JP4745200B2 - 光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚 - Google Patents

光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚 Download PDF

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Description

本発明は、通信ケーブル、特に光ファイバ心線を有する光ファイバケーブル(以下光ケ
ーブル)の構内配線において、屋外から構内に引き込まれる架空光ケーブルや地下光ケー
ブルと構内側の光ケーブルとの接続、配線のために用いられ、光ケーブルの接続部のモジ
ュール類を保護して収納する光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収
納棚に関するものである。
従来より、キャビネット内において光ケーブルの接続を行う場合、光ケーブル心線相互
を接続するためのコネクタの接続部を複数一括して備えたモジュール類を収納するのにモ
ジュールを複数積層してヒンジ部によって取り付けたりする収納棚が用いられている。
このモジュール収納には、モジュール類の取り外し形態が必須で、そのためにモジュー
ルに設けたヒンジ部の嵌合片によって収納棚に着脱自在に固定される形態のものが多用さ
れている。(特許文献1)
特許文献1の光ケーブル接続部収納用キャビネットでは、各成端モジュール6はヒンジ
部63で固定ケース1に対して個々に脱着でき配線点検処理作業しやすくするものが開示
されている。
特開平10−206650号公報
ところが、光ケーブルを用いた通信網ではケーブルの高密度、多心化が進むにつれてキ
ャビネット内でのモジュール類の収納には多数枚のモジュール類の収納が必要になり、し
かもモジュール類の接続、点検、補修、変換、増設などの作業にはモジュール類の取り外
し形態が必須で、モジュール収納時に従来のようなヒンジ部での脱着固定では、モジュー
ルのふらつきやガタツキが生じやすく確実に固定収納する必要から強固な結合状態にする
と、モジュール類の取り外し形態では取扱が厄介であって作業性が悪くなり問題であり、
その結合状態を強固な結合状態を維持しつつ、モジュール類の取り外し装着が簡単にでき
る取扱い容易で作業性の良いモジュール収納棚が要請される。
特に、光ケーブル接続部収納用キャビネットでは、モジュール類を強固な結合状態にす
ると、取り外しにくいし取れなくなる不都合が発生するし、モジュール類の取り外しの際
に、力による強引な取り外しが必要となって、力が入りすぎてモジュール類を必要以上に
引き出してしまい、モジュール類に繋がっている心線並びに周辺の心線に光損失や断線の
虞れが出てしまったり、モジュール類やコネクタ、アダプタ等が破損する虞れがあるし、
またモジュール類を強く引っ張りすぎて、指や手をキャビネット内の部品にぶつけて怪我
をする虞れもあり、さらにモジュール類の脱着結合のための嵌合力を緩めにすると自然に
外れてしまったり、きつめにすると取り外し力によっては嵌合片の嵌合部の破損にいたる
し、結合構成の嵌合力に大きくバラツキがでる不都合が生じやすいなどの取り扱い上、構
成上問題があった。
本発明は、これら従来の事情に鑑みてなされたものであり、光ケーブルの伝送特性に悪
影響を与えることなく、光ケーブルの接続或いは分岐接続作業や再収納作業が容易に実施
でき、複数接続単位で複層化とした高密度収納構造によって、心線ごとのモジュール収納
や整理のほか心線ごとの接続部がある成端モジュール類の増減が簡単にでき、しかも補修
・変換も楽で、きわめてコンパクトに接続部を安全に収納することができ、光ケーブルの
接続部を保護して心線接続の取扱い簡便な光ケーブル接続部収納用キャビネットにおける
モジュール収納棚を安価な形態で提供することを目的とするものである。
また、本発明では、光ケーブルの心線接続・収納はコネクタ接続可能の成端モシュール
の収納構成なので、接続作業や心線収納作業、さらには接続状況の点検・補修などの保守
作業を含め施工作業性を大幅に向上させるほか、光アクセスサービスを迅速で安全に行う
ことができ、モジュール類の多機能要求に対して必要となるモジュールを簡単に追加増設
、撤去並びに装着でき取扱簡便で現場での接続作業を極めて楽にできる。
上述の課題を解決するために、本発明は、光ケーブル接続部収納用キャビネットにおいて、光ファイバ心線を接続するためのコネクタの接続部を複数一括して備えたモジュールをモジュール側壁面に突設した嵌合片によってモジュール収納棚のモジュール取付面に備えたモジュール支軸に係脱自在に収納するモジュール収納棚を設けたものであって、前記モジュールをモジュール収納棚の棚面に沿って旋回操作する際に、モジュール側壁面に当接してテコ支点となる支点壁を前記モジュール支軸より間隔を置いて対向してモジュール取付面に突設したことによって、前記旋回操作により、旋回中心が前記モジュール支軸の中心から前記支点壁の先端に移動し、前記支点壁がテコ支点となってさらに旋回操作させると、所定の旋回角度に至って前記モジュール支軸から前記嵌合片が外れ、前記モジュールが取り外されることを特徴とするモジュール収納棚とした。
この発明では、光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚が、キャビネット取付板に棚板を間隔を置いて上下に複数並設したものからなり、該キャビネット取付板の内壁面をモジュール取付面として、このモジュール取付面に、間隔を隔てた一対のモジュール支軸と、間隔を隔てた一対の支持壁とを設けてモジュールを強固な結合状態に収納維持できる構成とした。
さらに、本発明の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚は、
前記棚板を間隔を置いて上下に複数並設しモジュールを着脱自在に複数枚重ねて収納する
積層モジュール収納棚とし、各棚板間にモジュールを挿入するに際し、棚板の一端縁にモ
ジュール側面を沿わせて挿入位置決めする構成として、光ケーブルの光損失がなく伝送特
性に悪影響が生じないように取り扱えるようにした。
本発明での光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚は、前記モジュール支軸が、前記モジュールの前記モジュール収納棚のモジュール取付面に対面するモジュール側壁面に突設された開閉自在の軸受け部を持った嵌合片を係脱自在にできる円筒状軸からなること、モジュール取付面に備えたモジュール支軸と支点壁との間隔が、前記モジュールを棚面に沿って旋回操作する際に、旋回角度10〜20度の角度範囲に旋回しうる距離をもって、前記嵌合片がモジュール支軸から離脱するように形成されていることを特徴とする。
さらに、本発明の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収 納棚は、モジュール取付面に備えた前記支点壁が、モジュール支軸の外側に間隔を置いて突設され、かつモジュール取付面とモジュール支軸の外周面のうち前記モジュール取付面から最も遠い面との距離と等しい高さのある凸壁であることで、前記モジュールをモジュール収納棚の棚面に沿って旋回操作する構成として、支点壁がモジュール側壁面に当接して支点壁となるようにした。
本発明の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚は、前記モジ
ュールをモジュール収納棚の棚面に沿って旋回操作する際に、モジュール側壁面に当接し
てテコ支点となる支点壁を前記モジュール支軸より間隔を置いて対向してモジュール取付
面に突設したことで、任意のモジュール類を一つのモジュール支軸を中心として傾け旋回
操作する際に、モジュール側壁面が支点壁に当接してテコ支点となって移動してモジュー
ル支軸から嵌合片が容易に外れてモジュール類を取り出すことができて、心線から分岐し
た心線の接続作業や接続状況の点検、確認、調整などをきわめて容易に安全に行うことが
できる。
また、モジュール収納棚が、キャビネット取付板に棚板を間隔を置いて上下に複数並設したものからなり、該キャビネット取付板の内壁面をモジュール取付面として、このモジュール取付面に、間隔を隔てた一対のモジュール支軸と、間隔を隔てた一対の支持壁とを設けたことにより、間隔をあけた一対の嵌合片でモジュールを支持固定するので、バランスよく支えられしかも嵌合片の嵌合力が倍となってガタ付きや緩みが生じないでモジュールを強固に支持できるし、成端モジュール類を安全に収納することができる。
しかも、本発明のモジュール収納棚では、棚板を間隔を置いて上下に複数並設しモジュ
ールを着脱自在に複数枚重ねて収納する積層モジュール収納棚とし、各棚板間にモジュー
ルを挿入するに際し、棚板の一端縁にモジュール側面を沿わせて挿入位置決めする構成と
してあるので、モジュールの取付け取外しの操作が正確に安定して行なわれ、光ケーブル
の光損失がなく伝送特性に悪影響が生じないように取り扱えて、光ケーブルの接続或いは
分岐接続作業や再収納作業が容易に実施できる。
また、本発明のモジュール収納棚は前記モジュール支軸が、前記モジュールの前記モジ
ュール収納棚のモジュール取付面に対面するモジュール側壁に突設された開閉自在の軸受
け部を持った嵌合片に係脱自在できる円筒状軸からなることで、モジュールを一つのモジ
ュール支軸を中心として傾け旋回操作することが容易にでき、モジュール側壁面が支点壁
に当接してテコ支点となって移動して他のモジュール支軸から嵌合片を軽快に外すことが
でき、モジュール類の取り外しの取扱いが楽であって作業性が良くなり、その結合状態を
強固な結合状態を維持しつつ、モジュール類の取り外し装着が簡単にできる取扱い容易で
作業性の良いモジュール収納棚とすることができる。
本発明での光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚は、前記モジュール支軸が、前記モジュールの前記モジュール収納棚のモジュール取付面に対面するモジュール側壁に突設された開閉自在の軸受け部を持った嵌合片に係脱自在できる円筒状軸からなることと、モジュール取付面に備えたモジュール支軸と支点壁との間隔が、前記モジュールを棚面に沿って旋回操作する際に、旋回角度10〜20度の角度範囲に旋回しうる距離をもって前記嵌合片がモジュール支軸から離脱するように形成されていることで、モジュールの旋回取り外し操作をし易くして接続作業や心線収納作業、さらには接続状況の点検・補修などの保守作業を含め施工作業性を大幅に向上させるほか、光アクセスサービスを迅速で安全に行うことができ、モジュール類の多機能要求に対して必要となるモジュールを簡単に追加増設、撤去並びに装着でき取扱簡便で現場での心線接続作業を極めて楽に行なえる。
さらに、本発明の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚は、モジュール取付面に備えた前記支点壁が、モジュール支軸の外側に間隔を置いて突設され、かつモジュール取付面とモジュール支軸の外周面のうち前記モジュール取付面から最も遠い面との距離と等しい高さのある凸壁であることで、前記モジュールをモジュール収納棚の棚面に沿って旋回操作する構成とし、支点壁がモジュール側壁面に当接して支点壁となるようにしたことで、モジュール類の取り外しの際に、力による強引な取り外しをすることなく、モジュール類の引き出しを余分にすることもなく、さらにモジュール類に繋がっている心線並びに周辺の心線に光損失や断線の発生事故もなく取り扱えると共に、モジュール類やコネクタ、アダプタ等が破損する虞れがないし、取り扱い上作業員が、上指や手に怪我をする虞れもなく安全な作業ができて、光ケーブルの補修・変換も楽にできる。
本発明の実施例を図面を用いて説明すると、図1〜図5に示すように光ファイバ心線を接続するためのコネクタの接続部Bを複数一括して備えたモジュールA例えば、4心成端モジュール(現場作製または工場作製)、4心スプリッタモジュール(フレキシブルタイプ或いは固定タイプ)、8心スプリッタモジュール(フレキシブルタイプ或いは固定タイプ)、保留トレイ或いは作業台などを、モジュール側壁面aに突設した嵌合片Cによって、モジュール収納棚1のモジュール取付面2に備えたモジュール支軸3に係脱自在に収納する光ケーブル接続部収納用キャビネット5であって、前記モジュール収納棚1は、前記モジュールAをモジュール収納棚1の棚面に沿って旋回操作する際に、モジュール収納棚1のモジュール取付面2に、モジュールAのモジュール側壁面aに当接してテコ支点となる支点壁4を前記モジュール支軸3より間隔を置いて対向して突設した構成としてある。
そして、この実施例での光ケーブル接続部収納用キャビネット5におけるモジュール収納棚1としては、キャビネット取付板1に棚板1を間隔を置いて上下に複数並設したものからなり、該キャビネット取付板1の内壁面をモジュール取付面2として、このモジュール取付面2に間隔を隔てた一対のモジュール支軸3と間隔を隔てた一対の支点壁4とを設けたモジユール収納棚1とするのがよい。(図1及び図2)
また、前記キャビネット取付板1は、光ケーブル接続部収納用キャビネット5内において、モジュールAの挿入挿脱し易い箇所を選んでキャビネット内壁面にネジ止め、溶接部或いは係止部若しくは嵌合部などの固定手段によって取付け固定されるか、内容構造物に載置固定或いは連結するかする。
この場合、前記モジュール収納棚1が、前記棚板1を間隔を置いて上下に複数並設
して、棚板1を間にモジュールAを着脱自在に複数枚重ねて個別に一括収納できる集
合モジュール収納棚とするものであり、各棚板1,1間にモジュールAを挿入す
るに際し、棚板1の一端縁1のラインにモジュールAのコネクタ面bとなるモジ
ュール側面を沿わせて挿入位置決めする構成とするのがよく、言い換えるとモジュールA
のコネクタ面のツラ位置と、棚板1のツラ位置とを目印として合わせて収納すれば、
前記モジュールAに突設した嵌合片Cをモジュール取付面2に備えたモジュール支軸3に
係脱自在に収納する位置決めとなって取扱操作上便利である。(図3)
前記モジュール取付面2に設けたモジュール支軸3は、前記モジュールAのモジュール
側壁面aに突設された開閉自在の軸受け部cを持った嵌合片Cに係脱自在にできる円筒状
軸からなるもので、該モジュール支軸3と前記支点壁4との間隔が、前記モジュールを棚
面に沿って旋回操作する際に、モジュール旋回角度θ例えば約10〜20度好ましくは1
5度の角度範囲に旋回しうる距離をもって前記嵌合片Cがモジュール支軸3から離脱する
ように形成するのが、前記モジュールAの旋回取り外し操作をし易くして接続作業や心線
収納作業、さらには接続状況の点検・補修などの保守作業を含め施工作業性を大幅に向上
させるためには好適例となる。
このモジュール取付面2に間隔を隔てた一対のモジュール支軸3と間隔を隔てた一対の支点壁4とを設けることにより、前記モジュールAのモジュール側壁面aに間隔をあけて突設された嵌合片Cでモジュールを支持固定すれば、バランスよく支えられしかも嵌合片Cの嵌合力が倍となってガタ付きや緩みが生じないでモジュールAを強固に支持できるし、成端モジュール類を安全に収納することができる。
また、前記モジュールAを左右いずれの方向に旋回操作しても良く、一方(例えば右側)のモジュール支軸3を中心として旋回した場合、旋回中心がモジュール支軸3の中心から支点壁4の先端に移動して右側の支点壁4が支点となって、他方(左側)のモジュール支軸3から嵌合片Cの軸受け部cが浮き上がって行き、旋回角度θ例えば約5度程度になれば他方の嵌合片Cの軸受け部cが外れ、さらに旋回操作させれば、旋回角度θ例えば約10〜20度好ましくは15度の角度範囲に至って一方(例えば右側)のモジュール支軸3から一方の嵌合片Cの軸受け部cが外れてモジュールAの取り外しができ、テコ利用による軽い力によってモジュール支軸3からのモジュールAを抜き取れて、モジュール収納棚1からモジュールAを取り出して光ケーブルの接続作業が簡単にできる。
このように、前記モジュール収納棚1のモジュール取付面2にある一対のモジュール支軸3に嵌合されている前記モジュールAの一対の嵌合片Cは、引っ張りには強く外れにくいが、一定方向に旋回させれば少ない力で嵌合片Cの軸受け部cを外すことが可能となる。(図4)
なお、前記モジュール収納棚1のモジュール取付面2に備えた前記支点壁4としては、前記モジュール支軸3の外側に間隔を置いて突設され、かつモジュール取付面2とモジュール支軸3の外周面のうちモジュール取付面2から最も遠い面との距離と等しい高さ或いはそれに近似した寸法の高さのある凸壁に形成して、前記モジュールAをモジュール収納棚1の棚面に沿って旋回操作する際に、モジュール側壁面aに速やかに当接してテコ作用が機能する支点壁4とするのが、モジュール類の取り外しの際に、モジュールAの係合片Bを前記モジュール支軸3から離脱しやすくして力による強引な取り外しをすることなく取り扱えて、モジュール類やコネクタ、アダプタ等の接続部が破損する虞れがないし、取り扱い上作業員が、上指や手に怪我をする虞れもなく安全な作業ができるようにするのが好ましい。
また、前記モジュールAにはモジュール側面aのいずれかの片面或いはいずれもの両面
を選んで開閉自在の軸受け部cを持った嵌合片Cを突設して前記モジュール収納棚1の棚
板1に収納し易い形態にするのがよい。
さらに実施形態のモジュールAの成端モジュールの構成では、コネクタ接続を可能にし
た構成であって、接続部Bをオールコネクタ化により接続作業や心線収納作業並びに接続
状況の点検補修などの保守作業を容易に行えて施工性に優れ、光ケーブルの接続や切替え
或いは分岐接続作業や再収集作業をも容易にでき、心線識別も簡単で接続部Bの再調整や
修理などの作業性も大幅に向上することができる。
なお、心線識別としては、モジュールAに符号、記号などの表示部を設けて表示するか
或いは表示窓孔を形成し接続部Bに表示した符号、記号若しくは色分け表示が可視できる
ようにすることもできる。
さらに、前記モジュール収納棚1のモジュール取付面2に備えるモジュール支軸3及び
支点壁4としては、前例ではそれぞれ一対を組にして配備したが、モジュール支軸3に嵌
合する嵌合片Cの嵌合力が強力で、ガタ付きや緩みが生じないでモジュールAを強固に支
持できる構造の場合には、前記モジュール取付面2の中央に一つのモジュール支軸3を設
け、該モジュール支軸3の片側或いは両側に間隔を置いて支点壁4を突設した形態のモジ
ュール収納棚1として、このモジュール支軸3に対応した一つの嵌合片CをモジュールA
に突設し、該モジュールAを片方向或いは両方向いずれにも旋回操作する際に、モジュー
ル側壁面aが支点壁4に当接した位置をテコ支点としてモジュールAを旋回しモジュール
支軸3から嵌合片Cが容易に外れ易くする構成とすることもできる。
図5に示す光ケーブル接続部収納用キャビネット5では、前記モジュール収納棚1が上
下二段で左右に並列配備され、モジュールAを着脱自在に複数枚重ねて収納する積層モジ
ュール収納棚としてあるので、各棚板間にモジュールを挿入するに際し、棚板の一端縁に
モジュール側面を沿わせて挿入位置決めでき、モジュールの取付け取外しの操作が正確に
安定して行なわれ、光ケーブルの光損失がなく伝送特性に悪影響が生じないように取り扱
えて、光ケーブルの接続或いは分岐接続作業や再収納作業が容易にできる。
しかも、光ケーブルの接続切り替え或いは複数接続単位で複層化とした高密度収納構造
によって、心線ごとの収納や整理のほか心線ごとの増減が簡単にでき増設も楽で、きわめ
てコンパクトに接続部を安全に収納することができるので、モジュールに収納されている
接続部の心線識別も容易で接続部の再調整や修理など簡単に行うことができ作業性を大幅
に向上する。
前記光ケーブル接続部収納用キャビネット5としては、スチールなど金属製或いは合成
樹脂の射出成形等により成形され、開閉自在或いは取り外し自在のカバーまたは蓋ケース
(図示せず)を備え、光ケーブルの導入用の配索孔から導入される配線の光ケーブルのケ
ーブル及びテンションメンバを保持するケーブル把持具11と心線余長収納トレイ12と
を備え、該ケーブル把持具11に例えばフロアケーブル、ドロップケーブル或いは、ター
ミネーションケーブル等を把持するようにし、光ケーブルの接続部Bとなるプラグ、コネ
クタなどを有するモジュールAをモジュール収納棚1に収納してそれぞれの配線処理がで
きるようになっている。
この実施形態にかかる光ケーブル接続部用収納キャビネット5にあっては、前記ジュー
ル収納棚1に対向して配線ガイド13を設けてあり、接続作業時に用いられるコネクタ把
持部材14および心線余長把持スペース15と、さらに前記作業台6の取付け部16を備
えてある。
光ケーブルの接続に際しては、光ケーブル接続部用収納キャビネット5を建物の外壁面
にビス等で固定し、分岐光ケーブルと引き通し光ケーブルをそれぞれ配索孔に通し、各分
岐光ケーブル引き通しケーブルの心線余長は心線余長収納トレイ12に入れ、また保留心
線がある場合には必要に応じ保留心線収納シート或いはその他部品に入れて保持すればよ
い。
そしてキャビネット5に蓋ケースのカバーを覆ぶせて閉蓋状態を維持するが、光ケーブ
ルの引き落し増設や切替交換等の配線処理作業は、心線のハンドリングのケーブル外被剥
ぎ取部分から簡便にでき、一目でわかる配線形態で識別性も著しく容易にできるようにな
る。
さらに、前記モジュール収納棚1のモジュール取付面2に備えたモジュール支軸3には
、図6に示す作業台6を開閉自在の軸受け部7を持った嵌合片8によって係脱自在に装備
して、該作業台6に取り外した前記モジュールAの接続部Bを補修・点検、取り替えなど
の接続作業を光ケーブル接続部収納用キャビネット5内において簡便に行えるようにして
ある。
この場合、作業台6には前記モジュール固定軸9と脱落防止ピン10とを一端面に備え
、側面にキャビネットに取付けるための嵌合片8を備えてあり、該モジュール固定軸9
にモジュールAの嵌合片Cの軸受け部cを嵌脱自在に取付け、さらに前記脱落防止ピン1
0にはモジュールAに設けた貫通孔dのある取付片Dを着脱自在に嵌挿して作業台6の上
にモジュールAを載置してモジュール類の接続作業など必要な作業を簡便に行えるように
するのが良い。
また、前記心線余長収納トレイ12は、必要に応じガイドリブ或いは側壁を選んで区画
してもよいし、心線の浮きを阻止する心線係止片或いは心線押さえを一体成形して余長の
心線や心線接続部を心線余長収納トレイ12内に確実に保持できるようにするか、また接
続部収納部或いは心線余長収納部のみを区画した心線収納トレイを組合せて一つとした形
態としてもよく、各心線収納トレイ毎に心線を分離整理収納し、ケーブル挿入部からファ
イバ心線の曲げが極少で心線収納時のねじれをも防止でき、安全かつ高密度収納で高信頼
性が得られるようにして、光ケーブル接続部収納用キャビネット5内での心線の配線の便
宜を図ることができる。
本発明の実施例の一使用状態を示し、モジュールをモジュール収納棚へ挿入時の側面図である。 図1の例のモジュール収納棚の正面図である。 図1におけるX−X線の一部切断平面図である。 図3の例の作用状態を示し、(a)はモジュールの旋回初期段階の横断面図、(b)はモジュールの旋回終期段階の横断面図である。 本発明の実施例を適用した光ケーブル接続部収納用キャビネットの内部を示す 正面図である。 本発明の実施例で用いられる作業台を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図、(c)はその背面図である。
符号の説明
A モジュール
B 接続部
C 嵌合片
D 取付片
a モジュール側壁面
b モジュールコネクタ面
c 軸受け部
d 貫通孔
θ,θ 旋回角度
1 モジュール収納棚
キャビネット取付板
棚板
一端縁
2 モジュール取付面
3 モジュール支軸
4 支点壁
5 光ケーブル接続部収納用キャビネット
6 作業台
7 軸受け部
8 嵌合片
9 モジュール固定軸
10 脱落防止ピン
11 ケーブル把持具
12 心線余長収納トレイ
13 配線ガイド
14 コネクタ把持部材
15 心線余長把持スペース
16 作業台取付け部

Claims (6)

  1. 光ファイバ心線を接続するためのコネクタの接続部を複数一括して備えたモジュールをモジュール側壁面に突設した嵌合片によってモジュール収納棚のモジュール取付面に備えたモジュール支軸に係脱自在に収納するモジュール収納棚を設けた光ケーブル接続部収納用キャビネットであって、
    前記モジュールをモジュール収納棚の棚面に沿って旋回操作する際に、モジュール側壁面に当接してテコ支点となる支点壁を前記モジュール支軸より間隔を置いて対向してモジュール取付面に突設したことによって、前記旋回操作により、旋回中心が前記モジュール支軸の中心から前記支点壁の先端に移動し、前記支点壁がテコ支点となってさらに旋回操作させると、所定の旋回角度に至って前記モジュール支軸から前記嵌合片が外れ、前記モジュールが取り外されることを特徴とする光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚。
  2. 請求項1記載の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚が、キャビネット取付板に棚板を間隔を置いて上下に複数並設したものからなり、該キャビネット取付板の内壁面をモジュール取付面として、このモジュール取付面に、間隔を隔てた一対のモジュール支軸と、間隔を隔てた一対の支点壁とを設けたことを特徴とする光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚。
  3. 請求項1または2記載の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚が、前記棚板を間隔を置いて上下に複数並設しモジュールを着脱自在に複数枚重ねて収納する積層モジュール収納棚とし、各棚板間にモジュールを挿入するに際し、棚板の一端縁にモジュール側面を沿わせて挿入位置決めする構成としたことを特徴とする光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚。
  4. 請求項2または3記載の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚であって、前記モジュール支軸が、前記モジュールの前記モジュール収納棚のモジュール取付面に対面するモジュール側壁面に突設された開閉自在の軸受け部を持った嵌合片を係脱自在できる円筒状軸からなることを特徴とする光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚。
  5. 請求項2,3または4記載の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚であって、モジュール取付面に備えたモジュール支軸と支点壁との間隔が、前記モジュールを棚面に沿って旋回操作する際に、旋回角度10〜20度の角度範囲に旋回しうる距離をもって前記嵌合片がモジュール支軸から離脱するように形成されていることを特徴とする光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚。
  6. 請求項2,3,4または5記載の光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚であって、モジュール取付面に備えた前記支点壁が、モジュール支軸の外側に間隔を置いて突設され、かつモジュール取付面とモジュール支軸の外周面のうち前記モジュール取付面から最も遠い面との距離と等しい高さのある凸壁であることを特徴とする光ケーブル接続部収納用キャビネットにおけるモジュール収納棚。
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