JP2633321B2 - パネル・シートカッター - Google Patents

パネル・シートカッター

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JP2633321B2
JP2633321B2 JP21296988A JP21296988A JP2633321B2 JP 2633321 B2 JP2633321 B2 JP 2633321B2 JP 21296988 A JP21296988 A JP 21296988A JP 21296988 A JP21296988 A JP 21296988A JP 2633321 B2 JP2633321 B2 JP 2633321B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ベニヤ板等のパネル材、あるいは、ゴムや
皮のようなシート材等の被加工物に対して押し切り刃を
押し込むことにより切り込みを入れ、その切り込みを連
続させて各種被加工物を自由な形に切り抜くためのパネ
ル・シートカッターに関する。
【従来の技術】
一般に、パネル材やシート材を被加工物として、これ
らの切り抜き加工を行なう場合には、のみを用いている
場合が多い。この場合、のみの切り刃を被加工物の表面
に突当てて、該のみの柄の後端部を金づち等の作業用工
具で打ちつけて切り込みを入れ、その切り込みを連続さ
せることによりその被加工物を自由な形に切り抜いてい
る。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した作業においては、切り込まれた刃
先を抜き出すのにかなりの力を必要とする。また、切り
込み量が一定せずその下敷きとする部材まで切ってしま
ったり、その逆に切り込み量が足りなかったりというこ
とがある。 本発明は、これら従来の問題点を解決し、パネル材等
の切り抜き加工に好適なカッターを提供するために創案
されたものである。したがって、その解決すべき第1の
課題は、切り刃の抜き出しを容易にすることであり、第
2の課題は、これに加えて被加工物に対する切り込み量
を一定させることである。
【課題を解決するための手段および作用・効果】
本発明に係るパネル・シートカッターは、上記の課題
を達成するために以下のように構成されている。 すなわち、その大略構成としては、直棒状の柄の先端
部に押し切り刃を備えており、また、該柄の先端部側に
てこ部材を備えている。そして、このてこ部材は、上記
押し切り刃を被加工物に対して切り込んだ後に柄の後端
を振る際に、被加工物と接しててこの支点となる部分を
有している。 上記構成のパネル・シートカッターを使用する場合
は、押し切り刃をパネル材等の被加工物の表面に突当て
て、柄の後端部を金づち等の作業工具で打ちつけること
により切り込みを入れる。切り込まれた押し切り刃を抜
き出す場合は、まず、柄の後端部を切り込みに沿って振
り、てこ部材に設けた支点を被加工物の表面と当接させ
る。さらに柄の後端部を大きく振ることにより、上記支
点を中心として、刃先が回転しながら被加工物内より抜
き出される。 このように、てこ作用を利用することにより、押し切
り刃の抜き出しを、単に引き抜く場合に比べて小さな力
で簡単に行なうことができる。したがって、被加工物に
対する押し切り刃の切り込みおよび抜き出しを繰り返す
ことが容易であり、言い替えれば、被加工物を自由な形
状に切り抜くことが容易である。 また、上記構成のてこ部材は、押し切り刃を被加工物
に対して切り込んだ際に被加工物と当接して押し切り刃
の切り込み量を規制する切り込み量規制面を有するとと
もに、柄の軸心方向に位置調整自在に柄に固定され、さ
らに、上記規制面の端部が上記支点として形成されるこ
とが好ましい。 上記構成においては、押し切り刃を被加工物に対して
繰り返し切り込んでも、その切り込み量は毎回一定とな
る。 上記構成によれば、てこ部材の位置が調整自在、すな
わち押し切り刃の切り込み量が調整自在であるから様々
な厚さの被加工物に対応することが可能である。また、
押し切り刃の突出量を被加工物の厚さよりも僅かに大き
く設定しておくことにより、切り込み過ぎあるいは切り
込み不足といった問題が生じることがない。したがっ
て、柄の後端部を打ちつける力の調整に気を使う必要が
なく、被加工物に対する切り込み作業を簡単に行なうこ
とができる。さらに、上記支点は、被加工物に当接する
上記切り込み量規制面の端部で構成されるため、簡単な
構造とすることができる。 また、上記てこ部材に平板状の部材を用いて、その片
面に押し切り刃を備えた柄の先端部を収納する案内溝を
設け、また、その周面の一部を上記切り込み量規制面と
して構成してもよい。さらにこの場合は、上記てこ部材
の位置調整範囲としては、押し切り刃全体を収納する押
し切り刃収納位置にまで及ぶことが好ましい。 上記構成においては、上記てこ部材は、押し切り刃を
完全に収納する状態から刃先を突出させる状態まで調整
自在となる。 上記構成によれば、てこ部材を簡単な構造のものとす
ることができる。しかも、てこ部材が保管や携帯時の安
全カバーとなり、刃先が上記てこ部材から突出しないた
め安全である。 また、上記柄のほぼ中央の所定部位に、柄の軸心方向
に位置調整自在に固定される切り込み量調整手段を設け
てもよい。この場合、上記てこ部材は柄の先端部側の所
定部位に柄の軸心方向に摺動自在に装着されるととも
に、ばねにより押し切り刃を覆うように柄の先端部に向
かって付勢されるように構成され、上記押し切り刃を被
加工物に対して切り込んだ際に、被加工物により押しあ
げられて上記切り込み量調整手段と当接し、これにより
押し切り刃の切り込み量を規制する切り込み量規制面を
有するとともに、上記規制面の所定部が上記支点として
形成されることが好ましい。 上記構成においては、柄の先端部に突出する押し切り
刃を、てこ部材がその周囲から覆っている。使用に際し
ては、使用者はてこ部材を持ち、押し切り刃を切り込み
線に沿わせるようにして、その切り込み量規制面を被加
工物表面と当接させる。この状態のまま柄の後端部を打
ちつけると、柄とてこ部材とが摺動しながら押し切り刃
が被加工物内に切り込まれる。 上記構成によれば、押し切り刃は、被加工物表面に対
して切り込み角度が毎回一定し、のみによる作業に不慣
れな者にも仕上げの奇麗な模様切りを行なうことができ
る。 また、上記のてこ部材を、柄の先端部側の所定部位
に、柄の軸心方向に位置調整自在に固定される固定部材
と、該固定部材に対して柄の軸心方向に摺動自在に装着
される可動部材とから構成することが好ましい。さら
に、上記可動部材は固定部材に対して押し切り刃を覆う
ようにばねにより刃先方向に付勢される構成とし、か
つ、上記押し切り刃を被加工物に対して切り込んだ際
に、被加工物により押しあげられて固定部材と当接し、
これにより押し切り刃の切り込み量を規制する切り込み
量規制面を有するとともに、上記切り込み量規制面の所
定部が上記支点として形成されることが好ましい。 上記構成のパネル・シートカッターを使用する場合に
おいては、まず、可動部材を被加工物の表面に突当て
る。その後に柄の後端部を打ちつければ、この可動部材
を付勢しているばねが撓みながら押し切り刃が被加工物
内に切り込まれる。さらに打ちつければ、固定部材が可
動部材の裏面に当接し、それ以上切り込まれることがな
いため、この時点で切り込み量が規制される。 上記構成においては、摺動するてこ部材用のストッパ
ーとしての部材を柄に装着しておく必要がないため、デ
ザイン上シンプルにすることができる。また、固定部材
に対する押し切り刃の突出量を、切り込み量とほぼ一致
させることができるため、種々の厚さの被加工物に対し
てもその調整が容易である。 また、上記てこ部材を柄先端部から刃先面にそって一
方に張り出す構成とし、さらに、上記押し切り刃を支持
する柄先端部の反てこ部材側の側縁と上記押し切り刃の
対応側縁とがほぼ沿うような構成とすることも好まし
い。 上記構成においては、柄の反てこ部材側の側縁部はほ
ぼ面一化されている。したがって、段付き部の底に位置
する被加工物に対して加工を行なう場合に、上記段付き
部と柄の反てこ部材側の側縁部とを当接させることによ
り、その外周端部まで加工を行なうことができる。言い
替えれば、カッターの適用範囲を広くすることができ
る。 また、上記てこ部材を上記柄と一体的に形成された平
板状部材とし、該てこ部材の一部および柄の先端を、上
記押し切り刃が被加工物に対して切り込まれた際に被加
工物と当接して押し切り刃の切り込み量を規制する切り
込み量規制面として構成することが好ましい。 上記構成においては、柄とてこ部材とが一体的に形成
されているため部品点数を少なくすることができる。し
たがって、カッターの構造を非常に簡単なものとするこ
とができる。 また、上記各構成の切り込み量規制面は、被加工物と
当接する平面部と、該平面部に連接しかつ上記支点とし
て構成される円弧面部よりなることが好ましい。 上記構成においては、押し切り刃を被加工物に対して
切り込んだ際に、平面部が被加工物と当接して切り込み
量を規制する。また、その後に柄の後端を振る際には、
上記平面部に連接する円弧面部が被加工物の表面に対し
て転がり接触をする。 上記構成によれば、支点が刃先より徐々に遠ざかるよ
うに移動するため、非加工物上の一点が押さえつけられ
ることがない。したがって、非加工物が比較的柔らかい
材料の物である場合にも窪みや傷を生じさせることがな
く、押し切り刃の抜き出しが滑らかである。 また、上記各構成のてこ部材の切り込み量規制面およ
び該規制面に構成する支点を、上記柄の軸心に対して対
称に配置する構成とすることが好ましい。 上記構成によれば、押し切り刃を抜き出す場合に、柄
の後端部を左右どちらに振ってもよい。また、左右交互
に振ることにより、押し切り刃の抜き出しを一層容易に
行なうことができる。 また、上記押し切り刃は替え刃式とすることが好まし
く、そのための構成としては下記のようにするとよい。 すなわち、押し切り刃は柄の先端部に、下記に詳説す
る固定手段を介して着脱自在に装着され、そのために取
り付けねじ挿入用貫通穴と該穴に連通し反刃先方向に伸
びるスリットとを有している。また、上記柄の先端部に
は取り付けねじ挿入用貫通穴を設けている。上記固定手
段は、刃押さえ部と該刃押さえ部より伸びる取り付けね
じからなる押し切り刃押さえと、上記取り付けねじに螺
合するナットとから構成されている。また、上記取り付
けねじは2つの構成部分よりなっている。1つは、上記
押し切り刃の貫通穴と一致する径寸法、および押し切り
刃の厚さ寸法と一致する長さ寸法を有する基部である。
またもう1つは、上記基部より反刃押さえ部側に伸び、
かつ、押し切り刃のスリット幅より小さい径寸法を有
し、しかも外周ねじを有するねじ部である。 上記構成においては、押し切り刃の貫通穴に押し切り
刃押さえの基部を嵌入させ、さらに、柄の先端部に設け
た取り付けねじ挿入用貫通穴にねじ部を挿通させた後
に、該ねじ部とナットとを螺合させる。これにより、押
し切り刃は、柄の先端部と押し切り刃押さえの押さえ部
に挟持される。また、押し切り刃の交換を行なう場合に
は、まずナットを少し緩めて、押し切り刃押さえが取り
付けねじの軸方向に移動可能となるようにする。これ
で、押し切り刃の貫通穴と押し切り刃押さえの基部の嵌
合を外すことができる。このようにすれば、押し切り刃
を、そのスリットを押し切り刃押さえのねじ部の外面に
沿わせながら、刃先方向へ抜き出すことができる。 上記構成によれば、押し切り刃の交換を簡単に行なう
ことができ、また、押し切り刃の装着は確実である。さ
らに、押し切り刃として種々の刃先形状を有するものを
用意しておけば、複雑な切り抜き模様でも奇麗に仕上げ
ることができる。たとえば、刃先幅の広いものや狭いも
の、または、円弧状のものなどを用意しておくとよい。
このようにすれば、刃先だけ交換すればよいからカッタ
ー本体を何本も揃えておく必要がない。 さらに、上記構成の固定手段は、ねじ穴を有する板ば
ねで構成される押し切り刃押さえと、上記ねじ穴に螺合
する取り付けねじとで構成することも好ましい。 上記構成によれば、押し切り刃押さえ自身がばね座金
の作用をするため、取り付けねじが緩むことがなく、押
し切り刃がぐらつくことがない。したがって、切り込み
を確実に行なうことができる。
【実施例】
以下に、本発明の第1実施例について第1図から第10
図を用いて説明する。 第1図から第10図はそれぞれ本発明の第1実施例を示
しており、第1図はパネル・シートカッターの正面図、
第2図は背面図、第3図は底面図、第4図は第1図のIV
−IV線断面図、第5図は押し切り刃押さえのねじ部の詳
細図、第6図はパネル・シートカッターの分解斜視図、
第7図は柄先端部の反溝側を見た斜視図、第8図は替え
刃式の押し切り刃を示す斜視図、第9図、第10図は使用
状態を示す参考図である。 図示するように、本実施例に係るパネル・シートカッ
ターは直棒状の柄1の先端部3に押し切り刃7を有する
ものである。上記柄1の先端部3側には平板状のてこ部
材15が装着されている。該てこ部材15は、デザイン上、
図示するように小判形を2つに切断したような形状とし
ている。また、柄1は、プラスチック等の樹脂を用いて
成型した外筒27と、その内部に位置し、後端部2と一体
的に構成された金属性の心棒23とから成っている。 上記てこ部材15の装着を行なうために、柄1の先端部
3側には、第7図に示すような平面部25を設けている。
そして、てこ部材15には、柄1の平面部25と該平面部25
の両端に交わる曲面部とで構成される被案内部26と摺動
する案内溝20を設けている。なお、該案内溝20はてこ部
材15の底面17(上記するところの小判形の切断面)が柄
1とほぼ直交し、かつ対称に配置されるように設けられ
ている。また、柄1の先端部3に設けた平面部25および
てこ部材15に設けた案内溝20の底面には、柄1に対する
てこ部材15の位置決めを行なうために、それぞれが噛み
合うのこ歯状の調整ストッパー21を設けている。 また、柄1の先端部3側の、てこ部材15の装着用に設
けられた平面部25の裏面には、押し切り刃保持溝5を設
けている。なお、上記心棒23の先端部端面が上記保持溝
5の後端面4を構成するものとしている。該保持溝5内
に押し切り刃7を収納し、さらに柄先端部3の被案内部
26をてこ部材の案内溝20にはめ込んで、固定手段として
の押し切り刃押さえ10とナット22を用いることにより、
これらを固定している。 上記押し切り刃押さえ10は、刃押さえ部10と該刃押さ
え部10の押さえ面より伸びる取り付けねじ12とから構成
される。さらに、取り付けねじ12は第5図で示すよう
に、ナット22に螺合するねじ部14と、該ねじ部14より幾
分大径でかつ押し切り刃の厚さとほぼ同一の長さを有す
る基部13とから構成されている。押し切り刃7は、反刃
先側の端面が押し切り刃先保持溝5の後端面4と当接す
るようにして該保持溝5内に収納される。また、押し切
り刃押さえ10が、その後端を刃保持溝5の後端面4と当
接させて押し切り刃7を押さえるように、押し切り刃押
さえ10に設けた取り付けねじ12の基部13が嵌入する貫通
穴9を、押し切り刃7に設けている。同様にして、柄1
の先端部3には刃保持溝5の底面をねじ部14が挿通可能
な貫通穴6を設けている。 また、てこ部材15に設けた案内溝20の底面には、上記
ねじ部14が挿通可能であり、かつ、柄1とてこ部材15と
が摺動可能なように長穴19を設けている。該長穴19は、
てこ部材15が押し切り刃7を完全に収納する状態から刃
先を突出させる状態まで摺動可能な長さを有している。
押し切り刃7、柄1およびてこ部材15のそれぞれに設け
た穴に押し切り刃押さえ10の取り付けねじ12を挿通さ
せ、そのねじ部14にナット22を螺合させることにより上
記の各部品を固定することができる。 上記構成においては、てこ部材15は柄1に対して、互
いに設けられた調整ストッパー21により確実に位置決め
がなされる。この位置決めにより、てこ部材15は、押し
切り刃7を完全に収納する状態から所定間隔ずつ刃先8
を突出させる位置で固定される。 使用に際しては、てこ部材15を、パネル材等の被加工
物200の厚さよりも刃先8を幾分突出させる位置となる
ように、柄1に対して装着する。該刃先8を被加工物20
0に突当てて、柄1の後端部2を金づち201で打ちつける
ことにより切り込みがなされる。この場合、金属製の心
棒23が押し切り刃7の後端部を押し込むので、比較的硬
い部材に対しても切り込みが可能である。第9図に示す
ように所望の切り込み量に到達したときに、てこ部材15
の底面17が切り込み量規制面として作用し、それ以上切
り込まれることはない。また、第10図は押し切り刃7を
被加工物200内より抜き出す場合を示している。押し切
り刃7は、その刃面に沿って柄1の後端部2を振ること
により、てこ部材15の底面17と側面16とにより構成され
る角部18が支点となって、刃先8が円弧状の軌跡を描き
ながら被加工物200内より抜き出される。 上記構成によれば、カッターの保管、携帯等の不使用
時はその刃先8を完全に収納しているため安全である。 使用する場合は、切り込み量が確実に一定し、切り込
み不足あるいは切り込みすぎといった問題が生じること
はない。また、刃先8の突出量が調整可能であるから種
々の厚さの被加工物200に対応することができる。刃先
を抜き出す場合は、柄1の後端部2を刃面に沿って左右
交互に振ることにより、簡単に抜き出すことができる。
したがって、刃先の切り込みおよび抜き出しを繰り返す
のが容易であり、その結果として切り抜き加工そのもの
を簡単に行なうことができる。 なお、第8図に示すように、押し切り刃7に設けた貫
通穴9から反刃先方向に伸び、かつ、押し切り刃押さえ
10のねじ部14が挿通可能なスリット24を構成しておくこ
とが、押し切り刃の交換を簡単に行なうための構成とし
て好ましい。 この構成によれば、まず、ナット22を少し緩めること
により押し切り刃押さえ10が取り付けねじの軸方向に移
動可能となる。これで、押し切り刃押さえ10の基部13と
押し切り刃7の貫通穴9との嵌合を外すことができる。
したがってパネル・シートカッターの分解を行なうこと
なく、押し切り刃7を、そのスリット24を押し切り刃押
さえ10のねじ棒12の外面に沿わせながら抜き出すことが
可能である。 また、刃先8の損傷等に対しても、押し切り刃7を簡
単に交換することができる。さらに、切り抜く形状によ
り刃幅の異なるものなど種々の押し切り刃を用意してお
けば、誰にでも奇麗な模様切りを行なうことができる。
なお、小さな幅の刃では主として小さな半径の曲線部や
硬い材料の加工が行ない、大きな幅の刃では主として直
線部や大きな半径の曲線部の加工を行なうとよい。 また、第11図から第13図は第1実施例の変形例を示し
ており、第11図はその正面図、第12図は第11図のXII−X
II線断面図、第13図は使用状態を示す参考図である。 この変形例においては、上記てこ部材15の切り込み量
規制面34を、刃幅とほぼ一致する平面部28とその左右に
連接する円弧面部29とから構成している。また、固定手
段としての押し切り刃押さえ30を板ばね33により構成
し、この板ばねの中央部にやや厚肉のねじ部32を設けて
いる。そして、このねじ部32に螺合する取り付けねじ31
をてこ部材15側から挿入し、上記ねじ部32と螺合させる
ことにより、これらの固定を行なっている。 上記構成においては、押し切り刃押さえ30の板ばね33
が、押し切り刃7を固定し、かつ、ばね座金などのよう
な緩み止め部材の役割を果たす。したがって、カッター
の使用中に取り付けねじ31が緩んでしまうことがなく、
作業を確実に行なうことができる。 また、このパネル・シートカッターを使用する作業状
態は、前記した構成のものとは若干異なっている。すな
わち、被加工物200に対して押し切り刃7を切り込ませ
ると、切り込み量規制面34を構成する平面部28のみが被
加工物表面と当接する。そして、押し切り刃7の抜き出
しを行なう際には、円弧面部29と被加工物表面とが転が
り接触をする。 したがってこの構成によれば、てこ部材15上の一点の
みが支点とはならないため、被加工物200が軟質材料で
ある場合にもその表面に窪みや傷が生じることがなく、
また、スムーズに抜き出し作業を行なうことができる。 さらに、本発明の第2実施例について第14図から第20
図を用いて説明する。 第14図から第20図はそれぞれ本発明の第2実施例を示
しており、第14図はパネル・シートカッターの正面図、
第15図は背面図、第16図は底面図、第17図は第14図のXV
II−XVII線断面図、第18図はパネル・シートカッターの
分解斜視図、第19図は切り込み量規制片の裏面を見た斜
視図、第20図はパネル・シートカッターによる切り込み
作業を行なう場合を示す参考図である。 図示するように、本実施例に係るパネル・シートカッ
ターの柄50は、その断面が正方形の直棒であり、その最
先端には柄の外方に突出する係合突片55を設けている。
柄1本体を、プラスチックで成型した外筒81と該外筒81
の内部に後端部51と一体的に構成された金属製の心棒80
とから構成していること、先端部52に押し切り刃保持溝
53を有することは、それぞれ第1実施例と同様である。
また、押し切り刃を保持する構造も同様であるが、てこ
部材69は、押し切り刃押さえ60とナット63により柄50に
固定はされない。したがって、柄50の先端部52に設けた
刃保持溝53に相対する平面には調整ストッパーを構成し
ていない。 てこ部材69は、切り込み量規制面としての底面71をほ
ぼ直角に貫通する柄挿通穴74をその内部に有するもので
ある。また、該規制面71の反対面は図示するような円弧
状の凹面76としている。上記挿通穴74の切り込み量規制
面71側から柄50を、その後端部51側より挿入する。その
際に、柄50の先端部より突出した刃先58が、切り込み量
規制面71とほぼ同一面上かまたは僅かに後退した位置で
止まるように、上記挿通穴74には、係合突片55と係合す
る係合段部75を設けている。さらにこの状態で、柄50の
後端部51より、その内部に柄挿通穴79を設けた板ばね78
を外挿しており、該板ばね78は上記凹面76の両端部77に
当接する構成としている。なお、押し切り刃57の装着は
てこ部材69に柄50を挿入した後に行なわれる。 さらに、柄5には、切り込み量調整手段としての切り
込み量規制片64を装着している。この装着は、該切り込
み量規制片64が上記板ばね78に柄50の後端部51側より当
接するように、ねじ66を用いて行なわれる。柄50にはね
じ66と螺合するねじ穴67を設け、切り込み量規制片64に
は、該規制片64が位置調整可能なように長穴65を設けて
いる。さらに、柄50と規制片64の摺動面には、該規制片
64の位置決め調整を確実なものとするように、のこ歯状
の調整ストッパー68をそれぞれ形成している。 以上のようにして構成されたパネル・シートカッター
においては、てこ部材69の切り込み量規制面71は刃先58
を完全に覆っている。また、該てこ部材69は、柄50の後
端51側より板ばね78を介して、切り込み量規制片64によ
り付勢されているので容易には動かない。該切り込み量
規制片64をてこ部材69の凹面76に近付けて装着すれば、
柄50の摺動量が少なくなるため、より薄い被加工物に対
しても切り込みすぎることなく使用できる。 本実施例にかかるパネル・シートカッターを使用する
場合は、まず、てこ部材69を手で持ち、切り込み量規制
面71を被加工物200の表面と当接させる。その後に、第2
0図に示すように柄50の後端51を金づち201で打ちつけ
る。そうすると、柄50がてこ部材69の挿通穴74内を摺動
して、押し切り刃57が薄板200の表面に対してほぼ直角
に切り込まれると同時に、板ばね78は、てこ部材69の方
向へ撓む。一定量切り込んだときに、切り込み量規制片
64が、板ばね78を介して、てこ部材69の凹面76と当接す
る。したがって、それ以上切り込まれることはない。ま
た、押し切り刃の抜き出しは、第1実施例と同様にして
行なわれる。 上記構成によれば、その不使用時においては、押し切
り刃はカッター内に完全に収納されているため安全であ
る。また、使用する場合は押し切り刃57の切り込み角度
が一定しているから、のみの使用に不慣れな者でも奇麗
な仕上げの模様切りを行なうことができる。また、切り
込み量も一定しているため、切り込み不足あるいは切り
込みすぎといった問題が生じることもない。さらに、押
し切り刃の抜き出しは、第1実施例と同様に容易であ
る。したがって、誰にでも簡単に切り抜き加工を行なう
ことができる。 なお、押し切り刃を替え刃式とすることにより、第1
実施例と同様な効果を奏することは言うまでもない。 また、第21図と第22図は、切り込み量規制面88を平面
部82と円弧面部83とから構成し、かつ、固定手段を板ば
ねよりなる押し切り刃押さえ84と取り付けねじ87とから
構成した第2実施例の変形例を示している。この構成に
よれば、第1実施例の変形例と同様の効果を奏すること
ができる。 さらに、本発明の第3実施例について第23図から第35
図を用いて説明する。 第23図から第35図はそれぞれ本発明の第3実施例を示
しており、第23図は押し切り刃の収納状態を示す正面
図、第24図は背面図、第25図は底面図、第26図は第23図
のXXVI−XXVI線断面図、第27図は使用状態を示す正面
図、第28図は背面図、第29図は第27図のXXIX−XXIX線断
面図、第30図はパネル・シートカッターの分解斜視図、
第31図は柄先端部の裏面をみた斜視図、第32図は固定部
材の裏面をみた斜視図、第33図〜第35図は使用状態を示
す参考図である。 本実施例においては、てこ部材を固定部材112と可動
部材119とから構成しており、このうち、固定部材112は
第1実施例におけるてこ部材と同様に、位置調整自在に
柄100に固定される。したがって、調整ストッパー等の
構成は全く同一であるが、柄100の先端部102は、強度を
持たせるために図示のように張り出した形状としてい
る。また、可動部材119は図示のようにL字状に折り曲
げた形状としており、その1つの面を切り込み量規制面
121としている。この規制面121は刃幅に相当する平面部
123と、この平面部123に連接する円弧面部122とからな
っており、平面部123の裏面から柄後端部101に向かって
逆八の字型に広がるように板ばね124を設けている。 また、第32図に示すように、固定部材112には長円状
の突出部128を設けている。そして、可動部材119の装着
面120には上記突出部128に係合する案内溝126を設けて
おり、さらに、取り付けねじ127が挿通可能なように溝1
25を設けている。そして、この溝125の幅よりも幾分小
さな径を有する段付き部を取り付けねじ127の頭部に構
成しており、また、この段付き部の厚さを可動部材119
の厚さよりも幾分大きくしている。なお固定手段は、前
記の各実施例の変形例で説明した板ばねにより構成され
る押し切り刃押さえ109と取り付けねじ127とから構成さ
れている。 上記構成のパネル・シートカッターの収納状態が第23
図から第26図に示されているが、これは固定部材112を
最も先端側に固定した状態である。この状態では、可動
部材119の付勢が溝125と取り付けねじ127の頭部に形成
した段付き部との接触により行なわれず、ばねが撓んだ
状態すなわち固定部材112と可動部材119とがほぼ当接し
た状態で固定される。したがって、刃先107がてこ部材
より突出することがないため、保管や携帯時にも安全で
ある。 次に、使用状態について説明する。 第29図に示すように、固定部材112を後方に位置させ
れば、取り付けねじ127の段付き部が可動部材119よりも
厚く、しかもその直径は溝125の幅よりも小さいため、
可動部材119は固定部材112に対して摺動自在となる。た
だし、可動部材119はばね124により刃先方向に付勢され
ているから、この場合でも刃先がてこ部材から突出はし
ていない。 切り込み作業は、まず、第33図に示すように平面部を
被加工物200と当接させる。この状態で柄100の後端部10
1を打ちつけると、ばね124が撓みながら押し切り刃106
が被加工物200内に切り込まれ、ばね124が、固定部材11
2と可動部材119との間に完全にはさまれたところで切り
込みが終了する。被加工物200と柄100とのなす角度は、
作業を何回行なってもほぼ一定に保たれるため、仕上げ
面の奇麗な模様切りを行なうことができる。また、押し
切り刃106の切り込みおよび抜き出し作業は、第1実施
例の変形例で説明したものと同一であって、切り込み作
業の連続をスムーズに行なうことができる。 したがって本実施例によれば、デザイン上は第1実施
例と余り変わることがなくシンプルなものでありなが
ら、第2実施例のように切り込み角度を一定させること
ができる。また、固定部材112に対する押し切り刃106の
突出量が切り込み量とほぼ一致するため、その調整が容
易である。 さらに、本発明の第4実施例について第36図から第41
図を用いて説明する。 第36図から第41図はそれぞれ本発明の第4実施例を示
しており、第36図はパネル・シートカッターの正面図、
第37図は背面図、第38図は底面図、第39図は第36図のXX
XIX−XXXIX線断面図、第40図は分解斜視図、第41図は使
用状態を示す参考図である。 図示するように、本実施例においては、てこ部材165
を押し切り刃156に対してその片側のみに位置するもの
として構成した。このてこ部材165は、柄150と一体成型
され、柄150の先端163に連接する円弧面部164を有して
おり、この円弧面部164と柄150の先端163とで切り込み
量規制面162を構成している。なお、柄150が、外筒167
と、柄の後端部151と一体的に構成される心棒166とから
成り、この心棒の先端が刃保持部の後端面153を構成す
ることは上述の各実施例と同様である。 また、押し切り刃156の固定手段は、その中央部にね
じ穴160を有する板状の押し切り刃押さえ159と、この押
し切り刃押さえ159のねじ穴160に螺合する取り付けねじ
とから構成されている。そして、この押し切り刃押さえ
159の幅寸法、押し切り刃156の刃幅寸法および柄150の
外径寸法をそれぞれ同一とすることにより、押し切り刃
を保持する柄先端部152の、反てこ部材側の側縁部を構
成する各部材を相互に面一化している。 この構成によるパネル・シートカッターも、前述の各
実施例と同様に使用されるが、特に本構成においては、
第41図に示すような段付き部の底にパネル材等の被加工
物が存する場合にも、てこ部材165自体が邪魔となるこ
とがない。したがって、その外周端部まで切り抜き加工
を行うことができる。換言すれば、パネル・シートカッ
ターの適用範囲をさらに広げることが可能な構成である
ということができる。 また、柄150およびてこ部材165を一体成型としている
ため、その構成部品を少なくすることが可能であり、非
常に簡単な構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第10図はそれぞれ本発明の第1実施例を示し
ており、第1図はパネル・シートカッターの正面図、第
2図は背面図、第3図は底面図、第4図は第1図のIV−
IV線断面図、第5図は押し切り刃押さえのねじ部の詳細
図、第6図はパネル・シートカッターの分解斜視図、第
7図は柄先端の反溝側を見た斜視図、第8図は替え刃式
の押し切り刃を示す斜視図、第9図、第10図は使用状態
を示す参考図である。また、第11図から第13図は第1実
施例の変形例を示しており、第11図はその正面図、第12
図は第11図のXII−XII線断面図、第13図は使用状態を示
す参考図である。また、第14図から第20図はそれぞれ本
発明の第2実施例を示しており、第14図はパネル・シー
トカッターの正面図、第15図は背面図、第16図は底面
図、第17図は第14図のXVII−XVII線断面図、第18図はパ
ネル・シートカッターの分解斜視図、第19図はストッパ
ーの裏面を見た斜視図、第20図は使用状態を示す参考図
である。また、第21図と第22図は第2実施例の変形例を
示しており、第21図はその正面図、第22図は第21図のXX
II−XXII線断面図である。また、第23図から第35図はそ
れぞれ本発明の第3実施例を示しており、第23図は収納
状態を示す正面図、第24図は背面図、第25図は底面図、
第26図は第23図のXXVI−XXVI線断面図、第27図は使用可
能状態を示す平面図、第28図は背面図、第29図は第27図
のXXIX−XXIX線断面図、第30図はパネル・シートカッタ
ーの分解斜視図、第31図は柄先端部の裏面をみた斜視
図、第32図は固定部材の裏面をみた斜視図、第33図から
第35図は使用状態を示す参考図である。また、第36図か
ら第41図はそれぞれ本発明の第4実施例を示しており、
第36図はパネル・シートカッターの正面図、第37図は背
面図、第38図は底面図、第39図は第36図のXXXIX−XXXIX
線断面図、第40図は分解斜視図、第41図は使用状態を示
す参考図である。 1……柄、2……柄後端部、3……柄先端部、4……刃
保持溝後端面、5……刃保持溝、6……貫通穴、7……
押し切り刃、8……刃先、9……貫通穴、10……押し切
り刃押さえ、11……刃押さえ部、12……取り付けねじ、
13……基部、14……ねじ部、15……てこ部材、16……て
こ部材側面、17……切り込み量規制面、18……支点、19
……長穴、20……案内溝、21……調整ストッパー、22…
…ナット、23……心棒、24……スリット、25……平面
部、26……被案内部、27……外筒、28……平面部、29…
…円弧面部、30……押し切り刃押さえ、31……取り付け
ねじ、32……ねじ部、33……板ばね、34……切り込み量
規制面、50……柄、51……柄後端部、52……柄先端部、
53……刃保持溝、54……貫通穴、55……係合突片、56…
…刃保持溝後端面、57……押し切り刃、58……刃先、59
……貫通穴、60……押し切り刃押さえ、61……刃押さえ
部、62……取り付けねじ、63……ナット、64……切り込
み量規制片、65……長穴、66……ねじ、67……ねじ穴、
68……調整ストッパー、69……てこ部材、70……側面、
71……切り込み量規制面、72……支点、73……長穴、74
……柄挿通穴、75……係合段部、76……凹部、77……端
部、78……板ばね、79……柄挿通穴、80……心棒、81…
…外筒、82……平面部、83……円弧面部、84……押し切
り刃押さえ、85……ねじ部、86……板ばね、87……取り
付けねじ、88……切り込み量規制面、100……柄、101…
…柄後端部、102……柄先端部、103……刃保持溝後端
面、104……刃保持溝、105……貫通穴、106……押し切
り刃、107……刃先、108……貫通穴、109……押し切り
刃押さえ、110……ねじ部、111……板ばね、112……固
定部材、113……側面、114……平面部、115……円弧面
部、116……案内溝、117……長穴、118……調整ストッ
パー、119……可動部材、120……装着面、121……切り
込み量規制面、122……円弧面部、123……平面部、124
……ばね、125……溝、126……案内溝、127……取り付
けねじ、128……突出部、129、130……被案内部、131…
…心棒、132……外筒、150……柄、151……柄後端部、1
52……柄先端部、153……刃保持部後端面、154……刃保
持部、155……貫通穴、156……押し切り刃、157……刃
先、158……貫通穴、159……押し切り刃押さえ、160…
…ねじ穴、161……取り付けねじ、162……切り込み量規
制面、163……柄先端、164……円弧面部、165……てこ
部材、166……心棒、167……外筒、200……被加工物、2
01……金づち

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直棒状の柄(1,50,100,150)の先端部(3,
    52,102,152)に押し切り刃(7,57,106,156)を備えたパ
    ネル・シートカッターにおいて、 上記柄(1,50,100,150)の先端部(3,52,102,152)側の
    所定部位にてこ部材(15,69,112,119,165)を備え、該
    てこ部材(15,69,112,119,165)は、押し切り刃(7,57,
    106,156)が被加工物(200)に対して切り込まれた後に
    柄(1,50,100,150)の後端(2,51,101,151)を振る際、
    被加工物(200)に接しててこの支点をなす支点(18,2
    9,72,83,122,164)を有することを特徴とするパネル・
    シートカッター。
  2. 【請求項2】上記てこ部材(15)は、上記押し切り刃
    (7)が被加工物(200)に対して切り込まれた際に被
    加工物(200)と当接して押し切り刃(7)の切り込み
    量を規制する切り込み量規制面(17,34)を有するとと
    もに、柄(1)の軸心方向に位置調整自在に柄(1)に
    固定され、さらに、上記切り込み量規制面(17)の所定
    部(18,29)が上記支点として形成されたことを特徴と
    する請求項1記載のパネル・シートカッター。
  3. 【請求項3】上記てこ部材(15)は平板状であり、その
    片面に、押し切り刃(7)を備えた柄(1)の先端部
    (3)を収納する案内溝(20)を有するとともに、その
    周面の一部が上記切り込み量規制面(17,34)として構
    成され、かつ、上記てこ部材(15)の位置調整範囲は押
    し切り刃(7)全体を収納する押し切り刃収納位置に及
    ぶことを特徴とする請求項2記載のパネル・シートカッ
    ター。
  4. 【請求項4】上記柄(50)はその所定部位に、柄の軸心
    方向に位置調整自在に固定される切り込み量調整手段
    (64,66)を有しており、 上記てこ部材(69)は、柄(50)の先端部(52)側の所
    定部位に、柄(50)の軸心方向に摺動自在に装着される
    とともにばね(78)により押し切り刃(57)を覆うよう
    に刃先方向に付勢され、かつ、上記押し切り刃(57)が
    被加工物(200)に対して切り込まれた際に被加工物(2
    00)により押しあげられ上記切り込み量調整手段(64,6
    6)と当接し、さらに押し切り刃(57)の切り込み量を
    規制する切り込み量規制面(71,88)を有するとともに
    該切り込み量規制面(71)の所定部(72,83)が上記支
    点として形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のパネル・シートカッター。
  5. 【請求項5】上記てこ部材(112,119)は、柄(100)の
    先端部(102)側の所定部位に、柄の軸心方向に位置調
    整自在に固定される固定部材(112)と該固定部材(11
    2)に対して柄の軸心方向に摺動自在に装着される可動
    部材(119)とから構成され、 上記可動部材(119)は、ばね(124)により刃先方向に
    付勢されており、かつ、上記押し切り刃(106)が被加
    工物(200)に対して切り込まれた際に被加工物(200)
    により押しあげられ固定部材(112)と当接して押し切
    り刃(106)の切り込み量を規制する切り込み量規制面
    (121)を有するとともに、上記切り込み量規制面(12
    1)の所定部(122)が上記支点として形成されたことを
    特徴とする請求項1記載のパネル・シートカッター。
  6. 【請求項6】上記てこ部材(165)は、柄先端部(152)
    から刃先面にそって一方に張り出しており、 上記押し切り刃(156)を支持する柄先端部(152)の反
    てこ部材側の側縁部は、上記押し切り刃(156)の対応
    側縁に略沿っていることを特徴とする請求項1記載のパ
    ネル・シートカッター。
  7. 【請求項7】上記柄(150)の先端(163)は、上記押し
    切り刃(156)が被加工物(200)に対して切り込まれた
    際に被加工物(200)と当接して押し切り刃(156)の切
    り込み量を規制する切り込み量規制面(162)をなす平
    面部を構成し、 上記てこ部材(165)は上記柄(150)と一体的に形成さ
    れた平板状部材であり、かつ、上記てこ部材(165)の
    一部(164)は上記平面部(162)に連接しかつ上記支点
    として構成される円弧面部(164)であることを特徴と
    する請求項6記載のパネル・シートカッター。
  8. 【請求項8】上記切り込み量規制面(17,34,71,88,121,
    162)は、被加工物と当接する平面部(28,82,123,163)
    と、該平面部(28,82,123,163)に連接しかつ上記支点
    として構成される円弧面部(29,83,122,164)よりなる
    ことを特徴とする請求項2、3、4または5記載のパネ
    ル・シートカッター。
  9. 【請求項9】上記てこ部材(15,69,119)の切り込み量
    規制面(17,34,71,88,121)および該規制面(17,71,12
    1)に形成された支点(18,29,72,83,122)は、上記柄
    (1,50)の軸心に対して対称に配置されたことを特徴と
    する請求項2、3、4、5または8記載のパネル・シー
    トカッター。
  10. 【請求項10】上記押し切り刃(7)は、柄(1)の先
    端部(3)に固定手段(10,22)を介して着脱自在に装
    着され、かつ、取り付けねじ挿入用貫通穴(9)と該穴
    (9)に連通し反刃先方向に伸びるスリット(24)とを
    有し、 上記柄(1)の先端部(3)には取り付けねじ挿入用貫
    通穴(6)を設け、 上記固定手段(10,22)は、刃押さえ部(11)と該刃押
    さえ部(11)より伸びる取り付けねじ(12)よりなる押
    し切り刃押さえ(10)と、上記取り付けねじ(12)に螺
    合するナット(22)と、から構成され、 上記取り付けねじ(12)は、上記押し切り刃(7)の貫
    通穴(9)と一致する径寸法と押し切り刃(7)の厚さ
    と一致する長さ寸法を有する基部(13)と、該基部(1
    3)より反刃押さえ部側に伸びかつ押し切り刃(7)の
    スリット(24)幅より小さい径寸法を有しかつ外周ねじ
    を有するねじ部(14)よりなることを特徴とする請求項
    1記載のパネル・シートカッター。
  11. 【請求項11】上記押し切り刃(7,57,107)は、柄(1,
    50,100)の先端部(3,52,102)に固定手段(30,31,84,8
    7,109,127)を介して着脱自在に装着され、かつ、取り
    付けねじ挿入用貫通穴(9,59,108)を有し、 上記柄(1,50,100)の先端部(3,52,102)には取り付け
    ねじ挿入用貫通穴(6,54,105)を設け、 上記固定手段(30,31,84,87,109,127)は、ねじ穴を有
    する板ばね(33,86,111)で構成される押し切り刃おさ
    え(30,84,109)と上記ねじ穴に螺合する取り付けねじ
    (31,87,127)とから構成されることを特徴とする請求
    項1記載のパネル・シートカッター。
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