JP6415354B2 - 光ケーブル中継接続用クロージャ - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ心線を有する光ケーブルの中継接続のために用いられるもので、特に、設置現場において、光ケーブルの中継接続の新旧切替作業などが容易にできるとともに、光ファイバ心線の保護にも適した光ケーブル中継接続用クロージャに関するものである。
従来から、光ケーブルの心線の接続に用いられているクロージャは、作業効率や安全面等々から様々な改良がされてきている。例えば、特許文献1に開示されているように、心線の接続や収納等に用いられる個別のトレイを複数枚積層させ、それらを回動自在に連結させたものを複数段に積層させた状態でトレイ収納ケースに収納するといった技術を適用したクロージャがある。
また、例えば、特許文献2に開示されているように、複数のトレイがトレイ収納ケースに積層された状態で収納されていて、これら個々のトレイにおいて心線の接続作業を行う際には、対象のトレイを作業面側へスライドさせる構成となっている。
さらに、特許文献3に開示されているように、内部に配置される複数のトレイが、それぞれ係止部に回動自在に枢着されることで積層されているといった構成のクロージャもあり、これによれば、作業したいトレイとその作業面に対向する多のトレイをお互い反対方向へと回動させれば、作業スペースを確保することができ、作業の度にトレイを引き出す必要が無くなるとしている。
特開2012−8602号公報 特開2007−147876号公報 特開2013−113892号公報
しかしながら、特許文献1や3に開示されている技術は、作業時にトレイを作業面前後方向に回動させる構成であるため、作業スペースが狭いトレイ同士間となってしまうという問題、さらに、トレイの下側に引き通されている心線の確認等を行う際には、作業者は、目視をするためにクロージャの下側に潜り込むような姿勢をとらなくてはならず、作業がやりにくいといった指摘があった。また、トレイが回動自在であることから、トレイの安定性という面でさらなる改善が必要ではないかとも言われている。
そして、特許文献2に開示されている技術は、作業時にトレイを引き出さなくてはならないため、引き出し時に光ケーブルの心線の断線に細心の注意が必要であるため、作業の煩雑さを助長してしまう可能性がある。さらに、実際の作業では、引き出したトレイを別のスペースに置く必要があるため、狭い作業環境でスペースを確保しなければならないという問題もある。
また、図10に示すような、従来の光ケーブルの中継接続に用いられるクロージャ80も、接続トレイ82を矢印方向に取り出して作業台に載せ、作業を行うものであるが、作業途中に接続トレイ82を落としたりすると、瞬断を起こす危険性がある。さらに、このようなクロージャ80は、光ケーブルAから引き剥がしたテープ心線Bを保護するためのスパイラルチューブ84、分岐に用いられる分岐部86、そして、分岐部86に分岐された後の下流側の角チューブ88と、使用しなくてはならず、部品コストが高くなってしまっていた。
その他、図10に示すように、スパイラルチューブ84や分岐部86を構造上、クロージャ10の底面側に配置しなくてはならないため、作業が非常にやりにくいとされている。このように、光ケーブルの中継接続に用いる場合には、心線の断線は、重大な障害に繋がってしまうため、トレイ引き出し時の心線の断線防止や、トレイでの引き通し時の心線の保護に優れたトレイ構造をもったクロージャを開発することが喫緊の課題となっていた。
本発明は、上述の問題を解決するためのもので、心線の接続作業がしやすく、さらに、心線の保護、取扱いに細心の注意を払う必要がある現場で好適に用いることができ、また、製造コストも抑えることができる光ケーブル中継接続用クロージャを提供することを目的としている。
上述の課題に対応するため、本発明は、以下の技術的手段を講じている。
即ち、請求項1記載の発明は、上面が開閉自在のカバーに覆われたスリーブと、既設の中継光ケーブルの心線の下流側を新たに下流側に敷設した新設の中継光ケーブルの心線へと切り替える際に用いる心線切替用トレイと、前記スリーブ内の下面に取り付けられ、前記心線切替用トレイを上面の開口側から上下方向に沿って摺動させることにより、複数積層させた状態で収納可能となるトレイ収納部と、を備え、前記心線切替用トレイは、ベーストレイと、当該ベーストレイの所定箇所に形成された軸止部に複数の個別トレイを回動自在に枢着させることで積層に構成可能とし、前記個別トレイのうちの1つは、前記新設の中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線を一時保留するための心線保留部が形成されるとともに、前記トレイ収納部は、上面視、両端側にそれぞれ上下方向に沿って一対のレール部材が前後方向複層に取り付けられており、当該レール部材に前記ベーストレイの両端部にそれぞれ形成されたレール係合部を嵌め沿わせることで、前記心線切替用トレイを上面の開口側から上下方向に沿って摺動可能とし、前記トレイ収納部の前後両端辺には、作業台を前記トレイ収納部の外縁から外側に突出させた状態で着脱自在に取り付けられる作業台取付部が、前記端辺に沿ってそれぞれ設けられ、前記レール部材の上方向先端には、上側に閉じた終端部が形成され、当該終端部に前記レール係合部の下方向先端近傍に形成された係止部が係止されると、当該係止部を軸として、前記心線切替用トレイが、前後方向所定範囲に回動可能に構成されることを特徴とする光ケーブル中継接続用クロージャである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の光ケーブル中継接続用クロージャであって、前記ベーストレイのうち、上流側の所定位置に前記既設の中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線を保持固定する上流側心線固定部が1又は複数、下流側の所定位置に前記既設の中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線又は前記新設の中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線の何れも保持固定可能な下流側心線固定部が1又は複数形成されていることを特徴としている。
そして、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光ケーブル中継接続用クロージャであって、前記ベーストレイには、前記上流側心線固定部に保持固定されたテープ心線を前記ベーストレイ上で下流側へと引き通すテープ心線引き通しレーンが形成され、さらに、前記上流側心線固定部、前記下流側心線固定部及びテープ心線引き通しレーンの何れも覆える心線保護カバーが、前記心線切替用トレイに取り付けられていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載の光ケーブル中継接続用クロージャであって、前記テープ心線は、前記上流側心線固定部又は下流側心線固定部から前記中継光ケーブルまでの間にかけて、その外周囲を保護チューブにより保護されており、当該保護チューブの終端部近傍にて、前記上流側心線固定部又は下流側心線固定部にそれぞれ保持固定されていることを特徴としている。
次に、請求項5記載の発明は、請求項1〜4何れか1項記載の光ケーブル中継接続用クロージャであって、前記ベーストレイには、その側面部側の所定位置に前記テープ心線引き通しレーンからテープ心線を外部に引き出し可能な心線引き出し口が形成されているとともに、当該心線引き出し口の開口両端部にそれぞれ形成された突起部に軸支され、当該突起部を軸中心に回動することによって、前記心線引き出し口を開閉可能にする引き通し心線保護カバーが取り付けられていることを特徴としている。
また、請求項記載の発明は、請求項1〜何れか1項記載の光ケーブル中継接続用クロージャであって、前記個別トレイには、テープ心線同士を接続させるために用いる心線接続コネクタを収納可能な心線接続コネクタ収納部が形成されていることを特徴としている。
本発明によると、心線切替用トレイをトレイ収納部から引き出した際に、レール部材の終端で止まるように構成されているため、引き出し過ぎによる心線の断線等を防ぐことが可能となる。また、レール部材の終端で心線切替用トレイを作業面の前後方向に回動可能となっているため、トレイに対する作業がしやくす、また、トレイ収納部に収納された状態では、見えにくい心線切替用トレイの下側へのアクセスが容易なものとなり、作業が簡便に行うことができる。
またさらに、心線切替用トレイを構成するベーストレイの上流側及び下流側に心線固定部が形成されているため、中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線を分岐させる分岐部材や、分岐後の別チューブ等を必要としないため、部品数を減らすことができ、製造コストを抑えることができる。さらに、テープ心線を一旦クロージャの底面側に回す必要がなくなるため、作業者のチェック作業の労力を大幅に省くことが可能となる。
そして、多心のテープ心線が、中継光ケーブルから心線固定部までの間、保護チューブにより保護されており、また、その保護チューブの終端近傍で、心線固定部に保持固定される構成となるため、接続作業の工程を大幅に削減させることが可能となる。
さらに、心線固定部や、テープ心線引き通しレーンを覆うことができる心線保護カバーをベーストレイに取り付けることができるため、中継接続されているテープ心線の外部からの衝撃等に起因する断線から保護することが可能となる。また、その心線保護カバーをベーストレイに形成された固定部に固定することで、ベーストレイの外縁から外側に突出させた状態に保つことができるので、トレイ収納部の一番端に収納されているトレイに対して作業を行う際に、この心線保護カバーを作業台の代わりに用いることが可能となる。
そして、ベーストレイに心線引き出し口が形成されているとともに、この心線引き出し口を開閉する引き通し心線保護カバーが取り付けられているため、作業時以外には、引き通し心線保護カバーを閉じた状態でテープ心線を保護し、作業時には、引き通し心線保護カバーを開いて、テープ心線を引き出すというように、保護と作業効率という面で好適に用いることが可能となる。
本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図(d)は斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において、心線切替用トレイをトレイ収納部から引き出した状態を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図(d)は斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において、心線切替用トレイをトレイ収納部から引き出し、作業側の前方向に倒した状態を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図(d)は斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイを示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は背面図、(e)斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイであって、ベーストレイを開いた状態示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は背面図、(e)斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線保護カバーを示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は背面図、(e)は底面図、(f)は斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において、心線切替用トレイに心線保護カバーを覆った状態を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)背面図、(e)は斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる作業台を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において、心線切替用トレイ上の配線状態を示した図で、(a)は接続点がある場合の配線、(b)は接続点がない場合の配線を示した平面図である。 従来の光ケーブル中継接続に用いられていたクロージャでの中継接続の概略を示した図である。 中継光ケーブルの新旧切替作業のイメージ図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイであって、ベーストレイ及び個別トレイをそれぞれ開いた状態示した斜視図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイの配線状態を示した図である。 本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイであって、心線保護カバーを取り付ける状態を示したもので、(a)は軸支部反対側からの斜視図、(b)は軸支部側からの斜視図である。
本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態について図1〜7を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図(d)は斜視図で、図2は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において、心線切替用トレイをトレイ収納部から引き出した状態を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図(d)は斜視図である。
さらに、図3は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において、心線切替用トレイをトレイ収納部から引き出し、作業側の前方向に倒した状態を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図(d)は斜視図で、図4は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイを示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は背面図、(e)斜視図である。
そして、図5は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイであって、ベーストレイを開いた状態示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は背面図、(e)斜視図で、図6は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線保護カバーを示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は背面図、(e)は底面図、(f)は斜視図である。
さらに、図7は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において、心線切替用トレイに心線保護カバーを覆った状態を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)背面図、(e)は斜視図で、図8は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる作業台を示した図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は斜視図である。
そして、図9は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において、心線切替用トレイ上の配線状態を示した図で、(a)は接続点がある場合の配線、(b)は接続点がない場合の配線を示した平面図で、図12は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイであって、ベーストレイ及び個別トレイをそれぞれ開いた状態示した斜視図である。
また、図14は、本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャの実施形態において用いられる心線切替用トレイであって、心線保護カバーを取り付ける状態を示したもので、(a)は軸支部反対側からの斜視図、(b)は軸支部側からの斜視図である。
なお、10は光ケーブル中継接続用クロージャ、12はカバー、14掛け金部材、16はスリーブ、18は心線切替用トレイ、20はトレイ収納部、22はベーストレイ、24は軸止部、26は個別トレイ、28はレール部材、30はレール係合部、32は終端部、34は係止部、36は上流側心線固定部、38は下流側心線固定部、40はテープ心線引き通しレーン、42は心線保護カバー、44は心線保護カバー固定部、46は保護チューブ、48は保護チューブ終端部、50は心線引き出し口、52は突起部、54は引き通し心線保護カバー、56は心線保留部、58は心線接続コネクタ、60は心線接続コネクタ収納部、62は作業台、64は引っ掛け部、66は作業台取付部、68はカバー引っ掛け部、70はカバー留め部、72は分岐部材、74は角チューブ、Aは光ケーブル、Bはテープ心線、Cは心線を示している。
図1に示すように、本実施形態における光ケーブル中継接続用クロージャ10は、まず、上面が開閉自在のカバー12に覆われたスリーブ16と、既設の中継光ケーブルの心線の下流側を新たに下流側に敷設した新設の中継光ケーブルの心線へと切り替える際に用いる心線切替用トレイ18と、スリーブ16内の下面に取り付けられ、心線切替用トレイ18を上面の開口側から上下方向に沿って摺動させることにより、複数積層させた状態で収納可能となるトレイ収納部20を備えている。なお、カバー12は、スリーブ16に設けられている掛け金部材14によりロックされることでスリーブ16を上面から覆うようになっている。
続いて、図4、図5及び図12に示すように、心線切替用トレイ18は、ベーストレイ22と、ベーストレイ22の所定箇所に形成された軸止部24に複数個別トレイ26を回動自在に枢着させることで積層に構成されている。そして、図1に示すように、トレイ収納部20は、上面視、両端側にそれぞれ上下方向に沿って一対のレール部材28が前後方向複層に取り付けられており、このレール部材28にベーストレイ22の両端側に形成されたレール係合部30を嵌め合わせることで、心線切替用トレイ18を上面の開口側から上下方向に沿って摺動可能としている。
そして、レール部材28の上方向先端には、上側に閉じた終端部32が形成され、この終端部32に、レール係合部30の下方向先端近傍に形成された係止部34が係止されると、図2及び図3に示すように、この係止部34を軸として、心線切替用トレイ18が、前後方向所定範囲に回動自在となるよう構成となっている。このような構成であるため、心線切替用トレイ18に対する作業がしやすく、心線の断線等の事故が起こりにくいため、中継接続等のシビアな作業・管理が必要な環境において、非常に好適なものとなる。
続いて、図9、図11及び図1(a)を参照しながら、本実施形態における配線状態を説明する。まず、光ケーブルの中継接続において、新旧切替作業を行う場合は、例えば、図11に示すように、当初から接続点がある場合(クロージャが既設)、そして、接続点がない場合(クロージャを新たに設置)が考えられる。
ここで、接続点がある場合は、心線を既設から新設へと徐々に切り替えて、全ての心線を切り替えた後、既設のケーブルを撤去する工程を踏む。また、接続点がない場合は、既設ケーブルの外被を剥いで心線を露出させ、新規にクロージャを取り付け、その後、心線を切り替えていき、全ての心線を切り替えた後、既設のケーブルを途中でカットして撤去する工程を踏む。
図1(a)に示すように、上流側の光ケーブルAは、光ケーブル中継接続用クロージャ10左側面から挿入固定され、この上流側の光ケーブルAから引き出された中継接続される上流側のテープ心線Bは、5テープを1つの単位として、保護チューブ46(スパイラルチューブ)に保護されながら、1つの心線切替用トレイ18に配線される。なお、上記テープ数は、心線切替用トレイ18の積層されているトレイ数に応じたものであって、その数は、任意に設定すればよいものである。
次に、心線切替用トレイ18上での配線は、図9(a)に示すように、当初から接続点がある場合(クロージャが既設)は、上流側からの心線Cが、心線接続コネクタ収納部60に収納されている心線接続コネクタ58により接続され、下流側へと通されている。一方で、新設(切替)の下流側からの心線Cは、一旦、ベーストレイ22に積層された個別トレイ26の最上層に形成された心線保留部56に保留させておき、切り替え作業を行う際に、該当する心線Cを個別に取り出し、既設の心線Cと切り替えていくといった工程を踏む。
続いて、図9(b)に示すように、接続点がない場合(クロージャを新たに設置)は、上流側の心線Cが光が通っている心線であるため、一旦、テープ心線引き通しレーン40を下流側へと通しておく。また、新設(切替)の下流側からの心線Cは、テープ心線Bの1テープ毎、各層の個別トレイ26へと配線させておく。そして、切り替え作業を行う際に、該当する心線Cを個別に取り出し、既設から新設の心線Cへと、切り替えていくといった工程を踏む。
なお、図1(a)に示すように、心線切替用トレイ18において切替接続された下流側のテープ心線Bも、上流側の光ケーブルAから引き出されたもので、5テープを1つの単位として、保護チューブ46(スパイラルチューブ)に保護されているものである。
次に、心線切替用トレイ18について、より詳細に説明していく。心線切替用トレイ18は、図5及び図12に示すように、ベーストレイ22と、ベーストレイ22の上端側に形成された軸止部24に複数の個別トレイ26を回動自在に枢着させることで積層に構成している。そして、本実施形態では、この積層された状態を1つの心線切替用トレイ18として、複数個、トレイ収納部20に収納させている。
ここで、トレイ収納部20は、図1に示すように、上面視、両端側にそれぞれ上下方向に沿って一対のレール部材28が前後方向複層に取り付けられており、このレール部材28にベーストレイ22の両端側に形成されたレール係合部30(図4参照)を嵌め合わせることで心線切替用トレイ18を収納している。
次に、レール部材28の上方向先端には、図1(c)に示すように、上側に閉じた終端部32が形成され、この終端部32に、レール係合部30の下方向先端近傍に形成された係止部34(図4(a)参照)が係止されると、この係止部34を軸として、心線切替用トレイ18が、前後方向所定範囲に回動自在となるよう構成となっている。
そして、トレイ収納部20に収納されている心線切替用トレイ18に対する作業は、まず、図2に示すように、心線切替用トレイ18を上面の開口側から上下方向に沿って摺動させて、トレイ収納部20外へと露出させ、続いて、図3に示すように、心線切替用トレイ18を作業者側(前方向側)に係止部34を軸として回動させながら前倒して行う。
なお、一番前方側の心線切替用トレイ18は、前方向に抑えがないため、図3に示すように、作業台62をトレイ収納部20に取り付け、その作業台62上に心線切替用トレイ18を載せ、作業を行うようにするのが好ましい。このような構成を採ることにより、心線切替用トレイ18に対する作業がしやすいため、心線の断線等の事故が起こりにくく、中継接続等のシビアな作業・管理が必要な環境において、非常に好適なものとなる。
ここで、作業台62は、図8に示す上面が平らな形状となっており、長手方向の一辺側に形成されている引っ掛け部64をトレイ収納部20の前後方向の両端辺に沿って形成された作業台取付部66に引っ掛け、取り付けることで、作業台62をトレイ収納部20の外縁から外側に突出させた状態におくことができるようになっている(図2及び図3参照)。
続いて、心線切替用トレイ18は、図4、図5及び図13に示すように、ベーストレイ22の上端側の上流側には、上流側心線固定部36が形成されており、下流側には、下流側心線固定部38が形成されている。本実施形態では、それぞれ2箇所形成されているが、この数は、任意である。
図13に示すように、上流側心線固定部36には、上流側の既設の光ケーブルAから切り出した多心のテープ心線Bを保持固定し、下流側心線固定部38は、下流側の既設の光ケーブルAから切り出した多心のテープ心線B又は、新設の光ケーブルAから切り出した多心のテープ心線Bのうち、何れも保持固定するものである。ここで、テープ心線Bは、図4及び図13に示すように、保護チューブ46(スパイラルチューブ)に保護されており、その終端部近傍にて、上流側心線固定部36及び下流側心線固定部38それぞれに保持固定されるようになっている。
次に、心線切替用トレイ18は、図4、図5及び図13に示すように、上流側心線固定部36に保持固定されたテープ心線Bを下流側へと引き通すテープ心線引き通しレーン40が、ベーストレイ22の上端側に形成され、さらに、図7及び図14に示すように、上流側心線固定部36、下流側心線固定部38、テープ心線引き通しレーン40を全てを上面側から覆うことができる心線保護カバー42が、着脱自在に取り付けられている。
このように、作業時以外は、心線保護カバー42を取り付けておくことで、テープ心線Bや心線Cの外的損傷等を防ぐことが可能となるわけである。なお、心線保護カバー42は、図6に示すように、略板状となっており、本実施形態においては、カバー引っ掛け部68を図4(a)及び図14に示す積層された個別トレイ26の最上層のトレイに形成されたカバー留め部70に引っ掛けることで心線切替用トレイ18に固定できるようになっている。
続いて、個別トレイ26の最上層に固定された心線保護カバー42は、この最上層の個別トレイ26を軸止部24を軸中心に開けた際に、個別トレイ26とともに同方向に向かって倒れることになるが、このように構成することによって、個別トレイ26を所定位置にて維持できるように保持する役割を果たすことが可能となっている。
そして、ベーストレイ22には、図4(a)及び図14に示すように、その上端側側面部にテープ心線引き通しレーン40からテープ心線Bを外部に引き出し可能な心線引き出し口50が形成されており、さらに、心線引き出し口50の開口両端部にそれぞれ形成された突起部52に軸支され、この突起部52を軸中心に回動することで、心線引き出し口50を開閉可能にする引き通し心線保護カバー54が取り付けられている。このような構成を採っているため、作業時以外は、引き通し心線保護カバー54により心線が保護された状態にでき、作業時は、引き通し心線保護カバー54を開くだけで良く、作業効率の飛躍的な向上に繋がる。
本発明に係る光ケーブル中継接続用クロージャは、心線の接続作業がしやすく、さらに、心線の保護、取扱いに細心の注意を払う必要がある現場で好適に用いることができ、また、製造コストも抑えることができるものである。
10 光ケーブル中継接続用クロージャ
12 カバー
14 け金部材
16 スリーブ
18 心線切替用トレイ
20 トレイ収納部
22 ベーストレイ
24 軸止部
26 個別トレイ
28 レール部材
30 レール係合部
32 終端部
34 係止部
36 上流側心線固定部
38 下流側心線固定部
40 テープ心線引き通しレーン
42 心線保護カバー
44 心線保護カバー固定部
46 保護チューブ
48 保護チューブ終端部
50 心線引き出し口
52 突起部
54 引き通し心線保護カバー
56 心線保留部
58 心線接続コネクタ
60 心線接続コネクタ収納部
62 作業台
64 引っ掛け部
66 作業台取付部
68 カバー引っ掛け部
70 カバー留め部
A 光ケーブル
B テープ心線
C 心線

Claims (6)

  1. 上面が開閉自在のカバーに覆われたスリーブと、
    既設の中継光ケーブルの心線の下流側を新たに下流側に敷設した新設の中継光ケーブルの心線へと切り替える際に用いる心線切替用トレイと、
    前記スリーブ内の下面に取り付けられ、前記心線切替用トレイを上面の開口側から上下方向に沿って摺動させることにより、複数積層させた状態で収納可能となるトレイ収納部と、
    を備え、
    前記心線切替用トレイは、ベーストレイと、当該ベーストレイの所定箇所に形成された軸止部に複数の個別トレイを回動自在に枢着させることで積層に構成可能とし、前記個別トレイのうちの1つは、前記新設の中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線を一時保留するための心線保留部が形成されるとともに、
    前記トレイ収納部は、上面視、両端側にそれぞれ上下方向に沿って一対のレール部材が前後方向複層に取り付けられており、当該レール部材に前記ベーストレイの両端部にそれぞれ形成されたレール係合部を嵌め沿わせることで、前記心線切替用トレイを上面の開口側から上下方向に沿って摺動可能とし、前記トレイ収納部の前後両端辺には、作業台を前記トレイ収納部の外縁から外側に突出させた状態で着脱自在に取り付けられる作業台取付部が、前記端辺に沿ってそれぞれ設けられ、
    前記レール部材の上方向先端には、上側に閉じた終端部が形成され、当該終端部に前記レール係合部の下方向先端近傍に形成された係止部が係止されると、当該係止部を軸として、前記心線切替用トレイが、前後方向所定範囲に回動可能に構成されることを特徴とする光ケーブル中継接続用クロージャ。
  2. 前記ベーストレイのうち、上流側の所定位置に前記既設の中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線を保持固定する上流側心線固定部が1又は複数、下流側の所定位置に前記既設の中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線又は前記新設の中継光ケーブルから切り出した多心のテープ心線の何れも保持固定可能な下流側心線固定部が1又は複数形成されていることを特徴とする請求項1記載の光ケーブル中継接続用クロージャ。
  3. 前記ベーストレイには、前記上流側心線固定部に保持固定されたテープ心線を前記ベーストレイ上で下流側へと引き通すテープ心線引き通しレーンが形成され、さらに、前記上流側心線固定部、前記下流側心線固定部及びテープ心線引き通しレーンの何れも覆える心線保護カバーが、前記心線切替用トレイに取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の光ケーブル中継接続用クロージャ。
  4. 前記テープ心線は、前記上流側心線固定部又は下流側心線固定部から前記中継光ケーブルまでの間にかけて、その外周囲を保護チューブにより保護されており、当該保護チューブの終端部近傍にて、前記上流側心線固定部又は下流側心線固定部にそれぞれ保持固定されていることを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の光ケーブル中継接続用クロージャ。
  5. 前記ベーストレイには、その側面部側の所定位置に前記テープ心線引き通しレーンからテープ心線を外部に引き出し可能な心線引き出し口が形成されているとともに、当該心線引き出し口の開口両端部にそれぞれ形成された突起部に軸支され、当該突起部を軸中心に回動することによって、前記心線引き出し口を開閉可能にする引き通し心線保護カバーが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載の光ケーブル中継接続用クロージャ。
  6. 前記個別トレイには、テープ心線同士を接続させるために用いる心線接続コネクタを収納可能な心線接続コネクタ収納部が形成されていることを特徴とする請求項1〜何れか1項記載の光ケーブル中継接続用クロージャ。
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