、局がRTS/CTSなしで増加されたCCAしきい値を続けることが許可されるべきかどうかについて決定し得る。
ある実施形態によれば、局は、アクセスポイントへの送信の成功率を監視し、成功率が下限値を下回ると、局はそのCCAしきい値を低減させる。これは、性能が低下している場合に、局がそのCCAしきい値を適合させることができることを保証する。CCAしきい値を低減することによって、局はネットワーク内の他の局からの送信を検出しやすくなり、したがってパケットの衝突を回避する。
本明細書に記載された上記の実施形態では、局とアクセスポイントとの間の任意の信号または指令は、ペイロードデータ(たとえば、送信されたデータのヘッダ内の)とともに送信されてもよく、別のパケットとして送信されてもよく、ことによると既存のシグナリングメッセージ上にピギーバックされてもよい。
ある実施形態によれば、1つまたは複数ワイヤレス局を備えるワイヤレスネットワークを管理するためのデバイスが提供され、本デバイスは、ネットワーク性能を監視し、ネットワーク性能が限界値を下回る場合、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作するように、ワイヤレス局のうちの1つに指令を発行するように構成されたコントローラを備える。
ある実施形態によれば、本コントローラは、ネットワーク内の局ごとに、局の、以下でCCAと呼ばれるクリアチャネルアセスメントのしきい値の報告を受信するように構成され、局のCCAしきい値がネットワークの平均CCAしきい値よりも大きいと決定することに応答して、指令が局に発行される。
ある実施形態によれば、デバイスはワイヤレスアクセスポイントに組み込まれ得る。
ある実施形態によれば、ワイヤレス局とワイヤレスアクセスポイントとのワイヤレス通信を管理するためのデバイスが提供される。本デバイスは、通信チャネルを介してアクセスポイントと通信し、アクセスポイントからの指令に応じて、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作するように構成されたコントローラを備える。
一実施形態では、コントローラは、以下でCCAと呼ばれるクリアチャネルアセスメントのしきい値を示す信号をアクセスポイントに発行するように構成される。
さらなる実施形態では、モードは、そのCCAしきい値を制限するコントローラを含む。
一実施形態では、モードは、送信要求/送信可を起動するコントローラを備える。
一実施形態では、コントローラは、初期CCAしきい値を定義し、局とアクセスポイントとの間の通信の成功率を監視し、成功率があらかじめ定められた限界値を超える場合、CCAしきい値の増加を示す信号を発行するように構成される。
一実施形態では、コントローラは、成功率が下限値を下回ったときにCCAしきい値を低減させるように構成される。
一実施形態では、デバイスはワイヤレス局に組み込まれ得る。
一実施形態によれば、ワイヤレス局を管理するための方法が提供され、ワイヤレス局は、ワイヤレスアクセスポイントに接続するように構成されている。本方法は、局が、通信チャネルを介してアクセスポイントと通信することと、アクセスポイントからの指令に応じて、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作することとを備える。
本開示では、WLANネットワークの特定の場合が論じられるが、読者は、本開示が他の通信技術に適応され得ることを理解するであろう。
一般的に、802.11規格は、すべてのアドレス指定可能なユニットを「局」(STA)と呼んでいる。インフラストラクチャ設定では、局機能を有するが、すべての分散された局を管理する集中ユニットは、アクセスポイント(AP)と呼ばれる。
図1は、ある実施形態による2つのワイヤレスネットワークを示す。第1のワイヤレスネットワークは、アクセスポイント(AP)100と、3つの局(STA)21、22、23とを備える。局21、22、23は、ワイヤレスチャネルを介してアクセスポイント100とワイヤレスに通信する。第2のネットワークは、第2のアクセスポイント102とワイヤレスに通信する3つの局25、26、27を備える。
第1のネットワーク内に複数の局21、22、23が存在するので、2つ以上の局21、22、23が同時にアクセスポイント100への送信を試み、それによってパケット衝突を引き起こす可能性がある。これを回避するために、局21、22、23は、衝突回避(CSMA/CA)を伴うキャリア検知多重アクセスを利用する。これには、クリアチャネルアセスメント(CCA)が含まれる。
CCAは、任意の送信についてチャネルを監視することを含む。各局21、22、23は、チャネルのエネルギーを周期的に(たとえば、4μs毎に)サンプリングする。局21、22、23がチャネル内でCCAしきい値を超える電磁波を検出すると、局21、22、23はチャネルがビジーであることを検出する。任意のデータの送信は、チャネルが解放されるまで、すなわちチャネルの検出されたエネルギーがCCAしきい値を下回るまで延期される。
CCAしきい値は、局21、22、23の受信機感度を実際上指示(effectively dictate)する。CCAしきい値を下回る信号は実際上検出されない。これは、たとえ受信機のハードウェアがより弱い信号を依然として検出し得るとしても、そうである。したがって、CCAしきい値を増加させると(たとえば、−80dBmから−60dBmに)、受信機の感度が実際上低下し、したがって、局21、22、23が他の局21、22、23からの信号に対してあまり「敏感」ではなくなる。
局21、22、23またはアクセスポイント100のCCAレベルが増加された場合、チャネルが他のデータトラフィックから「解放されている」かどうかを決定するための、したがって、局またはアクセスポイント100自体が送信し得るかどうかを決定するための、局またはアクセスポイントによって使用されるしきい値が増加される。これは、そのような増加に続いて、局21、22、23またはアクセスポイント100が、CCAしきい値の増加が有効な信号として分類される前に、チャネル内に存在し得るそれらの信号を無視する(そして、それの検出は、その結果、局21、22、23またはアクセスポイント100がそれ自体の送信アクティビティを抑制することにつながる)が、CCAしきい値の増加に続いて、新しいCCAしきい値を下回る(結果として、もはや局21、22、23またはアクセスポイント100からの送信を禁止しない)ことを意味する。これらの信号は単に除外される。関係する信号は、CCAしきい値の増加前に、その時に有効なCCAしきい値をわずかに上回っていた信号であり、遠隔局25、26、27からの信号であることが多い。
上述の方法でCCAしきい値化を適合させることは、近接したネットワーク間の干渉を防止するのに役立つことが理解されよう。図1の場合、第1および第2のネットワークは近接して配置されている。第1のCCAしきい値(破線)および第2のより高いCCAしきい値(点線)について、局21の有効検出範囲が示されている。第1のCCAしきい値により、局21は、第1のネットワーク内の他のすべての局22、23、ならびにアクセスポイント100からの信号を検出することができる。CCAしきい値が第1のしきい値から減少される場合、第2のネットワークからの信号が検出され、それによって、たとえアクセスポイント100が自由に信号を受信できても、局21が送信することが防止される可能性がある。
局21がアクセスポイント100の近くに配置されているので、アクセスポイント100から強い信号が受信される。したがって、CCAしきい値は、アクセスポイント100との直接通信を干渉せずに比較的高く増加され得る。しかしながら、そのような増加が実施された場合、ネットワークの局22、23によるデータ送信は局21によってもはや検出されない。局22および/または23がすでにデータを送信している間に局21がデータ送信を開始する可能性は、結果として増加した。これは、ネットワーク内のアクセスポイント100/におけるパケット衝突の増加をもたらす。これは、図1に示されており、第2のCCAしきい値(点線)の範囲はアクセスポイントを包含するが、ネットワーク内の残りの局22、23は包含しない。
CCAしきい値は、一般的に、比較的控えめに/低く設定される。局21のCCAしきい値を増加させることによって、局21とアクセスポイント100との間のスループットが増加され得ることが理解されよう。これはもちろん望ましいことであるが、それは欠点なしにはあり得ない。特に、ネットワーク内の任意の局21、22、23とアクセスポイント100との間のデータトラフィックの増加は、ネットワーク内の他の局とアクセスポイント100との間のデータトラフィックを抑制する可能性がある。これは、局23などの「エッジユーザ」(ネットワークデータトラフィックに単に参加することを可能にする方法で、アクセスポイント100から離れた場所に位置する局)のスループットの低下につながる可能性がある。これは、局21が局23よりも優先して処理されることにつながるだけでなく、ネットワーク全体のスループットの全体的な低下につながる可能性もある。したがって、特に競合する局21、22、23間の公平性を向上するために、ネットワーク内の局21、22、23に対するCCAしきい値の最適化を可能にする方法が必要とされている。
CCAはパケットの衝突を実際上回避する。しかしながら、隠れノード、すなわち、ネットワークデータトラフィックに参加しているが、ネットワーク内のすべての局によってそのように認識されているとは限らないノードの場合は、衝突を回避することはできない。局21が第2のCCAしきい値(図1において点線で示される)を使用する場合、局22および23によって生成されたデータトラフィックは、もはや局21によってそのように認識されなくなる。このシナリオでは、局22および23は、隠れノードである。
パケット衝突を回避するさらなる方法は、送信要求/送信可(RTS/CTS)を使用する仮想キャリアセンシングである。RTS/CTSでは、局21、22、23は、アクセスポイント100に送信する許可を要求する。次いで、アクセスポイント100は、いつ自由に送信を受信することができるかを示す信号を送信する。これは、たとえ隠れノードの場合であっても、チャネルがいつクリアであるかを局21、22、23に通知する。RTS/CTSには、より高密度のネットワークシナリオやより広域の帯域幅のシナリオなどの場合は特に、いくつかの利点があるが、追加のオーバーヘッドが発生する。
図2は、局21をさらに詳細に示す。局21は、ワイヤレスネットワークインターフェース210、クリアチャネルアセスメント(CCA)モジュール222および送信要求/送信可(RTS/CTS)モジュール224を備えるコントローラ220、およびメモリ230を備える。ワイヤレスネットワークインターフェース210は、アンテナ215に結合される。
ワイヤレスネットワークインターフェース210は、無線周波数スペクトルで定義された複数の無線周波数チャネルの1つまたは複数上でアンテナ215を使用して信号を送受信するように動作可能である。コントローラ220は、図1に関連して上述したように、たとえば、局またはアクセスポイントに通信プロトコルに従って信号を送受信するようにワイヤレスネットワークインターフェース210を管理するように構成される。コントローラは、メモリ230と通信可能に接続されている。CCAモジュール222は、図1に関連して説明したように、アクセスポイント100におけるパケット衝突を低減するために、チャネルがいつクリアになるかを決定する。RTS/CTSモジュール224は、図1を参照して説明したように、RTSおよびCTSパケットの交換を制御する。
図3は、アクセスポイント100をさらに詳細に示す。アクセスポイント100は、ワイヤレスネットワークインターフェース310、クリアチャネルアセスメント(CCA)モジュール324、送信要求/送信可(RTS/CTS)モジュール324(図2に関連して説明した)、およびネットワーク性能モジュール326を備えるコントローラ320、ならびにメモリ330を備える。ワイヤレスネットワークインターフェース310は、アンテナ315に結合されている。アクセスポイント100は、ネットワークを管理することが可能であり、ネットワークを管理するように構成されている点を除いて、ちょうど局21と同様に機能する。ネットワーク性能モジュール326は、ネットワーク性能を監視し、局がいつネットワーク性能に悪影響を及ぼし得るかを決定する。
アクセスポイント100および局21、22、23のモジュールによって実行される方法が、以下でより詳細に説明される。これらの方法は、局21のメモリ230および330、ならびにアクセスポイント100にそれぞれ記憶され得るソフトウェアまたはファームウェアコードによって実施され、それぞれのコントローラ220および320(または、それぞれのCCAモジュール222および322、それぞれのRTS/CTSモジュール224および324、またはネットワーク性能モジュール326)によって実行されると、記載された方法を実施することが理解されよう。コントローラ220および324の一部を形成するモジュールへのあらゆる言及は、限定することが意図されるものではなく、代わりに、対応するソフトウェア/ファームウェア指令を実行するときに、コントローラ220および320によってそれぞれ実際に実施される動作/方法として理解されることが意図される。
上述したように、高密度のネットワークシナリオでは、アクセスポイント100により近い局21、22、23は、潜在的にセルエッジユーザよりも優れたスループットを受信する可能性がある。したがって、いくつかの局21、22、23はより高いスループットの恩恵を受けることができる一方で、不利な条件の他の局もあり得る。これは、局21、22、23のうちの他の局よりもアクセスポイント100により近い局21、22、23が、そのようなスループット制限を生じさせるほど非常に高いCCAレベルを選択した場合、アクセスポイント100における全体的なスループットの低下を潜在的に引き起こす可能性がある。
ある実施形態によれば、アクセスポイント100が、局21、22、23によって要求されたCCAレベルの増加を拒否することができる調整メカニズムが使用され、そのような不公平をもたらすか、またはそのような増加の影響を少なくとも緩和することができる。
図4は、一実施形態による、局21、22、23とアクセスポイント100との間の一連のメッセージを示す。アクセスポイント100は、定期的にビーコン信号を送信する。各局21、22、23はビーコン信号を受信し、信号強度がCCAしきい値を上回る(したがって検出可能である)場合、受信ビーコン信号の受信信号強度インジケータ(RSSI)、すなわちRを計算する。これにより、リンク品質の表示が提供される。
R値に基づいて、局21、22、23ごとのコントローラ220は、(適応変調およびコーディングで使用される)初期送信電力(Pt)および変調コーディング方式(MCS)インデックスを設定する。初期CCAしきい値が設定される。本実施形態では、初期CCAしきい値は−82dBmであり、しかしながら、代替の初期値が使用されてもよい。CCAモジュール222は、それが提供される局21、22、23のCCAしきい値を管理するように構成される。各CCAしきい値は、動的な感度制御(DSC)レベルとして表され得る。DSC0は、DSCレベルの「順序」、すなわちCCAレベルが増加された回数を示す下付き文字0を有する初期CCAしきい値である。本出願では、CCAしきい値およびDSCレベルという用語は、交換可能に使用される。一実施形態では、初期DSCレベルは、
である。
上限値Lは、局21、22、23がアクセスポイントに非常に近い場合(すなわち、非常に大きいRSSIが検出される場合)にCCAしきい値が高すぎるように設定されないことを保証するために使用される。これは、アクセスポイント100に近い局21、22、23が、ネットワーク内の残りの局21、22、23を依然として検出できることを保証するために役立つ。アクセスポイント100より離れた局21、22、23が依然として検出されることを保証するために、マージンM0がCCAレベルから差し引かれる。
代替実施形態では、デフォルトのCCAしきい値が最初に設定される(たとえば、−82dBm)。この場合:
である。次いで、後続のDSCレベルは、以下に説明するように計算される。
初期DSCレベル(DSC0)が設定されると、各局21、22、23はパケット送信を開始する。ペイロードデータは、初期CCAしきい値およびRSSIの報告とともに送信される。局21、22、23のいずれかのCCAしきい値が変更される度に、変更を実施する局21、22、23は、新しいCCAレベルをアクセスポイント100に報告する。一実施形態では、ペイロードデータとは別の報告パケット内のアクセスポイント100に送信されたものの中の新しいCCAレベル。代替実施形態では、新しいCCAレベルがペイロードデータとともに送信される。一実施形態では、CCAレベルはデータ送信のヘッダ内で報告される。
送信されたデータパケットがアクセスポイント100によって正常に受信された場合、アクセスポイント100は、確認応答パケット(Ack)を送信する。各局21、22、23のコントローラ220は、受信された確認応答の数をカウントするように構成される。あらかじめ定められた数の送信を介する確認応答の数がしきい値Nに達すると、コントローラ220は、局21、22、23のCCAしきい値の増加を正当化するために送信品質は十分に干渉がないと決定する。一実施形態では、送信成功率があらかじめ定められた限界値を超えると、コントローラ220は、CCAレベルは増加され得ると決定する。これは、アクセスポイント100と局21、22、23との間に強い接続が存在する可能性があるためであり、そのため、スループットを向上させるため、増加を実施する局21、22、23を外部信号に対して感度をさらに低下させるために、CCAしきい値が増加され得る。したがって、しきい値カウントNに達した局21、22、23は、そのDSCレベルを増加させる。
局21、22、23がそのDSCレベルを増加させると、Mの増分がCCAしきい値に加えられる。上限値Lは、局21、22、23がアクセスポイントに非常に近い場合(すなわち、非常に大きいRSSIが検出される場合)にCCAしきい値が高すぎるように設定されないことを保証するために使用される。増分Mが現在のDSCレベルに加えられ、限界値Lと比較される。2つのうち小さい方が選択される。これは、アクセスポイント100に近い局21、22、23が、ネットワーク内の残りの局21、22、23を依然として検出できることを保証するために役立つ。したがって、CCAしきい値のn番目の増加に対して、新しいDSCレベル(DSCn)は次のようになる。
上式で、DSCn-iは、DSCレベルが増加される前のCCAしきい値である。代替の増分値および上限値は、ネットワークの要件に基づいて利用され得る。一実施形態では、増分MはDSCレベルによって変化するので、DSCレベルを迅速に増加させるためにより大きい増分がより低いCCAしきい値に加えられてよいが、CCAしきい値が微調整され得るように、より小さい増分がより高いDSCレベルで加えられる。
上述のように、新しいDSC順序(CCAレベルが増加された回数)とともに、新しいCCAしきい値がアクセスポイント100に報告される。局21、22、23もまた、それらの現在のスループット性能をアクセスポイント100に報告する。アクセスポイント100は、ネットワークの性能を監視し、新しいCCAしきい値が許容可能であるかどうかを決定する。新しいCCAレベルが不公平であると決定された場合(たとえば、ある局のCCAしきい値の増加に伴い、別の局が生成可能なスループットが不十分とみなされるレベルに低下したことが分かったため)、アクセスポイント100は、増加されたDSCレベルに対する許可を拒否するために、拒否信号を局に送信する。この信号は、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に(現在の場合よりも)決定するためのモードで動作するように局に指令する。この指令に応答して、局21、22、23は、その以前のCCAレベルに戻ってもよく、(RTS/CTSモジュール224を介して)RTS/CTSを起動し、増加されたCCAレベルを維持してもよい。この拒否は、局がそのCCAしきい値を増加させた(たとえば、一旦ネットワークトラフィック/スループットの劣化が検出され、この劣化が、局のCCAしきいの増加によって引き起こされると合理的に疑われる可能性がある)後に局21、22、23に送信されてもよく、または局21、22、23によって送信され、アクセスポイント100で受信されたCCAしきい値を増加させる許可を求める要求に続いて送信されてもよいことが理解されよう。
上述したように、選択的な局21、22、23に対するCCAレベルの積極的な増加は、アクセスポイント100のスループットの低下を招く可能性がある。局のDSCレベルが増加した後で、アクセスポイント100がネットワークの全体的なスループットの低下を検出した場合、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するように局に指令するために、アクセスポイント100は、信号を局21、22、23に送信する。したがって、局21、22、23は、パケット衝突の数を減らそうとするために、DSCレベルおよび/または起動されたRTS/CTSの最新の増加の前に使用されたCCAしきい値に戻る。指令は実際上、より高いCCAしきい値の無制限使用に対する許可の拒否である。
さらに、または代替として、アクセスポイント100は、ネットワーク内の局21、22、23のうちの1つまたは複数の性能が低下している場合、送信チャネルがクリアであるかどうかをより確実に決定するための指令を発行し得る。局21、22、23のうちの1つがあらかじめ定められたしきい値を下回るスループットを有し、全体のスループットがネットワークしきい値を超えている場合、これは、ネットワーク内の残りの局21、22、23のうちの1つまたは複数が、それらのCCAしきい値が高く設定しすぎている可能性があることを示し得る。したがって、局21、22、23のうちの1つが次にそれらのCCAしきい値を増加させるとき、アクセスポイント100は、より高いCCAしきい値の無制限使用を拒否する信号を発行する。代替実施形態では、損失の数または損失率および/または送信成功率のしきい値が、ネットワーク性能の指標として使用される。
さらなる実施形態では、アクセスポイント100は、性能メトリックを記憶することによってネットワーク性能を監視する。これは、局単位でもよく、セル単位でもよい。性能メトリックは、特定のウィンドウ、たとえば、ある時間の期間またはパケットの数の平均である。性能メトリックは、平均スループット、損失、再送信、またはウィンドウ上の平均性能の他の任意の指標であり得る。平均性能が以前の性能と比較して低下した場合、アクセスポイント100は、送信チャネルがクリアであるかどうかをより確実に決定するために、局21、22、23のうちの1つに指令を発行する。再送信または損失が監視されると、再送信または損失の増加によって性能の低下が示される。
あるいは、局21、22、23が、低スループットまたはパケット衝突の増加など、性能が低下している場合、局21、22、23は、この性能低下をアクセスポイント100にフラグで通知し得、次いで、アクセスポイント100は、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するために、いくつかの将来のDSCレベルの増加を抑えるか、またはネットワーク内の残りの局21、22、23に1つまたは複数に信号を送信するかについて決定し得る。これは図4に示されており、局22が、衝突数の増加をアクセスポイント100に報告する。この性能の低下に照らして、パケット衝突の数を減らすために、アクセスポイント100は、局21に、その以前のDSCレベルに戻るか、RTS/CTS起動するかを指令する。
図4の衝突の増加は、確認応答カウンタがあらかじめ定められたしきい値Nに達していないことによって表される。代替実施形態では、局21、22、23は、別々のエラーカウンタを維持し、エラーの数がしきい値に達した場合、性能低下を報告する。
アクセスポイント100は、性能低下のすべての報告に応答して、DSCレベルの増加を抑える必要はない。アクセスポイント100は、性能低下がネットワーク全体のDSCレベルの不公平な分配(unfair distribution)によるものかどうかについて決定し得る。一実施形態では、アクセスポイント100は、性能低下を報告している局21、22、23のDSCレベルに基づいて、より感度の高いモードで動作するように指令を発行するかどうかを決定する。局21、22、23のDSCレベルが限界値を下回る場合、アクセスポイント100は、局21、22、23のうちの1つに、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作するように指令を発行することを決定する。一実施形態では、この限界値はあらかじめ定められたDSCレベルまたは順序である。代替実施形態では、この限界値は、ネットワーク内の残りの局21、22、23のDSCレベルに依存する。
アクセスポイント100は、そのDSCレベルを増加させるか、そうすることを提案する正に次の局21、22、23に指令を発行する必要はなく、または実際に最後の局21、22、23にそのDSCレベルを増加させるように指令を出す必要はない。一実施形態では、アクセスポイント100は、DSCレベルの順序を考慮するように構成される。上述したように、DSCレベルの順序は、所与の局が動作している初期DSCレベルを超える増分の数である。したがって、DSC4の順番は4である。局21、22、23が平均より高いDSC順序を報告する場合、アクセスポイント100はこの局21、22、23に指令を発行することを選択し得る。一実施形態では、アクセスポイント100は、平均より高いDSC順序を有する、すなわち、それらのCCAしきい値に平均増分数を超えて追加した局21、22、23に指令を発行することを優先する。当然のことながら、局21、22、23がそのDSCレベルを減少させると、局21、22、23はそのDSC順序も減少させる。
代替実施形態では、アクセスポイント100は、DSC順序を考慮する代わりに、局が平均より高いCCAしきい値を有する場合に送信チャネルがクリアであるかどうかをより確実に確認するように指令を発行する。そうは言っても、強いRSSIを受信する局21、22、23は、その高い初期CCAしきい値を設定することができるが、性能が低く、したがってそのCCAしきい値を増加させない(すなわち、ゼロのDSC順序を有する)ので、DSC順序を考慮することが有利である。したがって、DSC順序は、局21、22、23がどの程度良好に動作しているかを示す良い指標である。
上記の実施形態では、アクセスポイント100から低いネットワーク性能を示す信号が受信された場合、CCAレベルが上げられ、次いで以前のレベルに戻される(または、RTS/CTSが起動される)。代替実施形態では、より高いCCAしきい値が望まれると決定する局21、22、23は、そのCCAしきい値を増加させる許可を要求するために信号をアクセスポイント100に送信する。許可が与えられると、局21、22、23はそのCCAしきい値を増加させる。すべてのアクセスポイント100がネットワーク内の局21、22、23のCCAしきい値を管理するように構成されるとは限らないので、局21、22、23はあらかじめ定められた時間の期間にわたって待機し、拒否が受信されない場合、CCAしきい値が増加される。
上記で簡単に説明したように、拒否を受信すると、局21、22、23は2つの選択肢を有する。局21、22、23は、そのCCAしきい値を減少させることもでき、またはより高いCCAしきい値を維持し、RTS/CTSモジュール224を介してRTS/CTSを起動することもできる。RTS/CTSを起動することによって、局21、22、23は隠れノードの問題を回避するが、オーバーヘッドが増加される。以前のCCAしきい値に戻ることによって、局21、22、23はより広い干渉範囲を監視することに戻り、したがって、局21、22、23がより広いセットの局21、22、23をリッスンすることを可能にすることによって隠れノードの可能性を低減する。いずれの方法もネットワーク全体の公平性を向上させる。
本発明の実施形態は、ネットワーク全体の公平性を保証するために、アクセスポイント100と調整することによって局21、22、23でCCAレベルを適応的に設定する。アクセスポイント100は、ネットワークのスループット性能、および各局21、22、23のスループットを個々に監視し、局21、22、23のうちの1つによるCCAしきい値の増加によって性能が著しく影響を受ける場合、アクセスポイントは、それらのCCAしきい値を減少させるか、またはRTS/CTSを起動するために、より高い順序のDSCレベルで動作する局21、22、23に信号を送信する。本実施形態は、ネットワーク全体の公平性を向上させることに加えて、局21、22、23ごとにCCAしきい値を最適化することによって、全体的なアクセスポイント100のスループットを向上させる。
アクセスポイント100および局21、22、23の個々の性能について説明する。
図5は、一実施形態による、ワイヤレス局を管理する方法を示す。局は、アクセスポイントからビーコンをチャネルで監視することによって開始する410。ビーコンが受信されると412、RSSIが計算され、それによって、図4に関して上述したように、送信電力、MCSインデックス、および初期CCAしきい値が設定されることが可能になる。
次いで、局は、RTS/CTSが有効にされているかどうかを決定する414。RTS/CTS414が有効にされていない場合、局のために現在設定されているCCAしきい値を超える信号がチャネル内で検出されない場合は、局はアクセスポイントにペイロードデータを送信する420。RTS/CTSが有効にされている場合、RTSパケットがアクセスポイントに送信される416。次いで、局はCTSパケットが受信されたかどうかを確認する418。CTSパケットが受信されない場合、RTS/CTSが依然として有効であるかどうかを確認するために、方法はステップ414にループバックする。CTSパケットが受信された場合、局はペイロード420を含むデータパケットを送信する。
データパケットが一旦送信されると420、局は、アクセスポイント422からの受信確認応答(Ack)を確認する。確認応答が受信されない場合、エラーカウントが増加される424。次いで、局は、エラーカウントがあらかじめ定められたしきい値Ne以上であるかどうかを確認する426。あらかじめ定められたしきい値は、エラーのしきい値率でもよく、しきい値数でもよい。あらかじめ定められたしきい値に達していない場合、RTS/CTSが依然として有効にされているかどうかを確認するために、局はステップ414にループバックする。あらかじめ定められたしきい値に達した場合、またはそれを超えた場合、CCAレベルは1ステップ、すなわちMだけ低減され、エラーカウンタはリセットされる428。次いで、新しいDSCレベル(DSCn)は、次のようになる。
上式で、DSCn-iは以前のDSCレベルである。次いで、局は、RTS/CTSが起動されているかどうかを確認するためにステップ414にループバックし、その後、アクセスポイントにさらなるデータを送信する。
データパケットが正常に送信されると、アクセスポイントから確認応答が受信される。この場合、確認応答カウント(Ack_count)は増加される430。次いで、局は、確認応答カウントがあらかじめ定められたしきい値Na以上であるかどうかを確認する432。本実施形態では、確認応答カウントのしきい値はエラーカウントのしきい値と等しい。しかしながら、代替実施形態では、これらのしきい値が異なる。
確認応答カウントがあらかじめ定められたしきい値Na未満である場合、RTS/CTSが起動されているかどうかを確認するために、局はステップ414にループバックし、その後、アクセスポイントにさらなるデータを送信する。あらかじめ定められたしきい値は、受信された確認応答のしきい値率でもよく、しきい値数でもよい。確認応答カウントがしきい値に達すると、DSCレベルが増加され434、確認応答カウンタがリセットされる。新しいDSCレベルは次の通りである。
増加したDSCレベルは、アクセスポイントに報告される436。次いで、局は、より高いDSCレベルの無制限使用に対して許可が与えられているかどうかを決定する438。許可の拒否が受信されない場合(または、許可が与えられたことを示す信号が受信された場合)、局は、より高いDSCレベルを引き続き利用する440。
許可が拒否された場合、局は、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作する指令を受信する。この指令が受信された場合、局は、RTS/CTSが有効にされているかどうかを確認する442。RTS/CTSが有効にされていない場合、局はRTS/CTSを有効にし、次いで、より高いDSCレベルを利用し続ける444。RTS/CTSが有効にされている場合、RTS/CTSは無効にされ446、DSCレベルは以前のレベルに戻される448。一旦DSCレベルの決定がアクセスポイントによって、および局によって行われると、RTS/CTSが有効にされているかを確認するために本方法はステップ414にループバックし、パケットの送信を継続する420。
この方法により、局がその性能を最適化するためにCCAしきい値を動的に変化させることが可能になる。しかしながら、どの局も、CCAしきい値をあまり高くしすぎてネットワーク上の他のユーザに損害を与えることがないようにする。
図6は、一実施形態によるアクセスポイントを操作する方法を示す。アクセスポイントは、DSCレポートの受信を待つことによって開始する510。DSCレポートは、ビーコンに基づいて初期DSCレベルを設定する局に応じて、またはDSCレベルの変化のために受信され得る。アクセスポイントは、ネットワーク性能を監視する。ネットワーク内の局からDSCレポートが受信されると520、アクセスポイントは、DSCレベルの増加前およびDSCレベルの増加後のネットワーク性能を比較する530。
ネットワーク性能があらかじめ定められた量よりも低下しない場合、アクセスポイントは、より多くのDSCレポート520を受信するのを待つ。ネットワーク性能があらかじめ定められた量を超えて低下する場合、アクセスポイントは、どの局が平均より高いDSC順序およびスループットを有するかを決定する540。これは、DSCとスループットの順に局を順序付けすることによって達成される。比較的高い(たとえば、平均より高い)DSCレベルを有する局からDSCレベルの増加を示すDSCレポートが受信された場合、RTS/CTSが有効にされずに増加したDSCレベルの使用を拒否するために、信号が局に送信される560。したがって、以前のDSCレベルに戻るか、RTS/CTSを起動するかは、局に任される。DSCレポートが上位の順の局からではない場合、アクセスポイントはさらなるDSCレポートを受信するのを待つ520。
代替実施形態では、各局の再送信率が比較され、そのDSCレベルを増加させるための局からの要求の受入れまたは拒否は、局の再送信率に基づく。局の再送信率が平均再送信率よりも低い場合、要求は拒否される。再送信率がより高く、DSC順序がより低い局は、不公平を示す。したがって、この実施形態では、DSC順序がより高いあらゆる局のDSCレベルを増加させるための要求は拒否されることになる。
したがって、アクセスポイントはネットワーク性能を監視し、CCAレベルを無制限に増加することは、そのような増加はネットワーク性能に悪影響を与えるので拒否する。上述のように、ネットワーク性能の低下は、ネットワークのスループットの低下によって、あるいはパケットの衝突または再送信の増加によって表され得る。ネットワーク性能の低下は、いくつかの他の局よりもあまりうまく動作しない1つまたは複数の局によって表され得る。アクセスポイントは、局の相対的な性能を監視し、局のスループットまたはエラー率が、平均スループットまたはエラー率より低いあらかじめ定められた量よりも大きい場合、拒否が局に送信され得る。アクセスポイントが、ネットワーク性能が低下した場合はより控えめに動作するように局に指令する場合、さらなるネットワーク性能インジケータが使用され得る。
上記の実施形態では、局21、22、23は、代替実施形態では、アクセスポイント100からの拒否を受信すると、そのCCAレベルを減少させるか、またはRTS/CTSを起動するかを選択するが、代替実施形態では、アクセスポイント100は、拒否を発行するときにこれらの2つの選択肢のうちの1つを指令する。
さらに、いくつかの実施形態は、拒否が受信されると、以前のCCAしきい値に戻る前にCCAしきい値を増加させる(または、RTS/CTSを起動にする)が、代わりに、局21、22、23は、拒否が受信されるかどうかを確認するために待機し、次いで、そのような拒否が受信されないか、または許可が与えられる場合、CCAしきい値を増加させることができる。
本出願は、増加したDSCレベルを「報告する」局21、22、23、および改善されたCCAしきい値を求める許可を「拒否する」アクセスポイントを論じる。代わりに、レポートは、より高いCCAしきい値を引き続き使用する許可(または、CCAしきい値を増加させる許可)を求める要求であると考えられ得る。したがって、要求またはレポートは、より高いCCAしきい値が局21、22、23によって望まれることを示す任意の信号であると考えられ得る。さらに、拒否は、より高いCCAしきい値の継続的で無制限の使用が許可されないこと、またはより一般的には、CCAしきい値の増加がネットワーク性能に悪影響を与える可能性があることを示す任意の信号であり得る。拒否は、局21、22、23が、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作するようにする指令である。
さらに、上記の実施形態では、良好な性能の期間中にDSCレベルが増加した場合にCCAしきい値に加えられる増分は、DSCレベルが減少される場合にCCAしきい値から引かれる増分と同じであるが、これらの増分は、たとえば、局21、22、23がCCAしきい値を増加させるよりも迅速にCCAしきい値を減少させることを可能にするために異なり得る。
上述の任意の、およびすべての実施形態によれば、より公平でより効率的なワイヤレスネットワークが達成され得る。いくつかの実施形態について説明してきたが、これらの実施形態は単なる例示として提示されたものにすぎず、本発明の範囲を限定することが意図されるものではない。実際に、本明細書に記載の新規の方法およびデバイスは、様々な他の形態で実施され得る。さらに、本発明の趣旨から逸脱することなしに、本明細書に記載の方法およびデバイスの形態における様々な省略、置換、および変更が行われ得る。
添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物は、本発明の範囲および趣旨に含まれるようなそのような形態または修正を包含するように意図されている。
以下、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
1つまたは複数のワイヤレス局(21、22、23、24)と送信チャネルを介して通信するためのワイヤレスアクセスポイント(100)を備えるワイヤレスネットワークを管理するための方法であって、前記ワイヤレスアクセスポイント(100)が、
ネットワーク性能を監視することと、
前記ネットワーク性能が限界値を下回る場合、前記送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作するように前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)に指令を発行することと
を備える、方法。
[C2]
前記ワイヤレス局(21)から前記アクセスポイント(100)へ、前記ワイヤレス局(21)の、以下でCCAと呼ばれるクリアチャネルアセスメントのしきい値を示す信号を発行することを備える、[C1]に記載の方法。
[C3]
各局(21、22、23、24)がそのCCAしきい値を前記アクセスポイント(100)に報告し、前記局(21)の前記CCAしきい値が前記ネットワークの平均CCAしきい値よりも大きいと決定することに応答して、前記アクセスポイント(100)が前記指令を前記局(21)に発行する、[C2]に記載の方法。
[C4]
前記モードが、そのCCAしきい値を制限する前記ワイヤレス局(21)を備える、[C1]〜[C3]のいずれか一項に記載の方法。
[C5]
前記モードが、送信要求/送信可を起動する前記ワイヤレス局(21)を備える、[C1]〜[C4]のいずれか一項に記載の方法。
[C6]
前記局(21)が前記アクセスポイント(100)への送信の成功率を監視することをさらに備え、前記局(21)が、前記成功率があらかじめ定められた限界値を超える場合、そのCCAしきい値の増加を示す信号を発行する、[C1]〜[C5]のいずれか一項に記載の方法。
[C7]
前記局(21)が前記アクセスポイント(100)への送信の前記成功率を監視することを備え、前記局(21)が、前記成功率が下限値を下回ると、そのCCAしきい値を低減させる、[C1]〜[C6]のいずれか一項に記載の方法。
[C8]
1つまたは複数のワイヤレス局(21、22、23、24)を備えるワイヤレスネットワークを管理するためのデバイスであって、
ネットワーク性能を監視し、
前記ネットワーク性能が限界値を下回る場合、前記送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作するように、前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)に指令を発行する
ように構成されたコントローラ(320)を備える、デバイス。
[C9]
前記コントローラ(320)が、前記ネットワーク内の局(21、22、23、24)の、以下でCCAと呼ばれる前記クリアチャネルアセスメントのしきい値の報告を受信するように構成され、
前記局(21)の前記CCAしきい値が前記ネットワークの平均CCAしきい値よりも大きいと決定することに応答して、前記指令が前記局(21)に発行される、[C8]に記載のデバイス。
[C10]
[C8]〜[C9]のいずれか一項に記載のデバイスを備えるワイヤレスアクセスポイント。
[C11]
ワイヤレス局(21)とワイヤレスアクセスポイント(100)とのワイヤレス通信を管理するためのデバイスであって、
通信チャネルを介して前記アクセスポイント(100)と通信し、
前記アクセスポイント(100)からの指令に応じて、前記送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定することを可能にするモードで動作するように構成されたコントローラ(220)を備える、デバイス。
[C12]
前記コントローラ(220)が、以下でCCAと呼ばれるクリアチャネルアセスメントのしきい値を示す信号を前記アクセスポイント(100)に発行するように構成される、[C11]に記載のデバイス。
[C13]
前記モードが、そのCCAしきい値を制限する前記コントローラ(220)を備える、[C11]または[C12]のいずれか一項に記載のデバイス。
[C14]
前記モードが、送信要求/送信可を起動する前記コントローラ(220)を備える、[C11]〜[C13]のいずれか一項に記載のデバイス。
[C15]
前記コントローラ(220)が、
以下でCCAと呼ばれる初期クリアチャネルアセスメントのしきい値を定義し、
前記局(21)と前記アクセスポイント(100)との間の通信の前記成功率を監視し、
前記成功率があらかじめ定められた限界値を超える場合、そのCCAしきい値の増加を示す信号を前記アクセスポイント(100)に発行する
ように構成される、[C11]〜[C14]のいずれか一項に記載のデバイス。
[C16]
前記コントローラ(220)が、前記成功率が下限値を下回ったときに前記CCAしきい値を低減させるように構成される、[C11]〜[C15]のいずれか一項に記載のデバイス。
[C17]
[C11]〜[C16]のいずれか一項に記載のデバイスを組み込むワイヤレス局。
[C18]
ワイヤレス局(21)を管理するための方法であって、前記ワイヤレス局がワイヤレスアクセスポイント(100)に接続するように構成され、前記方法は、前記局(21)が、
通信チャネルを介して前記アクセスポイント(100)と通信することと、
前記アクセスポイント(100)からの指令に応じて、前記送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するためのモードで動作することと
を備える、方法

Claims (22)

  1. 1つまたは複数のワイヤレス局(21、22、23)と送信チャネルを介してワイヤレス通信するためのアクセスポイント(100)を備えるワイヤレスネットワークを管理するための方法であって、前記アクセスポイント(100)が、
    ネットワーク性能を監視することと、
    前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)から、このワイヤレス局(21)が高いクリアチャネルアセスメント(CCA)しきい値の使用を望んでいることを示す信号を受け取ることと、
    前記高いCCAしきい値の使用により前記ネットワーク性能が限界値を下回る場合、前記高いCCAしきい値の使用を拒否することを示し、前記送信チャネルがいつクリアであるかを、前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)がより確実に決定するように、前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)における設定を変更するための指令を、前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)に対して発行することと
    を備える、方法。
  2. 前記アクセスポイント(100)は、前記ワイヤレス局(21)から、前記ワイヤレス局(21)の設定としてCCAしきい値を示す信号を受け取ることを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクセスポイント(100)は、ワイヤレス局(21、22、23)から、各ワイヤレス局(21、22、23)のCCAしきい値報告を受け取り
    前記アクセスポイント(100)は、前記ワイヤレスのうちの1つ(21)の前記CCAしきい値が前記ワイヤレスネットワークの平均CCAしきい値よりも大きいと決定することに応答して、前記指令を前記ワイヤレスのうちの1つ(21)に発行する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)における設定は、上限が決められ変更可能なCCAしきい値である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)における設定は、送信要求/送信可を起動するか否かである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)における設定は、CCAしきい値であり、
    前記アクセスポイント(100)は、前記ワイヤレス局(21)が前記アクセスポイント(100)への送信の成功回数または成功率を監視することによって、前記成功回数または成功率があらかじめ定められた限界値を超えたと決定したときに前記ワイヤレス局(21)から、そのCCAしきい値の増加を示す信号を受け取る、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記アクセスポイント(100)は、前記ワイヤレス局(21)から、そのCCAしきい値の増加を示す信号を受け取ることに応じて、監視されている前記ネットワーク性能に基づき、前記CCAしきい値の増加により前記ネットワーク性能に劣化が生じると判断した場合、前記ワイヤレス局(21)に対し、前記指令として、CCAしきい値の増加を許可しない拒否信号を発行する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 1つまたは複数のワイヤレス局(21、22、23)を備えるワイヤレスネットワークを管理するためのデバイスであって、
    ネットワーク性能を監視し、
    前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)から、このワイヤレス局(21)が高いクリアチャネルアセスメント(CCA)しきい値の使用を望んでいることを示す信号を受け取り、
    前記高いCCAしきい値の使用により前記ネットワーク性能が限界値を下回る場合、前記高いCCAしきい値の使用を拒否することを示し、送信チャネルがいつクリアであるかを、前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)がより確実に決定するように、前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)における設定を変更するための指令を、前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)に対して発行する
    ように構成されたコントローラ(320)を備える、デバイス。
  9. 前記コントローラ(320)が、
    前記ワイヤレスネットワーク内のワイヤレス局(21、22、23)CCAしきい値の報告を受信
    前記ワイヤレスのうちの1つ(21)の前記CCAしきい値が前記ワイヤレスネットワークの平均CCAしきい値よりも大きいと決定することに応答して、前記指令前記ワイヤレス局(21)のうちの1つに発行
    ように構成される、請求項8に記載のデバイス。
  10. 前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)における設定は、上限が決められ変更可能なCCAしきい値である、請求項8〜9のいずれか一項に記載のデバイス。
  11. 前記ワイヤレス局のうちの1つ(21)における設定は、送信要求/送信可を起動するか否かである、請求項8〜10のいずれか一項に記載のデバイス。
  12. 請求項8〜11のいずれか一項に記載のデバイスを備えるワイヤレスアクセスポイント。
  13. ワイヤレス局(21)とワイヤレスアクセスポイント(100)とのワイヤレス通信を管理するためのデバイスであって、
    通信チャネルを介して前記ワイヤレスアクセスポイント(100)と通信し、
    前記ワイヤレスアクセスポイント(100)に、高いクリアチャネルアセスメント(CCA)しきい値の使用を望んでいることを示す信号を送り、
    前記高いCCAしきい値の使用を拒否することを示す、前記ワイヤレスアクセスポイント(100)からの指令に応じて、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するための設定に変更するように構成されたコントローラ(220)を備える、デバイス。
  14. 前記コントローラ(220)が、前記CCAしきい値を示す信号を前記ワイヤレスアクセスポイント(100)に発行するように構成される、請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記ワイヤレスアクセスポイント(100)からの指令に応じて変更される設定は上限が決められ変更可能なクリアチャネルアセスメント(CCAしきい値である、請求項13または14のいずれか一項に記載のデバイス。
  16. 前記ワイヤレスアクセスポイント(100)からの指令に応じて変更される設定は、送信要求/送信可を起動するか否かである、請求項13または15のいずれか一項に記載のデバイス。
  17. 前記コントローラ(220)が、
    前記設定として、クリアチャネルアセスメント(CCA)しきい値を設定し、
    前記ワイヤレス局(21)と前記ワイヤレスアクセスポイント(100)との間の通信の成功回数または成功率を監視し、
    前記成功回数または成功率があらかじめ定められた限界値を超える場合、設定された前記CCAしきい値からの増加を示す信号を前記ワイヤレスアクセスポイント(100)に発行する
    ように構成される、請求項1316のいずれか一項に記載のデバイス。
  18. 前記コントローラ(220)が、
    前記設定として、クリアチャネルアセスメント(CCA)しきい値を設定し、
    ワイヤレス局(21)とワイヤレスアクセスポイント(100)とのワイヤレス通信の成功回数または成功率が下限値を下回ったときに前記CCAしきい値を低減させるように構成される、請求項1317のいずれか一項に記載のデバイス。
  19. 請求項1318のいずれか一項に記載のデバイスを組み込むワイヤレス局。
  20. ワイヤレス局(21)を管理するための方法であって、前記ワイヤレス局がワイヤレスアクセスポイント(100)に接続するように構成され、
    前記方法は、前記ワイヤレス局(21)が、
    通信チャネルを介して前記ワイヤレスアクセスポイント(100)と通信することと、
    前記ワイヤレスアクセスポイント(100)に、高いクリアチャネルアセスメント(CCA)しきい値の使用を望んでいることを示す信号を送り、
    前記高いCCAしきい値の使用を拒否することを示す、前記ワイヤレスアクセスポイント(100)からの指令に応じて、送信チャネルがいつクリアであるかをより確実に決定するための設定に変更することと
    を備える、方法。
  21. 前記ワイヤレスアクセスポイント(100)からの指令に応じて変更される設定は、上限が決められ変更可能なクリアチャネルアセスメント(CCA)しきい値である、請求項20に記載の方法。
  22. 前記ワイヤレスアクセスポイント(100)からの指令に応じて変更される設定は、送信要求/送信可を起動するか否かである、請求項20または21のいずれか一項に記載の方法。
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