JP4265329B2 - 狭域無線通信システム、移動通信端末、基地局 - Google Patents
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また、端末局にてアンテナの指向性の制御(ビームフォーミング)機能を有している場合(例えば、特許文献1参照。)や、アクセスポイントの基地局がアンテナビームフォーミング機能を有している場合(例えば、特許文献2参照。)がある。前者の場合には、高品質・大容量の通信が期待でき、また、後者の場合には、各無線LANターミナル同士の干渉を抑えることによって無線回線の通信品質を向上することができる。
そして、移動通信端末は、まず端末アンテナの指向性が制御可能に構成されており、さらに、移動通信端末の現在位置及び移動方向を含む状態パラメータを移動体用広域通信網を介して外部装置へ伝送する状態パラメータ伝送手段を有している。
また外部装置は、基地局毎に、基地局を基準として通信エリアよりも大きな所定範囲である接続領域内における位置と、当該位置において基地局からの搬送波の信号強度が高くなるよう端末アンテナの指向性を向けるべき方向を示す方位情報とを対応づけてなる指向性制御データを記憶する共通データ記憶手段、移動通信端末から移動体用広域通信網を介して伝送されてきた状態パラメータに基づき、移動通信端末がこれから到達予定の基地局に対応する指向性制御データを共通データ記憶手段から抽出し、移動体用広域通信網を介して、状態パラメータを伝送してきた移動通信端末へ伝送する制御データ伝送手段を有している。
そしてさらに、移動通信端末は、外部装置から伝送された前記指向性制御データを記憶する端末側制御データ記憶手段、その端末側制御データ記憶手段に記憶された制御データに基づき、状態特定手段によって特定した当該移動通信端末の現在位置に応じて、端末アンテナの指向性を制御する端末側指向性制御手段を有し、その端末側指向性制御手段は、さらに接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、基地局アンテナと端末アンテナとの間に存在する検知物体によって遮断されないよう端末アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該端末アンテナの指向性制御では基地局との間で適切な無線通信が実現できなければ、端末アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更する。
また、指向性制御データに関しては、外部装置から必要なデータを受け取るようになっているため、移動通信端末内での計算が不要となり、処理負荷の低減の観点で好ましい。あるいは計算する代わりに全基地局に対応するデータを持っていれば計算自体は不要となるが、その場合には、大容量のメモリが必要となる。それに対して本発明では、これから到達予定の基地局に対応する指向性制御データのみを記憶するだけでよく、端末側制御データ記憶手段の記憶容量を小さくできる。
建物のように不動産的態様で存在する障害物の場合は、その障害物によって遮断されないような指向性を予め想定しておくことができる。しかしながら、例えば自動車など、基地局アンテナと端末アンテナとの間に一時的に存在する障害物の場合には、予め想定できない。そこで、本発明では、端末側指向性制御手段が、接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、基地局アンテナと端末アンテナとの間に存在する検知物体によって遮断されないよう端末アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該端末アンテナの指向性制御では基地局との間で適切な無線通信が実現できなければ、端末アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更する。
このようにすれば、リアルタイムで障害物の存在を加味した適切な指向性制御が可能となる。なお、一時的に存在する障害物としては、上述した自動車に限らず、例えば臨時に設置された建物や看板のようなものも考えられる。
そして、移動通信端末は、移動通信端末の現在位置及び移動方向を含む状態パラメータを移動体用広域通信網を介して基地局へ伝送する状態パラメータ伝送手段を有している。
また基地局は、まず基地局アンテナの指向性が制御可能に構成されており、さらに、基地局を基準として通信エリアよりも大きな所定範囲である接続領域内における位置と、当該位置において基地局からの搬送波の信号強度が高くなるよう基地局側アンテナの指向性を向けるべき方向を示す方位情報とを対応づけてなる指向性制御データを記憶する基地局側制御データ記憶手段、移動通信端末から移動体用広域通信網を介して伝送されてきた前記状態パラメータに基づき、移動通信端末の接続領域内への予想到達位置を推定する到達推定手段、その到達推定手段によって推定した予想到達位置に応じて、アンテナの指向性を制御する基地局側指向性制御手段を有している。
そして、この基地局側指向性制御手段は、さらに接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、基地局アンテナと端末アンテナとの間に存在する検知物体によって遮断されないよう基地局アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該基地局アンテナの指向性制御では移動通信端末との間で適切な無線通信が実現できなければ、基地局アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更する。
そして本発明では、基地局指向性制御手段が、接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、基地局アンテナと端末アンテナとの間に存在する検知物体によって遮断されないよう基地局アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該基地局アンテナの指向性制御では移動通信端末との間で適切な無線通信が実現できなければ、基地局アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更する。
このようにすれば、リアルタイムで障害物の存在を加味した適切な指向性制御が可能となる。
そして、端末側指向性制御手段及び基地局側指向性制御手段は、さらに接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、基地局アンテナと前記端末アンテナとの間に存在する検知物体によって遮断されないよう端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性制御では移動通信端末と基地局との間での適切な無線通信が実現できなければ、端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更する。
そして本発明では、端末側指向性制御手段及び基地局指向性制御手段が、接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、基地局アンテナと端末アンテナとの間に存在する検知物体によって遮断されないよう端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性制御では移動通信端末と前記基地局との間での適切な無線通信が実現できなければ、端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更する。
このようにすれば、リアルタイムで障害物の存在を加味した適切な指向性制御が可能となる。
図1は、第1実施例の狭域無線通信システムの全体構成を示す説明図である。
図1に示すように、本実施例の狭域無線通信システムは、移動体としての車両1に搭載された移動通信端末(以下、単に「端末」と称す。)MSと、自局の通信エリア内に存在する端末MSとの無線通信を行う無線LAN基地局(以下、単に「基地局」と称す。)BSと、(携帯電話無線基地局3を含む)携帯電話網4及びインターネット5を介して基地局BSと通信可能なアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)サーバー6とを備えている。
図2には、移動通信端末MSの概略構成を示す。
移動通信端末MSは、指向性が互いに異なる方向を向くように配置された複数の指向性アンテナ及び一つの無指向性アンテナからなる端末アンテナ11と、無線LAN基地局(以下、単に基地局と称す。)BSへの送信データにより搬送波を変調して送信信号を生成する送信器12と、端末アンテナ11からの受信信号を復調して受信データを生成する受信器13と、送信器12からの送信信号を端末アンテナ11に供給すると共に、端末アンテナ11からの受信信号を受信器13に供給する方向性結合器14と、端末アンテナ11の指向性を制御する指向性制御回路15と、記憶装置16と、制御回路17とを備えている。
記憶装置16は、後述する通信プログラムが予め記憶されているROMや、制御回路17の処理結果や外部装置からの情報(例えば状態パラメータや指向性制御データ等)を格納するためのRAM及びフラッシュメモリ等を備えている。なお、この記憶装置16が「端末側制御データ記憶手段」に相当する。
なお、端末MSへ提供される(ナビゲーション装置30からの)現在位置、車両方位角、現在時刻等の情報及び(車速センサー36からの)車速が「状態パラメータ」に相当し、この状態パラメータは、制御回路17によって記憶装置16に格納される。
図3は、基地局BS及びASPサーバー6の概略構成を説明するブロック図である。
基地局BSは、無指向性の基地局アンテナ21と、端末MSへの送信データにより搬送波を変調して送信信号を生成する送信器22と、受信信号を復調して端末MSからの受信データを生成する受信器23と、送信器22からの送信信号を基地局アンテナ21に供給すると共に、基地局アンテナ21からの受信信号を受信器23に供給する方向性結合器24と、各種データを格納する記憶装置25と、周知のマイクロコンピュータを中心に構成され、端末MSとの間で送受されるデータに基づく各種処理等を実行する制御回路27とを備えている。
次に、本第1実施例の指向性制御に関し、図4の通信シーケンス図及び図5の制御イメージ図を参照して説明する。
そして、端末MSは、ナビゲーション装置30から得た現在位置データに基づき、接続領域に進入したことを判断し、進入した場合には、記憶装置16に記憶されている指向性制御データを用いて端末アンテナ11の指向性制御を開始し(S8)、基地局BSとの通信が確立すると、基地局BSと端末MSは大容量のデータ通信接続状態へ移行する(S9)。
[第1実施例の効果]
(1)このように、端末MSは、基地局BSの通信エリア(ホットスポット)に入る前から端末アンテナ11の指向性を制御するので、そのような制御がなされていない他端末に比べ、アンテナ利得を大きくすることができ、且つ周囲の干渉も抑えることもできる。その結果、基地局BSとの通信に関する競合において有利になり、いち早く接続でき通信品質も維持できることとなり、従来に比して通信品質の向上が期待できる。
(a)図5に例示したように、建物のような不動産的態様で存在する障害物の場合は、立体地図データを参照することで悪影響を避けるような指向性を予め想定しておくことができる。しかしながら、例えば先行車など、基地局アンテナ21と端末アンテナ11との間に一時的に存在する障害物の場合には、立体地図データでは対応できない。その場合には、端末MSが、カメラユニット32にて検出した障害物情報に基づいて指向性制御の補正を行うようにしてもよい。具体的には、図6に例示するように、端末MSが接続領域に入った時点(あるいは少し手前でもよい)でカメラユニット32に対して車両1の前方の障害物の検出を指示する。カメラユニット32は、車両1の前方の状況を撮影するカメラによって得た画像を解析して、車両1の周囲に存在する車両等の障害物を検出する。ここでは、自車に対する障害物の位置や大きさまで検出する。この障害物に関する情報を端末MSはカメラユニット32から取得し、立体地図データに基づいて補正した指向性制御データによる指向性制御をした場合に、その検出した障害物によって電波が遮断されるか否かを判断する。そして、遮断されるのであれば、遮断されないよう端末アンテナ11の指向性をさらに制御する。
図7は、第2実施例の狭域無線通信システムの全体構成を示す説明図である。
図7に示すように、本実施例の狭域無線通信システムは、移動体としての車両1に搭載された端末MSと、自局の通信エリア内に存在する端末MSとの無線通信を行う基地局BSと、(携帯電話無線基地局3を含む)携帯電話網4及びインターネット5を介して基地局BSと通信可能な無線LANサーバー106とを備えている。
図8には、第2実施例の場合の移動通信端末MSの概略構成を示す。
上記第1実施例の場合、端末MS側で端末アンテナ11の指向性制御を実行するために、端末アンテナ11は指向性が互いに異なる方向を向くように配置された複数の指向性アンテナ及び一つの無指向性アンテナからなっていた。そして、図2に示すように、その端末アンテナ11の指向性を制御するための指向性制御回路15を備えていた。
図9は、基地局BS及び無線LANサーバー106の概略構成を説明するブロック図である。
また、本実施例の場合、基地局BSの記憶装置26又は無線LANサーバー106の記憶装置163が「基地局側制御データ記憶手段」に相当する。
次に、本第2実施例の指向性制御に関し、図10の通信シーケンス図及び図11の制御イメージ図を参照して説明する。
(1)このように、端末MSは、端末MSの現在位置及び移動方向を含む状態パラメータを基地局BSへ伝送し、その状態パラメータを受け取った基地局BSでは、その状態パラメータに基づき端末MSの接続領域内への予想到達位置を推定する。そして、その推定された予想到達位置に応じて基地局アンテナ21の指向性を制御する。そのため、そのような制御対象とされていない他端末に比べ、制御対象となった端末MSについてはアンテナ利得を大きくすることができ、且つ周囲の干渉も抑えることもできる。その結果、基地局BSとの通信に関する競合において有利になり、いち早く接続でき通信品質も維持できることとなる。そして、基地局BS側で基地局アンテナ21の指向性を制御しているため、回線容量の増加も期待できる。
(a)第1実施例の場合には、端末MSがナビゲーション装置30から取得した立体地図データを用いて指向性制御データを補正していた(図4のS6参照)が、第2実施例の場合にも、基地局BSが立体地図データを備えるようにし、その立体地図データを用いて指向性制御データを補正するようにしてもよい。
(イ)上記第1実施例では端末MS側で指向性制御を実行し、第2実施例では基地局BS側で指向性制御を実行したが、このように何れか一方でのみ実行するのではなく、端末MS側及び基地局BS側の両方で指向性制御を実行するようにしてもよい。
Claims (10)
- 基地局アンテナを有し、移動通信端末へ無線信号を送る際の搬送波の放射範囲を絞ることで限られた通信エリアを形成する狭域無線用の基地局と、端末アンテナを有し、前記基地局の通信エリアに進入した移動通信端末との間で無線通信を行う狭域無線通信システムであって、
さらに、移動体用広域通信網を介して少なくとも前記移動通信端末と通信可能な外部装置を備え、
前記移動通信端末は、
前記端末アンテナの指向性が制御可能に構成されていると共に、
前記移動通信端末の現在位置及び移動方向を含む状態パラメータを移動体用広域通信網を介して前記外部装置へ伝送する状態パラメータ伝送手段を有し、
前記外部装置は、
前記基地局毎に、当該基地局を基準として前記通信エリアよりも大きな所定範囲である接続領域内における位置と、当該位置において前記基地局からの搬送波の信号強度が高くなるよう前記端末アンテナの指向性を向けるべき方向を示す方位情報とを対応づけてなる指向性制御データを記憶する共通データ記憶手段、
前記移動通信端末から前記移動体用広域通信網を介して伝送されてきた前記状態パラメータに基づき、前記移動通信端末がこれから到達予定の基地局に対応する前記指向性制御データを前記共通データ記憶手段から抽出し、前記移動体用広域通信網を介して、前記状態パラメータを伝送してきた移動通信端末へ伝送する制御データ伝送手段を有し、
前記移動通信端末は、
前記外部装置から伝送された前記指向性制御データを記憶する端末側制御データ記憶手段、
前記端末側制御データ記憶手段に記憶された指向性制御データに基づき、前記状態特定手段によって特定した当該移動通信端末の現在位置に応じて、前記端末アンテナの指向性を制御する端末側指向性制御手段を有し、
前記端末側指向性制御手段は、さらに前記接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、前記基地局アンテナと前記端末アンテナとの間に存在する前記検知物体によって遮断されないよう前記端末アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該端末アンテナの指向性制御では前記基地局との間で適切な無線通信が実現できなければ、前記端末アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更すること
を特徴とする狭域無線通信システム。 - 基地局アンテナを有し、移動通信端末へ無線信号を送る際の搬送波の放射範囲を絞ることで限られた通信エリアを形成する狭域無線用の基地局と、端末アンテナを有し、前記基地局の通信エリアに進入した移動通信端末との間で無線通信を行う狭域無線通信システムであって、
さらに、前記移動通信端末と前記基地局とは移動体用広域通信網を介して通信可能であり、
前記移動通信端末は、
前記移動通信端末の現在位置及び移動方向を含む状態パラメータ、を移動体用広域通信網を介して前記基地局へ伝送する状態パラメータ伝送手段を有し、
前記基地局は、
前記基地局アンテナの指向性が制御可能に構成されていると共に、
当該基地局を基準として前記通信エリアよりも大きな所定範囲である接続領域内における位置と、当該位置において前記基地局からの搬送波の信号強度が高くなるよう前記基地局アンテナの指向性を向けるべき方向を示す方位情報とを対応づけてなる指向性制御データを記憶する基地局側制御データ記憶手段、
前記移動通信端末から前記移動体用広域通信網を介して伝送されてきた前記状態パラメータに基づき、前記移動通信端末の前記接続領域内への予想到達位置を推定する到達推定手段、
前記基地局側制御データ記憶手段に記憶された制御データに基づき、前記到達推定手段によって推定した予想到達位置に応じて、前記基地局アンテナの指向性を制御する基地局側指向性制御手段を有し、
前記基地局側指向性制御手段は、さらに前記接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、前記基地局アンテナと前記端末アンテナとの間に存在する前記検知物体によって遮断されないよう前記基地局アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該基地局アンテナの指向性制御では前記移動通信端末との間で適切な無線通信が実現できなければ、前記基地局アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更すること
を特徴とする狭域無線通信システム。 - 基地局アンテナを有し、移動通信端末へ無線信号を送る際の搬送波の放射範囲を絞ることで限られた通信エリアを形成する狭域無線用の基地局と、端末アンテナを有し、前記基地局の通信エリアに進入した移動通信端末との間で無線通信を行う狭域無線通信システムであって、
さらに、前記移動通信端末と前記基地局とは移動体用広域通信網を介して通信可能であり、
前記移動通信端末は、
前記端末アンテナの指向性が制御可能に構成されていると共に、
前記移動通信端末の現在位置及び移動方向を含む状態パラメータを移動体用広域通信網を介して前記基地局へ伝送する状態パラメータ伝送手段を有し、
前記基地局は、
前記基地局アンテナの指向性が制御可能に構成されていると共に、
当該基地局を基準として前記通信エリアよりも大きな所定範囲である接続領域内における位置と、当該位置において前記基地局からの搬送波の信号強度が高くなるよう前記基地局アンテナの指向性を向けるべき方向を示す方位情報とを対応づけてなる基地局側指向性制御データ、及び、前記接続領域内における位置と、当該位置において前記基地局からの搬送波の信号強度が高くなるよう前記端末アンテナの指向性を向けるべき方向を示す方位情報とを対応づけてなる端末側指向性制御データを記憶する制御データ記憶手段、
前記移動通信端末から前記移動体用広域通信網を介して伝送されてきた前記状態パラメータに基づき、前記移動通信端末の前記接続領域内への予想到達位置を推定する到達推定手段、
前記制御データ記憶手段に記憶された基地局側指向性制御データに基づき、前記到達推定手段によって推定した予想到達位置に応じて、前記基地局アンテナの指向性を制御する基地局側指向性制御手段、
前記制御データ記憶手段に記憶された端末側指向性制御データを、前記移動体用広域通信網を介して、前記状態パラメータを伝送してきた前記移動通信端末へ伝送する制御データ伝送手段を有し、
さらに前記移動通信端末は、
前記基地局から伝送された前記端末側指向性制御データを記憶する端末側制御データ記憶手段、
前記端末側制御データ記憶手段に記憶された端末側指向性制御データに基づき、前記状態特定手段によって特定した当該移動通信端末の現在位置に応じて、前記端末アンテナの指向性を制御する端末側指向性制御手段を有する
し、
前記端末側指向性制御手段及び前記基地局側指向性制御手段は、さらに前記接続領域内に存在する物体を検知する物体検知手段から得た検知データを参照し、前記基地局アンテナと前記端末アンテナとの間に存在する前記検知物体によって遮断されないよう前記端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性を制御するか、あるいは当該端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性制御では前記移動通信端末と前記基地局との間での適切な無線通信が実現できなければ、前記端末アンテナ及び基地局アンテナの指向性制御を一時的に中止して無指向性に変更すること
を特徴とする狭域無線通信システム。 - 請求項1又は3の何れかに記載の狭域無線通信システムにおいて、
前記端末側指向性制御手段は、前記基地局周辺の立体地図データを参照し、前記接続領域内において前記基地局アンテナと前記端末アンテナとの間に存在する建物によって遮断されないよう前記端末アンテナの指向性制御を実行し、
前記立体地図データは、前記移動通信端末が搭載される車両が備えるナビゲーション装置が有するものであること
を特徴とする狭域無線通信システム。 - 請求項1、3又は4の何れかに記載の狭域無線通信システムにおいて、
前記端末側指向性制御手段は、前記検知データを参照した指向性制御を実行し、
前記物体検知手段は、前記移動通信端末が搭載される車両が備えること
を特徴とする狭域無線通信システム。 - 請求項1〜5の何れかに記載の狭域無線通信システムにおいて、
前記物体検知手段は、前記物体を撮影した画像を解析して検知すること
を特徴とする狭域無線通信システム。 - 請求項1〜6の何れかに記載の狭域無線通信システムにおいて、
前記移動通信端末の現在位置は、前記移動通信端末が搭載される車両が備える測位装置が測定した前記車両の位置情報に基づくものであること
を特徴とする狭域無線通信システム。 - 請求項7に記載の狭域無線通信システムにおいて、
前記測位装置は、GPS衛星からのGPS信号に基づき前記車両の位置を算出するものであること
を特徴とする狭域無線通信システム。 - 請求項1〜8の何れかに記載の狭域無線通信システムに用いられる移動通信端末であって、
当該各請求項において移動通信端末に関して記載された構成を備える移動通信端末。 - 請求項1〜8の何れかに記載の狭域無線通信システムに用いられる基地局であって、
当該各請求項において基地局に関して記載された構成を備える基地局。
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