JP3082462U - 木工家具の仕上げ用テープカッター - Google Patents
木工家具の仕上げ用テープカッターInfo
- Publication number
- JP3082462U JP3082462U JP2001003648U JP2001003648U JP3082462U JP 3082462 U JP3082462 U JP 3082462U JP 2001003648 U JP2001003648 U JP 2001003648U JP 2001003648 U JP2001003648 U JP 2001003648U JP 3082462 U JP3082462 U JP 3082462U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- main body
- cutter
- furniture
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本願にかかる木工家具の仕上げ用テープカッタ
ーは、木工家具の表面に貼る化粧用のテープを切断する
に際し、従来のテープカッターであると刃先がテープに
食い込んだり、また逆目を立てたりすることがあった。
これはカッターの操作性が十分で無いために起こるもの
であり、細かな操作上の作業が行えないものであった。
この課題はカッターの構造上の不備によるものが多く、
これらを使用して作業することは長年の熟練を要するも
のであった。 【解決手段】上記課題の解決に対し本考案は、平坦な本
体部分を有し、その先端に替え刃式の刃を装着し、また
下面家具の端部に当接して摺動させる部分に下方に膨ら
みを持たせた形状としたものである。このような構造に
する事により操作性が格段に向上し、従来の課題となっ
ていた食い込みや逆目などを立てずにテープが切断でき
るものとなる。
ーは、木工家具の表面に貼る化粧用のテープを切断する
に際し、従来のテープカッターであると刃先がテープに
食い込んだり、また逆目を立てたりすることがあった。
これはカッターの操作性が十分で無いために起こるもの
であり、細かな操作上の作業が行えないものであった。
この課題はカッターの構造上の不備によるものが多く、
これらを使用して作業することは長年の熟練を要するも
のであった。 【解決手段】上記課題の解決に対し本考案は、平坦な本
体部分を有し、その先端に替え刃式の刃を装着し、また
下面家具の端部に当接して摺動させる部分に下方に膨ら
みを持たせた形状としたものである。このような構造に
する事により操作性が格段に向上し、従来の課題となっ
ていた食い込みや逆目などを立てずにテープが切断でき
るものとなる。
Description
【0001】
本考案は、箪笥や机などの木工家具の表面に貼る仕上げ用のテープのカッター に関するものである。
従来より箪笥や机などの木工家具の表面には合成樹脂などの木目模様や無地の シート状のテープを貼って仕上げることがある。 このテープは通常表面に色彩や木目模様などが施してあるもので、家具の表面 を美しく仕上げ所謂化粧用テープである。 またこのようなテープを貼ることにより傷などもつきにくく、表面についた汚 れなども容易に落とせるものとなるため家庭用などの家具を中心に一般に多く用 いられているものである。
【0002】 このような目的のために貼るテープは長いシート状のものを貼って端部を、家具 の淵である端部に沿って切断して仕上げ加工しているものである。 この切断のためにはテープカッターを用いるが、従来よりこのカッターとして 種々の構造のものが知られていた。 この代表的な構造のものとして、刃を有する直角状の溝を有しこの溝部分を家 具の淵である端部に当ててそれに沿って摺動させテープを切断し仕上げるもので あった。
【0003】 すなわち家具の淵に沿ってカッターを摺動させ、その淵部に取り付けた切断刃 によってテープを切断する構造であった。 しかし、これらの従来より知られているテープカッターは、その構造上切断し た端部が美しく仕上がらなかったり、作業に技術的熟練を要するなどのいくつか の課題を有するものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は上記事情に対して考案したものである。 すなわち従来のカッターでテープの端部に沿って切断する場合、刃がテープに 喰い込んだりしてきれいに直線状に切断できないことがあった。 またテープに逆目が立ったりすることもあり、このように逆目が立ったりする とテープを最初から貼り直すして作業をし直さなければならないなどの自体も生 じた。
【0005】 更に、木工家具等は各種色々あり特に曲線状の端部を切断するのは難しく、こ のような場所のテープを切断するのには技術を伴い長年の熟練を要するものであ った。 このような様々な課題を有する従来のテープカッターであるが、これらは前述 したように直角状の溝部を有するため使い勝手が不十分なものであった。 すなわち細かな動きに対応する自由度が少なく、これがテープとの食い込みや 逆目を立てるなどの課題原因となるものであった。
【0006】
このような課題を解決するため本考案に係るテープカッターは、作業する時に 細かな動きが出来るような自由度を有し、従来のように刃がテープに食い込んだ り、また逆目が立ったりしないような構造としたものである。
【0007】 この目的を達成するため、本考案に係るテープカッターは従来のように直角状 の溝をなくし、平坦な本体の下面先端に刃を装着する構造としたものである。 また本体の下面に押え板を装着したものである。 この押さえ板は側方向から見て中央がわずかに下方に膨出しており、これらの 構造によって作業の自由度が確保され、細かな手作業による切断作業が容易に行 え可能となるものである。
【0008】
このように先端に刃を配置することにより、先端の動きが自由となり特に曲線 部分の切断が美しく容易に行えるものとなる。 また替え刃式にしておくことにより刃の切れ味が落ちたときには直ちに新しい ものと交換して作業が続行できるものとなる。
【0009】 さらに本体の下面側の家具の淵部に当てて摺動させる部分に摩擦などがあると 動きが悪くなり、細かな作業ができなくなるが、本考案のように下方に膨出した 部分を設けることにより摩擦を少なくでき、したがって細かな作業も容易に行え るものとなる。 加えて自分の手に合った大きめの取っ手をつけることも、作業を行いやすくす るものである。
【0010】
以下本考案を添付図面に示した一実施例に従って説明する。 図1は本考案に係るテープカッターAの分解斜視図を示し、図2はテープカッ ターAの側面図を示す。
【0011】 添付図面においてテープカッターAは、本体1、押さえ板12、替え刃15よ り構成され、それぞれ鋼板を成形して得られ、表面にはクロメート処理などが施 してある。 本体1は、厚さ1.5mm程度の鋼板で長さ180mm、巾40mm程度の大 きさが使用しやすい。 この大きさや材質は実施例に限定されるものではなく、適宜にステンレス鋼板 などの材料を使用することは自由である。
【0012】 本体1には前後の中央部分にネジ孔14がそれぞれ窄設されており、このネジ 孔14は下面側に配置する押え板12を固定するためのもので、押え板12にも 対応する位置にネジ孔が設けられている。 このネジ孔14はネジ18を挿通させて押え板12を固定するが、この固定は ネジに限らずたとえばリベットなどでも可能である。 また本体1の先端部分は傾斜部13が形成されているがこの傾斜部13はテー プを切断する作業中にテープが引っかかることを防ぐためである。
【0013】 また本体1の上面には取手11が固定されているが、この取手11を手に持っ て細かな操作を行うためであり、材質は樹脂製や木製などが考えられる。このテ ープの切断作業は細かい動きによって作業が行われるためこの取手11も使用し やすいことが重要であるが、使用する人が自分の手になじむように削ったりして も良い。 また本体1との固定方法はここでは記載しないが通常のネジ止めなど適宜は方 法でよいものである。
【0014】 また本体1の下面に装着する押え板12は図2の側面図に示すごとく、中央部 分が下方に膨出した凸部によって本体1との間には隙間が生じている。 この凸部は0.5mmないし1.5mm位に曲成されているが、この数値に限定さ れるものではない。 この凸部によって押え板12を家具に当てて摺動させるときに摩擦が少なくな り操作がしやすく、刃の方向なども微妙に変えることができ、したがって細かな 調整が容易に行えるものとなる。
【0015】 また本体1の下面の先端にはテープを切断する替え刃15を装着するが、この 替え刃15は先端には片刃の刃先17がついている。 この替え刃15は本体1の下面の装備するが切欠ネジ孔151、152にネジ 16などで固定することも可能で、あるいは粘着剤などて固定してもよい。 固定方法は交換が容易であればどのような方法でも可能であり、刃が切れなく なった時などに迅速に交換できればよいものである。
【0016】 以上のように構成される本考案によるテープカッターは使用するに際し取手1 1を操作して直線の場所でも、また曲線状の場所でも自由にカッターを操作して テープを切断する作業が容易に行えるものである。 また作業に熟練もあまり必要とせず、多少の練習で作業が行えるものとなる。 さらに構造も簡単なためコスト的にも有利なものであり、安価にして大量に供 給できるものとなる。
【0017】 以上、本考案は一実施例として角形の実施例として示したが、請求の範囲の中 で様々な形の実施例が可能であることは云うまでもない。
【0018】
上記したように本考案に係る木工家具の仕上げ用テープカッターは、従来の直 角状の溝を摺動させる構造のものなどと比較して、その操作性などを格段に向上 させたものである。 以下、順次その効果を述べると、 1.平坦な本体部を有し、その下面を摺動させるため、細かな位置調整が可能と なり、また自由度が大きいため操作性も良好である。 2.本体の下面の先端に刃が装着されているので、先端の切断部分がよく見え、 従って食い込みや逆目などが起こらないように容易に操作可能で、また起こった ときにも素早く交換して対処できる。 3.刃がネジ止或いは粘着剤などにより容易に交換可能としてあるため、刃先の 交換がきわめて迅速に行って作業を続行できる。 4.本体の下面に押え板が配置され、この押え板が側方から見て中央部分が下方 に膨出した形状に成形されており、これにより家具の端面に当接する部分の動き をスムーズに行い、それにつれ操作性の向上も図れるものである。 5.上記したような構造上の改良に加え、本体の上面に大きな取手を固定するこ とにより、カッター全体の操作性が向上でき、迅速にして正確な切断作業が行え る。 6.また従来のように長年の熟練を必要とせずに、簡単な構造であるため作業者 の手になじみやすく簡便に質の高い作業がこなせるようになる。 このように本願に係るテープカッターは従来の物と比べて多くの改良がなされ ており、また比較的安価に提供できるなど種々の利点を有しその効用極めて大な るものである。
【図1】は本考案に係る実施例の分解斜視図である。
【図2】は同上の側面図である、
A・・・テープカッター 1・・・本体 11・・取手 12・・押え板 13・・傾斜部 14・・ネジ孔 15・・替刃 16・・ネジ 17・・刃先 18・・ネジ
Claims (3)
- 【請求項1】上面に取手を取り付けた本体と、該本体の
下面に押さえ板を装着して構成され、前記本体の下面前
端に替刃を装着してなる木工家具の仕上げ用テープカッ
ター。 - 【請求項2】本体の下面に固定する押さえ板が側方から
見て中央部分が下方に膨出した凸部を有してなる請求項
1記載の木工家具の仕上げ用テープカッター。 - 【請求項3】替刃がネジあるいは粘着剤などによって容
易に交換可能として構成される請求項1あるいは請求項
2記載の木工家具の仕上げ用テープカッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003648U JP3082462U (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 木工家具の仕上げ用テープカッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003648U JP3082462U (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 木工家具の仕上げ用テープカッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3082462U true JP3082462U (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=43215169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001003648U Expired - Fee Related JP3082462U (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 木工家具の仕上げ用テープカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082462U (ja) |
-
2001
- 2001-06-06 JP JP2001003648U patent/JP3082462U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4109380A (en) | Cutting tool and blade holder for replaceable blades | |
US8806758B2 (en) | Straight edge razor with alternate blade positions | |
US3478427A (en) | Handtool for cutting sheet material | |
JP3082462U (ja) | 木工家具の仕上げ用テープカッター | |
US2238222A (en) | Tool for incising linoleum | |
US5557852A (en) | Hand tool with five cutting edges | |
US909227A (en) | Paper-trimmer. | |
US2914798A (en) | Puity applicator tool | |
KR200495797Y1 (ko) | 교체형 가압구가 구비되는 다기능 커터 | |
US2869232A (en) | Combination knife and slitting tool | |
US6722044B2 (en) | Sheet material cutting tool | |
US20080222996A1 (en) | Device for cutting sheetrock | |
JP5363184B2 (ja) | ハンディタイプの面取り装置 | |
JP3213353U (ja) | カッター | |
CA1091619A (en) | Trim guide | |
JP7213529B2 (ja) | 鉋 | |
US892052A (en) | Scraper. | |
CA2310118A1 (en) | An edge trimming tool | |
US2690805A (en) | Straight edge guided manual trimming device for sheet material | |
KR20130002372U (ko) | 조각도 | |
JPH0269204A (ja) | パネル・シートカッター | |
JP5133759B2 (ja) | 板ガラス保持フレーム用カッター | |
JPH0339202Y2 (ja) | ||
JP7213530B2 (ja) | 鉋 | |
JPH0639934Y2 (ja) | カンナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |