JP6414418B2 - ケーブルの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルの固定構造に関し、より詳しくは、車両に搭載された各種センサ類等に接続されたケーブルを車体フレームに対して固定する構造に関する。
車両には、各種センサ等が搭載されており、これらのセンサ類はケーブル(ハーネス)によって電子制御ユニット(ECU)等と接続されている。これらのケーブルは、所定位置で車体フレームに対して固定されている。ケーブルの固定構造は様々あるが、その一例としては、例えば、ケーブルの所定位置にゴム等の弾性材料からなるグロメットを装着し、このグロメットを、車体フレームに固着された金属製の固定部材の嵌合溝に嵌め込むようにしたものがある。具体的には、ABS(Anti−lock Brake System)等を構成する車輪速センサに接続されるケーブルが、車体フレームに固着された固定部材の嵌合溝にグロメットを嵌め込むことで、車体フレームに対して固定されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようにグロメットを嵌合溝に嵌め込むことでケーブルを固定していると、車両走行中の振動等により、希にではあるが、ケーブルの固定が外れてしまう虞、すなわちグロメットが嵌合溝から抜けてしまう虞がある。例えば寒冷地等においては、溶けかけた雪がグロメットに付着し、付着した雪が凍結してしまうことがある。そして、凍結した雪(氷)が重りとなり、走行中の振動等によりグロメットが大きく振動(揺動)して嵌合溝から抜けてしまう虞がある。
ここで、例えば、コントロールケーブルの端末に固着された端末固定金具を、車両の所定位置に設けられたブラケット手段の切欠き部に嵌合し、さらに端末固定金具のブラケット手段とは反対側から固定手段であるスペーサを組み付けることで、端末固定金具をブラケット手段に離脱不能に固定するようにしたものある(例えば、特許文献2参照)。
このような端末固定金具の固定構造を、上述のようなグロメットを備えるケーブルの固定構造に適用すれば、グロメットの嵌合溝からの抜けを防止することはできる。
特開2010−228734号公報 特許第3119840号公報
しかしながら、上記のようなスペーサによってグロメットを固定するには、例えば、所定の装置等を用いてスペーサをかなり強い力で押し込む必要があり、取り付け作業の効率が低下してしまうという問題がある。同様に、修理時等におけるグロメットの取り外し作業の効率も低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、グロメットが固定部材の嵌合溝から抜けるのを防止することができ、且つグロメットを比較的容易に取り付け及び取り外しすることができるケーブルの固定構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車両に搭載されるケーブルの所定位置に装着され、外周面にその周方向に延びる係合溝及び溝部を有する弾性材料からなるグロメットと、車体に固着され、前記係合溝を介して前記グロメットが嵌め込まれる嵌合溝を有する固定部材と、前記グロメットが挿入される挿入孔を有し、前記挿入孔の周縁部が前記溝部に係合された状態で前記固定部材と当接される係合部材と、を備え、前記固定部材には、前記嵌合溝の開口部と反対側の位置に前記嵌合溝の深さ方向に対して交差する方向に延びる第1の端面が形成され、前記係合部材には、前記固定部材側に突出して設けられ、前記挿入孔の周縁部が前記溝部に係合された状態で前記第1の端面に当接する第1の当接部が形成され、前記係合部材は、前記挿入孔の周縁部前記グロメットの前記溝部に係合されて前記挿入孔の中心軸方向での移動が規制され、前記第1の当接部が前記固定部材の前記第1の端面に当接することで前記嵌合溝の開口部側への移動が規制されることを特徴とするケーブルの固定構造にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様のケーブルの固定構造であって、前記グロメットは、前記係合溝が形成される大径部と、前記溝部が複数形成される小径部で構成され、前記小径部の外周面は、前記大径部と反対側の端部に向かって中心側に傾斜するテーパ状となっていることを特徴とするケーブルの固定構造にある。
本発明の第3の態様は、第の態様のケーブルの固定構造であって、前記係合部材の前記挿入孔が形成された本体部には、前記挿入孔から前記本体部の端部まで連続するスリット部が形成され、前記スリット部の最小幅が前記挿入孔の直径よりも狭くなっており、且つ前記固定部材に設けられた前記嵌合溝の開口部の最小幅が前記嵌合溝の直径よりも狭くなっていることを特徴とするケーブルの固定構造にある。
本発明の第4の態様は、第2又は3の態様のケーブルの固定構造であって、前記係合部材は、前記挿入孔に前記グロメットの前記小径部が挿入された状態で前記グロメットの軸方向に沿って前記大径部側に移動させることで、前記挿入孔の周縁部が前記溝部に係合され、前記スリット部が前記嵌合溝の開口部とは前記嵌合溝の深さ方向で反対側に開口する向きで、前記固定部材に係合されることを特徴とするケーブルの固定構造にある。
本発明の第5の態様は、第1から4の何れか一つの態様のケーブルの固定構造であって、前記固定部材は、前記嵌合溝を挟んで前記第1の端面とは反対側に位置して当該第1の端面に交差する方向に延びる第2の端面をさらに有すると共に、前記係合部材は、前記固定部材側に突出して設けられて前記第2の端面に当接する第2の当接部をさらに有し、前記第1の端面と前記第2の端面とは前記車体に向かって徐々に間隔が狭く形成され、前記係合部材は、前記第1の当接部が前記固定部材の前記第1の端面に当接すると共に、前記固定部材の前記第2の当接部が前記第2の端面に当接することで前記嵌合溝の深さ方向上側への移動が規制されることを特徴とするケーブルの固定構造にある。
本発明に係るケーブルの固定構造によれば、車両走行中の振動等によりグロメットが固定部材の嵌合溝から抜けるのを防止することができると共に、グロメットの取り付け及び取り外しを比較的容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るケーブルの固定構造の組立状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るケーブルの固定構造の分解状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るケーブルの固定構造の分解状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るグロメットを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るグロメットと、固定部材及び係合部材との組み付け手順を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るグロメットと、固定部材及び係合部材との組み付け手順を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、本実施形態に係るケーブルの固定構造は、例えば、ABSを構成する車輪速センサ(図示なし)に接続されたケーブル1に装着されたグロメット10と、グロメット10が嵌め込まれる嵌合溝21を備える固定部材20と、グロメット10に係合されるとともに固定部材20に係合してグロメット10の嵌合溝21からの抜けを防止する係合部材30と、で構成される。
グロメット10は、例えば、ゴム等の弾性材料で形成され、ケーブル1が挿入される挿入孔11を有する略円筒状の部材であり、固定部材20によって固定される大径部12と、大径部12よりも小径の小径部13と、で構成されている。大径部12の外周面には、固定部材20が係合する係合溝14が形成されている。また大径部12の周方向の一部には、半径方向外側に突出する突出部15が形成されている。この突出部15は、固定部材20の嵌合溝21の形状に合わせて形成されており、嵌合溝21内でのグロメット10の回転を規制する。
小径部13は、大径部12側の端部から反対側の端部に向かって直径が徐々に小さくなるように形成されており、その外周面が大径部12と反対側の端部に向かって中心側に傾斜するテーパ状となっている。さらに、小径部13の外周面には、周方向に延びる複数の溝部16が所定間隔で形成されている。複数の各溝部16における小径部13の直径は、大径部12側に向かうに従って大きくなっており、最も大径部12側に位置する溝部16aにおける小径部13の直径が最も大きくなっている。そして、この溝部16aに後述する係合部材30の挿入孔31が係合される。
固定部材20は、例えば、金属板を略L字状に曲げ加工することによって形成され、例えば、サスペンション装置のロアアーム(車体)2に対して取り付けられる取付部22と、取付部22からロアアーム2とは離間する方向に延びる本体部23と、を有する。本実施形態では、取付部22に穴部24が形成されており、この穴部24に挿通したボルト(図示なし)等をロアアーム2に締結することで、固定部材20がロアアーム2に固定されている。本体部23には、上方に開口してグロメット10(大径部12)が嵌め込まれる嵌合溝21が形成されている。この嵌合溝21は、本実施形態では、断面が略円形のグロメット10(大径部12)が嵌合する嵌合部21aと、嵌合部21aに繋がる開口部21bとで構成されている。嵌合部21aは、グロメット10(大径部12)の係合溝14における直径D1と略同一或いはそれよりも若干小さい直径D2で形成されている(図3参照)。また開口部21bは、その一部の幅が嵌合部21aの直径より狭くなるように形成されている。すなわち開口部21bの最小幅W1は、嵌合部21aの直径D2よりも狭くなっている。
また、このような固定部材20の本体部23には、嵌合溝21よりも下方、すなわち嵌合溝21の開口部21bとは反対側の位置に嵌合溝21の深さ方向(図3中上下方向)に対して交差する方向に延びる第1の端面25が形成されている。また、本体部23の嵌合溝21を挟んで第1の端面25とは反対側の位置には、第1の端面25に交差する方向に延びる第2の端面26が形成されている。なお第2の端面26は、本実施形態では、嵌合溝21の深さ方向(上下方向)に沿って形成されている。
係合部材30は、固定部材20と同様に金属板を曲げ加工することによって形成されたものであり、グロメット10が挿入される挿入孔31が形成された本体部32と、本体部32の左右方向両端部から挿入孔31の中心軸方向に突出する、つまり固定部材20側に突出するよう形成された第1の当接部33及び第2の当接部34とを有する。
挿入孔31は、グロメット10の小径部13が挿入され、その周縁部が複数の溝部16の内の最も大径部12側に位置する溝部16aに係合されるよう構成されている。そして、挿入孔31がグロメット10(小径部13)の溝部16aに係合された状態で、第1の当接部33が固定部材20の第1の端面25と当接され、第2の当接部34が固定部材20の第2の端面26と当接されて係合部材30が固定部材20に係合される仕組みとなっている。
本体部32には、本実施形態では、挿入孔31と共に、挿入孔31から本体部32の端部まで連続するスリット部35が形成されている。すなわち本体部32の挿入孔31は、スリット部35によって下方側に開口され、このスリット部35を介して挿入孔31にグロメット10(小径部13)が挿入可能に形成されている。
ここで、挿入孔31の直径D3は、グロメット10の小径部13の最大径D4(図4参照)よりも小さく、且つ小径部13の最も大径部12側に位置する溝部16aの直径D5と同一又はそれよりも若干大きく形成されている。またスリット部35は、その最小幅W2が挿入孔31の直径D3よりも狭くなるように形成されている。
したがって、係合部材30を固定部材20に係合させた状態では、挿入孔31の周縁部がグロメット10(小径部13)の溝部16aに係合するため、挿入孔31の中心軸方向での係合部材30の移動が規制される。
また係合部材30を固定部材20に係合させた際、係合部材30の第1の当接部33が固定部材20の第1の端面25に当接する。一方、係合部材30の第2の当接部34は固定部材20の第2の端面26に当接する。これにより、嵌合溝21の開口部21b側、本実施形態では、嵌合溝21の深さ方向(上下方向)上側への係合部材30の移動が規制される。なお、このとき、係合部材30は、スリット部35の開口が固定部材20の嵌合溝21の開口部21bと嵌合溝21の深さ方向(上下方向)で反対側に位置する向きとなっている。つまり、本実施形態では、嵌合溝21が上方に開口されているのに対して、スリット部35の開口が下側に向いた状態で固定部材20と係合部材30とが係合される。
ここで、第1の当接部33と第2の当接部34とは、本実施形態では、逆ハの字状に形成されている(図3参照)。したがって、いわゆるクサビ効果により、係合部材30の嵌合溝21の深さ方向上側への移動がより確実に規制される。すなわち固定部材20と係合部材30とをより強固に固定することができる。例えば、固定部材20や係合部材30に多少の寸法のばらつきがあったとしても、クサビ効果により、固定部材20と係合部材30とを強固に固定することができる。
次に、ケーブル1に装着されたグロメット10と、固定部材20及び係合部材30との組み付け手順について説明する。
まずは、図5に示すように、固定部材20に対してグロメット10(大径部12)を所定以上の圧力で押し込む。すなわち固定部材20の嵌合溝21にグロメット10(大径部12)の係合溝14を嵌め込む。上述のように嵌合溝21の開口部21bの一部が嵌合部21aの直径よりも狭い幅で形成されており、嵌合部21aに嵌合したグロメット10の嵌合溝21からの抜けが抑制されている。このため、嵌合溝21にグロメット10(大径部12)を嵌め込むためには、所定以上の圧力で押し込む必要がある。ただし、グロメット10はゴム製であり比較的変形し易いため、作業者が手で押し込む程度の圧力で、嵌合溝21にグロメット10を嵌め込むことができる。言い換えれば、嵌合溝21の開口部21bの最小幅W1は、作業者がグロメット10(大径部12)を嵌合溝21に手で押し込むことができる程度の幅に設定されていることが好ましい。
次いで、図6に示すように、係合部材30をグロメット10(小径部13)の大径部12とは反対側端部付近に嵌め込み、さらに、この状態から、係合部材30をグロメット10の大径部12側に移動させて固定部材20に係合させる。具体的には、ゴム製のグロメット10(小径部13)を、スリット部35を介して挿入孔31に挿入した後、グロメット10(小径部13)を弾性変形させながら係合部材30をグロメット10の大径部12側にスライド移動させる。そして係合部材30の挿入孔31の周縁部をグロメット10(小径部13)の溝部16aに係合させると共に、グロメット10を下方に若干変形させながら係合部材30の第1の当接部33及び第2の当接部34を固定部材20の第1の端面25及び第2の端面26に係合(当接)させる。
これにより、係合部材30は、グロメット10によって上方に押圧された状態で固定部材20に係合される。この状態で、係合部材30は、挿入孔31がグロメット10の溝部16aに係合されることで挿入孔31の中心軸方向での移動が規制されると共に、第1の当接部33および第2の当接部34が固定部材20の第1の端面25および第2の端面26に当接することで嵌合溝21の深さ方向上側、すなわち嵌合溝21の開口部21b側への移動が規制される。したがって、固定部材20と係合部材30とが確実に係合され、嵌合溝21からグロメット10が抜けることを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るケーブルの固定構造では、係合部材30をグロメット10に係合するとともに固定部材20に係合させることで、グロメット10が嵌合溝21の開口部21b側へ移動することを阻止することができる。これにより、グロメット10に対して数十kg程度の入力があった場合でも、グロメット10の嵌合溝21からの抜けを確実に防止することができる。例えば、車両走行中の振動等によるグロメット10の嵌合溝21からの抜けも確実に防止することができる。さらに、上述のように係合部材30は、作業者の手作業によって比較的容易に取り付けることができ、また取り外しも比較的容易に行うことができる。
また、本実施形態では、グロメット10の小径部13の外周面が大径部12と反対側の端部に向かって中心側に傾斜するテーパ状となっているので、係合部材30を固定部材20に係合させる際(大径部12側へ移動させる際)に引っ掛かりが少なく、係合作業をスムーズに行うことができる。
さらに本実施形態では、係合部材30の本体部32に挿入孔31と共にスリット部35が設けられているため、グロメット10をケーブル1に装着した後でも係合部材30を容易に固定部材20に係合させることができる。
なお、スリット部35は、その最小幅が挿入孔31の直径よりも狭く形成されているため、グロメット10の挿入孔31からの抜けを確実に防止することができる。また、係合部材30は、固定部材20に係合された状態でスリット部35の開口が嵌合溝21の開口部21bと反対側に位置するよう構成されているので、グロメット10の嵌合溝21からの抜けをより確実に防止することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、係合部材30が第1の当接部33と第2の当接部34とを備える構成を例示したが、係合部材30は、固定部材20の第1の端面25に当接する第1の当接部33を少なくとも有していればよい。この場合、固定部材20の第1の端面25は、嵌合溝21の深さ方向に対して交差する方向に設けられていればよいが、特に、嵌合溝21の深さ方向に対して直交する方向に設けられていることが好ましい。これにより、係合部材30の上方への移動をより確実に防止することができる。
また上述の実施形態では、係合部材30の本体部32に挿入孔31と共にスリット部35が設けられた構成を例示したが、スリット部35は必ずしも設けられていなくてもよい。ただし、この場合には、係合部材30をグロメット10の小径部13に仮装着した状態で、グロメット10をケーブル1に装着する必要がある。
1 ケーブル
2 ロアアーム
10 グロメット
11 挿入孔
12 大径部
13 小径部
14 係合溝
15 突出部
16 溝部
20 固定部材
21 嵌合溝
21a 嵌合部
21b 開口部
22 取付部
23 本体部
24 穴部
25 第1の端面
26 第2の端面
30 係合部材
31 挿入孔
32 本体部
33 第1の当接部
34 第2の当接部
35 スリット部

Claims (5)

  1. 車両に搭載されるケーブルの所定位置に装着され、外周面にその周方向に延びる係合溝及び溝部を有する弾性材料からなるグロメットと、
    車体に固着され、前記係合溝を介して前記グロメットが嵌め込まれる嵌合溝を有する固定部材と、
    前記グロメットが挿入される挿入孔を有し、前記挿入孔の周縁部が前記溝部に係合された状態で前記固定部材と当接される係合部材と、を備え、
    前記固定部材には、前記嵌合溝の開口部と反対側の位置に前記嵌合溝の深さ方向に対して交差する方向に延びる第1の端面が形成され、前記係合部材には、前記固定部材側に突出して設けられ、前記挿入孔の周縁部が前記溝部に係合された状態で前記第1の端面に当接する第1の当接部が形成され、
    前記係合部材は、前記挿入孔の周縁部が前記グロメットの前記溝部に係合されて前記挿入孔の中心軸方向での移動が規制され、前記第1の当接部が前記固定部材の前記第1の端面に当接することで前記嵌合溝の開口部側への移動が規制される
    ことを特徴とするケーブルの固定構造。
  2. 請求項1に記載のケーブルの固定構造であって、
    前記グロメットは、前記係合溝が形成される大径部と、前記溝部が複数形成される小径部とで構成され、
    前記小径部の外周面は、前記大径部とは反対側の端部に向かって中心側に傾斜するテーパ状となっている
    ことを特徴とするケーブルの固定構造。
  3. 請求項に記載のケーブルの固定構造であって、
    前記係合部材の前記挿入孔が形成された本体部には、前記挿入孔から前記本体部の端部まで連続するスリット部が形成され、前記スリット部の最小幅が前記挿入孔の直径よりも狭くなっており、
    且つ前記固定部材に設けられた前記嵌合溝の開口部の最小幅が前記嵌合溝の直径よりも狭くなっている
    ことを特徴とするケーブルの固定構造。
  4. 請求項3に記載のケーブルの固定構造であって、
    前記係合部材は、
    前記挿入孔に前記グロメットの前記小径部が挿入された状態で前記グロメットの軸方向に沿って前記大径部側に移動させることで、前記挿入孔の周縁部が前記溝部に係合され、
    前記スリット部が前記嵌合溝の開口部とは前記嵌合溝の深さ方向で反対側に開口する向きで、前記固定部材に係合される
    ことを特徴とするケーブルの固定構造。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のケーブルの固定構造であって、
    前記固定部材は、前記嵌合溝を挟んで前記第1の端面とは反対側に位置して当該第1の端面に交差する方向に延びる第2の端面をさらに有すると共に、前記係合部材は、前記固定部材側に突出して設けられて前記第2の端面に当接する第2の当接部をさらに有し、
    前記第1の端面と前記第2の端面とは前記車体に向かって徐々に間隔が狭く形成され、
    前記係合部材は、前記第1の当接部が前記固定部材の前記第1の端面に当接すると共に、前記第2の当接部が前記固定部材の前記第2の端面に当接することで前記嵌合溝の深さ方向上側への移動が規制される
    ことを特徴とするケーブルの固定構造。
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